Z 8114 : 1999
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS Z 8114 : 1984は改正され,この規格に置き換えられる。
今回の改正によって,この規格は1992年に第1版として発行されたISO 10209-1, Technical product
documentation−Vocabulary−Part 1 : Terms relating to technical drawings : general and types of drawings及び
1993年に第1版として発行されたISO 10209-2, Technical product documentation−Vocabulary−Part 2 : Terms
relating to projection methodsに規定する製図用語に旧JISの製図用語を一部見直して,ISO 10209にない用
語を追加したものとなった。
なお,この規格には,次に示す附属書がある。
附属書(参考) 製図用機器及び製図用紙に関する用語
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
Z 8114 : 1999
製図一製図用語
Technical product documentation−Terms relating to technical drawings
序文 この規格は,1992年に第1版として発行されたISO 10209-1, Technical product documentation−
Vocabulary−Part 1 : Terms relating to technical drawings : general and types of drawings及び1993年に第1版と
して発行されたISO 10209-2, Technical product documentation−Vocabulary−Part 2 : Terms relating to
projection methodsを元に,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,従来,日本工
業規格で規定されていた製図用語を一部見直し,ISO 10209にない用語を追加した。
1. 適用範囲 この規格は,製図に関する製品技術文書情報に用いる用語の定義について規定する。
なお,ISO 10209-1及びISO 10209-2で規定する用語は,ゴシック体で示す。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 10209-1 : 1992 Technical product documentation−Vocabulary−Part 1 : Terms relating to
technical drawings : general and types of drawings
ISO 10209-2 : 1993 Technical product documentation−Vocabulary−Part 2 : Terms relating to
projection methods
2. 用語及び定義 用語及び定義は,次による。
なお,参考として対応英語を示すが,ISO 10209-1及びISO 10209-2で規定する用語はゴシック体で示す。
備考1. 一部の用語に括弧を付けて示してあるものは,括弧の中を省略してもよい。
2. 誤読のおそれのある用語については,用語欄に用語の読み方を括弧を付けて平仮名で示す。
2
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2.1
製図一般に関する用語
番号
用語
定義
対応英語(参考)
1001
製図
図面を作成する行為。
drawing
drawing practice
1002
図面
情報媒体,規則に従って図又は線図(4109参照)で表した,
そして多くの場合には尺度に従って描いた技術情報。
備考 この用語を複合語として用いる場合は,省略形
で単に“〜図”とすることが多い。
technical drawing
1003
図形
対象物の見える部分及び必要に応じて隠れた部分を表し
た正投影図。
view
1004
図
図形に寸法などの情報を書き加えたもの。断面図,透視投
影図など各種投影図の総称。
view
1005
グラフ
図による表現であり,通常,ある座標内で二つ以上の変数
の間の関係を表したもの。
chart,
graph
1006
表形式図
類似の形であるが,異なった形体を表形式で示す図面。
tabular drawing
1007
計算図表
計算することなく,一つ以上の量の近似的な数値を決定す
ることができる図。
nomograph
1008
要目表
図面の内容を補足する事項を,図中の中に表の形で表した
もの。例えば,加工,測定,検査などに必要な事項を示す
(付図1参照)。
tabular
1009
注記(事項)
図面の内容を補足する事項を,図中に文章で表したもの。 note
1010
詳細
対象物,対象物の部分又は組立の図による表現であり,通
常は必要な情報を与えるために拡大される。
detail
1011
アイテム
図示された対象物の構成部品又は組み合わされたもの(コ
ンポーネント)。
item
1012
器具製図
定期,コンパス,型板などの製図器具を用いて製図する行
為。
instrument drawing
1013
CAD製図
コンピュータの支援によって,製図する行為。
computer aided drawing
1014
フリーハンド製図
製図器具を用いないで,手書きによって製図する行為。
freehand drawing
1015
鉛筆書き製図
鉛筆を用いて製図する行為。
pencil (work) drawing
1016
墨入れ製図
製図用ペン,からす口などを用いて製図する行為。
inked drawing
3
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
1017
合成製図
すでにある図面に,一部を切り張り又は組み合わせて新規
の図面を作成する行為。
composite drawing
1018
仕様書
材料,製品,工具,設備などについて,技術的要求事項を
記載した文書。
(technical) specification
1019
部品表
一つの組立品(又は一つの部分組立品)を構成する部品の,
又は一枚の図面上に示された詳細な部品の完全なリスト。
item list
2.2
図面の様式に関する用語
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2001
図面の様式
図面の共通的な一定の形式。例えば,図面の輪郭,表題欄,
マークなどの形,大きさ,配置。
drawing format, layout of
drawing sheet
2002
(図面の)輪郭
図面の縁からの損傷で,図面の内容が損なわれないように
設ける余白の部分。
border, margin of drawing
2003
輪郭線
図面の,図を描く領域と輪郭との境界線。
frame, borderline
2004
表題欄
図面の管理上必要な事項,図面内容に関する定型的な事項
などをまとめて記入するために,図面の一部に設ける欄。
図面番号,図名,企業名などを記入する(2002の図参照)。
title block, title panel
2005
中心マーク
図面をマイクロフィルムに撮影したり,複写するときの便
宜のため,図面の各辺の中央に設ける印(2006の図参照)。
centering mark
2006
(図面の)区域
図面の中の特定の領域を示す範囲。例えば,B-2のように
示す。
division, zone
4
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
2007
区分記号
図面の区域を表示するための記号(2006の図参照)。
参考 区分記号は,JIS Z 8311に規定する格子参照方
式に基づく。
grid reference symbol,
zoning symbol
2008
裁断マーク
複写図を裁断するときの便宜のために原図に設ける印。
trimming mark, cutting
mark
2009
部品欄
図面に示す対象物又はその構成する部品(部材)の細目(部
品の名称,材料,数量など)を記入するために,図面の一
部に設ける欄。
item block, block for item
list
2010
照合番号
図面に示した部品と,部品欄又は部品表に書いた部品とを
照合するための番号。
reference number
2011
(図面の)来歴欄
図面の変更などの来歴を記録するために設ける欄。
block for revision,
revision block
2012
比較目盛
図面を縮小・拡大した場合,その程度を知るために設ける
目盛。
metric reference
graduation,
comparative graduation
2.3
製図に関する用語
2.3.1
尺度に関する用語
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3001
尺度
図形の大きさ(長さ)と対象物の大きさ(長さ)との割合。 scale
3002
現尺
対象物の大きさ(長さ)と同じ大きさ(長さ)に図形を描
く場合の尺度。
備考 現寸ともいう。
full scale, full size
3003
倍尺
対象物の大きさ(長さ)よりも大きい大きさ(長さ)に図
形を描く場合の尺度。
enlargement scale,
enlarged scale
3004
縮尺
対象物の大きさ(長さ)よりも小さい大きさ(長さ)に図
形を描く場合の尺度。
reduction scale,
contraction scale
5
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2.3.2
線に関する用語
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3101
実線
連続した線。
continuous line
3102
破線
一定の間隔で短い線の要素が規則的に繰り返される線。
dashed line
3103
跳び破線
線と間隔とが等しい線分で繰り返される線。
dashed spaced line
3104
点線
ごく短い線の要素をわずかな間隔で並べた線。
dotted line
3105
一点鎖線
長及び極短(ダッシュ)2種類の長さの線の要素が交互に
long dashed short dashed
6
Z 8114 : 1999
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
繰り返される線。
line
3106
二点鎖線
長及び極短(ダッシュ)2種類の長さの線の要素が,長・
極短・極短の順に繰り返される線。
long dashed double-short
dashed line
3107
一点短鎖線
短及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が順に繰
り返される線。
dashed dotted line
3108
二点短鎖線
短及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,短・
極短・極短の順に繰り返される線。
dashed double-dotted line
3109
三点短鎖線
短及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,短・
極短・極短・極短の順に繰り返される線。
dashed triplicate-dotted
line
3110
一点長鎖線
長及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,長・
極短の順に繰り返される線。
long dashed dotted line
3111
二点長鎖線
長及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,長・
極短・極短の順に繰り返される線。
long dashed
double-dotted line
3112
三点長鎖線
長及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,長・
極短・極短・極短の順に繰り返される線。
long dashed
triplicate-dotted line
3113
一点二短鎖線
短及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,短・
短・極短の順に繰り返される線。
double-dashed dotted line
3114
二点二短鎖線
短及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,短・
短・極短・極短の順に繰り返される線。
double-dashed
double-dotted line
3115
三点二短鎖線
短及び極短(ドット)の2種類の長さの線の要素が,短・
短・極短・極短・極短の順に繰り返される線。
double-dashed
triplicate-dotted line
3116
ジグザグ線
直線と稲妻形を組み合わせた線(付図2参照)。
continuous narrow line
with zigzags
3117
細線(ほそせん)
図形・図・図面を構成している線の中で,相対的に細い線。 narrow line
3118
太線(ふとせん)
図形・図・図面を構成している線の中で,相対的に太い線。
備考 細線の2倍の太さとする。
wide line
7
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3119
極太線(ごくぶとせ
ん)
図形・図・図面を構成している線の中で,必要があって特
に太く描いた線。
備考 太線の2倍の太さとする。
extra wide line
3120
外形線
対象物の見える部分の形を表す線(付図2参照)。
visible outline
3121
かくれ線
対象物の見えない部分の形を表す線(付図2参照)。
hidden outline
3122
中心線
中心を示す線(付図2参照)。
centre line
3123
対称中心線
対称図形の対称軸を表す線。
line of symmetry
3124
ピッチ線
繰り返し図形のピッチをとる線。
pitch line
3125
重心線
軸に垂直な断面の重心を連ねた線(3124の図参照)。
centroidal line
3126
破断線
対象物の一部分を仮に取り除いた場合の境界を表す線(付
図2参照)。
line of limit of partial or
interrupted view and
section
3127
切断線
断面図を描く場合,その切断位置を対応する図に表す線
(付図2参照)。
line of cutting plane
3128
回転断面線
図形内にその部分の切り口を90°回転して表す線(付図2
参照)。
outline of revolved
sections in place
3129
想像線
a) 隣接部分又は工具・ジグなどの位置を参考に表す線(付
図2参照)。
b) 可動部分を,移動中の特定の位置又は移動の限界の位
置で表す線(付図2参照)。
fictitious outline,
imaginary line
3130
原形線
図に表した対象物の加工前の形を,その図に表す線。
initial outline
3131
等高線
表面を表すために,地形投影において上又は下の基準水平
面のあらかじめ決めた高さでの水平面の交点。
備考 等高線は,適切な測定単位で,等高は単独又は
複数である。
level contour line
3132
特殊指定線
特殊な加工を施す部分など特別な要求事項を指定する範
囲を表す線(付図2参照)。
line for special
requirement
3133
寸法線
対象物の寸法を記入するために,その長さ又は角度を測定
する方向に並行に引く線(付図2参照)。
dimension line
3134
寸法補助線
寸法線を記入するために図形から引き出す線(付図2参
照)。
projection lines
3135
引出線
記述・記号などを示すために引き出す線(付図2参照)。
leader line
3136
基準線
特に位置決定のよりどころであることを示す線。
reference line,
datum line
8
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3137
水準面線
水面,液面などの位置を表す線。
line of water level
9
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2.3.3
投影法に関する用語
10
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3201
投影法
三次元の対象物を二次元画像に変換するために用いる規
則。投影中心法又は投影平面法を前提としている。
projection method
3202
座標方式
空間にあるそれぞれの点の間の関係と三つの対応する座
標を規定するための根拠。そして逆もまた同様である。
参考 この用語は,直角座標の意味にしばしば用いら
れる。
coordinate system
3203
座標
座標方式で,各点の位置を明確に与える決められた数値
(それらに対応する大きさの単位で)の組合せ。
参考 この用語は,直角座標の意味にしばしば用いら
れる。
coordinates
3204
座標軸
原点で交差する空間の三つの参照直線。これで座標方式を
形づくる。
参考 この用語は,直角座標軸の意味にしばしば用い
られる。
coordinate axes
3205
水平軸
水平を示すための基準となる座標軸。
horizon
3206
座標面
任意の二つの座標軸によって規定される三つの面の各々。
参考 この用語は,直角座標面の意味にしばしば用い
られる。
coordinate plane
3207
投影平面,
投影面
対象物の画像を得るために,対象物が投影される平面。
projection plane
3208
水平面
投影中心を通る水平な面。
horizon plane
3209
直角座標方式
同じ点(原点)から始まる三つの互いに直角な軸(直角座
標軸)の関係とそれらの大きさの単位による表し方を基に
した座標方式。
rectangular coordinate
system
3210
直角座標
直角座標方式で,空間の点の与えられた条件での三つの直
角座標の点から座標面までの距離。
備考 通常は,単純に座標という。
rectangular coordinates
3211
直角座標軸
直角に交差する座標軸。
備考 通常は,単純に座標軸という。
rectangular coordinate
axes
3212
直角座標面
直角に交差する座標面。
備考 通常は,単純に座標面という。
rectangular coordinate
planes
3213
円筒座標方式
水平座標軸,その原点及び測定の単位による表し方を基に
した座標方式。
cylindrical coordinate
system
3214
円筒座標
円筒座標方式での空間にある点の次の三つの座標をいう。
半径(原点を通る垂直軸からの点までの距離),方位角(点
と原点とを含む垂直面と水平軸とがなす角)及び高さ(原
点を含む水平面から点までの距離)。
cylindrical coordinates
3215
円筒座標軸
水平方向の直線及びその原点。
−
3216
極座標方式
極座標軸及びその測定の単位による参照方式に基づいた
座標方式。
polar coordinate system
3217
極座標
極座標方式での空間にある点の次の三つの座標をいう。半
径(点と極との距離)。方位角(点と原点を含む垂直面と
極座標軸がなす角)。動角(極角)(点を含む水平面と点と
原点と含む直線がなす角)。
polar coordinates
3218
極座標軸
水平方向の直線及びその原点。
polar coordinate axis
3219
原点
座標軸の交点。
origin
3220
基線
基面と投影面とが交差する線。
basic line,
ground line
11
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3221
基面(きめん)
観察者が立っている水平面。
basic plane,
ground plane
3222
停点
視点から基面に下した垂線の足。
参考 立点と呼ぶ場合がある。
point of view
3223
視点
対象物を投影するときの目の位置(3250の図参照)。
observerʼs eye,
eye point
3224
視線
視点と空間にある点とを結ぶ線及びその延長線(3250の図
参照)。
line of sight
3225
視心,
視中心
主投影線と投影面との交点。投影平面に直交するすべての
直線(奥行き方向の線)の消点となる。
main point
3226
視高(しこう)
投影の高さ。
height of projection
3227
投影線
投影中心からの視点と対象物上の点とを通って表示され
る直線。投影平面でのその交点は,対象物のその点の投影
を示す。
projection line
3228
主投影線
視点を通り,垂直の投影面及び視心において直交する水平
な投影線。
main projection line
3229
投影中心
すべての投影線が始まる点。
projection centre
3230
画像
技術的な製図のある形式で描かれた情報の表現。一般に,
いずれかが特定な投影図法又は図形に関係する。
representation
3231
地平線
水平面と鉛直投影面とが交差する線。すべての水平な直線
の消点の幾何学的位置を表す。
horizon line,
horizontal line
3232
消点
平行な直線が透視投影において,一点に集まる点。すべて
の平行な直線が,無限遠の距離で一点で集まる想像上の
点。
vanishing point
3233
距離点
投影面と45゜の角度をなす平行な水平線の作る二つの消
点。
distance point
3234
視円すい
主投影線を軸とし,視点を頂点とする直円すい。
vision cone
3235
視角
視円すいの頂角。
vision angle
3236
視円
投影面と視円すいと交差する円。
circle of vision
3237
平行投影
投影中心が無限遠に置かれ,すべての投影線を平行にする
投影の方法。
parallel projection
3238
直角投影
投影線が投影面を直角によぎる平行投影。
right projection
3239
正投影
すべての投影線が投影平面で直角によぎる平行投影。
orthogronal projection
3240
軸測投影
単一の平面上における対象物の平行投影。
axonometric
representation
12
Z 8114 : 1999
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
3241
等角投影
どの投影線も,三つの座標軸と同じ角度を保ちながら,単
一の投影面上に対象物を正投影すること。投影面は,座標
軸と同じ角度で交わるので,三つの軸上の尺度はすべて同
じである (monometric projection)。
isometric axonometry
3242
二等角投影
二つの座標軸上の尺度が同一で,第三の軸の尺度が異なる
ように,対象物を単一の投影面上に平行投影した表現。
dimetric projection
3243
不等角投影
三つの座標軸上の尺度がすべて異なるように,対象物を単
一の投影面上に平行投影した表現。
参考 この方法は,推奨されない。
trimetric projection
3244
地形投影
表面を表すために,等しい水平な面の断面の交点の水平投
影面上の正投影。個々の交点は,基準水平面に関して交点
の標高を含む等高線で示す。
topographical
projection
13
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3245
鏡像投影
対象物の座標面に平行に置いた鏡に写る対象物の像を描
く図形の表し方。
備考 これによって描いた図を鏡像投影図という。建
物の天井伏せ図などに用いる。
mirror projection
3246
斜投影
単一の投影面 (projection plane) 上に斜投影 (oblique
projection) する方法。
oblique axonometry
3247
キャビネット投影
投影面が,座標面の一つと平行になるように,単一の投影
面上に斜投影する方法。投影面に平行な面上の対象物の寸
法は,同じ尺度で示される。慣習上,第三の軸方向の投影
尺度を1/2にとる。
cabinet axonometry
3248
カバリエ投影
投影面が,座標面の一つと平行になるように,単一の投影
面 (projection plane) 上に投影する方法。投影面に平行な面
上の対象物の寸法は,同じ尺度で示される。慣習上,第三
の軸方向の投影も同じ尺度にする (monometric projection)。
cavalier axonometry
3249
中心投影
投影中心が無限遠に置かれ,すべての投影線を収れんさせ
る投影の方法。
central projection
14
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3250
透視投影
投影面からある距離にある視点と対象物の各点とを結ん
だ投影線が投影面をよぎる投影。
備考1. 一般には,一つの投影面で表す。
2. これによって描いた図を透視投影図という。
perspective projection,
central projection
3251
一点透視投影
対象物の一つの面が,投影面に平行なときの,透視投影表
現 (perspective representation)。
one-point perspective
3252
二点透視投影
投影面が鉛直で対象物の垂直の面が投影面に対し傾斜し
ており,水平の面が投影面に対し直角な透視投影。
two-point perspective
3253
三点透視投影
対象物のすべての面が投影面に対し傾斜している透視投
影。
three-point perspective
3254
鳥かん(瞰)透視投
影
投影面が水平で視点が投影面より上にある一点透視投影。 birdʼs eye perspective,
birdʼs eye view
15
Z 8114 : 1999
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
3255
仰かん(瞰)透視投
影
投影面が水平で視点が投影面より下にある一点透視投影。 frogʼs eye perspective
3256
正投影法
正座標面に一致又は平行な一つ以上の投影面平上に,座標
面に対して平行なその主要平面に直角に置いた対象物の
正投影。これらの投影平面は,製図用紙上に都合のよいよ
うに回してあるので,対象物の投影図は互いに対称に置か
れる。
orthographical
representation
3257
正投影図
正投影法によって描いた図。
orthographical drawing
3258
第三角法
一つの対象物の主投影図のまわりに,その対象物のその他
の五つの投影図のいくつか又はすべてを配置して描く正
投影。主投影図を基準にして,その他の投影図は,次のよ
うに配置する。
− 上側からの投影図は,上側に置く。
− 下側からの投影図は,下側に置く。
− 左側からの投影図は,左側に置く。
− 右側からの投影図は,右側に置く。
− 裏側からの投影図は,右側又は左側に置く。
third angle projection
(method)
16
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3259
第一角法
一つの対象物の主投影図のまわりに,その対象物のその他
の五つの投影図のいくつか又はすべてを配置して描く正
投影。主投影図を基準にして,その他の投影図は,次のよ
うに配置する。
− 上側からの投影図は,下側に置く。
− 下側からの投影図は,上側に置く。
− 左側からの投影図は,右側に置く。
− 右側からの投影図は,左側に置く。
− 裏側からの投影図は,左側又は右側に置く。
first angle projection
(method)
3260
等角投影法
三つの座標軸上の尺度が同一であるように,対象物を単一
の投影面上に平行投影した表現。
monometric projection
(metbod)
3261
等角図
等角投影によって対象物を描くとき,座標軸上の長さが実
長になるような方法で描いた図。
isometric drawing
3262
斜投影法
一般には,一つの投影面で表すすべての投影線が投影平面
で90゜以外の同一角度でよぎる平行投影。
oblique projection
(method)
3263
平面斜投影図
投影面が,水平座標面に平行になるように,単一の投影面
上に斜投影した図。
planometric axonometry
17
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
3264
透視投影法
対象物を投影面(通常は鉛直面)に中心透視投影した表現。 perspective
representation
3265
鳥かん(瞰)図
視点の位置を高くとった一点透視投影図。
参考 投影面は,垂直面や傾斜面であることが一般的
であり,水平面の場合には,むしろ特殊である。
birdʼs eye view
3266
矢示法
投影図及び断面図が図面の中で自由に置ける表示方法。
個々の投影図及び断面図は,主投影図に見る方向を示した
矢印の付近に識別の大文字を繰り返して指示する。
reference arrow layout
3267
X線投影図
遠近手法による絵画的表現 (pictorial representation)。複雑な
対象物を,あたかも部分的に透明であるかのように見せ,
主要部分を明らかにした図。
X-ray view
3268
絵画的表現図
対象物の実際に見える形を技術的又は芸術的に表した二
次元表示。製図の分野では,軸測投影及び透視投影が,透
視投影及び分解立体図と同様に,絵画的表現であると考え
る。
pictorial drawing
18
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2.3.4
図形に関する用語
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3301
外形図
対象物の外形を描いた図。
full view
3302
投影図
投影法によって描いた図。
projection view
3303
立面図
鉛直面への投影図(土木部門,建築部門)。
elevation
3304
正面図
対象物の正面とした方向からの投影図(3258の図参照)。
立面図ともいう(建築部門)。
front view,
front elevation
3305
平面図
対象物の上面とした方向からの投影図又は水平断面図
(3258の図参照)。
参考 上面図 (top view) という場合がある。
plan
3306
側面図
対象物の側面とした方向からの投影図(3258の図参照)。
side view,
side elevation
3307
下面図
対象物の下面とした方向からの投影図(3258の図参照)。
bottom view
3308
背面図
対象物の背面とした方向からの投影図(3258の図参照)。
rear view,
back elevation
3309
主投影図
対象物の形・機能の特徴を最も明瞭に表すように選んだ投
影図。
principal view
19
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
3310
補助投影図
対象物の正座標系と異なる座標系に描いた投影図。
参考 一般的には斜面に対向する位置に描いた投影
図。
relevant view,
auxiliary view
3311
部分投影図
投影図の一部を表した図。
partial view
3312
局部投影図
穴・溝など,対象物の一局部を表した投影図。
local view
3313
部分拡大図
図の特定部分だけを拡大して,その図に描き添えた図。
elements on larger scale
3314
断面図
対象物を仮に切断し,その手前側を取り除いて描いた図。
切り口に加えて,切断面の向こう側の外形を示す。
cut,
sectional view
20
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
3315
全断面図
対象物を一平面の切断面で切断して得られる断面図を省
くことなく描いた図。
full sectional view,
full section
3316
横断面図
長手方向に垂直な断面を示す断面図。
drawing of cross section,
cross-sectional view,
lateral profile
3317
縦断面図
a) 長手方向の断面図。
b) 河川・道路・鉄道などに沿い,それを展開して高さな
どを示す断面図(土木部門)。
drawing of longitudinal
section,
longitudinal section
profile
3318
片側断面図
対象中心線を境にして,外形図の半分と全断面図の半分と
を組み合わせて描いた図。
half sectional view
(half section)
3319
部分断面図
図形の大部分を外形図とし,必要とする要所の一部分だけ
を断面図として表した図。
local sectional view (local
section)
3320
回転図示断面図
描いた図の投影面に垂直な切断面で描いた切り口を90゜
回転して,その投影図に描いた図。
revolved section
3321
切断面
切断図を描くときに,対象物を仮に切断する面。
cutting plane
3322
切り口
一つ以上の切断面上における対象の輪郭だけを示す図形。 section
3323
ハッチング
切り口などを明示する目的で,その面上に施す平行線の
群。
hatching
3324
対称図形
中心線に対し,対称になっている図形。
symmetrical part
3325
対称図示記号
対称図形の片側だけを描いた場合,その対称中心線の両端
に記入する2本の平行な線。
−
3326
繰返し図形
一つの対象物を描いた図の中に,ボルト穴,管穴,はしご
の踏み棒など同種同形のものが規則的に多数並んだ場合
のこれらの図形。
repetitive features
3327
単線図示
薄板の断面・側面,線材などを1本の太線で図示する方法。 single line delineation
21
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
3328
陰
不透明な立体に光を当てたとき,その立体にできる暗部。
備考 陰の縁を示す線を陰線という。
shade
3329
影
立体の陰を投影面に投影したもの(3328の図参照)。
備考 影の輪郭を影線という。
shadow
22
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2.3.5
寸法などに関する用語
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3401
直列寸法記入法
個々の部分の寸法を,それぞれ次から次に記入する方法。
chain dimensioning
3402
並列寸法記入法
基準となる部分からの個々の部分の寸法を,寸法線を並べ
て記入する方法。
parallel dimensioning
23
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
3403
累進寸法記入法
基準となる部分からの個々の部分の寸法を,共通の寸法線
を用いて記入する方法。
superimposed running
dimensioning
3404
座標寸法記入法
個々の点の位置を表す寸法を,座標によって記入する方
法。
dimensioning by
coordinates,
coordinate dimensioning
3405
寸法補助記号
寸法数値に付加して,その寸法の意味を明確にするために
用いる記号。例えば,φ。
symbol for dimensioning
3406
基準
対象物の形・組立部品の位置などを決めるもとになる点,
線又は面。
reference
3407
組立基準
組立・建て方などのために基準とする点,線又は面。
reference point,
reference line,
reference plane
3408
起点記号
累進寸法記入法及び座標寸法記入法における寸法0の点を
表す記号。
symbol for origin
3409
寸法
決められた方向での,対象部分の長さ,距離,位置,角度,
大きさを表す量。
参考 寸法には,長さ寸法,大きさ寸法,位置寸法,
角度寸法などがある。
dimension
3410
サイズ
決められた単位・方法で表した大きさ寸法。
size
3411
長さ寸法
長さを表す寸法。
linear dimension
3412
角度寸法
角度を表す寸法。
angular dimension
3413
位置寸法
形体の位置を表す寸法。
positional dimension
3414
機能寸法
機能上必須の形体の部分,すきまなどの寸法。
functional dimension
3415
呼び寸法
対象物の大きさ,機能を代表する寸法。
nominal size
3416
仕上がり寸法
製作図で意図した加工を終わった状態の対象物がもつべ
き寸法。
finished dimension
3417
基準寸法
寸法の許容限界の基本となる寸法。
basic dimension,
nominal dimension
3418
実寸法
仕上がった対象物の実際の寸法。
actual size
3419
参考寸法
図面の要求事項でなく,参考のために示す寸法。
auxiliary dimension,
reference dimension
24
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
3420
テーパ
投影図又は断面図における相交わる2直線間の相対的な広
がりの度合い。
taper
3421
こう配
投影図又は断面図における直線の,ある基準線に対する傾
きの度合い。
slope
3422
寸法の許容限界
形体の実寸法が,その間におさまるように定められた,寸
法の限界。
備考 許容限界寸法によって,又は基準寸法と寸法許
容差によって示す。
permissible limits of
dimension
3423
許容限界寸法
寸法の許容限界を表す大小二つの寸法(最大許容寸法及び
最小許容寸法)。
limits of size
3424
寸法許容差
許容限界寸法から,その基準寸法を引いた値。
permissible dimensional
deviation
3425
寸法公差
最大許容寸法と最小許容寸法との差。
dimensional tolerance
3426
製作公差
構成材又は部品を製作するときに与える寸法公差(建築部
門)。
manufacturing tolerance
3427
組立公差
組立基準からの寸法に対する公差(建築部門)。
election tolerance
3428
位置決め公差
組立基準からの,構成材の位置を決める寸法に対する公差
(建築部門)。
positioning tolerance
3429
普通寸法公差
図の中の個々の寸法に許容差を直接記入しないで,一括し
て指示する寸法許容差。主として機能上特別な精度が要求
されていない寸法に適用する。
general dimension
tolerance
25
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2.3.6
幾何公差に関する用語
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3501
幾何特性
形状,姿勢,位置及び振れを規制する特性。
geometrical
characteristics
3502
形体
幾何公差の対象となる点,線,軸線,面及び中心面。
feature
3503
単独形体
データムに関連なく幾何公差を決めることができる形体。
例えば,真直度を問題にする軸線。
single feature
3504
関連形体
データムに関連して幾何公差を決める形体。例えば,平行
度を問題にする軸線。
related feature
3505
公差付き形体
幾何公差を直接指示した形体。
toleranced feature
3506
外側形体
対象物の外側を形作る形体。例えば,軸の外径面。
external feature
3507
内側形体
対象物の内側を形作る形体。例えば,穴の内径面。
internal feature
3508
(幾何公差の)公差
域
公差付き形体が,その中におさまるように指示した幾何公
差によって定まる領域。
(geometical) tolerance
zone
3509
幾何公差
幾何偏差(形状,姿勢及び位置の偏差並びに振れ)の許容
値。
備考 幾何偏差の定義については,JIS B 0621参照。
geometrical tolerance
3510
形状公差
幾何学的に正しい形体(例えば,平面)をもつべき形体の
形状偏差に対する幾何公差。
form tolerance
3511
姿勢公差
データムに関連して,幾何学的に正しい姿勢関係(例えば,
平行)をもつべき形体の姿勢偏差に対する幾何公差。
orientation tolerance
3512
位置公差
データムに関連して,幾何学的に正しい位置関係(例えば,
同軸)をもつべき形体の位置偏差に対する幾何公差。
location tolerance
3513
真位置
位置度公差を指示した形体があるべき基準とする正確な
位置。
true position
3514
振れ公差
データム軸直線を中心とする幾何学的に正しい回転面(デ
ータム軸直線に直角な円形平面を含む。)をもつべき形体
の振れに対する幾何公差。
run−out tolerance
3515
データム系
一つの関連形体の基準とするために,個別に二つ以上のデ
ータムを組み合わせて用いる場合のデータムのグループ。
備考 互いに直交する三つのデータム平面によって構
成されるデータム系を,特に,三平面データム
系という。
datum system
26
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
3516
データム
形体の姿勢公差・位置公差・振れ公差などを規制するため
に設定した理論的に正確な幾何学的基準。
datum
3517
データム形体
データムを設定するために用いる対象物の実際の形体。
datum feature
3518
データムターゲッ
ト
データムを設定するために,加工,測定及び検査用の装
置・器具などを接触させる対象物上の点,線又は限定した
領域。
datum target
3519
理論的に正確な寸
法
形体の位置又は方向を幾何公差(輪郭度,位置度,輪郭度
及び傾斜度の公差)を用いて指示するときに,その理論的
輪郭,位置又は方向を決めるための基準とする正確な寸
法。
theoretically exact
dimension
3520
普通幾何公差
図の中の個々の形体に幾何公差を直接記入しないで,一括
して指示する幾何公差。
general geometrical
tolerance
2.3.7
寸法公差・幾何公差・表面にまたがる用語
番号
用語
定義
対応英語(参考)
3601
包絡の条件
円筒面や平行二平面からなる単独形体の実体が,最大実体
寸法をもつ完全形体の包絡面を超えてはならないという
条件。
envelope requirement
3602
完全形状
幾何学的な偏差をもたない形状。
perfect form
3603
最大実体公差方式
寸法公差と幾何公差との間の相互依存関係を,最大実体状
態を基にして与える公差方式。
maximum material
requirement
3604
最大実体状態
形体の実体が最大となるような許容限界寸法をもつ形体
の状態。
maximum material
condition (MMC)
3605
最大実体寸法
形体の最大実体状態を定める寸法。すなわち,外側形体に
ついては,最大許容寸法,内側形体については,最小許容
寸法。
maximum material size
(MMS)
3606
最小実体状態
形体の実体が最小となるような許容限界寸法をもつ形体
の状態。
least material condition
(LMC)
3607
最小実体寸法
形体の最小実体状態を定める寸法。すなわち,外側形体に
ついては,最小許容寸法,内側形体については,最大許容
寸法。
least material size (LMS)
3608
実効状態
対象としている形体の最大実体寸法と,その形体の姿勢公
差又は位置公差との総合効果によって生じる完全な形状
をもつ限界。
virtual condition (VC)
3609
実効寸法
形体の実効状態を定める寸法。すなわち,外側形体につい
ては,最大許容寸法に姿勢公差又は位置公差を加えた寸
法。内側形体については,最小許容寸法から姿勢公差又は
位置公差を減じた寸法。
virtual size (VS)
3610
最小実体公差方式
寸法公差と幾何公差との間の相互依存関係を,最小実体状
態を基にして与える公差方式。
least material requirement
3611
面の肌
主として,機械部分,構造部材などの表面における表面粗
さ,筋目方向,表面うねり,きず,圧こんなどの総称。
surface texture
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2.4
図面の名称に関する用語
2.4.1
用途による用語
番号
用語
定義
対応英語(参考)
4001
計画図
設計の意図,計画を表した図面。
scheme drawing
4002
基本設計図
最終決定のための,及び/又は当事者間の検討のための基
本として使用する図面。
draft drawing,
preliminary drawing
4003
実施設計図
建造物を実際に建設するための設計を示す計画図(土木部
門,建築部門)。
working drawing
4004
試作図
製品又は部品の試作を目的とした図面。
prototype drawing
4005
製作図
一般に設計データの基礎として確立され,製造に必要なす
べての情報を示す図面。
production drawing
4006
工程図
製作工程の途中の状態又は一連の工程全体を表す製作図。 process drawing
4007
(工作)工程図
特定の製作工程で加工すべき部分,加工方法,加工寸法,
使用工具などを示す工程図(付図3参照)。
−
4008
据付け図
一つのアイテムの概観形状と,それに組み合わされる構造
又は関連するアイテムに関係付けて据え付けるために必
要な情報を示した図面(付図4参照)。
installation drawing
4009
施工図
現場施工を対象として描いた製作図(建築部門)。
working diagram
4010
詳細図
構造物,構成材の一部分について,その形,構造又は組立・
結合の詳細を示す図面。一般に大きい尺度で描く。
detail drawing
4011
かなばかり図
建物の垂直断面図によって示す製作図(建築部門)(付図5
参照)。
sectional detail drawing
4012
検査図
検査に必要な事項を記入した工程図。
drawing for inspection
4013
注文図
注文書に添えて,品物の大きさ,形,公差,技術情報など
注文内容を示す図面。
drawing for order
4014
見積図
見積書に添えて,依頼者に見積内容を示す図面。
drawing for estimate,
estimation drawing
4015
承認用図
注文書などの内容承認を求めるための図面。
drawing for approval
4016
承認図
注文者などが内容を承認した図面。
approved drawing
4017
説明図
構造・機能・性能などを説明するための図面。
explanatory drawing,
explanation drawing
4018
参考図
製品製造の設備設計などの参考にするための図面。
reference drawing
4019
記録図
敷地,構造,構成組立品,部材の形・材料・状態などが完
成に至るまでの詳細を記録するための図面。
as-built drawing,
record drawing
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2.4.2
表現形式による用語
番号
用語
定義
対応英語(参考)
4101
一般図
構造物の平面図・立面図・断面図などによって,その形式・
一般構造を表す図面(土木部門,建築部門)。
参考 かくれ線を用いないで描くのが普通である。
general drawing
4102
外観図
梱包,輸送,据付け条件を決定する際に必要となる対象物
の外観形状,全体寸法,質量を示す図面。
outline drawing
4103
展開図
対象物を構成する面を平面に展開した図。
development
4104
曲面線図
船体,自動車の車体などの複雑な曲面を線群で表した図面
(付図6参照)。
lines
4105
グリッド図
グリッド(格子)を記入して,関係位置・モジュール寸法
などが読み取れるようにした図面。
grid planning
4106
断面表
柱,はりの断面,形及び寸法を一括して示した表(建築部
門)。
−
4107
仕上表
建物などの外部及び内部の仕上げを一括して示した表(建
築部門)
finish schedule
4108
建具表
建具の位置,姿図,記号,数量,仕上げ,金物などを一括
して示した表(建築部門)。
door and window
schedule
4109
線図,
ダイヤグラム
図記号を用いて,システムの構成部分の機能及びそれらの
関係を示す図面。
diagram
29
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
4110
系統(線)図
給水・排水・電力などの系統を示す線図(付図7参照)。
system diagram
4111
(プラント)工程図 化学工場などで,製品の製造過程の機械設備と流れの状態
(工程)を示す系統図(付図8参照)。
−
4112
配管図
構造物,装置における管の接続・配置の実態を示す系統図
(付図9参照)。
piping diagram,
plumbing drawing
4113
(電気)接続図
図記号を用いて,電気回路の接続と機能を示す系統図(付
図10参照)。
参考 各構成部分の形,大きさ,位置などを考慮しな
いで図示をする。
electrical schematic
diagram
4114
計装図
測定装置,制御装置などを工業装置,機械装置などに装
備・接続した状態を示す系統線図(付図11参照)。
instrumentation diagram
4115
配線図
装置又はその構成部品における配線の実態を示す系統図
(付図12参照)。
参考 各構成部品の形,大きさ,位置などを考慮して
図示をする。
connection diagram,
wiring diagram
4116
構造線図
機械,橋りょうなどの骨組みを示し,構造計算に用いる線
図。
skeleton diagram
4117
運動線図
機械の構成・機能を示す線図。
−
4118
運動機構図
機械を構成する要素を表す図記号を用いて,機械の構造を
図示する運動線図。
−
4119
運動機能図
運動機能を表す図記号を用いて,機械の機能を図示する運
動線図。
−
4120
立体図
軸測投影,斜投影法又は透視投影法によって描いた図の総
称。
single view drawing
4121
分解立体図
組立部品の絵画的表現 (pictorial representation)。通常は,軸
測投影又は透視投影をする。各部品は,同じ尺度で描かれ
互いに正しい対向位置を占める。各部品は分離され,順序
に従って共通軸上に配置される。
exploded view
4122
スケッチ図
フリーハンドで描かれ,必ずしも尺度に従わなくてもよい
図面。
freehand drawing
30
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2.4.3
内容による用語
番号
用語
定義
対応英語(参考)
4201
部品図
部品を定義するうえで必要なすべての情報を含んだ,これ
以上分解できない単一部品を示す図面。
part drawing
4202
素材図
機械部品などで,鋳造,鍛造などのままの機械加工前の状
態を示す図面。
drawing for blank
4203
組立図
部品の相対的な位置関係,組み立てられた部品の形状など
を示す図面。
assembly drawing
4204
部品相関図
二つの部品の組立及び整合のための情報を示す図面。例え
ば,両者の寸法,形状限界,性能,予備試験の要求に関す
る情報を示す。
interface drawing
4205
総組立図
完成品のすべての部分組立品と部品とを示した組立図。
general assembly
drawing
4206
部分組立図
限定された複数の部品又は部品の集合体だけを表した部
分的な構造を示す組立図。
sub-assembly drawing
4207
鋳造模型図
木,金属又は他の材料で作られる鋳造用の模型を描いた図
面。
pattern drawing
4208
コンポーネント図,
構造図
一つのコンポーネントを決定するために必要なすべての
情報を含む図面。
component drawing
4209
コンポーネント仕
様図
コンポーネントの寸法,形式,型番,性能などを表した図
面。
component range
drawing
4210
軸組図
鉄骨部材などの取付け位置,部材の形,寸法などを示した
構造図。
framing elevation
4211
基礎図
構造物などの基礎を示す図又は図面(付図13参照)。
foundation drawing
4212
配置図
地域内の建物の位置,機械などの据付け位置の詳細な情報
を示す図面(付図14参照)。
layout drawing,
plot plan drawing
4213
全体配置図
場所,参照事項,規模を含めて,建造物の配置を示す図面。 general arrangement
drawing
4214
部分配置図
全体配置図の中のある限定された部分を描いたもので,通
常は拡大された尺度で描かれ補足的な情報を与える図面。
partial arrangement
drawing
31
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
4215
区画図
都市計画などに関連させて,敷地,構造物の外形及び位置
を示す図面。
block plan
4216
敷地図
建物を建造する場所,進入方法及び敷地の全般的なレイア
ウトに関連する建設工事のための位置を示すもので,各種
供給施設,道路及び造成に関する情報も含まれる図面。
site plan
4217
装置図
装置工業で,各装置の配置,製造工程の関係などを示す図
面(付図15参照)。
plant layout drawing
4218
配筋図
鉄筋の寸法と配置を示した図又は図面(土木部門,建築部
門)。
bar arrangement drawing,
bar scheduling
4219
実測図
地形・構造物などを実測して描いた図面(土木部門,建築
部門)。
measured drawing,
surveyed drawing
4220
撤去図
建物などで,既存の状態から取り壊して除去する部分が分
かるように表した図面(建築部門)(付図16参照)。
moderation drawing
2.5
図面管理に関する用語
番号
用語
定義
対応英語(参考)
5001
図面管理
図面に関する業務の管理。
備考 図面(仕様書などを含む。)に関する業務の内容
を大別すると次のようになる。
a) 原図の登録,保管,出納,廃却。
b) 複写図の作成,編集,配布,回収,廃却。
c) 図面の変更の手続き。
d) 第二原図,マイクロフイルム。
administration of
drawings
5002
一品一葉図面
一つの部品又は組立品を1枚の製図用紙に描いた図面。
individual system
drawing,
one-part one sheet
drawing
5003
一品多葉図面
一つの部品又は組立品を2枚以上の製図用紙に描いた図
面。
multi-sheet drawing
5004
多品一葉図面
いくつかの部品,組立品などを1枚の製図用紙に描いた図
面。
group system drawing,
multi-part drawing
5005
原図
現在承認された情報又はデータを与え,かつ,最近の状態
が記録・登録されている図面。
original drawing
5006
第二原図
原図を複写して作成した図,又は副原図。
−
32
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
5007
写図
図又は図面の上にトレース紙などを重ねて書き写す行為。 tracing
5008
検図
図面又は図を検査する行為。
check of drawing
5009
(図面の)登録
作成した図面を,図面管理部署が受け入れるときに,管理
のための一手段として行う手続。
registration of drawing
5010
図面台帳
図面を登録したことを記録する台帳。新しく登録する図面
に与える番号は,この台帳から決まる。
drawings register
5011
図面カード
図面を管理するのに用いるカード。
drawing card
5012
図面番号
図面1枚ごとに付けた番号。
drawing number
5013
葉番
一品多葉図の場合,その一葉ごとに区別するための番号。 sheet number
5014
図面目録
発行する図面の一覧表で,図面番号・図名などを表にした
もの。
drawings list
5015
出図
登録した図面を発行する行為。
release of drawing
5016
複写図
原図から複写によって作成した図面,若しくはデータから
ハードコピー又はソフトコピーによって作成した図面。
duplicated drawing
5017
(図面の)検索
保管してある図面から必要とする図面を定められた手続
きによって取り出す行為。
retrieval (of technical
drawing)
33
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書(参考) 製図用機器及び製図用紙に関する用語
序文 この附属書(参考)は,一般的な製図用機器及び製図用紙に関する用語とその定義とを示すもので
あって,規定の一部ではない。
1. 適用範囲 この附属書は,一般的な製図に用いる製図用機器及び製図用紙に関する用語とその定義と
を示す。
2. 用語及び定義 この附属書に示す用語及び定義は,次による。
34
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
35
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
6001
製図板
製図のときに,製図用紙を張る平らな板。
drawing board
6002
製図台
製図版を支える台。
drawing table
6003
製図機械
T定規・三角定規・分度器・スケールなどの機能をもった
機械の総称。
drafting machine
6004
トラック式製図機
械
X軸とY軸が追従する平行運動機構をもつ製図機械。
track type drafting
machine
6005
リンク式製図機械
パンタグラフ式リンクによる平行運動機構をもつ製図機
械。
link type drafting
machine
6006
プーリ式製図機械
プーリとベルトによる平行運動機構をもつ製図機械。
pulley type drafting
machine
6007
CAD
電算機の支援によって製図をする機械。
computer aided drafting
machine
6008
製図器
図形を描くための器具。
drawing instrument
6009
直線用定規
直線を描くのに用いる定規。
straight ruler
6010
直定規
細長い板状の直線用定規。
straight ruler
6011
平行定規
平行線を描くための定規。
parallel ruler
6012
T定規
平行線を引いたり三角定規の案内などに用いるT形をした
板状の定規。
T square
6013
三角定規
三角形をした板状の直線用定規。
備考 90゜×45゜×45゜,90゜×60゜×30゜の2枚が1
組になっているもの。
triangle
6014
こう配定規
種々のこう配を描くための定規。
pitch scale
6015
曲線用定規
曲線を描くのに用いる定規。
curved rulers
6016
雲形定規
いろいろな曲線のつながりでできた板状の曲線用定規。
french curve
6017
R定規
円弧を輪郭とする板状の定規。
curve rulers
6018
自在曲線定規
形を自由に変えたままで,任意の曲線を描くために用いる
棒状の曲線用定規。
adjustable curve ruler
6019
しない定規
厚さを変化させた細い角棒状の曲線用定規。
spline batten
6020
テンプレート
図や文字をならい書きするときに用いる薄い板。
template
6021
スケール
長さを測るための長さ寸法目盛をもつ定規。
scale
6022
平スケール
片面に1種類又は2種類の尺度の目盛をもつスケール。
flat bevel scale
6023
両面スケール
両面に4種類の尺度の目盛をもつスケール。
double bevel scale
6024
三角スケール
断面が三角形で6種類の尺度の目盛をもつスケール。
triangular scale
6025
対数尺スケール
対数の尺度の目盛をもつスケール。
logarithmic scale
6026
等角スケール
等角投影図を描くのに用いるスケール。
isometrical scale
6027
分度器
角度を測るための角度目盛をもつ薄い板。
protractor
6028
コンパス
円又は弧を描くために用いる器具。
compass
6029
中車式コンパス
両脚が中車で回されるねじで開閉するコンパス。
bow instrument
6030
ビームコンパス
中心側と弧を描く側とを薄板などで連結できるようにし
て,大きな円又は円弧を描くときに用いる器具。
beam compass
6031
だ円コンパス
だ円を描くのに用いるコンパス。
ellipsograph
6032
ディバイダ
長さ寸法をスケール又は図形から製図用紙に移したり,線
分を分割したりする器具。
dividers
6033
比例コンパス
縮尺又は倍尺の図を描くのに便利にできているディバイ
ダの一種
proportional dividers
6034
筆記具
製図のときに,線,数字,文字などを書きしるす器具の総
称。
writing instruments
6035
製図用ペン
墨入れに用いるペン。
drawing pen
36
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
6036
製図用インク
墨入れに用いるインク。
drawing ink
6037
からす口
墨入れに用いる器具。
ruling pen
6038
しん(芯)ホルダ
しん(芯)をチャックで保持するようになっている鉛筆。 pencil lead holder
6039
消し板
図の一部だけを消しゴムで消すときに用いる薄い板。
erasing shields
6040
製図用ブラシ
消しゴムかすを払いのける道具。
drawing brush
6041
製図用紙
製図に用いる用紙の総称。
drawing paper
6042
トレース紙
透明又は半透明の製図用紙。
tracing paper
6043
製図用フィルム
伸縮性の少ない製図用のフィルム。
drawing film
6044
製図用テープ
製図用紙を製図板に固定するテープ。
drafting tape
単位 mm
平歯車
*歯車歯形
転位
精度
JIS B 1702 5級
*
工
具
歯形
並歯
備
考
転位係数
+0.526
相手歯車転位係数
0
相手歯車歯数
50
相手歯車との中心距離
207.00
かみあい圧力角
22゜10'
かみあいピッチ円直径
109.59
標準切込深さ
13.34
モジュール
6
圧力角
20゜
*歯数
18
*基準ピッチ円直径
108
歯
厚
マタギ歯厚
(マタギ歯数= )
弦歯厚
(キャリパ歯タケ= )
オーバピン(玉)寸法
88
.0
21
.0
68
.
122
−
−
(ピンの径=8.856 玉の径
= )
仕上方法
ホブ切り
,
付図1 要目表
37
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図2 線の種類
付図3 (工作)工程図
38
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図4 据付け図
39
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図5 かなばかり図
4
0
Z
8
11
4
:
1
9
9
9
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図6 曲面線図
41
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図7 系統(線)図
付図8 (プラント)工程図
42
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図9 配管図
付図10 (電気)接続図
43
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図11 計装図
付図12 配線図
44
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付図13 基礎図
45
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種別 種別
番号
機械
番号
機械の名称
機能の大要
据付け
記事
年
月 日
M
10
1
車輪旋盤
面板の直径1 500 削り得る車輪の直径1 300
昭 5
12
15
M
10
2
車輪旋盤
面板の直径1 550 削り得る車輪の直径1 350
昭 5
12
15
M
10
4
車輪旋盤
面板の直径2 040 削り得る車輪の直径1 750
昭13 9
16
M
10
6
車輪旋盤
面板の直径1 400 削り得る車輪の直径1 000
昭21 3
31
M
13
5
輪心旋盤
床長4 300 スイング1 020 中間距離2
400
昭16 3
31
M
14
1
立中グリ盤
スイング2 185 テーブル寸法2 135
昭13 3
31
M
14
6
横中グリ盤
スイング915 スピンドル直径100
昭 5
3
3
M
14
12
立旋盤
テーブル径1 500 取付け得る外輪径1
150
昭17 3
30
M
14
15
立旋盤
テーブル径2 300 取付け得る外輪径1
850
昭18 2
21
M
26
1
プレス(水圧) 最大圧力400t ストローク200
昭14 3
31
E
12
13
変圧器
容量50kW
昭12 1
31
E
12
21
変圧器
容量50kW
昭13 9
16
C
13
3
天井クレーン 荷重5t 巻き上げ速度10m/min
昭13 3
15
C
15
9
ジブクレーン 荷重1t 能動半径4 950
昭 9
3
31
付図14 配置図
46
Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図15 装置図
付図16 撤去図
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Z 8114 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
製図分野国際整合化分科会・製図用語JIS原案作成WG 構成表
氏名
所属
(主査)
○
中 込 常 雄
中込技術士事務所
(委員)
五十嵐 誠 一
防衛庁装備局
池 田 大 祐
文部省初等中等教育局
*
江 守 忠 哉
江守設計研究所
*
大 倉 一 郎
大阪大学工学部
*
奥 田 宗 幸
東京理科大学理工学部
*
加 納 修 平
株式会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ
木 村 武 敏
東京都立町田工業高等学校
*
桑 田 浩 志
トヨタ自動車株式会社
△
下 田 博 一
明治大学理工学部
*
塚 田 忠 夫
東京工業大学大学院情報理工学研究科
*
徳 岡 直 静
慶應義塾大学理工学部
野 上 昭 三
株式会社アマダ
*
八 戸 信 昭
東京都立科学技術大学工学部
針 山 隆 史
東日本旅客鉄道株式会社
*
福 島 彰
財団法人日本船舶標準協会国際部
松 野 仁
建設省住宅局
丸 岡 義 臣
株式会社竹中工務店
*
大 嶋 清 治
通商産業省工業技術院標準部
*
本 間 清
通商産業省工業技術院標準部
(事務局)
橋 本 繁 晴
財団法人日本規格協会技術部
杉 田 光 弘
財団法人日本規格協会技術部
大 芦 誠
財団法人日本規格協会技術部
備考 ○印はWG主査,△印はWG幹事,*印はWG委員兼務を示
す。
文責 桑田 浩志