1
Z
3
1
3
6
:
1
9
9
9
解
説
解説付表1 JISと対応する国際規格との対比表
JIS Z 3136 : 1999 抵抗スポット及びプロジェクシ
ョン溶接継手のせん断試験に対する試験片寸
法及び試験方法
ISO/DIS 14273 : 1989 Specimen dimensions and procedure for shear testing resistance spot and embossed projection welds
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(1) 適用範囲
○ 金属の抵抗スポット及びプ
ロジェクション溶接継手に
ついて,板厚が0.3〜5.0 mm
で任意の溶接径をもつ通常
板幅試験片の寸法及び板厚
が0.5〜10.0 mmで最大5√t
(t:板厚)の溶接径をもつ飽
和板幅試験片の寸法並びに,
それぞれの試験片に対する
試験方法を規定。
ISO/DIS 14273
○ 金属の抵抗スポット及びプロジ
ェクション溶接継手について,板
厚が0.5 〜 10 mmで最大5√t
(t:板厚)の溶接径をもつ飽和
試験片の寸法及び試験方法を規
定。
ADP JISには,ISOにない通常板
幅試験片を追加して規定し
ている。
ISOの通常板幅試験片が,
ISOの飽和試験片に比べて,
実用的に合理的なため,設計
の基礎にしてきたため。
実用的なJIS試験片を国際
提案する。(追加提案の方
向)
(2) 引用規格
○ JIS Z 2241
○ ISO R 147
(3) 用語
○ ・ せん断力(せん断荷重)
・ 溶接計
・ 通常板幅試験片
・ 飽和板幅試験片
ISO/DIS 14273
○ ・ せん断力
・ 溶接計
ADP JISには,ISOにない通常板
幅試験片,飽和板幅試験片を
追加して規定。
ISOの通常板幅試験片が,
ISOの飽和試験片に比べて,
実用的に合理的なため,設計
の基礎にしてきたため。
実用的なJIS試験片を国際
提案する。(追加提案の方
向)
(4) 試験片形状
寸法及び誤
差
○ ・ 通常板幅試験片及び飽
和板幅試験片の形状
・ 3枚重ね以上の試験片形
状
ISO/DIS 14273
○ ・ 飽和板幅試験片
ADP JISには,ISOにない通常試
験片,3枚重ね以上の試験片
の形状を追加して規定。
実用的な3枚重ね以上の試
験片の形状もISOへ提案(追
加提案の方向)
(5) 試験片の形
状
○ 単点溶接試験片,多点溶接試
験片からの単点溶接試験片
の作成方法を規定。
ISO/DIS 14273
○ 単点溶接試験片,多点溶接試験片
からの単点溶接試験片の作成方
法。
=
2
Z
3
1
3
6
:
1
9
9
9
解
説
解説付表1 JISと対応する国際規格との対比表(続き)
JIS Z 3136 : 1999 抵抗スポット及びプロジェクシ
ョン溶接継手のせん断試験に対する試験片寸
法及び試験方法
ISO/DIS 14273 : 1989 Specimen dimensions and procedure for shear testing resistance spot and embossed projection welds
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(6) 試験片の個
数
○ 11個。ただし,せん断力や溶
接径の標準偏差を必要とし
ない場合は,受渡当事者の協
定によって減少できるとし
た。
ISO/DIS 14273
○ 11個
= ISOには標準偏差を必要と
しない場合の,ただし書きが
ないこと。
こ
の
件
は
,
CEM/TC121/SC4/WG2
の
prEN ISO 15614-12について
の討議において,日本側提案
によってJISどおり決定。今
後,ISOが改定されるものと
考えられる。
(7) 試験装置及
び試験方法
○ JIS Z 2241に規定された装置
及び方法によることを規定。
○ ISO R147に規定された装置及び
方法によることを規定。
=
(8) 記録
○ 11項目の記録
○ 最低8項目を記録することを規
定。
備考1.
対比項目(Ⅰ)及び(Ⅱ)で,“○”は該当する項目を規定している場合を示す。
2.
対比項目(Ⅳ)の小欄は,JISと国際規格との技術的内容の整合性評価を示し,その記号の意味は次のとおりである。
=:同等,ADP:国際規格を採用。