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Z 8221-2:2006 (ISO 80416-2:2001) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準

原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大

臣が制定した日本工業規格である。 

これによってJIS Z 8250:1985は廃止され,JIS Z 8221-1, JIS Z 8221-2, JIS Z 8221-3及びJIS Z 8222-1

に置き換えられる。 

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 80416-2:2001,Basic principles for 

graphical symbols for use on equipment−Part 2: Form and use of arrowsを基礎として用いた。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。 

JIS Z 8221-2には,次に示す附属書がある。 

附属書A(規定)矢印の使用方法 

JIS Z 8221の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS Z 8221-1 第1部:図記号原形の創作 

JIS Z 8221-2 第2部:矢印の形及び使用方法 

JIS Z 8221-3 第3部:図記号を使用するときの指針 

Z 8221-2:2006 (ISO 80416-2:2001) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文  ································································································································ 1 

1. 適用範囲 ························································································································ 1 

2. 引用規格 ························································································································ 1 

3. 一般原則 ························································································································ 2 

4. 矢印の形の定義及び意味 ··································································································· 2 

4.1 矢印の基本形 ················································································································ 2 

4.2 矢印の形及び仕様 ·········································································································· 2 

附属書A(規定)矢印の使用方法 ···························································································· 4 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格              JIS 

Z 8221-2:2006 

(ISO 80416-2:2001) 

機器・装置用図記号の基本原則− 

第2部:矢印の形及び使用方法 

Basic principles for graphical symbols for use on equipment- 

Part 2: Form and use of arrows 

序文 この規格は,2001年に第1版として発行されたISO 80416-2,Basic principles for graphical symbols for 

use on equipment−Part 2: Form and use of arrowsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することな

く作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にない事項である。 

図記号は,言語によらず情報を伝達するために用いられる視覚的に知覚される図形である。図記号は広

範な目的で,機器・装置上に用いられている。このような図記号においては,1か所又は同様の機器・装

置上で用いられる図記号の創作方法の一貫性が重要な課題であり,同様にこれらの図記号が縮小されたと

きの視認性も重要となる。したがって,図記号の視覚的な明りょう度を確保し,一貫性を維持し,それに

よって認知度をよくするために,機器・装置用図記号の作成原則を標準化する必要がある。 

JIS Z 8221の規格群は,線幅,矢印の形及び使用方法,否定の方法,並びに機器・装置の図記号を作図

するための指針として役に立つ基本作図様式の使用方法を含む,機器・装置用図記号の創作に必要な基本

的な原則を規定する。 

この規格は,図記号又はその要素として使用する矢印の種類を減らすことを意図して作成したものであ

る。 

参考 この規格で,図記号の表題に括弧を付けて示した番号は,ISO 7000又はIEC 60417の登録番号

であり,参考として示した。 

1. 適用範囲 この規格は,多様な要素,力,機能又は寸法を表す矢印の基本原則及び形について規定す

る。この規格で規定した矢印は,図記号又は図記号要素として用いられる。 

新しい図記号原形を創作する場合又は既存の規格の図記号を改訂する場合は,この規格に規定した原則

を適用する。 

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。 

ISO 80416-2:2001,Basic principles for graphical symbols for use on equipment−Part 2: Form and use 

of arrows (IDT) 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

Z 8221-2:2006 (ISO 80416-2:2001) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS Z 8221-1 機器・装置用図記号の基本原則―第1部:図記号原形の創作 

備考 IEC 80416-1:2001, Basic principles for graphical symbols for use on equipment−Part 1: Creation 

of symbol originals が,この規格と一致している。 

3. 一般原則 矢印を含む図記号原形は,JIS Z 8221-1に基づいて作成しなければならない。 

矢頭は,力の作用点若しくは寸法指示点を示すため,又は物理的な動き若しくは機能的な動きの方向を

示すために用いる。 

4. 矢印の形の定義及び意味 

4.1 

矢印の基本形 物理的,機能的又はその他の動きを伴う意味を示すためには,図1に示す矢印の基

本形を用いなければならない。 

一方向の動き  

(IEC 60417-5022) 

図 1 基本矢印 

4.2 

矢印の形及び仕様 矢印の意味を特に強調するため,又はそれぞれの矢印の意味を区別するために,

矢印の基本形の代わりに表1に示した矢印の形を用いてもよい。 

矢印の形の使用方法は,附属書Aによる。 

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Z 8221-2:2006 (ISO 80416-2:2001) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表 1 矢印の形及び仕様 

形の区分 

形 

矢頭の角度 

意味 

区分1 

(基本矢印) 

 
 

60° 

 
 

動き 

一方向の動き (IEC 60417-5022) 

 
 

60° 

区分2 

通常走行,標準速度 (IEC 60417-5107A) 

速度 

 
 

40° 

通常走行,標準速度 (IEC 60417-5107B) 

 
 

区分3 

 
 

84° 

 
 

機能及び力 

機能用矢印 (ISO 7000-0251) 

 
 

区分4 

 
 

90° 

 
 

寸法 

寸法用矢印 (ISO 7000-0439) 

備考 ベルギー形矢頭をもった矢印は,案内用及び安全用分野で用いるようにISO 7001及びISO 7010で規定され

ている(ISO 7001-001, ISO-7010-E005及びISO 7010-E006参照)。 

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Z 8221-2:2006 (ISO 80416-2:2001) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A(規定)矢印の使用方法 

A.1 動き 

A.1.1 動きの方向 矢印の基本形に基づいて,動きの方向を表A.1に示したように表現することが望まし

い。 

表 A.1 動きの方向 

動きの区分 

使用例 

直線的 

   

上又は前方向 

   

下又は後ろ方向 

   

斜め方向 

左方向 

右方向(一方向への動き) 

(IEC 60417-5022) 

部分回転 

時計回り (ISO 7000-0004A) 

反時計回り (ISO 7000-0004B) 

全周回転 

時計回り (ISO 7000-0258) 

反時計回り (ISO 7000-0937) 

曲がる・反転 

左に曲がる (ISO 7000-0927B) 

右に曲がる (ISO 7000-0927A) 

左反転 (ISO 7000-0924A) 

右反転 (ISO 7000-0924B) 

らせん 

左向きらせん (ISO 7000-0951B) 

右向きらせん (ISO 7000-0951A) 

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Z 8221-2:2006 (ISO 80416-2:2001) 

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表 A.1 動きの方向(続き) 

動きの区分 

使用例 

材料又は 
加工品の流れ 

材料の方向,伝ぱ(播)の方向 (ISO 7000-0953B) 

矢頭を貫く2倍の線幅で材料を示す。 

A.1.2 動きの性質 矢印の基本形に基づいて,動きの性質を表A.2に示したように表現することが望まし

い。 

表 A.2 動きの性質 

動きの性質 

使用例 

連続 

直線(一方向の動き) 

(IEC 60417-5022) 

回転(周回転) 

(ISO 7000-0258) 

断続 

断続的直線の動き 

(ISO 7000-0252) 

回転(断続的回転) 

(ISO 7000-0431) 

限定 

直線(直線運動の限定) 

(ISO 7000-0001) 

一周回転(一回転) 

(ISO 7000-0009) 

繰返し停止 

直線(直線的に繰返し停止) 

(ISO 7000-0254) 

回転(回転的に繰返し停止) 

(ISO 7000-0436) 

限定停止の飛越し 

一時停止を飛ばして矢印方向に動く(ISO 7000-0936) 

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A.2 速度及び加速度 表A.3は,本体の表1に示した矢印の形を用いて速度及び加速度を表す例を示す。 

表 A.3 速度及び加速度 

意味区分 

使用例 

通常速度 

通常走行,通常速度(IEC 60417-5107A) 

通常走行,通常速度(IEC 60417-5107B) 

高速度 

高速走行,高速度(IEC 60417-5108A) 

高速走行,高速度(IEC 60417-5108B) 

低速度 

低速走行,低速度(IEC 60417-5124A) 

低速走行,低速度(IEC 60417-5124B) 

加速 

加速 

[(ISO 7000-0945)(90°回転して例示した)] 

応用例なし 

減速 

減速 

[(ISO 7000-0946)(90°回転して例示した)] 

応用例なし 

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Z 8221-2:2006 (ISO 80416-2:2001) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

A.3 機能及び力の特別な意味 本体の表1に示した矢印の形の使用例を表A.4に示す。 

表 A.4 機能及び力の特別な意味 

  表示事項 

使用例 

機能 

ロール紙補給(ISO 7000-0719) 

力 

圧力(ISO 7000-1701) 

A.4 寸法 本体の表1に示した矢印の形を使った他の例を表A.5に示す。 

表 A.5 寸法 

表示事項 

使用例 

内寸法 
 

公称寸法(ISO 7000-0918) 

外寸法 
 

材料の厚さ 

[(ISO 7000-1069)(90°回転して例示した)] 

Z 8221-2:2006 (ISO 80416-2:2001) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

参考文献 

[1] ISO 3864-1, Graphical symbols―Safety colours and safety signs―Part 1: Design principles for safety 

signs in workplaces and public areas 

[2] ISO 7000, Graphical symbols for use on equipment―Index and synopsis 

[3] ISO 7001,Public information symbols 

[4] IEC 60417 (all parts), Graphical symbols for use on equipment 

[5] ISO 7010, Graphical symbols−Safety colours and safety signs −Safety signs used in workplaces and 

public areas