2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
X 0218-1997
図形文字の短縮識別名称
Short identification names of graphic characters
1. 適用範囲 この規格は,JIS X 0201,JIS X 0208,JIS X 0212及びJIS X 0221によって規定されている
符号化文字集合の中の図形文字の短縮識別名称について規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS X 0201 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
JIS X 0208 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合
JIS X 0212 情報交換用漢字符号−補助漢字
JIS X 0221 国際符号化文字集合 (UCS) −第1部 体系及び基本多言語面
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語は,JIS X 0201,JIS X 0208,JIS X 0212及びJIS X 0221で定
義されている用語のほか,次のとおりとする。
(1) 図形文字集合識別子 (identifier of graphic character set) JIS X 0201,JIS X 0208,JIS X 0212及びJIS X
0221で規定されている図形文字集合を識別するための標識。
3. 図形文字集合識別子及び短縮識別名称
3.1
図形文字集合識別子 図形文字集合識別子は,表1のとおりとする。
表1 図形文字集合識別子
図形文字集合識別子
図形文字集合
JG
JIS X 0201のラテン文字用図形文字集合・カタカナ用図形文字集合
JH
JIS X 0208の図形文字集合
JJ
JIS X 0212の図形文字集合
JK
JIS X 0221で,2オクテットによって表現されている図形文字集合
JL
JIS X 0221で,4オクテットによって表現されている図形文字集合
3.2
短縮識別名称
3.2.1
JIS X 0201で規定される図形文字の短縮識別名称 この短縮識別名称は,6文字からなる文字列と
し,次のとおりとする。
JG00xy
ここで,JGは図形文字集合識別子とし,x及びyは,JIS X 0201で示す16進表記を用い,xyの前に2
けたの00を付加する。
例
$
(DOLLAR SIGN)
→ JG0024
¥
(YEN SIGN)
→ JG005C
̅ (OVER LINE)
→ JG007E
。 (IDEOGRAPHIC FULL STOP)
→ JG00A1
2
X 0218-1997
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
゛ (KATAKANA VOICED SOUND MARK)
→ JG00DE
3.2.2
JIS X 0208で規定される図形文字の短縮識別名称 この短縮識別名称は,6文字からなる文字列と
し,次のとおりとする。
JHmn
ここで,JHは図形文字集合識別子とし,m及びnは,JIS X 0208で規定される区の番号及び点の番号と
する。区の番号及び点の番号が1けたのときは,頭に0を付加し,それぞれ2けたで表記する。
例
〒 (POSTAL MARK)
→ JH0209
→ (RIGHTWARDS ARROW)
→ JH0210
凛 (CJK UNIFIED IDEOGRAPH-51DC)
→ JH8405
3.2.3
JIS X 0212で規定される図形文字の短縮識別名称 この短縮識別名称は,6文字からなる文字列と
し,次のとおりとする。
JJmn
ここで,JJは図形文字集合識別子とし,m及びnは,JIS X 0212で規定される区の番号及び点の番号と
する。区の番号及び点の番号が1けたのときは,頭に0を付加し,それぞれ2けたで表記する。
例
¡
(逆感嘆符)
→ JJ0234
3.2.4
JIS X 0221で規定される図形文字の短縮識別名称 この短縮識別名称は,次のとおりとする。
(1) 2オクテットによる表現 この短縮識別名称は,次の6文字からなる文字列とする。
JKrc
ここで,JKは図形文字集合識別子とし,r及びcは,JIS X 0221で規定される区オクテット及び点
オクテットの16進表記とする。
例 ㈱ (PARENTHESIZED IDEOGRAPH STOCK) → JK3231
(2) 4オクテットによる表現 この短縮識別名称は,次の10文字からなる文字列とする。
JLgprc
ここで,JLは図形文字集合識別子とし,g,p,r及びcは,JIS X 0221で規定される群オクテット,
面オクテット,区オクテット及び点オクテットの16進表記とする。
例 ㈱ (PARENTHESIZED IDEOGRAPH STOCK) → JL00003231
3
X 0218-1997
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JCS調査研究委員会(親委員会)構成表
氏名
所属
(委員長)
芝 野 耕 司
東京国際大学商学部経営情報学科
(幹事)
小 田 庸 夫
日本アイ・ビー・エム株式会社大和研究所ソフトウェア技術推進
(委員)
石 井 岑 明
社団法人日本書籍出版協会国語問題委員会
伊 藤 英 俊
日本電気オフィスシステム株式会社システム事業本部第2システム部
大 島 有 史
文化庁文化部国語課
岡 本 譲 治
日本エス・イー株式会社管理本部法務室
兼 谷 明 男
工業技術院標準部情報規格課
小 池 建 夫
株式会社日立製作所オフィスシステム事業部製品企画部
小 町 祐 史
松下電送株式会社技術研究所技術本部
佐 藤 敬 幸
日本ヒューレットパッカード株式会社企画室
下 垣 弘 行
共同印刷株式会社技術本部情報システム開発部
鈴 木 哲
特許庁総務部特許情報企画課
竹田原 昇 司
通商産業省機械情報産業局電子機器課
田 嶋 一 夫
いわき明星大学人文学部
田 中 省 三
富士通株式会社企画本部企画部標準推進部
鶴 田 真 也
国立図会図書館調査及び立法考査局
徳 永 英 二
規格調整専門家
豊 島 正 之
北海道大学文学部国語学講座
楡 木 武 久
社団法人日本電子工業振興協会技術部標準化担当
根 村 良 和
法務省民事局第2課
林 克 己
財団法人地方自治情報センター情報処理部
松 村 雅 生
総務庁行政管理局行政情報システム企画課
山 上 雅 美
読売新聞社編集局機報部
山 崎 康 一
株式会社沖テクノシステムズラボラトリシステム部
(事務局)
渡 辺 清 次
財団法人日本規格協会情報技術標準化研究センター
小笠原 康 直
財団法人日本規格協会情報技術標準化研究センター
4
X 0218-1997
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JCS調査研究委員会 (WG3) 構成表
氏名
所属
(主査)
山 上 雅 美
読売新聞社編集局機報部
足 立 秀 鋼
株式会社東芝青梅工場技術情報システム部技術管理担当
小 林 浩
読売新聞社制作局制作システム部
(委員)
親 泊 肇
日本電気株式会社第1コンピュータ事業本部コンピュ
ータ事業部
桐 谷 俊 雄
社団法人日本事務機械工業会技術部
小 林 徳 滋
アンテナハウス株式会社
竹 原 悟
社団法人日本印刷技術協会
田 村 等
株式会社日立製作所電化機器事業部多賀本部OA第1設
計部
芳 賀 進
富士ゼロックス株式会社EN開発部
畠 山 修
株式会社リコーシステムソリューション事業本部事業
統括部
平 見 影
シャープ株式会社情報システム事業本部コンピュータ
事業部第3技術部
山 本 哲 男
株式会社ジャストシステム東京支社事業開発室
山 本 喜 大
松下電器産業株式会社情報通信研究所情報システム・グ
ループ
吉 田 美 彦
特許庁総務部電子計算機業務課
和 中 幹 雄
国立国会図書館図書部図書整理課
(工業技術院)
小 田 宏 行
工業技術院標準部情報規格課
(事務局)
渡 辺 清 次
財団法人日本規格協会情報技術標準化研究センター
小笠原 康 直
財団法人日本規格協会情報技術標準化研究センター