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Z 2504:2020  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  1 

4 原理 1 

5 記号及び定義  2 

6 装置 2 

6.1 漏斗  2 

6.2 コップ  4 

6.3 はかり  4 

6.4 スタンド  4 

7 試料採取 4 

8 測定方法 4 

9 結果の表示  5 

10 精度  5 

10.1 繰返し精度  5 

10.2 再現性  5 

11 報告  5 

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表  6 

 

 


 

Z 2504:2020  

(2) 

まえがき 

この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,日本粉末冶金

工業会(JPMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正

すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。

これによって,JIS Z 2504:2012は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

 

日本産業規格          JIS 

 

Z 2504:2020 

 

金属粉−見掛密度測定方法 

Metallic powders-Determination of apparent density 

 

序文 

この規格は,2018年に第4版として発行されたISO 3923-1を基とし,技術的内容を変更して作成した

日本産業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。 

 

適用範囲 

この規格は,漏斗を用いて金属粉の見掛密度を測定する方法について規定する。 

この方法は,漏斗角60°で直径2.5 mmのオリフィスから自然に流れ出す金属粉に適用する。ただし,

漏斗角60°で直径2.5 mmのオリフィスから流れ出ない場合は,漏斗角30°で直径2.5 mmのオリフィス

又は漏斗角60°で直径5.0 mmのオリフィスを用いてもよい。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 3923-1:2018,Metallic powders−Determination of apparent density−Part 1: Funnel method

(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS Z 2500 粉末や(冶)金用語 

JIS Z 2502 金属粉−流動度測定方法 

JIS Z 8401 数値の丸め方 

ISO 13517,Metallic powders−Determination of flowrate by means of a calibrated funnel (Gustavsson 

flowmeter) 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 2500による。 

 

原理 

容積の分かっているコップに粉体を自然充てんすることで,体積を正確にはかり取った粉末の質量を測


Z 2504:2020  

 

定する。自然充てんとは,コップの上端から規定距離にある漏斗を用いてコップに粉末を流し込むことを

いう。質量をコップの容積で除したものを見掛密度とする。 

 

記号及び定義 

この規格で用いる記号及び定義は,表1による。 

 

表1−記号及び定義 

記号 

定義 

単位 

ρac 

この規格によって得られた見掛密度 

g/cm3 

粉末の質量 

コップの容積 

cm3 

 

装置 

6.1 

漏斗 

漏斗は,次のいずれかとする。 

a) オリフィス径2.5 mm,漏斗角60°の漏斗(図1参照。仕様はJIS Z 2502と同じ。)。 

b) オリフィス径2.5 mm,漏斗角30°の漏斗(図2参照。仕様はISO 13517と同じ。)。 

c) オリフィス径5.0 mm,漏斗角60°の漏斗(図3参照。仕様はISO 3923-1の附属書Aと同じ。)。 

 

単位 mm 

 

図1−オリフィス径2.5 mm,漏斗角60°の漏斗 


Z 2504:2020  

 

 

単位 mm 

 

図2−オリフィス径2.5 mm,漏斗角30°の漏斗 

 

単位 mm 

 

図3−オリフィス径5.0 mm,漏斗角60°の漏斗 


Z 2504:2020  

 

6.2 

コップ 

コップは,内径28 mm±0.5 mm,容積25 cm3±0.03 cm3の円筒とする。また,同じ容積で内径30 mm±1 

mmのコップを用いてもよい。 

漏斗及びコップは,非磁性で耐食性があり,かつ,変形及び過度の摩耗に耐える十分な壁厚及び硬さを

もつ金属材料で作られていることが望ましい。 

漏斗の内径表面は,研磨仕上げすることが望ましい。 

コップの内側表面は,研磨仕上げすることが望ましい。 

6.3 

はかり 

はかりは,十分な測定容量をもち,試料を±0.01 gの精確さで測定できるものとする。 

6.4 

スタンド 

スタンドは,水平で振動の影響がない土台をもつものとし,漏斗のオリフィスを,コップと同軸に,コ

ップの上面から25mmの距離で支持できるものとする(図4参照)。 

 

単位 mm 

 

 

注a) 6.2参照 

 

図4−漏斗,コップ及びスタンドの配置 

 

試料採取 

試料採取は,次による。 

a) 見掛密度の測定は,三つの測定試料を使用するため,試験試料は100 cm3以上とする。 

b) 一般に,試料は受け入れたままの状態で測定を行うことが望ましい。 

受渡当事者間の協定によって試料を乾燥してもよい。試料が酸化されやすい場合には,乾燥は真空

中又は不活性ガス中で行う。乾燥は,試料を乾燥器に入れ,110 ℃±10 ℃で30分±5分保持し,その

後デシケータ中で室温まで冷却するとよい。試料の取出しは測定の直前とする。 

なお,試料に揮発性物質が含まれている場合には,乾燥してはならない。 

 

測定方法 

測定方法は,次による。 


Z 2504:2020  

 

a) 測定試料をオリフィス径2.5 mm,漏斗角60°の漏斗(図1参照)に流し込み,そこから直接コップ

に流し込む。測定試料がコップに満たされ,あふれ始めたら,直ちに測定試料の流入をやめる。粉末

を圧縮したり,コップを揺すったり振動させたりしないように注意し,コップの上に盛り上がった粉

末を非磁性材料でできた水平なへらを用いて,コップの上端に沿って1回の操作で平らにかき取る。 

b) 測定試料がa)の漏斗で流れにくい場合には,オリフィス径2.5 mm,漏斗角30°の漏斗(図2参照)

又は,オリフィス径5.0 mm,漏斗角60°の漏斗(図3参照)を使用する。測定試料が流れにくい場

合は,直径1 mmの針金で漏斗の上部から軽く1回つついて流出させてもよい。このとき,針金はコ

ップに入れてはならない。 

c) 測定試料を平らにした後,移動時にこぼれないようにコップの側面を軽くたたいて安定させ,コップ

の外側に付着した粉末を除去する。 

d) コップ内の粉末の質量を,0.01 gの桁までひょう量する。 

e) 測定は,三つの測定試料の各々について行う。 

 

結果の表示 

見掛密度は,次の式によって算出する。 

ac

25

m

m

V

 

三つの測定値の平均値を,JIS Z 8401の規則Bによって,0.01 g/cm3に丸めて報告する。もし,三つの

ばらつきが平均値の1 %を超えたときは,測定値のうちの最大値及び最低値も報告する。 

 

10 

精度 

10.1 

繰返し精度 

均一化した同じバッチの試料を,同じ測定者が,同じ装置で繰返し測定した場合の見掛密度の差が,95 %

信頼限界の0.03 g/cm3を超えた場合は,試験値として採用してはならない。 

10.2 

再現性 

均一化した同じバッチの試料を,異なる二つの試験場所での測定結果において,見掛密度の差が,95 %

信頼限界の0.05 g/cm3を超えた場合は,一方又は両方の試験結果に疑義がある。 

 

11 

報告 

報告には,次の情報を含める。 

a) この規格(JIS Z 2504)に従って測定を実施した旨の記載 

b) 試料の特定に必要な全ての詳細事項 

c) 試料を乾燥した場合は,乾燥方法 

d) 使用した漏斗の種類及び針金使用の有無 

e) 見掛密度の測定結果 

f) 

この規格に規定又は記載されていない全ての操作又は任意に付加した操作法 

g) 測定結果に影響を及ぼす可能性のある要因の詳細[例えば,測定環境(温度及び湿度)] 

 


Z 2504:2020  

 

附属書JA 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

 

JIS Z 2504:2020 金属粉−見掛密度測定方法 

ISO 3923-1:2018,Metallic powders−Determination of apparent density−Part 1: Funnel 
method 

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範囲 漏斗法について規

定。また,漏斗角を
記載。 

 

この規格の漏斗法で測
定不可の場合の適用規
格(スコット容積計法)
を規定。 

追加 

漏斗角を追記した。 

実質的な技術的差異はない。 

削除 

国内において使用実績のないスコ
ット容積計を削除。 

実質的な技術的差異はない。 

2 引用規格  

 

 

 

 

 

 

3 用語及び
定義 

JIS Z 2500で定義し
ている用語を用い
ることを記載。 

 

− 

 

追加 

JISは,JIS Z 2500を追加。 

実質的な技術的差異はない。 

4 原理 

 

 

 

一致 

 

 

5 記号及び
定義 

ISO規格に規定され
ている金属粉の見
掛密度(一般用語)
を除外して記載。 

 

金属粉の見掛密度(一般
用語)を規定 

削除 

規格内で使用されていない記号及
び定義を削除。 

ISOへの提案を検討する。 

6 装置 

6.1 漏斗 

 

6.1 

ISO 4490,ISO 13517及
びISO 3923-1 Annex A
による漏斗を規定 

追加 

JIS Z 2502,ISO 13517及びISO 
3923-1 Annex Aに規定されている
漏斗を,図1〜図3として記載した。 

実質的な技術的差異はない。 

 

6.2 コップ 

 

6.2 

円筒形コップ及び漏斗
及びコップ内径表面粗
さの仕上げ方法を規定 

変更 

“コップ”に用語を統一し,表面粗
さの仕上げ方法を国内実態に合せ
推奨記載とした。 

実質的な技術的差異はない。 

 
 
 
 

2

 

Z

 2

5

0

4

2

0

2

0

 

 

 

 

 


Z 2504:2020  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

7 試料採取 試料採取を規定。 

 

試料採取を細分箇条と
して規定。 

変更 

7.1〜7.2を箇条7のa)〜b)に変更し
た。 

実質的な技術的差異はない。 

追加 

JISは,推奨される乾燥,冷却方法
を追加。 

実質的な技術的差異はない。 
ISOへの提案を検討する。 

8 測定方法 測定方法を規定。 

 

測定方法を細分箇条と
して規定。 

変更 
 
追加 

8.1〜8.5を箇条8のa)〜e)に変更し
た。 
測定に使用する漏斗の詳細を追加。 

実質的な技術的差異はない。 
 
ISOへの提案を検討する。 

9 結果の表
示 

結果をJIS Z 8401の
規則Bによって0.01 
g/cm3に丸めて報告。 

 

結果を0.01 g/cm3に丸め
て報告。 

追加 

JISは,測定値をJIS Z 8401の規則
Bによって丸めることを追加。 

実質的な技術的差異はない。 

10 精度 

繰返し精度及び再
現性を規定。 

 

10 

− 

変更 

規定された繰返し精度及び再現性
から異なった際の処置を明確化し
た。 

実質的な技術的差異はない。 

11 報告 

報告に記載する情
報を規定。 

 

11 

報告に記載する情報を
規定。 

追加 

JISは,報告の明確化のため,測定
環境の記載を追加。 

実質的な技術的差異はない。 

 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 3923-1:2018,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 一致  技術的差異がない。 
− 削除  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
− 追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
− 変更  国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD  国際規格を修正している。 

 

 

2

 

Z

 2

5

0

4

2

0

2

0