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Z 1620:2020  

(1) 

目 次 

ページ 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 形式,種類,号別及び級別  1 

3.1 形式  1 

3.2 種類  2 

3.3 号別  2 

3.4 級別  2 

4 品質 3 

4.1 外観  3 

4.2 性能  3 

5 構造及び製造方法  3 

5.1 胴体  3 

5.2 地板  3 

5.3 天蓋又は天板  4 

5.4 取っ手  4 

5.5 チャイム  4 

5.6 印刷又は塗装  4 

6 形状,寸法,容量及び質量  4 

7 材料 7 

7.1 鋼板  7 

7.2 口金  7 

7.3 ガスケット  7 

7.4 取っ手  7 

7.5 バンド  7 

7.6 巻締め部充塡剤  7 

7.7 印刷インキ又は塗料  8 

8 試験 8 

8.1 危険物用ペールの試験  8 

8.2 非危険物用ペールの試験  10 

9 検査 10 

9.1 外観  10 

9.2 構造  10 

9.3 形状,寸法,容量及び質量  10 

9.4 気密性  11 

9.5 落下強度  11 


 

Z 1620:2020 目次 

(2) 

ページ 

9.6 耐圧性  11 

9.7 積重ね強度  11 

9.8 取っ手及び取っ手取付部の強度  11 

10 表示  11 

附属書A(規定)試験・検査方法及び合格基準  12 

 

 


 

Z 1620:2020  

(3) 

まえがき 

この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,ドラム缶工業

会(JSDA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべ

きとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。こ

れによって,JIS Z 1620:1995は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

 

日本産業規格          JIS 

 

Z 1620:2020 

 

鋼製ペール 

Steel pails 

 

適用範囲 

この規格は,液体危険物及び固体危険物,並びに非危険物の輸送及び貯蔵容器として用いる呼び容量18 

Lから20 Lまでの鋼製ペール(以下,ペールという。)について規定する。 

注記1 この規格でいう危険物とは,次に示す法令の適用を受けるものをいう。 

− 船舶安全法(昭和8年法律第11号) 

− 消防法(昭和23年法律第186号) 

− 毒物及び劇物取締法(昭和25年法律第303号) 

− 航空法(昭和27年法律第231号) 

注記2 この規格でいう液体危険物又は固体危険物とは,関連法の規定による。 

注記3 この規格でいう危険等級とは,関連法によって次のとおり読み替える。 

− 船舶安全法:容器等級 

− 消防法:危険等級 

− 毒物及び劇物取締法:包装等級 

− 航空法:容器等級 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯 

JIS G 3303 ぶりき及びぶりき原板 

JIS G 3315 ティンフリースチール 

JIS G 3532 鉄線 

JIS G 3547 亜鉛めっき鉄線 

JIS Z 1604 鋼製ドラム用口金 

JIS Z 1607 金属板製ふた・口金 

 

形式,種類,号別及び級別 

3.1 

形式 

ペールは,胴体の形状によって,表1に示す形式に区分する。 


Z 1620:2020  

 

表1−形式 

形式 

呼称 

胴体の形状 

T形 

テーパペール 

胴体にテーパを付けたもの 

S形 

ストレートペール 

胴体がストレートなもの 

 

3.2 

種類 

ペールは,天蓋又は天板の形状によって,表2に示す種類に区分する。 

 

表2−種類 

種類 

呼称 

天蓋又は天板の形状 

先端折り曲げ有無の断面図 

1種 

天板取外し式 

ラグタイプ 

取外し可能なつめ付きの天
蓋を,つめによって胴体に
締め付けたラグタイプ。 
先端折り曲げについて,あ
り,なしの2種類がある。 

 

 

あり 

 

なし 

2種 

天板取外し式 
バンドタイプ 

取外し可能な天蓋を,バン
ドによって胴体に締め付け
たバンドタイプ。 
先端折り曲げについて,あ
り,なしの2種類がある。 

 

 

あり 

 

なし 

3種a) 

天板固着式 

天板及び地板を,巻締めに
よって胴体に締め付けた巻
締めタイプ。 

 

− 

− 

注a) T形には適用しない。 

 

3.3 

号別 

ペールは,呼び容量によって,表3に示す号別に区分する。ただし,受渡当事者間の協定によって,表

3の容量を満たさなくてもよい。 

 

表3−号別 

単位 L 

号別 

呼び容量 

容量 

1号 

18 

18.6以上20.6未満 

2号 

20 

20.6以上22.6未満 

 

3.4 

級別 

ペールは,使用する鋼板の呼び厚さによって,表4に示す級別に区分する。 

 


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表4−級別 

単位 mm 

級別 

鋼板の呼び厚さ 

H級 

0.6 

M級 

0.5 

L級 

0.4 

F級 

 0.34 

 

品質 

4.1 

外観 

ペールは,巻締め,溶接及び締付けが良好で,内外面は平滑で,きず,さび,有害な酸化被膜,ばり,

その他使用上有害な欠点があってはならない。 

4.2 

性能 

4.2.1 

気密性 

危険物用ペールは8.1.1,非危険物用ペールは8.2.1の試験を行ったとき,漏れがあってはならない。 

4.2.2 

落下強度 

危険物用ペールは8.1.2,非危険物用ペールは8.2.2の試験を行ったとき,漏れがあってはならない。 

4.2.3 

耐圧性 

液体危険物用ペールは8.1.3,非危険物用ペール3種のH級及びM級は8.2.3の試験を行ったとき,漏れ

があってはならない。 

4.2.4 

積重ね強度 

危険物用ペールは8.1.4,非危険物用ペールは8.2.4の試験を行ったとき,漏れ及び輸送上の安全性を損

なうような変形があってはならない。 

4.2.5 

取っ手1) 及び取っ手取付部強度 

危険物用ペールは8.1.5,非危険物用ペールは8.2.5の試験を行ったとき,取っ手及び取っ手取付部のは

ずれ又は破損があってはならない。 

注1) ここでいう取っ手とは,つる又は手環をいう。 

 

構造及び製造方法 

5.1 

胴体 

胴体は,次による。 

a) 胴体は,1枚の鋼板,ぶりき又はぶりき原板を円筒形に成形した後,シーム溶接によって接合する。 

b) 胴体には,補強のため輪帯(ビード)を圧出する。ただし,受渡当事者間の協定によって,輪帯を付

けなくてもよい。 

c) T形は,胴体にテーパを付ける。 

d) S形は,胴体に絞り又はテーパネックを施す。 

5.2 

地板 

地板は充塡剤を注入した後,胴体と組み合わせて,巻き締める。 


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5.3 

天蓋又は天板 

5.3.1 

天蓋 

天蓋は,ガスケット及び口金を取り付けた後,1種は,つめ(つめの数は通常16個),2種は,バンドを

用いて胴体に締め付ける。ただし,口金は,受渡当事者間の協定によって,取り付けなくてもよい。 

なお,受渡当事者間の協定によって,1種は,各つめの先端を,2種は円周全体の先端を折り曲げ加工し

てもよい。 

5.3.2 

天板 

3種の天板は,充塡剤を注入した後,胴体と組み合わせて巻き締める。天板には,口金を取り付けて注

入口とする。 

なお,必要に応じて,受渡当事者間の協定によって,換気口を取り付けてもよい。 

5.4 

取っ手 

ペールには,使用に適した形状及び寸法の取っ手を,本体から外れないように,通常座金などを用いて

溶接で取り付ける。 

5.5 

チャイム 

チャイムは,5.1に規定する胴体に,5.2に規定する地板又は5.3.2に規定する天板を7.6に規定する充塡

剤を注入した後,巻き締める。 

5.6 

印刷又は塗装 

ペールの内外面には,印刷又は塗装を施す。ただし,内面は,使用上必要ない場合は,受渡当事者間の

協定によって,印刷又は塗装を施さなくてもよい。 

 

形状,寸法,容量及び質量 

ペールの形状は,図1〜図3による。寸法,容量及び質量は,表3及び表5〜表7による。 

なお,T形は図1及び表5,S形は図2及び図3,並びに表6及び表7による。 

 

表5−T形の寸法及び質量 

種類 

号数 

内径mm 

外高 Ho a) 

mm 

質量b) 

kg 

天 Di1 

地 Di2 

寸法 

許容差 

寸法 

許容差 

寸法 

H級 

M級 

L級 

F級 

1種 

及び 

2種 

1号 

286 

±3 

272 

±3 

325以上355未満 2.1以上  1.8以上  1.4以上  1.2以上 

2号 

286 

±3 

272 

±3 

355以上385未満 2.2以上  1.9以上  1.5以上  1.3以上 

注a) 外高は,胴体だけの寸法とする。 

b) 質量には,取っ手,ガスケット,バンドなどの附属品を含まない。 

 

 


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a) 1種 

 

 

b) 2種 

図1−T形の形状 

 

表6−S形の寸法及び質量 

種類 

号数 

内径mm 

外高 Ho a) 

mm 

質量b) 

kg 

天 Di1 

地 Di2 

寸法 

許容差 

寸法 

許容差 

寸法 

H級 

M級 

L級 

F級 

1種 

及び 

2種 

1号 

286 

±3 

272 

±3 

310以上340未満 2.1以上 1.8以上 1.4以上  1.2以上 

2号 

286 

±3 

272 

±3 

340以上370未満 2.2以上 1.9以上 1.5以上  1.3以上 

注a) 外高は,胴体だけの寸法とする。 

b) 質量には,取っ手,ガスケット,バンドなどの附属品を含まない。 

 

 

A 

A拡大図 

A 

A拡大図 


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a) 1種 

 

 

b) 2種 

図2−S形の形状 

 

表7−S形3種の寸法及び質量 

種類 

号数 

内径mm 

外高 Ho a) 

mm 

質量b) 

kg 

天 Di1 

地 Di2 

寸法 

許容差 

寸法 

許容差 

寸法 

H級 

M級 

L級 

F級 

3種 

1号 

272 

±3 

286 

±3 

315以上345未満 2.1以上 1.8以上 1.4以上 1.2以上 

2号 

272 

±3 

286 

±3 

345以上375未満 2.2以上 1.9以上 1.5以上 1.3以上 

注a) 外高は,全高とする。 

b) 質量には,取っ手などの附属品を含まない。 

 

A 

A拡大図 

A 

A拡大図 


Z 1620:2020  

 

 

図3−S形3種の形状 

 

材料 

7.1 

鋼板 

鋼板は,表8又はこれと同等以上の品質をもつものを用いる。 

 

表8−材料 

規格番号 

規格名称 

JIS G 3141 

冷間圧延鋼板及び鋼帯 

JIS G 3303 

ぶりき及びぶりき原板 

JIS G 3315 

ティンフリースチール 

 

7.2 

口金 

口金は,JIS Z 1607又はJIS Z 1604に規定する口金を用いる。 

なお,受渡当事者間の協定によってJIS Z 1607又はJIS Z 1604と同等以上の品質をもつものを使用して

もよい。 

7.3 

ガスケット 

ガスケットは,内容物に対して適切な品質をもち,密封性のよいものを用いる。 

7.4 

取っ手 

取っ手に用いる鉄線は,JIS G 3532に規定する鉄線若しくはJIS G 3547に規定する亜鉛めっき鉄線,又

はこれらと同等以上の品質をもつものを用いる。 

7.5 

バンド 

バンドは,装着性がよく,締付け及び気密性を保つのに十分な強度をもつものを用いる。 

7.6 

巻締め部充塡剤 

充塡剤は,内容物に対して適切な品質をもち,かつ,必要な耐熱性及び耐久性をもつものを用いる。 


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7.7 

印刷インキ又は塗料 

印刷インキを使用する場合は,適切な品質をもち,かつ,必要な皮膜強度をもつものを用いる。塗料を

使用する場合は,外面用には付着性及び耐候性のよいものを用い,内面用には内容物に対して適切な品質

をもつものを用いる。 

 

試験 

8.1 

危険物用ペールの試験 

8.1.1 

気密試験 

気密試験は,液体用ペールについて行い,表9に規定する圧縮空気を加え,漏れの有無を調べる。試験

方法は,附属書Aによる。 

 

表9−気密試験の圧縮空気圧力 

単位 kPa 

危険物の区分 

ゲージ圧力 

危険等級I 

30 

危険等級II及び危険等級III 

20 

 

8.1.2 

落下試験 

落下試験は,液体用ペール及び固体用ペールについて行い,a)に示す充填物を充填したペールを,b)に

規定する高さから,コンクリート又はこれと同程度の堅固な水平面上に落下させ,漏れの有無を調べる。

試験方法は,附属書Aによる。 

a) 充塡物及び充塡量 

1) 液体用ペール 輸送される物質若しくはこれと同等の物理的性状をもつ代替物質,又は水を容量の

98 %以上充塡する。 

2) 固体用ペール 輸送される物質又はこれと同等の物理的性状をもつ代替物質を容量の95 %以上充

塡する。 

b) 落下高さ 

1) 液体用 液体用ペールの場合は,次による。 

1.1) 輸送される物質又はこれと同等の物理的性状をもつ代替物質で試験をする場合は,表10による。 

 

表10−落下高さ 

単位 m 

危険物の区分 

落下高さ 

危険等級I 

1.8 

危険等級II 

1.2 

危険等級III 

0.8 

 

1.2) 代替物質として水を使用する場合 

1.2.1) 輸送される物質の比重が1.2以下の場合は,表11による。 


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表11−代替物質として水を使用する場合の落下高さ(輸送される物質の比重1.2以下の場合) 

単位 m 

危険物の区分 

落下高さ 

危険等級I 

1.8 

危険等級II 

1.2 

危険等級III 

0.8 

 

1.2.2) 輸送される物質の比重が1.2を超える場合は,表12による。 

 

表12−代替物質として水を使用する場合の落下高さ(輸送される物質の比重1.2を超える場合) 

単位 m 

危険物の区分 

落下高さ 

危険等級I 

比重×1.5 

危険等級II 

比重×1.2 

危険等級III 

比重×0.8 

 

2) 固体用 固体用ペールの場合は,表13による。 

 

表13−固体用落下高さ 

単位 m 

危険物の区分 

落下高さ 

危険等級I 

1.8 

危険等級II 

1.2 

危険等級III 

0.8 

 

8.1.3 

水圧試験 

水圧試験は,液体用ペールに適切な方法で水を注入し,次に規定する水圧を加え,漏れの有無を調べる。

試験方法は,附属書Aによる。試験圧力(ゲージ圧)は,次のうち,いずれか高い方の圧力以上とする。 

a) 収納する危険物の55 ℃における蒸気圧力の1.5倍の圧力から100 kPaを減じた圧力。 

b) 100 kPa(危険等級Iの危険物を収納するものは250 kPa)の圧力。 

8.1.4 

積重ね試験 

積重ね試験は,液体用及び固体用について行い,液体用は,容量の98 %以上の水,固体用は,輸送され

る物質又はこれと同等の物理的性状をもつ代替物質を容量の95 %以上充塡して縦置きにし,その上に次の

計算式によって算出した積重ね質量に相当する荷重を加え,24時間放置した後,漏れ及び変形の有無を調

べる。試験方法は,附属書Aによる。 

3h

W

G

h

 

ここに, 

W: 供試ペールの上部に加える積重ね質量(kg) 

 

G: 1ペール当たりの充塡物を含む質量(kg) 

 

h: 供試ペールの外高(m) 

8.1.5 

取っ手及び取っ手取付部の強度試験 

取っ手及び取っ手取付部の強度試験は,ペールを適切な方法で固定し,ぺールに取り付けた取っ手を,

取っ手つかみ具を用いて,垂直方向に600 Nの力で引っ張り,取っ手及び取っ手取付部の外れ又は破損の


10 

Z 1620:2020  

 

有無を調べる。試験方法は,附属書Aによる。 

なお,取っ手つかみ具は,約7 cm幅の鋼板を曲げたものとする。 

8.2 

非危険物用ペールの試験 

8.2.1 

気密試験 

気密試験は,ペールに適切な方法でゲージ圧力20 kPaの圧縮空気を加え,漏れの有無を調べる。ただし,

1種及び2種については,天蓋を胴体に装着する前にこの試験を行う。試験方法は,附属書Aによる。 

なお,液体用ペールの1種及び2種について,受渡当事者間の協定によって,天蓋装着後にこの試験を

行う場合は,試験圧力(ゲージ圧)は10 kPaとする。 

8.2.2 

落下試験 

落下試験は,1種及び2種については,乾燥砂を容量の95 %以上,3種については,水を容量の98 %以

上充塡し,高さ0.8 mからコンクリート又はこれと同程度の堅固な水平面上に対角に落下させ,漏れの有

無を調べる。各種類ともL級及びF級は,充塡物,充塡量及び落下高さについては,受渡当事者間で協定

しこの試験を行う。試験方法は,附属書Aによる。 

8.2.3 

水圧試験 

水圧試験は,3種のH級ペール及びM級ペールに適切な方法で水を注入し,表14に規定する水圧を加

え,漏れの有無を調べる。試験方法は,附属書Aによる。 

 

表14−水圧試験 

種類 

水圧(ゲージ圧)kPa 

ドラム口金付きペールa) 

A形口金付きペールb) 

B形口金付きペールc) 

3種 

100 

100 

50 

注a) JIS Z 1604のドラム用口金に規定するもの 

b) JIS Z 1607のA形に規定するもの 

c) JIS Z 1607のB形に規定するもの 

 

8.2.4 

積重ね試験 

積重ね試験は,8.1.4に規定する危険物用ペールと同一の試験を行い,漏れ及び変形の有無を調べる。た

だし,1種及び2種については,乾燥砂を容量の95 %以上充塡して試験を行う。試験方法は,附属書Aに

よる。 

8.2.5 

取っ手及び取っ手取付部強度試験 

取っ手及び取っ手取付部強度試験は,8.1.5に規定する危険物用ペールと同一の試験を行い,取っ手及び

取っ手取付部の外れ又は破損の有無を調べる。試験方法は,附属書Aによる。 

 

検査 

9.1 

外観 

外観は,A.4によって検査したとき,4.1の規定に適合したものを合格とする。 

9.2 

構造 

構造は,A.4によって検査したとき,箇条5及び箇条7の規定に適合したものを合格とする。 

9.3 

形状,寸法,容量及び質量 

形状,寸法,容量及び質量は,A.4によって検査したとき,箇条6の規定に適合したものを合格とする。 


11 

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9.4 

気密性 

気密性は,8.1.1又は8.2.1によって試験したとき,A.3.1及び4.2.1の規定に適合したものを合格とする。 

9.5 

落下強度 

落下強度は,8.1.2又は8.2.2によって試験したとき,A.3.2及び4.2.2の規定に適合したものを合格とす

る。 

9.6 

耐圧性 

耐圧性は,8.1.3又は8.2.3によって試験したとき,A.3.3及び4.2.3の規定に適合しなければならない。 

9.7 

積重ね強度 

積重ね強度は,8.1.4又は8.2.4によって試験したとき,A.3.4及び4.2.4の規定に適合しなければならな

い。 

9.8 

取っ手及び取っ手取付部の強度 

取っ手及び取っ手取付部の強度は,8.1.5によって試験したとき,A.3.5及び4.2.5の規定に適合しなけれ

ばならない。 

 

10 

表示 

ペールには,容易に消えない方法で,次の事項を表示する。ただし,受渡当事者間の協定によって,次

の事項の表示の一部を省略してもよい。 

なお,危険物用ペールは,関連法令2) による表示を行う。 

注2) 箇条1の注記1の法令をいう。 

a) 製造年月日又はその略号 

例 2020年2月1日又は20-2-1(製造年月日の略号) 

b) 製造業者名又はその略号 

例 123(製造業者の略号) 


12 

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附属書A 

(規定) 

試験・検査方法及び合格基準 

 

A.1 一般 

この附属書は,箇条8に規定する鋼製ペールの試験方法及び合格基準並びに箇条9に規定する検査方法

について規定する。 

 

A.2 試験方法 

A.2.1 気密試験 

危険物用は表9,非危険物用は8.2.1に規定する圧縮空気を加え,次の方法のいずれかによって漏れの有

無を調べる。 

a) ペールを水中に浸す方法 

b) ペールの溶接部,巻締め部及び口金部に石けん水を塗布する方法 

c) 圧力計の圧力変化によって確認する方法:最小目盛が試験圧力の5 %以内の圧力計を用い,ペールに

適切な方法で,規定されたゲージ圧の圧縮空気を送り込む。ただし,加圧時のペールの膨張によって

正確な試験が困難な場合には,試験圧力より多めに圧縮空気を送り込み,ゲージ圧が試験圧力以上で

安定してから試験を開始する。 

d) a)〜c)と同等以上の有効な方法 

A.2.2 落下試験 

a) 落下姿勢 落下姿勢は,次による。 

1) 危険物用 

1.1) 第1回落下 天蓋又は天板を下にして,最も弱いと考えられる部分(胴溶接部又は口金部に最も

近い部分など)を衝撃点とするように対角落下させる。 

1.2) 第2回落下 第1回落下とは別の最も弱いと考えられる部分(口金部,胴溶接部など)を衝撃点

とするように落下させる。 

1.3) 対面落下以外の落下は,落下面に対し衝撃点の垂直上方に重心がくるように行う。 

2) 非危険物用 

2.1) 1種及び2種については,天蓋を上にして,胴溶接部に最も近いチャイム部を衝撃点とするように

対角落下させる。 

2.2) 3種については,天板を下にして,口金又は胴溶接部に最も近いチャイム部を衝撃点とするように

対角落下させる。 

2.3) 落下面に対し衝撃点の垂直上方に重心がくるように行う。 

b) 充塡物 

1) 固体危険物用 固体危険物用ペールの充塡物は,単一物質又は乾燥砂及びおがくず若しくはその他

のものを混合して,輸送する収納物の比重に調整する。ただし,収納物を内装袋に入れて輸送する

場合は,収納物を内装袋に入れて試験することができる。 

2) 非危険物用 非危険物用のペールの1種及び2種に用いる乾燥砂は,おがくず又はその他のものを

混合して,比重1.2以上に調整する。 


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A.2.3 積重ね試験 

非危険物用ペールの1種,2種及び固体危険物用ペールの充塡物は,落下試験に使用するものと同一物

とする。 

A.2.4 取っ手及び取っ手取付部の強度試験 

8.1.5に規定する試験を5分間行う。 

 

A.3 合格基準 

A.3.1 気密試験 

漏れがあってはならない。ただし,A.2.1のa)及びb)によって試験を行った場合は,1分間保持し連続的

な気泡があってはならない。c)によって試験を行った場合は,10分間保圧後,ゲージダウンが試験開始圧

力の5 %以内の場合は合格とみなす。 

A.3.2 落下試験 

落下試験は,次による。 

a) 落下衝撃後,漏れがあってはならない。ただし,液体危険物用ペールについては,内圧と外圧が平衡

に達した後,漏れがあってはならない。 

b) 固体を収納したペールで,内装袋を使用して落下試験を行う場合は,天蓋が外れても内装袋から内容

物の漏れがなければ合格とする。 

c) 液体を収納したペールにおいて,落下衝撃直後に発生する水滴の飛散は,その量の多少にかかわらず,

その後継続的な漏れが認められない場合は,漏れがあるとは見な(做)さず,判定から除外する。 

A.3.3 水圧試験 

規定するゲージ圧で5分間試験し,漏れがあってはならない。 

A.3.4 積重ね試験 

積重ね試験は,次による。 

a) 輸送の安全性に悪影響を及ぼすおそれのある変質,容器の強度を弱めたり,積重ねの安全性を損なう

おそれがある変形があってはならない。 

b) 荷重を加えた後に積重ねの安全性を評価する場合は,同一種類の充塡ペール2個を供試品の上面に積

み重ね,その状態を1時間保った場合は合格とする。 

A.3.5 取っ手及び取っ手取付部の強度試験 

取っ手及び取っ手取付部の外れ又は破損があってはならない。 

 

A.4 検査方法 

A.4.1 外観,構造及び形状 

ペールの外観,構造及び形状は,規定された項目並びに図に示された構造及び形状について,通常目視

によって検査する。 

A.4.2 寸法及び質量 

ペールの寸法及び質量の検査は,許容差に対し適切な精度をもった測定器を用いて測定を行う。ただし,

内径については,次の計算式によって求めることができる。 

Di=D−2t 

ここに, 

Di: 内径(mm) 

 

D: 外径(mm) 


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t: 呼び板厚(mm) 

A.4.3 容量 

容量は,ペールに水を100 %充塡した質量から,ペールの質量を減じた質量を容量に換算する。