T 9111-3 : 2000 (ISO 4074-3 : 1994)
(1)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣及び厚生大臣
が制定した日本工業規格である。
JIS T 9111
(ラテックス製コンドーム)には,次に示す部編成がある。
JIS
T
9111-1
ラテックス製コンドーム−第 1 部:要求事項
JIS
T
9111-2
ラテックス製コンドーム−第 2 部:長さの測定
JIS
T
9111-3
ラテックス製コンドーム−第 3 部:折幅の測定
JIS
T
9111-5
ラテックス製コンドーム−第 5 部:穴の検出−水漏れ試験
JIS
T
9111-6
ラテックス製コンドーム−第 6 部:破裂容量及び破裂圧力の測定
JIS
T
9111-7
ラテックス製コンドーム−第 7 部:加熱処理試験
JIS
T
9111-9
ラテックス製コンドーム−第 9 部:引張特性の測定
JIS
T
9111-10
ラテックス製コンドーム−第 10 部:包装及び表示
日本工業規格
JIS
T 9111-3
: 2000
(I
4074-3
: 1994
)
ラテックス製コンドーム−
第 3 部:折幅の測定
Rubber condoms
−Part 3 : Determination of width
序文 この規格は,1994 年に第 2 版として発行された ISO 4074-3, Rubber condoms−Part 3 : Determination of
width
を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。
1.
適用範囲 この規格は,ラテックス製コンドーム(以下,コンドームという。)の折幅の測定方法につ
いて規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)
,MOD
(修正している)
,NEQ(同等でない)とする。
ISO 4074-3 : 1994, Rubber condoms
−Part 3 : Determination of width (IDT)
2.
原理 巻きほぐしたコンドームを,定規の縁に掛け折幅を測定する。
3.
測定具 1mm 単位の目盛の付いたスチール製定規。
4.
手順
4.1
個包装を破り,コンドームを取り出す。ただし,その場合,個包装内のコンドームをきずつけない
ように破ろうとする範囲から移動させる。個包装の開封にははさみ又は他の鋭利な道具を使ってはならな
い。
4.2
コンドームを巻きほぐし,測定位置が平らになるよう定規の縁に掛ける。
備考 潤滑剤を取り除き,粘着を避けるために適切な粉を付ける。
4.3
コンドームの折幅を 0.5mm 単位で測定する。
備考 折幅の測定は,JIS T 9111-1 の該当項で規定された位置で行う。
5.
試験記録 試験記録には,少なくとも次の事項を記載する。
a)
試料のロット番号
b) 4.3
によって測定した折幅
c)
試験年月日
2
T 9111-3 : 2000 (ISO 4074-3 : 1994)
6.
コンドームの処分 この試験に供したコンドームは,長さの測定にも用いてもよい。試験後は破棄し
なければならない。