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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

Z 0616-1991 

ポストパレット 

Post pallets 

1. 適用範囲 この規格は,輪送荷役及び運搬に繰り返して使用し,かつ,段積みして保管できるポスト

パレットについて規定する。 

備考1. この規格の引用規格を,次に示す。 

JIS Z 0106 パレット用語 

JIS Z 0602 平パレット試験方法 

2. この規格の中で { } を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考として併記したものである。 

2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 0106によるほか次による。 

(1) 最大積載質量 ポストパレットに積載できる最大の質量。 

(2) 有効高さ 積載面から上段のポストパレットの最下端までの寸法。 

(3) 最大積重ね段数 ポストパレットに最大積載質量を積載したときに,積重ねできる最大の段数。 

3. 形式及び最大積載質量 

3.1 

形式及び記号 ポストパレットの形式及び記号は,表1のとおりとする(図1参照)。 

表1 形式及び記号 

形式 

記号 

備考 

固定式 

PF 

積載部とポストとが固定されているもの。 

折りたたみ式 

PM 

ポストが必要に応じて折りたたみできるもの。 

取外し式 

PC 

ポストが必要に応じて取外しできるもの。 

3.2 

最大積載質量 ポストパレットの最大積載質量は,0.3t,0.5t,1t,1.5t及び2tとする。 

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Z 0616-1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図1 形式 

4. 性能 

4.1 

積載部強度 ポストパレットの積載部強度は,7.1の試験を行ったとき,残留たわみ率が0.7%以下

でなければならない。 

4.2 

鉛直強度 ポストパレットを積み重ねたときの鉛直強度は,7.2の試験を行ったとき,使用上差し支

えのあるたわみがなく,また,き裂及び永久変形があってはならない。 

4.3 

安定性及び水平強度 ポストパレットを積み重ねたときの安定性及び水平強度は,7.3の試験を行っ

たとき,転倒,積重ね部の外れ,き裂,部材の脱落及び永久変形があってはならない。 

5. 構造 ポストパレットの構造は,次による。 

(1) 正方形又は長方形の積載面,フォークの差込口及びポストをもち,繰返し使用に耐え,積み重ねたと

きに安定性のよいものとする。 

(2) 折りたたみ式ポストパレットは,原則として折りたたんだ部分を組み立てたときに,外のり寸法の範

囲に収まる構造とする。 

6. 寸法 

6.1 

大きさ ポストパレットの大きさは,長さ×幅×高さ (mm) によって表し、表2のとおりとする。 

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Z 0616-1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

長さ及び幅の寸法は外のり寸法とし,ポスト受け部(図1参照)は含まないものとする(図2参照)。 

表2 大きさ 

単位mm 

長さ 

幅 

高さ 

  800 

  600 

2 200以下 

1 000 

  800 

1 100 

  800 

1 100 

  900 

1 100 

 1 100 

1 200 

  800 

1 200 

1 000 

1 300 

1 000 

1 300 

1 100 

1 400 

1 100 

1 500 

1 100 

図2 寸法 

6.2 

有効高さ 有効高さと高さの差は,200mm以内が望ましい。 

6.3 

差込口の高さ 差込口の高さは,60mm以上とする。 

6.4 

寸法許容差 ポストパレットの長さ,幅及び高さの許容差は±5mmとする。 

7. 試験方法 

7.1 

積載部強度試験 ポストパレットの積載部強度試験は,JIS Z 0602の5.2(パレットの曲げ試験方法)

によって試験を行い,残留たわみ率を求める。 

7.2 

鉛直強度試験 ポストパレットの鉛直強度試験は,最大積重ね段数を積み重ねたときの,二段目以

上のポストパレットの自重及び最大積載質量の和の1.25倍に相当する等分布荷重を,一段目のポストパレ

ットに負荷し,変形の有無を調べる。 

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Z 0616-1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

7.3 

安定性及び水平強度試験 ポストパレットの安定性及び水平強度試験は,最大積重ね段数を重ねた

ときの二段目以上のポストパレットの自重と最大積載質量との和に重力加速度を乗じた値に水平震度係数

0.1を乗じて求めた水平試験力 (F) [N {kgf}] を,二段目パレットの長さ方向及び幅方向のそれぞれについ

て負荷し,安定性及び構成部材の結合部の異常の有無を調べる(図3参照)。 

図3 安定性及び水平強度試験方法 

8. 検査 検査は,性能,構造及び寸法について行い,4.〜6.の規定に適合しなければならない。 

9. 製品の呼び方 製品の呼び方は,規格の名称又は規格番号,形式又は記号,最大積載質量,最大積重

ね段数及び大きさによる。 

例 

ポストパレット 固定式 1t 3段積み 1100×900×500 

又はJIS Z 0616 PF 1t×3 1100×900×500 

10. 表示 ポストパレットには,見やすい箇所に容易に消えない方法で,次の事項を表示する。 

(1) 大きさ 

(2) 最大積載質量 

(3) 最大積重ね段数 

(4) 製造年月又はその略号 

(5) 製造業者名又はその略号 

Z 0616-1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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原案作成委員会 構成表 

本委員会 

氏名 

所属 

(委員長) 

○ 梁 瀬   仁 

山梨大学 

森 田 光 俊 

通商産業省生活産業局 

○ 伊 東   厚 

工業技術院標準部 

中 沢 克 紀 

工業技術院機械技術研究所 

石 垣   勇 

運輸省貨物流通局 

金 武 典 夫 

金属技術研究所 

高 森 秀 夫 

株式会社日通総合研究所 

高 橋 英 明 

いすゞ自動車株式会社 

鈴 木 章 夫 

味の素株式会社 

岡 本 郁 夫 

社団法人日本倉庫協会 

片 野 浩 一 

日本レコードセンター株式会社 

小 谷 泰 三 

東芝物流株式会社 

○ 岩 岡 利 明 

株式会社岩岡工作所 

坂 田 賢 始 

岡田工業株式会社 

○ 花 岡   勇 

花岡産業株式会社 

○ 高 橋 清 嗣 

伊豫鐵工株式会社 

○ 大 谷 陸 治 

株式会社ニッケンプラント 

○ 浜 本 哲 司 

社団法人日本パレット協会 

(事務局) 

○ 山 本   宏 

社団法人日本パレット協会 

分科会 

新 間 俊 之 

元研株式会社 

富 田 雄 幸 

北村工業株式会社 

田 中 紀 夫 

株式会社ダイフク 

○印は分科会を兼ねる。