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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

Z 8204-1983 

計装用記号 

Instrumentation Symbols  

1. 適用範囲 この規格は,化学,鉄鋼,石油精製などの装置工業の工程図などに,計測制御の機能又は

設備を表す計装用記号について規定する。 

備考 この計装用記号は,次の場合にも用いることが望ましい。 

(1) 設計図,配管図,仕様書,カタログ,見積書,注文書,そのほか技術上又は取引上の図面,

文書などに計測制御の機能又は設備を記載する場合。 

(2) 計測用機器,その附属品,配管及び配線を識別又は表示する場合。  

2. 用語の意味 この規格に用いる主な用語の意味は,JIS Z 8103(計測用語)によるほか,次による。 

(1) 計測制御設備 各種の変量若しくは状態を量的にとら(捉)え,又は更に制御するための設備。 

(2) 計測用機器 計測制御設備を構成する機器。例えば,検出器,伝送器,表示計器,調節器,調節弁な

どに用いる機器。 

(3) 起因変量 ある動作を引き起こす契機となる変量。 

(4) 操作ステーション 表示,設定,操作,自動・手動切換えなどの機能をもったオペレータ用の操作器

又は装置。 

(5) ループ プロセスの変量を表示,記録又は制御するために構成され,相互に接続された計測用機器の

系統。このループを区別するために付けた番号をループ番号という。 

(6) 測定点 一般配管又はプラント機器上で,測定される点。 

(7) 調節部 調節計又は調節器からの信号を操作量に変え,制御対象に働きかける部分であって,バルブ,

ダンパ,ルーバなどの調節端と,パワーシリンダ,ダイヤフラムモータ,電動機器などのような操作

部を合わせたもの。 

(8) 計器信号線 空気圧,油圧,電気量そのほかで表された信号を伝えるための配管,配線などを示す線。 

(9) 電気信号 電気的量で表された信号。 

(10) 空気圧信号 空気圧で表された信号。同じ目的で空気以外の気体の圧力で表された場合も含む。 

(11) 油圧信号 油圧で表された信号。同じ目的で油以外の液体の圧力で表された場合も含む。 

(12) 細管 圧力を伝える細い管。例えば,圧力式温度計の温度検出器などから伝送器,表示計器,調節器

又は自力式調節弁までの導管。 

(13) 導路がある放射 放射線,可視光線などで定められた方向に導かれた放射。 

(14) 内部結合 外部配線によらずシステム内部のデータ伝送路又はソフトウェアによって行われる結合。 

(15) コンピュータ オンライン実時間で計測データを収集し,計算処理又は制御を行う制御用電子計算機。 

                                                        

引用規格,対応国際規格:54ページに示す。 

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(16) CRT 多数のループで共有され,時分割で使用される操作ステーション。 

(17) マルチループコントローラ ソフトウェアによって表現された内部演算モジュールと制御モジュール

の任意の結合によって制御系が組まれ,複数のループで共有され,時分割で使用する制御装置。 

3. 記号の種類 記号の種類は,基本記号及び詳細記号とし,次による。 

(1) 基本記号 基本記号は,計測制御設備の基本的機能を表現するのに用いる記号であって,例えば,概

略工程図において,計装と工程とのつながりの概要を示す場合に用いる。 

(2) 詳細記号 詳細記号は,基本記号を補足するもので,計測制御の機能に加えて,その設備の要素の種

類を表示する場合に用いる記号であって,例えば,詳細工程図において,計測制御設備の内容を示す

場合に用いる。 

詳細記号は,必要な詳しさに応じて必要な部分だけを用いることができる。 

4. 基本記号 

4.1 

基本記号の構成 基本記号は,文字記号,個別番号及び図記号で構成する。 

4.2 

文字記号 

4.2.1 

文字記号一般 文字記号は,変量記号,変量修飾記号及び機能記号からなり,この順序で構成し,

表1(丸ゴシック体の文字で表記したものを除く。)による。 

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表1 文字記号 

文字記号 

記号の意味 

変量記号 

変量修飾記号 

機能記号 

警報 

状態表示,運転表示 

調節 

密度又は比重 

差 

電気的量(1) 

検出器 

瞬時流量 

比率 

位置又は長さ 

ガラス 

手動 

指示 

自動走査 

時間 

操作ステーション 

レベル 

水分又は湿度 

任意選択(2) 

任意選択(2) 

任意選択(2) 

制限オリフィス 

圧力又は真空 

試料採取点又は測定点 

品質(1)例:組成,濃度,導電率 

積算 

積算 

放射線 

記録 

速さ,回転数又は周波数 

スイッチ 

温度 

伝送 

多種の変量(3) 

多機能計器 

粘度 

バルブなどの調節部 

質量又は力(1) 

保護管 

不特定の変量(4) 

その他の機能 

任意選択(2) 

演算器,変換器,リレー 

安全又は緊急 

注(1) 仕様記号(5.4参照)又は注を付加することによって測定対象を明確にしてもよい。 

(2) 使用者が任意に選択して用いる文字記号であって,変量に対する文字記号の割り当てが表1になく,かつその

変量がその装置で繰り返し使用されるとき,その変量について使用者が規定して用いてよい。 

(3) 多種の変量を1台の機器に入力するとき,文字記号Uを,それぞれの変量記号を代表して用いてもよい。 
(4) 文字記号Xは,その装置に限られた範囲で使用されるどれにも分類されない変量として使用し,その内容は

必要に応じて明記する。例えばITVなど。 

備考 機能記号欄の中で,丸ゴシック体の文字で表記したものは,詳細記号の文字としてだけ使用する。 

4.2.2 

変量記号 変量記号は,測定変量及び起因変量を表す文字記号であって,大文字で表す。 

4.2.3 

変量修飾記号 変量修飾記号は,必要に応じて変量記号と組み合わせて使用し,大文字で表す。た

だし,誤解を生じるおそれがなければ小文字を用いてもよい。 

4.2.4 

機能記号 機能記号は,機能を表す文字記号であって,大文字で表す。 

二つ以上の機能記号を配列する場合の順序は,I,R,C,T,Q,S,Z,Aとする。 

なお,特に識別する必要がない機能は,この記号を省略してもよい。例えば,流量指示調節警報計にお

いて,FICAの代わりに,指示計付きであることを識別する必要がないときは,FCA,警報付きであること

を識別する必要がないときは,FICとなる。 

備考 機能記号Aを修飾して上限警報,下限警報を表示する場合,仕様記号(5.4参照)として,そ

れぞれH,Lを用いて表すことができる。偏差,変化率なども同様に仕様記号によって表すこ

とができる。この場合,記号の意味を明記したうえで,使用する。 

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4.3 

個別番号 個別番号は,個々の測定及び制御ループを識別するために用いるものであって,アラビ

ア数字で示す。 

4.4 

図記号 

4.4.1 

円記号 計測制御の機能は,直径約10mmの細い実線で表した円記号(表2)内に,文字記号,個

別番号を記入して表す。これらを円内に記入できない場合は,一部を円外に記してもよい。 

表2 

場所の区別 

図記号 

監視・操作の場所を区別する
必要のない一般の場合 

監視・操作の
場所を区別す
る場合 

現場 

計器室(5) 

注(5) オペレータが,通常,装置の監視・操作を行う場所。 
備考 円内に文字記号と個別番号を記入する場合は,文字記号を上

部に,個別番号を下部に記入する。監視・操作の場所が計器
室の場合は,原則として,横線の上部に文字記号を,下部に
個別番号を記入する。また,文字記号を円の上半部の左側に,
個別番号を右側に書くこともできる。 

4.4.2 

線 図記号に用いる線は,次による。 

(1) 計器とプロセスとの接続線 計器とプロセスとを結ぶ線は,図1に示す細い実線とし,一般配管又は

プラント機器の輪郭を表す線より細くする。 

図1 

(2) 信号線 信号線は,原則として,図2に示すように,線に対し約60°の傾きをもった線を等間隔に入

れた細い実線とし,一般配管より細い線で表す。 

図2 

なお,混同することがなければ,図3に示すように,斜線がない細い実線で表してもよい。 

図3 

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備考 特にやむを得ない場合は,実線の代わりに破線 (−−−) を用いてもよい。ただし,二つの方

法を混用してはならない。 

(3) 信号線の接続方式 信号線の接続方式は,表3による。 

表3 

接続状態 

図記号 

接続していないとき 

接続しているとき 

分岐しているとき 

(4) 信号線の流れ方向 複雑な回路などで,信号の方向を表示する必要がある場合は,図4に示すように

矢印を付けて表す。 

図4 

なお,混同することがなければ,図5に示すように,斜線がないもので表してもよい。 

図5 

4.4.3 

測定店 測定点は次による。 

(1) 測定点は,図6に示すように,一般配管又はプラント機器を表す外形線に接続する引出線(細い実線)

との交点で表す。 

図6 

(2) 測定点の位置は,機能的にみて正しい場所であり,また,プロセスの流れの順番に合っていなければ

ならないが,必ずしも設備上の具体的な場所を表す必要はない。 

(3) 測定点を明確に表す必要がある場合は,図7に示すように,プラント機器を表す図の中に,直径約2mm

の円で測定点を引出線の端に表すことができる。 

図7 

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備考 特にやむを得ない場合に限り,○印の代わりに×印を用いてもよい。ただし,二つの方法を混

用してはならない。 

4.4.4 

調節部 調節部は,表4に示す調節端と操作部によって表す。 

表4 

種類 

適用 

図記号 

備考 

調節端 

調節端の種類が決められていない場合 

一辺が5mmの 

正三角形 

調節端がバルブの場合 

操作部 

自動操作の場合 

直径約5mmの 

細い実線の円 

自動操作部に手動操作部が附属してい
る場合 

手動操作の場合 

直径約5mmの 

細い実線の半円 

調節部 

調節端と操作部との組合せの例 

5. 詳細記号 

5.1 

詳細記号の構成 詳細記号は,文字記号,個別番号及び図記号で構成し,更に必要であれば,仕様

記号を追加することができる。 

5.2 

文字記号 文字記号は,変量記号,変量修飾記号及び機能記号からなり,この順序で構成し,表1

による。 

4.2で規定した内容は,詳細記号についても適用する。 

なお,二つ以上の機能記号を配列する場合の順序は,I,B,R,X,Y,C,T,Q,U,S,Z,A,K,

Vとする。 

5.3 

個別番号 

5.3.1 

ループ構成計器の番号 ループを構成する計器の番号は,それぞれの計器がもっている機能を表す

文字記号とループ番号から構成する。例えば,オリフィス,伝送器,指示調節計,調節弁からなるループ

番号23の各計器の計器番号は,原則として,FE-23,FT-23,FIC-23,FV-23と表す。 

備考 FIC-23E,FIC-23T,FIC-23C,FIC-23Vのように,ループ代表番号の最後にエレメントを示す記

号を付ける番号付け方法も,既設のものとの統一上,特にやむを得ない場合には使用してもよ

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い。 

5.3.2 

一連番号の取り方 一連番号の取り方は,原則として,対象とするプラント又は系統において,変

量ごとに一連番号を取る。 

例: FIC-1,FR-2,FI-3,……,PIC-1,PI-2,…… 

備考 変量に関係なくプラント又は系統内で,一連番号を取る方法を用いてもよい。 

5.4 

仕様記号 仕様記号は,変量記号,機能記号などで表現しきれない,より詳細な内容を表現したい

ときに使用する記号で,円記号の外側の近傍に表示する。表示は,記号文字又はアラビア数字によって行

い,この規格で規定するもの以外は,記号の意味を明記したうえで使用する。 

仕様記号は,次の場合に用いる。 

(1) 変量を更に明確にする場合[注(1)参照] 

例: 

CO2は,CO2分析計を表す。 

(2) 機能を更に詳しく説明する場合 

例: 

H,Lは,流量上限・下限警報を表す(4.2.3の備考参照)。 

(3) 演算機能を明確にする場合(5.5.3参照) 

例: 

I/Pは,電流−空気圧変換器を表す。 

(4) そのほか,使用者が必要と考える場合 

5.5 

図記号 

5.5.1 

計器信号線 計器信号線の種類は,表5による。 

表5 計器信号線 

種類 

図記号 

電気信号 (E) 

空気圧信号 (A) 

油圧信号 (L) 

細管 

導路がある放射(放射線,可視光線) 

内部結合 

備考 特にやむを得ない場合は,表5の図記号の代わりに,表6の図記号

を用いてもよい。ただし,表5の方法と混用してはならない。 

表6 

種類 

図記号 

電気信号 

空気圧信号 

油圧信号 

細管 

導路がある放射 

5.5.2 

検出器・操作部・調節端などの図記号 検出器,操作部,調節端などの種類を区別する場合は,表

7〜13による。 

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表7 流量検出器 

種類 

図記号 

オリフィス(6) 

ベンチュリー管 

ノズル 

面積式流量計 

タービン式流量計 

容積式流量計 

電磁流量計 

(測定エレメント)挿入形流量計 

そのほかの流量計 

管路取付け形 

管外取付け形 

注(6) やむを得ない場合に限り,

の図記号を用いてもよい。ただし,

二つの方法を混用してはならない。 

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表8 レベル計器 

種類 

図記号 

機器本体直付け形レベル計 
(例:はり付けガラス式,ロードセルなど) 

単一ノズル取付け形レベル計 
(例:内球式レベルスイッチ,内筒式液面計) 

2ノズル取付け形レベル計 
(例:差圧式,外筒式液面計) 

タンクゲージ(一般形) 

タンクゲージ(頂部取付け形) 

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10 

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表9 自力式調節弁 

種類 

図記号 

自力式流量調節弁 

内部検出形自力式圧力調節弁 

外部検出形自力式圧力調節弁 

外部検出形自力式差圧調節弁 
(取出しノズル2個) 

自力式液面調節弁 

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11 

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表10 操作部 

種類 

図記号 

ダイヤフラム式 

ダイヤフラム式(圧力バランス形) 

電動式 

電磁式 

ピストン式 

手動リセット付き電磁式 

遠隔電気リセット付き電磁式 

油圧式 

表11 調節端 

種類 

図記号 

バルブ(一般) 

アングル弁 

三方弁 

バタフライ弁,ダンパ又はルーパ 

ボール弁 

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12 

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表12 調節部の動作 

種類 

図記号(ダイヤフラム式調節弁の場合) 

動力源が零のときに開くバルブ 

動力源が零のときに閉じるバルブ 

動力源が零のときにその直前の開度
を保つバルブ 

動力源が零のときに開度が不定とな
るバルブ 

動力源が零のときに許容移動方向を
示す場合 

動力源が零のときに下側への出口が
開くバルブ 

備考 特にやむを得ない場合は,動力源が零のとき開くバルブをFO,動力源が

零のとき閉じるバルブをFC,また,動力源が零のとき,その直前の開度
を保つバルブをFLで表すこともできる。 

動力源が零のとき開くバルブの例: 

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13 

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表13 そのほかの図記号 

種類 

図記号 

備考 

伝送器(7) 

円の中に文字記号を入れて表す。 

圧力の場合の例: 

 
PTは,圧力伝送を示す。 

ダイヤフラムシール 

パージ 

切換えスイッチ(8) 

切換え位置が三つの場合の例: 

切換えバルブ(8) 

切換え位置が三つの場合の例: 

注(7) 特にやむを得ない場合は,

 印を用いてもよい。ただし,二つの方法を混用してはならない。 

(8) 切換え信号線の位置は,入出力信号線に対して90°の位置。 

手動切換えなどで必要がない場合は,切換え信号線は省略してよい。 

5.5.3 

演算機能の表示 演算機能を詳しく表示する場合は,表14に示す仕様記号を用いて,円記号の外

側の近傍に表示する。 

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14 

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表14 演算機能を表す仕様記号 

仕様記号 

機能 

+ 

加える 

− 

引く 

× 

掛ける 

÷ 

割る 

√ 

開平 

高位信号選択 

低位信号選択 

REV 

信号反転 

1 : 1 

信号増強(ブースト) 

3, 0.5(一例) 

利得,減衰 

f (x) 

関数演算 

1-0 

アナログのオン−オフ信号変換 

LU 

2値信号によるアナログ信号のロックアップ 

± 

バイアス(9) 

d/dt 

時間に関する微分 

∫ 

時間に関する積分 

I/P(一例) 

電流−空気圧変換 

注(9) 正のバイアスだけのときは+,負のバイアスだけのときは−の記号を

用いる。 

演算機能の表示例: 
1. 加算(流量信号の例) 

備考 a1,a2,a3は理解を助けるために付けたもので,記号ではない。 

2. 選択(圧力制御信号の例) 

備考 a1,a2,Zは,理解を助けるために付けたもので,記号ではない。 

3. 利得及び減衰(流量信号の例) 

備考 aは,理解を助けるために付けたもので,記号ではない。 

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15 

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4. バイアス(流量信号,バイアスkが可変の例) 

備考 a,kは,理解を助けるために付けたもので,記号ではない。 

2値信号によるアナログ信号のロックアップの例: 

2値信号 (B) の状態が変化

した場合の出力信号 (Z) の

状態 

2値信号 (B) が状態1から0に変化する場合

(B=1のときZ=A) 

2値信号 (B) が状態0から1に変化する場合

(B=0のときZ=A) 

最終値 (N) を保持する。 

初期設定最小値となる。 

初期設定最大値となる。 

初期設定任意値となる 

(例:70%の場合)。 

備考1. A,B,Zは,理解を助けるために付けたもので,記号ではない。 

2. 入力信号Aは,アナログ量を示す。 
3. 例図は,電気式で表示してある。 

5.5.4 

2値論理記号 2値論理記号を表す場合は,JIS C 6271(2値論理素子記号)による記号を組み合わ

せて使用する。例を参考表に示す。 

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16 

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参考表 

名称 

記号 

論理積 (AND) 

機能識別記号 “&” は “A” に
代えてもよい。 

論理和 (OR) 

機能識別記号 “≧1” は “OR2” 
又は紛らわしくない限り “1” 
に代えてもよい。 

否定 (NOT, Negater) 

5.5.5 

コンピュータ及びCRT又はマルチループコントローラ コンピュータ及びCRT又はマルチループ

コントローラを他と区別して表示する場合は,表15による。 

表15 

種類 

図記号 

備考 

コンピュータ又は 

コンピュータ入出力 

製図の都合で,この記号を回転して描

いてもよい。 

CRT又はマルチ 

ループコントローラ 

この記号は,回転して描いてはならな

い。 

備考 円記号を表15の記号とともに用いる場合,円記号は,個別形計器を表示す

るのに用いる。 

5.5.6 

監視操作場所 オペレータに,情報,操作手段を提供する場所を区別して表す場合は,表16によ

る。 

表16 

区分 

図記号 

備考 

現場で提供される場合又は全く提供
されない(ブラインド)場合 

計器室で提供される場合 

円記号の場合で,パネル裏設置であること
を特に示したいときは,横破線で表示する
ことができる。 

現場盤で提供される場合 

現場盤の名前を図記号の近傍に書いて示し
てもよい。 
コンプレッサ盤の例: 

5.5.7 

記号の接触 記号を接触させて表示した場合の意味は,表17による。 

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17 

Z 8204-1983  

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表17 

接触の種類 

意味 

コンピュータ記号,CRT,マル
チループコントローラ記号間
又はこれらと円記号の接触 

接触している図記号の計器間で,情報の交換がある。 

例1: 

例2: 

例3: 

上記以外の記号同士の接触 

一つのユニットが多機能からなり,それを区別して表してい
る。 

例: 

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18 

Z 8204-1983  

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参考 記号の使用例 

1. 基本記号の使用例 基本記号の使用例を(1)〜(11)に示す。 

基本記号 

(1) 指示,記録及び警報 
(1.1) 流量指示 

(1.2) 導電率記録(情報が計器室で提供されることを特に明示する場合) 

(1.3) 圧力警報(圧力高位で警報を出す場合) 

(1.4) レベル指示 

(1.5) 緊急動作(圧力調節が低位警報を発すると同時に調節部に緊急動作を起こさせる場合) 

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19 

Z 8204-1983  

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基本記号 

(2) 自動調節(瞬時流量を記録,調節,積算する場合) 

(3) 流量積算(積算流量値を指示するとともに,その値が一定値に達したら遮断弁を閉じる場合) 

(4) 同種の変量を測定する多点計(多点温度指示) 

(5) 多種の変量を測定する多点計 

(a) 多ペン記録(多点計を一つの円にまとめて表示する場合) 

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20 

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基本記号 

(b) 自動走査指示(多点計を測定点ごとに表示する場合) 

(6) 比率制御(二つの流量の比率を一定にする比率制御と,それぞれの流量を記録する場合) 

(7) カスケード制御(温度指示調節が流量指示調節に設定信号を与える場合) 

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21 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

基本記号 

(8) 多変数制御(2か所以上の測定点から信号を受信し,選択したり,組み合わせたりした後,1か所以上の操作

端を操作するような多変数制御系の場合) 

(9) プログラム制御(あらかじめ設定した時間プログラムに従って,流量記録調節に自動的に設定値を与えるプロ

グラム調節の場合) 

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22 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

基本記号 

(10) 繰返し運転(あらかじめ設定した時間プログラムに従って,調節部を操作する繰返し運転の場合) 

(11) 手動操作 

(a) 計器室から現場調節計に設定値を与える場合 

(b) 現場で調節弁をオン・オフ操作する場合 

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23 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2. 詳細記号の使用例 詳細記号の使用例を(1)〜(63)に示す。 

詳細記号(流量) 

(1) 流量指示調節 

(2) 積算流量指示 

(3) 流量指示調節積算警報 

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24 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(流量) 

(4) 流量比率調節 

(5) 流量指示警報 

(6) 流量記録積算 

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25 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(流量) 

(7) 流量指示 

(a) 検出器がオリフィス前後の差圧をフランジタップで取り出す場合 

(b) 検出器がオリフィス前後の差圧をパイプタップで取り出す場合 

(8) 流量制限オリフィス 

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26 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(レベル) 

(9) レベル指示調節警報(取出し弁を表示した場合) 

(10) レベル指示警報 

(a) 検出器がタンクゲージ(一般形)の場合 

(b) 検出器がパージ式の場合 

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27 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(レベル) 

(11) レベル指示 

(a) 検出器がダイヤフラムシール差圧式の場合 

(b) 検出器が直接取付け形差圧式で,受信器が現場盤指示及び計器室指示の場合 

(12) レベル警報 

(a) 検出器が内球式レベルスイッチ(単一ノズル取付け)の場合 

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28 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(レベル) 

(b) 検出器が放射線式の場合 

備考 LX-207は,放射線源を表す。 

(13) レベル指示調節 

(14) レベルゲージ 

(a) 外部検出式レベルゲージ 

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29 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(レベル)(圧力) 

(b) 機器本体直付け形レベルゲージ 

(15) 現場圧力指示計又は圧力計 

(16) 圧力指示調節 

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30 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(圧力)(温度) 

(17) 差圧指示警報 

(18) 圧力指示調節警報 

備考 

の記号は,この規格では規定していないが,特にポジショナを明示する必要腰がある場合に用いる。 

(19) 温度計用保護管 

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31 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(温度) 

(20) 温度計 

(21) 温度指示調節(保護管付きであることを明示する場合) 

(22) 温度指示 

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32 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(温度) 

(23) 温度指示調節警報 

(24) 温度指示,記録 

(25) 温度記録,記録調節 

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33 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(温度) 

(26) 多点温度指示 

(27) 多点温度記録警報 

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34 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(温度) 

(28) 放射温度計 

(29) 表面温度計 

(30) 平均温度指示 

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35 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(温度)(その他の変量) 

(31) 多点温度記録 

(32) pH指示・記録調節警報 

(33) 粘度記録 

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36 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(その他の変量) 

(34) 水分記録 

(35) CO2濃度記録 

(36) pH記録調節 

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37 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(その他の変量) 

(37) パルプ濃度記録調節 

(38) 密度指示 

(39) 多成分分析 

(40) 組成分析用試料採取点 

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38 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(その他の変量) 

(41) 遠隔手動操作 

(42) 手動調節弁(現場でオペレータが操作して調節するバルブ) 

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39 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(その他の変量) 

(43) 厚さ記録 

(44) 電圧指示 

(45) 放射線量指示 

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40 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(その他の変量) 

(46) 回転数指示 

(47) 多点記録計(記録計を表す円を分けて表示する場合) 

(48) 重さ指示 

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41 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(その他の変量) 

(49) バーナフレームの監視 

(50) 振動記録 

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42 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(その他の変量) 

(51) 地震計(地震計が地震を検知すると警報するとともに,バルブを緊急作動させる場合) 

(52) ガス検知(可燃性ガス及び硫化水素ガスの漏えい検知を行い警報を出す場合) 

(53) 油漏えい検知(排水溝などに油が漏えいして混入するのを検知し警報する場合) 

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43 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(変量の組合せ) 

(54) 変量の組合せ 

(a) 

備考 PSZ-801がHHとなるか又はLSZ-802がLLとなれば,それまでLICA-803で調節されていたLV-803は,

初期設定値0%の開度となる。 

(b) 

備考 温度TS-808が一定の温度に達するまでは,HC-807によってバルブを操作する。一定値に達すると

TIC-805による制御に切り換わる。TIC-805は,KC-806によってプログラム制御され,圧力PS-809が設
定値を超えるとバルブは初期設定値100%の開度となる。 

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44 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(変量の組合せ) 

(c) 

備考 TIC-816の出力をFT-815の測定値の中心に与えられた上,下のバイアスのある範囲内に制限する。 

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45 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(変量の組合せ)(コンピュータ) 

(d) 

備考 PS-821,PS-822,PS-823のうち,二つ以上が設定値LLを超えた場合,XV-831を全開又は全閉させる。 

(55) コンピュータ入力 

(a) コンピュータによる圧力記録(CRT上のトレンド表示又はロギング),個別形計器による圧力指示 

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46 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(コンピュータ) 

(b) 温度指示警報(上限) 

(56) コンピュータ制御 

備考 流量,圧力は,オペレータへ表示すると同時に演算器 (FY-904) への入力となる。 

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47 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(コンピュータ) 

備考 コンピュータ故障時,アナログコントローラ(個別形)の設定値を手動で合わせ,切り換える。 

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48 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(コンピュータ) 

備考 セットポイントトラッキングにより,コンピュータ故障時,自動的にアナログコントローラ(個別形)

に切り換える。 

(57) CRT又はマルチループコントローラ 

(a) CRT又はマルチループコントローラの一般表現 

備考 CRT+マルチループコントローラ,CRT+ワンループコントローラ,個別表示+マルチループコントロ

ーラのいずれでもよい。 

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49 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(コンピュータ) 

(b) 個別表示+マルチループブラインドコントローラ[(a)の一般表現では不十分で,特に詳細に表現する場合] 

(c) CRT+1ループコントローラ[(a)の一般表現では不十分で,特に詳細に表現する場合] 

(d) 冗長化コントローラ 

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50 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(コンピュータ) 

(e) CRT/マルチループコントローラ[アナログコントローラ(個別形)バックアップ付きの場合の一般表現] 

(f) 変量の組合せ(流量の合計流量制御が品質コントローラによりカスケード制御される場合) 

(g) ローカルパネルで表示,操作 

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51 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(コンピュータ) 

(h) シーケンス制御 

備考 TS-931が一定温度になるまでは,HC-918の出力でバルブの開度を一定に保つ。一定温度を超えたら

TIC-916での制御に切り換わる。PS-917が限界を超えるとバルブへの信号は0となり,バルブは閉じる。 

(i) ロジック 

備考 TS-919上限,PS-920下限を共に超えたとき,電磁弁を動作させてバルブを開く。バルブ開表示がCRT

に出,温度アラームは,専用アナンシェータに出る。 

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52 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(コンピュータ) 

(j) 警報及び記録 

備考 LIA-922は,CRT又はマルチループコントローラ駆動のチャート記録計で記録。PR-923は,一般形記録

計で記録されると同時に,CRTでトレンド記録される。更に,H,Lアラーム接点信号を出し,アナン
シェータに警報を出す。 

(58) CRT又はマルチループコントローラとコンピュータ 

(a) セットポイント制御 

備考 ワンループコントローラで実現されるPIC-926は,コンピュータによってセットポイントコントロール

される。コンピュータとワンループコントローラは,内部結合で結合されている。 

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53 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(コンピュータ) 

(b) CRT又はマルチループコントローラによるバックアップ 

備考 CRT又はマルチループコントローラは,コンピュータコントロールPIC-927をバックアップする。 

(59) 自力式圧力調節弁 

(60) 自力式差圧調節弁(外部検出式) 

(61) 自力式温度調節弁 

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54 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

詳細記号(コンピュータ) 

(62) 自力式液面調節弁(ボールフロート機械式) 

(63) 自力式流量調節弁 

引用規格: 

JIS C 6271 2値論理素子記号 

JIS Z 8103 計測用語 

対応国際規格: 

ISO 3511/1-1977 Process measurement control functions and instrumentation−Symbolic 

represen-tation−Part 1 : Basic requirements  

55 

Z 8204-1983  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

本委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

磯 部   孝 

中部工業大学 

卯 木   稔 

工業技術院標準部 

大 村 昌 弘 

通商産業省機械情報産業局 

山 本   弘 

工業技術院計量研究所第4部 

宮 崎 誠 一 

宮崎技術研究所 

大 井 保 明 

プロセス系装制御技術協会(株式会社新潟鉄工所エンジニアリ

ング事業本部) 

中 川 俊 郎 

富士電機製造株式会社計測技術部 

萩 原 貞 雄 

三菱重工業株式会社化学プラントエンジニアリングセンター 

岡 根   稔 

社団法人日本電気計測器工業会(株式会社横河電機製作所) 

本 間 忠 一 

紙・パルプ技術協会(本州製紙株式会社施設部) 

井 上 孝 夫 

社団法人石油学会(出光興産株式会社製造部) 

中 川   篤 

東京互斯株式会社工場建設室 

石 田 雅 之 

社団法人日本鉄鋼協会(日本鋼管株式会社鉄鋼技術部) 

内 山 史 郎 

日本化学繊維協会(三菱レイヨン株式会社保安環境室) 

小 宮 建 作 

味の素株式会社中央研究所 

分科会 構成表 

氏名 

所属 

(主査) 

萩 原 貞 雄 

三菱重工業株式会社化学プラントエンジニアリングセンター 

大 井 保 明 

株式会社新潟鉄工所エンジニアリング事業本部 

卯 木   稔 

工業技術院標準部 

中 島 靖 之 

東洋エンジニアリング株式会社エンジニアリング本部 

三 吉 弘 道 

千代田化工建設株式会社制御システム部 

安 居 孝 司 

日本鋼管株式会社電気計装技術部 

熱 田 浩 明 

石川島播麿重工業株式会社プラント事業本部計装制御グループ 

三 輪 武 弘 

日揮株式会社デザインエンジニアリング本部標準化管理部 

館 田 隆 司 

三井造船株式会社プラントエンジニアリング事業本部