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Y 5001:2020  

(1) 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 1 

3.1 基本用語 ······················································································································ 1 

3.2 翻訳サービス及び通訳サービスに共通する用語 ···································································· 2 

3.3 翻訳サービスに用いる用語 ······························································································ 3 

3.4 通訳サービスに用いる用語 ······························································································ 4 

3.5 技術に関連する用語 ······································································································· 6 

参考文献 ····························································································································· 8 

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 9 

用語索引(五十音順) ·········································································································· 11 

用語索引(アルファベット順) ······························································································ 13 

Y 5001:2020  

(2) 

まえがき 

この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産

業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済

産業大臣が制定した日本産業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

日本産業規格          JIS 

Y 5001:2020 

翻訳サービス及び通訳サービスに用いる用語 

Glossary of terms related to translation services and interpreting services 

序文 

この規格は,2019年に発行されたISO 20539を基とし,国内の使用実態を反映するため,技術的内容を

変更して作成した日本産業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。 

適用範囲 

この規格は,翻訳サービス及び通訳サービスに用いる用語及び定義について規定する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 20539:2019,Translation, interpreting and related technology−Vocabulary(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

引用規格 

この規格には,引用規格はない。 

用語及び定義 

用語及び定義は,次による。 

3.1 

基本用語 

3.1.1 

言語(language) 

意思を伝達又は表現するために使われる音声,文字,記号又は身体動作の体系。 

3.1.2 

コンテンツ(content) 

あらゆる形式の情報。 

例 テキスト,音声データ,映像データ 

3.1.3 

原文言語(source language) 

コンテンツを翻訳又は通訳する際に起点となる言語。起点言語ともいう。 

注記 通訳分野では,起点言語が用いられている。 

Y 5001:2020  

3.1.4 

訳文言語(target language) 

コンテンツを翻訳又は通訳する際に目標となる言語。訳出言語又は目標言語ともいう。 

注記 通訳分野では,目標言語が用いられている。 

3.1.5 

翻訳(translation) 

原文言語のコンテンツを訳文言語のコンテンツに変換すること。 

3.1.6 

通訳(interpreting, interpretation) 

口頭又は手話による原文言語の情報を,意味及びレジスターを含めて,口頭又は手話によって訳文言語

に変換すること。 

3.2 

翻訳サービス及び通訳サービスに共通する用語 

3.2.1 

レジスター,場面依存言語変種(language register) 

場面に応じて特徴的に現れる言葉遣い。話題,伝達手段,配慮,社会的立場などによって決まる。 

3.2.2 

言語運用能力(language proficiency) 

特定の言語を理解し,意思疎通する能力。言語習熟度ともいう。 

注記 言語運用能力とは,話す力,聴く力,読む力及び書く力をいう。 

3.2.3 

手話(signed language) 

手の形,手・腕・体の向き・動き及び顔の表現の組合せを利用した言語。 

注記 国・地域に特有の手話又は国際手話がある。公式のもの又は非公式のものがある。 

3.2.4 

主題分野,ドメイン(subject field, domain) 

独自の専門的な文化,社会的な関係及び言語的な特徴をもつ知識又は活動の範囲。 

3.2.5 

依頼者(client) 

正式な合意によって翻訳サービス又は通訳サービスを受ける人又は団体。クライアント又は顧客

(customer)ともいう。 

注記1 正式な合意とは,例えば,契約,ある団体内の部門相互間でのサービスについての合意など

である。 

注記2 依頼者は,最終利用者であることもあるが,それに限定されない。 

3.2.6 

最終利用者(end user) 

最終的に翻訳サービス又は通訳サービスを受ける人又は集団。エンドユーザーともいう。 

3.2.7 

認証(authorization) 

特定の個人が専門的サービスを提供する資格を第三者が保証すること。 

Y 5001:2020  

3.3 

翻訳サービスに用いる用語 

3.3.1 

テキスト(text) 

記述形式のコンテンツ。テクストともいう。 

3.3.2 

文書(document) 

コンテンツ及びそれを含む媒体。 

3.3.3 

翻訳サービス(translation service) 

翻訳及びそれに関連する役務。 

3.3.4 

翻訳サービス提供者,TSP(translation service provider, TSP) 

翻訳サービスを提供する個人又は組織。 

3.3.5 

翻訳ワークフロー(translation workflow) 

訳文言語のコンテンツを作成するために必要な一連の作業。 

3.3.6 

訳文チェック(review, monolingual editing) 

訳文言語のコンテンツだけを対象として,翻訳品質がその主題分野からみて的確であること,及び翻訳

サービス提供者とサービス利用者との間で合意した目的に対して適切であることを確認する校閲作業。訳

文校閲又はモノリンガルチェックともいう(ISO 17100参照)。 

3.3.7 

対訳チェック(revision, bilingual editing) 

訳文言語のコンテンツが事実に照らしても言語的にも的確であること,及び翻訳サービス提供者とサー

ビス利用者との間で合意した目的に対して適切であることを確認するため,訳文言語のコンテンツを原文

言語のコンテンツと照合して行う校閲作業。対訳校閲又はバイリンガルチェックともいう(ISO 17100参

照)。 

3.3.8 

最終チェック(proofread) 

納品前に訳文チェック済の訳文言語のコンテンツを総合的に検査し,必要な修正を行うこと。最終校閲

ともいう。 

3.3.9 

検品(verification) 

仕様が満たされていることを翻訳サービス提供者のプロジェクト管理者が確認すること。 

3.3.10 

是正処置(corrective action) 

再発防止を目的として,翻訳プロセスにおいて要求事項に適合しなかった原因を除去するために行う処

置。 

3.3.11 

プロジェクト管理(project management) 

Y 5001:2020  

プロジェクトの目的を達成するために行う,翻訳プロジェクトのあらゆる側面の計画,編成,監視,制

御,及び報告。 

3.3.12 

プロジェクト(project) 

時間,コスト,資源などの制約を含む特定の要件に適合する目標を達成するために行う,開始日及び終

了日を設定して調整され制御された一連の作業から構成される独自の翻訳プロセス。 

3.3.13 

製品(product) 

翻訳プロセスの結果。 

3.3.14 

力量(competence) 

意図した結果を達成するために,知識,経験及び技能を適用する能力。 

3.3.15 

ロケール(locale) 

最終利用者の言語的,文化的,技術的及び地理的な慣習に特有の一連の特徴,情報又は規約(ISO 17100

参照)。 

注記1 地理的な慣習には,日付,時刻及び数字に関する特定の記述規則,その他の慣例などが含ま

れる。例えば,日本語では,日本人名は“姓−名”の順序で書く。 

注記2 同じ英語でもイギリス英語とアメリカ英語とでは,語彙,つづ(綴)り,意味などが異なる。

IETF言語タグを用いて,corn(en-GB)(イギリス英語でコムギ),corn(en-US)(アメリカ英語

でトウモロコシ)のように区別できる。 

3.3.16 

ローカライゼーション(localization) 

製品及びサービスを異なるロケールに適応させること。ローカリゼーションともいう。 

3.3.17 

スタイルガイド(style guide) 

編集及び書式に関する一連の指示事項。 

3.4 

通訳サービスに用いる用語 

3.4.1 

A言語(A language) 

通訳者が,第一言語又はそれと同等な言語運用能力をもつ言語。 

3.4.2 

B言語(B language) 

通訳者にとって,堪能ではあるが,第一言語でない言語。 

3.4.3 

C言語(C language) 

通訳者が,自らのA言語又はB言語以外で通訳することのできる言語。 

3.4.4 

音声言語(spoken language) 

口頭で表現される言語。 

Y 5001:2020  

3.4.5 

手話通訳(signed language interpreting) 

二つの異なる手話の間,又は手話と音声言語との間の通訳。 

3.4.6 

話者(speaker) 

音声言語又は手話を用いて,聞き手に話をする人。 

3.4.7 

同時通訳(simultaneous interpreting) 

原文言語による発声又は手話を中断せず,同時に実施する通訳手法。 

3.4.8 

逐次通訳(consecutive interpreting) 

原文言語による発声又は手話を断続させて実施する通訳手法。 

注記 通訳者は,通常,補助としてメモ取りを用いる。ただし,手話の場合はこの限りではない。 

3.4.9 

リレー通訳(relay interpreting) 

原文言語による発声又は手話を訳文言語に直接通訳するのではなく,他の通訳者が訳したものを介して

訳文言語に通訳する手法。 

注記 複数の言語とその通訳者が関わっており,話者の言語を理解できない通訳者がいる場合,自分

の理解できる言語に通訳されたものを基に訳すようなケースをいう。 

3.4.10 

遠隔通訳(distance interpreting, remote interpreting) 

情報通信技術を利用して,通訳者とは異なる場所にいる話者の発声又は手話を通訳すること。 

3.4.11 

サイトトランスレーション(sight translation) 

記述による原文言語を,発声又は手話によって訳文言語に通訳すること。 

3.4.12 

ウィスパリング通訳(chuchotage, whispered interpreting) 

通訳者が聞き手のそばで,通訳機器を使わずに耳元で小さな声(ささやき)で話す同時的通訳手法。ウ

ィスパリングともいう。 

注記 少人数,理想的には一人又は二人の聞き手に対する通訳で使用する。 

3.4.13 

会議通訳(conference interpreting) 

技術,政治,科学その他専門的な会議,講演,セミナーなどにおいて,複数言語間のコミュニケーショ

ンに用いる通訳。 

3.4.14 

コミュニティー通訳(community interpreting, public service interpreting) 

社会で提供されているサービスに言語障壁によってアクセスできない人のために,アクセスを可能にす

る通訳。 

例 行政通訳,教育通訳,被災者支援通訳 

Y 5001:2020  

3.4.15 

医療通訳(healthcare interpreting, medical interpreting) 

保健・医療サービス利用者又はその付き添いの人と,保健・医療サービス提供者又は保健・医療管理者

とが言語を異にする場合の,病気の予防及び治療に関連したコミュニケーションの通訳。 

3.4.16 

通訳サービス提供者,ISP(interpreting service provider, ISP) 

依頼者に通訳サービスを提供する個人又は組織。 

3.4.17 

メモ取り(note-taking) 

逐次通訳において,情報の記憶,概念化又は要約のために通訳者が用いる手法。ノートテイキングとも

いう。 

注記 記号,略語,単語,図形などが用いられ,通訳者によって方法は異なる。 

3.5 

技術に関連する用語 

3.5.1 

人手翻訳(human translation) 

翻訳者が行う翻訳。人間翻訳ともいう。 

3.5.2 

自然言語,NL(natural language, NL) 

人間が記述し,話し又は手話をするときに使用する言語。 

注記 自然言語ではない言語は人工言語である。その中には,例えば,C++などのプログラム言語が

ある。 

3.5.3 

制限言語(controlled natural language, controlled language, CNL) 

曖昧さ及び複雑さを軽減する目的で,文法及び語彙を人為的に制限した自然言語。 

3.5.4 

翻訳支援ツール,CATツール(computer-aided translation tool, CAT tool) 

人手翻訳を支援するために使われるソフトウェアアプリケーション。機械支援翻訳ツールともいう。 

3.5.5 

コンピューター支援翻訳,CAT(computer-aided translation, CAT) 

翻訳支援ツールを使って翻訳者が行う翻訳。機械支援翻訳ともいう。 

3.5.6 

翻訳メモリー,TM(translation memory, TM) 

原文言語のテキストと訳文言語のテキストとを一対として蓄積するデータベース。 

注記 翻訳メモリーの目的は,過去に翻訳されたコンテンツを容易に検索・利用できるようにするこ

とである。 

3.5.7 

セグメント(segment) 

事前に定義された規則に従ってテキストを分割した結果としてのテキスト単位。 

3.5.8 

機械翻訳,MT(machine translation, MT) 

Y 5001:2020  

言語で記述されたテキストを,コンピューターを用いて自動的に翻訳すること。 

3.5.9 

機械翻訳システム(machine translation system, MT system) 

機械翻訳の実行に用いる技術。 

3.5.10 

機械翻訳出力(machine translation output, MT output) 

機械翻訳の結果。 

3.5.11 

ポストエディット(post-editing) 

機械翻訳出力の編集及び修正。機械翻訳後(あと)編集ともいう。 

3.5.12 

フルポストエディット(full post-editing) 

人手翻訳の結果と同等の翻訳出力を得るためのポストエディット。 

3.5.13 

通訳ブース(booth, simultaneous interpreting booth) 

通訳者の作業スペースが入る独立型のユニット。 

Y 5001:2020  

参考文献 

[1] JIS Q 9000:2015 品質マネジメントシステム−基本及び用語 

[2] ISO 5127:2017,Information and documentation−Foundation and vocabulary 

注記 ISO 5127:2001に対応した,JIS X 0701:2005(情報及びドキュメンテーション−用語)が発行

されている。 

[3] ISO 13611:2014,Interpreting−Guidelines for community interpreting 

[4] ISO 17100:2015,Translation services−Requirements for translation services 

[5] ISO 18587:2017,Translation services−Post-editing of machine translation output−Requirements 

[6] ISO 18841:2018,Interpreting services−General requirements and recommendations 

[7] ISO 20108:2017,Simultaneous interpreting−Quality and transmission of sound and image input−

Requirements 

[8] ISO 20109:2016,Simultaneous interpreting−Equipment−Requirements 

[9] ISO/TS 11669:2012,Translation projects−General guidance 

[10] IETF BCP47,Tags for identifying languages, (https://tools.ietf.org/html/bcp47) 

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Y 5001:2020  

附属書JA 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

JIS Y 5001:2020 翻訳サービス及び通訳サービスに用いる用語 

ISO 20539:2019,Translation, interpreting and related technology−Vocabulary 

(I)JISの規定 

(II) 
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの評
価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範囲 翻訳サービス及び通訳

サービスに用いる用語
及び定義について規定。 

翻訳,通訳及び関連
技術の用語及び定
義について規定。 

削除 

機械翻訳を含む翻訳及び通訳分野の基盤
となる用語を対象とし,通訳関連技術分
野の用語は今回削除した。 

通訳関連技術の用語については,
普及状況を調査して次回の改正
時に検討する。 

3 用語及び
定義 
3.1 基本用
語 


3.1 

 
主要な用語 

削除 

対応国際規格の3.1で規定する12語のう
ち,6語(source language content,target 
language content,translate,interpret,
translator及びinterpreter)を削除した。 

我が国では動詞形を別途定義す
る必要はないため削除した。 
-or,-erの付いた“人”を表す語
は,原則として削除した。要素と
なる語が定義語として規定され
ている複合語は削除した。 

3.3 翻訳サ
ービスに用
いる用語 

3.3 

翻訳に関連する用
語 

削除 

対応国際規格の3.3で規定する28語のう
ち11語(translation output,reviewer,
reviser,check,proofreader,correction,
project manager,process,legal translator,
specialist field及びlocale convention)を削
除した。 

要素となる語が定義語として規
定されている複合語は削除した。 

変更 

3.3.3翻訳サービスは独自の幅広い定義と
した。 

我が国の実情に合わせて定義し
た。 

変更 

3.3.6訳文チェックはISO 17100の定義も
参考にして定義した。 

我が国の実情に合わせて定義し
た。 

変更 

3.3.7対訳チェックはISO 17100の定義も
参考にして定義した。 

我が国の実情に合わせて定義し
た。 

変更 

3.3.15ロケールはISO 17100などが採用す
る定義を採用した。 

我が国の実情に合わせて定義し
た。 

2

Y

 5

0

0

1

2

0

2

0

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10 

Y 5001:2020  

(I)JISの規定 

(II) 
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの評
価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3.4 通訳サ
ービスに用
いる用語 

3.4 

通訳に関連する用
語 

削除 

対応国際規格の3.4で規定する30語のう
ち13語(spoken language interpreting,
communicative stetting,communicative 
event,signer,mode,legal interpreting,legal 
interpreter,community interpreter,healthcare 
interpreter,participant,chairperson,audience
及びprotocol)を削除した。 

要素となる語が規定されている
複合語等は削除した。 
-or,-erの付いた“人”を表す語
は,原則として削除した。 
一般用語としての定義と変わら
ない定義をもつ用語は削除した。 

3.5 技術に
関連する用
語 

3.5.1 

翻訳技術に関連す
る用語 

削除 

対応国際規格の3.5.1で規定する14語の
うち,post-edit及びpost-editorの2語を削
除した。 

我が国では動詞形を別途定義す
る必要はないため削除した。 
-or,-erの付いた“人”を表す語
は,原則として削除した。 

3.5.3 

通訳技術に関する
用語 

削除 

対応国際規格の3.5.2で規定する35語の
うち,boothを除く34語を削除した。 

通訳サービス分野では多用され
ていないので削除した。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 20539:2019,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 削除 ················ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD ··············· 国際規格を修正している。 

2

Y

 5

0

0

1

2

0

2

0

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11 

Y 5001:2020  

用語索引(五十音順) 

用語 

番号 

英語(参考) 

【あ】 ISP 

3.4.16 

interpreting service provider, ISP 

依頼者 

3.2.5 

client 

医療通訳 

3.4.15 

healthcare interpreting, medical interpreting 

ウィスパリング通訳 

3.4.12 

chuchotage, whispered interpreting 

A言語 

3.4.1 

A language 

NL 

3.5.2 

natural language, NL 

MT 

3.5.8 

machine translation, MT 

遠隔通訳 

3.4.10 

distance interpreting, remote interpreting 

音声言語 

3.4.4 

spoken language 

【か】 会議通訳 

3.4.13 

conference interpreting 

機械翻訳 

3.5.8 

machine translation, MT 

機械翻訳システム 

3.5.9 

machine translation system, MT system 

機械翻訳出力 

3.5.10 

machine translation output, MT output 

言語 

3.1.1 

language 

言語運用能力 

3.2.2 

language proficiency 

検品 

3.3.9 

verification 

原文言語 

3.1.3 

source language 

コミュニティー通訳 

3.4.14 

community interpreting, public service interpreting 

コンテンツ 

3.1.2 

content 

コンピューター支援翻訳 

3.5.5 

computer-aided translation, CAT 

【さ】 最終チェック 

3.3.8 

proofread 

最終利用者 

3.2.6 

end user 

サイトトランスレーション 

3.4.11 

sight translation 

CAT 

3.5.5 

computer-aided translation, CAT 

CATツール 

3.5.4 

computer-aided translation tool, CAT tool 

C言語 

3.4.3 

C language 

自然言語 

3.5.2 

natural language, NL 

主題分野 

3.2.4 

subject field, domain 

手話 

3.2.3 

signed language 

手話通訳 

3.4.5 

signed language interpreting 

スタイルガイド 

3.3.17 

style guide 

制限言語 

3.5.3 

controlled natural language, controlled language, CNL 

製品 

3.3.13 

product 

セグメント 

3.5.7 

segment 

是正処置 

3.3.10 

corrective action 

background image

12 

Y 5001:2020  

用語 

番号 

英語(参考) 

【た】 対訳チェック 

3.3.7 

revision, bilingual editing 

逐次通訳 

3.4.8 

consecutive interpreting 

通訳 

3.1.6 

interpreting, interpretation 

通訳サービス提供者 

3.4.16 

interpreting service provider, ISP 

通訳ブース 

3.5.13 

booth, simultaneous interpreting booth 

TM 

3.5.6 

translation memory, TM 

TSP 

3.3.4 

translation service provider, TSP 

テキスト 

3.3.1 

text 

同時通訳 

3.4.7 

simultaneous interpreting 

ドメイン 

3.2.4 

subject field, domain 

【な】 認証 

3.2.7 

authorization 

【は】 場面依存言語変種 

3.2.1 

language register 

B言語 

3.4.2 

B language 

人手翻訳 

3.5.1 

human translation 

フルポストエディット 

3.5.12 

full post-editing 

プロジェクト 

3.3.12 

project 

プロジェクト管理 

3.3.11 

project management 

文書 

3.3.2 

document 

ポストエディット 

3.5.11 

post-editing 

翻訳 

3.1.5 

translation 

翻訳サービス 

3.3.3 

translation service 

翻訳サービス提供者 

3.3.4 

translation service provider, TSP 

翻訳支援ツール 

3.5.4 

computer-aided translation tool, CAT tool 

翻訳メモリー 

3.5.6 

translation memory, TM 

翻訳ワークフロー 

3.3.5 

translation workflow 

【ま】 メモ取り 

3.4.17 

note-taking 

【や】 訳文言語 

3.1.4 

target language 

訳文チェック 

3.3.6 

review, monolingual editing 

【ら】 力量 

3.3.14 

competence 

リレー通訳 

3.4.9 

relay interpreting 

レジスター 

3.2.1 

language register 

ローカライゼーション 

3.3.16 

localization 

ロケール 

3.3.15 

locale 

【わ】 話者 

3.4.6 

speaker 

background image

13 

Y 5001:2020  

用語索引(アルファベット順) 

英語(参考) 

番号 

用語 

【A】 A language 

3.4.1 

A言語 

authorization 

3.2.7 

認証 

【B】 B language 

3.4.2 

B言語 

bilingual editing 

3.3.7 

対訳チェック 

booth 

3.5.13 

通訳ブース 

【C】 C language 

3.4.3 

C言語 

CAT 

3.5.5 

コンピューター支援翻訳,CAT 

CAT tool 

3.5.4 

翻訳支援ツール,CATツール 

chuchotage 

3.4.12 

ウィスパリング通訳 

client 

3.2.5 

依頼者 

CNL 

3.5.3 

制限言語 

community interpreting 

3.4.14 

コミュニティー通訳 

competence 

3.3.14 

力量 

computer-aided translation 

3.5.5 

コンピューター支援翻訳,CAT 

computer-aided translation tool 

3.5.4 

翻訳支援ツール,CATツール 

conference interpreting 

3.4.13 

会議通訳 

consecutive interpreting 

3.4.8 

逐次通訳 

content 

3.1.2 

コンテンツ 

controlled language 

3.5.3 

制限言語 

controlled natural language 

3.5.3 

制限言語 

corrective action 

3.3.10 

是正処置 

【D】 distance interpreting 

3.4.10 

遠隔通訳 

document 

3.3.2 

文書 

domain 

3.2.4 

主題分野,ドメイン 

【E】 end user 

3.2.6 

最終利用者 

【F】 full post-editing 

3.5.12 

フルポストエディット 

【H】 healthcare interpreting 

3.4.15 

医療通訳 

human translation 

3.5.1 

人手翻訳 

【I】 interpretation 

3.1.6 

通訳 

interpreting 

3.1.6 

通訳 

interpreting service provider 

3.4.16 

通訳サービス提供者,ISP 

ISP 

3.4.16 

通訳サービス提供者,ISP 

background image

14 

Y 5001:2020  

英語(参考) 

番号 

用語 

【L】 language 

3.1.1 

言語 

language proficiency 

3.2.2 

言語運用能力 

language register 

3.2.1 

レジスター,場面依存言語変種 

locale 

3.3.15 

ロケール 

localization 

3.3.16 

ローカライゼーション 

【M】 machine translation 

3.5.8 

機械翻訳,MT 

machine translation output 

3.5.10 

機械翻訳出力 

machine translation system 

3.5.9 

機械翻訳システム 

medical interpreting 

3.4.15 

医療通訳 

monolingual editing 

3.3.6 

訳文チェック 

MT 

3.5.8 

機械翻訳,MT 

MT output 

3.5.10 

機械翻訳出力 

MT system 

3.5.9 

機械翻訳システム 

【N】 natural language 

3.5.2 

自然言語,NL 

NL 

3.5.2 

自然言語,NL 

note-taking 

3.4.17 

メモ取り 

【P】 post-editing 

3.5.11 

ポストエディット 

product 

3.3.13 

製品 

project 

3.3.12 

プロジェクト 

project management 

3.3.11 

プロジェクト管理 

proofread 

3.3.8 

最終チェック 

public service interpreting 

3.4.14 

コミュニティー通訳 

【R】 relay interpreting 

3.4.9 

リレー通訳 

remote interpreting 

3.4.10 

遠隔通訳 

review 

3.3.6 

訳文チェック 

revision 

3.3.7 

対訳チェック 

【S】 segment 

3.5.7 

セグメント 

sight translation 

3.4.11 

サイトトランスレーション 

signed language 

3.2.3 

手話 

signed language interpreting 

3.4.5 

手話通訳 

simultaneous interpreting 

3.4.7 

同時通訳 

simultaneous interpreting booth 

3.5.13 

通訳ブース 

source language 

3.1.3 

原文言語 

speaker 

3.4.6 

話者 

spoken language 

3.4.4 

音声言語 

style guide 

3.3.17 

スタイルガイド 

subject field 

3.2.4 

主題分野,ドメイン 

background image

15 

Y 5001:2020  

英語(参考) 

番号 

用語 

【T】 target language 

3.1.4 

訳文言語 

text 

3.3.1 

テキスト 

TM 

3.5.6 

翻訳メモリー,TM 

translation 

3.1.5 

翻訳 

translation memory 

3.5.6 

翻訳メモリー,TM 

translation service 

3.3.3 

翻訳サービス 

translation service provider 

3.3.4 

翻訳サービス提供者,TSP 

translation workflow 

3.3.5 

翻訳ワークフロー 

TSP 

3.3.4 

翻訳サービス提供者,TSP 

【V】 verification 

3.3.9 

検品 

【W】 whispered interpreting 

3.4.12 

ウィスパリング通訳