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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格  

JIS 

X 0201 - 1997 

7ビット及び8ビットの情報交換用 

符号化文字集合 

7-bit and 8-bit coded character sets for information interchange 

序文 この規格は,1991年に第3版として発行されたISO/IEC 646, Information technology−ISO 7-bit coded 

character set for information interchangeを元に作成した日本工業規格である。 

1. 適用範囲 この規格は,3種類の7ビット符号化文字集合及び1種類の8ビット符号化文字集合を規

定する。 

この符号化文字集合は,主として,データ処理システムと関連する装置との間及びデータ通信システム

間での情報交換に使用することを目的とする。 

この符号化文字集合は,ラテン文字及び/又は片仮名を含む。 

この符号化文字集合では,JIS X 0211の制御機能が使用できる。制御機能を含むデータは,前進方向に

順次処理するものと仮定する。制御機能がこの仮定とは異なる処理を行うデータに含まれる場合,又は固

定長レコード処理のための書式化したデータに含まれる場合,望ましくない結果になることがあるので,

制御機能の実行結果を確実にするための特別の取扱いを必要とすることがある。 

この符号化文字集合では,符号拡張のための制御機能が使用できる。これを使用するための手続は,JIS 

X 0202による。 

図形文字の表示のために使用するフォントのデザインは,この規格の規定範囲外とする。 

備考1. この規格の引用規格を,次に示す。 

JIS X 0202 情報交換用符号の拡張法 

JIS X 0211 符号化文字集合用制御機能 

2. この規格の対応国際規格を,次に示す。 

ISO/IEC 646 : 1991 Information technology−ISO 7-bit coded character set for information interchange 

2. 適合性 

2.1 

情報交換の適合性 交換用符号化情報の符号化文字データ要素(以下,CCデータ要素と呼ぶ。)は,

CCデータ要素中の文字のすべての符号化表現が次の(1)〜(4)の条件をすべて満たしている場合に,この規

格に適合する。適合していると主張する場合には,6.1〜6.4で規定する符号化文字集合の中から,採用し

た符号化文字集合を明示しなければならない。 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(1) 採用した符号化文字集合で規定された文字以外の文字は,CCデータ要素中に含まない。 

(2) 採用した符号化文字集合で規定された文字の符号化表現は,一意にその文字を表現する。 

(3) 採用した符号化文字集合で規定された文字は,規定されたとおりの符号化表現で表現する。 

(4) 採用した符号化文字集合で規定された符号表の未定義の位置は,使用しない。 

備考 採用した符号化文字集合で使用する制御機能の適合性については,JIS X 0211による。 

2.2 

装置の適合性 2.2.1の要件と2.2.2及び2.2.3の一方又は両方の要件とを満たす場合に,装置は,こ

の規格に適合する。適合していると主張する場合には,6.1〜6.4で規定する符号化文字集合の中から,採

用した符号化文字集合を明示しなければならない。 

2.2.1 

装置の記述 この規格に適合する装置は,それぞれ2.2.2及び2.2.3に規定するとおり,利用者が装

置に文字を供給するための方法又は文字が利用者に提示されたときにその文字であることを認識するため

の方法を示す記述を備えなければならない。 

2.2.2 

送信装置 送信装置は,採用した符号化文字集合から作られる任意の文字の列を,利用者が供給で

きるようにしなければならない。さらに,送信装置は,CCデータ要素中にあるそれらの文字の符号化表

現を送信する能力をもたなければならない。 

2.2.3 

受信装置 受信装置は,CCデータ要素を構成し2.1に適合する任意の符号化文字を受信し,解釈

することができなければならない。さらに,採用した符号化文字集合の対応する文字を利用者がその文字

集合の中から識別し,互いに区別できるように利用者に渡さなければならない。 

3. 用語の定義 

3.1 

エスケープシーケンス (escape sequence)  符号拡張手順において制御のために使用する一つ以上

のビット組合せ。先頭のビット組合せは,制御文字ESCAPE(エスケープ)を表現する。 

3.2 

現在位置 (active position)  次にくる図形文字を表現する図形記号を表示するための文字位置又は

次に実行される制御機能の基点となる文字位置。 

3.3 

終端バイト (final byte)  エスケープシーケンス又は制御シーケンスを終わらせるビット組合せ。 

3.4 

制御機能 (control function)  データの記録,処理,伝送及び解釈に影響を及ぼす作用で,一つ以上

のビット組合せで表現するもの。 

3.5 

制御シーケンス (control sequence)  制御機能CONTROL SEQUENCE INTRODUCER(CSI,制御

シーケンス開始)から始まる一つ以上のビット組合せであって,制御機能の符号化表現のために使う。 

3.6 

制御文字 (control character)  一つのビット組合せだけで表現する制御機能。 

3.7 

図形文字 (graphic character)  制御機能以外で,通常,手書き・印字・表示の可視的表現をもち,

一つ以上のビット組合せからなる符号化表現をもつ文字。 

3.8 

図形記号 (graphic symbol)  図形文字又は制御機能の視覚的表現。 

3.9 

装置 (device)  CCデータ要素の符号化情報を送信若しくは受信又は送受信できる情報処理機械の

一部分。 

参考 通常の意味での入出力装置のほか,応用プログラム,ゲートウェイなどの場合もある。 

3.10 ビット組合せ (bit combinatoin)  文字表現に用いる1バイトの順序付けられたビットの集合。 

3.11 符号拡張 (code extension)  与えられた符号化文字集合に含まれていない文字の符号化のために用

いる手法。 

3.12 符号化文字集合 (coded character set) ,符号 (code)  文字集合を定め,かつ,その集合内の文字と

ビット組合せとを1対1に関係付ける,あいまいでない規則の集合。 

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X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

参考 “符号化文字集合”と“符号”とは,交替可能な用語である。例えば,“7ビット符号化文字集

合”と“7ビット符号”とは,同じ意味である。 

3.13 符号化文字データ要素 (coded-character-data-element) ,CCデータ要素 (CC data element)  符号

化文字集合に関する一つ以上の規格に適合し,かつ,文字の符号化表現の列によって構成される,情報交

換の構成単位。 

参考1. この規格に従って行われる情報交換では,1個の図形文字は1個のCCデータ要素となる。さ

らに,BACKSPACE(後退)によって1個の図形文字に合成されるビット組合せの列も1個の

CCデータ要素となる。 

2. JIS X 5003(開放型システム間相互接続の基本参照モデル)に従う通信環境においては,CC

データ要素は,JIS X 5003で定義されているプレゼンテーションプロトコルデータ単位 

(PPDU) に対応する情報の全部又は一部を構成する。 

3. 交換可能な媒体によって情報交換を実現している場合,CCデータ要素は,利用者データに対

応する情報の全部又は一部を構成し,媒体の初期化中に記録される情報の全部又は一部を構

成しない。 

3.14 符号表 (code table)  符号化文字集合の中の各ビット組合せに割り当てた文字を示す表。 

3.15 文字 (character)  データの構成,制御又は表現に用いる構成単位の集合の要素。 

3.16 文字位置 (character position)  図形記号を表示しているか,又は表示できる表示面上の部分。 

3.17 利用者 (user)  装置が提供するサービスを使う人又はそれに代わるもの。 

参考1. “装置”が符号変換機能又はゲートウェイ機能であるならば,利用者は応用プログラムのよ

うなものであってよい。 

2. 利用者が用意するか又は利用者に提供される文字は,2.2を満足するものであれば装置固有の

符号化形式又は通常と異なる表示形式であってよい。 

4. 記法,符号表及び名前 

4.1 

記法 

4.1.1 

7ビット符号化文字集合の記法 7ビット符号化文字集合のビットは,b7,b6,b5,b4,b3,b2及び

b1で識別する。ここで,b7は最上位ビット又は最も重いビットとし,b1は最下位ビット又は最も軽いビッ

トとする。 

ビット組合せは,各ビットに図1に示す重みを与えた2進数記法による,0〜127の整数と解釈してよい。 

図1 7ビット符号化文字集合におけるビットの重み 

ビット 

b7 

b6 

b5 

b4 

b3 

b2 

b1 

重み 

64 

32 

16 

この規格では,7ビット符号化文字集合のビット組合せをx/yの形で表記する。ここで,xは0〜7の整

数とし,yは0〜15の整数とする。x/yの形の記法とビットb7〜b1からなるビットの組合せとの対応は,次

のとおりとする。 

(1) xは,b7,b6及びb5によって表現される整数とする。ここで,これらのビットは,それぞれ重み4,2

及び1をもつ。 

(2) yは,b4,b3,b2及びb1によって表現される整数とする。ここで,これらのビットは,それぞれ重み8,

4,2及び1をもつ。 

x/yの形の記法は,符号表の位置を識別するために使用するものと同じとする。ここで,xは列番号

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を表し,yは行番号を表す(4.2.1参照)。 

4.1.2 

8ビット符号化文字集合の記法 8ビット符号化文字集合のビットは,b8,b7,b6,b5,b4,b3,b2

及びb1で識別する。ここで,b8は最上位ビット又は最も重いビットとし,b1は最下位ビット又は最も軽い

ビットとする。 

ビット組合せは,各ビットに図2に示す重みを与えた2進数記法による,0〜255の整数と解釈してよい。 

図2 8ビット符号化文字集合におけるビットの重み 

ビット 

b8 

b7 

b6 

b5 

b4 

b3 

b2 

b1 

重み 

128 

64 

32 

16 

この規格では,8ビット符号化文字集合のビット組合せをx/yの形で表記する。ここで,x及びyは,0

〜15の整数とする。x/yの形の記法とビットb8〜b1からなるビットの組合せとの対応は,次のとおりとす

る。 

(1) xは,b8,b7,b6及びb5によって表現される整数とする。ここで,これらのビットは,それぞれ重み8,

4,2及び1をもつ。 

(2) yは,b4,b3,b2及びb1によって表現される整数とする。ここで,これらのビットは,それぞれ重み8,

4,2及び1をもつ。 

x/yの形の記法は,符号表の位置を識別するために使用するものと同じとする。ここで,Xは列番号を表

し,yは行番号を表す(4.2.2参照)。 

4.2 

符号表 

4.2.1 

7ビット符号表の構造 7ビット符号表は,8列16行に並べた128個の位置からなる。列には0〜7,

行には0〜15の番号を与える。 

7ビット符号表の位置は,7ビット符号化文字集合のビット組合せと1対1の対応関係をもつ。7ビット

符号表の位置は,x/yの記法で表し,対応するビット組合せと同じものとする。 

4.2.2 

8ビット符号表の構造 8ビット符号表は,16列16行に並べた256個の位置からなる。列及び行

にはそれぞれ0〜15の番号を与える。 

8ビット符号表の位置は,8ビット符号化文字集合のビット組合せと1対1の対応関係をもつ。8ビット

符号表の位置は,x/yの記法で表し,対応するビット組合せと同じものとする。 

4.3 

名前 この規格では,規定するすべての文字に対して名前を割り当てる。さらに,文字SPACE(ス

ペース)及び文字DELETE(抹消)に対する略号を規定する。文字の名前の表記には,ラテン大文字 (A

〜Z),スペース及びハイフンだけを使用する。略号には,ラテン大文字だけを使用する。 

図形文字を示すために付けられた名前は,文字の慣習的な意味を反映するようにしている。しかし,こ

の規格は,図形文字の意味を定義しないし,制限もしない。 

参考 JIS X 0211(符号化文字集合用制御機能)で規定する制御機能の略号には,ラテン大文字及び

数字だけを使用している。 

5. 符号化文字集合の構成 

5.1 

符号化文字集合の構造 

5.1.1 

7ビット符号化文字集合の構造 7ビット符号化文字集合の構造は,図3に示すとおりとし,次の

領域からなる。 

(1) 列0及び列1に配置される32個の制御文字の領域(CL領域と呼ぶ。) 

(2) 文字SPACE(スペース)を配置するビット組合せ2/0 

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(3) 94個の図形文字を配置する,ビット組合せ2/1〜7/14の領域(GL領域と呼ぶ。) 

(4) 文字DELETE(抹消)を配置するビット組合せ7/15 

図3 7ビット符号化文字集合の構造 

5.1.2 

8ビット符号化文字集合の構造 8ビット符号化文字集合の構造は,図4に示すとおりとし,次の

領域からなる。 

(1) 列0及び列1に配置される32個の制御文字の領域(CL領域と呼ぶ。) 

(2) 文字SPACE(スペース)を配置するビット組合せ2/0 

(3) 94個の図形文字を配置する,ビット組合せ2/1〜7/14の領域(GL領域と呼ぶ。) 

(4) 文字DELETE(抹消)を配置するビット組合せ7/15 

(5) 列8及び列9に配置される32個の制御文字の領域(CR領域と呼ぶ。) 

(6) 94個の図形文字を配置する,ビット組合せ10/1〜15/14の領域(GR領域と呼ぶ。) 

(7) 未定義のビット組合せ10/0及び15/15 

未定義のビット組合せ10/0及び15/15は,将来の標準化のために保留する。 

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図4 8ビット符号化文字集合の構造 

5.2 

制御文字 制御文字は,JIS X 0211のC0集合及びC1集合だけを使用する(附属書1参照)。 

5.3 

文字SPACE(スペース) 文字SPACE(スペース)は,略号をSPとし,ビット組合せ2/0で表現

する。 

SPACEは,図形記号をもたない図形文字とする。 

5.4 

文字DELETE(抹消) 文字DELETE(抹消)は,略号をDELとし,ビット組合せ7/15で表現す

る。 

DELETEは,本来,せん孔テープ上の誤った文字の消去,不要な文字の消去などに使っていた。DELETE

は,CCデータ要素の情報内容に影響を与えることなく,挿入したり,削除したりできる。 

5.5 

図形文字 図3及び図4の2/1〜7/14の94個のビット組合せ,並びに図4の10/1〜15/14の94個の

ビット組合せは,5.5.1及び5.5.2で規定する図形文字を表現するために使用する。 

すべての図形文字は,現在位置の前進動作を伴う文字(スペーシング文字)とする。 

備考 JIS X 0211の制御機能の符号化表現では,0/0〜9/15のビット組合せを使用する。このうち2/1

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〜7/14の94個のビット組合せは,図形文字用のビット組合せと重なっている。 

5.5.1 

ラテン文字用図形文字集合 ラテン文字用図形文字集合に含まれる図形文字の名称及びビット組

合せを,表1に示す。 

ラテン文字用図形文字集合の符号表を,図5に示す。 

備考1. 表1の日本語通用名称は参考であって,この規格の規定範囲外である。 

2. 表1には参考として,ビット組合せの16進数表記を付記する。 

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表1 ラテン文字用図形文字集合 

図形記号 

名称 

日本語通用名称(参考) 

ビット組合せ 

16進数

(参考) 

EXCLAMATION MARK 

感嘆符 

2/1 

21 

” 

QUOTATION MARK 

引用符,ウムラウト 

2/2 

22 

NUMBER SIGN 

番号記号 

2/3 

23 

DOLLAR SIGN 

ドル記号 

2/4 

24 

PERCENT SIGN 

パーセント 

2/5 

25 

AMPERSAND 

アンパサンド 

2/6 

26 

APOSTROPHE 

アポストロフィー, 
アクサンテギュ 

2/7 

27 

( 

LEFT PARENTHESIS 

左小括弧 

2/8 

28 

) 

RIGHT PARENTHESIS 

右小括弧 

2/9 

29 

* 

ASTERISK 

アステリスク 

2/10 

2A 

+ 

PLUS SIGN 

正符号 

2/11 

2B 

,  

COMMA 

コンマ,セディユ 

2/12 

2C 

− 

HYPHEN-MINUS 

ハイフン,負符号 

2/13 

2D 

. 

FULL STOP 

ピリオド 

2/14 

2E 

/ 

SOLIDUS 

斜線 

2/15 

2F 

DIGIT ZERO 

3/0 

30 

DIGIT ONE 

3/1 

31 

DIGIT TWO 

3/2 

32 

DIGIT THREE 

3/3 

33 

DIGIT FOUR 

3/4 

34 

DIGIT FIVE 

3/5 

35 

DIGIT SIX 

3/6 

36 

DIGIT SEVEN 

3/7 

37 

DIGIT EIGHT 

3/8 

38 

DIGIT NINE 

3/9 

39 

:  

COLON 

コロン 

3/10 

3A 

;  

SEMICOLON 

セミコロン 

3/11 

3B 

< 

LESS-THAN SIGN 

不等号(より小) 

3/12 

3C 

= 

EQUALS SIGN 

等号 

3/13 

3D 

> 

GREATER-THAN SIGN 

不等号(より大) 

3/14 

3E 

QUESTION MARK 

疑問符 

3/15 

3F 

@ 

COMMERCIAL AT 

単価記号 

4/0 

40 

LATIN CAPITAL LETTER A 

4/1 

41 

LATIN CAPITAL LETTER B 

4/2 

42 

LATIN CAPITAL LETTER C 

4/3 

43 

LATIN CAPITAL LETTER D 

4/4 

44 

LATIN CAPITAL LETTER E 

4/5 

45 

LATIN CAPITAL LETTER F 

4/6 

46 

LATIN CAPITAL LETTER G 

4/7 

47 

LATIN CAPITAL LETTER H 

4/8 

48 

LATIN CAPITAL LETTER I 

4/9 

49 

LATIN CAPITAL LETTER J 

4/10 

4A 

LATIN CAPITAL LETTER K 

4/11 

4B 

LATIN CAPITAL LETTER L 

4/12 

4C 

LATIN CAPITAL LETTER M 

4/13 

4D 

LATIN CAPITAL LETTER N 

4/14 

4E 

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X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図形記号 

名称 

日本語通用名称(参考) 

ビット組合せ 

16進数

(参考) 

LATIN CAPITAL LETTER O 

4/15 

4F 

LATIN CAPITAL LETTER P 

5/0 

50 

LATIN CAPITAL LETTER Q 

5/1 

51 

LATIN CAPITAL LETTER R 

5/2 

52 

LATIN CAPITAL LETTER S 

5/3 

53 

LATIN CAPITAL LETTER T 

5/4 

54 

LATIN CAPITAL LETTER U 

5/5 

55 

LATIN CAPITAL LETTER V 

5/6 

56 

LATIN CAPITAL LETTER W 

5/7 

57 

LATIN CAPITAL LETTER X 

5/8 

58 

LATIN CAPITAL LETTER Y 

5/9 

59 

LATIN CAPITAL LETTER Z 

5/10 

5A 

[ 

LEFT SQUARE BPACKET 

左大括弧 

5/11 

5B 

¥ 

YEN SIGN 

円記号 

5/12 

5C 

] 

RIGHT SQUARE BPACKET 

右大括弧 

5/13 

5D 

^ 

CIRCUMFLEX ACCENT 

アクサンシルコンフレックス 

5/14 

5E 

̲ 

LOW LINE 

アンダライン 

5/15 

5F 

` 

GRAVE ACCENT 

アクサングラーブ 

6/0 

60 

LATIN SMALL LETTER A 

6/1 

61 

LATIN SMALL LETTER B 

6/2 

62 

LATIN SMALL LETTER C 

6/3 

63 

LATIN SMALL LETTER D 

6/4 

64 

LATIN SMALL LETTER E 

6/5 

65 

LATIN SMALL LETTER F 

6/6 

66 

LATIN SMALL LETTER G 

6/7 

67 

LATIN SMALL LETTER H 

6/8 

68 

LATIN SMALL LETTER I 

6/9 

69 

LATIN SMALL LETTER J 

6/10 

6A 

LATIN SMALL LETTER K 

6/11 

6B 

LATIN SMALL LETTER L 

6/12 

6C 

LATIN SMALL LETTER M 

6/13 

6D 

LATIN SMALL LETTER N 

6/14 

6E 

LATIN SMALL LETTER O 

6/15 

6F 

LATIN SMALL LETTER P 

7/0 

70 

LATIN SMALL LETTER Q 

7/1 

71 

LATIN SMALL LETTER R 

7/2 

72 

LATIN SMALL LETTER S 

7/3 

73 

LATIN SMALL LETTER T 

7/4 

74 

LATIN SMALL LETTER U 

7/5 

75 

LATIN SMALL LETTER V 

7/6 

76 

LATIN SMALL LETTER W 

7/7 

77 

LATIN SMALL LETTER X 

7/8 

78 

LATIN SMALL LETTER Y 

7/9 

79 

LATIN SMALL LETTER Z 

7/10 

7A 

{ 

LEFT CURLY BRACKET 

左中括弧 

7/11 

7B 

| 

VERTICAL LINE 

縦線 

7/12 

7C 

} 

RIGHT CURLY BRACKET 

右中括弧 

7/13 

7D 

̅ 

OVER LINE 

オーバライン 

7/14 

7E 

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10 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図5 ラテン文字用図形文字集合の符号表 

5.5.2 

片仮名用図形文字集合 片仮名用図形文字集合に含まれる図形文字の名称及びビット組合せを,表

2に示す。 

片仮名用図形文字集合の符号表を,図6に示す。 

図6のビット組合せ6/0〜7/14及び14/0〜15/14は,未定義領域であって将来の標準化のために保留する。 

備考1. 表2の日本語通用名称は参考であって,この規格の規定範囲外である。 

2. 表2には参考として,ビット組合せの16進数表記を付記する。 

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11 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表2 片仮名用図形文字集合 

図形 
記号 

名称 

日本語通用 

名称(参考) 

ビット組合せ 

7ビット符号 

8ビット符号 

16進数

(参考) 

16進数

(参考) 

。 

IDEOGRAPHIC FULL STOP 

句点 

2/1 

21 

10/1 

A1 

「 

LEFT CORNER BRACKET 

始括弧 

2/2 

22 

10/2 

A2 

」 

RIGHT CORNER BRACKET 

終括弧 

2/3 

23 

10/3 

A3 

、 

IDEOGRAPHIC COMMA 

読点 

2/4 

24 

10/4 

A4 

・ 

KATAKANA MIDDLE DOT 

中点 

2/5 

25 

10/5 

A5 

ヲ 

KATAKANA LETTER WO 

2/6 

26 

10/6 

A6 

ァ 

KATAKANA LETTER SMALL A 

2/7 

27 

10/7 

A7 

ィ 

KATAKANA LETTER SMALL I 

2/8 

28 

10/8 

A8 

ゥ 

KATAKANA LETTER SMALL U 

2/9 

29 

10/9 

A9 

ェ 

KATAKANA LETTER SMALL E 

2/10 

2A 

10/10 

AA 

ォ 

KATAKANA LETTER SMALL O 

2/11 

2B 

10/11 

AB 

ャ 

KATAKANA LETTER SMALL YA 

2/12 

2C 

10/12 

AC 

ュ 

KATAKANA LETTER SMALL YU 

2/13 

2D 

10/13 

AD 

ョ 

KATAKANA LETTER SMALL YO 

2/14 

2E 

10/14 

AE 

ッ 

KATAKANA LETTER SMALL TU 

2/15 

2F 

10/15 

AF 

ー 

KATAKANA- HIRAGANA 

長音符号 

3/0 

30 

11/0 

B0 

PROLONGED SOUND MARK 

ア 

KATAKANA LETTER A 

3/1 

31 

11/1 

B1 

イ 

KATAKANA LETTER I 

3/2 

32 

11/2 

B2 

ウ 

KATAKANA LETTER U 

3/3 

33 

11/3 

B3 

エ 

KATAKANA LETTER E 

3/4 

34 

11/4 

B4 

オ 

KATAKANA LETTER O 

3/5 

35 

11/5 

B5 

カ 

KATAKANA LETTER KA 

3/6 

36 

11/6 

B6 

キ 

KATAKANA LETTER KI 

3/7 

37 

11/7 

B7 

ク 

KATAKANA LETTER KU 

3/8 

38 

11/8 

B8 

ケ 

KATAKANA LETTER KE 

3/9 

39 

11/9 

B9 

コ 

KATAKANA LETTER KO 

3/10 

3A 

11/10 

BA 

サ 

KATAKANA LETTER SA 

3/11 

3B 

11/11 

BB 

シ 

KATAKANA LETTER SI 

3/12 

3C 

11/12 

BC 

ス 

KATAKANA LETTER SU 

3/13 

3D 

11/13 

BD 

セ 

KATAKANA LETTER SE 

3/14 

3E 

11/14 

BE 

ソ 

KATAKANA LETTER SO 

3/15 

3F 

11/15 

BF 

タ 

KATAKANA LETTER TA 

4/0 

40 

12/0 

C0 

チ 

KATAKANA LETTER TI 

4/1 

41 

12/1 

C1 

ツ 

KATAKANA LETTER TU 

4/2 

42 

12/2 

C2 

テ 

KATAKANA LETTER TE 

4/3 

43 

12/3 

C3 

ト 

KATAKANA LETTER TO 

4/4 

44 

12/4 

C4 

ナ 

KATAKANA LETTER NA 

4/5 

45 

12/5 

C5 

ニ 

KATAKANA LETTER NI 

4/6 

46 

12/6 

C6 

ヌ 

KATAKANA LETTER NU 

4/7 

47 

12/7 

C7 

ネ 

KATAKANA LETTER NE 

4/8 

48 

12/8 

C8 

ノ 

KATAKANA LETTER NO 

4/9 

49 

12/9 

C9 

ハ 

KATAKANA LETTER HA 

4/10 

4A 

12/10 

CA 

ヒ 

KATAKANA LETTER HI 

4/11 

4B 

12/11 

CB 

フ 

KATAKANA LETTER HU 

4/12 

4C 

12/12 

CC 

ヘ 

KATAKANA LETTER HE 

4/13 

4D 

12/13 

CD 

background image

12 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図形 
記号 

名称 

日本語通用 

名称(参考) 

ビット組合せ 

7ビット符号 

8ビット符号 

16進数

(参考) 

16進数

(参考) 

ホ 

KATAKANA LETTER HO 

4/14 

4E 

12/14 

CE 

マ 

KATAKANA LETTER MA 

4/15 

4F 

12/15 

CF 

ミ 

KATAKANA LETTER MI 

5/0 

50 

13/0 

D0 

ム 

KATAKANA LETTER MU 

5/1 

51 

13/1 

D1 

メ 

KATAKANA LETTER ME 

5/2 

52 

13/2 

D2 

モ 

KATAKANA LETTER MO 

5/3 

53 

13/3 

D3 

ヤ 

KATAKANA LETTER YA 

5/4 

54 

13/4 

D4 

ユ 

KATAKANA LETTER YU 

5/5 

55 

13/5 

D5 

ヨ 

KATAKANA LETTER YO 

5/6 

56 

13/6 

D6 

ラ 

KATAKANA LETTER RA 

5/7 

57 

13/7 

D7 

リ 

KATAKANA LETTER RI 

5/8 

58 

13/8 

D8 

ル 

KATAKANA LETTER RU 

5/9 

59 

13/9 

D9 

レ 

KATAKANA LETTER RE 

5/10 

5A 

13/10 

DA 

ロ 

KATAKANA LETTER RO 

5/11 

5B 

13/11 

DB 

ワ 

KATAKANA LETTER WA 

5/12 

5C 

13/12 

DC 

ン 

KATAKANA LETTER N 

5/13 

5D 

13/13 

DD 

゛ 

KATAKANA VOICED SOUND 

濁点 

5/14 

5E 

13/14 

DE 

MARK 

゜ 

KATAKANA SEMI-VOICED 

半濁点 

5/15 

5F 

13/15 

DF 

SOUND MARK 

(未定義) 

6/0 

60 

14/0 

E0 

(未定義) 

6/1 

61 

14/1 

E1 

(未定義) 

6/2 

62 

14/2 

E2 

(未定義) 

6/3 

63 

14/3 

E3 

(未定義) 

6/4 

64 

14/4 

E4 

(未定義) 

6/5 

65 

14/5 

E5 

(未定義) 

6/6 

66 

14/6 

E6 

(未定義) 

6/7 

67 

14/7 

E7 

(未定義) 

6/8 

68 

14/8 

E8 

(未定義) 

6/9 

69 

14/9 

E9 

(未定義) 

6/10 

6A 

14/10 

EA 

(未定義) 

6/11 

6B 

14/11 

EB 

(未定義) 

6/12 

6C 

14/12 

EC 

(未定義) 

6/13 

6D 

14/13 

ED 

(未定義) 

6/14 

6E 

14/14 

EE 

(未定義) 

6/15 

6F 

14/15 

EF 

(未定義) 

7/0 

70 

15/0 

F0 

(未定義) 

7/1 

71 

15/1 

F1 

(未定義) 

7/2 

72 

15/2 

F2 

(未定義) 

7/3 

73 

15/3 

F3 

(未定義) 

7/4 

74 

15/4 

F4 

(未定義) 

7/5 

75 

15/5 

F5 

(未定義) 

7/6 

76 

15/6 

F6 

(未定義) 

7/7 

77 

15/7 

F7 

(未定義) 

7/8 

78 

15/8 

F8 

(未定義) 

7/9 

79 

15/9 

F9 

(未定義) 

7/10 

7A 

15/10 

FA 

(未定義) 

7/11 

7B 

15/11 

FB 

background image

13 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図形 
記号 

名称 

日本語通用 

名称(参考) 

ビット組合せ 

7ビット符号 

8ビット符号 

16進数

(参考) 

16進数

(参考) 

(未定義) 

7/12 

7C 

15/12 

FC 

(未定義) 

7/13 

7D 

15/13 

FD 

(未定義) 

7/14 

7E 

15/14 

FE 

図6 片仮名用図形文字集合の符号表 

6. 符号化文字集合 

6.1 

ラテン文字用7ビット符号 ラテン文字用7ビット符号は,7ビット符号表の領域に次の割当てを行

った7ビット符号化文字集合とする。 

background image

14 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(1) CL領域には,JIS X 0211のC0集合を割り当てる。 

(2) GL領域には,ラテン文字用図形文字集合を割り当てる。 

ラテン文字用7ビット符号の符号表を図7に示す。 

図7 ラテン文字用7ビット符号 

ラテン文字用7ビット符号は,ISO/IEC 646の一つの版とする(参考1参照)。 

6.2 

片仮名用7ビット符号 片仮名用7ビット符号は,7ビット符号表の領域に次の割当てを行った7

ビット符号化文字集合とする。 

(1) CL領域には,JIS X 0211のC0集合を割り当てる。 

(2) GL領域には,片仮名用図形文字集合を割り当てる。 

片仮名用7ビット符号の符号表を図8に示す。ここでビット組合せ6/0〜7/14は,未定義領域であって

将来の標準化のために保留する。 

background image

15 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図8 片仮名用7ビット符号 

6.3 

ラテン文字・片仮名用7ビット符号 ラテン文字・片仮名用7ビット符号は,制御文字SHIFT-OUT

(シフトアウト) とSHIFT-IN(シフトイン)との交互利用によって,ラテン文字用図形文字集合及び片

仮名用図形文字集合を切り替えて使用する7ビット符号化文字集合とする。 

制御文字SHIFT-OUT及びSHIFT-INは,JIS X 0211のC0集合の制御文字であって,略号をそれぞれ

SO及びSIとし,次のビット組合せをもつ。 

SO : 

0/14 

SI 

: 

0/15 

ラテン文字・片仮名用7ビット符号は,7ビット符号表の各領域に対して,次の割当てを行う。 

(1) CL領域には,JIS X 0211のC0集合を割り当てる。 

(2) GL領域には,次の図形文字集合を割り当てる。 

(a) SIが先行し,次のSOが現れるまでは,ラテン文字用図形文字集合 

(b) SOが先行し,次のSIが現れるまでは,片仮名用図形文字集合 

備考 この符号化文字集合の初期状態におけるGL領域への割当てがどちらの図形文字集合であるか

background image

16 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

は,送信者と受信者との間の合意によって定まる。ただし,一般的にはラテン文字用図形文字

集合とするのが望ましい。 

ラテン文字・片仮名用7ビット符号の符号表を図9に示す。ここで,GL領域に片仮名用図形文字集合

を割り当てているとき,ビット組合せ6/0〜7/14は,未定義領域であって将来の標準化のために保留する。 

図9 ラテン文字・片仮名7ビット符号 

background image

17 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

6.4 

ラテン文字・片仮名用8ビット符号 ラテン文字・片仮名用8ビット符号は,8ビット符号表の領域

に次の割当てを行った8ビット符号化文字集合とする。 

(1) CL領域には,JIS X 0211のC0集合を割り当てる。 

(2) GL領域には,ラテン文字用図形文字集合を割り当てる。 

(3) CR領域には,JIS X 0211のC1集合を割り当てるか,又は割り当てないかのいずれかとする。 

(4) GR領域には,片仮名用図形文字集合を割り当てる。 

CR領域にJIS X 0211のC1集合を割り当てない場合,CR領域は空き領域とし,他の文字を割り当てて

はならない。 

ラテン文字・片仮名用8ビット符号の符号表を図10に示す。ここで,ビット組合せ10/0,14/0〜15/14

及び15/15は,未定義領域であって将来の標準化のために保留する。 

図10 ラテン文字・片仮名用8ビット符号 

7. 合成文字の取扱い 

この規格で規定するすべての図形文字は,現在位置の前進動作を伴う文字(スペーシング文字)とする

18 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

が,JIS X 0211のBACKSPACE(後退)又はCARRIAGE RETURN(復帰)を使用することによって,2

文字以上の図形文字を同じ文字位置に重ねて表示することができる。 

例えば,SOLIDUSとEQUALS SIGNとを組み合わせることで,“≠”を表示することができる。LOW 

LINE及びOVER LINEは,単独で使用することができるが,それぞれ1個以上の他の文字と組み合わせ

ることで“アンダライン付き”及び“オーバライン付き”の文字を表示することができる。 

また,QUTATION MARK,APOSTOROPHE,COMMA,CIRCUMFLEX ACCENT及びGRAVE ACCENT

は,それぞれ“アクサンテギュ付き”,“ウムラウト付き”,“セディユ付き”,“アクサンシルコンフレック

ス付き”及び“アクサングラーブ付き”の文字を合成するのに使用できる。そのためには,これらの文字

を含み,最初又は最後がアクセント付けされる文字で,2番目の文字がBACKSPACEである3文字の列が

使用できる。 

合成文字を含むデータを情報交換する場合には,あらかじめ送信者と受信者との間で,合成文字の種類

及び合成の方法に関する合意が必要である。 

参考 開放型環境での情報交換を確実にするために,合成文字は使用しないほうがよい。 

8. 符号拡張法 この規格で規定する符号化文字集合を,JIS X 0202の符号拡張法の環境で使用する場合,

各符号化文字集合に対する図形文字集合の割当ては,次の(1)〜(4)に示す指示のエスケープシーケンスによ

る。ここでESCは,制御文字ESCAPE(エスケープ)の略号とする。 

(1) ラテン文字用7ビット符号 

ESC 2/8 4/10 

(2) 片仮名用7ビット符号 

ESC 2/8 4/9 

(3) ラテン文字・片仮名用7ビット符号 

ESC 2/8 4/10 

ESC 2/9 4/9 

(4) ラテン文字・片仮名用8ビット符号 

ESC 2/8 4/10 

ESC 2/9 4/9 

参考 (1)〜(4)に示すエスケープシーケンスの終端バイトのうち,4/10はラテン文字用図形文字集合を

示し,4/9は片仮名用図形文字集合を示す。 

19 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1 JIS X 0211の制御機能の使用 

本体6.1〜6.4で規定する4種類の符号化文字集合では,JIS X 0211の制御機能が使用できる。 

備考1. JIS X 0211は,任意選択機能を含んでいる。そのためJIS X 0211への適合性を主張するために

は,選択した任意選択機能の範囲を明示しなければならない(JIS X 0211の2.1適合の種類参

照)。 

2. JIS X 0211の制御シーケンス,単独の制御機能又は制御列を使用する場合,これらの符号化

表現に含まれるビット組合せが,図形文字のビット組合せに等しくなることがある。しかし,

これは,図形文字を表現するものではない。 

参考 JIS X 0211のC0集合及びC1集合を,それぞれ附属書1参考図1及び附属書1参考図2に示す。

各集合に含まれる制御文字の定義は,JIS X 0211による。 

background image

20 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1参考図1 JIS X 0211のC0制御文字集合 

参考 8ビット符号では,符号位置0/14及び0/15にLS1及びLS0を割り当てる。 

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21 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1参考図2 JIS X 0211のC1制御文字集合 

22 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書2 OVER LINEの字形の許容範囲 

OVER LINEの字形は,本体表1の符号位置7/14に定める図形記号を本則とする。ただし,送信者と受

信者との間で明示的な合意がある場合は,附属書2図1に示すようなTILDEと同じ字形を使用してもよ

い。この場合でも,文字の名称はOVER LINEでなければならない。 

附属書2図1 OVER LINEの字形として許容できる図形記号 

参考 歴史的にISO/IEC 646は,OVER LINEとTILDEとを同一の図形文字の表現形の相違とみなし,

混乱の起こらない範囲で代替して使用することを許容していた。 

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23 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

参考1 ISO/IEC 646との関係 

この参考は,本体及び附属書の規定に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

1. ISO/IEC 646の基本符号表 (BCT)  

ISO/IEC 646の基本符号表 (BCT : basic code table) を,参考1図1に示す。 

参考1図1 ISO/IEC 646の基本符号表 

基本符号表で一意に決められている図形文字を,参考1表1に示す。 

background image

24 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

参考1表1  ISO /IEC 646基本符号表で一意に決められている図形文字 

図形文字 

名称 

ビット組合せ 

EXCLAMATION MARK 

2/1 

” 

QUOTATION MARK 

2/2 

PERCENT SIGN 

2/5 

AMPERSAND 

2/6 

APOSTOROPHE 

2/7 

( 

LEFT PARENTHESIS 

2/8 

) 

RIGHT PARENTHESIS 

2/9 

* 

ASTERISK 

2/10 

+ 

PLUS SIGN 

2/11 

,  

COMMA 

2/12 

− 

HYPHEN-MINUS 

2/13 

. 

FULL STOP 

2/14 

/ 

SOLIDUS 

2/15 

DIGIT ZERO 

3/0 

DIGIT ONE 

3/1 

DIGIT TWO 

3/2 

DIGIT THREE 

3/3 

DIGIT FOUR 

3/4 

DIGIT FIVE 

3/5 

DIGIT SIX 

3/6 

DIGIT SEVEN 

3/7 

DIGIT EIGHT 

3/8 

DIGIT NINE 

3/9 

:  

COLON 

3/10 

;  

SEMI COLON 

3/11 

< 

LESS-THAN SIGN 

3/12 

= 

EQUALS SIGN 

3/13 

> 

GREATER-THAN SIGN 

3/14 

QUESTION MARK 

3/15 

LATIN CAPITAL LETTER A 

4/1 

LATIN CAPITAL LETTER B 

4/2 

LATIN CAPITAL LETTER C 

4/3 

LATIN CAPITAL LETTER D 

4/4 

LATIN CAPITAL LETTER E 

4/5 

LATIN CAPITAL LETTER F 

4/6 

LATIN CAPITAL LETTER G 

4/7 

LATIN CAPITAL LETTER H 

4/8 

LATIN CAPITAL LETTER I 

4/9 

LATIN CAPITAL LETTER J 

4/10 

LATIN CAPITAL LETTER K 

4/11 

LATIN CAPITAL LETTER L 

4/12 

LATIN CAPITAL LETTER M 

4/13 

LATIN CAPITAL LETTER N 

4/14 

LATIN CAPITAL LETTER O 

4/15 

LATIN CAPITAL LETTER P 

5/0 

LATIN CAPITAL LETTER Q 

5/1 

LATIN CAPITAL LETTER R 

5/2 

LATIN CAPITAL LETTER S 

5/3 

LATIN CAPITAL LETTER T 

5/4 

background image

25 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図形文字 

名称 

ビット組合せ 

LATIN CAPITAL LETTER U 

5/5 

LATIN CAPITAL LETTER V 

5/6 

LATIN CAPITAL LETTER W 

5/7 

LATIN CAPITAL LETTER X 

5/8 

LATIN CAPITAL LETTER Y 

5/9 

LATIN CAPITAL LETTER Z 

5/10 

̲ 

LOW LINE 

5/15 

LATIN SMALL LETTER A 

6/1 

LATIN SMALL LETTER B 

6/2 

LATIN SMALL LETTER C 

6/3 

LATIN SMALL LETTER D 

6/4 

LATIN SMALL LETTER E 

6/5 

LATIN SMALL LETTER F 

6/6 

LATIN SMALL LETTER G 

6/7 

LATIN SMALL LETTER H 

6/8 

LATIN SMALL LETTER I 

6/9 

LATIN SMALL LETTER J 

6/10 

LATIN SMALL LETTER K 

6/11 

LATIN SMALL LETTER L 

6/12 

LATIN SMALL LETTER M 

6/13 

LATIN SMALL LETTER N 

6/14 

LATIN SMALL LETTER O 

6/15 

LATIN SMALL LETTER P 

7/0 

LATIN SMALL LETTER Q 

7/1 

LATIN SMALL LETTER R 

7/2 

LATIN SMALL LETTER S 

7/3 

LATIN SMALL LETTER T 

7/4 

LATIN SMALL LETTER U 

7/5 

LATIN SMALL LETTER V 

7/6 

LATIN SMALL LETTER W 

7/7 

LATIN SMALL LETTER X 

7/8 

LATIN SMALL LETTER Y 

7/9 

LATIN SMALL LETTER Z 

7/10 

基本符号表の中で①及び②で示した符号位置には,任意選択で図形文字を割り当てることができる。①

の符号位置には,参考1表2に示す二者択一の図形文字を割り当てる。②の符号位置には,国別又は適用

業務向けの図形文字を割り当てることができる。 

参考1表2 ISO/IEC 646基本符号表の二者択一の図形文字 

図形記号 

名称 

ビット組合せ 

♯ 

NUMBER SIGN 

2/3 

£ 

POUND SIGN 

2/3 

$ 

DOLLAR SIGN 

2/4 

CURRENCY SIGN 

2/4 

2. ISO/IEC 646の版 基本符号表のCL領域に制御文字集合を割り当て,①及び②の符号位置に具体的

な図形文字を割り当てて作った符号化文字集合を“ISO/IEC 646の版”と呼ぶ。 

この規格のラテン文字用7ビット符号は,日本での使用に合わせて文字を割り当てて作った,ISO/IEC 

646の一つの版である(本体6.1参照)。 

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26 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3. ISO/IEC 646国際基準版 (IRV)  ISO/IEC 646では,特定の国又は適用業務に依存しない版として,

基本符号表の①及び②の符号位置に参考1表3の図形文字を割り当てて作った符号化文字集合を,国際基

準版 (IRV : international reference version) として規定している。参考1図2に国際基準版の符号表を示す。 

参考1表3 ISO/IEC 646国際基準版の図形文字の割当て 

図形記号 

名称 

ビット組合せ 

♯ 

NUNBER SIGN 

2/3 

$ 

DOLLAR SIGN 

2/4 

@ 

COMMERCIAL AT 

4/0 

[ 

LEFT SQUARE BRACKET 

5/11 

\ 

REVERSE SOLIDUS 

5/12 

] 

RIGHT SQUARE BRACKET 

5/13 

^ 

CIRCUMFLEX ACCENT 

5/14 

` 

GRAVE ACCENT 

6/0 

{ 

LEFT CURLY BRACKET 

7/11 

| 

VERTICAL LINE 

7/12 

} 

RIGHT CURLY BRACKET 

7/13 

TILDE 

7/14 

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27 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

参考1図2 ISO/IEC 646国際基準版 

4. 片仮名用7ビット符号 本体6.2で規定する片仮名用7ビット符号は,ISO/IEC 646の7ビット符号

化文字集合の構造を使用し,94個の図形文字をJIS独自に定めて作った符号化文字集合である。 

28 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

参考2 内部記憶機能をもつ送受信兼用装置に対する推奨 

この参考は,本体及び附属書の規定に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

この参考は,装置が受信したCCデータ要素を後続の再転送のために記憶しておける装置で,広く使わ

れているものに適用できる。 

この参考は,受信したCCデータ要素とその再転送との間で,情報の損失が最少になるように意図して

推奨するものである。 

この種の装置は,本体2.2.2及び2.2.3に示した受信装置部分と送信装置部分との両方をもち,受信した

CCデータ要素をその中に表現されている対応する文字を利用者が修正したり又は修正せずに,再転送の

ために記憶できる。 

この種の装置について,ここでは,2種類の異なる方法を推奨する。 

(1) 完全な再転送機能をもつ受信装置 送信装置部分は,受信装置部分が識別できる部分集合以外の符号

化表現も含め,受信した文字の符号化表現を,利用者が修正しない限りそのまま再転送する。 

(2) 部分集合の再転送機能をもつ受信装置 送信装置部分は,その受信装置部分に採用された部分集合の

文字の符号化表現だけを再転送する。 

29 

X 0201 - 1997  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JCS調査研究委員会(親委員会)構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

芝 野 耕 司 

東京国際大学商学部経営情報学科 

(幹事) 

小 田 庸 夫 

日本アイ・ビー・エム株式会社大和研究所ソフトウェア

技術推進 

石 井 岑 明 

社団法人日本書籍出版協会国語問題委員会 

伊 藤 英 俊 

日本電気オフィスシステム株式会社システム事業本部第

2システム部 

大 島 有 史 

文化庁文化部国語課 

岡 本 譲 治 

日本エス・イー株式会社管理本部法務室 

兼 谷 明 男 

通商産業省工業技術院標準部情報電気規格課 

小 池 建 夫 

株式会社日立製作所オフィスシステム事業部製品企画部 

小 町 祐 史 

松下電送株式会社技術研究所技術本部 

佐 藤 敬 幸 

日本ヒューレットパッカード株式会社企画室 

下 垣 弘 行 

共同印刷株式会社技術本部情報システム開発部 

鈴 木   哲 

特許庁総務部特許情報企画課 

竹田原 昇 司 

通商産業省機械情報産業局電子機器課 

田 嶋 一 夫 

いわき明星大学人文学部 

田 中 省 三 

富士通株式会社企画本部企画部標準推進部 

鶴 田 真 也 

国立国会図書館調査及び立法考査局 

徳 永 英 二 

規格調整専門家 

豊 島 正 之 

北海道大学文学部国語学講座 

楡 木 武 久 

社団法人日本電子工業振興協会技術部標準化担当 

根 村 良 和 

法務省民事局第2課 

林   克 己 

財団法人地方自治情報センター情報処理部 

松 村 雅 生 

総務庁行政管理局行政情報システム企画課 

山 上 雅 美 

読売新開社編集局機報部 

山 崎 康 一 

株式会社沖テクノシステムズラボラトリ システム部 

(事務局) 

渡 辺 清 次 

財団法人日本規格協会情報技術標準化研究センター 

小笠原 康 直 

財団法人日本規格協会情報技術標準化研究センター 

JCS調査研究委員会 (WGI) 構成表 

氏名 

所属 

(主査) 

山 崎 康 一 

株式会社沖テクノシステムズラボラトリ システム部 

(幹事) 

伊 藤 龍 彦 

日本ユニシス株式会社システムプロダクト本部サーバソ

フトウェア2部 

小 田   明 

日本アイ・ビー・エム株式会社大和研究所ソフトウェア技

術推進 

親 泊   肇 

日本電気株式会社第1コンピュータ事業本部コンピュー

タ事業部 

小 池 建 夫 

株式会社日立製作所オフィスシステム事業部製品企画部 

佐 藤 敬 幸 

日本ヒューレットパッカード株式会社企画室 

島 倉 達 郎 

株式会社東芝マルチメディア技術研究所開発第5部 

関 口 正 裕 

富士通株式会社企画本部企画部計画部 

徳 永 英 二 

規格調整専門家 

吹 谷 和 雄 

社団法人日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会

技術担当 

(工技院) 

小 田 宏 行 

通商産業省工業技術院標準部情報電気規格課 

(事務局) 

渡 辺 清 次 

財団法人日本規格協会情報技術標準化研究センター 

小笠原 康 直 

財団法人日本規格協会情報技術標準化研究センター