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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

X 6002-1980 

情報処理系けん盤配列 

Keyboard Layout for Information Processing 

Using the JIS 7 Bit Coded Character Set 

1. 適用範囲 この規格は,JIS X 0201(情報交換用符号)の英字・片仮名用7単位符号を用いる両手操

作形情報処理系けん盤配列について規定する。 

なお,この規格は,けん盤上のキーの相対的な配置に関する規格であり,キー間隔,けん盤の傾斜,キ

ートップと間隔バーの形状,寸法のような物理的要因については対象外とする。キー上面の表示方法につ

いても規定しない。 

引用規格: 

JIS X 0201 情報交換用符号 

JIS X 0001 情報処理用語 

2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,JIS X 0001(情報処理用語)による。 

3. けん盤配列 けん盤配列は,図1又は図2のとおりとする。 

4. けん盤上のキーの種類 

4.1 

キーの種類と数 キーの種類は,図形文字キー,制御文字キー及びシフト機能キーから成り,図形

文字キーの数は48個とする。 

4.2 

けん盤に収容する図形文字 図形文字は,英字,片仮名,数字及び特殊文字に分類され,それぞれ

の数と種類は,次のとおりとする。 

4.2.1 

英字 

(1) 英字の大文字は,次の26個とする。 

M  N 

V W 

(2) 英字の小文字は,次の26個とする。 

X 6002-1980  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4.2.2 

片仮名は,次の55個とする。 

ア イ ウ エ オ 

ワ 

カ キ ク ケ コ 

ン 

サ シ ス セ ソ 

ヲ 

タ チ ツ テ ト 

ァ ィ ゥ ェ ォ 

ナ ニ ヌ ネ ノ 

ャ ュ ョ ッ 

ハ ヒ フ ヘ ホ 

マ ミ ム メ モ 

ヤ 

ユ 

ヨ 

ラ リ ル レ ロ 

background image

 
 

3

X

 6

0

0

2

-1

9

8

0

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図1 

備考1. キーの位置は,英字の列名と数字2けたの行番号の組合せで示す。 

2. シフト機能キーの制御範囲とキーの上面の表示の位置との関係は,おおむね右のとおりとする。 
3. 復帰と改行を別々に使用する場合のけん盤配列は,図1の右側のとおりとする。 
4. SOH,STX,ETB,ETX,EOTの各キーのF列上の関係位置は,おおむね図1のとおりとする。 
5. 間隔,H TABの各キーのA列上の関係位置は,おおむね図1のとおりとする。 
6. 字形の類似した特殊文字の内容は,右のとおりとする。 

B11 :アンダライン 

B08 :コンマ,セディユ 

D11 :アクサングラーブ 

E11 :負符号 

 :読点 

 :濁点 

E12 :オーバライン 

B09 :ピリオド 

D12 :半濁点 

E13 :長音符号 

 :句点 

E02 :引用符,ウムラウト 

  

B10 :中点 

E07 :アポストロフィー,アクサンテギュ 

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4

X

 6

0

0

2

-1

9

8

0

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図2 

備考1. キーの位置は,英字の列名と数字2けたの行番号の組合せで示す。 

2. シフト機能キーの制御範囲とキーの上面の表示の位置との関係は,おおむね右のとおりとする。 
3. 復改キーは,D〜C13又はD13に配置するものとする。 

復帰と改行を別々に使用する場合は,それぞれのキーをD13又はC13のいずれかに配置するものとする。 

4. 英数/仮名キーを英数キーと仮名キーに分けて使用する場合は,英数キーをA列上で間隔キーの左側に,仮名キーを間隔キーの右側に配置するものとする。 
5. H TABキーは,図1のH TABの位置に配置することもできる。 

H TABキーを図2の位置に置く場合のCANキーの位置は特に規定せず,6.(4)に従って配置できる。 

6. SOH,STX,ETB,ETX,EOTの各キーのF列上の関係位置は,おおむね図2のとおりとする。 
7. 間隔キーのA列上の関係位置は,おおむね図2のとおりとする。 
8. 図形文字キー,間隔キー及びF列のキーの配列は図1と同じである。 

9. 字形の類似した特殊文字の内容は,右のとおりとする。 

B11 :アンダライン 

B08:コンマ,セディユ 

D11 :アクサングラーブ 

E11 :負符号 

:読点 

 :濁点 

E12 :オーバライン 

B09:ピリオド 

D12 :半濁点 

E13 :長音符号 

:句点 

E02 :引用符,ウムラウト 

  

B10:中点 

E07 :アポストロフィー,アクサンテギュ 

X 6002-1980  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4.2.3 

数字 数字は,次の10個とする。 

4.2.4 

特殊文字 特殊文字は,英字用特殊文字及び片仮名用特殊文字に分類され,それぞれの数と種類は,

次のとおりとする。 

(1) 英字用特殊文字は,次の32個とする。 

! 

感嘆符 

引用符,ウムラウト 

番号記号 

ドル記号 

パーセント 

アンパサンド 

アポストロフィー,アクサンテギュ 

( 

左小括弧 

) 

右小括弧 

アステリスク 

+ 

正符号 

, 

コンマ,セディユ 

− 

ハイフン,負符号 

. 

ピリオド 

斜線 

: 

コロン 

; 

セミコロン 

< 

不等号(より小) 

= 

等号 

> 

不等号(より大) 

? 

疑問符 

単価記号 

[ 

左大括弧 

¥ 

円記号 

] 

右大括弧 

アクサンシルコンフレックス 

̲ 

アンダライン 

̀ 

アクサングラーブ 

{ 

左中括弧 

| 

縦線 

} 

右中括弧 

̅ 

オーバライン 

(2) 片仮名用特殊文字は,次の8個とする。 

。 

句点 

「 

始括弧 

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X 6002-1980  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

」 

終括弧 

, 

読点 

・ 

中点 

ー 

長音符号 

゛ 

濁点 

゜ 

半濁点 

4.3 

制御文字キー 制御文字キーの種類は,表1のとおりとする。 

表1 制御文字キーの種類 

種類 

記事 

 1. 英数キー 

SI 符号に対応する。 

 2. 英記号キー 

SI 符号に対応する。 

 3. 仮名キー 

SO 符号に対応する。 

 4. 仮名記号キー 

SO 符号に対応する。 

 5. 間隔キー 

SP 符号に対応する。 

 6. 復改キー 

LF 符号に対応する。〔JIS X 0201 表1 注(2)参照〕 

 7. 後退キー 

BS 符号に対忘する。 

 8. まっ消キー 

DEL符号に対応する。 

 9. H TABキー 

HT 符号に対応する。 

10. CANキー 

CAN符号に対応する。 

11. SOHキー 

SOH符号に対応する。 

12. STXキー 

STX符号に対応する。 

13. ETBキー 

ETB符号に対応する。 

14. ETXキー 

ETX符号に対応する。 

15. EOTキー 

EOT符号に対応する。 

16. 復帰キー(1) 

CR 符号に対応する。 

17. 改行キー(1) 

LF 符号に対応する。 

注(1) 復帰キーと改行キーは,復改(復帰,改行)を復帰と改行に分けて行う

場合に用いる。 

備考 英数/仮名キーは,英数キーと仮名キーの機能を持つ。 

4.4 

シフト機能キー 

4.4.1 

図形文字集合 シフト機能キーによって制御される図形文字集合の種類は,図3のとおりとする。

ただし,英字の小文字を使用しない場合は,図4によることとする。 

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X 6002-1980  

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図3 全部の文字を使用する場合の図形文字集合 

図4 英字の小文字を使用しない場合の図形文字集合 

備考 わく内の空欄のところは,使用しない。 

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X 6002-1980  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4.4.2 

シフト機能キーの種類と機能 

(1) 図1におけるシフト機能キー 図1におけるシフト機能キーは,英数キー,英記号キー,仮名キー,

仮名記号キーとし,その作用は表2のとおりとする。 

表2 図1におけるシフト機能キーの種類と機能 

種類 

制御される図形文字集合 

英数キー 

英数 

英記号キー 

英記号 

仮名キー 

仮名 

仮名記号キー 

仮名記号 

(2) 図2におけるシフト機能キー 図2におけるシフト機能キーは,英数/仮名キー,シフトキー,シフ

トロックキーとし,その作用は表3及び表4のとおりとする。 

表3 図2における英数/仮名キーの作用 

種類 

指定モード 

記事 

英数/仮名キー 

英数モード/仮名モード 再び操作するまで有効 

英数キー(3) 

英数モード 

仮名キーを操作するまで有効 

仮名キー(3) 

仮名モード 

英数キーを操作するまで有効 

注(3) 英数キー,仮名キーは,英数/仮名キーを分離して使用する場合に用いられ

る。 

表4 図2におけるシフトキー,シフトロックキーの作用 

種類 

制御される図形文字集合 

記事 

シフトキー 

英数モードのとき英記号 

操作中有効 

仮名モードのとき仮名記号 

シフトロックキー 

英数モードのとき英記号 

再び操作するまで有効 

仮名モードのとき仮名記号 

5. キーの上面の表示 誤操作するおそれのないキーについては,キーの上面への表示を省略してもよい。 

6. 適用に関する付帯規則 適用に関する付帯規則は,次のとおりとする。 

(1) けん盤配列を適用するときには,その目的及び用途に応じて図形文字又は制御文字の一部を削除して

使用することができる。 

(2) 削除した図形文字又はCAN及びF列の制御文字を除く制御文字は,他の位置に再配置することがで

きないものとする。 

(3) 削除した図形文字の位置には,他の図形文字又は他の制御文字を配置することができないものとする。 

(4) まっ消,後退,CAN及びF列の制御文字キーを削除した位置に,CAN,F列キー及びこの規定以外の

制御文字キー又は操作キー(又は操作ボタン)を配置することができる。 

X 6002-1980  

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改正原案作成委員会構成表 

氏名 

所属 

委員長 

中 川 三 男 

日本電信電話公社横須賀電気通信研究所 

幹事 

遠 藤   正 

日本電信電話公社 

石 田 晴 久 

東京大学 

山 村 修 蔵 

工業技術院 

渡 辺 定 久 

工業技術院電子技術総合研究所 

沓 沢 淳之助 

日本放送協会 

片 岡 忠 衛 

日本国有鉄道 

南   順一郎 

社団法人日本貨物検数協会 

羽生田 健 二 

富士通株式会社 

森   健 彦 

株式会社日立製作所 

渡 辺   剛 

日本電気株式会社 

佐 藤 正 幸 

東京芝浦電気株式会社 

渡 辺   治 

三菱電機株式会社 

大田黒   詢 

沖電気工業株式会社 

佐々木   孝 

谷村株式会社新興製作所 

白 浜 鷹 志 

日本アイ・ビー・エム株式会社 

石 橋 秀 雄 

日本エヌ・シー・アール株式会社 

楡 木 武 久 

社団法人日本電子工業振興協会