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Z 1513 : 2000  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによってJIS Z 1513 : 1992は改正され,この規格に置き換えられる。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

Z 1513 : 2000 

ジュート袋 

Jute bags 

1. 適用範囲 この規格は,穀物包装容器として用いるジュート袋について規定する。 

2. 引用規格 次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによってこの規格の規定の一部を構成

する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS L 1096 一般織物試験方法 

JIS L 3414 ガンニクロス 

3. 種類 ジュート袋の種類は,寸法及び質量によって,1種〜4種の4種類に区分する。 

4. 品質 

4.1 

外観 外観は,次による。 

a) ジュート袋は,織物のきず,目とびなどの欠点がなく,裁断及び縫製が良好のこと。 

b) 中つぎがあってはならない。 

4.2 

寸法,質量及び縫製 ジュート袋の寸法,質量及び縫製は,表1による。 

表1 寸法,質量及び縫製 

種類 

寸法 cm 

質量 g 

縫製(1) 

長さ 

幅 

許容差 

1枚 

許容差 

口縫い 

縁縫い 

1種 

109 

74 

±3 

 1 000 

±100 

アンテアス

縫い 

アンテアス・ヘラクルの二重

縫い又はオーバーヘッド縫い 

2種 

105 

60 

±2 

810 

±80 

ヘラクル縫い 

3種 

101 

780 

±40 

4種 

74 

50 

400 

±25 

− 

注(1) 1種〜3種は,裁断した織物の両端を口縫いをし,次に耳に直角に二つ折りとして,

合わせた両側の耳部を縁縫い(H字縫い)をして,袋状にする(解説図1参照)。 

4種は,裁断した織物の両端がほつれないように処理し,次に耳に直角に二つ折

りとして,合わせた両端部及び片側の耳部を縁縫い(L字縫い)をして袋状にする
(解説図1参照)。 

5. 材料 

5.1 

生地 ジュート袋の生地は,ジュート織物であって,1種〜3種にあっては,JIS L 3414に規定する

もののうち表2に示すもの,4種にあっては,表3に示すものをそれぞれ使用する。 

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Z 1513 : 2000  

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表2 生地(1) 

種類 

ガンニクロスの種類 生地幅 cm 

1種 

600 

74 

2種 

60 

3種 

表3 生地(2) 

種類 

ジュート織物の構造・性能 

生地幅 cm 

4種 

繊度 (tex) 

たて(よこ) 

340 

よこ(たて) 

1050 

74 

組織 

平織又はあや織 

密度及び許容差(本/10cm) たて(よこ) 

52±2 

よこ(たて) 

32±2 

質量 (g/m3) 及び許容差 (%) 

520±10% 

引張強さ (N/5cm) 

たて(よこ) 

510以上 

よこ(たて) 

580以上 

備考1. たて(よこ)糸は,原則として2本引きそろえとする。 

2. 括弧は,ワンマック織機による場合を示す。 

5.2 

縫糸 ジュート袋の縫製に用いる縫糸は,原則としてジュート糸とし,アンテアス縫いにあっては

340tex(10番手),ヘラクル縫い及びオーバーヘッド縫いにあっては,340tex3本より(10番手3本より),

又はこれと同等以上の強さのものとする。 

6. 試験方法 試験は,JIS L 1096による。 

7. 検査 ジュート袋は,4.について検査を行う。検査は,全数検査又は合理的な抜取検査方式によって

行う。 

8. 表示 ジュート袋又はその包装には,適当な方法で次の事項を表示する。 

a) 種類 

b) 製造業者名 

関連規格 JIS Z 8203 国際単位系 (SI) 及びその使い方 

Z 1513 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS Z 1513ジュート袋改正原案作成委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

古 屋 匡 蔵 

社団法人日本フェルト協会 

小 林 憲 明 

通商産業省生活産業局 

西 川 泰 蔵 

工業技術院標準部 

今 村   洋 

農林水産省食糧庁 

平 林 秀 人 

財団法人日本繊維製品品質技術センター 

十 鳥 茂 一 

全国農業協同組合連合会資材・農機部 

福 垣 光 治 

全国主食集荷協同組合連合会業務部 

安 藤 智 之 

社団法人日本精米工業会総務部 

片 山 和 志 

全国精麦工業協同組合連合会食糧部 

萩 原 三 郎 

小泉製麻株式会社 

野 村 武 志 

日本製麻株式会社産業資材部 

瀬 川 正 和 

株式会社テザック商務グループ部 

村 井 匡 法 

日本麻袋協会 

(事務局) 

小 林 成 一 

日本麻紡績協会 

花 田   聡 

小泉製麻株式会社 

江 口 昌 純 

日本製麻株式会社