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(1)
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 要求事項························································································································· 2
4.1 一般 ···························································································································· 2
4.2 図記号の使用 ················································································································ 2
4.3 図記号のサイズ ············································································································· 2
4.4 日付の表現 ··················································································································· 2
5 図記号···························································································································· 2
参考文献 ···························································································································· 23
附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 24
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(2)
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本歯科器械工業
協同組合(JDMMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣が改正した日本工業規格で
ある。
これによって,JIS T 5507:1998は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
日本工業規格 JIS
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歯科−歯科器械用図記号
Dentistry-Graphical symbols for dental equipment
序文
この規格は,2015年に第2版として発行されたISO 9687を基とし,関連JISとの整合性を図るため,
技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
図記号は,日常生活の多くの分野で使用されている。これらは,視覚的にも多岐にわたる有用な情報を
与えるとともに,一般的な情報,制御手段,機械・器具などの正しい適用のための信号(警告及びアラー
ム信号)及び他の様々なコミュニケーション手段として使用されている。
含まれる情報は,瞬時に視認され,更に用語及び音声での説明よりも容易,かつ,長期にわたり記憶さ
れることもあるため,ほとんどの場合,口頭での説明よりも優れている。
図記号は,翻訳が不要であり,時節に関係なく,更に難解でなく,誤解の可能性も低いため国際的にも
容易に理解される。使用者に対し,異なる言語による負担を軽減し,一般的及び具体的な情報を提供でき
る,簡易で国際的に認められた図記号が必要である。図記号は,複数の言語ラベルの使用に伴う固有の混
乱を軽減できるため,患者,歯科医師,歯科技工士及びその他の人の安全並びに健康面で大きな利益をも
たらす。
図記号の使用は,歯科分野内において,最良のコミュニケーション手段となる。
1
適用範囲
この規格は,歯科器械の該当する部位及び歯科器械のそれぞれに附属する取扱説明書,表示,ラベル,
製品技術資料などの文書に使用する歯科器械用図記号について規定する。
図記号は,歯科器械に適用するために選ばれたものであり,これらの多くは関連するIEC及びISO国際
規格から採択されたものである。幾つかの新しい図記号は,製造販売業者又は使用者によって追加された
ものである。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 9687:2015,Dentistry−Graphical symbols for dental equipment(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
2
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引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS X 0301 情報交換のためのデータ要素及び交換形式−日付及び時刻の表記
注記 対応国際規格:ISO 8601,Data elements and interchange formats−Information interchange−
Representation of dates and times
ISO 1942,Dentistry−Vocabulary
ISO 15223-1:2012,Medical devices−Symbols to be used with medical device labels, labelling and information
to be supplied−Part 1: General requirements
ISO 17724,Graphical symbols−Vocabulary
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,ISO 1942,ISO 15223-1及びISO 17724による。
4
要求事項
4.1
一般
情報を伝達するために使用する図記号は,この規格の箇条5に規定する。
この規格の使用者に対して必要な歯科器械のための図記号は,全てこの規格に示している。そのため,
他の規格で定義した幾つかの図記号と,それぞれの規格を一緒に参照し,情報を提供する目的のために示
している。
4.2
図記号の使用
これらの図記号は,テキスト(例えば,歯科器械,附属品の表示など)との置換えを意図している。表
1〜表5に規定する図記号の使用については,製造販売業者の裁量に任す。
これらの図記号は,歯科器械及び附属品のパッケージの標識,製造販売業者の取扱説明書,カタログ,
チラシなど同様の目的のために使用することができる。これらの図記号は,器械に添付する文書に図記号
の追加説明をすることなく使用可能である。
注記 JIS T 0601-1:2012では,7.6.1で表示に使用した記号の意味を取扱説明書に記載することを要求
している。
4.3
図記号のサイズ
全ての図記号及び付随する情報は,個々の歯科器械及び/又はそのパッケージの特性並びにサイズを考
慮に入れた距離で拡大することなく,健常視力で215 lxの照明下で見たときに,判読可能でなければなら
ない。
注記 色及び最小寸法は,この規格では規定しない。
各図記号には,方向性に依存するものもある。そのため,曖昧さを避ける配慮(例えば,回転及び/又
は反転によって)をすることが望ましい。
4.4
日付の表現
日付の表現に使用されるデータコードは,JIS X 0301による。
5
図記号
“歯科器械用図記号”は,表1及び表5による。
“洗浄,消毒及び滅菌における図記号”は,表2による。
3
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“衛生目的のために使用する消毒剤の図記号”は,表3による。
“その他の図記号”は,表4による。
表1−歯科器械用図記号
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
1
歯科患者用椅子
ISO 7000-1819
2
回転機能付歯科患者用椅子
ISO 7000-1820
3
歯科術者用椅子
ISO 7000-1821
4
歯科用照明器
ISO 7000-1822
5
歯科用ユニット(術者側)
ISO 7000-1823
6
アシスタント側ユニット
ISO 7000-1824
7
スピットン
ISO 7000-1825
8
給水付スピットン
ISO 7000-1826
9
シンクキャビネット
ISO 7000-1827
10
歯科用キャビネット
ISO 7000-1828
4
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表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
11
エアタービン
ISO 7000-1843
12
照明付エアタービン
ISO 7000-1842
13
歯科用マイクロモータ
ISO 7000-1840
14
照明付歯科用マイクロモータ
ISO 7000-1841
15
歯科用エアモータ
ISO 7000-1838
16
照明付歯科用エアモータ
ISO 7000-1839
17
スリーウェイシリンジ
ISO 7000-1837
18
光ファイバ照明器
ISO 7000-1836
19
超音波スケーラ
ISO 7000-1835
20
歯髄診断器
ISO 7000-1834
21
電気メス
ISO 7000-1833
5
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表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
22
バキュームシリンジ(カニューレ)
ISO 7000-1831
23
手元制御式バキュームシリンジ(手
元制御式カニューレ)
ISO 7000-1832
24
排唾管
ISO 7000-1829
25
手元制御式排唾管
ISO 7000-1830
26
洗浄装置付スピットン
ISO 7000-1806
27
寒天印象コネクタ(寒天印象用水冷
式トレー)
ISO 7000-1805
28
液体レベルコントロール
ISO 7000-1850
29
水準
ISO 7000-0159
30
U字形トラップ
ISO 7000-1845
31
化学的水処理
ISO 7000-1851
32
手動制御弁
ISO 7000-1852
6
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表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
33
ドレントラップ,気水分離器
ISO 7000-0157
34
圧縮機,吸引ポンプ
ISO 7000-0137
35
足踏み制御器(フットスイッチ)
IEC 60417-5114
36
手持ちスイッチ(ハンドスイッチ)
IEC 60417-5322
37
エックス線
IEC 60417-5338
38
手動操作
ISO 7000-0096
39
足踏み操作
ISO 7000-1853
40
吹き出し
ISO 7000-0032
41
コップ給水
ISO 7000-1854
42
スピットン洗浄
ISO 7000-1855
43
注水冷却
ISO 7000-1856
7
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表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
44
スプレー(水/空気)冷却
ISO 7000-1858
45
空気冷却
ISO 7000-1857
46
椅子の後傾
ISO 7000-1809
47
椅子の前傾
ISO 7000-1810
48
椅子の上昇
ISO 7000-1807
49
椅子の下降
ISO 7000-1808
50
椅子の後退
ISO 7000-1813
51
椅子の前進
ISO 7000-1814
52
患者支持台の上昇
ISO 7000-1817
53
患者支持台の下降
ISO 7000-1818
54
バックレストの前傾
ISO 7000-1816
8
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表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
55
バックレストの後傾
ISO 7000-1815
56
ヘッドレストの前傾
ISO 7000-1812
57
ヘッドレストの後傾
ISO 7000-1811
58
フットレストの上昇
ISO 7000-1846
59
フットレストの下降
ISO 7000-1847
60
オートセット
ISO 7000-1848
61
オートリセット
ISO 7000-1849
62
ランプ,点灯,照明
IEC 60417-5012
63
照度,明るさ
IEC 60417-5056
64
シグナルランプ
IEC 60417-5115
65
赤色照明
IEC 60417-5321
9
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表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
66
紫外線照明
IEC 60417-5751
67
赤外線照明
IEC 60417-5750
68
スピード(回転数)制御
ISO 7000-0592
69
ベル
IEC 60417-5013
70
ドア開閉器
ISO 7000-0517
71
レーザ
ISO 7000-1329
72
一方向移動
IEC 60417-5022
73
一方向回転
ISO 7000-0004
74
両方向移動
IEC 60417-5023
75
設定点からの直線移動
ISO 7000-0521
10
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表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
76
設定点間の一方向直線移動
ISO 7000-0253
77
設定点間の両方向移動
IEC 60417-5024
78
設定点までの直線移動
ISO 7000-0001
79
通常速度動作
IEC 60417-5107A
80
高速動作
IEC 60417-5108A
81
低速動作
IEC 60417-5124A
82
クラスII機器
IEC 60417-5172
83
無段階調節
IEC 60417-5004
84
段階調節
IEC 60417-5181
85
出力
IEC 60417-5035
86
入力
IEC 60417-5034
11
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表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
87
電源の“切”
IEC 60417-5008
88
(同一押しボタンで)電源の“入”,
電源の“切”
IEC 60417-5010
89
(押している間だけ)電源の“入”
IEC 60417-5011
90
待機
IEC 60417-5009
91
試行スタート
IEC 60417-5659
92
始動
IEC 60417-5104
93
機器の一部の“切”
IEC 60417-5265
94
電源の“入”
IEC 60417-5007
95
ゼロ設定
ISO 7000-0540
96
テープレコーダ
IEC 60417-5093
12
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表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
97
ビデオテープレコーダ
IEC 60417-5118
98
ホーン
ISO 7000-0244
99
電池の挿入方向
IEC 60417-5002
100
バッテリーの充電状態
ISO 7000-0247
101
変圧器
IEC 60417-5156
102
情報伝送系からの読出し又は再生
IEC 60417-5164
103
情報伝送系への記録
IEC 60417-5163
104
情報伝送系からの消去
IEC 60417-5165
105
音楽
IEC 60417-5085
106
サウンド,オーディオ
IEC 60417-5182
13
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表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
107
ヘッドホン
IEC 60417-5077
108
スピーカ
IEC 60417-5080
109
受話
IEC 60417-5127
110
送話
IEC 60417-5126
111
送話,受話両用スピーカ
IEC 60417-5081
112
高音調節
IEC 60417-5037
113
低音調節
IEC 60417-5038
114
保存したものからのデータの読取
り
ISO 7000-1026
115
データの書込み
ISO 7000-1025
116
保存したものからのデータの読取
り及びデータの書込み
ISO 7000-1107
14
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表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
117
電子画像
IEC 60417-5049
118
コントラスト
IEC 60417-5057
119
彩度
IEC 60417-5058
120
カラー
IEC 60417-5048
121
中心設定
ISO 7000-0514
122
直接操作
ISO 7000-1109
123
遠隔操作
ISO 7000-1108
124
図形記録器
IEC 60417-5192
125
プリントアウト,レポート
ISO 7000-0793
126
機器の一部の待機状態又は準備状
態
IEC 60417-5266
15
T 5507:2017
表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
127
機器の一部の“入”
IEC 60417-5264
128
送風機
ISO 7000-0089
129
熱損失,熱移動
ISO 7000-0535
130
休止,中断
IEC 60417-5111A
131
交流
IEC 60417-5032
132
交直両用
IEC 60417-5033
133
直流
IEC 60417-5031
134
等電位化
IEC 60417-5021
135
保護接地(大地)
IEC 60417-5019
136
接地(大地)
IEC 60417-5017
16
T 5507:2017
表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
137
停止
IEC 60417-5110A
138
危険警告
ISO 7000-0085
139
危険電圧
IEC 60417-5036
140
注意,附属文書参照
注記 “注意,附属文書参照”の同
義語は,“注意,取扱説明書
などを参照”となる。
ISO 7000-0434A
141
温度
ISO 7000-0034
142
温度上げる
ISO 7000-0035
143
温度下げる
ISO 7000-0036
144
時計,タイマー
IEC 60417-5184
145
自動制御(閉回路)
ISO 7000-0017
146
製造業者
ISO 7000-3082
17
T 5507:2017
表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
147
製造年月日
この図記号には,機器の製造年月日(製
造年又は製造年月でもよい。)を含めな
ければならない。日付の書式は,JIS X
0301による。
(例 2016-12-01)
ISO 7000-2497
148
取扱説明書参照
注記 “取扱説明書など参照”の同
義語は,“操作説明書参照”
となる。
ISO 7000-1641
149
カタログ番号
注記 “カタログ番号”の同義語
は,“参照番号”又は“注文
番号”となる。
ISO 7000-2493
150
シリアル番号
ISO 7000-2498
151
ロット番号
注記 “ロット番号”の同義語は,
“バッチコード”又は“バッ
チ番号”となる。
ISO 7000-2492
152
材料記号
ISO 7000-2793
153
緊急停止
IEC 60417-5638
154
B形装着部
IEC 60417-5840
155
BF形装着部
IEC 60417-5333
18
T 5507:2017
表1−歯科器械用図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
156
生体へのリスク
ISO 7000-0659
157
天然ゴム(ラテックス)含有
ISO 7000-2725
表2−洗浄,消毒及び滅菌における図記号
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
158
超音波槽
ISO 7000-2784
159
温水洗浄
ISO 7000-2785
160
蒸気滅菌器(オートクレーブ)で指
定した温度で滅菌可能
この図記号には,温度を示す数字を含
めなければならない。
注記 例として134 ℃という温度を示
す。
ISO 7000-2868
161
指定の温度まで滅菌可能
この図記号には,温度を示す数字を含
めなければならない。
注記 例として180 ℃という温度を示
す。
ISO 7000-1844
162
滅菌
ISO 7000-2499
163
無菌処理技術を使用した滅菌
ISO 7000-2500
19
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表2−洗浄,消毒及び滅菌における図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
164
エチレンオキサイドを使用した滅
菌
ISO 7000-2501
165
放射線を使用した滅菌
ISO 7000-2502
166
蒸気又は乾熱を使用した滅菌
ISO 7000-2503
167
滅菌液経路
ISO 7000-3084
表3−衛生目的のために使用する消毒剤の図記号
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
168
手洗い用消毒剤
ISO 7000-2786
169
小器具,回転器具用消毒剤
ISO 7000-2787
170
作業面の消毒剤
ISO 7000-2788
171
床,壁用の消毒剤
ISO 7000-2789
172
歯科印象材用消毒剤
ISO 7000-2790
20
T 5507:2017
表4−その他の図記号
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
173
水ぬれ厳禁
ISO 7000-0626
174
壊れもの,取扱注意
ISO 7000-0621
175
直射日光回避
ISO 7000-0624
176
使用期限(の年月日)
注記 “使用期限”の同義語は,
“有効期限”となる。
この図記号には,示された日付以降,
機器が使用されないようにするため,
日付を含めなければならない。日付の
書式は,JIS X 0301による。
(例 2016-12-01)
ISO 7000-2607
177
再使用禁止
注記 “再使用禁止”の同義語は,
“使い捨て”又は“単回使用”
となる。
ISO 7000-1051
178
再滅菌禁止
ISO 7000-2608
179
右回転(時計方向の回転)
ISO 7000-0258
180
左回転(反時計方向回転)
ISO 7000-0937
181
温度の上限
図記号付近に最高温度示す数字を含め
なければならない。
(例 最高20 ℃)
ISO 7000-0533の応用
21
T 5507:2017
表4−その他の図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
182
温度の下限
図記号付近に最低温度を示す数字を含
めなければならない。
(例 最低5 ℃)
ISO 7000-0534の応用
183
温度制限
図記号付近に最低及び最高温度を示す
二つの数字を含めなければならない。
(例 最低5 ℃,最高20 ℃)
ISO 7000-0632の応用
184
湿度の制限
ISO 7000-2620
185
湿度の下限
図記号付近に最低湿度を示す数字を含
めなければならない。
(例 最低10 %)
ISO 7000-2620を変更
186
湿度の上限
図記号付近に最高湿度を示す数字を含
めなければならない。
(例 最高90 %)
ISO 7000-2620を変更
187
湿度制限
図記号付近に最低及び最高湿度を示す
二つの数字を含めなければならない。
(例 最低10 %,最高90 %)
ISO 7000-2620を変更
ISO 15223-1:2012
5.3.8
188
気圧の制限
ISO 7000-2621
22
T 5507:2017
表4−その他の図記号(続き)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
189
気圧の下限
図記号付近に最低気圧を示す数字を含
めなければならない。
(例 最低50 kPa)
ISO 7000-2621を変更
190
気圧の上限
図記号付近に最高気圧を示す数字を含
めなければならない。
(例 最高106 kPa)
ISO 7000-2621を変更
191
気圧制限
図記号付近に最低及び最高気圧を示す
二つの数字を含めなければならない。
(例 最低50 kPa,最高106 kPa)
ISO 7000-2621を変更
ISO 15223-1:2012
5.3.9
192
包装単位(入り数)
ISO 7000-2794
193
開こん(梱)交換不可
ISO 7000-2795
表5−歯科器械用図記号(追加)
番号
図記号の名称
図記号
ISO/IEC登録番号
194
照明付超音波スケーラ
ISO 7000-1835を変更
23
T 5507:2017
参考文献
[1] IEC 60417,Graphical symbols for use on equipment
[2] IEC 60878,Graphical symbols for electrical equipment in medical practice
[3] IEC 80416-1,Basic principles for graphical symbols for use on equipment−Part 1: Creation of graphical
symbols for registration
[4] ISO 780,Packaging−Pictorial marking for handling of goods
[5] ISO 7000 1),Graphical symbols for use on equipment−Registered symbols
[6] ISO 11140-1,Sterilization of health care products−Chemical indicators−Part 1: General requirements
[7] ISO 15882,Sterilization of health care products−Chemical indicators−Guidance for selection, use and
interpretation of results
[8] ISO 21531,Dentistry−Graphical symbols for dental instruments
[9] ISO 81714-1,Design of graphical symbols for use in the technical documentation of products−Part 1: Basic
rules
注1) 機器用図記号は,IEC 60417及びISO 7000での全ての図記号が含まれており,
http://www.graphical-symbols.info/にて利用可能。
24
T 5507:2017
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS T 5507:2017 歯科−歯科器械用図記号
ISO 9687:2015,Dentistry−Graphical symbols for dental equipment
(I)JISの規定
(II)
国際
規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
1 適用範囲
1
JISとほぼ同じ。
ただし,注記に“三つの公式
ISO言語(英語,フランス語,
ロシア語)のうち,…途中略
…ISO用語として認められ
ているのは公式言語で示し
たものだけである。”を表記
している。
削除
注記としての内容は,本文中では扱
わない。
JISでは,複数の言語で表記する
必要がないため。
技術的差異はない。
2 引用規格
4 要求事項 4.4 日付の表現
4.4
言語の名称及び日付の表現。 変更
細分箇条の題名を“日付の表現”に
変更した。
5 図記号
表1−番号33 ドレ
ントラップ,気水分
離器
5
JISとほぼ同じ。
追加
図記号の名称に“気水分離器”を追
記した。
JIS T 5801において気水分離器の
図記号として使用しているため。
技術的差異はない。
表1−番号34 圧縮
機,吸引ポンプ
追加
図記号の名称に“吸引ポンプ”を追
記した。
JIS T 5801において吸引ポンプの
図記号として使用しているため。
また,ISO 7000の図記号の名称に
合わせた。
整合を図るため,対応国際規格の
見直し時に提案する。
3
T
5
5
0
7
:
2
0
1
7
25
T 5507:2017
(I)JISの規定
(II)
国際
規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
5 図記号
(続き)
表1−番号36 手持
ちスイッチ(ハンド
スイッチ)
5
JISとほぼ同じ。
変更
マニュアルスイッチの図記号の名
称を“手持ちスイッチ(ハンドスイ
ッチ)”に変更した。
IEC 60417-5322におけるタイト
ル表記“Hand-held switch”に合わ
せた。
技術的差異はないが,整合を図る
ため,対応国際規格の見直し時に
提案する。
表1−番号147 製
造年月日
この図記号には,機
器の製造年月日(製
造年又は製造年月
でもよい。)を含め
なければならない。
…以下略…
追加
機器の製造年月日には,“製造年又
は製造年月でもよい。”を追記した。
ISO 7000における図記号の注記
に合わせる。
整合を図るため,対応国際規格の
見直し時に提案する。
表5−番号194
照明付超音波スケ
ーラ
−
追加
照明付超音波スケーラの図記号を
追加した。
市場には,照明付超音波スケーラ
が存在するが,それを示す図記号
がない。
対応国際規格の見直し時に採択
の審議を行うこととなった。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 9687:2015,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 ················ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。
3
T
5
5
0
7
:
2
0
1
7