Z 6001:2007
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本画像
情報マネジメント協会(JIIMA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格で
ある。
これによって,JIS Z 6001:1999は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 9923:1994,Micrographics−
Transparent A6 microfiche−Image arrangementsを基礎として用いた。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は
もたない。
JIS Z 6001には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考)定形こま及び可変分割こまのフォーマット
附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 1
3. 定義 ······························································································································ 2
4. マイクロフィッシュの基本的特性 ······················································································· 2
4.1 物理的特性 ··················································································································· 2
4.2 見出し ························································································································· 3
4.3 こまの識別 ··················································································································· 4
4.4 裁断マーク ··················································································································· 4
5. 49こま及び98こまのフォーマット(文書用に多く使用される) ·············································· 4
5.1 寸法及びこまの配置 ······································································································· 4
5.2 マイクロフィッシュの余白······························································································· 4
5.3 マイクロ像の配置及び向き······························································································· 4
5.4 縮小率 ························································································································· 5
5.5 試験標板 ······················································································································ 5
5.6 インデックスこま ·········································································································· 5
5.7 大きな被写資料の撮影 ···································································································· 5
5.8 シンボル ······················································································································ 5
6. 63こま,208こま,270こま及び420こまのフォーマット(COM用に多く使用される) ·············· 6
6.1 寸法及びこまの配置 ······································································································· 6
6.2 マイクロフィッシュの余白······························································································· 6
6.3 マイクロ像の配置及び向き······························································································· 6
6.4 縮小率 ························································································································· 6
6.5 インデックスこま ·········································································································· 6
7. 単一こまのフォーマット(地図及び大きな図面に多く使用される) ·········································· 7
7.1 寸法 ···························································································································· 7
7.2 マイクロフィッシュの余白······························································································· 7
8. 処理及び保存方法 ············································································································ 7
9. マイクロフィッシュの可読性 ····························································································· 7
9.1 文書用マイクロフィッシュ······························································································· 7
9.2 計算機出力用マイクロフィッシュ······················································································ 7
10. 濃度 ···························································································································· 7
附属書1(参考)定形こま及び可変分割こまのフォーマット ························································ 14
附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ·································································· 20
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日本工業規格 JIS
Z 6001:2007
A6判マイクロフィッシュ
Micrographics−Transparent A6 microfiche−Image arrangements
序文 この規格は,1994年に第1版として発行されたISO 9923,Micrographics−Transparent A6 microfiche
−Image arrangementsを元に,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧
表をその説明を付けて,附属書2(参考)に示す。
1. 適用範囲 この規格は,国際間の情報交換,マイクロ出版などのために用いられる被写資料用及び計
算機出力用のA6判マイクロフィッシュについて規定する。
1.1
この規格は,1こま,49こま,63こま,98こま,208こま,270こま及び420こまのフォーマット
のマイクロフィッシュに適用する。
1.2
マイクロフィッシュは,ネガ状又はポジ状のどちらでもよい。
備考1. 30こま,60こま,84こま,210こま及び325こまのフォーマットのマイクロフィッシュ並び
に可変分割形の2こま,4こま,8こま,16こま,32こま及び64こまのフォーマットのマイ
クロフィッシュについては附属書1(参考)に示す。
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 9923:1994,Micrographics−Transparent A6 microfiche−Image arrangements (MOD)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7186 マイクロフィルムリーダ及びマイクロフィルムリーダプリンタ
JIS B 7187 16 mm及び35 mm銀−ゼラチンマイクロフィルム撮影方法
備考 ISO 6199:1991,Micrographics−Microfilming of documents on 16 mm and 35 mm silver-gelatin
type microfilm−Operating proceduresからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 6000 マイクログラフィックス用語
備考 ISO 6196-1:1993,Micrographics−Vocabulary−Part 1: General terms,ISO/DIS 6196-3,
Micrographics−Vocabulary−Part 3: Film processing,ISO 6196-4:1987,Micrographics−
Vocabulary−Part 4: Materials and packaging,ISO 6196-5:1987,Micrographics−Vocabulary−Part
5: Quality of images,legibility,inspection,ISO 6196-6:1992,Micrographics−Vocabulary−Part
6: Equipment及びISO 6196-7:1992,Micrographics−Vocabulary−Part 7: Computer micrographics
からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
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Z 6001:2007
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JIS Z 6008 マイクロ写真用解像力試験図票とその用法
備考 ISO 3334,Micrographics−ISO resolution test chart No.2−Description and useからの引用事項は,
この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 6009 銀−ゼラチンマイクロフィルムの処理及び保存方法
JIS Z 8305 活字の基準寸法
ISO 446 Micrographics−ISO character and ISO test chart No.1−Description and use
ISO 6148 Photography−Micrographic films,spools and cores−Dimensions
ISO 6200 Micrographics−First generation silver-gelatin microforms of source documents−Density
specifications and method of measurement
ISO 8126 Micrographics−Duplicating film,silver,diazo and vesicular−Visual density−Specifications and
measurement
ISO 8514-1 Micrographics−Alphanumeric computer output microforms−Quality control−Part 1 :
Characteristics of the test slide and test data
ISO 8514-2 Micrographics−Alphanumeric computer output microforms−Quality control−Part 2 : Method
ISO 9878 Micrographics−Graphical symbols for use in microfilming
ISO 10196 Document imaging applications−Recommendations for the creation of original documents
ISO 18906 Imaging materials−Photographic films−Specifications for safety film
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 6000による。
4. マイクロフィッシュの基本的特性
4.1
物理的特性
4.1.1
使用フィルム 使用するフィルムは,ISO 6148及びISO 18906に適合したものであれば,ロール
又はシートのいずれでもよい。
4.1.2
マイクロフィッシュの寸法 マイクロフィッシュの外形寸法は,105075
.0
−
mm×14801
− mmとする
(図3〜8参照)。この寸法は,現像処理直後に,マイクロフィッシュを23 ℃±2 ℃の温度,45〜55 %の
範囲の相対湿度の状態にして,平衡状態に達したときに測定する。ロールフィルムからA6サイズにカッ
ト後に現像処理する場合は,処理時の温度の影響で伸縮し,この寸法許容差を超える場合がある。
4.1.3
感光面の識別 マイクロフィッシュの感光面の識別を容易にするために,ノッチ又は隅切りを行っ
てもよい。マイクロフィッシュを縦長方向にもって,ノッチ又は隅切りが右上となるように保持した場合,
感光面が手前になるものとする。ノッチを用いる場合,ノッチは,短辺上でコーナに近い位置に付ける。
ノッチの形は,任意とする。ただし,ノッチの深さは,1.6 mm以内でなければならない。隅切りを用いる
ときは,見出し欄側だけとする。隅切りの寸法は,長辺側で4 mm,短辺側で4 mmとする。
4.1.4
直角度及び各辺の直角度 シートフィルムの直角度,各辺の直角度,形状及び寸法の適合性は,シ
ートフィルムを二つの完全な長方形のシートと個々に重ね合わせて比較することによって検査する。この
完全な長方形シートの一つは,この規格で規定する最小許容限界の下限の寸法とし,他の一つは最大許容
限界の寸法とする。シートフィルムの各辺上にあるどの点も,小さい方の長方形シートの内側に入っては
ならず,また,大きい長方形シートの外側に出てはならない。
備考 複製に熱現像フィルムを使用すると,この基準に適合しないことがある。この場合,自動機器
に適さない。
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4.1.5
厚さ マイクロフィッシュに使用するフィルムの厚さは,0.1 mm以上,0.22 mm以下とする。
4.1.6
コーナの丸み付け マイクロフィッシュのそれぞれのコーナには,丸みを付けてもよい。ただし,
隅切りによって生じたコーナは除く。コーナに丸みを付ける場合には,丸みの半径を3 mm以下とする。
4.1.7
反り マイクロフィッシュに使用するフィルムは,反りによる高さが,いかなる部分も平らな面か
ら6.5 mm以下とする。この寸法は,現像処理済みのマイクロフィッシュを23 ℃±2 ℃の温度,45〜55 %
の相対湿度の状態に6時間放置した後,凸面を下にして平らな面状に置き,反りによる高さの最大値を測
定する。
参考 105 mmロールフィルムからシート状にカットし,現像処理したフィルムはこの基準に適合し
ない場合がある。
4.2
見出し
4.2.1 見出し欄 画像領域の上部に個々のマイクロフィッシュを容易に識別し,かつ,その管理及び利用
の便を図る目的で,見出し欄を設けなければならない。マイクロフィッシュの各種レイアウトを,表1及
び附属書1表1に示す。見出し欄が不足の場合は,画像に割り当てられた次の行を使ってもよい。この場
合,4.3で定義された残りのこまの座標は変わらないものとする。
表1 マイクロフィッシュのレイアウト
単位 mm
こま
画像の領域
(1)
こま寸法
(2)
行の数 列の数 最大見出し
欄幅
下部の余白 左側の余白 仮想文書の寸法 図番号
縦
横
49
87.5×140.0
12.5×20.0
7
7
12.25
4±0.5
4±0.5
210
297
3
63
87.5×139.5
12.5×15.5
7
9
12.25
4±0.5
4±0.5
279
355
4
98
87.5×140.0
10×12.5
7
14
12.25
4±0.5
4±0.5
297
210
3
208
91×140.0
7×8.75
13
16
8.75
4±0.5
4±0.5
279
355
5
270
93.75×139.5
6.25×7.75
15
18
6
4±0.5
4±0.5
279
355
6
420
93.75×140.0
5×6.25
15
28
6
4±0.5
4±0.5
297
210
7
1
95×133.0
95×133.
−
−
8.25
0.5
2.00+
7.5±0.25
−
−
8
注(1) 画像の領域は,見出しを含まない。
(2) 同じマイクロフィッシュ内で,単一こま及び倍こまを使用できる。
4.2.2
見出し欄の配置 見出し欄は,図1に示された順で三つに分けてよい。各区画の長さは,固定でな
く,使用者が決める。
図1 見出し欄の区分
a) 識別記号の表示 このマイクロフィッシュを他のマイクロフィッシュから識別するために必要な資料
番号,特別な記号などを表示する。
b) 書誌記述の表示 内容を明示する書誌記述を表示する。版権は,この欄の下部に入れるのがよい。分
類及び目録のより詳しい情報が必要な場合は,画像ブロックの先頭を使用する。
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c) 継続記号の表示 マイクロフィッシュの一組の中における順序を示す記号を記載する。全体のマイク
ロフィッシュの枚数を分母とし,そのマイクロフィッシュの順序数を分子とする分数の形で,その境
を斜線“/”を用いて表示する(例 1/5,2/5,…,5/5)。マイクロフィッシュの総数が不明の場合は,
分母は“−”でもよい。最後のマイクロフィッシュの分母の数は,その一組のマイクロフィッシュの
総数に一致する(例 1/−,2/−,…,12/12)。また,分母は“finish”又は“fin”(終わり)を意味す
る文字“F”にしてもよい(例 12/F)。
参考 日本国内では“END”又は“E”を用いることが多い。
機械読取り方式の文字及び光学コードは,表1に記載された最大見出し欄幅を超えない長さでこの欄の
右上部に入れる。この場合,順序を示す記号は左上部へ入れる。
4.2.3
見出しの文字 見出しは,白い背景に黒い文字(ポジ状),又は黒い背景に白い文字(ネガ状)と
する。見出しに用いる文字は,表読み正立像を肉眼で読めるものとし,英数字は最低1.6 mmの高さがあ
るものとする。
参考 見出し欄に記載される記号及び文字の高さは,2 mm以上が望ましい。特に漢字の高さは,3 mm
以上が望ましい。
4.2.4
見出し欄の裏塗り 見出し欄の背後に,カラーストライプを付けることができる。ただし,マイク
ロフィッシュの厚さを0.01 mm以上増やしてはならない。
備考 カラーストライプで見出しの複写を防ぐことができる。
4.3
こまの識別
4.3.1
こまの識別記号 こまの位置は,座標で表示する。見出し欄を上にして見出しが正立像となるよう
にマイクロフィッシュを保持したとき,行の識別は,見出し欄を除く最上部の行から始めて,上から下へ
順にA,B,C,…のように表し,列の識別は,左から右へ順に1,2,3,…のように表す(図3〜7参照)。
4.3.2
こまの識別表示の位置 マイクロフィッシュ上に座標表示を入れてもよい。入れる場合,行の表示
は,マイクロフィッシュ左端の余白の部分に,列の表示は,マイクロフィッシュ下端の余白の部分又は見
出し欄の下に入れる。また,座標表示は,こまの中又は下部に入れてもよい。
備考 座標表示を下端の余白に入れると,自動カッタ及び複製装置の働きを妨げることがある。
4.4
裁断マーク マイクロフィッシュには,裁断マークを入れることができる。この裁断マークは3 mm
以上の正方形とし,その中心は,マイクロフィッシュの左下端(基準コーナ)から32±0.2 mmに位置す
るものとし,正方形の底辺はマイクロフィッシュの基準辺から0.2 mm以内にあるものとする(図3〜7参
照)。
5. 49こま及び98こまのフォーマット(文書用に多く使用される)
5.1
寸法及びこまの配置 49こま及び98こまのフォーマットについては,表1及び図3に示す。
5.2
マイクロフィッシュの余白 マイクロフィッシュの下部の余白及び左側の余白は,それぞれ4±0.5
mmとする(表1及び図3参照)。
5.3
マイクロ像の配置及び向き
5.3.1
配置 最初のマイクロ像のこまは,マイクロフィッシュの左上隅A1に置き,続くこまは次に示す
ページ付けのいずれかで配置する。単一こまに2ページ又はそれ以上のページを写し込んでもよい。
a) 横モード マイクロ像は,次のように行を左から右へ,そして上の行から下の行へと順次進む。
A1,A2,A3,…,B1,B2,…,C1,C2,…
b) 縦モード マイクロ像は,次のように列を上から下へ,そして左の列から右の列へと順次進む。
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A1,B1,C1,…,A2,B2,…,A3,B3,…
右書き文書の場合には,最初の画像のこまをマイクロフィッシュの右上隅に置く横モードを用いる。
An,A (n−1),A (n−2),…,Bn,B (n−1),…,Cn,C (n−1),…
マイクロ像は,表1のこまの寸法の内側に,少なくとも0.12 mmの余白を設け,その内側に位置す
る。
5.3.2
向き マイクロフィッシュは,見出しが正立像となるように保持したとき,マイクロ像は可能な限
り,正立像でなければならない。マイクロ像が正立像とならない場合,反時計回りに90 °回転した状態
とする。
右書き文書で右から撮影するときには,時計回りに90 °回転した状態とする。
5.4
縮小率 縮小率は1:24を基準とし,文字の大きさ,被写資料の品質状態及び寸法によって決める。
5.5
試験標板 マイクロフィッシュには,試験標板のこまを設ける。この標板は,文書の最後又は最初
のこまに撮影する(JIS Z 6008参照)。
試験標板の図票にはISO No.1試験図票,JIS解像力試験図票,又はISO No.2解像力試験図票のいずれ
かを用い,その用法はISO 446又はJIS Z 6008による。
5.6
インデックスこま マイクロフィッシュの内容に対するインデックスこまを設けてもよい。設ける
場合は,右下隅のこまを使用する。追加のこまが必要な場合は,5.3.1のページ付けの様式によって,右下
こまの左へ又は上へ順に続くこととする。
5.7
大きな被写資料の撮影 単一こま内に収まらないような大きな被写資料は,倍こまで撮影してもよ
い。また,1回の撮影で収まらない大きな被写資料の場合には,図2に示された方法a),b)又はc)に従っ
て,約25 mmの重なり幅をもって,分割撮影することができる。
5.8
シンボル 被写資料の処理,異常な点の指示,使用上必要な指示事項などのためにシンボルを用い
る場合は,ISO 9878による。
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a)
b) c)
図2 大きな被写資料の分割撮影
6. 63こま,208こま,270こま及び420こまのフォーマット(COM用に多く使用される)
6.1
寸法及びこまの配置 63こま,208こま,270こま及び420こまのフォーマットについては,表1
及び図4〜7に示す。可変分割形フォーマットの寸法については,附属書1(参考)を参照。
6.2
マイクロフィッシュの余白 マイクロフィッシュの下部の余白及び左側の余白は,それぞれ4±0.5
mmとする(表1,図4〜5参照)。
6.3
マイクロ像の配置及び向き
6.3.1
配置 最初のマイクロ像のこまは,マイクロフィッシュの左上隅A1に置き,続くこまは次のペー
ジ付けのいずれかで配置する。単一こま内に2ページ又はそれ以上のページを写し込んでもよい。
a) 横モード マイクロ像は,次のように行を左から右へ,そして上の行から下の行へと順次進む。
A1,A2,A3,…,B1,B2,…,C1,C2,…
b) 縦モード マイクロ像は,次のように列を上から下へ,そして左の列から右の列へと順次進む。
A1,B1,C1,…,A2,B2,…,A3,B3, …
マイクロ像は,表1のこま寸法の内側に,少なくとも0.12 mmの余白を設け,その内側に位置する。
6.3.2
向き マイクロフィッシュは,見出しが正立像となるように保持したとき,マイクロ像は可能な限
り正立像とする。
6.4
縮小率 縮小率は,1:24(63こま),1:42(208こま)又は1:48(270こま及び420こま)を基
準とし,文字の大きさ,被写資料の品質状態,文書の寸法などによって決める。
6.5
インデックスこま マイクロフィッシュの内容に対するインデックスこまを設けてもよい。これを
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設ける場合は,右下隅のこまを使用する。追加のこまが必要な場合は,6.3.1のページ付けの様式によって,
右下こまの左へ又は上へ順に続ける。
7. 単一こまのフォーマット(地図及び大きな図面に多く使用される)
7.1
寸法 単一こまのフォーマットの寸法を,表1及び図8に示す。
7.2
マイクロフィッシュの余白 下余白は,0.5
2.00
+
mmとし,左右の余白は,それぞれ7.5±0.25 mmと
する(表1,図8参照)。
8. 処理及び保存方法 処理及び保存方法は,JIS Z 6009による。
9. マイクロフィッシュの可読性
9.1
文書用マイクロフィッシュ 可読性評価は,ISO 446又はJIS Z 6008によって試験したとき,試験
標板のいずれかの図票の可読性は,少なくとも表2に示す値でなければならない。
また,必要に応じ,我が国のように漢字を使用する国情では,被写資料の最小文字の高さを考慮した可
読性の尺度として実用品位数を用いるのがよい。実用品位数についてはJIS B 7187の附属書1を参照。
マイクロ像の品質は,被写資料の品質状態と関係する。被写資料の製作方法については,ISO 10196を
参照。
表2 可読性の最低値(解像限界の値)
公称縮小率
縮小率の範囲
ISO No.1試験図票(図形言語の読み)
JIS解像力試験図票A又はISO No.2
解像力試験図票(試験図形の読み)
下限
上限
(未満)
世代
世代
第一
第二
第三
(配布用)
第一
第二
第三
(配布用)
1:10
1:9
1:11
45
50
56
9.0
8.0
7.1
1:12
1:11
1:14
50
56
63
8.0
7.1
6.3
1:16
1:14
1:17
56
63
71
7.1
6.3
5.6
1:18
1:17
1:20
63
71
80
6.3
5.6
5.0
1:22
1:20
1:23
71
80
90
5.6
5.0
4.5
1:24
1:23
1:28
80
90
100
5.0
4.5
4.0
1:30
1:28
1:33
90
100
112
4.5
4.0
3.6
1:36
1:33
1:38
100
112
125
4.0
3.6
3.2
1:40
1:38
1:44
112
125
140
3.6
3.2
2.8
1:48
1:44
1:52
125
140
160
3.2
2.8
2.5
9.2
計算機出力用マイクロフィッシュ 可読性評価は,ISO 8514-1及びISO 8514-2を参照。
フォームスライドを使用しない場合の可読性評価は,JIS B 7186に規定するマイクロフィルムリーダプ
リンタを使用し,A4判のハードコピーでJIS Z 8305に規定する7ポイントの文字が判読できることが望
ましい。
10. 濃度 マイクロフィッシュの濃度は,ISO 6200及びISO 8126による。
8
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
備考1. 格子線は仮想線であって,マイクロフィッシュ上には現れない。
2. 全体のシート寸法は,処理後の寸法である(4.1.2参照)。
3. 機械読取り方式の文字及び光学コードに充てる領域を示す(4.2.2参照)。
4. この画像配置は,210 mm×297 mmサイズの文書及びCOMを,1:24の縮小率でマイクロフィルムに撮影す
るのに適している。
5. 第一世代及び奇数世代の複製では,隅切りは右上隅で,ノッチは左余白になる。偶数世代の複製では,隅切
りは左上隅で,ノッチは右余白になる(4.1.3参照)。
図3 マイクロフィッシュ 49F及び98F
9
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
備考1. 格子線は仮想線であって,マイクロフィッシュ上には現れない。
2. 全体のシート寸法は,処理後の寸法である(4.1.2参照)。
3. 機械読取り方式の文字及び光学コードに充てる領域を示す(4.2.2参照)。
4. この画像配置は,文書を1:24の縮小率でマイクロフィルムに撮影するのに適している。
5. 第一世代及び奇数世代の複製では,隅切りは右上隅で,ノッチは左余白になる。偶数世代の複製では,隅切
りは左上隅で,ノッチは右余白になる(4.1.3参照)。
図4 マイクロフィッシュ 63F
10
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
備考1. 格子線は仮想線であって,マイクロフィッシュ上には現れない。
2. 全体のシート寸法は,処理後の寸法である(4.1.2参照)。
3. 機械読取り方式の文字及び光学コードに充てる領域を示す(4.2.2参照)。
4. この画像配置は,279 mm×355 mmサイズの文書を1:42の縮小率でマイクロフィルムに撮影するのに適して
いる。
5. 第一世代及び奇数世代の複製では,隅切りは右上隅で,ノッチは左余白になる。偶数世代の複製では,隅切
りは左上隅で,ノッチは右余白になる(4.1.3参照)。
図5 マイクロフィッシュ 208F
11
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
備考1. 格子線は仮想線であって,マイクロフィッシュ上には現れない。
2. 全体のシート寸法は,処理後の寸法である(4.1.2参照)。
3. 機械読取り方式の文字及び光学コードに充てる領域を示す(4.2.2参照)。
4. A行を見出し欄として使用する場合の座標は,B〜Oを使用する(BをAにしてはならない)。
5. この画像配置は,279 mm×355 mmサイズの文書及びCOMを,1:48の縮小率でマイクロフィルムに撮影す
るのに適している。
6. 第一世代及び奇数世代の複製では,隅切りは右上隅で,ノッチは左余白になる。偶数世代の複製では,隅切
りは左上隅で,ノッチは右余白になる(4.1.3参照)。
図6 マイクロフィッシュ 270F
12
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
備考1. 格子線は仮想線であって,マイクロフィッシュ上には現れない。
2. 全体のシート寸法は,処理後の寸法である(4.1.2参照)。
3. 機械読取り方式の文字及び光学コードに充てる領域を示す(4.2.2参照)。
4. A行を見出し欄として使用する場合の座標は,B〜Oを使用する(BをAにしてはならない)。
5. この画像配置は,210 mm×297 mmサイズの文書及びCOMを,1:48の縮小率で,マイクロフィルムに撮影
するのに適している。
6. 第一世代及び奇数世代の複製では,隅切りは右上隅で,ノッチは左余白になる。偶数世代の複製では,隅切
りは左上隅で,ノッチは右余白になる(4.1.3参照)。
図7 マイクロフィッシュ 420F
13
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
備考1. 全体のシート寸法は,処理後の寸法である(4.1.2参照)。
2. 機械読取り方式の文字及び光学コードに充てる領域を示す(4.2.2参照)。
3. 第一世代及び奇数世代の複製では,隅切りは右上隅で,ノッチは左余白になる。偶数世代の複製では,隅切
りは左上隅で,ノッチは右余白になる(4.1.3参照)。
図8 マイクロフィッシュ 1F
14
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書1(参考)定形こま及び可変分割こまのフォーマット
この附属書は,定形こま及び可変分割こまのフォーマットについて記載するものであり,規定の一部で
はない。特別な場合には,この規格本体で規定されたものと異なる次の画像配置を使用しても構わない。
1. 定形こまのフォーマットのマイクロフィッシュ 30こま,60こま,84こま,210こま及び325こまの
フォーマットのマイクロフィッシュの寸法を,附属書1図1〜5及び附属書1表1に記載する。
2. 可変分割こまのフォーマットのマイクロフィッシュ 可変分割こまのフォーマットのマイクロフィッ
シュの寸法は,次のものを除いて,1こまのマイクロフィッシュを基本とし,2分割して得られる(附属書
1図5及び附属書1表1を参照)。
この8分割で得られる寸法は,35 mmマイクロフィルムの画像寸法とほぼ同じであり,この寸法を使用
してマイクロフィッシュに35 mmマイクロフィルムを密着プリントすることができる。
附属書1表1 マイクロフィッシュのレイアウト
単位mm
こま
画像の領域
(1)
こま寸法
(2)
行の数
列の数
最大見出
し欄幅
下部の余白 左側の余白
図番号
30
82.5×141
16.5×23.5
5
6
17.25
4±0.5
4±0.5
附属書1図3
60
82.5×141
11.75×16.5
5
12
17.25
4±0.5
4±0.5
附属書1図3
84
82.25×141
11.75×11.75
7
12
17.5
4±0.5
4±0.5
附属書1図1
210
93.75×140
6.25×10
15
14
6
4±0.5
4±0.5
附属書1図2
325
91×137.5
5.5×7
13
25
8.75
4±0.5
4±0.5
附属書1図4
2
95×133
66×95
−
−
8.25
0.5
2.00
+
7.5±0.25
附属書1図5
4
95×133
47×66
−
−
8.25
0.5
2.00
+
7.5±0.25
附属書1図5
8
95×133
33×47
−
−
8.25
0.5
2.00
+
7.5±0.25
附属書1図5
16
95×133
23.5×33
−
−
8.25
0.5
2.00
+
7.5±0.25
附属書1図5
32
95×133
16.5×23.5
−
−
8.25
0.5
2.00
+
7.5±0.25
附属書1図5
64
95×133
11.75×16.5
−
−
8.25
0.5
2.00
+
7.5±0.25
附属書1図5
注(1) 画像の領域は,見出しを含まない。
(2) 同じマイクロフィッシュ内で,単一こま及び倍こまを使用できる。
15
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
備考1. 格子線は仮想線であって,マイクロフィッシュ上には現れない。
2. 全体のシート寸法は,処理後の寸法である(本体4.1.2参照)。
3. 機械読取り方式の文字及び光学コードに充てる領域を示す(本体4.2.2参照)。
4. この画像配置は,文書を1:24の縮小率でマイクロフィルムに撮影するのに適している。
5. 第一世代及び奇数世代の複製では,隅切りは右上隅で,ノッチは左余白になる。偶数世代の複製では,隅切
りは左上隅で,ノッチは右余白になる(本体4.1.3参照)。
附属書1図1 マイクロフィッシュ 84F
16
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
備考1. 格子線は仮想線であって,マイクロフィッシュ上には現れない。
2. 全体のシート寸法は,処理後の寸法である(本体4.1.2参照)。
3. 機械読取り方式の文字及び光学コードに充てる領域を示す(本体4.2.2参照)。
4. 第一世代及び奇数世代の複製では,隅切りは右上隅で,ノッチは左余白になる。偶数世代の複製では,隅切
りは左上隅で,ノッチは右余白になる(本体4.1.3参照)。
附属書1図2 マイクロフィッシュ 210F
17
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
備考1. 格子線は仮想線であって,マイクロフィッシュ上には現れない。
2. 全体のシート寸法は,処理後の寸法である(本体4.1.2参照)。
3. 機械読取り方式の文字及び光学コードに充てる領域を示す(本体4.2.2参照)。
4. この画像配置は,文書を1:20の縮小率でマイクロフィルムに撮影するのに適している。
5. 第一世代及び奇数世代の複製では,隅切りは右上隅で,ノッチは左余白になる。偶数世代の複製では,隅切
りは左上隅で,ノッチは右余白になる(本体4.1.3参照)。
附属書1図3 マイクロフィッシュ 30F及び60F
18
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
備考1. 格子線は仮想線であって,マイクロフィッシュ上には現れない。
2. 全体のシート寸法は,処理後の寸法である(本体4.1.2参照)。
3. 機械読取り方式の文字及び光学コードに充てる領域を示す(本体4.2.2参照)。
4. この画像配置は,210 mm×298 mmサイズの文書を1:42の縮小率でマイクロフィルムに撮影するのに適して
いる。
5. 第一世代及び奇数世代の複製では,隅切りは右上隅で,ノッチは左余白になる。偶数世代の複製では,隅切
りは左上隅で,ノッチは右余白になる(本体4.1.3参照)。
附属書1図4 マイクロフィッシュ 325F
19
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
備考1. 格子線は仮想線であって,マイクロフィッシュ上には現れない。
2. 全体のシート寸法は,処理後の寸法である(本体4.1.2項参照)。
3. 機械読取り方式の文字及び光学コードに充てる域を示す(本体4.2.2項参照)。
4. 第一世代及び奇数世代の複製では,隅切りは右上隅で,ノッチは左余白になる。偶数世代の複製では,隅切
りは左上隅で,ノッチは右余白になる(本体4.1.3項参照)。
附属書1図5 マイクロフィッシュ 2,4,8,16,32,64F
20
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS Z 6001:2007 A6判マイクロフィッシュ
ISO 9923:1994 マイクログラフィックス−透明A6マイクロフィッシュ−画
像配置
(Ⅰ) JISの規定
(Ⅱ) 国際
規格番号
(Ⅲ) 国際規格の規定
(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体及び附属書
表示方法:点線の下線
(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごと
の評価
技術的差異の内容
1. 適用範囲
文書用及びCOM用のA6
判のマイクロフィッシュ
について規定。
ISO 9923
1
JISとほぼ同じ。
MOD/追加 JISは,63こま及び208こ
まのフォーマットを規定。
日本で使用頻度の多いフォーマッ
トを追加。
2. 引用規格
JIS B 7187,JIS Z 6000,
JIS Z 6008,ISO 446,
ISO 6148,ISO 6200,
ISO 8126,ISO 8514-1,
ISO 8514-2,ISO 9878,
ISO 10196,
ISO 9923
2
ISO 446,ISO 543(廃
止),ISO 3334,
ISO 4330(廃止),ISO
5123,ISO 5466(廃
止),ISO 6148,ISO
6196-1〜7,ISO 6199,
ISO 6200,ISO 8126,
ISO 8514-1,ISO
8514-2,ISO 9878,ISO
10196(2003改正),
ISO 10602(廃止)
IDT
MOD/変更
−
JISからの引用事項は,対
応ISO規格の該当事項と
同等である。
−
JIS B 7186,JIS Z 6009,
JIS Z 8305,ISO 18906
MOD/追加
−
3. 定義
JIS Z 6000
ISO 9923
3
ISO 6196
IDT
−
4. マイクロ
フィッシュ
の基本的特
性
物理的特性,見出し,こ
まの識別及び裁断マーク
について規定。
ISO 9923
4
JISとほぼ同じ。
MOD/追加
−
我が国独自の漢字使用に必要な配
慮を参考として追加。
2
0
Z
6
0
0
1
:
2
0
0
7
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
21
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(Ⅰ) JISの規定
(Ⅱ) 国際
規格番号
(Ⅲ) 国際規格の規定
(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体及び附属書
表示方法:点線の下線
(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策
項目
番号
内容
項目
番号
内容
項目ごと
の評価
技術的差異の内容
5. 49こま及
び98こまの
フォーマッ
ト
文書用に多く使用される
フォーマットについて規
定。
ISO 9923
5
JISと同じ。
IDT
−
−
6. 63こま,
208こま,
270こま及
び420こま
のフォーマ
ット
COM用に多く使用され
るフォーマットについて
規定。
ISO 9923
6
JISとほぼ同じ。
MOD/追加 JISは,63こま及び208こ
まのフォーマットを規定。
日本で使用実績の多いフォーマッ
トを追加。
7. 単一こま
のフォーマ
ット
地図及び大きな図面に多
く使用されるフォーマッ
トについて規定。
ISO 9923
7
JISと同じ。
IDT
−
−
8. 処理及び
保存方法
JIS Z 6009による。
ISO 9923
8
ISO 5466,ISO 10602
MOD/変更 廃止されたISO規格を同
等のJISに置き換えた。
−
9. マイクロ
フィッシュ
の可読性
文書用及びCOMについ
て規定。
ISO 9923
9
JISとほぼ同じ。
MOD/追加 JISは,文書用については
実用品位数を,COMにつ
いてはフォームスライド
を使用しない場合の可読
性を追加して規定。
我が国独自の漢字使用に必要な規
格を追加。
10. 濃度
ISO 6200,ISO 8126によ
る。
ISO 9923
10
JISと同じ。
IDT
−
−
附属書1
(参考)
定形こま及び可変分割こ
まのフォーマット
ISO 9923
Annex A
JISとほぼ同じ。
MOD/削除 JISは,63こま及び208こ
まのフォーマットを6.に追
加,規定したため附属書か
ら削除した。
日本で使用頻度の多いフォーマッ
トだけとした。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD
2
1
Z
6
0
0
1
:
2
0
0
7
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
22
Z 6001:2007
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― IDT ················· 技術的差異がない。
― MOD/削除 ········ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
― MOD/追加 ········ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
― MOD/変更 ········ 国際規格の規定内容を変更している。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― MOD ··············· 国際規格を修正している。
関連規格 ISO 18901 Imaging materials−Processed silver-gelatin type black-and-white films−Specifications for stability
2
2
Z
6
0
0
1
:
2
0
0
7
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。