2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
Z 0222-1959
防湿包装容器の透湿度試験方法
1. 適用範囲 この規格は,個装またはこれに準ずる比較的小重量の防湿包装容器の透湿度試験方法につ
いて規定する。
2. 定義 包装容器の透湿度とは,一定時間内に包装容器に浸入する水蒸気の量をいい,この規格では,
温度40±1℃において包装容器の外部を相対湿度90±2%にして,内部の空気を乾燥状態に保ったとき,こ
の容器内に浸入する水蒸気の重量 (g) を30日間に換算した値をその包装容器の透湿度と定める。
容器が1個あたりの透湿度で表わすよりも1m2に対する透湿度で表わした方が便利な場合には,外部表
面積1m2に対する割合を報告してもよい。
備考 包装容器の透湿度の試験は,内部に実際の内容物を入れてこの規格で規定する方法によって行
ってもよい。ただしこの場合は,7.報告に規定された事項を付記する。
3. 装置
3.1
恒温恒湿装置 温度40±1℃,相対湿度90±2%の空気が供試品の周囲を約1m/sの速度で循環できる
装置
3.2
ハカリ 供試品の重量の1000
1以上の感度のもの
4. 吸湿剤 JIS Z 0208(防湿包装材料の透湿度試験方法)の4.に規定された吸湿剤,JIS Z 0701(包装用
乾燥剤)の1級Aまたはこれと同等以上の品質のものを使用する。
5. 供試品 供試品は,その容器の代表とみなすことができるように注意してとり,内部に十分な量の吸
湿剤を入れて実際と同じように密封する。
吸湿剤の量はできるだけ多く入れ,1個の容器に対して100g以上とする。ただし100gを入れることが
できない容器の場合には,その容積の少くとも21以上を入れて密封する。
吸湿剤が供試品の内面に直接触れることにより,供試品が変質をおこす恐れのある場合は,吸湿剤を金
網または袋などに入れ,供試品の内部中央に位置するように入れる。内装用の袋または内箱を使用する場
合には,実際使用される場合と同一の方法で密封する。
自動包装機によって包装される場合は,自動包装機を使用する。手動・自動いずれの場合も注意して密
封操作を行い,報告には密封の方法が,手動によるか,自動によるかを報告する。
供試品の数は5個以上とする。
備考 吸湿剤のかわりに実際の内容品を入れる場合は,実際入れる量だけ入れ,試験前に適当な方法
で内容品の水分(1) (%) を測定しておく。
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Z 0222-1959
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
注(1) 初期重量に対する水分とする。
6. 操作
6.1
供試品を約40℃になるまで徐々に一様に予熱したのち,温度40±1℃,相対湿度90±2%,風速1m/s
の恒温恒湿装置に入れる。
6.2
供試品を適当な時間間隔でヒョウ量し,その重量増加を求める。ヒョウ量の時間間隔は供試品の透
湿度によって異なるが,48時間以上とし,とくに低い透湿度の場合は,最大1箇月間隔とする。
ヒョウ量は,供試品を恒温恒湿装置から取出さないで行うことが望ましが,できない場合は一時取出し
て手早くはかり,ただちにもとの場所にもどす。
測定は供試品の重量増加をグラフにとり,少くとも3点が直線(2)になるまでくりかえし行う。
注(2) 実際の内容物を吸湿剤のかわりに使用したときには,供試品の重量増加が直線にならない場合
がある。この場合には連続した48時間ごとの3回の測定によって透湿度を求めてもよい。
7. 報告 容器1個あたり30日間に換算した水蒸気通過量 (g) をもって報告する。また目的によっては,
包装容器の表面積1m2あたりの30日間に換算した水蒸気通過量 (g) をもって報告してもよい。
測定した結果は,JIS Z 8401(数値の丸メ方)により有効数字2ケタに数値を丸めて,平均値,最大値
および最小値を報告し,つぎの事項を付記する。
(1) 供試品の個数,重量,材料および構造
(2) 吸湿剤の種類 実際内容品による場合は,内容品の明細,試験前の水分およびその測定方法
(3) 包装,密封の方法
(4) 試験中における供試品の外観の変化