2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
T 5413-1988
歯科用鋭ひ(匙)
Dental Curettes
1. 適用範囲 この規格は,歯科用の両頭鋭ひ(匙)(以下,鋭ひという。)について規定する。
引用規格:
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4401 炭素工具鋼鋼材
JIS H 8617 ニッケル及びニッケル−クロムめっき
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法
2. 種類及び寸法 種類及び寸法は,表及び図のとおりとする。
表
単位mm
種類
全長
(L)
柄幅(角形)
(W)
直形
175以上
6.5±0.5
曲形
図
3. 材料及び加工方法 材料は,JIS G 4401(炭素工具鋼鋼材)に規定されたSK2〜SK4又はJIS G 4303
(ステンレス鋼棒)に規定されたSUS 420 J 2〜SUS 440 Cとし,炭素工具鋼の場合はJIS H 8617(ニッケ
ル及びニッケル−クロムめっき)に規定されためっきを施すものとする。
4. 品質
2
T 5413-1988
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.1
外観 鋭ひは,光沢が良好で,きず,さび,まくれ,その他の有害な欠点がなく,仕上げが良好な
ものでなければならない。
4.2
硬さ 頭部の硬さは,5.1によって試験を行ったとき,HRC45以上でなければならない。
4.3
めっき ニッケルめっき又はニッケル−クロムめっきは,JIS H 8617に規定された鉄鋼素地上の
MFNiI又はMFCrI以上とする。
5. 試験方法
5.1
硬さ試験 JIS Z 2245(ロックウェル硬さ試験方法)によって行う。試験片は,原則として同種材料
のものを鋭ひの頭部と同条件で熱処理したものとする。
5.2
めっき試験 JIS H 8617の5.3及び5.4に規定された方法によって行う。
6. 製品の呼び方 製品の呼び方は,名称及び種類による。
例: 歯科用鋭ひ 直形
7. 表示 鋭ひには,製造業者名若しくはその略号又は商標を表示しなければならない。