Z 8000-3:2014 (ISO 80000-3:2006)
(1)
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目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
0.1 表の配列 ······················································································································ 1
0.2 量の表 ························································································································· 1
0.3 単位の表 ······················································································································ 1
0.4 この規格における数値の記述···························································································· 2
0.5 対数量及びその単位に関する注意事項 ················································································ 3
1 適用範囲 ························································································································· 4
2 引用規格 ························································································································· 4
3 名称,記号及び定義 ·········································································································· 4
附属書A(参考)特別な名称をもつCGS系の単位 ····································································· 16
附属書B(参考)フート,ポンド及び秒を基本とする単位並びにその他の関連単位 ·························· 17
附属書C(参考)その他の非SI単位及びその換算率 ·································································· 19
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まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工
業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済
産業大臣が制定した日本工業規格である。
これによって,JIS Z 8202-1:2000及びJIS Z 8202-2:2000は廃止され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS Z 8000の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS Z 8000-1 第1部:一般
JIS Z 8000-3 第3部:空間及び時間
JIS Z 8000-4 第4部:力学
JIS Z 8000-5 第5部:熱力学
JIS Z 8000-6 第6部:電磁気
JIS Z 8000-7 第7部:光
JIS Z 8000-8 第8部:音
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日本工業規格 JIS
Z 8000-3:2014
(ISO 80000-3:2006)
量及び単位−第3部:空間及び時間
Quantities and units-Part 3: Space and time
序文
この規格は,2006年に第1版として発行されたISO 80000-3を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
0.1
表の配列
この規格の量及び単位の表は,量を左側のページに配列し,単位を対応する右側のページに配列する。
右のページの2本の横実線の間にある全ての単位は,左側のページの対応する実線の間の量に属する。
左側のページの量を表す番号の下には,括弧を付けて旧規格(JIS Z 8202-1,JIS Z 8202-2)で規定した
項目の番号を示す。
なお,旧規格にその項目がなかった場合には,“−(ダッシュ)”でそのことを示す。
0.2
量の表
この規格で扱う分野において最も重要な量について,その名称及び記号を示すとともに,ほとんどの場
合に,その定義を併せて示す。これらの名称及び記号は,推奨である。これらの定義は,国際量体系(ISQ)
における量の識別のためであり,左側のページに列挙している。これらの定義は,必ずしも完全なもので
はない。
量のスカラー文字,ベクトル文字又はテンソル文字は,特に定義のために必要な場合に示している。
多くの場合,ある量に対しては一つの名称と一つの記号とを示す。一つの量に対して二つ以上の名称又
は二つ以上の記号を併記し,特に区別をしていない場合には,互いに対等な関係にある。斜体の文字に2
種類の字体がある場合(例えば,ϑ及びθ,ϕ及びφ,a及びa,g及びg),いずれか一方だけを示している
が,他方は対等に使用できないという意味ではない。このような異なる字体にそれぞれ異なる意味を与え
ることは推奨しない。括弧内の記号は,予備の記号である。したがって,特別の関係の下で主要記号を異
なる意味で用いる場合には,これら予備の記号を用いる。
0.3
単位の表
0.3.1
一般
量に対する単位の名称を,記号及び定義とともに示す。これらの単位の名称は言語によって異なるが,
記号は国際的なものであり,また,全ての言語において同一である。詳細情報については,国際度量衡局
(BIPM: Bureau International des Poids et Mesures)から発行されているSI文書(2006年第8版)及びJIS Z
8000-1を参照する。
2
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単位は,次のように配列している。
a) 一貫性のある国際単位系(SI: Système International d'Unités)を最初に示す。SI単位は,国際度量衡総
会(CGPM: Conférence Générale des Poids et Mesures)で採択されたものである。一貫性のあるSI単位
の使用を推奨する。明示的に記載していない場合であっても,SI接頭語を付した10進の倍量及び分
量を推奨する。
b) 次に,国際度量衡委員会(CIPM: Comité International des Poids et Mesures)若しくは国際法定計量機関
(OIML: Organisation Internationale de Métrologie Légale),又はISO及びIECがSI単位と併用すること
を認めている,一部の非SI単位を示す。
これらの非SI単位は,項目内を点線で区切って,SI単位と区別している。
c) 現在CIPMがSI単位との併用を認めている非SI単位は,“換算率及び説明”欄に小さい文字で示して
いる。
d) 推奨しない非SI単位は,附属書A,附属書B及び附属書Cに示す。これらの附属書は,いずれも換
算率のためのものであり,参考であって,規定の一部ではない。これらの推奨していない単位は,次
の三つのグループに分けている。
1) 特別な名称をもつCGS系の単位(附属書A参照)
2) フート,ポンド及び秒を基本とする単位並びにその他の関連単位(附属書B参照)
3) その他の非SI単位,特に換算率に関するもの(附属書C参照)
0.3.2
次元1又は無次元量に関する注意事項
無次元量とも呼ばれる次元1のいかなる量に対しても一貫性のある単位は,数の1,記号は1である。
このような量の値を表すときには,一般に,単位の記号1は明示しない。
例1 屈折率 n=1.53×1=1.53
この単位の記号1の倍量又は分量を示すために接頭語を用いてはならない。接頭語の代わりに,10のべ
き乗を用いることが望ましい。
例2 レイノルズ数 Re=1.32×103
通常,平面角は二つの長さの比として,また,立体角は二つの面積の比として表されることを考慮して,
CGPMは1995年,SI単位においてラジアン(rad)及びステラジアン(sr)を無次元の組立単位とするこ
とを規定した。これは,平面角及び立体角という量は,次元1の組立量とみなせることを意味する。した
がって,ラジアン及びステラジアンの単位は次元1に等しい。これらは省略してもよいし,又は種類が異
なるが同じ次元をもつ量を区別しやすくするために,組立単位の表現に用いてもよい。
0.4
この規格における数値の記述
記号“=”は“〜に完全に等しい”ことを,記号“≈”は“〜にほぼ等しい”ことを,また,記号“:=”
は“〜に定義上等しい”ことを表している。
注記 国際規格では,“≈”を用いることになっているが,“=”又は“≒”を使用してもよい。また,
国際規格では,“:=”を用いることになっているが,“=”又は“≡”を使用してもよい。
なお,この規格の箇条3以降では“:=”を全て“=”で表した。
実験的に決定された物理量の数値は,常に測定の不確かさを伴っている。この不確かさは,常に明示す
ることが望ましい。この規格では,不確かさの度合いを次の例のように表している。
例 l=2.347 82 (32) m
この例では,l=a(b) m,すなわち,括弧書きで示した不確かさbの数値は,長さlの数値aの最終(及
3
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び最下位)桁に当てはまるものと仮定している。この表し方は,bがaの最終桁の標準不確かさ(標準偏
差の推定値)を表している場合に用いる。上に示した数値の例は,長さl(lをメートル単位で表す場合)
の最良の推定数値が2.347 82であること,及び未知のlの値は,標準不確かさである0.000 32 mとl値の
確率分布によって決まる確率とによって,(2.347 82−0.000 32) mと(2.347 82+0.000 32) mとの間にあると
信じられることを意味すると解してよい。
0.5
対数量及びその単位に関する注意事項
時間の関数としての高調波減衰振動は,次の式のように実数表示又は複素表示の実数部のいずれかで表
す。
F(t)=Ae−δt cos ωt=Re(Ae(−δ+iω)t),A=F(0)
e(自然対数の底)を指数関数の底として用いる場合にだけ,δ及びωを含む単純な関係式が得られる。
減衰係数δ及び角振動数ωに対する一貫性のあるSI単位は毎秒(s−1)である。単位δt及びωtを表すの
に固有の名称ネーパ(Np)及びラジアン(rad)を採用すると,δ及びωに対する単位は,それぞれ,ネー
パ毎秒(Np/s)及びラジアン毎秒(rad/s)となる。
対応する空間の関数としても,同様に表す。
F(x)=Ae−αx cos βx=Re(Ae−γx),A=F(0) γ=α+iβ
ここに,αの単位はネーパ毎メートル(Np/m)であり,また,βに対する単位はラジアン毎メートル(rad/m)
である。
複素量の対数の扱いは,通常,自然対数だけを用いて有効に処理される。したがって,この規格では,
CIPM及びOIMLの決定に従って,場の量FのレベルLFを,場の量と基準値F0との比の自然対数,LF=
In(F/F0)と取り決めて定義している。場の量は,線形系において工率の2乗値に比例する量と定義されるの
で,自然対数を用いると取り決めて定義した場合,比例定数が対象の量と基準量のそれぞれで同じときに
工率の量のレベルが対応する場の量のレベルと等しくなるように,次の式のとおり工率の量のレベルの式
に平方根を用いる。IEC 60027-3:2002の4.2を参照。
()(
)
0
0
ln
2
1
ln
P
P
P
P
LP
=
=
ネーパ(Np)及びベル(B)は,こうした対数量に対する単位である。
対数量として自然対数を用いると取り決めて定義されている場合,ネーパは一貫性のある単位で,1 Np
=1である。ベルは,対数量の数値を常用対数で表す場合の単位で,1 B=(1/2) ln 10 Np ≈ 1.151 293 Npで
ある。ネーパの使用は,この単位が最も便利である場の量の理論的計算に限定されることがほとんどであ
り,その他の場合,特に工率の量のときは,ベル,又は実際にはその分量であるデシベル(dB)が広く用
いられている。ネーパを一貫性のある単位として選択した場合であっても,ベルの使用を避けたほうがよ
いということにはならないことに注意する。CIPM及びOIMLは,ベルをSIと併用することを容認してい
る。この状況に幾つかの点で類似しているのが,平面角について,実際には一貫性のあるSI単位であるラ
ジアン(rad)の代わりに,度(°)という単位を一般的に用いているという事実である。
一般に,LF又はLPのような対数量そのものは,重要なのではない。重要な点は,対数の引数,すなわち
F/F0及びP/P0である。
対数量の実際の適用において曖昧さを避けるために,たとえ,ネーパ(1 Np=1)という単位であっても,
数値の後に常に明示的に単位を記述することが望ましい。したがって,工率の量の場合,レベルは通常LP
=10 lg(P/P0) dBで与えられ,ここで重要な点は数値の10 lg (P/P0)及び引数のP/P0である。しかし,単位の
デシベル(又は単位のベル)は1に等しくないので,この数値は量LPと同じではない。このことは,レベ
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ルがLF=10 lg (F/F0)2 dBで与えられる場の量にも当てはまる。
例1 場の量のレベルに対してLF=3 dB (=0.3 B)と記述することは,lg(F/F0)2=0.3又は(F/F0)2=100.3
を意味するものと解釈できる(LF ≈ 0.3×1.151 293 Np=0.345 387 9 Npであることも意味してい
るが,実際にはこの値はあまり使用されない。)。
例2 同様に,工率の量のレベルに対してLP=3 dB (=0.3 B)と記述することは,lg(P/P0)=0.3又は
(P/P0)=100.3であることを意味すると解釈できる(LP ≈ 0.3×1.151 293 Np=0.345 387 9 Npであ
ることも意味しているが,実際にはこの値はあまり使用されない。)。
工率の量の有意な尺度としては,時間平均化によって工率の量に比例する二乗平均値を求める必要があ
る。それから,対応する場の量を二乗平均値の平方根として得ることができる。この場合,通常は常用対
数(10を底)を用いて,場の量又は工率の量のレベルを決定する。ただし,特に量が複素量の場合には,
自然対数を使用してもよい。
注記 国際規格では,自然対数をln,常用対数をlg,2進対数をlbと表しているが,我が国では常用
対数をlogと表している。
1
適用範囲
この規格は,空間及び時間の量及び単位に関する,名称,記号及び定義について規定する。また,この
規格は,必要に応じて換算率についても規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 80000-3:2006,Quantities and units−Part 3: Space and time(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS X 0301 情報交換のためのデータ要素及び交換形式−日付及び時刻の表記
注記 対応国際規格:ISO 8601,Data elements and interchange formats−Information interchange−
Representation of dates and times(MOD)
3
名称,記号及び定義
空間及び時間の量及び単位に関する,名称,記号及び定義は,次による。
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白 紙
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空間及び時間
量
番号
名称
記号
定義
説明
3-1.1
(1-3.1)
長さ(length)
l,L
長さは,国際量体系(ISQ)の基
本量の一つ。
長さは,定規,巻尺などで測定で
きる量である。
3-1.2
(1-3.2)
幅(breadth)
b,B
3-1.3
(1-3.3)
高さ(height)
h,H
記号Hは高度すなわち,海抜を示
すことが多い。
3-1.4
(1-3.4)
厚さ(thickness)
d,δ
3-1.5
(1-3.5)
半径(radius)
r,R
3-1.6
(−)
回転半径
(radial distance)
rQ,ρ
Qは,回転半径を求めるときの基
準となる軸を示す。
3-1.7
(1-3.6)
直径(diameter)
d,D
3-1.8
(1-3.7)
行程の長さ
(length of path)
s
3-1.9
(1-3.8)
距離(distance)
d,r
3-1.10
(1-3.9)
デカルト座標
(cartesian coordinates)
x,y,z
3-1.11
(−)
位置ベクトル
(position vector)
r
3-1.12
(−)
変位
(displacement)
Δr
3-1.13
(1-3.10)
曲率半径
(radius of curvature)
ρ
3-2
(1-4)
曲率(curvature)
κ
κ=1/ρ
ここに,ρ:曲率半径(番号3-1.13)
3-3
(1-5)
面積(area)
A,(S)
∫∫
=
y
x
A
d
d
ここに,x及びy:デカルト座標(番
号3-1.10)
面積dAのベクトル面積要素は,
endAと記述される。ここに,enは
表面に垂直な単位ベクトルである
∫
=
A
A
d
面積のスカラー面積要素dAの代
わりに,dσを用いることもある。
3-4
(1-6)
体積(volume)
V
∫∫∫
=
z
y
x
V
d
d
d
ここに,x,y及びz:デカルト座
標(番号
3-1.10)
∫
=
V
V
d
体積要素dVの代わりに,dτを用
いることもある。
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単位
空間及び時間
番号
名称
単位記号
定義
換算率及び説明
3-1.a
メートル(metre)
m
1秒の1/299 792 458の時間に,光
が真空中を伝わる行程の長さ。
[第17回CGPM(1983)]
この定義は,真空中の光の速さ
[JIS Z 8000-6(番号6-35.2)]が
正確に,299 792 458 m/sであるこ
とを意味している。
オングストローム(Å),
1Å=10−10 m
海里,
1海里=1 852 m
3-2.a
毎メートル(metre to
the power minus one)
m−1
3-3.a
平方メートル(square
metre)
m2
アール(a),1 a=100 m2
単位アール及びその倍数であるヘク
タール(ha)を使用して,土地の面積
を表現する。
3-4.a
立方メートル(cubic
metre)
m3
3-4.b
リットル(litre)
l,L
1 L=10−3 m3=1 dm3
1979年,CGPMは例外として,単
位のリットルに対する第2の記号
として大文字のLを採用した。た
だし,これは適正な名称から導い
たものではない。したがって,国
際規格では,小文字のlだけを用
いる。
8
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空間及び時間
量
番号
名称
記号
定義
説明
3-5
(1-1)
角度(angle),平面角
(plane angle)
α,β,γ,
ϑ,ϕ
α=s/r
ここに,s:円の二つの半径の間に
含まれる円弧の長さ
(番号3-1.8)
r:円の半径(番号3-1.5)
その他の記号も使用する。回転(番
号3-14)も参照。
3-6
(1-2)
立体角(solid angle)
Ω
Ω=A/r2
ここに,A:その頂点が球の中心
にある円すい内に含
まれる,球表面の面
積(番号3-3)
r:球の半径(番号3-1.5)
3-7
(1-7)
時間(time),継続時間
(duration)
t
時間は,国際量体系(ISQ)の基
本量の一つ。
時間は,クロノメーター(精密時
計)で計測できる量である。
3-8.1
(1-10)
速度(velocity),速さ
(speed)
υ,
u,v,w
v=dr/dt
ここに,r:位置ベクトル(番号
3-1.11)
t:時間(番号3-7)
速度として一般記号υを用いない
場合,u,v,wを速度の各成分に
ついて用いてもよい。
英語では,速度の大きさ,
v=| υ |
を速さと呼ぶのが一般的である。
3-8.2
(1-10)
波の伝ぱ速さ(speed of
propagation of waves)
c
cは,波の伝ぱ速さに対して用い,
他の種類の速さから区別する。
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単位
空間及び時間
番号
名称
単位記号
定義
換算率及び説明
3-5.a
ラジアン(radian)
rad
1 rad=1 m/m=1
0.3.2参照。
ラジアンとは,円の半径に等しい
長さの円弧を円周上に切り取るよ
うな,その円の2本の半径のなす
角度。
3-5.b
度(degree),[弧度
(degree of arc)]
°
1°=(π/180) rad
1°≈ 0.017 453 3 rad
これら上付き形の単位記号3-5.b,
3-5.c及び3-5.dと数値との間は間
隔をあけない。度は秒,分を用い
ず,十進法で表示するのが望まし
い。また,単位記号は数値の最終
桁の後に付ける。
例 17°15′とするよりも,
17.25°とする。
3-5.c
分(minute),[角度の
分(minute of arc)]
′
1′=(1/60)°
3-5.d
秒(second)[角度の秒
(second of arc)]
″
1″=(1/60)′
3-5.e
ゴン(gon)
gon
1 gon=(π/200) rad
ただし,航法では,まだ分を用い
ている。
3-6.a
ステラジアン
(steradian)
sr
1 sr=1 m2/ m2=1
0.3.2参照。
ステラジアンは,球の中心に頂点
をもつ円すいが,その球の半径に
等しい長さの二乗に等しい面積を
球面上に切り取る場合のその円す
いのなす立体角。
3-7.a
秒(second)
s
セシウム133の原子の基底状態の
二つの超微細構造の間の遷移に対
応する放射の周期の9 192 631 770
倍の継続時間間隔
[第13回 CGPM (1967)]
日付及びその日の時刻の表現につ
いては,JIS X 0301参照。
JIS X 0301によると,日付及び時
刻は,次の例のように記述する。
年-月-日:1935-12-04
時:分:秒:09:30:35
3-7.b
分(minute)
min
1 min=60 s
3-7.c
時(hour)
h
1 h=60 min=3 600 s
3-7.d
日(day)
d
1 d=24 h=86 400 s
3-8.a
メートル毎秒(metre
per second)
m/s
3-8.b
キロメートル毎時
(kilometre per hour)
km/h
1 km/h=(1/3.6) m/s ≈ 0.277 778 m/s
ノット(kn),1 kn=1海里毎時=
(1 852/3 600) m/s ≈ 0.514 444 m/s
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
空間及び時間
量
番号
名称
記号
定義
説明
3-9.1
(1-11.1)
加速度(acceleration) a
a=d v /dt
ここに,v:速度(番号3-8.1)
t:時間(番号3-7)
3-9.2
(1-11.2)
自由落下の加速度
(acceleration of free
fall)
g
自由落下の標準加速度:
gn=9.806 65 m/s2
第3回CGPM(1901) 参照。
3-10
(1-8)
角速度(angular
velocity)
ω,
ω
ω=dϕ/dt
ここに,ϕ:平面角(番号3-5)
t:時間(番号3-7)
ベクトルωは,回転軸に沿って,
右ねじの方向に向く。
回転速度(番号3-15.2)も参照。
3-11
(1-9)
角加速度(angular
acceleration)
α
α=dω/dt
ここに,ω:角速度(番号3-10)
t:時間(番号3-7)
3-12
(2-1)
周期(period, period
duration)
T
繰返し現象の1回に要する継続時
間
3-13
(2-2)
時定数(time constant) τ,(T)
ある量が,
F(t)=A+Be-t/τ
で与えられる時間の関数の場合,t
が時間(番号3-7),A及びBが二
つの定数であれば,τが時定数と
なる。
この場合,時定数は指数関数的に
変動する量に適用する。このほか
の時定数もある。
3-14
(−)
回転(rotation)
N
N=ϕ/2π
ここに,ϕ:平面角(番号3-5)
Nは,回転数に等しい(必ずしも
整数とは限らない。)。例えば,回
転体又はコイル内の回転数。
3-15.1
(2-3.1)
周波数,振動数
(frequency)
f,v
f=1/T
ここに,T:周期(番号3-12)
3-15.2
(2-3.2)
回転速度(rotational
frequency)
n
n=dN/dt
ここに,N:回転(番号3-14)
t:時間(番号3-7)
n=ω/2π
ここに,ω:角速度(番号3-10)
3-16
(2-4)
角周波数,角振動数
(angular frequency)
ω
ω=2πf
ここに,f:振動数(番号3-15.1)
3-17
(2-5)
波長(wavelength)
λ
正弦波の伝ぱ方向における,ある
瞬間に2π異なる位相の,引き続く
2点間の距離(番号3-25.1説明参
照)。
3-18
(2-6)
波数(wavenumber,
repetency)
σ,v~
σ=1/λ
ここに,λ:波長(番号3-17)
3-19に対応するベクトルkは,波
動ベクトルと呼ばれる。また,時
には,ベクトルσも波動ベクトル
と呼ばれる。
3-19
(2-7)
角波数,波長定数,位
相定数(angular
wavenumber, angular
repetency)
k
k=2πσ
ここに,σ:波数(番号3-18)
11
Z 8000-3:2014 (ISO 80000-3:2006)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位
空間及び時間
番号
名称
単位記号
定義
換算率及び説明
3-9.a
メートル毎秒毎秒
(metre per second
squared)
m/s2
3-10.a
ラジアン毎秒(radian
per second)
rad/s
ラジアン以外の単位については,
3-5.b,3-5.c,3-5.d,3-5.eを参照。
3-11.a
ラジアン毎秒毎秒
(radian per second
squared)
rad/s2
ラジアン以外の単位については,
3-5.b,3-5.c,3-5.d,3-5.eを参照。
3-12.a
秒(second)
s
3-13.a
秒(second)
s
3-14.a
(数の)1(one)
1
0.3.2参照。
回転の単位として特殊記号rは,
回転機械の仕様書によく用いられ
る。
3-15.a
ヘルツ(hertz)
Hz
1 Hz=1 s−1
3-15.b
毎秒(second to the
power minus one)
s−1
回毎秒(記号r/s)及び回毎分(記
号r/min)という単位は,回転機械
の仕様書によく用いられる(番号
3-14.aも参照)。
3-16.a
ラジアン毎秒(radian
per second)
rad/s
0.3.2参照。
3-16.b
毎秒(second to the
power minus one)
s−1
3-17.a
メートル(metre)
m
オングストローム(Å),1Å=10−10 m
3-18.a
毎メートル(metre to
the power minus one)
m−1
分光学では,一般にcm−1の倍数
を使用する。
3-19.a
ラジアン毎メートル
(radian per metre)
rad/m
0.3.2参照。
3-19.b
毎メートル(metre to
the power minus one)
m−1
12
Z 8000-3:2014 (ISO 80000-3:2006)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
空間及び時間
量
番号
名称
記号
定義
説明
3-20.1
(2-8.1)
位相速度(phase
velocity),位相速さ
(phase speed)
c,v
cφ,vφ
k
cω
=
ここに,ω:角周波数(番号3-16)
k:角波数(番号3-19)
電磁波の速さとその他の速さとを
同時に表す場合には,前者にはc
を,後者にはvを用いる。位相速
さは,次のように記述してもよい。
c=λf
3-20.2
(2-8.2)
群速度(group velocity),
群速さ(group speed)
cg,vg
k
c
d
dω
=
g
ここに,ω:角周波数(番号3-16)
k:角波数(番号3-19)
3-21
(2-9)
場の量のレベル(level
of a field quantity)
LF
0
lnFF
LF=
ここに,F及びF0:同じ種類の二
つの場の量。
F0:基準量
実際の適用においては,この定義
を次のように記述することが多
い。
dB
lg
10
dB
lg
20
2
0
0
=
=
F
F
F
F
LF
P/P0=(F/F0)2ならばLF=LP
特定の場の量又は工率の量のそれ
ぞれについて,同様な名称,記号
及び定義を適用する。0.5に示すよ
うに,レベルの基準となる量は,
名称及び記号の添字によって,例
えば,電場の強さLEのように指定
しなければならない。
基準が同一のF0である二つの場
の量のレベル間の差を,場の量の
レベル差:
2
1
0
2
0
1
ln
ln
ln
F
F
F
F
F
F
LF
=
−
=
∆
と呼ぶ。
これは,F0に無関係である。
同じことが工率の量にも当てはま
る。
3-22
(2-10)
工率の量のレベル
(level of a power
quantity)
LP
0
0
ln
ln
2
1
P
P
P
P
LP
=
=
ここに,P及びP0:同じ種類の二
つの工率の量
P0:基準量
実際の適用においては,この定義
を次のように記述することが多
い。
dB
lg
10
0P
P
LP=
3-23
(2-11)
減衰係数(damping
coefficient)
δ
δ=1/τ
ここに,τ:指数関数的に変動する
量の時定数(番号3-13)
ある量が時間の関数,
F(t)=Ae−δt cos[ω(t − t0)]で表され
るとき,δを減衰係数という。
量ω (t − t0)は,位相と呼ばれる。
3-24
(2-12)
対数減衰率
(logarithmic decrement)
Λ
Λ=δT
ここに,δ:減衰係数(番号3-23)
T:周期(番号3-12)
13
Z 8000-3:2014 (ISO 80000-3:2006)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位
空間及び時間
番号
名称
単位記号
定義
換算率及び説明
3-20.a
メートル毎秒(metre
per second)
m/s
3-21.a
3-21.b
ネーパ(neper)
ベル(bel)
Np
B
1 Np=ln e=1
Np
10
ln
B
1
=
0.5参照。
1 Npは,In (F/F0)=1,すなわち,
F/F0=eのときの,場の量のレベ
ルである。
デシベル(dB)は最も一般的に用
いられる単位である。
Np
3
129
0.115
Np
10
ln
10
1
dB
1
≈
=
dB
lg
10
Np
ln
2
0
0
=
=
F
F
F
F
LF
3-22.a
3-22.b
ネーパ(neper)
ベル(bel)
Np
B
1 Np=ln e=1
Np
10
ln
B
1
=
0.5参照。
1 Npは,
1
ln
0
=
=PP
すなわち,
P/P0=e2であるときの,工率の量
のレベルである。
デシベル(dB)は最も一般的に用
いられる単位である。
Np
3
129
0.115
Np
10
ln
10
1
dB
1
≈
=
dB
lg
10
Np
ln
0
0
P
P
P
P
Lp
=
=
3-23.a
毎秒(second to the
power minus one)
s−1
3.23.b
ネーパ毎秒(neper per
second)
Np/s
0.5参照。
減衰係数は,デシベル毎秒(記号
dB/s)で表すこともある。
3-24.a
(数の) 1 (one)
1
0.3.2参照。
3-24.b
ネーパ(neper)
Np
0.5参照。
対数減衰率は,単位デシベル(記
号dB)で表すこともある。
14
Z 8000-3:2014 (ISO 80000-3:2006)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
空間及び時間
量
番号
名称
記号
定義
説明
3-25.1
(2-13.1)
減衰定数,[減衰係数a)]
(attenuation coefficient)
α
量Fが距離xの関数,
F(x)=Ae−αx cos[β(x − x0)]
で表されるとき,αは減衰定数,β
は位相定数である。
量1/αは,減衰長さという。
量β(x − x0)は,位相という。
3-25.2
(2-13.2)
位相定数,[位相係数b)]
(phase coefficient)
β
3-25.3
(2-13-3)
伝ぱ定数,[伝ぱ係数
b)]
(propagation coefficient)
γ
γ=α+iβ
−iγは,複素角波数である。
注a) JIS Z 8000-1のA.2に基づい
て,減衰定数は,“減衰係数”
という場合もある。この量は,
指数関数の指数部の距離に対
する比例係数であり,指数関数
指数部の時間に対する比例係
数を表す“減衰係数”(番号
3-23)と混同しないように注意
する。
b) JIS Z 8000-1のA.2に基づい
て,量の名称として,“位相係
数”及び“伝ぱ係数”という場
合があり,それぞれ三角関数の
引数部及び複素指数関数の指
数部の距離に対する比例係数
である。
15
Z 8000-3:2014 (ISO 80000-3:2006)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位
空間及び時間
番号
名称
単位記号
定義
換算率及び説明
3-25.a
毎メートル(metre to
the power minus one)
m−1
0.5参照。
α及びβは,それぞれ,ネーパ毎
メートル及びラジアン毎メートル
で与えられることが多い。
αは,デシベル毎メートル(記号
dB/m)でも表す。
16
Z 8000-3:2014 (ISO 80000-3:2006)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書A
(参考)
特別な名称をもつCGS系の単位
この附属書に示す単位は,用いないほうがよい。
量番号
量の名称
単位番号
単位の名称及び記号
換算率及び説明
3-9.1
加速度(acceleration) 3-9.A.a
ガル:
Gal
1 Gal=1 cm/s2=0.01 m/s2
測地学では,通常,ミリガル
(mGal)を使用する。
17
Z 8000-3:2014 (ISO 80000-3:2006)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書B
(参考)
フート,ポンド及び秒を基本とする単位並びにその他の関連単位
この附属書に示す単位は,用いないほうがよい。
量番号
量の名称
単位番号
単位の名称
及び記号
換算率及び説明
3-1
長さ
(length)
3-1.B.a
インチ:
in
1 in=25.4 mm
この定義は,1959年米国(1959年6月30日,
米国商務省,国立標準局,F.R.Doc. 59-5442)に
おいて,また,1963年英国(1963年,度量衡法)
において採択された。
“milli-inch”を示すために,“mil”又は“thou”
が“ミリインチ”の表示として用いることがあ
る。
3-1.B.b
フート:
ft
1 ft=12 in=0.304 8 m
USサーベイフートは,
937
3
200
1
m=(0.304 8 m)/0.999 998 ≈ 0.304 800 6 m
に等しいと定義されている。
3-1.B.c
ヤード:
yd
1 yd=3 ft=36 in=0.914 4 m
3-1.B.d
マイル:
mi
1 mi=1 760 yd=5 280 ft=1 609.344 m
5 280フートをベースとするマイルは,法定マイ
ルとされている。
1 USサーベイマイル=5 280 US サーベイフー
ト≈ 1 609.347 m
3-3
面積(area)
3-3.B.a
平方インチ:
in2
1 in2=645.16 mm2
(π/4)×10-6 in2 ≈ 506.707 μm2の面積を表すため
に,“サーキュラーミル”を用いることがある。
3-3.B.b
平方フート:
ft2
1 ft2=0.092 903 04 m2
3-3.B.c
平方ヤード:
yd2
1 yd2=0.836 127 36 m2
通常,sq in,sq ft,sq ydなどの省略形を使用し
ている。
3-3.B.d
平方マイル
1平方マイル≈ 2.589 988 km2
1 USサーベイ平方マイル≈ 2.589 998 km2
1平方マイル=640エーカー
3-3.B.e
エーカー
1エーカー=4 840 yd2 ≈ 4 046.856 m2
1 USサーベイエーカー ≈ 4 046.873 m2
18
Z 8000-3:2014 (ISO 80000-3:2006)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
量番号
量の名称
単位番号
単位の名称
及び記号
換算率及び説明
3-4
体積(volume)
3-4.B.a
立方インチ:
in3
1 in3=16.387 064 cm3
3-4.B.b
立方フート:
ft3
1 ft3 ≈ 28.316 85 dm3
3-4.B.c
立方ヤード:
yd3
1 yd3 ≈ 0.764 554 9 m3
通常,cu in,cu ft,cu ydなどの省略形を使用し
ている。
3-4.B.d
英ガロン:
gal (UK)
1 gal (UK)=277.420 in3 ≈ 4.546 099 dm3
≈ 1.200 95 gal (US)
3-4.B.e
英パイント:
pt (UK)
1 pt (UK)=(1/8) gal (UK) ≈ 0.568 261 25 dm3
≈ 1.200 95 liq pt (US)
3-4.B.f
英液用オンス:
fl oz (UK)
1fl oz (UK)=(1/160) gal (UK) ≈ 28.413 06 cm3
≈ 0.960 760 fl oz (US)
3-4.B.g
英ブッシュル:
bushel (UK)
1 bushel (UK)=8 gal (UK) ≈ 36.368 72 dm3
≈ 1.032 06 bu (US)
3-4.B.h
米ガロン:
gal (US)
1 gal (US)=231 in3 ≈ 3.785 412 dm3
≈ 0.832 674 gal (UK)
3-4.B.i
米液用パイント:
liq pt (US)
1 liq pt (US)=(1/8) gal (US) ≈ 0.473 176 5 dm3
≈ 0.832 674 pt (UK)
3-4.B.j
米液用オンス:
fl oz (US)
1 fl oz (US)=(1/128) gal (US) ≈ 29.573 53 cm3
≈ 1.040 84 fl oz (UK)
3-4.B.k
米バレル(石油)
bbl (US)
1 bbl (US)=42 gal (US)=9 702 in3
≈ 158.987 3 dm3 ≈ 34.972 3 gal (UK)
3-4.B.l
米ブッシェル:
bu (US)
1 bu (US) ≈ 2 150.42 in3 ≈ 35.239 07 dm3
≈ 0.968 939 bushel (UK)
3-4.B.m
米穀物用パイント:
dry pt (US)
1 dry pt (US)=(1/64) bu (US) ≈ 0.550 610 5 dm3
≈ 0.968 939 pt (UK)
3-4.B.n
米穀物用バレル:
bbl (US)
1 bbl (US) (dry)=7 056 in3 ≈ 115.627 1 dm3
3-8
速度(velocity),速さ
(speed)
3-8.B.a
フート毎秒:
ft/s
1 ft/s=0.304 8 m/s
3-8.B.b
マイル毎時:
mi/h
1 mi/h=0.447 04 m/s
3-9
加速度(acceleration) 3-9.B.a
フート毎秒毎秒:
ft/s2
1 ft/s2=0.304 8 m/s2
注記 “フート”は“フット”ともいう。
19
Z 8000-3:2014 (ISO 80000-3:2006)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書C
(参考)
その他の非SI単位及びその換算率
量番号
量の名称
単位番号
単位の名称
及び記号
換算率及び説明
3-1
長さ(length)
3-1.C.a
光年:
(l.y.)a)
1光年は,1年間に光が真空中を伝わる距離
1 l. y. ≈ 9.460 730×1015 m
3-1.C.b
天文単位:
ua
1天文単位は,太陽から地球までの平均距離
1 ua ≈ 1.495 978 706 91(30)×1011 m
3-1.C.c
パーセク:
pc
1パーセクは,1天文単位が円弧で1秒の角度を
張る距離をいう。
1pc ≈ 206 264.8 ua ≈ 30.856 78×1015 m
3-7
時間(time),継続時間
(duration)
3-7.C.a
年:
a
=
d
366
d
365
a
1回帰年は,太陽が平均春分点を引き続き2回
通過する間の継続時間。
この継続時間は,太陽の平均黄径の差に関連す
る。それは時間に依存するが,全く線形ではな
い。すなわち,回帰年は定数ではなく,1世紀
の間に約0.53秒の割合で減少している。1回帰
年は,ほぼ365.242 20 d ≈ 31 556 926 sに等しい。
注a) “l.y.”は,光年の略号である。
参考文献 JIS Z 8000-1 量及び単位−第1部:一般
注記 対応国際規格:ISO 80000-1,Quantities and units−Part 1: General(MOD)
JIS Z 8000-6 量及び単位−第6部:電磁気
注記 対応国際規格:IEC 80000-6,Quantities and units−Part 6: Electromagnetism(IDT)
IEC 60027-3,Letter symbols to be used in electrical technology−Part 3: Logarithmic and related
quantities, and their units
The International System of Units, 8th edition, BIPM, 2006 (SI Brochure)
国際単位系,第8版,BIPM,2006年(SI刊行物)