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T 7330 : 2000  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本医用光学機器工業会 (JMOIA) から,工

業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申し出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚

生大臣が制定した日本工業規格である。 

今回の制定は,日本工業規格を国際規格に整合させるため,ISO 13666 : Ophthalmic optics−Spectacle 

lenses−Vocabularyを基礎として用いた。 

JIS T 7330には,次に示す附属書がある。 

附属書A(参考) 分光重み関数及び分光分布 

附属書B(参考) JISと対応する国際規格との対比表 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

T 7330 : 2000 

眼鏡レンズの用語 

Ophthalmic optics−Spectacle lenses−Vocabulary 

序文 この規格は,1998年に第1版として発行されたISO 13666, Ophthalmic optics−Spectacle lenses−

Vocabularyを翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にない事項である。 

1. 適用範囲 この規格は,セミフィニッシュト眼鏡レンズブランク(以下,レンズブランクという。),

フィニッシュト眼鏡レンズ(以下,レンズという。)及びフィッティングに関連した眼光学の基礎的な用語

(以下,用語という。)及びその定義について規定する。ただし,製造及び表面処理(15.に収録した特殊

なコートを除く。)の工程に関する用語,材料に関する用語,材料及び光学的加工処理後の欠陥に関する用

語は,ISO 9802で規定する。 

なお,用語の分類は,次による。 

4. 基礎光学 

5. レンズ及びフィッティング 

6. レンズの材料 

7. レンズの面 

8. レンズ 

8.1 機能 

8.2 レンズ面形状 

8.3 レンズ品種 

8.4 製造状態 

9. 焦点特性 

10. プリズム特性 

11. 球面屈折力レンズ 

12. 乱視屈折力レンズ 

13. レンチキュラーレンズ 

14. 多焦点レンズ及び累進屈折力レンズ 

15. 透過,反射及びコート 

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。 

ISO 13666 : 1998, Ophthalmic optics−Spectacle lenses−Vocabulary (MOD) 

T 7330 : 2000  

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2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成

するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発行年を付記していない引用規格は,その最

新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 7090 光学及び光学機器−基準波長 

備考 ISO 7944 Optics and optical instruments−Reference wavelengthsが,この規格と対応している。 

JIS B 7281 : 1990 眼鏡枠の寸法測定 

備考 ISO/DIS 8624 Optics and optical instruments−Ophthalmic optics−Measuring system for 

spectacle framesが,この規格と対応している。 

ISO 8429 Optics and optical instruments−Ophthalmology−Graduated dial scale. 

ISO 8980-3 Ophthalmic optics−Uncut finished spectacle lenses−Part 3 : Transmittance specifications and 

test methods. 

ISO 9802 Raw optical glass−Vocabulary. 

ISO/CIE 10526 CIE standard colorimetric illuminants. 

ISO/CIE 10527 CIE standard colorimetric observers. 

IEC 60050 (845)  International Electro-technical Vocabulary−Chapter 845 : Lighting. 

3. 一般的事項 用語及びその定義の一般的事項は,次による。 

a) レンズ又は面の屈折力の単位は,メートルの逆数 (m-1) で,ディオプトリ (D) で表す(9.1参照)。 

b) プリズム屈折力の単位は (cm/m) で,プリズムディオプトリ (△) で表す(10.11参照)。 

c) 光学及びレンズの定義を簡潔で理解しやすくするため,特別な断りがある場合を除き,レンズ及びプ

リズムの収差を無視する。 

d) 用語及びその定義は,項目別に分類して掲載する。参考として,英・仏・独の対応外国語及び慣用語

を示し,日・英の索引を付ける。 

なお,用語の読み方を,用語の下の ( ) 内に示す。略号が使用される用語には,用語と読み方の

間にその略号を示す。 

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T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4. 基礎光学 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

4.1 

光放射 
(ひかりほうしゃ) 

X線 (λ≒1nm) へ移行する波長領域と電波 (λ≒

1mm) の波長へ移行する波長領域との間の電磁
放射[IEC 60050 (845) 参照]。 

(英) optical radiation 
(仏) rayonnement 
  

optique 

(独) optische Strahlung 

光線 

4.2 

可視放射 
(かしほうしゃ) 

視覚に直接作用する光放射。 
備考1. 可視放射のスペクトル領域には正確な境

界はない。これらは網膜に達する放射強
度と観察者の感覚によるからである。 

一般的には,下方境界は360〜400nm

の間にあり,上方の境界は760〜830nm
の間にある。 
[IEC 60050 (845)参照]。 

2. この規格及び眼光学に適用する場合は,

380nmと780nmとを境界とする。 

(英) visible radiation, 
  

light 

(仏) rayonnement 
  

visible lumière 

(独) sichtbare Strahlung 
  

Licht 

可視光線, 
光線 

4.3 

紫外放射 
(しがいほうしゃ) 

可視放射より波長が短い光放射。 
備考1. 100〜400nmの範囲の紫外放射は,次の

領域に分けられる。 
UV-A 315〜400nm(備考2.参照) 
UV-B 280〜315nm 
UV-C 100〜280nm 
[IEC 60050 (845)参照] 

2. この規格及び眼光学に適用する場合に

は,UV-Aの上限は380nmとする。 

3. 200nm以下の放射は大気が吸収するた

め,UV-Cとして有効なスペクトル範囲
は,200〜280nmである。 

(英) ultraviolet radiation 
(仏) rayonnement 
  

ultraviolet 

(独) ultraviolette 
  

Strahlung 

紫外線 

4.4 

赤外放射 
(せきがいほうしゃ) 

可視放射より波長が長い光放射。 
備考1. 780nm〜1mmの赤外放射は,次の領域に

分けられる。 
IR-A 780〜1 400nm 
IR-B 1.4〜3μm 
IR-C 3μm〜1mm 
[IEC 60050 (845)参照] 

2. 赤外放射は,海面上において約2 000nm

まで広がる。 

3. 赤外吸収物質の設計時には,光源から放

射されたレンズに到達する赤外放射範囲
を考慮する。 

(英) infrared radiation 
(仏) rayonnemen 
  

infrarouge 

(独) infrarote Strahlung 

赤外線 

4.5 

屈折率 
n (λ) 

(くっせつりつ) 

真空中の電磁波の速度に対する,媒質中における
波長λの単色放射波の位相速度の比[IEC 60050 
(845) 参照]。 
備考1. 工業的には,真空に対する屈折率の代わ

りに空気に対する屈折率が用いられる。 

2. レンズを含め,光学ガラス,すべての光

学系及び光学機器で使用する波長は,JIS 
B 7090で定義する。 

(英) refractive index, 
  

n (λ) 

(仏) indice de rèfraction, 
  

n (λ) 

(独) Brechzahl, 
  

n (λ) 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

4.6 

分散 
(ぶんさん) 

ある媒質中における単色放射の伝搬速度が,その
放射の周波数の関数として変化する現象[IEC  
60050 (845) 参照]。 

(英) dispersion 
(仏) dispersion 
(独) Dispersion 

4.7 

アッベ数 

υe 

又は 

υd 

(あっべすう) 

ある光学材料の色収差に対する補正を見積もる
ための数学的表現。 
次の式によって算出する。 

υe=

C

F

e

n

n

n

′−

−1 

ここに,ne:緑色の水銀e線(波長:

546.07nm)の屈折率。 

nF':青色のカドミウムF'線(波長:

479.99nm)の屈折率。 

nC':赤色のカドミウムC'線(波

長:643.85nm)の屈折率。 

又は, 

υd=

C

F

d

n

n

n

−1 

ここに,nd:黄色のヘリウムd線(波長:

587.56nm)の屈折率。 

nF:青色の水素F線(波長:

486.13nm)の屈折率。 

nC:赤色の水素C線(波長:

656.27nm)の屈折率。 

(ISO 9802参照) 
備考 これらの基準波長は,JIS B 7090で規定す

る。 

(英) Abbe number, 
  

υe or υd 

(仏) nombre dʼAbbe, 
  

υe or υd 

(独) Abbesche Zahl, 
  

υe or υd 

4.8 

光軸 
(こうじく) 

レンズの両光学面に垂直な直線。これに沿った光
は屈折せずに通過する。 
備考 非球面は,回転軸である単一の対称軸をも

つ。相対する面の曲率中心がこの軸上にな
ければ,真の光軸は存在しない。 

(英) optical axis 
(仏) axe optique 
(独) optische Achse 

4.9 

頂点 
(ちょうてん) 

レンズの光軸とレンズ面との交点。 

(英) vertex 
(仏) sommet 
(独) Scheitelpunkt 

4.10 

屈折力 
(くっせつりょく) 

レンズ又は光学面が,屈折によって入射波面の曲
率又はその方向を変化させる能力。 

(英) power 
(仏) puissance 
(独) Wirkung 

4.11 

焦点 
(しょうてん) 

光軸上の無限遠物点と共役な像点。 

(英) focal point 
(仏) foyer 
(独) Brennpunkt 

4.12 

生化学放射線作用の 
(せいかがくほうしゃ
せんさようの) 

生体組織に対する光化学放射線作用の現れ又は
それに関すること。 

(英) bioactinic 
(仏) bioactinique 
(独) bioaktinisch 

4.13 

生化学放射線作用 
(せいかがくほうしゃ
せんさよう) 

生体組織に化学変化を及ぼす光放射の性質。 

(英) bioactinism 
(仏) bioactinisme 
(独) Bioaktinität 

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T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

5. レンズ及びフィッティング 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

5.1 

ボクシングシステム 

レンズ又はレンズブランクに外接する,水平及
び垂直接線から成る長方形を基準とした測定及
び定義のシステム。 
備考 JIS B 7281参照。 

(英) boxing system, 
  

boxed lens system 

(仏) système《boxing》, 
  

système 

  

 dʼencadrement 

(独) Kastensystem 

5.2 

水平中心線(ボクシン
グシステムの) 
(すいへいちゅうしん
せん) 

ボクシングシステムの二つの水平接線から等距
離にある線。 

(英) horizontal 
  

 centreline 

(仏) ligne médiane 
  

 horizontale 

(独) horizontale 
  

 Mittellinie 

5.3 

垂直中心線(ボクシン
グシステムの) 
(すいちょくちゅうし
んせん) 

ボクシングシステムの二つの垂直接線から等距
離にある線。 

(英) vertical centreline 
(仏) ligne médiane 
  

 verticale 

(独) vertikale Mittellinie 

5.4 

ボクシング中心 
(ぼくしんぐちゅうし
ん) 

水平中心線と垂直中心線との交点。 
備考 この用語は,眼鏡枠及び玉形加工済レン

ズに適用する。 

(英) boxed centre 
(仏) centre《boxing》 
(独) Mittelpunkt nach 
  

 Kastensystem 

5.5 

幾何学中心 
(きかがくちゅうし
ん) 

レンズブランク又はアンカットレンズの形状に
対する水平中心線と垂直中心線との交点。 

(英) geometrical centre 
(仏) centre géométrique 
(独) geometrischer 
  

 Mittelpunkt 

5.6 

水平軸 
(すいへいじく) 

ISO 8429に定義する乱視軸及びプリズム基底方
向を特定するための,レンズ上の基準点を通る
0-180度方向の軸。 

(英) horizontal axis 
(仏) axe horizontal 
(独) Glashorizontale 

5.7 

経線 
(けいせん) 

(英) meridians 
(仏) Méridiens 
(独) Meridianebene 

5.7.1 

面の経線 
(めんのけいせん) 

面の曲率中心を含む任意の平面(7.4参照)。 

(英) meridian of a 
  

 surface 

(仏) méridien dʼune 
  

 surface 

(独) Meridianebene 
  

 einer Fläche 

5.7.2 

レンズの経線 
(れんずのけいせん) 

レンズの光軸を含む任意の平面。 

(英) meridian of a lens 
(仏) méridien dʼun 
  

 verre 

(独) Meridianebene 
  

 eines 

Brillenglases 

5.8 

前面 
(ぜんめん) 

装用眼から遠い方のレンズの表面。 

(英) front surface 
(仏) surface avant 
(独) Vorderfläche 
  

 objektseitige 

  

 Fläche 

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T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

5.9 

後面 
(こうめん) 

装用眼に近い方のレンズの表面。 

(英) back surface 
(仏) surface arrière 
(独) Rückfläche 
  

 augenseitige 

  

 Fläche 

5.10 

光学中心 
(こうがくちゅうし
ん) 

実用的な目的においては,レンズの光軸とレン
ズ前面との交点。 

(英) optical centre 
(仏) centre optique 
(独) optischer 
  

 Mittelpunkt 

5.11 

ビジュアルポイント 

視軸とレンズ後面との交点。 

(英) visual point 
(仏) point visuel 
(独) Durchblickpunkt 

5.12 

設計基準点 
(せっけいきじゅんて
ん) 

設計仕様が適用された,レンズブランクの仕上
げ面又はフィニッシュトレンズの前面上の点。
それらは製造業者によって規定される。 
備考 例えば,遠用部設計基準点及び近用部設

計基準点。 

(英) design reference 
  

 point 

(仏) point de référence 
  

 de conception 

(独) Konstruktions- 
  

 bezugspunkt 

5.13 

遠用部設計基準点 
(えんようぶせっけい
きじゅんてん) 

遠用部の設計仕様が適用された,フィニッシュ
トレンズの前面又はレンズブランクの仕上げ面
上の点。それらは製造業者によって規定される。 

(英) distance design 
  

 reference point 

(仏) point de référence 
  

 de conception 

pour 

  

 la vision de loin 

(独) Fern− 
  

 Konstruktions- 

  

 bezugspunkt 

5.14 

近用部設計基準点 
(きんようぶせっけい
きじゅんてん) 

近用部の設計仕様が適用された,フィニッシュ
トレンズの前面又はレンズブランクの仕上げ面
上の点。それらは製造業者によって規定される。 

(英) near design 
  

 reference point 

(仏) point de référence 
  

 de conception 

  

 pour la vision de 

  

 Près 

(独) Nah−Konstruktions 
  

 -bezugspunkt 

5.15 

遠用部測定基準点 
(えんようぶそくてい
きじゅんてん) 

遠用部の屈折度数が適用された,レンズの前面
上の点。 
備考 この点は,場合によっては,遠用部設計

基準点と区別するために,供給者によっ
て明示される。 

(英) distance reference 
  

 point, 

  

major reference 

  

 point 

(仏) point de référence 
  

 de la vision de 

loin, 

  

point de référnce 

  

 principal 

(独) Fern−Bezugspunkt, 
  

Hauptbezugspunkt 

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T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

5.16 

遠用ビジュアルポイン
ト, 
DVP 
(えんようびじゅある
ぽいんと) 

一定条件下で遠方視のために使われるレンズ上
に想定されるビジュアルポイント。 
備考 通常,頭をまっすぐにして眼が第一眼位

にある状態での,視軸とレンズとの交点
が想定される。 

(英) distance visual point, 
  

DVP 

(仏) point visuel de loin 
(独) Fern− 
  

 Durchblickpunkt 

5.17 

近用ビジュアルポイン
ト, 
NVP 
(きんようびじゅある
ぽいんと) 

一定条件下で近方視のために使われる,レンズ
上に想定されるビジュアルポイント。 

(英) near visual point, 
  

NVP 

(仏) point visuel de près 
(独) Nah− 
  

 Durchblickpunkt 

5.18 

装用時前傾角 
(そうようじぜんけい
かく) 

レンズの光軸と第一眼位にある眼の視軸(通常
水平方向にある)との垂直面内の角度。 

(英) pantoscopic angle 
(仏) angle pantoscopique 
(独) Vorneigungswinkel, 
  

pantoskopischer 

  

 Winkel 

5.19 

レンズブランク又はレ
ンズの寸法 

レンズブランク又はレンズの寸法は,次のよう
に分類される。 

5.19.1 

公称寸法 

dn 

(こうしょうすんぽ
う) 

製造業者によって表示された寸法。 

(英) nominal size, 
  

dn 

(仏) dimension 
  

 nominale, 

  

dn 

(独) Nenngröße 
  

dn 

5.19.2 

実寸法 

de 

(じつすんぽう) 

ブランク又はレンズの実寸法。 

(英) effective size, 
  

de 

(仏) dimension effective, 
  

de 

(独) effektive Größe, 
  

de 

5.19.3 

使用可能寸法 

du 

(しようかのうすんぽ
う) 

光学的に使用可能な領域の寸法。 

(英) usable size, 
  

du 

(仏) dimension 
  

 utilisable, 

  

du 

(独) nutzbare Größe, 
  

du 

有効径 

5.20 

心取り点, 
CP 
(しんとりてん) 

処方プリズム又はレンズ厚を減ずるプリズムが
ない状態,又はそれらのプリズムを相殺した状
態での,光学中心,設計基準点又はフィッティ
ングポイントが置かれるべき眼鏡平面上の点。 

(英) centration point, 
  

CP 

(仏) point de centrage, 
  

CP 

(独) Zentrierpunkt, 
  

CP 

5.21 

光学中心間距離, 
OCD 
(こうがくちゅうしん
かんきょり) 

処方プリズムを相殺した状態の,枠入れされた
一対のレンズの水平方向の光学中心間距離。 
備考 累進屈折力レンズではフィッティングポ

イント間の距離。 

(英) optical centre 
  

 distance, 

  

OCD 

(仏) distance des centres 
  

 optiques 

(独) Mittenabstand 

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番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

5.22 

心取り点間距離, 
CD 
(しんとりてんかんき
ょり) 

一対のレンズの心取り点間に要求される水平距
離。 
備考1. 鼻りょう(梁)の中心又は眼鏡枠ブリ

ッジの仮想中心線からはかった,単眼
の値として規定されることがある。 

2. どう(瞳)孔間距離だけが表示されて

いる場合は,これを心取り点間距離と
みなす。 

(英) centration distance, 
  

CD 

(仏) distance de centrage 
(独) Zentrierpunktabstand 

5.23 

寄せ(心取り点の) 
[よせ(しんとりてん
の)] 

玉形加工済レンズ形状のボクシング中心からの
心取り点の偏位。 

(英) decentration 
(仏) décentrement 
(独) Dezentration 

5.24 

フィッティングポイン
ト 

眼前にレンズを位置付けるための基準点として
製造業者によって指定された,レンズ又はセミ
フィニッシュトレンズブランクの前面上の点。 

(英) fitting point 
(仏) point de montage 
(独) Anpaßpunkt 

5.25 

フィッティングポイン
ト位置 
(ふぃってぃんぐぽい
んといち) 

(玉形加工済)レンズ形状のボクシング中心か
らフィッティングポイントまでの,垂直及び水
平の距離及び方向(図1参照)。 

(英) fitting point position 
(仏) position du point 
  

 de montage 

(独) Anpaßpunktlage 

5.26 

フィッティングポイン
ト高さ 
(ふぃってぃんぐぽい
んとたかさ) 

レンズ最下端点での水平接線からフィッティン
グポイントまでの垂直距離(図1参照)。 
備考 レンズがやげん状の場合は,周縁部とし

てやげんの頂点をとる。 

図1 フィッティングポイントに関する用

語 

(英) fitting point height 
(仏) hauteur du point de 
  

 montage 

(独) Anpaßpunkthöhe 

5.27 

頂点間距離 
(ちょうてんかんきょ
り) 

角膜頂点とレンズ後面との距離。眼鏡枠のフロ
ント部の平面に垂直な視軸に沿ってはかる。 

(英) vertex distance 
(仏) distance verre-oeil 
(独) Hornhaut− 
  

 Scheitelabstand 

装用距離 

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T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

5.28 

作業距離 
(さぎょうきょり) 

指定された点又は平面から,物体平面までの距
離。 
備考 通常眼鏡平面が指定の平面として用いら

れる。 

(英) working distance 
(仏) distance de travail 
(独) Arbeitsabstand 

5.29 

どう(瞳)孔間距離, 
PD 
(どうこうかんきょ
り) 

遠方に位置する物体をまっすぐ注視した状態で
の,どう(瞳)孔中心間距離。 

(英) interpupillary 
  

 distance, 

  

PD 

(仏) distance 
  

 interpupillaire 

(独) Pupillenabstand, 
  

PD 

5.30 

単眼どう(瞳)孔距離 
(たんがんどうこうき
ょり) 

眼が第一眼にある状態で,鼻りょう(梁)又は
眼鏡枠ブリッジの中央線と,どう(瞳)孔中心
との距離。 

(英) monocular 
  

 pupillary distance 

(仏) distance pupillaire 
  

 monoculaire 

(独) monokularer 
  

 Pupillenabstand 

5.31 

第一眼位 
(だいいちがんい) 

眼の高さにあるまっすぐ前方の物体を注視して
いるときの,頭部に対する眼の相対位置。 

(英) primary position 
(仏) position primaire 
(独) Primärstellung 

5.32 

視軸 
(しじく) 

眼の中心か(窩)の中心と射出ひとみの中心と
を結び,入射ひとみの中心から物体空間へ向か
う線。 

(英) visual axis 
(仏) axe visuel 
(独) Fixierlinie 

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10 

T 7330 : 2000  

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6. レンズの材料 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

6.1 

光学材料 
(こうがくざいりょ
う) 

光学部品を製造するのに適した透明材料。 

(英) optical material 
(仏) metériau optique 
(独) optisches Material 

6.2 

ガラス,無機ガラス 
(むきがらす) 

無機物質を溶融成形した材料。 
備考 光学ガラスの種類の用語は,ISO 9802参

照。 

(英) glass, 
  

inorganic/mineral 

  

 glass 

(仏) verre, 
  

verre inorganique/ 

  

 minéral 

(独) Glass, 
  

anorganisches 

  

 Glas/Mineralglas 

6.3 

硬質樹脂 
(こうしつじゅし) 

(英) organic hard resin 
(仏) Résine 
  

 polymérisée, 

  

(organique) 

(独) Kunststoff, 
  

(organisches Glas) 

6.3.1 

熱硬化性硬質樹脂 
(ねつこうかせいこう
しつじゅし) 

重合によって,不溶解性及び不溶融性の状態に
された,有機ポリマーから成るプラスチック材
料。通常は加熱によって変形しない。 

(英) thermosetting hard 
  

 resin 

(仏) résine polymérisée 
  

thermodurcissable 

(独) duroplastischer 
  

 Kunststoff 

熱硬化性
樹脂 

6.3.2 

熱可塑性硬質樹脂 
(ねつかそせいこうし
つじゅし) 

加熱による軟化と冷却による硬化とを繰り返す
ことが可能で,柔らかい状態では鋳造や射出成
形によってレンズ又はレンズブランクに再加工
可能な,有機ポリマーから成るプラスチック材
料 

(英) thermoplastic hard 
  

 resin 

(仏) résine polymérisée 
  

 thermoplastique 

(独) thermoplastischer 
  

 Kunststoff 

熱可塑性
樹脂 

6.4 

フォトクロミック材料 
(ふぉとくろみっくざ
いりょう) 

照射された光放射の強度と波長に依存して視感
透過率の特性が可逆的に変化する材料。 
備考1. この材料は主に300〜450nmの,太陽光

スペクトル範囲の波長に反応するよう
に設計されている。 

2. 透過特性は周囲の温度に影響される。 

(英) photochromic 
  

 material 

(仏) matériau 
  

 photochromique 

(独) phototropes 
  

 Material, 

  

photochromes 

  

 Material 

調光材料 

6.5 

フォトクロミック劣化 
(ふぉとくろみっくれ
っか) 

長時間の累積的な及び/又は繰り返し露光の結
果による,フォトクロミック材料の視感透過率
特性の不可逆的変化。 

(英) photochromic 
  

 fatigue 

(仏) fatigue des 
  

 photochromiques 

(独) phototrope 
  

 Ermüdung, 

  

photochrome 

  

 Ermüdung 

調光性の
劣化 

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11 

T 7330 : 2000  

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7. レンズの面 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

7.1 

球面 
(きゅうめん) 

球の内側又は外側表面の一部。 

(英) spherical surface 
(仏) surface sphérique 
(独) sphärische Fläche 

7.2 

円柱面 
(えんちゅうめん) 

円柱の内側又は外側表面の一部。 

(英) cylindrical surface 
(仏) surface cylindrique 
(独) zylindrische Fläche 

7.3 

非球面 
(ひきゅうめん) 

頂点から周辺にかけ曲率が連続的に変化する回
転面の一部。 

(英) aspherical surface 
(仏) surface asphérique 
(独) asphärische Fläche 

7.4 

面の主経線 
(めんのしゅけいせ
ん) 

測定によって最大曲率又は最小曲率を示す面の
経線。 

(英) principal meridians 
  

 of a surface 

(仏) méridiens 
  

 principaux dʼune 

  

 surface 

(独) Hauptschnitte einer 
  

 Fläche 

7.5 

トロイダル面 
(とろいだるめん) 

円弧を,その円弧と同一面内にあり円弧の曲率
中心を通らない軸の回りに回転させて得られる
面の一部。 
備考 “トロイダル”は面に,“トーリック”は,

レンズ又は物体に限定することが望まし
い。 

(英) toroidal surface 
(仏) surface toroïdale 
(独) torische Fläche 

円環体の
面 

7.6 

非トロイダル面 
(ひとろいだるめん) 

曲率が異なる互いに垂直な主経線をもつ面で,
少なくとも一方の主経線の断面が円ではない
面。 

(英) atoroidal surface 
(仏) surface atoroïdale 
(独) atorische Fläche 

非円環面 

7.7 

累進面 
(るいしんめん) 

表面の一部又は全体にわたり,曲率が連続的に
変化する面。回転対称ではない。 

(英) progressive surface 
(仏) surface progressive 
(独) Gleitichtfläche 

7.8 

ニュートンリングテス
ト 

一方の曲率が確認されている二つの表面を接触
させ,その曲率の違いを干渉じまで特定するテ
スト方法。 

(英) Newtonʼs rings test 
(仏) essai des anneaux 
  

 de Newton 

(独) Probeglasverfahren 

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12 

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8. レンズ 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

8.1 

機能別分類 

8.1.1 

眼用レンズ 
(がんようれんず) 

眼の測定,補正及び/又は保護のため,又は見掛
けを変えるために使用するレンズ。 

(英) ophthalmic lens 
(仏) verre ophtalmique 
(独) Augenglas 

8.1.2 

眼鏡レンズ 
(がんきょうれんず) 

眼球に接触せずに,眼の前方に掛ける眼用レン
ズ。 

(英) spectacle lens 
(仏) verre de lunettes 
(独) Brillenglas 

眼鏡レン
ズ 
(めがね
れんず) 

8.1.3 

屈折補正用レンズ 
(くっせつほせいよう
れんず) 

屈折度数をもった眼鏡レンズ。 

(英) corrective lens 
(仏) verre correcteur 
(独) Korrektions− 
  

 Brillenglas 

8.1.4 

保護レンズ 
(ほごれんず) 

外界の危険から眼を保護するために設計された
レンズ。 

(英) protective lens 
(仏) verre protecteur 
(独) Schutzglas 

8.1.5 

光吸収レンズ 
(ひかりきゅうしゅう
れんず) 

入射光の特定波長範囲又は特定比率で吸収する
ように設計されたレンズ。 

(英) absorptive lens 
(仏) verre absorbant 
(独) absorbierendes 
  

 Brillenglas 

8.1.6 

カラーレンズ 

透過において顕著に色(グレーを含む。)が付い
たレンズ(一般的には光吸収レンズ)。 

(英) tinted lens 
(仏) verre teinté 
(独) getöntes 
  

 Brillenglas 

色レンズ 
(いろれ
んず) 

8.1.7 

無色レンズ 
(むしょくれんず) 

透過で色を感じさせないレンズ。 

(英) clear lens 
(仏) verre blanc 
(独) farbloses 
  

 Brillenglas 

白レンズ 
(しろれ
んず) 

8.1.8 

クリアレンズ 

視感透過率がISO 8980-3のカテゴリー0に入る
レンズ。 
備考 このようなレンズはわずかに着色してい

ることがある。 

(英) clear lens 
(仏) verre blanc 
(独) farbloses 
  

 Brillenglas 

8.1.9 

均一カラーレンズ 
(きんいつからーれん
ず) 

材料自体が均一な色合いであるか,加工後にそ
の表面が一様な色となるよう処理された材料に
よって製造されたレンズ。 
備考 材料の段階で均一に着色されたレンズ

(ソリッドタイプのカラーレンズ)の場
合,屈折度数をもっと中心部から周辺部
にかけてレンズの厚さが変わるため視感
透過率の値が変わる。このようなレンズ
はグラディエントカラーレンズではな
い。 

(英) uniformly tinted 
  

 lens 

(仏) verre teinté 
  

 uniformément 

(独) einheitlich 
  

 getöntes 

  

 Brillenglas 

均一色レ
ンズ 
(きんい
ついろれ
んず) 

8.1.10 

グラディエントカラー
レンズ 

全面又は一部が,設定された色合い(濃度,色)
に変化しているレンズ。 

(英) gradient-tinted 
  

 lens, 

  

graduated-tinted 

  

 lens 

(仏) verre dégradé 
(独) Verlaufglas 

ぼかし色
レンズ 
(ぼかし
いろれん
ず) 

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13 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

8.1.11 

フォトクロミックレン
ズ 

入射する光線の放射強度と波長によって,視感
透過率特性が可逆的に変化するレンズ。 
備考1. 主として300〜450nmの太陽光線で変

化するように作られたレンズ。 

2. 一般に,透過率は温度に依存する。 

(英) photochromic lens 
(仏) verre 
  

 photochromique 

(独) photochromes 
  

 Brillenglas 

調光レン
ズ 

8.1.12 

偏光レンズ 
(へんこうれんず) 

入射光線の偏光面方向によって吸収が異なるレ
ンズ。 

(英) polarizing lens 
(仏) verre polarisant 
(独) polarisierendes 
  

 Brillenglas 

8.1.13 

コート付きレンズ 
(こーとつきれんず) 

レンズの一つ又はそれ以上の特性を変えるため
に付加された,単層又は多層膜をもつレンズ。 

(英) coated lens 
(仏) verre traité 
(独) beschichtetes 
  

 Brillenglas 

8.1.14 

バランスレンズ 

他方のレンズの質量又は見栄えをつり合わせる
ように,眼鏡枠又は保持具に枠入れされたレン
ズ。 

(英) balancing lens, 
  

matching lens 

(仏) verre 
  

 dʼéquilibrage, 

  

verre 

  

 dʼappariement 

(独) Ausgleichsglas 

8.2 

レンズ面形状による分
類 

8.2.1 

レンズ面形状 
(れんずめんけいじょ
う) 

所定の屈折力を作り出すように選択された面形
状(面屈折力)の組合せ。 

(英) lens form 
(仏) géométrie du verre 
(独) Brillenglasform 

8.2.2 

メニスカス状レンズ 
(めにすかすじょうれ
んず) 

一面がすべての経線に沿って凸面であり,他面
がすべての経線に沿って凹面であるレンズ。 

(英) curved-form lens 
(仏) verre ménisque 
(独) durchgebogenes 

 Brillenglas, 

  

meniskusförmiges 

  

 Brillenglas, 

  

Meniskus 

8.2.3 

アフォーカルレンズ,
プラノレンズ 

呼称屈折度数がゼロのレンズ。 
備考 平面レンズ (plane lens) という用語は使

用しない。 

(英) afocal lens 
  

plano lens 

(仏) verre afocal 
  

verre plan 

(独) afokales 
  

 Brillenglas, 

  

Nullglas 

8.2.4 

球面レンズ 
(きゅうめんれんず) 

二つの球面をもつレンズ。 
備考 一面が平面の場合を含む。 

(英) spherical lens 
(仏) verre sphérique 
(独) sphärisches 
  

 Brillenglas 

8.2.5 

円柱レンズ 
(えんちゅうれんず) 

少なくとも一つの円柱面をもつレンズ。 

(英) cylindrical lens 
(仏) verre cylindrique 
(独) zylindrisches 
  

 Brillenglas 

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14 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

8.2.6 

球面円柱レンズ 
(きゅうめんえんちゅ
うれんず) 

一つの球面と一つの円柱面とをもつレンズ。 

(英) spherocylindrical 
  

 lens 

(仏) verre 
  

sphérocylindrique 

(独) sphäro- 
  

 zylindrisches 

  

 Brillenglas 

8.2.7 

トーリックレンズ 

少なくとも一つのトロイダル面をもつレンズ。 (英) toric lens 

(仏) verre torique 
(独) torisches  

 Brillenglas 

8.2.8 

非球面レンズ 
(ひきゅうめんれん
ず) 

少なくとも一つの非球面をもつレンズ。 

(英) aspheric lens 
(仏) verre asphérique 
(独) asphärisches 
  

 Brillenglas 

8.2.9 

非トーリックレンズ 
(ひとーりっくれん
ず) 

少なくとも一つの非トロイダル面をもつレン
ズ。 

(英) atoric lens 
(仏) verre atorique 
(独) atorisches 
  

 Brillenglas 

アトーリ
ックレン
ズ 

8.3 

レンズ品種による分類  

8.3.1 

単焦点レンズ 
(たんしょうてんれん
ず) 

単一の屈折度数をもつように設計されたレン
ズ。 

(英) single-vision lens 
(仏) verre unifocal 
(独) Einstärken− 
  

 Brillenglas 

8.3.2 

多焦点レンズ 
(たしょうてんれん
ず) 

視覚的に分割された二つ以上の異なる屈折力を
もつように設計されたレンズ。 

(英) multifocal lens 
(仏) verre multifocal 
(独) Mehrstärken− 
  

 Brillenglas 

8.3.3 

二重焦点レンズ 
(にじゅうしょうてん
れんず) 

一般的に,遠方視及び近方視用の二つの部分を
もつ多焦点レンズ。 

(英) bifocal lens 
(仏) verre double-foyer 
(独) Zweistärken- 
  

 Brillenglas 

バイフォ
ーカルレ
ンズ 

8.3.4 

三重焦点レンズ 
(さんじゅうしょうて
んれんず) 

一般的に,遠方視,中間視及び近方視用の三つ
の部分をもつ多焦点レンズ。 

(英) trifocal lens 
(仏) verre triple-foyer 
(独) Dreistärken− 
  

 Brillenglas 

トライフ
ォーカル
レンズ 

8.3.5 

累進屈折力レンズ 
(るいしんくっせつり
ょくれんず) 

レンズの一部又は全体にわたって,屈折力が連
続的に変化する非回転対称面をもつレンズ。 

(英) progressive- 
  

 power lens, 

  

progressive- 

  

 addition lens, 

  

PAL, 

  

varifocal lens 

(仏) verre progressif, 
  

verre à addition 

  

 progressive, 

  

verre《varifocal》 

(独) Gleitsicht− 
  

 Brillenglas 

累進焦点
レンズ 
累進レン
ズ 

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15 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

8.4 

製造状態による分類 

8.4.1 

レンズブランク 

レンズ面加工前のレンズ製造のための材料。 

(英) lens blank 
(仏) palet 
(独) Linsenrohling, 
  

Blank 

レンズ生
地 

8.4.2 

セミフィニッシュトレ
ンズブランク 

一面だけを光学的に仕上げたレンズブランク。 (英) semifinished lens 

  

 blank 

(仏) verre semi-fini 
(独) Brillenglas− 
  

Halbfertigprodukt 

半製品レ
ンズ生地 

8.4.3 

単焦点セミフィニッシ
ュトレンズブランク 
(たんしょうてんせみ
ふぃにっしゅとれんず
ぶらんく) 

表面仕上げ後に単一の屈折度数をもつように設
計されたセミフィニッシュトレンズブランク。 

(英) single-vision 
  

 semifinished 

lens 

  

 blank 

(仏) verre semi-fini 
  

 unifocal 

(独) Einstärken− 
  

 Brillenglas− 

  

Halbfertigprodukt 

単焦点半
製品レン
ズ生地 

8.4.4 

多焦点セミフィニッシ
ュトレンズブランク 
(たしょうてんせみふ
ぃにっしゅとれんずぶ
らんく) 

表面仕上げ後に視覚的に分割された二つ以上の
異なる屈折度数をもつように設計されたセミフ
ィニッシュトレンズブランク。 
備考 この定義には,境界線のない(境界線を

ぼかした)小玉をもつセミフィニッシュ
トレンズブランクを含む。 

(英) multifocal 
  

 semifinished 

lens 

  

 blank 

(仏) verre semi-fini 
  

 multifocal 

(独) Mehrstärken− 
  

 Brillenglas 

  

Halbfertigprodukt 

多焦点半
製品レン
ズ生地 

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16 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

8.4.5 

累進屈折力セミフィニ
ッシュトレンズブラン
ク 
(るいしんくっせつり
ょくせみふぃにっしゅ
とれんずぶらんく) 

表面仕上げ後にレンズの一部又は全体にわた
り,連続的に屈折度数が変化するように設計さ
れたセミフィニッシュトレンズブランク。 

(英) progressive-power 
  

 semifinished 

lens 

  

 blank, 

  

progressive- 

  

 addition 

  

 semifinished 

lens 

  

 blank, 

  

varifocal 

  

 semifinished 

  

 lens blank 

(仏) verre semi-fini 
  

 progressif, 

  

verre semi-fini 

  

 ä addition 

  

 progressive, 

  

verre semi-fini 

  

 《varifocal》 

(独) Gleitsicht− 
  

 Brillenglas− 

  

Halbfertigprodukt 

累進屈折
力半製品
レンズ生
地 

8.4.6 

フィニッシュトレンズ 両面とも仕上げ後の最終光学面をもつレンズ。 

備考 レンズはカット又はアンカットのどちら

でもよい。 

(英) finished lens 
(仏) verre fini 
(独) fertiges Brillenglas 

8.4.7 

アンカットレンズ 

フィニッシュトレンズであって,玉形加工前の
レンズ。 

(英) uncut lens 
(仏) verre non détouré 
  

 verre fini non 

  

 détouré 

(独) ungerandetes 
  

 Brillenglas, 

  

rohkantiges 

  

 fertiges 

  

 Brillenglas 

縁ずり加
工前レン
ズ 

8.4.8 

玉形加工済レンズ 
(たまがたかこうずみ
れんず) 

玉形の大きさと形状に縁ずりされたフィニッシ
ュトレンズ。 

(英) edged lens 
(仏) verre détouré 
(独) randbearbeitetes 
  

 Brillenglas, 

  

gerandetes 

  

 Brillenglas 

縁ずり加
工済レン
ズ 

8.4.9 

玉形加工する 
(たまがたかこうす
る) 

アンカットレンズの縁を,玉形の大きさと形状
に加工するとともに,希望する端面形状(例え
ば,平やげん又はやげん)に加工する。 

(英) edge, 
  

verb 

(仏) détourage 
(独) Randbearbeitung 

縁ずり加
工する 

8.4.10 

アンカットレンズの偏
心量 
(あんかっとれんずの
へんしんりょう) 

アンカットレンズの設計基準点と幾何学中心と
の水平方向及び/又は垂直方向の距離。 

(英) predecentration 
(仏) pré-décentrage 
(独) Vordezentration 

17 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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18 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

9. 焦点特性 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

9.1 

ディオプトリ 

レンズ又は表面の光を,焦点に集める能力の単
位,又は波面(1)のバージェンス(2)の単位。 
注(1) 波面とは光の等位相面であり,収束する

場合は正,発散する場合は負であり,平
行光束の場合はゼロである。 

(2) 波面のバージェンスとは媒質の屈折率を

波面の曲率半径で除したもの。 

備考1. 通常Dの記号を使用する。dpt及びδが,

使われることもある。 

2. 単位は,メートルの逆数 (m-1)。 

(英) dioptre 
(仏) dioptrie 
(独) Dioptrie 

ディオプ
ター 

9.2 

焦点屈折力 
(しょうてんくっせつ
りょく) 

レンズの球面頂点屈折力及び乱視頂点屈折力を
表す一般的用語。 

(英) focal power 
(仏) puissance focale 
(独) fokussierende 
  

 Wirkung 

9.3 

屈折度数 
(くっせつどすう) 

レンズの屈折力及びプリズム屈折力を表す一般
的用語。 

(英) dioptric power 
(仏) puissance 
  

 dioptrique 

(独) dioptrische 
  

 Wirkung 

度数 

9.4 

面屈折力 
(めんくっせつりょ
く) 

空気中において表面に入射する光線束のパージ
ェンス(3)を変化させる表面(又は表面の一部)
の能力。 
注(3) 入射する光線束のバージェンスとは,入

射面から収束点までの距離の逆数。 

備考 多焦点レンズ及び累進屈折力レンズにお

いては,セミフィニッシュト面屈折力は
遠用部設計基準点での屈折力のことであ
る。 

(英) surface power 
(仏) puissance de la 
  

 surface 

(独) Flächenbrechwert 

9.5 

呼称面屈折力 
(こしょうめんくっせ
つりょく) 

製造業者によって識別を目的として表示された
面屈折力。 

(英) nominal surface 

 power 

(仏) puissance nominale 
  

 de la surface 

(独) nomineller 
  

 Flächenbrechwert 

9.6 

面の乱視屈折力 
(めんのらんしくっせ
つりょく) 

表面仕上げ後の面の両主経線方向の面屈折力の
差。 
備考 面の乱視屈折力の値は,測定された両主

経線の曲率半径から計算する。 

(英) surface astigmatic 
  

 power 

(仏) puissance 
  

 astigmatique de la 

  

 surface 

(独) Flächenastigmatis- 
  

 mus 

9.7 

頂点屈折力 
(ちょうてんくっせつ
りょく) 

(英) vertex power 
(仏) puissance frontale 
(独) Scheitelbrechwert 

background image

19 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

9.7.1 

後面頂点屈折力 
(こうめんちょうてん
くっせつりょく) 

近軸領域でレンズ後面頂点から後側焦点までの
距離の逆数。 

(英) back vertex power 
(仏) puissance frontale 
  

 arrière 

(独) bildseitiger 
  

 Scheitelbrechwert 

内側頂点
屈折力 

9.7.2 

前面頂点屈折力 
(ぜんめんちょうてん
くっせつりょく) 

近軸領域でレンズ前面頂点から前側焦点までの
距離の逆数。 
備考 慣例では後面頂点屈折力を“屈折力”と

呼ぶが,前面頂点屈折力は多焦点レンズ
及び累進屈折力レンズでの加入屈折力測
定のような特定の目的に対して必要であ
る。 

(英) front vertex power 
(仏) puissance frontale 
  

 avant 

(独) objektseitiger 
  

 Scheitelbrechwert 

外側頂点
屈折力 

9.8 

必要屈折力 
(ひつようくっせつり
ょく) 

頂点間距離を変えたときに要求されるレンズの
屈折度数。 

(英) effective power 
(仏) puissance effective 
(独) effektiver 
  

 Brechwert 

9.9 

等価屈折力 
(とうかくっせつりょ
く) 

遠方の物体に対して実際のレンズによって結像
される像と同じ大きさの像を結像する,厚さが
無限に薄いレンズの屈折力。 
備考 空気中における光軸上の後側主点と,そ

れに対応する光軸上の焦点との距離をメ
ートルで測定した等価焦点距離の逆数。 

(英) equivalent power 
(仏) puissance 
  

 équivalente 

(独) Äquivalentbrechwert 

9.10 

測定屈折力 
(そくていくっせつり
ょく) 

レンズの特定位置において所定の方法で測定し
た屈折力。 

(英) measured power 
(仏) puissance mesurée 
(独) gemessene 
  

 Wirkung, 

  

Meßwert 

9.11 

装用時屈折力 
(そうようじくっせつ
りょく) 

装用位置と特定物体距離に対応するレンズの屈
折度数。 

(英) “as-worn”power 
(仏) puissance《au 
  

 porté》 

(独) Gebrauchswirkung, 
  

Gebrauchswert 

9.12 

形状係数 
(けいじょうけいす
う) 

屈折補正用レンズの後面頂点屈折力と等価屈折
力との比。 

(英) shape factor 
(仏) facteur de forme 
(独) Eingenvergrößerung 

シェイプ
ファクタ
ー 

9.13 

プラスレンズ 

平行入射光線を,実焦点に収束させるレンズ。 (英) plus-power lens, 

  

positive lens, 

  

converging lens 

(仏) verre de puissance 
  

 positive, 

  

verre positif, 

  

verre convergent 

(独) Brillenglas mit 
  

 positivem 

  

Scheitelbrechwert, 

  

positives 

  

 Brillenglas, 

  

Plusglas 

収束レン
ズ 

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番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

9.14 

マイナスレンズ 

平行入射光線を,虚焦点から発散させるレンズ。 (英) minus-power lens, 

  

negative lens, 

  

diverging lens 

(仏) verre de puissance 
  

 négative, 

  

verre négatif, 

  

verre divergent 

(独) Brillenglas mit 
  

 negativem 

  

Scheitelbrechwert, 

  

negatives 

  

 Brillenglas, 

  

Minusglas 

発散レン
ズ 

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10. プリズム特性 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

10.1 

平面プラノプリズム 
(へいめんぷらのぷり
ずむ) 

二つの非平行平面から成る屈折光学素子。 

(英) flat plano prism 
(仏) prisme à surface 
  

 plane 

(独) Prisma mit ebenen 
  

 Flächen 

10.2 

プリズムりょう(稜)
線 
(ぷりずむりょうせ
ん) 

二つの非平行平面が交わる,又は交わると思わ
れる線。 

(英) refracting edge 
(仏) arête du prisme 
(独) brechende Kante 

10.3 

プリズムの主断面 
(ぷりずむのしゅだん
めん) 

垂直入射光線とその屈折光線とを含む平面。 
備考 平面プラノプリズムの場合は,プリズム

りょう(稜)線に垂直な平面内の断面。 

(英) principal section of 
  

 a prism 

(仏) section principale 
  

 dʼun prisme 

(独) Hauptschnitt eines 
  

 Prismas 

10.4 

プリズム頂点 
(ぷりずむちょうて
ん) 

プリズムりょう(稜)線とプリズムの主断面の
交点。 
備考 実際にはプリズムの主断面の最も薄い部

分。 

(英) apex 
(仏) sommet 
(独) Scheitelpunkt des 
  

 Prismenwinkels 

10.5 

プリズム頂角 
(ぷりずむちょうか
く) 

プリズムの主断面内で,屈折面に挟まれた角度。 (英) apical angle, 

  

refracting angle 

(仏) angle au sommet, 
  

angle de réfraction 

(独) Prismenwinkel, 
  

brechender Winkel 

10.6 

プリズム基底 
(ぷりずむきてい) 

プリズムの主断面の最も厚い部分。 

(英) base, 
  

prism base 

(仏) base, 
  

base dʼun prisme 

(独) Prismenbasis 

基底,プ
リズムベ
ース 

10.7 

プリズム基底方向 
(ぷりずむきていほう
こう) 

プリズムの主断面において,プリズム頂点から
基底へ引いた線の方向。 
備考1. プリズムの基底方向は,“基底上方” 

(base up) ,“基底下方” (base down) ,
“内側” (in) 又は“鼻側” (toward the 
nose) ,“外側” (out) 又は“耳側” 
(toward temples) で表す。又はISO 8429
に規定された極座標で表す。 

2. レンズにおける基底方向は,屈折力を

打ち消した状態でレンズを通るすべて
の光線が均一にフレる方向。 

(英) base setting, 
  

base position, 

  

prism base setting 

(仏) orientation de la 
  

 base, 

  

position de la base, 

  

orientation de la base 

  

 du prisme 

(独) Basislage, 
  

Basis (nur in 

  

 Verordnungen) 

基底方向 

10.8 

プリズムによる光のフ
レ 
(ぷりずむによるひか
りのふれ) 

屈折した後の光線の方向の変化(フレ)。 

(英) prismatic deviation 
(仏) déviation  

 prismatique 

(独) prismatische  

 Ablenkung 

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番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

10.9 

プリズム作用 
(ぷりずむさよう) 

プリズムによる光のフレ及び基底方向による作
用の総称。 

(英) prismatic effect 
(仏) effect prismatique 
(独) prismatische  

 Wirkung 

10.10 

プリズム屈折力 
(ぷりずむくっせつり
ょく) 

設計基準点において規定されたプリズム作用の
値。 

(英) prismatic power, 
  

prism 

(仏) puissance  

 prismatique, 

  

prisme 

(独) prismatische  

 Wirkung eines 

 Brillenglas, 

  

Prisma 

プリズム
度数 

10.11 

プリズムディオプトリ プリズムによる光のフレの単位。 

100×tan δで与えられる。 
ここに,δ:プリズムのフレの角 (°) 。 
備考1. 通常∆の記号を使用する。pdptが使われ

ることもある。 

2. 単位は, (cm/m) 。 

(英) prism dioptre 
(仏) dioptrie prismatique 
(独) Prismen dioptrie 

プリズム
ディオプ
ター 

10.12 

プリズムレンズ 

設計基準点又は累進屈折力レンズのプリズム測
定基準点においてプリズム作用のあるレンズ。 

(英) prismatic power 
  

 lens 

(仏) verre à puissance 
  

 prismatique 

(独) Brillenglas mit 
  

 prismatischer 

  

 Wirkung 

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11. 球面屈折力レンズ 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

11.1 

球面屈折力レンズ 
(きゅうめんくっせつ
りょくれんず) 

近軸平行光線が一点に集光するレンズ。 
備考1. この定義は,非球面をもつレンズにも

適用する。 

2. 球面屈折力レンズは,意図しない非点

収差を発生させることがある。非点収
差が許容差以内であれば,このような
レンズも球面屈折力をもつものに分類
する。 

(英) spherical-power 
  

 lens 

(仏) verre à puissance, 
  

 sphérique 

(独) Brillenglas mit 
  

 sphärischer 

  

 Wirkung 

球面レン
ズ 

11.2 

球面屈折力 
Sph, S 
(きゅうめんくっせつ
りょく) 

球面屈折力をもったレンズの頂点屈折力又は乱
視レンズの二つの主経線のうち,あらかじめ定
められた一方の屈折力。 
備考 一般に記号Sで表す。 

(英) spherical power, 
  

sphere, 

  

Sph 

(仏) puissance 
  

 sphérique, 

  

sphére, 

  

Sph 

(独) sphärischer, 
  

Brechwert, 

  

sphäre, 

  

Sph 

11.3 

ベースカーブ 

(単焦点レンズの)前面の呼称面屈折力(又は
呼称曲率) 
備考1. 面屈折力で表す場合は,測定時に使用

する屈折率を明示する。 

2. マイナスの高屈折力レンズの場合など

では,後面屈折力を表示してもよい。 

3. 面屈折力の代わりに呼称曲率又は呼称

曲率半径を用いてもよいが,この場合
は明確に表示する必要がある。 

(英) base curve 
(仏) courbure de base 
(独) Basiskurve eines 
  

 Einstärken− 

  

 Brillenglases 

11.4 

メニスカスレンズ 

凸球面及び凹球面をもつレンズ。 

(英) meniscus lens 
(仏) verre ménisque 
(独) Meniskus 

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12. 乱視屈折力レンズ 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

12.1 

乱視屈折力レンズ 
(らんしくっせつりょ
くれんず) 

近軸平行光線が,二つに分かれて互いに直交す
る焦線として結像するレンズ。それ故に,ただ
二つの主経線方向に頂点屈折力をもつ。 
備考1. 屈折力のうち一つがゼロである場合,

対応する焦線は無限遠にある。 

2. 円柱レンズ,球面円柱レンズ,トーリ

ックレンズはすべて乱視レンズであ
る。 

(英) astigmatic-power 
  

 lens 

(仏) verre astigmatique 
(独) Brillenglas mit, 
  

astigmatischer, 

  

Wirkung 

乱視レン
ズ 

12.2 

主経線 
(しゅけいせん) 

二つの焦線に平行な,乱視レンズの二つの互い
に直交する経線。 

(英) principal meridian 
(仏) méridien principal 
(独) Hauptschnitt 

12.2.1 

第一主経線 
(だいいちしゅけいせ
ん) 

レンズの乱視作用の主経線で,代数学上小さい
頂点屈折力をもつ方の主経線。 

(英) first principal 
  

 meridian 

(仏) premier méridien 
  

 principal 

(独) erster Hauptschnitt 

12.2.2 

第二主経線 
(だいにしゅけいせ
ん) 

レンズの乱視作用の主経線で,代数学上大きい
頂点屈折力をもつ方の主経線。 

(英) second principal 
  

 meridian 

(仏) second méridien 
  

 principal 

(独) zweiter Hauptschnitt 

12.3 

主経線屈折力 
(しゅけいせんくっせ
つりょく) 

乱視レンズの二つの主経線のいずれかの後面頂
点屈折力。 

(英) principal power 
(仏) puissance principale 
(独) Hauptschnitts- 
  

 brechwerte 

12.4 

乱視量 
(らんしりょう) 

第二主経線の頂点屈折力から第一主経線の頂点
屈折力を引いた値。 
備考 乱視量は常に正となる。 

(英) astigmatic 
  

 difference 

(仏) différence 
  

 astigmatique 

(独) astigmatische 
  

 Differenz 

12.5 

乱視屈折力, 
Cyl, 

(らんしくっせつりょ
く) 

選択された主経線を基準として,乱視量に正負
の符号を付けたもの。 
備考 一般に記号Cで表す。 

(英) cylindrical power, 
  

cylinder, 

  

Cyl 

(仏) puissance 
  

 cylindrique, 

  

cylindre, 

  

cyl 

(独) Zylinderstärke, 
  

Zylinder, 

  

Zyl/cyl 

円柱屈折
力 

12.6 

乱視軸 
(らんしじく) 

基準として選択された頂点屈折力をもつ,レン
ズの主経線の方向(ISO 8429参照)。 

(英) cylinder axis 
(仏) axe du cylindre 
(独) Achslage, 
  

Zylinderachse, 

  

Achse 

円柱軸 

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25 

T 7330 : 2000  

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番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

12.7 

乱視作用 
(らんしさよう) 

乱視屈折力と乱視軸による作用の総称。 

(英) astigmatic effect 
(仏) effect astigmatique 
(独) astigmatische 
  

 Wirkung 

12.8 

乱視レンズの各屈折力 
 (S, C, S+C) 
(らんしれんずのかく
くっせつりょく) 

各主経線の頂点屈折力と乱視屈折力から成る三
つの屈折力。 
備考 これら三つの値は,許容差を適用する場

合に必要となる。 

(英) astigmatic lens 
  

 power 

(仏) puissance dʼun 
  

 verre 

astigmatique 

(独) Stärke eines 
  

 Brillenglas mit 

  

 astigmatischer 

  

 Wirkung 

12.9 

度数転換 
(どすうてんかん) 

乱視の表記をプラスからマイナスに又はその逆
に,オリジナルの処方せん(箋)をそれと等価
な他の方式の表記に転換すること。 

(英) transposition 
(仏) transposition 
(独) Umrechnung 

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26 

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13. レンチキュラーレンズ 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

13.1 

レンチキュラーレンズ 処方度数に仕上げられた中央部分と,周辺に支

持するためのつばをもつレンズ。 
備考1. この定義には,境界をぼかした光学部

をもつレンズも含む。 

2. 境界のぼかしは,光学的理由又は単に

美容上の理由によってデザインされ
る。 

(英) lenticular lens, 
  

reduced-aperture 

  

 lens 

(仏) verre lenticulaire, 
  

verre dʼouverture 

  

 réduite 

(独) Lentikularglas 

13.2 

レンチキュラー部 
(れんちきゅらーぶ) 

レンチキュラーレンズの,処方の屈折力をもつ
部分。 

(英) lenticular portion 
(仏) partie lenticulaire 
(独) Lentikularteil 

レンチキ
ュラーレ
ンズの有
効部 

13.3 

レンチキュラー部の口
径 
(れんちきゅらーぶの
こうけい) 

レンチキュラー部の直径(寸法)。 

(英) lenticular aperture 
(仏) ouverture 
  

 lenticulaire 

(独) Größe des 
  

 Lentikularteiles 

13.4 

レンチキュラーレンズ
のつば 

レンチキュラーレンズの,レンチキュラー部の
周囲の部分。 

(英) margin, 
  

carrier 

(仏) partie marginale, 
  

facette 

(独) Rand, 
  

Tragrand 

レンチキ
ュラーレ
ンズの周
縁支持部 

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27 

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14. 多焦点レンズ及び累進屈折力レンズ 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

14.1 

一般的記述用語 

14.1.1 

遠用部 
(えんようぶ) 

多焦点レンズ又は累進屈折力レンズの,遠方視
のための屈折力をもつ部分。 

(英) distance portion 
(仏) zone de vision de 

 loin 

(独) Fernteil 

14.1.2 

中間部 
(ちゅうかんぶ) 

三重焦点レンズの,遠方と近方との中間領域を
見るための屈折力をもつ部分。 

(英) intermediate  
  

 portion 

(仏) partie intermédiaire 
(独) Zwischenteil 

14.1.3 

近用部 
(きんようぶ) 

多焦点レンズ又は累進屈折力レンズの,近方視
のための屈折力をもつ部分。 

(英) near portion, 
  

reading portion 

(仏) zone de vision de 
  

 près, 

  

zone de lecture 

(独) Nahteil, 
  

Leseteil 

14.1.4 

主要部 
(しゅようぶ) 

視野がより広い又は最も広いレンズの部分。 

(英) major portion 
(仏) partie principale 
(独) Grundteil 

14.1.5 

台玉 
(だいだま) 

多焦点レンズを作るため,一つ以上の小玉を付
加するためのレンズ。 

(英) main lens 
(仏) verre de base 
(独) Grundglas 

14.1.6 

境界線 
(きょうかいせん) 

多焦点レンズ又はレンチキュラーレンズの,二
つの隣接した部分の境界線。 

(英) dividing line 
(仏) ligne de séparation 
(独) Trennlinie 

14.1.7 

小玉 
(こだま) 

多焦点レンズの台玉に,所定の屈折度数差を与
えるために付加した部分。 

(英) segment 
(仏) segment 
(独) Zusatzteil 

セグメン
ト 

14.1.8 

小玉のある側 
(こだまのあるがわ) 

多焦点レンズの小玉を設けた側。 

(英) segment side 
(仏) emplacement du 
  

segment 

(独) Zusatzlinsenseite 

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28 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

14.1.9 

小玉径 
(こだまけい) 

境界線が円形の小玉において,完成小玉の境界
が形作る円の直径(図2 d参照)。 

図2 主にセミフィニッシュトレンズブラ

ンクに使用される多焦点レンズの寸法 

(英) segment diameter 
(仏) diamètre du 
  

 segment 

(独) Durchmesser des 
  

 Zusatzteiles 

14.1.10 

小玉横幅 
(こだまよこはば) 

円形でない小玉において,小玉の水平方向の最
大寸法(図2W参照)。 
備考 この測定は,EX形多焦点レンズでは不

要。 

(英) segment width 
(仏) largeur du segment 
(独) Breite des 
  

 Zusatzteiles 

14.1.11 

小玉中心 
(こだまちゅうしん) 

小玉の境界線に外接する水平,垂直接線から成
る長方形のボクシング中心。ただし,小玉がレ
ンズの外周にかかるときは,レンズ外周を境界
線とみなす(図2Sc参照)。 
備考 これはセミフィニッシュトレンズブラン

ク又は研磨若しくは玉形加工によって,
小玉のいかなる部分も失われていないレ
ンズにだけ適用する。 

(英) segment centre 
(仏) centre du segment 
(独) Mittelpunkt des 
  

 Zusatzteiles 

14.1.12 

小玉端点 
(こだまたんてん) 

小玉中心を通りレンズの水平軸に垂直な線と,
水平軸に最も近い境界線との交点(図3S参照)。 
備考 この点は,次のように認識されている。 

1. レンズの下方にある小玉の場合は,セ

グメントトップ。 

2. レンズの上方にある小玉の場合は,セ

グメントボトム。 

(英) segment extreme 
  

 point 

(仏) point extrême du 
  

 segment 

(独) Extrempunkt des 
  

 Zusatzteiles 

background image

29 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

14.1.13 

小玉端点位置 
(こだまたんてんい
ち) 

玉形加工したレンズ形状の水平中心線から,小
玉端点までの垂直方向の距離で表す(図3s参
照)。 
備考 これは,水平中心線に対して上方又は下

方と明記され,小玉が円形でないものと
円形のものとの両方に適用する。 

図3 玉形加工前に必要で,かつ,玉形加

工済レンズに適用可能な主な多焦点レン

ズの寸法 

(英) segment extreme 
  

 point position 

(仏) position du point 
  

 extrême du 

  

 segment 

(独) Lage des 
  

 Extrempunktes  

   des 

Zusatzteiles 

14.1.14 

小玉縦幅 
(こだまたてはば) 

小玉端点から測定した,セミフィニッシュトレ
ンズの小玉の垂直方向の最大寸法(図2de参照)。 
備考 小玉縦幅は識別のために用いられること

がある。 

(英) segment depth 
(仏) hauteur du segment 
(独) Tiefe des 
  

 Zusatzteiles 

小玉深さ 

14.1.15 

小玉の高さ 
(こだまのたかさ) 

レンズ外周の最下点で接する水平接線から小玉
端点までの垂直距離(図3h参照)。 
備考 レンズがやげん加工されている場合は,

やげんピーク部をレンズ外周とする。 

(英) segment height, 
  

segment extreme 

  

 point height 

(仏) hauteur du segment 
  

(dʼun verredétouré), 

  

hauteur du point 

  

 extrême du 

  

 segment 

(独) Zusatzteihöhe, 
  

Höhe des 

  

 Extrempunktes 

  

 des Zusatzteiles 

background image

30 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

14.1.16 

小玉の垂直方向偏位 
(こだまのすいちょく
ほうこうへんい) 

小玉端点から遠用部光学中心までの垂直方向の
距離(図4V参照)。 
備考 ペアレンズの片方のレンズを注文すると

きは,垂直方向の相対的なプリズムが入
るのを防ぐために,小玉の垂直方向偏位
を明確にする必要がある。 

図4 多焦点レンズの小玉の垂直方向偏位 

(英) vertical segment 
  

 displacement, 

  

segment drop 

(仏) décentrement 
  

 vertical du 

  

 segment, 

  

décentrement du 

  

 segment 

(独) Höhenversetzung 
  

 des Zusatzteiles 

14.1.17 

丸小玉 
(まるこだま) 

小玉の境界線が単一の円弧である小玉。 

(英) round segment 
(仏) segment rond 
(独) rundes Zusatzteil 

14.1.18 

ストレートトップ小玉 
(すとれーととっぷこ
だま) 

小玉端点を含む境界が直線状の小玉。 

(英) straight-top 
  

 segment, 

  

D−segment, 

  

flat-top segment 

(仏) segment droit, 
  

segment D, 

  

segment supérieur 

  

 droit 

(独) Zusatzteil mit 
  

 gerader oberer 

  

 Trennlinie, 

  

Zusatzteil Typ D, 

  

segmentförmiges 

  

 Zusatzteil 

14.1.19 

ストレートトップ二重
焦点レンズ 
(すとれーととっぷに
じゅうしょうてんれん
ず) 

ストレートトップ小玉をもつ二重焦点レンズ。 (英) straight-top bifocal 

(仏) double foyer à 
  

 segment droit 

(独) Zweistärken− 
  

 Brillenglas mit 

  

gerader Trennlinie, 

  

Zweistärken− 

  

 Brillenglas Typ 

D, 

  

Zweistärken− 

  

 Brillenglas mit 

  

segmentförmigem 

  

 Zusatzteil 

background image

31 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

14.1.20 

カーブドトップ小玉 
(かーぶどとっぷこだ
ま) 

小玉端点を含む境界が浅い弧状の小玉。 

(英) curved-top 
  

 segment, 

  

C−segment 

(仏) segment supérieur 
  

 courbe, 

  

segment C 

(独) Zusatzteil mit 
  

 gebogener 

oberer 

  

 Trennlinie, 

  

Zusatzteil Typ C 

14.1.21 

カーブドトップ二重焦
点レンズ 
(かーぶどとっぷにじ
ゅうしょうてんれん
ず) 

カーブドトップ小玉をもつ二重焦点レンズ。 

(英) curved-top bifocal 
(仏) double foyer à 
  

 segment courbe 

(独) Zweistärken− 
  

 Brillenglas mit 

  

 gebogener 

  

 Trennlinie, 

  

Zweistärken− 

  

 Brillenglas Typ 

14.1.22 

EX形多焦点レンズ 
(いーえっくすがたた
しょうてんれんず) 

レンズを完全に横切る直線状の境界線によって
区分けされる多焦点レンズの種類。 
備考 “エグゼクティブ”多焦点という用語は,

この種の多焦点レンズの創作者の登録商
標である。 

(英) E-line multifocal, 
  

E-style multifocal, 

  

ExecutiveTM 

  

 multifocal 

(仏) verre multifocal de 
  

 type E, 

  

verre multifocal de 

  

 style E, 

  

verre mnultifocal 

  

 exécutif 

(独) Mehrstärken− 
  

 Brillenglas Typ 

E, 

  

Mehrstärken− 

  

 Brillenglas Typ 

 ExecutiveTM 

14.1.23 

累進面の側 
(るいしんめんのが
わ) 

累進屈折力レンズの,より大きな加入屈折力が
設定されている面。 

(英) progressive side 
(仏) face progressive 
(独) Progressionsseite 

background image

32 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

14.1.24 

アライメント基準マー
ク 
(あらいめんときじゅ
んまーく) 

レンズ又はレンズブランクの水平方向を確定す
る,又は他の基準点を割り出すために,製造業
者によって付けられた永久マーク。 

(英) alignment 
  

 reference 

  

 marking 

(仏) marquage de 
  

 référence pour 

  

 lʼalignement 

(独) Markierung zur 
  

 Ausrichtung 

  

 Permanent- 

  

 markierung 

14.1.25 

中間累進帯 
(ちゅうかんるいしん
たい) 

遠用と近用との間の中間領域の明りょうな視界
を提供する,累進屈折力レンズの帯状の部分。 

(英) intermediate 
  

 corridor 

(仏) courloir 
  

 intermédiaire 

(独) Progressionskanal 

14.2 

光学中心と屈折特性 

14.2.1 

加入屈折力 
(かにゅうくっせつり
ょく) 

所定の条件で測定された,近用部頂点屈折力と
遠用部頂点屈折力との差。 
備考 測定方法はそのレンズに適合する日本工

業規格による。 

(英) addition power 
(仏) puissance 
  

 dʼaddition 

(独) Nahzusatz 
  

 Addition 

加入度数 

14.2.2 

中間部の加入屈折力 
(ちゅうかんぶのかに
ゅうくっせつりょく) 

所定の条件で測定された,中間部頂点屈折力と
遠用部頂点屈折力との差。 

(英) intermediate 
  

 addition 

(仏) addition 
  

 intermédiaire 

(独) Nahzusatz im 
  

 Zwischenteil 

14.2.3 

遠用部光学中心 
(えんようぶこうがく
ちゅうしん) 

遠用部の光学中心(図4O参照)。 

(英) distance optical 
  

 centre 

(仏) centre optique de 
  

 la vision de loin 

(独) optischer 
  

 Mittelpunkt des 

  

 Fernteiles 

14.2.4 

遠用部レンズカーブ 
(えんようぶれんずか
ーぶ) 

小玉のある側の面又は累進面の側の遠用部の湾
曲を屈折力で表したもの。 
備考1. 測定する際に想定した屈折率が明示さ

れていなければならない。 

2. 累進屈折力レンズの場合には,遠用部

設計基準点で測定する。 

(英) distance portion 
  

 curve 

(仏) courbure de la zone 
  

 de vision de loin 

(独) Fernteilkurve 

14.2.5 

中間部光学中心 
(ちゅうかんぶこうが
くちゅうしん) 

中間部の光学中心。 
備考 中間部光学中心の位置は,処方,小玉位

置及び小玉径又は小玉幅によって決ま
り,小玉の領域外に位置することもある。 

(英) intermediate 
  

 optical centre 

(仏) centre optique 
  

 intérmediaire 

(独) optischer 
  

 Mittelpunkt des 

  

 Zwischenteiles 

background image

33 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

14.2.6 

近用部光学中心 
(きんようぶこうがく
ちゅうしん) 

近用部の光学中心。 
備考 近用部光学中心の位置は,処方,小玉位

置及び小玉径又は小玉幅によって決ま
り,小玉の領域外に位置することもある。 

(英) near optical centre, 
  

reading optical 

  

 centre 

(仏) centre optique de la 
  

 vision de près, 

  

centre optique de 

  

 lecture 

(独) optischer 
  

 Mittelpunkt des 

  

 Nahteiles 

14.2.7 

小玉レンズ 
(こだまれんず) 

計算のための小玉を形成する仮想の補足レンズ
で,台玉から独立して実在するとみなした小玉。 

(英) segment lens 
(仏) verre segment 
(独) Zusatzlinse 

14.2.8 

小玉の内寄せ 
(こだまのうちよせ) 

遠用部基準点から鼻側への多焦点レンズの小玉
の偏位。通常近用部光学中心については考慮し
ない。 
備考1. これは一般的には,左右の近用視野を

一致させる目的がある。 

2. この用語は,光学中心の内側への偏心

には使用しない。 

(英) inset, 
  

horizontal 

  

 displacement of 

  

 segment 

(仏) décentrement, 
  

déplacement 

  

 horizontal du 

  

 segment 

(独) Innenversetzung 

小玉の水
平方向寄
せ 

14.2.9 

幾何学的内寄せ 
(きかがくてきうちよ
せ) 

遠用部心取り点を通る垂直線と小玉端点との間
の水平方向の距離(図3i参照)。 

(英) geometrical inset 
(仏) décentrement 
  

 géométrique 

(独) Seitenversetzung 
  

 des Zusatzteiles 

14.2.10 

像の跳躍 
(ぞうのちょうやく) 

視線を一つの部分から他の部分へ移動すると
き,境界線でのプリズム差によって引き起こさ
れる像のとび。 
備考 視線を下方に移動するときに像が上方へ

変位した場合には,像の跳躍の垂直成分
を正 (+) とみなす。 

(英) image jump 
(仏) saut dʼimage 
(独) Bildsprung 

14.2.11 

プリズムシニング 

累進屈折力レンズ又はEX形多焦点レンズで,
厚さを減少させるための基底方向が垂直のプリ
ズム。 
備考1. 左右一対のレンズは両方ともに同じプ

リズムシニングを施す。 

2. 片玉注文の際には,左右で垂直方向の

プリズム差を生じさせないために,プ
リズムシニング値を明示しなければな
らない。 

(英) prism thinning 
(仏) prisme 
  

 dʼallégement 

(独) Dickenreduktions- 
  

 prisma 

14.2.12 

プリズム測定基準点 
(ぷりずむそくていき
じゅんてん) 

累進屈折力レンズ又は累進屈折力レンズのセミ
フィニッシュトレンズブランクで,フィニッシ
ュトレンズのプリズム作用を決定する,製造業
者によって規定された前面上の点。 
備考 処方プリズムとプリズムシニングの合成

値を測定する。 

(英) prism reference 
  

 point 

(仏) point de référence 
  

 du prisme 

(独) Prismenbezugspunkt 

background image

34 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

15. 透過,反射及びコート 

備考 吸収率,反射率及び透過率は,通常パーセントで表示する。ここで用いる式は,この書式であ

る。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

15.1 

分光反射率 
ρ (λ) 

(ぶんこうはんしゃり
つ) 

特定の波長 (λ) において,入射束に対する物質

によって反射される放射束の比。 
備考 この値は,一般に片面について定義する。

両面での反射率を記す場合には,このこ
とを明示しなければならない。 

(英)spectral reflectance, 
  

ρ (λ) 

(仏) réflexion spectrale, 
  

ρ (λ) 

(独) spektraler 
  

 Reflexionsgrad, 

  

ρ (λ)  

15.2 

分光透過率 
τ (λ) 

(ぶんこうとうかり
つ) 

特定の波長 (λ) において,入射束に対する物質

を透過する放射束の比。 

(英) spectral 
  

 transmittance, 

  

τ (λ) 

(仏) facteur spectral de 
  

 transmission, 

  

τ (λ) 

(独) spektraler 
  

Transmissionsgrad, 

  

τ (λ)  

15.3 

紫外線の透過率 
(しがいせんのとうか
りつ) 

15.3.1 

紫外線A領域の平均透
過率 
τUVA 

(しがいせんえいりょ
ういきのへいきんとう
かりつ) 

315〜380nmの間の平均透過率。 

()λ

λ

τ

τ

d

nm

nm

nm

UVA

×

=

380

315

65

1

100

(英) mean transmittance 
  

 in the ultraviolet 

  

 A spectrum, 

  

τUVA 

(仏) facteur moyen de 
  

 transmission dans 

  

 le spectre 

  

 ultraviolet A, 

  

τUVA 

(独) mittlerer 
  

Transmissionsgrad 

  

 für UV−A, 

  

τUVA 

background image

35 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

15.3.2 

太陽紫外線A領域の透
過率 
τSUVA 

(たいようしがいせん
えいりょういきのとう
かりつ) 

315〜380nmの波長において,エアマス2に対す
る海面上の太陽放射分布Esλ (λ) と,UV放射に
対する相対分光有効関数S (λ) とに重み付けさ

れた分光透過率の平均値。 

()

()()

()()

×

=

nm

nm

S

S

nm

nm

SUVA

d

S

E

d

S

E

380

315

380

315

100

λ

λ

λ

λ

λ

λ

λ

τ

τ

λ

λ

備考 完全な重み関数W (λ) は,Esλ (λ) とS (λ) 

から導かれ,また表A.1に示す。 

(英) transmittance in the 
  

 solar ultraviolet A 

  

 spectrum, 

  

τSUVA 

(仏) facteur de 
  

 transmission dans 

  

 le spectre 

  

 ultraviolet A  

  

 solaire, 

  

τSUVA 

(独) solarer UV-A- 
  

Transmissionsgrad, 

  

τSUVA 

15.3.3 

太陽紫外線B領域の透
過率 
τSUVB 

(たいようしがいせん
びーりょういきのとう
かりつ) 

280〜315nmの波長において,エアマス2に対す
る海面上の太陽放射分布Esλ (λ) と,UV放射に
対する相対分光有効関数S (λ) とに重みづけさ
れた分光透過率の平均値。 

()

()()

()()

×

=

nm

nm

S

S

nm

nm

SUVB

d

S

E

d

S

E

315

280

315

280

100

λ

λ

λ

λ

λ

λ

λ

τ

τ

λ

λ

 % 

備考 完全な重み関数W (λ) は,Esλ (λ) とS (λ) 

から導かれ,また表A.1に示す。 

(英) transmittance in the 
  

 solar ultraviolet B 

  

 spectrum, 

  

τSUVB 

(仏) facteur de 
  

 transmission dans 

  

 le spectre 

  

 ultraviolet B 

  

 solaire, 

  

τSUVB 

(独) solarer UV-B- 
  

Transmissionsgrad, 

  

τSUVB 

15.4 

視感透過率 
τv 

(しかんとうかりつ)  

入射光束に対するレンズ又はフィルタを透過し
た光束の比。 

()()

()

()

()

×

nm

nm

D

nm

nm

D

V

d

S

V

d

S

V

780

380

65

780

380

65

100

λ

λ

λ

λ

λ

λ

λ

τ

τ

λ

λ

ここに,τ (λ):カラーレンズの分光透過

率。 

V (λ):昼光の比視感度関数

(ISO/CIE 10527参照)。 

SD65λ (λ):CIE標準光源D65の分

光分布(ISO/CIE 10526参
照)。 

備考 SD65λ (λ) とV (λ) との積の分光値は,表

A.2に示す。 

(英) luminous 
  

 transmittanse, 

  

τv 

(仏) facteur de 
  

 transmission dans 

  

 le visible, 

  

τv 

(独) Lichttransmissionsgrad, 
  

τv 

background image

36 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

15.5 

相対視感度減衰率, 
Q値 
(そうたいしかんどげ
んすいりつ) 
(きゅうち) 

カラーレンズのCIE標準光源D65に対する視感
透過率 (τv) と,交通信号から放射される分光放
射束分布に対する視感透過率 (τSIGN) との比。 
すなわち, 

Q=

V

SIGN

τ

τ

ここに,τSIGN:交通信号から放射される

光の分光放射束分布の視
感透過率。 

備考 (Q値は,青,緑,黄及び赤の各信号光

に対して決定される。τSIGNは,次の式で
算出する。 

()

()()

()

()()

()

×

=

nm

nm

A

S

A

S

nm

nm

SIGN

d

S

V

d

S

V

780

380

780

380

100

λ

λ

λ

λ

τ

λ

λ

λ

λ

τ

λ

τ

τ

λ

λ

ここに,τs (λ):交通信号レンズの分光透

過率。 

SAλ (λ):CIE標準光源A(又は青

色信号光源に使用される
3 200°K光源)の放射の
分光分布。 

  [ISO/CIE 10526参照] 

比視感度関数V (λ) 及びτ (λ) は,15.4に示す。

SAλ (λ) ,比視感関数V (λ) 及びτs (λ) の積によ

る分光値は,表A.2に示す。 

(英) relative visual 
  

 attenuation 

  

 coefficient, 

  

Q-value 

(仏) coefficient 
  

 dʼatténuation 

  

 visuelle relatif, 

  

valeur Q 

(独) relativer visueller 
  

Schwächungsquotient, 

  

Q−Faktor 

15.6 

赤外線の透過率 
(せきがいせんのとう
かりつ) 

15.6.1 

太陽赤外線の透過率 
τSIR 

(たいようせきがいせ
んのとうかりつ) 

780〜2 000nmの波長において,エアマス2に対
する海面上の太陽分光強度で重み付けされた分
光透過率の平均値。τSIRは次の式で算出する。 

()

()

()

×

=

nm

nm

S

nm

nm

S

SIR

d

E

d

E

2000

780

2000

780

100

λ

λ

λ

λ

λ

τ

τ

λ

λ

備考 ESλ (λ) の値は,表A.3に示す。 

(英) transmittance in the 
  

 solar infrared 

  

 spectrum, 

  

τSIR 

(仏) facteur de 
  

 transmission dans 

  

 le spectre 

  

 infraouge solaire, 

  

τSIR 

(独) solarer Infrarot− 
  

Transmissionsgrad, 

  

τSIR 

background image

37 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

15.6.2 

赤外線A領域の透過率 
τIRA 

(せきがいせんえいり
ょういきのとうかり
つ) 

780〜1 400nmの赤外線A領域における溶接作
業用フィルタ及びIRフィルタの平均透過率。 

()

×

=

nm

nm

IRA

d

nm

1400

780

620

1

100

λ

λ

τ

τ

(英) transmittance in the 
  

 infrared A, 

  

τIRA 

(仏) facteur de 
  

 transmission dans 

  

 lʼinfrarouge A, 

  

τIRA 

(独) transmissionsgrad 
  

 im Infrarot A, 

  

τIRA 

15.6.3 

赤外線B領域の透過率 
τIRB 

(せきがいせんびーり
ょういきのとうかり
つ) 

1 400〜3 000nmの赤外線B領域における溶接作
業用フィルタ及びIRフィルタの平均透過率。 

()

×

=

nm

nm

IRB

d

nm

3000

1400

1600

1

100

λ

λ

τ

τ

 % 

(英) transmittance in the 
  

 infrared B, 

  

τIRB 

(仏) facteur de 
  

 transmission dans 

  

 lʼinfrarouge B, 

  

τIRB 

(独) Transmissionsgrad 
  

 im Infrarot B, 

  

τIRB 

15.7 

視感反射率 
ρv 

(しかんはんしゃり
つ) 

入射光束に対する,特定の形状に加工された材
料,レンズ,コート又はフィルタによって反射
された光束の比。 

I

R

V

φ

φ

ρ

×

=100

()

()

()

()

()

×

=

nm

nm

D

nm

nm

D

d

S

V

d

S

V

780

380

65

780

380

65

100

λ

λ

λ

λ

λ

λ

λ

ρ

λ

λ

ここに,φI:入射光束。 

φR:反射光束。 

備考 この値は,一般に単一表面に対するもの

である。レンズ両面の総合反射率に適用
する場合には,明確に表示する必要があ
る。 

(英) luminous 
  

 reflectance, 

  

ρv 

(仏) facteur de réflexion 
  

 lumineux, 

  

ρv 

(独) Lichtreflexionsgrad, 
  

ρv 

15.8 

平均反射率 
ρM 

(へいきんはんしゃり
つ) 

波長400〜700nmの分光反射率の平均値で,表
面反射の視感量ではなく物理量である。 

()

×

=

nm

nm

M

d

nm

700

400

300

1

100

λ

λ

ρ

ρ

備考1. 反射防止膜の違いをより明確にするた

めに,平均反射率の波長範囲は,視感
反射率の波長範囲と意図的に変えてあ
る。 

2. この値は,一般的に単一表面に対する

ものである。反射率をレンズ両面の総
合反射率に適用する場合には,明確に
表示する必要がある。 

(英) mean reflectance, 
  

ρM 

(仏) facteur moyen de 
  

 réflexion, 

  

ρM 

(独) mittlerer 
  

 Reflexionsgrad, 

  

ρM 

background image

38 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

(読み方) 

定義 

参考 

対応外国語 

慣用語 

15.9 

吸収率 
(きゅうしゅうりつ) 

物質によって吸収される光の放射束又は光束φA 

と,物質に入射する放射束又は光束φIとの比

φA

一般に百分率 (%) で表す。 

(英) absorptance 
(仏) absorption 
(独) Absorptionsgrad 

15.10 

反射防止膜 
(はんしゃぼうしま
く) 

表面からの光の反射を低減するために,レンズ
表面に施された膜。 

(英) antireflection 
  

 coating 

(仏) traitement 
  

 anti-reflet 

(独) reflexmindernde 
  

 Vergütung 

background image

39 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A(参考) 分光重み関数及び分光分布 

表A.1 UV光及び青色光の透過率を計算するための分光重み関数 

波長 

太陽分光放射照度 

相対分光有効関数 

重み関数 

青色光障害関数 

重み関数 

ESλ 

nm 

mW/m2/nm 

W=ESλ・S 

WBλ=ES・B 

280 

0.88 

285 

0.77 

290 

0.64 

295 

2.09×10-1 

0.54 

1 11 

300 

8.10×10-2 

0.30 

0.024 3 

305 

1.91 

0.060 

0.115 

310 

11.0 

0.015 

0.165 

315 

30.0 

0.003 

0.090 

320 

54.0 

0.001 0 

0.054 

325 

79.2 

0.000 50 

0.040 

330 

101 

0.000 41 

0.041 

335 

128 

0.000 34 

0.044 

340 

151 

0.000 28 

0.042 

345 

170 

0.000 24 

0.041 

350 

188 

0.000 20 

0.038 

355 

210 

0.000 16 

0.034 

360 

233 

0.000 13 

0.030 

365 

253 

0.000 11 

0.028 

370 

279 

0.000 093 

0.026 

375 

306 

0.000 077 

0.024 

380 

336 

0.000 064 

0.022 

0.006 

  2 

385 

365 

0.012 

  4 

390 

397 

0.025 

 10 

395 

432 

0.05 

 22 

400 

470 

0.10 

 47 

405 

562 

0.20 

112 

410 

672 

0.40 

269 

415 

705 

0.80 

564 

420 

733 

0.90 

660 

425 

760 

0.95 

722 

430 

787 

0.98 

771 

435 

849 

1.00 

849 

440 

911 

1.00 

911 

445 

959 

0.97 

930 

450 

1006 

0.94 

946 

455 

1037 

0.90 

933 

460 

1080 

0.80 

864 

465 

1109 

0.70 

776 

470 

1138 

0.62 

706 

475 

1161 

0.55 

639 

480 

1183 

0.45 

532 

485 

1197 

0.40 

479 

background image

40 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

波長 

太陽分光放射照度 

相対分光有効関数 

重み関数 

青色光障害関数 

重み関数 

ESλ 

nm 

mW/m2/nm 

W=ESλ・S 

WBλ=ES・B 

490 

1210 

0.22 

266 

495 

1213 

0.16 

194 

500 

1215 

0.10 

122 

505 

1211 

0.079 

 97 

510 

1206 

0.063 

 76 

515 

1202 

0.050 

 60 

520 

1199 

0.040 

 48 

525 

1193 

0.032 

 38 

530 

1188 

0.025 

 30 

535 

1193 

0.020 

 24 

540 

1198 

0.016 

 19 

545 

1194 

0.013 

 16 

550 

1190 

0.010 

 12 

background image

41 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表A.2 信号光の分光放射分布とCIE標準光源D65 (ISO/CIE 10526) の分光分布, 

及び昼光の比視感度関数 (ISO/CIE 10527) の積 

波長 

SAλ (λ) ・τS (λ) ・V (λ) 

SD65λ (λ) ・V (λ) 

nm 

赤 

黄 

緑 

青* 

380 

0.000 1 

390 

0.000 8 

0.000 5 

400 

0.001 4 

0.004 2 

0.003 1 

410 

0.004 7 

0.019 4 

0.010 4 

420 

0.017 1 

0.088 7 

0.035 4 

430 

0.056 9 

0.352 8 

0.095 2 

440 

0.128 4 

0.867 1 

0.228 3 

450 

0.252 2 

1.596 1 

0.420 7 

460 

0.485 2 

2.638 0 

0.668 8 

470 

0.902 1 

4.040 5 

0.989 4 

480 

1.671 8 

5.902 5 

1.524 5 

490 

2.997 6 

7.886 2 

2.141 5 

500 

5.355 3 

10.156 6 

3.343 8 

510 

9.083 2 

13.056 0 

5.131 1 

520 

0.181 7 

13.018 0 

12.836 3 

7.041 2 

530 

0.951 5 

14.908 5 

9.663 7 

8.785 1 

540 

3.279 4 

14.762 4 

7.206 1 

9.424 8 

550 

7.518 7 

12.469 7 

5.780 6 

9.792 2 

560 

10.734 2 

9.406 1 

3.254 3 

9.415 6 

570 

12.053 6 

6.328 1 

1.397 5 

8.675 4 

580 

0.428 9 

12.263 4 

3.896 7 

0.848 9 

7.887 0 

590 

6.628 9 

11.660 1 

2.164 0 

1.015 5 

6.354 0 

600 

18.238 2 

10.521 7 

1.127 6 

1.002 0 

5.374 0 

610 

20.382 6 

8.965 4 

0.619 4 

0.639 6 

4.264 8 

620 

17.654 4 

7.254 9 

0.296 5 

0.325 3 

3.161 9 

630 

13.291 9 

5.353 2 

0.048 10 

0.335 8 

2.088 9 

640 

9.384 3 

3.735 2 

0.969 5 

1.386 1 

650 

6.069 8 

2.406 4 

2.245 4 

0.810 0 

660 

3.646 4 

1.441 8 

1.359 9 

0.462 9 

670 

2.005 8 

0.789 2 

0.630 8 

0.249 2 

680 

1.114 9 

0.437 6 

1.216 6 

0.126 0 

690 

0.559 0 

0.219 1 

1.149 3 

0.054 1 

700 

0.290 2 

0.113 7 

0.712 0 

0.027 8 

710 

0.153 3 

0.060 1 

0.391 8 

0.014 8 

720 

0.074 2 

0.029 0 

0.205 5 

0.005 8 

730 

0.038 6 

0.015 2 

0.104 9 

0.003 3 

740 

0.023 2 

0.008 9 

0.051 6 

0.001 4 

750 

0.007 7 

0.003 0 

0.025 4 

0.000 6 

760 

0.004 5 

0.001 7 

0.012 9 

0.000 4 

770 

0.002 2 

0.000 9 

0.006 5 

780 

0.001 0 

0.000 4 

0.003 3 

計 

100 

100 

100 

100 

100 

*) 青色信号灯である3 200K光源の放射の分光分布を標準光源Aの代わりに使用する。 

background image

42 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表A.3 赤外線領域における太陽分光放射照度の分光分布 

資料:Moon, P. , Journal of Franklin Institute, vol.230, No.5, 1940, .583〜617. 

波長 

分光放射照度 

(単位面積及び波

長ごとの強さ) 

λ 

ESλ 

nm 

mW/m2/nm 

  780 

907 

  790 

923 

  800 

857 

  810 

698 

  820 

801 

  830 

863 

   840 

858 

  850 

839 

  860 

813 

  870 

798 

  880 

614 

  890 

517 

  900 

480 

  910 

375 

  920 

258 

  930 

169 

  940 

278 

  950 

487 

  960 

584 

  970 

633 

  980 

645 

  990 

643 

1 000 

630 

1 010 

620 

1 020 

610 

1 030 

601 

1 040 

592 

1 050 

551 

1 060 

526 

1 070 

519 

1 080 

512 

1 090 

514 

1 100 

252 

1 110 

126 

1 120 

69.9 

1 130 

98.3 

1 140 

164 

1 150 

216 

1 160 

271 

波長 

分光放射照度 

(単位面積及び波

長ごとの強さ) 

λ 

ESλ 

nm 

mW/m2/nm 

1 170 

328 

1 180 

346 

1 190 

344 

1 200 

373 

1 210 

402 

1 220 

431 

1 230 

420 

1 240 

387 

1 250 

328 

1 260 

311 

1 270 

381 

1 280 

382 

1 290 

346 

1 300 

264 

1 310 

208 

1 320 

168 

1 330 

115 

1 340 

58.1 

1 350 

18.1 

1 360 

     0.660 

1 370 

 0 

1 380 

 0 

1 390 

 0 

1 400 

 0 

1 410 

    1.91 

1 420 

    3.72 

1 430 

    7.53 

1 440 

13.7 

1 450 

23.8 

1 460 

30.5 

1 470 

45.1 

1 480 

83.7 

1 490 

128 

1 500 

157 

1 510 

187 

1 520 

209 

1 530 

217 

1 540 

226 

1 550 

221 

1 560 

217 

1 570 

213 

1 580 

209 

波長 

分光放射照度 

(単位面積及び波

長ごとの強さ) 

λ 

ESλ 

nm 

mW/m2/nm 

1 590 

205 

1 600 

202 

1 610 

198 

1 620 

194 

1 630 

189 

1 640 

184 

1 650 

173 

1 660 

163 

1 670 

159 

1 680 

145 

1 690 

139 

1 700 

132 

1 710 

124 

1 720 

115 

1 730 

105 

1 740 

97.1 

1 750 

80.2 

1 760 

58.9 

1 770 

38.8 

1 780 

18.4 

1 790 

5.70 

1 800 

0.920 

1 810 

1 820 

1 830 

1 840 

1 850 

1 860 

1 870 

1 880 

1 890 

1 900 

1 910 

0.705 

1 920 

2.34 

1 930 

3.68 

1 940 

5.30 

1 950 

17.7 

1 960 

31.7 

1 970 

22.6 

1 980 

1.58 

1 990 

2.66 

2 000 

background image

4

3

T

 7

3

3

0

 : 

2

0

0

0

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

属書(参考) JISと対応する国際規格との対比表 

JIS T 7330 : 2000 眼鏡レンズの用語 

ISO 13666 : 1998 眼鏡レンズの用語 

(I) JISの規定 

(II) 国際
規格番号 

(III) 国際規格の規定 

(IV) JISと国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容 
表示箇所:本体 
表示方法:点線の下線 

(V) JISと国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策 

項目番号 

内容 

項目番号 

内容 

項目ごと
の評価 

技術的差異の内容 

1.適用範
囲 

レンズとレンズブランク,
フィッティングに関連した
眼光学の基礎用語。 
項目別目次。 

ISO 
13666 
第1版 

1. 

項目別目次なし。 
他はJISに同じ。 

MOD/追
加 

技術的差異なし。 

項目別目次を追加。 

2.引用規
格 

JIS2件,ISO規格5件,IEC
規格1件 

2. 

ISO規格4件 

MOD/追
加 

技術的差異なし。 

附属書Bを2.引用規格に記載。 

3.一般的
事項 

3. 

JISに同じ 

IDT 

− 

− 

a)〜c) 

単位の説明及び基本的前提  

3.1〜3.3 

JISに同じ 

IDT 

− 

− 

 
d) 

索引及び規格票の様式説明  

3.4 

索引説明 

MOD/追
加 

技術的差異なし。 

この用語規格票に特有の様式について
説明。 

4.〜15.用
語の定義 

用語の定義 
次の項目番号で追加 

4.〜15. 

次の項目番号を除き
JISに同じ。 

IDT(以下
を除く) 

5.26フィ
ッティン
グポイン
ト高さ 
図1 

追加 VV:垂直中心線 
q:フィッティングポイント

の水平成分 

変更 VV⇒VsVs 

5.26 

左記の追加,変更なし MOD/追

加 

図示すべき中心線を
追加。 

ISO規格見直し時に改正を提案する。 

(I) JISの規定 

(II) 国際
規格番号 

(III) 国際規格の規定 

(IV) JISと国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容 
表示箇所:本体 
表示方法:点線の下線 

(V) JISと国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策 

background image

4

4

T

 7

3

3

0

 : 

2

0

0

0

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

項目番号 

内容 

項目 
番号 

内容 

項目ごと
の評価 

技術的差異の内容 

9.1ディ
オプトリ 
(注1,
2) 

波面及び波面のバージェン
スの解説を注記 

9.1 

注記なし 

MOD/追
加 

技術的差異なし。 

なじみのない用語のため解説を追加。 

9.4両屈
折力 
(注) 

入射する光線のバージェン
スの解説を注記 

9.4 

注記なし 

MOD/追
加 

技術的差異なし。 

なじみのない用語のため解説を追加。 

附属書A
(参考) 
A.1

A.3.5 

3種類の分光分布特性数値
表 

附属書A 
A.1〜 
A.3.5 

JISに同じ。 

IDT 

− 

− 

附属書B
(参考) 

削除。 

附属書B 
(参考) 

引用文献4件 

MOD/削
除 

技術的差異なし。 

引用文献4件のすべてを2.引用規格に
移動。 

索引 

日英と英日索引。 

索引 

英・仏・独語索引 

MOD/追
加/削除 

技術的差異なし。 

国内用語集は,日英と英日が一般的。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD 
 
備考1.項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

  ―IDT………………  技術的差異がない。 
  ―MOD/削除……… 

国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 

  ―MOD/追加……… 

国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 

2.JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 
  ―MOD…………… 

国際規格を修正している。 

45 

T 7330 : 2000  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS T 7330原案作成本委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

○ 大 頭   仁 

早稲田大学理工学部 

(幹事) 

○ 高 橋 文 男 

株式会社ニコン 

村 上 貴 久 

厚生省医薬安全局 

宮 崎 正 浩 

通商産業省工業技術院標準部 

所     敬 

東京医科歯科大学 

井 上 治 郎 

社団法人日本眼科医会 

白 山 晰 也 

株式会社東京メガネ 

津 田 節 哉 

社団法人眼鏡技術者協会 

○ 梅 沢 忠 雄 

日本眼鏡普及光学器検査協会 

○ 岡 野   齊 

日本レンズ工業組合連合会,東京レンズ工業協同組合 

○ 畑 中 隆 志 

HOYA株式会社 

○ 加 藤 一 寿 

セイコーエプソン株式会社 

○ 大 橋 一 記 

株式会社ニコン 

(事務局) 

○ 金 平 克 之 

日本医用光学機器工業会 

備考 ○印は,原案作成分科会委員