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日本工業規格

JIS

 W3202

-1993

(ISO 45

: 1990

)

航空機−燃料加圧補給接続部

Aircraft

−Pressure refuelling connections

日本工業規格としてのまえがき 

この規格は,1990 年第 2 版として発行された ISO 45 (Aircraft−Pressure refuelling connections)  を翻訳し,

技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある“

参考”は,原国際規格にない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,航空機用燃料加圧補給接続部の基準寸法及び接近用すきまについて規定する。

参考  この規格の中で  {  }  を付けて示してある単位及び数値はヤード・ポンド単位によるものであ

って,

参考のために示したものである。 

2.

要求事項

2.1

基準寸法  航空機用燃料加圧補給接続部の基準寸法は,図 及び表 による。

2.2

接近用すきま  接続部の周囲の許容すきまは,図 による。


2

W3202-1993 (ISO 45 : 1990)

図 1  航空機用燃料加圧補給接続部

(

1

)

バルブ面は直径 の内側では平らで,バルブのどの部分もこの面から下に出てはならない。この面から上のバ
ルブの形態は任意とする。

(

2

)

バルブはばね式とする。行程が 36.52mm {1.438in}  での負荷は,222N {50lbf}  を超えないこと。

(

3

)

接続部が頭上で水平面内にある場合(例えば,主翼下)には,差込み突起のうち一つを,操作員が燃料補給の
ために通常接近する方向に向けて配置する。航空機側の接続部が,水平面内に取り付けてある場合を除いては,

3

個の突起のうちの一つが,接続部の最も低い位置にくるように配置する。


3

W3202-1993 (ISO 45 : 1990)

表 1  燃料加圧補給接続部の寸法

寸法 mm

{in}

A

最小  57.2

最小 2.25

B

63.5

0

25

.

0

+

2.5

0

01

.

0

+

C

76.2

0

127

.

0

+

3

0

005

.

0

+

D

88.77

32

.

1

0

3.495

052

.

0

0

E(

4

)

36.52

 1.438

F

12.7

25

.

0

0

0.5

01

.

0

0

G

  6.27

13

.

0

0

0.247

005

.

0

0

H

  6.35

0

25

.

0

+

0.25

0

01

.

0

+

J

  3.18

0

12

.

0

+

0.125

0

005

.

0

+

K

  0.79

0.031

L(

5

)

最小   6.15

最小 0.242

M

最大   8.46

最大 0.333

N

12.7

8

.

0

0

0.5

032

.

0

0

r

  6.35

4

.

0

0

0.25

016

.

0

0

S

2.29

±0.25

 0.09

±0.01

T

101.47

45

.

1

0

3.995

0

057

.

0

V

13.1

0

81

.

0

+

0.516

0

032

.

0

+

W

  0.05

0.002

X

  0.13

0.005

r

最大   0.38

最大 0.015

最小   0.25

最小 0.010

r

1

最大     0.4

最大 0.016

r

2

最大   0.51

最大 0.02

r

3

最大     1

最大 0.04

(

4

)

バルブの最小行程

(

5

)

寸法 の溝の最小深さ

図 2  接近用すきまの寸法


4

W3202-1993 (ISO 45 : 1990)

寸法 mm

in

最大

最小

最大

最小

A

− 165.1

− 6.5

B

− 381  − 15

C

− 355.6

− 14

D

63.5

− 2.5  −

E

14.48

− 0.57

F

44.45

− 1.75 −

G 152.4

− 6

備考1.  こ れ ら の 寸 法 で , 中 心 間 隔 が

355.6mm {14 in}

(この長さが要求

事項である場合)での航空機側接
続部の並列装備ができる。

2.

設計のためには,

外径が 76.2mm {3

in}

,最小曲げ半径が 304.8mm {12

in}

のホースを仮定する。

航空規格原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

竹  中  規  雄

東京大学名誉教授

(副委員長)

前  田  辰  三

三菱重工業株式会社

今  井  康  夫

通商産業省機械情報産業局

山  村  修  蔵

工業技術院標準部

安  川      醇

運輸省航空局

本  多  悦  郎

海上保安庁装備技術部

杉  本  俊  二

防衛庁装備局

山  根  皓三郎

科学技術庁航空宇宙技術研究所

久木田  実  守

社団法人日本航空技術協会

中  西  英  彰

アエロスペック研究会

白  浜  洋  海

日本航空株式会社

吉  井  正  洋

株式会社日本エアシステム

足  立  三  郎

川崎重工業株式会社

川  崎  純  男

富士重工業株式会社

葛  馬      孝

石川島播磨重工業株式会社

渡  辺      晃

日本飛行機株式会社

藤  井  洋  三

帝人製機株式会社

本  間  邦  彦

三菱電機株式会社

吉  田  嘉  幸

株式会社島津製作所

宇田川  知  行

横河電機株式会社

(事務局)

浮  田  尚  家

社団法人日本航空宇宙工業会