2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
W 0110-1987
航空用語(航空機の環境制御)
Glossary of Terms for Aircraft Environmental Control
1. 適用範囲 この規格は,航空機の環境制御に用いる主な用語について規定する。
引用規格:
JIS W 0106 航空用語(航空機一般)
JIS W 2017 航空機環境制御,環境保護及びエンジン抽気系統通則
2. 分類 用語の分類は,次のとおりとする。
(1) 環境制御に関する用語
(2) 与圧(加圧)に関する用語
(3) 空気調和に関する用語
(4) エンジン抽気に関する用語
(5) 環境保護に関する用語
3. 用語・意味 用語及び意味は,次のとおりとする。
なお,参考のために対応英語を示す。
備考1. 用語欄で二つの用語を並べてある場合は,その順位に従って優先的に使用する。
2. 用語欄で( )を付けて示してある用語は,( )内を省略してもよい。
3. 意味欄で用語の後に( )を付けて示してある数字は,この規格における用語の番号を示す。
(1) 環境制御に関する用語
番号
用語
意味
対応英語(参考)
101
環境制御
居住室 (359) ・機器室 (360) などの与圧,温度,湿度,換気量
及び汚染度を適正値に維持すること。
environmental control
102
環境制御系統
居住室,機器室などの環境を適正値に維持する系統及び機器。 environmental control
system
103
気候極限
航空機が遭遇する気候(1年を周期として繰り返される大気の状
態)の極限値。
climatic extremes
104
気象条件
航空機が遭遇する気圧・気温・湿度などの大気の物理的状態。 meteorological conditions
105
周囲圧力
航空機の周囲の大気の圧力。
ambient pressure
106
周囲温度
航空機の周囲の大気の温度。
ambient temperature
107
大気条件
航空機が飛行する大気の圧力・温度・湿度などの状態。
atomospheric conditions
108
太陽放射の強さ
太陽からの放射エネルギーの単位立体角当たりの強さ。
solar radiation intensity
2
W 0110-1987
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(2) 与圧(加圧)に関する用語
番号
用語
意味
対応英語(参考)
201
与圧
居住室・機器室などを圧縮空気源などを用いて大気圧より高い値
に制御維持すること。
pressurization
202
与圧系統
圧縮空気源などを用いて,居住室・機器室などの与圧制御を行う
系統。
pressurization system
203
加圧
機器などに周囲の圧力以上の圧力をかけること。
pressurization
204
加圧系統
加圧を行う系統。
pressurization system
205
圧力源
区画室の与圧,及び機器の加圧を行うのに必要な空気源。
pressure source
206
機室圧力制御系統 機室 (361) の空気圧力を制御する系統。
cabin pressure control
system
207
与圧区画室
与圧制御される操縦室・客室・機器室などの区画。
pressurized compartment
208
与圧機室
圧縮空気源などによって与圧される機室。
pressurized cabin
209
膨張式圧力シール ゴム製などのたわみ管内に加圧空気などのガスを供給し,膨張を
利用して行うシール。
inflatable pressure seal
210
圧力スケジュール 航空機の運用高度の変化に対応して,居住室の圧力を規定範囲内
に維持する計画。
pressure schedule
211
等差圧スケジュー
ル
居住室圧力と周囲圧力との差圧を一定値に制御維持する飛行高
度範囲と差圧の大きさに関する計画。
differential pressure
schedule
212
等圧高度
居住室の高度(ある高度の標準大気に相当する圧力)が飛行高度
に関係なく一定値であること。
isobaric pressure altitude
213
正差圧
大気圧力に対し区画室や機器内の圧力が高い状態。
positive differential
pressure
214
負差圧
大気圧力に対し区画室や機器内の圧力が低い状態。
negative differential
pressure
215
機室高度
与圧された機室内圧力を標準大気圧に換算した高度。
cabin altitude
216
機室差圧
機室圧力と大気圧力との差圧。
cabin pressure differential
ential
217
機室圧力
与圧された機室内の空気圧力。
cabin pressure
218
圧力変化率
居住室内の圧力が変化する場合の単位時間当たりの圧力変化量。 rate of pressure change
219
圧力減少率
居住室内の圧力が減少する場合の単位時間当たりの圧力変化量。 rate of pressure decrease
220
圧力解放
与圧区画室などの圧力が最大許容圧力値以上に上昇することを
防ぐため,安全弁によって自動的に圧力を設定値まで下げるよう
空気を放出すること。
pressure release
221
除圧
与圧区画室内の空気を安全弁などによって大気中に放出し圧力
差をなくすること。
depressurization
222
ダンプ
通常の流出弁又は非常用排出弁を開いて,最短時間内に区画室内
圧力を周囲圧力と等しくすること。
damping
223
圧力調整
区画室内の圧力を設定範囲に維持すること。
pressure regulation
224
圧力調整器
圧力調整を行う機器。
pressure regulator
225
安全弁
区画室や機器の過剰な正差圧又は負差圧を解放する機能をもつ
バルブ。
safety valve
226
流出弁
区画室の与圧又は機器の加圧に用いた気体を大気に排出させる
バルブ。
outflow valve
227
正圧リリーフ弁
区画室内の圧力が周囲圧力に対して一定限界を超えて上昇した
ときに,区画室内の空気を大気に放出するバルブ。
positive pressure relief
valve
228
負圧リリーフ弁
区画室内の圧力が周囲圧力より一定値以上に低下したときに,外
気を導入するバルブ。
negative pressure relief
valve
229
生産時最大許容漏
れ率
使用者側へ引渡し直前の領収飛行完了時の与圧区画室からの空
気漏れ量の許容最大値。
maximum allowable
production leakage rate
3
W 0110-1987
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
意味
対応英語(参考)
230
運用時最大許容漏
れ率
運用中の航空機の与圧区画室からの空気漏れを,現地整備などで
測定するときの単位時間当たりの漏れ量の許容最大値。
maximum allowable
inservice leakage rate
(3) 空気調和に関する用語
番号
用語
意味
対応英語(参考)
301
空気調和
居住室・機器室などの区画室の温度,湿度,圧力,換気量などを
希望する状態に調節すること。
air conditioning
302
空気調和系統
空気調和を行う系統。
air conditioning system
303
エアサイクル式空
気調和(部分)系
統
エアサイクルと熱交換器 (314) によって冷房空気を得る方式の
空気調和(部分)系統。シンプル方式 (308),ブートストラップ
方式 (309),シンプルブートストラップ方式 (310) 及びシュース
トリング方式 (311) がある。
air cycle air conditioning
(sub) system
304
空気調和ユニット 空気調和系統機器の一部又は全体を集めて一体化したもの。
air conditioning unit
305
冷却ユニット
区画室又は機器を冷却するために冷たい空気を発生するための
装置であって,比較的小形でコンパクトにまとめたもの。
refrigeration unit
306
冷却パッケージ
区画室又は機器を冷却するための冷たい空気を発生する装置で
あって,小形にし,一体化したもの。
refrigeration package
307
エアサイクルマシ
ン
空気の断熱膨張を利用して,冷房空気を作る回転機械。タービン
−ファン組立品,タービン−圧縮機組立品及びタービン−ファン
−圧縮機組立品がある。このほか複数個のタービンを備えている
ものもある。
air cycle machine
308
シンプル方式
エアサイクルマシンのタービンの動力を同軸に設けたファンで
吸収し,ファンを熱交換器のヒートシンク (352) とする方式。ベ
ーシック方式ともいう。
simple system
309
ブートストラップ
方式
エアサイクルマシンのタービンの動力を同軸に設けた圧縮器で
吸収し,低抽気圧のときでもタービンの膨張比を大きくとり,冷
却能力を確保できる方式。
bootstrap system
310
シンプルブートス
トラップ方式
タービンの動力を同軸に設けた圧縮機及びファンで吸収する方
式。駐機中に補助動力装置 (320) の抽気 (401) など比較的低圧
の空気源で冷房能力が得られ,熱交換器のヒートシンクも自力で
まかなえる。スリーホイール方式ともいう。
simple-bootstrap system
311
シューストリング
方式
ブートストラップ方式やシンプルブートストラップ方式の圧縮
機で区画室空気を再循環させ,換気量を増大させることができる
方式。抽気可能量の小さいヘリコプタなどに用いる。
shoestring system
312
再循環系統
区画室に供給された空気全量又はその一部をファンなどを用い
て区画室に再循環させる系統。
recirculation system
313
再生式
冷却タービンなどで冷却された空気の全量又はその一部を用い
て,熱交換器の冷却源とする方式。
regenerative system
314
熱交換器
区画室に送る空気を,ラム空気 (322),冷却タービン空気などを
ヒートシンクとして利用して冷却する機器。
heat exchanger
315
冷却タービン
断熱膨張を利用して空気を冷却する回転機器。
cooling turbine
316
コンテインメント 翼車などの回転体が破壊したとき,飛散物が他の機器や人間に損
傷及び危害を与えないように防護すること。
containment
317
水分離器
空気中に含まれた水分を分離し,区画室などへの供給空気中の水
分を一定限界内に維持する機器。
water separator
318
コアレッサ,
集滴具
水分離器の内部構成品で,通過する含有液状水分 (319) を捕集し
て大きい水滴にするために,空気通路内に置いた網状の障害物。
coalescer
319
含有液状水分
遊離水の状態で空気中を運ばれる水分。[JIS W 2017(航空機環
境制御,環境保護及びエンジン抽気系統通則)参照。]
entrained moisture
4
W 0110-1987
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
意味
対応英語(参考)
320
補助動力装置
エンジンなどの主動力装置を使わない場合のために準備した動
力装置。電源,油圧源,空気源などを供給するために用いる。
auxiliary power unit,
(APU)
321
ラムエアスクープ 航空機の飛行中に,必要な系統・機器にラム空気を積極的に取り
入れるための装置。
ram air scoop
322
ラム空気
航空機の飛行中に機速から生じるラム圧力によって取り入れた
空気。空気調和などに用いる。
ram air
323
ラム空気換気
ラム空気による区画室の換気。
ram air ventilation
324
調和空気
温度・湿度・換気量を調節した空気。
conditioned air
325
分配
居住室・機器室・機器にそれぞれ目的に応じて調和空気を分ける
こと。
distribution
326
排気
区画室から排出される空気。
discharge air
327
換気
区画室空気の汚染を防ぐため適量の新鮮な空気を取り入れて汚
れた空気を入れ換えること。
ventilation
328
汚染
調和空気に,人体や機器に有害な物質が混入していること。
contamination
329
汚染制御
調和空気中に混入する汚染要因物 (331) を規定以内に維持する
こと。
contamination control
330
機室空気汚染要因
物
機室の空気を汚染させる物質。有害ガス,潤滑油,航空機燃料,
作動油などをいう。
cabin air contaminant
331
汚染要因物
汚染の原因となる物質。
contaminant
332
新鮮空気
換気などのために機外から取り入れた空気。
fresh air
333
平均区画室空気温
度
操縦室内での乗員の移動が可能な航空機では,与圧室全体,そう
でない航空機では,乗員乗客を直接取り巻く容積の全域にわたっ
て同時刻における幾つかの乾球温度測定値の平均をとって得ら
れる乾球温度(JIS W 2017参照)。
average compartment air
temperature
334
温度制御装置
温度制御を行う装置。
temperature controls
335
温度制御
区画室や機器の温度を検出し,調整弁を制御して所定の温度に調
節すること。
temperature control
336
温度検出器
温度に応じた電気信号又は空気圧力信号などの出力を発生する
機器。
temperature sensor
337
温度セレクタ
区画室の温度を所定の値に設定する機器。
temperature selector
338
温度調整器
設定温度と温度検出器の受感温度との差を補正する信号を温度
制御弁などに出力する機器。
temperature regulator,
temperature controller
339
燃焼式ヒータ
燃焼熱を利用した加熱器。
combustion heater
340
湿度制御
区画室や機器へ供給する調和空気の湿度を所定の値に調節する
こと。
moisture control
341
除湿器
空気中の遊離水分を除去するために用いる機器。
dehumidifier
342
絶対湿度
湿り空気の中の水蒸気の質量と,その水蒸気を除いた空気(乾き
空気)の質量との比。
absolute humidity
343
相対湿度
ある温度における湿り空気中の水蒸気の分圧と,その温度におけ
る水蒸気の飽和圧との比。
relative humidity
344
比湿
単位質量の湿り空気中に含まれる水蒸気の量。通常1kgの空気中
の水蒸気の量をg単位で表す。
specific humidity
345
暖房
低温日に機室に高温の空気を供給し,区画室内の温度を調節する
こと。
heating
346
冷房
高温日に機室に低温の空気を供給し,区画室内の温度を調節する
こと。
cooling
347
容量
空気調和装置がもつ冷房及び暖房能力。
capacity
348
快適
温度,湿度,圧力などの状態が人体に快く感じること。
comfort
349
冷房装置
冷房を行う装置。
cooling equipment
5
W 0110-1987
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
意味
対応英語(参考)
350
エアサイクル冷却 エアサイクルマシンを用いて行う冷房(冷却)。
air cycle refrigeration
351
ベーパサイクル冷
却
冷媒の気化と凝縮を繰り返して空気を冷却すること。
vapor cycle refrigeration
352
ヒートシンク
冷熱源
heat sink
353
ウォータボイラ
高速飛行時,水の蒸発潜熱を利用して熱交換を行う補助熱交換
器。
water boiler
354
冷却液
冷却用媒体として用いられる液体。
liquid coolant
355
貯水タンク
高速飛行時,熱交換器のヒートシンクなどとして使用する水を貯
蔵するタンク。
water storage tank
356
冷却板
熱を放散する構成部品が,一つの共通の板に直接熱を伝達するよ
うに構成したある電子機器における冷却のための熱伝達用の板。
冷却媒体は,この板に沿って通過して,電子部品の熱負荷を放散
させる。したがって構成部品は直接冷媒にさらされない。
cold plate
357
空気ダクト
空気調和のための空気を流すための管。
air duct
358
断熱材
高温部の熱遮へいや低温部の熱損失防止に用いられる材料。
insulation
359
居住室
たとえ短時間であっても,乗員又は乗客がその機能を果たすこと
が予想される区画室。乗員室,休息室,乗客用区域,飛行中に入
室する必要がある貨物室など(JIS W 2017参照)。
occupied compartment
360
機器室
機器を装着した区画室。
equipment compartment
361
機室
直接外気に接触しないように閉じられた操縦室及び客室の総称
[JIS W 0106航空用語(航空機一般)参照]。
cabin
362
空気流量制御装置 空気の流量を制御する一連の装置。
airflow control system
363
空気流量制御弁
空気の流量を制御するバルブ。
airflow control valve
364
バイパス弁
空気などの主回路の全量又は一部を分岐するバルブ。
bypass valve
365
閉止弁
管路の流れを止めるバルブ。
shut-off valve
366
調整弁
流体の流量や圧力を設定値に維持するバルブ。
regulating valve
367
圧力調整流出弁
区画室からの排出空気量を変化させて室内の圧力制御を行うバ
ルブ。
pressure regulator outflow
valve
368
調節弁
外部からの操作信号によって流量や圧力を自動調整するバルブ。 modulating valve
369
自動制御器
区画室や機器へ供給する空気の温度,湿度,圧力,流量などの調
節を自動的に行う機器。
automatic controller
(4) エンジン抽気に関する用語
番号
用語
意味
対応英語(参考)
401
抽気
航空機の主エンジン,補助動力装置 (APU),地上空気源などから
抽出した空気。区画室などの環境制御及び環境保護に用いる。
bleed air
402
エンジン抽気系統 航空機の主エンジンから抽気を抽出する系統。複数個のエンジン
をもつ航空機の場合は逆止弁,遮断弁なども含む。
engine bleed air system
403
エンジン圧縮機抽
気
エンジンの圧縮機から抜き出した空気。
engine compressor bleed
air
(5) 環境保護に関する用語
番号
用語
意味
対応英語(参考)
501
環境保護
自然界からの影響による雨,雪,塩,ちり,霜,虫などを除去し
航空機の安全飛行を確保すること。
environmental protection
502
ジェットブラスト
系統
ノズルから高温空気を噴出させ,風防の除雨,除雪,防除氷を行
う系統。
jet blast system
503
除雨
操縦者の風防及びセンサ窓から適切に雨滴を除去すること。
rain removal
504
除塩
操縦者の風防及びセンサ窓から適切に塩を除去すること。
salt removal
505
除じん
操縦者の風防及びセンサ窓から適切にダストを除去すること。 dust removal
506
除雪
操縦者の風防及びセンサ窓から適切に雪を除去すること。
snow removal
6
W 0110-1987
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
意味
対応英語(参考)
507
除霜
操縦者の風防及びセンサ窓から適切に霜を除去すること。
defrosting
508
除虫
操縦者の風防及びセンサ窓から適切に虫を除去すること。
insect removal
509
除氷
機械的又は熱的のどちらかの方法によって,氷と被保護面の接着
を破壊して,小さい氷の付着を定期的に除去すること(JIS W
2017参照)。
deicing
510
透明部分
乗員視界用,センサ用,カメラ用,計器用などの窓の透明を要求
される部分。
transparent areas
511
風防ワイパー
操縦室の風防の雨滴などの付着物を除去する機器。
windshield wiper
512
防除氷
防氷と除氷。
ice protection
513
防曇
透明部分及びセンサ窓の内面の曇りを防止すること。
defogging
514
防氷
被保護面上に氷が付着するのを防止すること。
anti-icing
515
レインリペレント 風防などに用いる雨滴のはっ(撥)水剤。
rain repellent
516
レインリペレント
散布系統
はっ(撥)水剤を風防に施すための系統。
rain repellent dispensing
system
517
与圧服
人体に圧力を加える服。温度,圧力などが制御された空気や酸素
を使用して加圧する。
pressure suit
518
換気服
温度調節された空気を供給することによって,新鮮な空気と換気
ができる服。
ventilating suits,
ventilated suits
519
耐加速度服
航空機の運動によって生じる加速度の人体への影響を緩和する
服。一定の加速度に達すると加圧空気がこの服に供給される。
anti-g suit
7
W 0110-1987
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
航空規格原案作成委員会 構成表
氏 名
所 属
(委員長)
竹 中 規 雄
日本大学理工学部
土 屋 武 二
横浜ゴム株式会社航空部品事業部
伊佐山 建 志
通商産業省機械情報産業局航空機武器課
横 溝 眞一郎
通商産業省工業技術院標準部機械規格課運輸航空規格室
加 藤 晋
運輸省航空局技術部検査課
井 村 勇
海上保安庁警備救難部
瀬 倉 久 男
防衛庁装備局調達補給課
山 根 皓三郎
科学技術庁航空宇宙技術研究所機体第一部荷重研究室
横 田 友 宏
日本定期航空操縦士会
中 西 正 義
社団法人日本航空技術協会
白 浜 洋 海
日本航空株式会社技術部技術企画室
佐 治 康 雄
全日本空輸株式会社整備本部技術部技術管理課
内 田 憲 夫
東亜国内航空株式会社整備本部技術部
藤 嶋 敏 夫
航空規格調査会
播 磨 克 彦
富士重工業株式会社航空機技術本部設計管理課
金 田 利 泰
三菱重工業株式会社名古屋航空機製作所第二技術部
足 立 三 郎
川崎重工業株式会社航空機事業本部航空機技術本部管理業務課
宇 野 威 信
石川島播磨重工業株式会社航空エンジン事業部技術課
植 田 隆 之
住友精密工業株式会社第一技術部
田 隆 吉
三菱電機株式会社電子システム業務部
竹 内 誠一郎
株式会社東芝特定機器部
(主査)
立 石 弘
株式会社島津製作所航空機器事業部第1工場第1技術課
(事務局)
番 匠 敦 彦
社団法人日本航空宇宙工業会
小 林 繁 雄
社団法人日本航空宇宙工業会