2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
Z 1621-1973
国際大形オープントップコンテナ
Open Top Containers for International Trade
1. 適用範囲 この規格は,国際流通を目的として,協同一貫輸送(自動車,鉄道車両および船舶相互間)
に用いられる国際大形オープントップコンテナ(以下コンテナという。)について規定する。
備考 オープントップコンテナとは,屋根の大部分が開放され,これに帆布やプラスチックシートな
どのカバーを備えたコンテナをいう。
関連規格:JIS Z 1613 (国際大形コンテナの用語)
JIS Z 1614 (国際大形コンテナの寸法および最大総重量)
JIS Z 1615 (国際大形コンテナの表示方法)
JIS Z 1616 (国際大形コンテナのすみ金具)
JIS Z 1618 (国際大形コンテナ)
2. 用語
2.1
この項に規定するもの以外は,JIS Z 1613(国際大形コンテナの用語)による。
2.2
寸法
番号
用語
読み方
意味
英語
3201
屋根開口部
やねかいこうぶ 屋根開口部の長
dimensions of
寸法
すんぽう
さおよび幅の寸法。
top opening
3. 寸法および最大総重量
3.1
コンテナの大きさによる種類,外のり寸法および最大総重量は,JIS Z 1614(国際大形コンテナの寸
法および最大総重量)による。
3.2
コンテナの内のり寸法は,表1による。
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Z 1621-1973
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1
種類
最小内のり寸法mm
最小内容積
高さ (h)
幅 (w)
長さ (l)
m3(参考)
1A
2100
2330
12000
58.7
1AA
2250
62.9
1C
2100
5880
28.7
1D
2802
13.7
備考1. 最小内容積は,最小内のり寸法から求めた参考値である。
2. 内のり寸法のとりかたは,つぎによる。
内のりの高さは,屋根はり下面から床上面までの寸法。
内のり幅は,側板内面間または側柱内面間の小さい寸法。
内のり長さは,とびら内面から端壁板内面または端部柱内面まで
の小さい寸法。
いずれも内張りのあるときは,内張り内面までの寸法。
4. 構造
4.1
この項に規定するもの以外は,JIS Z 1618(国際大形コンテナ)の構造による。
4.2
コンテナは屋根の大部分が開放できる構造でなければならない。また,屋根開口部寸法はできるだ
け大きくしなければならない。
4.3
屋根はりおよびカバーは,コンテナに強固に装着することが可能であり,また,容易かつ効果的に
封印のできる装置を備えなければならない。
4.4
屋根はりおよびカバーは,貨物を積載した場合でも,容易に着脱または移動ができるものでなけれ
ばならない。
4.5
コンテナの上部および下部すみには,JIS Z 1616(国際大形コンテナのすみ金具)のすみ金具を付け
なければならない。上部すみ金具の上面は,屋根の最上部から,少なくとも6mm出ていなければならな
い。
4.6
とびら開口部上はりは,貨物の積み卸しに便利なように,開放できることがのぞましい。
5. 強度 コンテナの強度は,JIS Z 1618(国際大形コンテナ)による。ただし,屋根荷重はこれを適用
しない。
6. 試験方法 コンテナの試験は,JIS Z 1618(国際大形コンテナ)による。ただし,屋根試験を除く。
7. 検査 コンテナは,つぎの各項目について検査を行ない,これに適合しなければならない。
7.1
各部寸法および構造が3.および4.の各項を満足すること。
7.2
6.の試験を行なった場合は,試験後使用上妨げとなる変形または損傷を認めないこと。
7.3
6.中の床試験(1)を行なった時,床構造の最下部は下部すみ金具の下面より出ないこと。
7.4
6.中の漏水試験を行なった後,内部に水漏れを認めないこと。
8. 表示方法 コンテナの表示方法は,JIS Z 1615(国際大形コンテナの表示方法)による。
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Z 1621-1973
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
包装部会 国際大形コンテナ専門委員会 構成表
氏名
所属
(委員会長)
西 堀 義 治
日本トレールモービル株式会社
手 塚 芳 明
富士重工業株式会社宇都宮製作所
増 田 裕 孝
日本フルハーフ株式会社
酒 匂 宏 夫
日立造船株式会社
渡 辺 逸 郎
三菱重工業株式会社
小 林 正 治
日本鉄道車輌工業協会
小 林 保 一
日本車輌製造株式会社
吉 田 章 一
石川島播磨重工業株式会社
岩 沢 信 夫
日本郵船株式会社
下 西 球 己
山下新日本汽船株式会社
山 崎 勉
川崎汽船株式会社
村 上 幹 弥
大阪商船三井船舶株式会社
青 山 俊 久
ジャパンライン株式会社
中 山 武 男
日本通運株式会社総合研究所
中 村 友 弥
社団法人日本トラック協会
三 好 正 夫
ダイキン工業株式会社堺製作所
杉 山 和 男
通商産業省重工業局産業機械課
井 上 孝
建設省道路局
堀之北 克 朗
運輸省船舶局技術課
渡 部 有 造
工業技術院標準部
湯 村 光 造
日本国有鉄道車両設計事務所
山 下 昭
日本海事検定協会
浅 野 順 一
日本海事協会
高 橋 久 夫
社団法人日本海上コンテナ協会
灘 波 猪 一
日本包装技術協会
(事務局)
竹 森 文 夫
工業技術院標準部繊維化学規格課