Z 8617-14:2008 (ISO 14617-14:2004)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲 ························································································································· 1
2 引用規格 ························································································································· 1
3 コンベヤ及び関連装置 ······································································································· 1
3.1 基本的性質の記号 ·········································································································· 1
3.2 3.1の記号の適用方法 ······································································································ 2
3.3 補助記号 ······················································································································ 2
3.4 3.3の補助記号の適用方法 ································································································ 3
3.5 適用例 ························································································································· 3
4 クレーン,リフト,ホイスト及び材料扱いロボット ································································ 4
4.1 基本的性質の記号 ·········································································································· 4
4.2 4.1の記号の適用方法 ······································································································ 5
4.3 補助記号 ······················································································································ 5
4.4 4.3の補助記号の適用方法 ································································································ 5
4.5 適用例 ························································································································· 5
5 軌道及び関連装置 ············································································································· 5
5.1 基本的性質の記号 ·········································································································· 5
5.2 5.1の記号の適用方法 ······································································································ 5
5.3 補助記号 ······················································································································ 5
5.4 5.3の補助記号の適用方法 ································································································ 5
5.5 適用例 ························································································································· 5
6 産業用トラック,車両及び貨物船 ························································································ 6
6.1 基本的性質の記号 ·········································································································· 6
6.2 6.1の記号の適用方法 ······································································································ 6
6.3 補助記号 ······················································································································ 6
6.4 6.3の補助記号の適用方法 ································································································ 7
6.5 適用例 ························································································································· 7
Z 8617-14:2008 (ISO 14617-14:2004)
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準
原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大
臣が制定した日本工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS Z 8617の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS Z 8617-1 第1部:一般事項及び索引
JIS Z 8617-2 第2部:一般用途
JIS Z 8617-3 第3部:接続及び関連装置
JIS Z 8617-4 第4部:アクチュエータ及び関連装置
JIS Z 8617-5 第5部:計測及び制御装置
JIS Z 8617-6 第6部:計測及び制御機能
JIS Z 8617-7 第7部:基本的機械部品
JIS Z 8617-8 第8部:バルブ及びダンパ
JIS Z 8617-9 第9部:ポンプ,コンプレッサ及びファン
JIS Z 8617-10 第10部:フルードパワー変換器
JIS Z 8617-11 第11部:熱輸送及び熱機関用の装置
JIS Z 8617-12 第12部:分離,清浄及び混合用の装置
JIS Z 8617-13 第13部:材料加工用装置
JIS Z 8617-14 第14部:材料の輸送及び取扱い用の装置
JIS Z 8617-15 第15部:据付け線図及びネットワークマップ
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
Z 8617-14:2008
(ISO 14617-14:2004)
ダイヤグラム用図記号−
第14部:材料の輸送及び取扱い用の装置
Graphical symbols for diagrams−
Part 14 : Devices for transport and handling of material
序文
この規格は,2004年に第1版として発行されたISO 14617-14を基に,技術的内容及び対応国際規格の
構成を変更することなく作成した日本工業規格である。
1
適用範囲
この規格は,材料の輸送及び取扱い用の装置のダイヤグラム用図記号(以下,図記号という。)について
規定する。
図記号を作成及び適用するときの基本規則については,JIS Z 8222-1を参照。
JIS Z 8617規格群の概要,図記号を特定するための登録番号の構成方法及び使用方法に関する情報,そ
れらの図記号の表示方法及び適用方法,適用例などについては,JIS Z 8617-1を参照。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14617-14:2004,Graphical symbols for diagrams−Part 14 : Devices for transport and handling of
material (IDT)
なお,対応の程度を表す記号 (IDT) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8222-1 製品技術文書に用いる図記号のデザイン−第1部:基本規則
注記 対応国際規格:ISO 81714-1:1999,Design of graphical symbols for use in the technical
documentation of products−Part 1: Basic rules (IDT)
JIS Z 8617-1 ダイヤグラム用図記号−第1部:一般事項及び索引
注記 対応国際規格:ISO 14617-1:2005,Graphical symbols for diagrams−Part 1: General information
and indexes (IDT)
3
コンベヤ及び関連装置
3.1
基本的性質の記号
2
Z 8617-14:2008 (ISO 14617-14:2004)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3.1.1
3801
コンベヤ
R3801 (3.2.1) 及びR3802 (3.2.2) 参照。
3.1.2
3806
じょうご(漏斗)形送り装置,ホッパ
3.1.3
3807
ベーン形送りロータ
3.1.4
3808
ターンテーブル
3.2
3.1の記号の適用方法
3.2.1
R3801
コンベヤの形が機能に対して重要であるならば,記号は別の形を用いてもよい。例えば,
X3805 (3.5.5) 及びX3811 (3.5.11) を参照。
3.2.2
R3802
一方向のコンベヤに対して,アスタリスク(*)が記号241 (3.3.2) で置き換えられる。逆回転コ
ンベヤのときは,アスタリスクが記号245 (3.3.3) で置き換えられる。
同時に二方向で対象物を運搬することができるコンベヤ,例えば,ロープウエーに対して,
アスタリスクは記号247 (3.3.4) に置き換えられる。
3.3
補助記号
3.3.1
201
調整機能
3.3.2
241
一般に,方向,エネルギー及び信号の流れを除いたもの
3.3.3
245
エネルギー及び信号の流れを除いて,一般的にはいずれ
か一方向
3.3.4
247
同時に両方向
3.3.5
3061
こう配
注記 記号の傾斜線は,こう配の方向を示す。
3.3.6
3821
ベルト式
3.3.7
3822
階段スクレーパ付きベルト式
3.3.8
3823
チェーン又はワイヤ駆動式
3.3.9
3824
ローラ形
3.3.10
3825
ロープウエー式,頭上式
3.3.11
3828
バケット式
3.3.12
3830
スクリュー式
3.3.13
3831
振動式
3.3.14
3832
重力式
3.3.15
3833
ら旋重力(すべり)式
3.3.16
3834
エスカレータ機能
3
Z 8617-14:2008 (ISO 14617-14:2004)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3.4
3.3の補助記号の適用方法
なし。
3.5
適用例
3.5.1
X3801
3801, 241, 3821, CEI
電気モータによる一方向ベルトコンベヤ
3.5.2
X3802
3801, 245
反転ベルトコンベヤ
3.5.3
X3803
3801, 247
同時に双方向へ対象物を運搬することができるコンベ
ヤ
3.5.4
X3804
201, 241, 2013, 3061, 3801, 3822
こう配角度調整可能な階段スクレーパ付き移動式ベル
トコンベヤ
3.5.5
X3805
101, 145, 241, 3061, 3801, 3822
フィーダベルトコンベヤへ下側から連結された階段ス
クレーパ付きベルトコンベヤ
3.5.6
X3806
201, 241, 3801, 3821
長さ調整付きベルトコンベヤ
3.5.7
X3807
241, 3801, 3832
直線重力すべり
3.5.8
X3808
241, 3801, 3833
スパイラル重力すべり
3.5.9
X3809
241, 3801, 3806, 3830
供給じょうご付きスクリューコンベヤ
2種類を示す。
3.5.10
X3810
101, 241, 3801, 3806, 3830
4
Z 8617-14:2008 (ISO 14617-14:2004)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3.5.11
X3811
101, 3801, 3806, 3830
圧縮スクリューコンベヤ
3.5.12
X3812
241, 3801, 3806, 3807
回転ベーンフィーダ付きコンベヤ
2種類を示す。
3.5.13
X3813
101, 241, 3801, 3807
3.5.14
X3814
101, 241, 3801, 3807, 3831
振動回転ベーンフィーダ付きコンベヤ
3.5.15
X3815
241, 3801, 3808, 3824
回転テーブルによる内部結合ローラ形の2コンベヤ
3.5.16
X3816
241, 3801, 3834
上方及び右方へ行くエスカレータ
3.5.17
X3817
241, 3801, 3834
下方及び右方へ行くエスカレータ
3.5.18
X3818
241, 3801, 3834
上方及び左方へ行くエスカレータ
3.5.19
X3819
241, 3801, 3834
下方及び左方へ行くエスカレータ
4
クレーン,リフト,ホイスト及び材料扱いロボット
4.1
基本的性質の記号
4.1.1
3841
クレーン
4.1.2
3842
リフト,ホイスト
4.1.3
3843
材料扱いロボット
5
Z 8617-14:2008 (ISO 14617-14:2004)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.2
4.1の記号の適用方法
なし。
4.3
補助記号
なし。
4.4
4.3の補助記号の適用方法
なし。
4.5
適用例
4.5.1
X3841
245, 3841, 3851
二つのモノレール上を移動するクレーン
4.5.2
X3842
245, 3841, 3851
頭上を移動するクレーン
5
軌道及び関連装置
5.1
基本的性質の記号
5.1.1
3851
モノレール
5.1.2
3852
複線,レール軌道
5.1.3
3853
横断,移動プラットホーム
5.1.4
3854
軌道回転テーブル
5.1.5
3855
鉄道ワゴンチップ,プラットホームチップ
5.2
5.1の記号の適用方法
なし。
5.3
補助記号
なし。
5.4
5.3の補助記号の適用方法
なし。
5.5
適用例
5.5.1
X3851
245, 3852, 3853
横移動機,一方の1鉄道トラックと別の2鉄道トラック
での移動プラットホーム
6
Z 8617-14:2008 (ISO 14617-14:2004)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
5.5.2
X3852
3852, 3854
四つの鉄道トラックをもつ回転テーブル
5.5.3
X3853
101, 2064, 3852, 3855
ワゴンチップ,石炭庫近くの鉄道トラックの端のプラッ
トホームチップ
6
産業用トラック,車両及び貨物船
6.1
基本的性質の記号
6.1.1
3861
産業用トラック
6.1.2
3862
フォークリフトトラック
6.1.3
3863
無人,遠隔操作指令を含む自動フォークリフトトラック
6.1.4
3864
コンテナトラック
6.1.5
3865
ホイールローダ
6.1.6
3866
木材ローダ
6.1.7
3867
ブルドーザ
6.1.8
3868
トラック
6.1.9
3869
ほろ(幌)付きトラック
6.1.10
3870
タンク車
6.1.11
3871
無がい(蓋)貨車又は屋根なしトレーラ
6.1.12
3872
有がい(蓋)貨車又は屋根付きトレーラ
6.1.13
3873
鉄道ワゴン又は非固形材料用トレーラ
6.1.14
3874
鉄道タンク車又はタンクトレーラ
6.1.15
3875
機関車
6.1.16
3881
貨物船
6.2
6.1の記号の適用方法
なし。
6.3
補助記号
7
Z 8617-14:2008 (ISO 14617-14:2004)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
なし。
6.4
6.3の補助記号の適用方法
なし。
6.5
適用例
なし。