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Z 0239:2004  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,全国クラフト紙袋

工業組合(JKPSA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS Z 0239:1996は改正され,この規格に置き換えられる。 

今回の改正は,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日本工

業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 8351-1:1994,Packaging−Method of 

specification for sacks−Part 1 : Paper sacksを基礎として用いた。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。 

JIS Z 0239には,次に示す附属書がある。 

附属書1(参考)クラフト紙袋の種類別製造仕様書の方式及び記入要領 

附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表 

Z 0239:2004  

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1. 適用範囲 ························································································································ 1 

2. 引用規格 ························································································································ 1 

3. 仕様書の方式 ·················································································································· 1 

3.1 一般 ···························································································································· 1 

3.2 記述 ···························································································································· 1 

附属書1(参考)クラフト紙袋の種類別製造仕様書の方式及び記入要領 ·········································· 7 

附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ·································································· 15 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格           JIS 

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クラフト紙袋−仕様書の方式 

Kraft paper sacks−Method of specification 

序文 この規格は,1994年に第1版として発行されたISO 8351-1:1994,Packaging−Method of specification 

for sacks−Part 1 : Paper sacksを元に,対応する部分については対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更

することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定項目を日本工業規

格として追加している。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。 

1. 適用範囲 この規格は,クラフト紙(以下,紙袋という。)の受発注時における受渡当事者間で相互に

確認すべき紙袋の仕様の決定方法について規定する。 

なお,この規格は,主にJIS Z 0102に規定された紙袋の種類に適用するために規定したものである。 

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。 

ISO 8351-1:1994,Packaging−Method of specification for sacks−Part 1 : Paper sacks(MOD) 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成

するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最

新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS Z 0102 クラフト紙袋−用語及び種類  

備考 ISO 6590-1:1983  Packaging−Sacks−Vocabulary and types−Part 1:Paper sacksからの引用事項

は,この規格の該当事項と同等である。 

JIS Z 1531-1 クラフト紙袋−寸法の記述及び測定方法  

備考 ISO 6591-1:1984  Packaging−Sacks−Description and method of measurement−Part 1:Empty 

paper sacksからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。 

3. 仕様書の方式  

3.1 

一般 発注の目的で紙袋の仕様書を作成する場合,受渡当事者は次の事項について協議し,決定す

る。また,発注仕様書の書式は,受渡当事者間の協議によって,決定する。 

3.2 

記述  

3.2.1 

紙袋の種類 紙袋の種類は,開口式とバルブ付きとし,括弧内にJIS Z 0102に対応する種類の記

号を示す。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.2.1.1 

開口式袋の種類及び記号 開口式袋の種類及び記号は,次による。 

− ひだなし開口式ミシン縫い袋(C-1) 

− ひだ付き開口式ミシン縫い袋(C-2) 

− ひだなし開口式底ばり袋(A-1) 

− ひだ付き開口式底ばり袋(A-2) 

− ひだなし開口式折りばり袋(A-3) 

− ひだ付き開口式折りばり袋(A-4) 

− ひだ付き開口式二重折りばり袋(A-5) 

− ひだ付き開口式補強紙付き折りばり袋(A-5′) 

3.2.1.2 

バルブ付き袋の種類及び記号 バルブ付き袋の種類及び記号は,次による。 

− ひだなしバルブ付きミシン縫い袋(D-1) 

− ひだ付きバルブ付きミシン縫い袋(D-2) 

− ひだなしバルブ付き底ばり袋(B-1) 

− ひだ付きバルブ付き底ばり袋(B-1′) 

− ひだ付きバルブ付き補強紙付き折りばり袋(B-2) 

− ひだ付きL形バルブ付き折りばり袋(B-3) 

− ひだ付きL形バルブ付き二重折りばり袋((B-4) 

3.2.2 

チューブのタイプ チューブのタイプは,フラッシュカット(直線切り),ステップエンド(階段

切り)及びノッチエンド(ノッチカット)とする。 

3.2.3 

寸法 寸法の単位は,mmとし,JIS Z 1531-1によって規定する。 

− 袋の長さ,a 

− 袋の幅(胴幅),b 

− ひだ幅,e 

− 端部の幅(底幅),c 

− バルブの幅,g 

− バルブの長さ,f 

− バルブスリーブの幅,v 

− バルブスリーブの長さ,i 

− 折り曲げ閉じの長さ,p 

− 隣接する袋横端部からの縫い目線距離,n 

− バルブスリーブの位置,1;袋の一番外側の端とバルブスリーブの外側の端との間で,底に平行に測定

された距離。 

3.2.4 

材料の種類 各層は,材料の種類,坪量(g/m2)又は厚さ(µm),表面処理[例えば,コーティ

ングの種類及び坪量,滑り止め材料の種類及び適用方法,処理面の向き(内側又は外側)など]について

規定する。 

熱可塑性フィルム層は,通常最内層とし, A方式又はB方式のいずれかによる。 

a) A方式  

− 緩いかぴったり(紙の層に対するフィルム層の組合せの程度)。 

− フィルムの種類:例えば,PE-LD,PE-LLD,PE-HD,PVDC 又はE/VAC。 

− フィルムの状態:フラット又はチューブ状。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

− フィルムの厚さ(µm)。 

− フィルムのメルトフローインデックス(g/10分)。 

− 紙の層との長さの違い(mm)。 

− 紙の層とのひだ幅の違い(mm)。 

− 紙の層との幅の違い(mm)。 

− ヒートシールの位置:近接する袋又はフィルム層の底端部からの距離(mm)。 

− スカートの長さ(mm)。ただし,緩いタイプだけ。 

− Z折り(中間にZ折りをもつタイプ)。 

− カフス付き又はカフスなし(フィルム口折り返しの有無)。 

b) B方式  

− フィルムの種類:例えば,PE-LD,PE-LLD,PE-HD,PVDC 又はE/VAC。 

− フィルムの状態:フラット,チューブ又は袋状。 

− フィルムの厚さ(mm)。 

− フィルムの寸法:フラットの場合は巻取りの幅,チューブの場合はチューブの幅(mm)。 

− フィルム袋の寸法:袋の長さ及び幅(mm)。 

− フィルム袋の組合せ仕様:差込み,縫込み,四方折り返し又は折り返しなし。 

− 袋状フィルムのヒートシール位置:袋底端部からの距離(mm)。 

3.2.5 

孔あけ  

− バルブ下:数,大きさ及びパターン。 

− 層:数,間隔の取り方,孔の大きさ及び位置。 

3.2.6 

バルブ又はスリーブ  

− バルブ形式:シンプルバルブ,補強バルブ,内側スリーブバルブ,外側スリーブバルブ,L形バルブ

及び熱シールバルブ。 

− バルブ位置:袋のどのコーナか又はL形バルブの位置。 

− スリーブ材料:例えば,クラフト紙,ポリエチレン加工紙,チューブ状ポリエチレンなど。 

3.2.7 

縦のはり合わせ  

− タイプ:連続,非連続又は非接着。 

− オーバーラップ幅(mm)。 

3.2.8 

のりばり封かんのタイプ  

− フラッシュカットからなる底のりばり:底パッチ付き又はなし,及び底化粧紙付き又はなし。 

− ステップエンドからなる底のりばり:底パッチ付き又はなし,及び底化粧紙付き又はなし。 

− ステップエンドからなるターンオーバー底のりばり。 

− フラッシュカット又はステップエンドからなる一重又は二重折りばり:補強テープ付き又はなし。 

3.2.9 

底パッチ  

− 位置:バルブ端部又はバルブのない側の端部。 

− 材料:種類及び坪量。 

− 寸法:長さ及び幅(mm)。 

3.2.10 底化粧紙  

− 位置:バルブ端部又はバルブのない側の端部。 

− 材料:種類及び坪量。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

− 寸法:長さ及び幅(mm)。 

− 胴回りへの巻込み:あり又はなし。 

3.2.11 底の向き  

− 袋表面に折り曲げ。 

− 袋裏面に折り曲げ。 

3.2.12 ミシン縫い封かん及びミシン縫い  

3.2.12.1 ミシン縫い封かんの種類  

− シンプル。 

− テープを付けてミシン縫い(縫い目の下にテープ)。 

− ミシン縫いしてテープ掛け(縫い目の上にテープ)。 

− テープを付けてミシン縫いし,その上にテープ掛け(補強)。 

− ヒートシールしてミシン縫いし,その上にテープ掛け。 

3.2.12.2 ミシン縫いのタイプ   

− シングルチェイン縫い:フィルターコード付き又はなし。 

− ダブルロック縫い:フィルターコード付き又はなし。 

3.2.12.3 縫糸の種類  

− 天然。 

− 合成。 

− 混紡。 

3.2.12.4 フィルターコードの種類  

− ジュート(当て糸)。 

− 紙(当て紙)。 

− その他。 

3.2.12.5 縫い目数 縫い目数は,250 mm当たり又は100 mm当たりの目数。 

3.2.12.6 テープ耳の長さ 袋の角から突き出たテープ長さ(mm)。 

3.2.12.7 テープ耳の目数 突き出たテープの縫い目数。 

3.2.12.8 テープ  

− テープの種類:クレープテープ,補強テープ及びオーバーテープ。 

− テープの材料。 

− テープの色。 

3.2.12.9 縫い位置 縫い位置は,印刷からみて袋のトップ又は底。 

3.2.13 開口袋の充てん口(開口袋だけ)  

− ナイフカットパターン:100 mm 当たりののこぎりの数と歯形の深さ(mm)。 

− 横のり付け(あり又はなし)。 

a) 全層 

b) 別々の層 

c) のり付け点の縦及び横の位置 

− サムカット,あり又はなし。 

3.2.14 接着剤  

− 縦のはり合わせ(胴ばり)用:種類,例えば,でんぷん,酢ビ系。 

         

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− 横のりばり(層間のり入れ)用:種類,例えば,酢ビ系,ホットメルト,CMC。 

− 底のりばり用:種類,例えば,酢ビ系,レジン。 

− 底パッチ及び底化粧紙のりばり用:種類,例えば,酢ビ系。 

− 特別要求,例えば,耐水,熱安定性など。 

3.2.15 印刷インキ  

− インキのタイプ:例えば,油性,水性ベースのアクリル,有機顔料。 

− インキカラー:例えば,KIカラー番号,Pantone ref.Nos.。 

− 要求事項の完全な記述及び印刷の主な要素の位置:例えば,表側,裏側,ひだ,バルブ端部,バルブ

のない端部。 

3.2.16 こん包 こん包は,A方式又はB方式のいずれかによる。 

a) A方式  

− 束の袋数:結束,非結束又は折り曲げ。 

− 包の束数:1包当たりの合計袋数。 

− パレタイズされたユニットの束数:1ユニット当たりの合計袋数。 

− 束の積み付けパターン。 

− ずらし巻:mm単位での巻きの直径,袋の重なり及び袋数。 

− パレット寸法及びタイプ:4方向入れ又は2方向入れ。 

− mm単位での最大ユニット高さ。 

− 自動こん包のための特別要求事項。 

− パレットこん包:プラスチック,紙,シュリンクラップ,ストレッチラップ,パレット頂部の木枠

又はファイバーボード。 

− パレットひも掛け:スチール,プラスチック。 

− バンド掛けの保護。 

− パレットロードのラべリング。 

b) B方式  

1) 個こん包  

− 1こん包の袋数:1束の袋数×1こん包の束数。 

− 積み方:ずらしなし,交互縦ずらしなど。 

− ワンプ掛け:裸,上下,半こん包など材料の種類及びワンプ使用枚数。 

− バンド掛け:二,十,キの字掛けなど及び材料の種類。 

− 当て板挟み:有無。材料の種類及び枚数。 

− 材料:ワンプの種類,バンドの種類,当て板の種類など。 

− ラベル。 

2) パレットこん包  

− 積み付け袋数:1束の袋数×1ブロックの束数×はい付け数×積み付け段数+最上段袋数。 

− バンド掛け:本数及び材料の種類。 

− ラップ方式:ワンプ,ストレッチ,シュリンクなど及び材料の種類。 

− ポリエチレンカバー:有無。 

− 当て板:有無。枚数及び材料の種類。 

− 合紙:有無。枚数及び材料の種類。 

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− コーナーパッチ:有無及び材料の種類。 

− ラベル。 

3.2.17 添付事項の文書化  

− 得意先の仕様書No.。 

− 製造仕様書No.。 

− 配達先住所。 

− 送り状住所。 

− 他の承認事項。 

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附属書1(参考)クラフト紙袋の種類別製造仕様書の方式及び記入要領 

この附属書1(参考)は,クラフト紙袋仕様書の方式に基づき,紙袋の種類別製造仕様書の方式及び記

入要領(以下,仕様書という。)について,具体的に仕様書を作成する場合の一つの方式を示したもので,

規定の一部ではない。 

1. 製造仕様書の方式及び記入要領 製造仕様書の方式及び記入要領は,次による。 

a) 仕様書は,関係する共通部分と種類別の方式とを組み合せて必要要件だけに集約し,これに製造上必

要な事項を追加してまとめる。 

b) 仕様書は,記入を最小限にするために関係する項目の左枠にまず○を付け,その項目の選択欄(00・00・

00)に示された該当分を枠で囲む。 

なお,寸法などは,記入欄を設けその指定場所に記入する。 

c) 紙袋の位置は,紙袋の開口部,バルブ口を含め,紙袋の表裏,上下,左右など紙袋の位置を示す基準

は,次のいずれかによる。 

− 印刷方式:紙袋の裏面を下にして,印刷が読めるように台上に置き,手前側を下端部,離れた側を

上端部として位置を決める方式で,開口部は,上端部又は下端部,バルブの位置は,右上,右下,

左上又は左下のいずれかとする。 

− 充てん口方式:紙袋の裏面を下にして,開口部又はバルブ口が離れた位置にくるように台上に置き,

手前側を下端部,離れた側を上端部として決める方式で,開口部は上端部とし,バルブは右上又は

左上とする。 

なお,この場合は,充てん口が印刷図柄の上方部か下方部かを規定する。 

d) 印刷は,次による。 

− 青図は,顧客が指示する印刷のデザイン,文字,配置,色別などを規定する。 

なお,顧客の承認を得た後,青図にNo.を記入する。 

− 紙袋の製造業者名又は略号など紙袋の製造業者が表示する印刷内容は,顧客の承認を得て行う。 

− 印刷の色は,通常KIカラーとし,青,赤などの色の種類とKIカラー番号及び合計色数とする。 

− インキのタイプは,水性,油性などで規定する。 

− 保証票印刷がある場合は,その位置を,表・裏,上・中・下及び左・中・右で規定する。 

なお,寸法指定がある場合,その位置は紙袋の端からの距離とする。 

e) 紙袋材料の構成は,通常,附属書1付表1の記号を使用して記入する。 

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附属書1付表 1 材料の記号及び品名 

記号 

品名 

記号 

品名 

クラフト紙 

PS 

ポリサンド 

EK1 

クラフト伸張紙1号 

AL-K 

アルミはく(箔)加工紙 

EK2 

クラフト伸張紙2号 

SF-K 

特殊フィルム加工紙 

WS 

湿潤強力紙 

C-K 

クロスクラフト紙 

BK 

さらしクラフト紙 

W-K 

ワリフクラフト紙 

GK 

耐油紙 

S-K 

ソフクラフト紙 

WR 

はつ(撥)水紙 

PT 

チューブ状PEフィルム 

RK 

はく離紙 

PF 

フラット状PEフィルム 

PL-K 

ポリエチレン加工紙 

PB 

袋状PEフィルム(PE内袋) 

2. 紙袋の種類別製造仕様書 紙袋の種類別製造仕様書は,次による。 

2.1 

共通事項 紙袋の共通事項は,附属書1付表2による。 

附属書1付表 2 共通事項 

 得意先名 
 

 
 

 品名 

 仕様書 No.  

 製造工場 

 責任者印  

 製品コード  

 得意先コード  

 品名コード  

 用途コード  

 種類コード 

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2.2 

ミシン縫い袋 ミシン縫い袋の共通事項及び個別事項は,附属書1付表3による。 

附属書1付表 3 ひだ付き・ひだなしミシン縫い袋(C-1,C-2,D-1及びD-2) 

紙袋の種類 (開口式・バルブ付き)(ひだ付き・ひだなし)(シンプル・内側スリーブ・外側スリーブ)バルブ 
紙袋の位 
置決め 

 印刷方式:(開口部・バルブ口)−袋の(上端部・下端部) 

 充てん口方式:(開口部・バルブ口)−印刷図柄の(上方部・下方部) 

製品寸法 
 
 

○  袋の長さ    ×袋の幅(胴幅)    ×ひだ幅          断裁寸法     

 バルブの幅(口径)    ×バルブの長さ    

 バルブの飛出し長さ(バルブスリーブの位置)    

印刷 
 
 
 
 

○  青図No.      

 印刷色数( 1・2・3・4 )色 

○  色とKIカラーNo.                         

○  印刷の方向:頭だし・しり(尻)だし  インキのタイプ:水性・油性・その他(     ) 

 保証票の位置:(表面・裏面)(上・中・下)(左・中・右) 

 供給者の印刷:社名(有・無) 位置(表・裏) その他(       ) 

共通構造 
 
 
 
 
 
 
 
 

○  チューブの構造:フラッシュカット・ノッチエンド付き 

 開口部横のり:点のり・線のり・その他(    ) 

  のり付け位置:上端部から    mm  その他(         ) 

 
 
 
 

 フィルム 
 
 
 

 種類 

 PB・PT・PF  胴ばり: 

 シール  底ヒートシール(有・無) 

 PB 
 

 差込み・縫込み・四方折り返し・折りなし 

 その他(     ) 

  ひだ点のり入れ:右上・右下・左上・左下 のり位置(        ) 

  滑止め塗布:表・裏・表裏  その他(         ) 

上下封か
ん部の構
造 
 
 

 テープを付けてミシン縫い 

   ヒートシールしてテープを付けてミシン縫い 
 

 ミシン縫いしてその上にオーバーテープ 

   テープを付けてミシン縫いし,その上にオーバーテープ 
 

 ヒートシールしてミシン縫いし,その上にオーバーテープ 

ミシン縫
い部の構
造 
 
 
 

○  ミシン掛け面(上糸側):表面・裏面 

○  使用副材料:クレープテープ・補強紙・当て紙・当て糸 

○  テープののり入れ:クレープテープ(有・無),補強紙(有・無) 

○  縫い目線距離:上端から    mm 下端から     mm 

○  耳寸法:突き出たテープ長さ    mm(3目以上) 

○  縫い目ピッチ:1目当たりの寸法  mm,又は100 mm 当たりの目数    

バルブの
構造 
 

 ノッチエンド:立上がり深さ    mm 立上がり幅    mm 

 バルブの寸法:幅(口径)    mm 長さ    mm 飛出し長さ   mm 

 バルブの位置:右上・右下・左上・左下 

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附属書1付表 3 ひだ付き・ひだなしミシン縫い袋(C-1,C-2,D-1及びD-2)(続き) 

主材料 
 
 
 
 

○  内・外層から 

 備考 

 種類又は形状 

 坪量又は厚さ 

 幅又は折径 

 長さ 

副材料 
 
 
 
 
 

○  縫糸:上糸(白・赤)銘柄     下糸(白・赤)銘柄     

○  クレープテープ:銘柄       色      

 補強紙:銘柄         幅      

 当て糸:銘柄     

 当て紙:銘柄     

 オーバーテープ:銘柄       幅     

接着剤 

   要求性能:耐水・耐熱・耐寒・臭気・その他(            ) 

包装設計
参考事項 
 

○  内容物の形状:粉状・粒状・塊状・その他(          ) 

○  充てん方法:手動・半自動・全自動 

○  輸送要件:国内・輸出 

個こん包 
 

  こん包袋数:   袋(   袋/束×   束数) 

  ワンプ掛け:(裸・上下・半・全こん包)(無地・製袋・特殊ワンプ)  枚 

  バンド掛け:(二・十・キ・井の字)(無地・色付き) 色の種類(   ) 

  当て板挟み:(段ボ−ル・板紙・ベニア)(1・2・3)枚 

  積み方:ずらしなし,縦ずらし・横ずらし・縦横ずらし,十字積み,交互折り曲げ 

  ラベル:( 1・2・3 )枚 

パレット
こん包 

 積付け袋数:   袋/パレット 

 1束の袋数:   袋/1束   ブロックの束数:  束/1ブロック 

 ブロックのはい付けパターン:2・3・4・5・特殊 

 ブロックの積み付け段数:    段   最上段の端数:    袋 

 バンド掛け:縦(1・2・3・4・特殊)×横(1・2・3・4・特殊) 

 ワンプ掛け:有・無 

 フィルムラップ:有(ストレッチ・シュリンク)・無 

 ポリカバー:有・無 

当て板:材料(段ボール・板紙・ベニア・その他  )枚数   枚 位置(上・中・下) 

 合紙:有(1・2・3)枚・無 

 ラベル:枚数   枚  位置(前面・側面・その他    ) 

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Z 0239:2004  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2.3 

底ばり袋 底ばり袋の共通事項は, 附属書1付表4,個別事項は附属書1付表4.1及び4.2による。 

なお,その他の共通事項は,2.2の附属書1付表3による。 

附属書1付表 4 ひだ付き・ひだなし底ばり袋(A-1,A-2,B-1及びB-1′) 

○ 
 

 製品寸法 
 

 袋の長さ    ×袋の幅(胴幅)   ×(ひだ幅   )×底幅    

 断裁寸法;     

○  チューブの構造 

 フラッシュカット・ステップエンド 

 
 

 開口部横のり 
 

 形状 

 点のり・線のり・その他(    ) 

 のり位置   上端部から    mm 大きさ: 

 
 
 
 

 フィルム 
 
 
 

 種類 

 PB・PT・PF 胴ばり: 

 シール 

 底ヒートシール:有・無 

 PB 
 

 形状:差込み・縫込み・四方折り返し・折りなし 

 その他(     ) 

 ひだ点のり入れ 

 位置:右上・右下・左上・左下 のり位置: 

 滑止め塗布 

 位置:表・裏・表裏・その他(     ) 

附属書1付表 4.1 ひだ付き・ひだなし開口式底ばり袋(A-1及びA-2) 

○ 
 
 
 

 底ばり部の構造 
 
 
 

 底の位置:(上端部・下端部)(表折り・裏折り) 

 底のはり方: 

 開封テープ:有・無 銘柄:   ヒートシール:有・無 

 底化粧紙:有・無 寸法  ×  mm 印刷:有・無 

 
 

 開口部の構造 
 

 紙バンド:有・無 銘柄: 

 紙バンド長さ  mm(端からの飛出し長さ  mm) 

附属書1付表 4.2 ひだ付き・ひだなしバルブ付き底ばり袋(B-1及びB-1′) 

○ 
 
 
 

 底ばり部の構造 
 
 
 

 底の位置:(上端部・下端部)(表折り・裏折り) 

 底のはり方: 

 開封テープ:有・無 銘柄:   ヒートシール:有・無 

 底化粧紙:有・無 寸法  ×  mm 印刷:有・無 

○ 
 
 
 
 
 
 

 バルブ及びバルブ側底ばり部
の構造 
 
 
 
 
 

 バルブの位置:右上・右下・左上・左下(表折り・裏折り) 

 底のはり方: 

  種類:シンプル・補強・内側スリーブ・外側スリーブ 

 寸法:幅(口径)  mm,長さ  mm,飛出し  mm 

 バルブの材料:    寸法: 

 バルブ側底化粧紙の寸法:  ×  mm 印刷:有・無 

 ホットメルト塗布:有・無 

background image

12 

Z 0239:2004  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2.4 

折りばり袋 折りばり袋の共通事項は,附属書1付表5,個別事項は附属書1付表5.1〜5.6による。 

なお,その他の共通事項は,2.2の附属書1付表3による。 

附属書1付表 5 ひだ付き・ひだなし折りばり袋(A-3,A-4,A-5,A-5´,B-2,B-3及びB-4) 

○           

 製品寸法 
 

  袋の長さ    ×袋の幅(胴幅)    ×ひだ幅     

  断裁寸法:     

○ 
 

 折り線寸法 
 

  開口部折り曲げ寸法[封かん部折り曲げ寸法(  )又はなし]×折り線間
寸法(   )×底折り曲げ寸法(   ) 

○  チューブの構造 

  フラッシュカット・ノッチエンド付き・ステップエンド 

 
 

 開口部横のり 
 

  点のり・線のり・その他(       ) 

  のり付け位置:上端部から   mm 大きさ(      ) 

 
 
 
 

 フィルム 
 
 
 

種類 

  PB・PT・PF  胴ばり(          ) 

シール   底ヒートシール:有・無 

PB 
 

  形状:差込み・縫込み・四方折り返し・折りなし 

  その他(       ) 

 ひだ点のり入れ 

   位置:右上・右下・左上・左下 のり位置(      )  

 滑止め塗布 

   位置:表・裏・表裏・その他(       ) 

附属書1付表 5.1 ひだ付き・ひだなし開口式折りばり袋(A-3及びA-4) 

○ 
 
 
 
 

 底折りばり部の構造 
 
 
 

  折り位置:(上端部・下端部)(表折り・裏折り) 

  ひだ:有・無 

 底折り寸法:    mm 

  ヒートシール:有・無 

  開封テープ: 有・無 銘柄: 

  補強紙の材料:     寸法:  ×   枚数: 

○  開口部の構造 

  フラップ寸法    mm 

附属書1付表 5.2 ひだ付き開口式二重折りばり袋(A-5) 

○ 
 
 
 

 底折りばり部の構造 
 
 

  折り位置:(上端部・下端部)(表折り・裏折り) 

  底折り寸法:第1   mm,第2   mm 

   開封テープ:有・無 銘柄:    ヒートシール:有・無  

  補強紙の材料:    寸法:   ×     枚数: 

 
 
 
 

 開口部の構造 
 
 
 

  サイド折り目縦切込みの位置:表面・裏面 

  上端からの切込み長さ:    mm 

  ホットメルトの胴部塗布面:表面・裏面 

  塗布位置:上端から   mm×塗布幅    mm 

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13 

Z 0239:2004  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1付表 5.3 ひだ付き開口式補強紙付き折ばり袋(A-5′) 

○ 
 
 
 
 
 

 底折りばり部の構造 
 
 
 
 

  ひだ:有・無 

 底折り:2回・3回 

  折り位置:(上端部・下端部)(表折り・裏折り) 

  底折り寸法:第1   mm,第2   mm,第3   mm 

  開封テープ:有・無  銘柄: 

  補強紙の材料:     寸法:   ×    枚数: 

  ヒートシール:有・無 

附属書1付表 5.4 ひだ付きバルブ付き補強紙付き折ばり袋(B-2) 

○ 
 
 
 

 底折りばり部の構造 
 
 

  折り位置:(上端部・下端部)(表折り・裏折り) 

  底折り寸法:第1   mm,第2   mm,第3   mm 

  開封テープ:有・無  銘柄: 

   補強紙の材料:     寸法:   ×     枚数:  

○ 
 
 
 
 
 

 バルブ及びバルブ側 
 折りばり部の構造 
 
 
 

  バルブ位置:(上端部・下端部)(表折り・裏折り) 

  バルブの種類:シンプルバルブ  底折り寸法:   mm 

  バルブの位置:右上・右下・左上・左下 

   バルブの寸法:口径  mm×長さ  mm,飛出し長さ  mm  

  補強紙:口封かん用   ×   mm,バルブ封かん用:   mm×   mm 

  バルブ用ホットメルトの塗布:有・無 

附属書1付表 5.5 ひだ付きL形バルブ付き折りばり袋(B-3) 

○ 
 
 
 

 底折りばり部の構造 
 
 

  折り位置:(上端部・下端部)(表折り・裏折り) 

  底折り寸法:第1   mm,第2   mm 

  ヒートシール:有・無   開封テープ:有・無 銘柄: 

  補強紙:有・無 材料:   寸法:   ×   枚数:  

○ 
 

 バルブ側折りばり部 
 の構造 

  折り位置:上端部・下端部 (表折りだけ) 

  底折り寸法:   mm 

 ヒートシール:有・無 

○ 
 
 

 L形バルブの構造 
 

  裏位置:右上・右下・左上・左下 

   バルブの寸法:口径  mm×長さ  mm,飛出し長さ  mm  

  ホットメルトの塗布:有・無 

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14 

Z 0239:2004  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1付表 5.6 ひだ付きL形バルブ付き二重折りばり袋(B-4) 

○ 
 
 
 

 底折りばり部の構造 
 
 

  折り位置:(上端部・下端部)(表折り・裏折り) 

  底折り寸法:第1   mm,第2   mm 

  開封テープ:有・無 銘柄:  補強紙:有・無 材料: 

   補強紙寸法:   ×   枚数:  ,ヒートシール:有・無 

○ 
 

 バルブ側折りばり部 
 の構造 

   底折り寸法:第1   mm,第2   mm (表折りだけ)  

  ヒートシール:有・無 

○ 
 
 

 L形バルブの構造 
 

  裏位置:右上・右下・左上・左下 

   バルブの寸法:口径  mm×長さ  mm,飛出し長さ  mm  

  ホットメルトの塗布:有・無 

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15 

Z 0239:2004  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表 

JIS Z 0239:2004 クラフト紙袋−仕様書の方式 

ISO 8351-1:1994,包装−袋用仕様書の方式−第1部:紙袋 

(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ) 国際
規格番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容 
 表示箇所:本体,附属書 
 表示方法:側線又は点線の下線 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策 

項目 
番号 

内容 

項目 
番号 

内容 

項目ごと
の評価 

技術的差異の内容 

1.適用範
囲 

注文時における紙袋特性
のチェックリスト 

ISO 8351-1 1. 

JISと同じ。ただし,
紙袋。 

MOD/追加 日本ではクラフト紙袋 業界がクラフト紙袋であり,内容的に

同一のためクラフト紙袋とした。 

2.引用規
格 

JIS Z 0102 
JIS Z 1531-1 

2. 

ISO 6590-1 
ISO 6591-1 

MOD/追加 
MOD/追加 

日本独自の種類の追加 追加した種類は,日本だけで使用され

ている。 

3.仕様書
の方式 

 
3.1 一般 
3.2 記述 
 
3.2.4 材料の種類の熱可塑
性フィルム 
A方式 
B方式 
 
3.2.16 こん包 
A方式 
B方式 

3. 
3.1 
3.2 
 
3.2.4 
 
 
 
 
3.2.16 

 
JISと同じ。 
JISと同じ。 
 
材料の種類の熱可塑
性フィルム 
A方式 
 
 
こん包 
A方式 

 
IDT 
MOD/追加 
 
MOD/選択 
 
 
 
 
MOD/選択 

 
− 
日本独自の種類の追加 
 
従来JISに規定があり,
選択可能とした。 
 
 
 
従来JISに規定があり,
選択可能とした。 
 

商習慣上必要なのでJIS独自の規定内
容を追加した。 

附属書1
(参考)
クラフト
紙袋の種
類別製造
仕様書の
方式及び
記入要領 

− 

MOD/追加 ISOでは規定していな

い。 

商習慣上必要なので,JIS独自の規定項
目を追加した。 

1

5

Z

 0

2

3

9

2

0

0

4

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

16 

Z 0239:2004  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

 
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD 

 
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

  ― IDT……………… 技術的差異がない。 
  ― MOD/追加……… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
  ― MOD/選択……… 国際規格の規定内容と別の選択肢がある。 
2. 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

  ― MOD…………… 国際規格を修正している。 

1

6

Z

 0

2

3

9

2

0

0

4

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。