1
Z 0212 : 1998 解説
解説表1 JISと対応する国際規格との対比表
JIS Z 0212 : 1998 包装貨物及び容器−圧縮試験方法 ISO 12048 : 1994 包装−包装貨物試験方法−圧縮試験を使う圧縮及
び積重ね試験
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内
容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の
規定内容
(IV) JISと国際規
格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(1) 適用範囲
○ 圧縮試験機
を使用する
包装貨物及
び容器の圧
縮試験
ISO 12048
○ 圧縮試験機
を使用する
包装貨物の
圧縮試験
ADP JISには,包
装貨物のほ
かに空容器
の試験を規
定している。
JISは,従来から段ボール
箱など空容器の圧縮試験
に利用されている。
(2) 装置
○ 試験機の能
力を規定。
同上
○ JISと同等
=
(3) 供試品
○ 記号表示,個
数,包装状態
を規定。
同上
○ 個数,包装状
態を規定。
ADP 国際規格で
は,空箱は対
象としてい
ない。
JISは,段ボール箱などの
圧縮強度を求める試験法
として,空箱の試験を規定
している。
(4) 前処置
○ JIS Z 0203に
よる。
同上
○ ISO 2233に
よる。
=
(5) 試験方法
○ 方法A(包装
貨物の試験)
及び方法B
(空箱)の試
験を規定。
積重ね荷重
試験は,附属
書(規定)に
規定。
同上
○ 包装貨物の
圧縮試験及
び積重ね荷
重試験を規
定。
= 積量ね荷重
試験用の試
験機は,日本
では普及し
ておらず,試
験法の規定
は附属書(規
定)としてい
る。
積量ね荷重試験用の試験
機の普及を待ち,本体に組
み入れる予定。
(6) 試験報告
○ 試験報告の
記載事項を
規定。
同上
○ JISと同等。 = 表現の差異
は若干ある
が,基本的に
は整合して
いる。
備考1. 表中の(I)及び(III)欄にある“○”は,該当する規定項目を規定していることを示す。
2. 表中の(IV)欄にある“=”は,JISと国際規格との技術的内容が同等であることを示す。“ADP”は,JIS
は国際規格を技術的内容の変更なしで採用しているが,JISとして必要な規定内容を追加していることを
示す。