Z 8617-12:2008 (ISO 14617-12:2002)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲 ························································································································· 1
2 引用規格 ························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 分離用装置 ······················································································································ 2
4.1 基本的性質の記号 ·········································································································· 2
4.2 4.1の記号の適用方法 ······································································································ 2
4.3 補助記号 ······················································································································ 3
4.4 4.3の補助記号の適用方法 ································································································ 3
4.5 適用例 ························································································································· 4
5 転換式清浄用装置 ············································································································· 8
5.1 基本的性質の記号 ·········································································································· 8
5.2 5.1の記号の適用方法 ······································································································ 8
5.3 補助記号 ······················································································································ 8
5.4 5.3の補助記号の適用方法 ································································································ 8
5.5 適用例 ························································································································· 8
6 混合用装置 ······················································································································ 8
6.1 基本的性質の記号 ·········································································································· 8
6.2 6.1の記号の適用方法 ······································································································ 8
6.3 補助記号 ······················································································································ 8
6.4 6.3の補助記号の適用方法 ································································································ 9
6.5 適用例 ························································································································· 9
7 空気圧式エアコン ············································································································· 9
7.1 基本的性質の記号 ·········································································································· 9
7.2 7.1の記号の適用方法 ······································································································ 9
7.3 補助記号 ······················································································································ 9
7.4 7.3の補助記号の適用方法 ································································································ 9
7.5 適用例 ························································································································· 9
Z 8617-12:2008 (ISO 14617-12:2002)
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準
原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大
臣が制定した日本工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS Z 8617の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS Z 8617-1 第1部:一般事項及び索引
JIS Z 8617-2 第2部:一般用途
JIS Z 8617-3 第3部:接続及び関連装置
JIS Z 8617-4 第4部:アクチュエータ及び関連装置
JIS Z 8617-5 第5部:計測及び制御装置
JIS Z 8617-6 第6部:計測及び制御機能
JIS Z 8617-7 第7部:基本的機械部品
JIS Z 8617-8 第8部:バルブ及びダンパ
JIS Z 8617-9 第9部:ポンプ,コンプレッサ及びファン
JIS Z 8617-10 第10部:フルードパワー変換器
JIS Z 8617-11 第11部:熱輸送及び熱機関用の装置
JIS Z 8617-12 第12部:分離,清浄及び混合用の装置
JIS Z 8617-13 第13部:材料加工用装置
JIS Z 8617-14 第14部:材料の輸送及び取扱い用の装置
JIS Z 8617-15 第15部:据付け線図及びネットワークマップ
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
Z 8617-12:2008
(ISO 14617-12:2002)
ダイヤグラム用図記号−
第12部:分離,清浄及び混合用の装置
Graphical symbols for diagrams−
Part 12 : Devices for separating, purification and mixing
序文
この規格は,2002年に第1版として発行されたISO 14617-12を基に,技術的内容及び対応国際規格の
構成を変更することなく作成した日本工業規格である。
1
適用範囲
この規格は,分離,清浄及び混合用の装置のダイヤグラム用図記号(以下,図記号という。)について規
定する。
図記号を作成及び適用するときの基本規則については,JIS Z 8222-1を参照。
JIS Z 8617規格群の概要,図記号を特定するための登録番号の構成方法及び使用方法に関する情報,そ
れらの図記号の表示方法及び適用方法,適用例などについては,JIS Z 8617-1を参照。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 14617-12:2002,Graphical symbols for diagrams−Part 12 : Devices for separating, purification and
mixing (IDT)
なお,対応の程度を表す記号 (IDT) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示
す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8222-1 製品技術文書に用いる図記号のデザイン−第1部:基本規則
注記 対応国際規格:ISO 81714-1:1999,Design of graphical symbols for use in the technical
documentation of products−Part 1 : Basic rules (IDT)
JIS Z 8617-1 ダイヤグラム用図記号−第1部:一般事項及び索引
注記 対応国際規格:ISO 14617-1:2005,Graphical symbols for diagrams−Part 1 : General information
and indexes (IDT)
JIS Z 8617-2 ダイヤグラム用図記号−第2部:一般用途
注記 対応国際規格:ISO 14617-2:2002,Graphical symbols for diagrams−Part 2 : Symbols having
general application (IDT)
2
Z 8617-12:2008 (ISO 14617-12:2002)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8617-1及びJIS Z 8617-2による。
4
分離用装置
4.1
基本的性質の記号
注記 分離用装置に対する記号の構造の一般規則については,R2601 (4.2.1) を参照。
4.1.1
2601
分離用装置
R2601 (4.2.1) 参照。
4.1.2
301
容器(タンク)
R301 (4.2.2) 参照。
4.1.3
2602
スクリーン又はフィルタエレメント
R2602 (4.2.3) 参照。
4.1.4
2603
固定床式フィルタエレメント
4.1.5
2604
流動床式フィルタエレメント
4.1.6
2605
スクレーパ
4.1.7
2606
ナイフ付きディスク
4.1.8
2607
分離用プレート
例 衝突板
4.1.9
2608
遠心式ロータ
R2602 (4.2.3) 参照。
4.1.10
2037
噴霧ノズル
4.2
4.1の記号の適用方法
4.2.1
R2601
分離用装置の図記号は,記号 2601 (4.1.1) を用いるが,必要に応じて,容器として301 (4.1.2)
の記号を使用し,容器内側の要素の補足説明のために,アスタリスク(*)又は適切な記号を組
み合わせて記入してもよい。
4.2.2
R301
別の形状,例えば,長方形,円形などを用いてもよい。さらに,容器の形状に関連する特定
の機能又は性質を表すことが必要であれば,特殊な形状を用いる。一つの例は,X2617 (4.5.17)
を参照。
この記号は,容器が主要な機能にとって重要である場合にだけ用いる。例えば,ほこりの侵
入防止のため,若しくは可動部又は充電部との接触防止のためのエンクロージャを表すため
に用いてはならない。必要ならば,容器の性質は,例えば,導電材料などと記述する。
4.2.3
R2602
記号は,構成要素の形状が機能に影響する場合には,別の形状の図記号を記述してもよい。
3
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.3
補助記号
4.3.1
254
回転の方向を指定しない円運動
R248 (4.4.1) 参照。
4.3.2
255
円運動
R248 (4.4.1) 及びR249 (4.4.2) 参照。
4.3.3
2621
サイクロン式
4.3.4
IEC
静電式
4.3.5
IEC
電磁式
4.3.6
326
永久磁石式
4.3.7
2501
熱交換式
4.3.8
IEC
電熱式
4.3.9
2541
火炎式
4.3.10
2622
化学タイプ
4.3.11
2623
バイオ式
4.3.12
2624
イオン交換式
4.4
4.3の補助記号の適用方法
4.4.1
R248
この記号は,二つの表示は互いに隣り合うように配置させ,2回繰り返してもよい。繰返し
によって,一つの記号よりも高速であることを表すことができる。一つの例は,X249 (2-7.5.4)
を参照。
4.4.2
R249
この記号は,機械リンクを表す記号に交差させ,あたかも機械リンクの前方に配置されてい
るように表示する。例は,X249 (2-7.5.4) 及びX250 (2-7.5.5) 参照。
その代わりに,この記号を,リンクが接続されているコンポーネントを表す記号の近傍に表
示してもよい。例えば,X251 (2-7.5.6) 参照。
これら2種類の代わりの記号間の混乱を避けるため,第1の方法として,この記号を接続さ
れているコンポーネントを表す二つの記号から十分な距離を離して置く。第2の方法として,
この記号は機械リンクを表す記号に交差しないような位置に置く。
4
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.5
適用例
4.5.1
X2601
301, 2602
ろ過器[スクリーン,シーブ(こし器),ストレーナ,
フィルタ]
4.5.2
X2602
301, 2602
4.5.3
X2603
254, 301, 2602
回転ドラム式スクリーン,フィルタ
4.5.4
X2604
254, 301, 2602, 2605
回転ドラム及びスクレーパ付きスクリーンフィルタ
4.5.5
X2605
241, 301, 2602
振動式スクリーン,シーブ
4.5.6
X2606
301, 2602
バッグ式フィルタ(メディアタイプフィルタ),キャン
ドル状フィルタ,リーフ状フィルタ,カートリッジ式フ
ィルタ
4.5.7
X2607
301, 2602, 2037
噴射ノズル付きフィルタ
4.5.8
X2608
301, 2013, 2602
ベッド式フィルタ,ロール式フィルタ
5
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.5.9
X2609
301, 2603
定床式フィルタ
4.5.10
X2610
301, 2604
流動床式フィルタ
4.5.11
X2611
301, 2602, 2607
圧搾式フィルタ
4.5.12
X2612
301, 2602
ピストン,ねじ,プレートによる圧縮式フィルタ
4.5.13
X2613
301, 2302, 2602
真空洗浄器
4.5.14
X2614
301, 402, 2602
遠心式フィルタ
4.5.15
X2615
301, 2606
プレート(ナイフ)付きディスクセパレータ
4.5.16
X2616
301, 2607
沈殿物用セパレータ
4.5.17
X2617
301, 2101, 2607
排出空間及び排出出口付き沈殿物用セパレータ
6
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.5.18
X2618
301, 2621
サイクロン式セパレータ
4.5.19
X2619
301, 402, 2608
高速遠心分離機
4.5.20
X2620
301, 402, 2608
デキャンタ (decanter) 式遠心分離機
4.5.21
X2621
301, 2037
噴霧式集じん(塵)器
4.5.22
X2622
301, 405
浴槽式集じん(塵)器
4.5.23
X2623
254, 301, 2602
スピニング付き洗浄器
4.5.24
X2624
301, 405, 2037
噴霧式洗浄器
4.5.25
X2625
2062, 2602
トレイコラム,分留塔
7
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.5.26
X2626
2062, 2602
ガス通路付きトレイコラム,分留塔
4.5.27
X2627
2601, IEC
静電式分離器
4.5.28
X2628
2601, IEC
電磁式分離器
4.5.29
X2629
326, 2601
永久磁石式分離器
4.5.30
X2630
2501, 2601
加熱又は冷却コイルを用いた熱式分離器
4.5.31
X2631
2601, IEC
電熱式分離器
4.5.32
X2632
2541, 2601
直火式分離器
4.5.33
X2633
2601, 2624
イオン交換式分離器
4.5.34
X2634
2601, 2623
生物利用フィルタ
例 活性質量フィルタ
8
Z 8617-12:2008 (ISO 14617-12:2002)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.5.35
X2635
2037, 2062, 2603
固定床断面をもつ反応容器及び噴霧ノズルをもつ反応
容器
5
転換式清浄用装置
5.1
基本的性質の記号
5.1.1
2651
転換を用いる清浄器
R2651 (5.2.1) 参照。
5.2
5.1の記号の適用方法
5.2.1
R2651 アスタリスク(*)は,方法を指示する記号で置き換えるか,削除する。
5.3
補助記号
5.3.1
2661
触媒式
5.4
5.3の補助記号の適用方法
なし。
5.5
適用例
5.5.1
X2651
2651, 2661
触媒式清浄器
6
混合用装置
6.1
基本的性質の記号
注記 混合用装置の図記号の構造の適用方法は,R2671 (6.2.1) を参照。
6.1.1
2671
混合装置
6.1.2
2672
回転ミキサエレメント
6.1.3
2673
静止混合エレメント
6.2
6.1の記号の適用方法
6.2.1
R2671
混合用装置に用いる記号は,記号2671 (6.1.1) を用いるが,必要に応じてアスタリスク(*)で
置き換えて補助情報を適切な記号に付けるか,筒,容器の内側の要素に対して適切な記号を
付けて,筒(タンク)に対しては記号301 (4.1.2) を付けて組み立ててもよい。
6.3
補助記号
なし。
9
Z 8617-12:2008 (ISO 14617-12:2002)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
6.4
6.3の補助記号の適用方法
なし。
6.5
適用例
6.5.1
X2671
301, 402, 2672
ミキサ,かくはん(攪拌)器
6.5.2
X2672
301, 402, 2672
インラインの回転式ミキサ
6.5.3
X2673
301, 2673
インラインの静止形ミキサ
6.5.4
X2674
301, 2037
空気圧縮潤滑装置
7
空気圧式エアコン
7.1
基本的性質の記号
7.1.1
2691
空気圧式エアコン
例 圧力及び潤滑指示用のフィルタ,圧力調整器,
測定装置からなる装置。
7.2
7.1の記号の適用方法
なし。
7.3
補助記号
なし。
7.4
7.3の補助記号の適用方法
なし。
7.5
適用例
なし。