Z 1610:2015
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 1
4 種類······························································································································· 1
5 種類並びに外のり寸法及び最大総質量 ·················································································· 2
6 フォークポケット,隅金具,アンカ及びトンネルリセス ·························································· 3
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣及び国土交通大
臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS Z 1610:1997は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣,国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
Z 1610:2015
国内貨物コンテナ−外のり寸法及び共通仕様
Freight containers for domestic trade-
External dimensions and common specifications
序文
この規格は,1967年に制定され,その後5回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1997年に
行われたが,道路輸送関係法規に対応するため及び内航コンテナの使用実状に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
1
適用範囲
この規格は,国内流通を目的として,複合一貫輸送(貨物自動車,鉄道車両及び船舶の相互間輸送)に
用いる貨物コンテナ(以下,コンテナという。)の外のり寸法,最大総質量,フォークリフトポケット,隅
金具,アンカ,トンネルリセスなど,その取扱いに必要な共通仕様について規定する。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 0111 物流用語
JIS Z 1613 国際貨物コンテナ−用語
JIS Z 1616 国際貨物コンテナ−すみ金具
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 0111及びJIS Z 1613による。
4
種類
コンテナの種類(寸法による記号)の表し方は,その外のり寸法によって,表1に示す4桁のアラビア
数字で表す(例参照)。
例 20 2 3
高さ
2 500 mm
幅
2 438 mm
長さ
6 058 mm
2
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表1−コンテナの種類(寸法による記号)の表し方
数字の位
意味
記号及び外のり寸法
千位及び百位の数字 コンテナの長さを表す。 10:
2 991 mm
12:3 658 mm・3 715 mm
20:
6 058 mm
24:
7 396 mm
30:
9 125 mm
40:
12 192 mm
十位の数字
コンテナの幅を表す。
2:
2 438 mm
3:
2 490 mm
一位の数字
コンテナの高さを表す。 2:
2 438 mm
3:
2 500 mm
4:
2 591 mm
5
種類並びに外のり寸法及び最大総質量
コンテナの種類(寸法による記号)並びに外のり寸法及び最大総質量は,表2による。
表2−外のり寸法及び最大総質量
種類
(寸法による
記号)
外のり寸法及び寸法許容差
mm
最大総質量
kg
長さ
幅
高さ
1022
2 99105
−
2 43805
−
2 43805
−
10 160
1023
2 50005
−
1222
3 65805
−
又は
3 71505
−
2 43805
−
2 43805
−
12 000
1223
2 50005
−
1233
2 49005
−
2022
6 05806
−
2 43805
−
2 43805
−
24 000
2023
2 50005
−
2024
2 59105
−
2033
2 49005
−
2 50005
−
2034
2 59105
−
2423
7 39606
−
2 43805
−
2 50005
−
24 000
2424
2 59105
−
2433
2 49005
−
2 50005
−
2434
2 59105
−
3023
9 125
0
10
−
2 43805
−
2 50005
−
24 000
3024
2 59105
−
3033
2 49005
−
2 50005
−
3034
2 59105
−
4024
12 192
0
10
−
2 43805
−
2 59105
−
24 000
4034
2 49005
−
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フォークポケット,隅金具,アンカ及びトンネルリセス
フォークポケット,隅金具,アンカ及びトンネルリセスは,次による。
a) コンテナの取扱いに必要なフォークポケット,隅金具,アンカ及びトンネルリセスは,表3に○印を
付けたコンテナに設けなければならない。
表3−フォークポケット,隅金具,アンカ及びトンネルリセス
種類
(寸法による記号)
1022〜
1023
1222〜
1233
2022〜
2034
2423〜
2434
3023〜
3034
4024〜
4034
注記
フォークポケット
○
○
○a)
○a)
−
−
図1及び図2参照
隅金具
○b)
○b)
○
○
○
○
図3〜図7参照
アンカ
○b)
○b)
−
−
−
−
図8及び図9参照
トンネルリセス
−
−
−
−
○c)
○
表4及び図10参照
注a) 受渡当事者間で協定した場合,フォークポケットを設けなくてもよい。
b) 隅金具又はアンカのいずれかを設けなければならない。
c) 受渡当事者間で協定した場合,トンネルリセスを設けなくてもよい。
b) フォークポケットの各部寸法は,図1及び図2による。
c) 隅金具は,JIS Z 1616による。ただし,外のり幅2 490 mmのコンテナに対しては,図3及び図4に示
す隅金具を設けなければならない。また,種類(寸法による記号)1223及び1233で,外のり長さ3 715
mmのコンテナに対しては,図5及び図6に示す隅金具を設けなければならない。隅金具の取付けは,
図7による。
d) アンカの各部寸法は,図8による。また,図9に示すとおり,その両側中央下部に設けなければなら
ない。
e) トンネルリセスの各部寸法は,表4及び図10による。
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図1−1022〜1023,1222〜1233の場合のフォークポケット寸法
a) アンカ付き
b) アンカなし1
c) アンカなし2
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フォークポケットの下部は,つないでもよい。ただし,フォークポケットの高さは,
115 mm以上としなければならない。
空コンテナ専用の内側一対のフォークポケットは,設けなくてもよい。
図2−2022〜2034,2423〜2434の場合のフォークポケット寸法
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図3−上部隅金具
単位 mm
− 図は,前後左側及び後端右側
上部隅金具を示す。
ほかは,この図と対称とす
る。
− 図中※印で示される寸法は,
隣接する側面又は端面の穴
の周囲の肉厚より厚くして
はならない。
− 側壁の半径6.0 mmのりょう
(稜)と端部の半径14.5 mm
のりょうとの出会う部分は,
平滑でなくてはならない。
注記 二点鎖線部分は,この規格
に規定していない部分を
示す。
注**) 図中**印で示される寸法
は,ℓ=180.0 mmのときは
Rを5.5以下とし,Rが5.5
を超えるときはRの増加
分以上にℓを長くしなけれ
ばならない。
ℓ=149.0以上
6
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6
1
0
:
2
0
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図4−下部隅金具
ℓ=180.0以上
単位 mm
− 図は,前後左側及び後端右側
上部隅金具を示す。
ほかは,この図と対称とす
る。
− 図中※印で示される寸法は,
隣接する側面又は端面の穴
の周囲の肉厚より厚くして
はならない。
− 側壁の半径6.0 mmのりょう
(稜)と端部の半径14.5 mm
のりょうとの出会う部分は,
平滑でなくてはならない。
注記 二点鎖線部分は,この規格
に規定していない部分を
示す。
注**) 図中**印で示される寸法
は,ℓ=180.0 mmのときは
Rを5.5以下とし,Rが5.5
を超えるときはRの増加
分以上にℓを長くしなけれ
ばならない。
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:
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図5−上部隅金具
ℓ=149.0以上
単位 mm
− 側壁の半径6.0 mmのりょう
(稜)と端部の半径14.5 mm
のりょうとの出会う部分は,
平滑でなくてはならない。
注記 二点鎖線部分は,この規格
に規定していない部分を
示す。
注**) 図中**印で示される寸法
は,ℓ=180.0 mmのときは
Rを5.5以下とし,Rが5.5
を超えるときはRの増加分
以上にℓを長くしなければ
ならない。
− 図は,前後左側及び後端右側
上部隅金具を示す。
ほかは,この図と対称とす
る。
− 図中※印で示される寸法は,
隣接する側面又は端面の穴
の周囲の肉厚より厚くして
はならない。
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:
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図6−下部隅金具
2 490 mm
(ℓ=180.0以上)
単位 mm
− 図は,前後左側及び後端右
側上部隅金具を示す。
ほかは,この図と対称と
する。
− 図中※印で示される寸法
は,隣接する側面又は端面
の穴の周囲の肉厚より厚く
してはならない。
− 側壁の半径6.0 mmのりょ
う(稜)と端部の半径14.5
mmのりょうとの出会う部
分は,平滑でなくてはなら
ない。
− 外のり幅2 490 mmのコン
テナに対しては図中の( )
内寸法を適用しなければな
らない。
注記 二点鎖線部分は,この規
格に規定していない部分
を示す。
注**) 図中**印で示される寸法
は,ℓ=180.0 mmのときは
Rを5.5以下とし,Rが5.5
を超えるときはRの増加
分以上にℓを長くしなけ
ればならない。
ℓ=149.0以上
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
取付公差
K=|D1−D2|
種類
(寸法による記号)
K
1022〜1023
10未満
1222〜1233
10未満
2022〜2034
13未満
2423〜2434
14未満
3023〜3034
16未満
4024〜4034
19未満
図7−隅金具取付寸法
11
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図8−アンカ
11
Z
1
6
1
0
:
2
0
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
長さ方向はその中心に取り付ける。
図9−アンカ取付寸法
表4−トンネルリセスの寸法
単位 mm
項目及び記号
寸法及び許容差
長さ
Lt
3 150〜3 500
D
6
1
2
+
−
幅
Wt
930(最大)
Xt
1 029
3
0
+
Yt
1 070〜1 130
Z
25(最小)
高さ
Bt
120
0
3
−
bt
35〜70
C
12.5
5
5.1
+
−
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Z 1610:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図10−トンネルリセス(コンテナ底部)