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X 9303-6:2006 (ISO/IEC 11581-6:1999) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人ビジネス機械・情報システム産業協

会(JBMIA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO/IEC 11581-6:1999,Information 

technology−User system interfaces and symbols−Icon symbols and functions−Part 6: Action iconsを基礎として

用いた。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。 

JIS X 9303の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS X 9303-1 第1部:アイコン一般 

JIS X 9303-2 第2部:オブジェクトアイコン 

JIS X 9303-3 第3部:ポインタアイコン 

JIS X 9303-6 第6部:動作アイコン 

X 9303-6:2006 (ISO/IEC 11581-6:1999) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1. 適用範囲 ························································································································ 1 

2. 適合性 ··························································································································· 1 

3. 引用規格 ························································································································ 2 

4. 定義 ······························································································································ 2 

5. 動作アイコンの概念的構成 ································································································ 2 

6. 動作アイコンに対する要求事項及び推奨事項 ········································································ 2 

6.1 要求事項 ······················································································································ 2 

6.2 推奨事項 ······················································································································ 3 

7. 動作アイコンの仕様 ········································································································· 3 

7.1 一般動作アイコン ·········································································································· 3 

7.2 ファイル動作アイコン ···································································································· 4 

7.3 印刷動作アイコン ·········································································································· 6 

7.4 編集動作アイコン ·········································································································· 7 

7.5 コマンド反転動作アイコン ······························································································ 8 

7.6 テキスト動作アイコン ···································································································· 9 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

X 9303-6:2006 

(ISO/IEC 11581-6:1999) 

情報技術−ユーザシステムインタフェース 

及びシンボル−アイコン及び機能− 

第6部:動作アイコン 

Information technology-User system interfaces and symbols-Icon 

symbols and functions-Part 6: Action icons 

序文 この規格は,1999年に第1版として発行されたISO/IEC 11581-6,Information technology−User system 

interfaces and symbols−Icon symbols and functions−Part 6: Action iconsを翻訳し,技術的内容及び規格票の様

式を変更することなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。 

使用者は,動作アイコンによって,あらかじめ選択された又はあらかじめ設定されたオブジェクトに作

用する機能を呼び出すことができる。動作アイコンによって開始される機能は,メニュー上のテキストコ

マンドによって利用することができる。動作アイコンは,それらのテキストコマンドを図式表現すること

によって,機能をより直接的に使用できるようにする。 

この規格に含まれているアイコン機能及びグラフィックは,現在のプラットフォーム及びアプリケーシ

ョン全体に共通した用途に基づいて選ばれた。 

1. 適用範囲 この規格は,画面上に表示され,使用者が操作及び対話することができ,かつ,データ又

はコンピュータシステムの機能を表すアイコンについて規定する。この規格は,動作アイコンを取り扱う。

動作アイコンは,使用者に意図した動作を連想させるオブジェクトを使って動作を表現する。この規格は,

画面上の動作アイコンと使用者との対話,及びその外観について規定する。他の種類のアイコンは,この

規格群の他の部で規定する。 

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。 

ISO/IEC 11581-6:1999,Information technology−User system interfaces and symbols−Icon symbols 

and functions−Part 6: Action icons (IDT) 

参考 原国際規格には記述されていないが,新しいポインタアイコンを規格に追加する場合は,JIS X 

9303-2の附属書Aに従って提出する。 

2. 適合性 システム,アプリケーション又はアイコン群(一つ以上のアイコン)がこの規格に適合する

には,そのシステム又はアプリケーションで使用者が利用できるすべての動作アイコンが,JIS X 9303-1

の5.及び6.1に適合し,かつ,6.1.1〜6.1.3に適合しなければならない。 

X 9303-6:2006 (ISO/IEC 11581-6:1999) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発効年を付記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用

する。 

JIS X 9303-1 情報技術−ユーザシステムインタフェース及びシンボル−アイコン及び機能−第1

部:アイコン一般 

備考 ISO/IEC 11581-1:2000,Information technology−User system interfaces and symbols−Icon 

symbols and functions−Part 1: Icons−Generalが,この規格と一致している。 

JIS X 9303-2 情報技術−ユーザシステムインタフェース及びシンボル−アイコン及び機能−第2

部:オブジェクトアイコン 

備考 ISO/IEC 11581-2:2000,Information technology−User system interfaces and symbols−Icon 

symbols and functions−Part 2: Object iconsが,この規格と一致している。 

JIS X 9303-3 情報技術−ユーザシステムインタフェース及びシンボル−アイコン及び機能−第3

部:ポインタアイコン 

備考 ISO/IEC 11581-3:2000,Information technology−User system interfaces and symbols−Icon 

symbols and functions−Part 3: Pointer iconsが,この規格と一致している。 

4. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS X 9303-1,JIS X 9303-2及びJIS X 9303-3によるほか,

次による。 

4.1 

動作アイコン (action icon) 選択された対象(操作元)及び/又は目標(操作先)に働きかけるア

イコンで,通常はメニューから利用できる機能を一つの操作で使えるようにするアイコン。 

備考 “切取り”など一部の動作アイコンでは,対象(操作元)は事前に選択されており,目標(操

作先)はシステムが標準的に定めた既定のものである。“はり(貼)付け”では,対象は標準的

に定まっているが,目標は使用者が選択しなければならない。 

4.2 

ファイルシステム (filing system) 文書,フォルダ,ファイルキャビネットなどのオブジェクトを整

理して収納する入れ物。 

5. 動作アイコンの概念的構成 動作アイコンの概念的構成は,JIS X 9303-2の5.にあるオブジェクトア

イコンに示しているものと同様である。動作アイコンの比ゆ(喩)は,関連機能を呼び出すのにボタンを

押すということである。 

6. 動作アイコンに対する要求事項及び推奨事項  

6.1 

要求事項  

6.1.1 

グラフィック及び機能 システム又はアプリケーションが動作アイコンを使用する場合,そのグラ

フィックの外観が,7.で規定している具体的変形の範囲内であり,かつ,JIS X 9303-1で規定している包括

的変形内であるならば,その動作アイコンは,7.で規定している主機能を果たさなければならない。 

6.1.2 

配置 関連する動作アイコンは,一緒にグループ化しなければならない。これらのグループは,行,

列又は四角の領域(ボックス)の中に一緒に配置しなければならない。 

6.1.3 

選択 動作アイコンの選択は,ポインタで指示し,関連入力機器を作動させる(例えば,マウスボ

タンをクリックする。)ことによって行わなければならない。 

X 9303-6:2006 (ISO/IEC 11581-6:1999) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

6.1.4 

視覚によるフィードバック 使用できる機能及び使用できない機能を表す動作アイコンの間には,

視覚的に明りょうな区別がなされなければならない。 

動作アイコンによって機能が呼び出された場合は,状況変化を視覚的に伝えるようにしなければならな

い。動作の状態を示す場合にも,その状態変化を視覚的に伝えるようにしなければならない。 

備考 一般に,動作アイコンは,本物の立体押しボタンのように表現され,それと同じように動作す

る。 

使用者に作動した動作アイコンの状態変化を視覚的に伝えるには,一貫性及び論理性が保たれなければ

ならない。 

6.2 

推奨事項  

6.2.1 

機能及びグラフィック システム又はアプリケーションが,7.で規定している主機能を果たす動作

アイコンを使用する場合は,そのグラフィックの外観が,7.で規定した具体的変形の範囲内であり,かつ,

JIS X 9303-1の6.3に規定する包括的変形の範囲内であることが望ましい。 

6.2.2 

比ゆ(喩) 実際のボタン及びその動作の比ゆ(喩)を強化するのに,影及び強調表示を用いたセ

ル内で動作アイコンを表現してもよい。 

6.2.3 

配置 動作アイコンを7.に従って提供する場合は,7.で規定するのと同じ集合内に,それらのアイ

コンをグループ化することが望ましい。 

6.2.4 

色 動作アイコンに色付けしてもよい。 

6.2.5 

外観 同様な選択状態にあるすべてのアイコンは,同様なビジュアル表現の度合いで示すことが望

ましい。 

6.2.6 

書体 文字,数字,句読点及び算術記号を動作アイコンの組込み要素として使用する場合は,複雑

でない書体を採用することが望ましい。すべてのテキストは,簡潔であることが望ましい。 

7. 動作アイコンの仕様 ここでの分類は,関連する動作アイコンをグループ化するために行っている。

動作アイコンは,次の六つの集合に分類される。 

− 一般動作アイコン(7.1参照) 

− ファイ動作アイコン(7.2参照) 

− 印刷動作アイコン(7.3参照) 

− 編集動作アイコン(7.4参照) 

− コマンド反転動作アイコン(7.5参照) 

− テキスト動作アイコン(7.6参照) 

次のアイコン仕様において示された図は,その動作アイコンに対する基本的なグラフィックであり,包

括的変形(JIS X 9303-1の6.3参照)及び具体的変形に対応することを条件としている。適切な場合には,

それぞれのアイコンごとに列挙してある。 

どの分類のグラフィックも,ボタン上面の端だけを表す長方形の輪郭線の枠で示してある。枠の大きさ

及びその枠中でのグラフィックの位置は,例示してあるにすぎず,実装に依存する。6.1.4で触れた立体的

なボタンの効果は,ここには含めていない。 

各枠内のグレーの領域はボタン表面の背景色を表しているが,グラフィック内の白色の領域は,描写さ

れるオブジェクトによって,適切に配色することが望ましい。 

7.1 

一般動作アイコン   

7.1.1 

ヘルプ  

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X 9303-6:2006 (ISO/IEC 11581-6:1999) 

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主機能 システムのヘルプ機能を利用できるようにする。ヘルプには,一般的なヘルプ及び使用者が選択

したオブジェクトに関係するヘルプがある。 

具体例 疑問符。 

構成要素 ラテン系言語で一般的に使用されている疑問符。 

グラフィック 

7.1.2 

検索   

主機能 使用者が指定したオブジェクトを,現在のシステム又はアプリケーション内で見つける。このア

イコンは,この機能の目標を特定するために,追加構成要素によって更に強化することが望ましい(JIS X 

9303-1の6.参照)。 

具体例 懐中電灯。 

構成要素 

− 懐中電灯。結合された二つの斜めの円筒から構成され,それはボタンの上面,すなわち枠の左上から

中心に向いている。大きい方の円筒が枠の中心にある。 

− 光線。大きい方の円筒から枠の右下隅の全般方向に発する一連の線。 

グラフィック 

具体的変形 

− 懐中電灯は,どの方向を向いていてもよい。 

− 光線は,他の手段(例えば,強調表示した領域)によって示してもよい。 

7.2 

ファイル動作アイコン  

7.2.1 

新規作成  

主機能 新規文書を作成する。 

具体例 何も書かれていない文書。 

構成要素  

− 文書(JIS X 9303-2の7.1.1参照)。 

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グラフィック 

具体的変形 せん(閃)光。輝き。星形。文書の折り曲げられていない方の上隅に置かれた八つの頂点を

もった星。 

7.2.2 

開く  

主機能 既存文書を開く。事前に選択されている文書がない場合は,使用者をファイルシステムに直接に

導く。 

具体例 矢印がそこから動き出している,開いたフォルダ。 

構成要素 

− 開いたフォルダ(JIS X 9303-2の7.1.2に基づく。) 

− 方向を示す矢印。セルの右上隅に置かれ,フォルダの上にあり,右上を指して,開いたフォルダから

離れていく。 

グラフィック 

具体的変形 

− スペース的に詳細な追加が許容できる場合は,フォルダから動き出していく文書を表現するオブジェ

クトを含めてもよい。 

− 右から左に書く言語(右横書きの言語)では,グラフィックを水平方向に反転してもよい。 

7.2.3 

保存  

主機能 文書を開いたまま,同じ名前で現在の文書をファイルシステム内に保存する。 

具体例 矢印がその中に入っていく,開いたフォルダ。 

構成要素 

− 開いたフォルダ(JIS X 9303-2の7.1.2に基づく。) 

− 方向を示す矢印。枠の左上隅に置かれ,下向きで,開いたフォルダの中を指している。 

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グラフィック 

具体的変形 

− スペース的に詳細な追加が許容できる場合は,フォルダの中に入っていく文書を表現するオブジェク

トを含めてもよい。 

− 右から左に書く言語(右横書きの言語)では,グラフィックを水平方向に反転してもよい。 

7.3 

印刷動作アイコン  

7.3.1 

印刷プレビュー  

主機能 印刷のために,現在の文書のレイアウト及び構成の外観を示す。一般に,複数段階の拡大又は縮

小を使用することができる。 

具体例 拡大鏡を上に重ねた文書。  

構成要素 

− 文書(JIS X 9303-2の7.1.1参照)。 

− 拡大鏡。取っ手を表す斜線が右下に付いている円。拡大鏡の円部分が文書の右下に重なる。 

グラフィック 

7.3.2 

印刷  

主機能 システム又はアプリケーション内にあらかじめ決定された設定に従って,現在の文書を印刷する。 

具体例 文書が出てきている電気機械式プリンタ。 

構成要素 

− プリンタ(JIS X 9303-2の7.1.5参照) 

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グラフィック 

7.4 

編集動作アイコン  

7.4.1 

切取り  

主機能 事前選択されているテキスト又はオブジェクトを,現在の文書から一時的な記憶場所の中に移す。 

具体例 開いたはさみ(鋏)。 

構成要素 取っ手が付いている,開いた交差する二つの刃。はさみ(鋏)の開いた刃の部分は上を向いて

いる。 

グラフィック 

具体的変形 はさみ(鋏)は,どの方向を向いていてもよい。 

7.4.2 

コピー  

主機能 文書内の別の場所に再配置するために,あらかじめ選択されているテキスト又はオブジェクトを

格納バッファに複写する。 

具体例 二つの同一オブジェクト。 

構成要素 

− 前部のオブジェクト。高さが幅より大きい長方形。長方形の辺に触れていない等間隔の複数の水平線

が長方形の中に含まれている。 

− 後部のオブジェクト。前部のオブジェクトと同じであるが,その後ろ(左上に)に置かれている。前

部のオブジェクトが後部のオブジェクトを部分的に隠している。 

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グラフィック 

具体的変形 上から下に書く言語(縦書きの言語)では,長方形の中の水平線を垂直に配置してもよい。 

7.4.3 

はり(貼)付け  

主機能 格納バッファからテキスト又はオブジェクトを複写し,文書内の現在のカーソル位置にそれを置

く。 

具体例 接着剤のポット及びは(刷)毛 

構成要素 

− 接着剤のポット。隅が曲線であり,高さが幅より大きい長方形,及び大きい方の長方形の上に置かれ

た幅が,高さより大きい2番目の長方形。2番目の長方形は,ポットの首を表している。 

− は(刷)毛。ポットのふた(蓋)を表すだ(楕)円形がその中心と直角に交差しており,実際のは(刷)

毛を表す形状の線が下端にある斜線。 

グラフィック 

7.5 

コマンド反転動作アイコン  

7.5.1 

元に戻す   

主機能 前の編集又はテキスト動作(ただし,“元に戻す”を除く。)を反転させ,オブジェクトを前の状

態に戻す。 

具体例 自身にUターンしている矢印。 

構成要素 

− 長い単一の軸をもった矢印で,グラフィックの左側で水平に始まり,反時計回りに約180度回って開

始位置のすぐ上の位置に戻るが,反対方向を指している。 

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グラフィック 

7.5.2 

やり直し  

主機能 前出の“元に戻す”動作を反転させ,オブジェクトを前の状態に戻す。 

具体例 自身にUターンしている矢印。 

構成要素 

− 長い単一の軸をもった矢印で,グラフィックの右側で水平に始まり,反時計回り約180度回って開始

位置のすぐ下の位置に戻るが,反対方向を指している。 

グラフィック 

7.6 

テキスト動作アイコン  

7.6.1 

テキスト書式動作アイコン  

7.6.1.1 

インデント増加  

主機能 テキストの文又は段落のインデントを,次のタブ位置まで増やす。 

具体例 右向き方向に動いている,複数のテキスト行の左側余白。  

構成要素  

− 矢印。水平に右を指してインデントの方向を示している。 

− 水平線。テキスト行を表している複数の水平線。矢印に直接に隣り合う下側の線は残りの線より短く,

特定の行が他の行とは独立してインデントされることを示している。 

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10 

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グラフィック 

具体的変形 

− 右から左に書く言語(右横書きの言語)では,グラフィックを水平方向に反転してもよい。 

− 上から下に書く言語(縦書きの言語)では,グラフィックを時計回りに90度回転させてもよい。 

7.6.1.2 

インデント減少  

主機能 テキストの文又は段落のインデントを,次のタブ位置まで減らす。 

具体例 左向き方向に動いている,複数のテキスト行の左側余白。 

構成要素  

− 矢印。水平に左を指してインデントの方向を示している。 

− 水平線。テキスト行を表している複数の水平線。矢印に直接に隣り合う下側の線は残りの線より短く,

特定の行が他の行とは独立してインデントされることを示している。 

グラフィック  

具体的変形  

− 右から左に書く言語(右横書きの言語)では,グラフィックを水平方向に反転してもよい。 

− 上から下に書く言語(縦書きの言語)では,グラフィックを時計回りに90度回転させてもよい。 

7.6.1.3 

列挙・番号付与  

主機能 番号の付いたリストを作成する。 

具体例 それぞれの前に数字の付いた,複数のテキスト行。 

構成要素  

− 数字。別個に配置されて垂直に並べられた数字。 

− 行。それぞれ一つが各数字の右に配置された複数の水平線。 

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11 

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グラフィック  

具体的変形 右から左に書く言語(右横書きの言語)では,数字を行の右にしてもよい。 

参考 この規定は,縦書き言語への応用を考えていないものなので,今後,原国際規格の改訂時に国

の代表団体を通して修正を行い,解決を図る必要がある。 

7.6.1.4 

箇条書き  

主機能 黒丸(行頭文字)付きのリストを作成する。 

具体例 それぞれの行の前に“黒丸”の付いた複数のテキスト行。 

構成要素 

− 黒丸。個別に配置されて垂直に並べられた複数の塗りつぶした円。 

− テキスト行。それぞれが黒丸の右に配置された複数の水平線。 

グラフィック  

具体的変形 

− 黒丸(行頭文字)は,塗りつぶした正方形又はその他の幾何形状であってもよい。 

− 右から左に書く言語(右横書きの言語)では,黒丸(行頭文字)を行の右にしてもよい。 

参考 この規定は,縦書き言語への応用を考えていないものなので,今後,原国際規格の改訂時に国

の代表団体を通して修正を行い,解決を図る必要がある。 

7.6.2 

テキスト属性動作アイコン  

7.6.2.1 

太字体  

主機能 選択したテキスト領域を太字体にする。[例えば,太くする(視覚的なウェイト)を増す。] 

具体例 太字 (bold)の文字“B”。 

構成要素 

− 太字のひげ飾りのある大文字の“B”。 

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12 

X 9303-6:2006 (ISO/IEC 11581-6:1999) 

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グラフィック 

具体的変形 英語でない言語の実装では,その言語で太字を想起させる文字,又ははん(汎)用文字“A”

によって文字を置き換えてよいが,いずれの場合にも,文字は,太字で(ラテン系言語の場合には)ひげ

飾り(セリフ)があり,(適切な場合には)大文字でなければならない。これらの変形は,すべてのテキス

ト属性動作アイコンを通して一貫していなければならない。 

7.6.2.2 

斜体   

主機能 選択したテキスト領域を斜体にする。 

具体例 斜体 (Italic)の文字“I” 

構成要素 

− 通常の太さの斜体でひげ飾りのある大文字の“I”。 

グラフィック 

具体的変形 英語でない言語の実装では,その言語で斜体を想起させる文字又ははん(汎)用文字“A”

によって文字を置き換えてよいが,いずれの場合にも,文字は,斜体で(ラテン系言語の場合には)ひげ

飾りがあり,(適切な場合には)大文字でなければならない。これらの変形は,すべてのテキスト属性動作

アイコンを通して一貫していなければならない。 

7.6.2.3 

下線  

主機能 選択したテキスト領域に下線を付ける。 

具体例 下線を付けた文字“U”。 

構成要素 

− 通常の太さでひげ飾りのある下線を付けた大文字の“U”。下線は,文字と同じ幅でなければならない。 

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13 

X 9303-6:2006 (ISO/IEC 11581-6:1999) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

グラフィック 

具体的変形 英語でない言語の実装では,その言語で下線を想起させる文字又ははん(汎)用文字“A”

によって文字を置き換えてよいが,いずれの場合にも,文字は,通常の太さで下線があり,(ラテン系言語

の場合には)ひげ飾りのある,(適切な場合には)大文字でなければならない。これらの変形は,すべての

テキスト属性動作アイコンを通して一貫していなければならない。 

参考 この規定は,縦書き言語への応用を考えていないものなので,今後,原国際規格の改訂時に国

の代表団体を通して修正提案を行い,解決を図る必要がある。 

7.6.3 

テキスト整列動作アイコン  

7.6.3.1 

左そろ(揃)え  

主機能 選択したテキストを左側余白に整列させる。 

具体例 左側に垂直に整列させたテキストのブロック。 

構成要素  

− 左側端を垂直に整列させ,右側端を凸凹に配置した一連の複数の水平線。 

グラフィック 

具体的変形 

− 右から左に書く言語(右横書きの言語)では,グラフィックを水平方向に反転してもよい。 

− 上から下に書く言語(縦書きの言語)では,グラフィックを時計回りに90度回転させてもよい。 

参考 この規定は,縦書き言語への応用を考えていないものなので,今後,原国際規格の改訂時に国

の代表団体を通して修正提案を行い,解決を図る必要がある。 

7.6.3.2 

右そろ(揃)え  

主機能 選択したテキストを右側余白に整列させる。 

具体例 右側に垂直に整列させたテキストのブロック。 

構成要素 

− 右側端を垂直に整列させ,左側端を凸凹に配置した一連の複数の水平線。 

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14 

X 9303-6:2006 (ISO/IEC 11581-6:1999) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

グラフィック 

具体的変形 

− 右から左に書く言語(右横書きの言語)では,グラフィックを水平方向に反転してもよい。 

− 上から下に書く言語(縦書きの言語)では,グラフィックを時計回りに90度回転させてもよい。 

参考 この規定は,縦書き言語への応用を考えていないものなので,今後,原国際規格の改訂時に国

の代表団体を通して修正提案を行い,解決を図る必要がある。 

7.6.3.3 

中央そろ(揃)え  

主機能 選択したテキストを左側余白と右側余白との間の中央に整列させる。 

具体例 目に見えない中心線を中心にして垂直に整列させたテキストのブロック。 

構成要素 

− 左側端及び右側端の両方を凸凹にするが,垂直中心線を中心にして対称パターンで配置した一連の複

数の水平線。 

グラフィック 

具体的変形 上から下に書く言語(縦書きの言語)では,グラフィックを時計回りに90度回転させてもよ

い。 

7.6.3.4 

均等そろ(揃)え  

主機能 選択したテキストを左側余白と右側余白との間で均等に整列させる。 

具体例 左側端及び右側端の両方で垂直に整列させたテキストのブロック。 

構成要素 

− 左側端及び右側端の両方で垂直に整列させた,長さが等しい一連の複数の水平線。 

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15 

X 9303-6:2006 (ISO/IEC 11581-6:1999) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

グラフィック 

具体的変形  

− 上から下に書く言語(縦書きの言語)では,グラフィックを時計回りに90度回転させてもよい。