2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
T 4901-1976
医療用音さ(叉)
Tuning Forks (for Medical Use)
1. 適用範囲 この規格は,医療に使う音さ(叉)〔以下,音さ(叉)という。〕について規定する。
引用規格:
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS H 5101 黄銅鋳物
2. 種類,性能,寸法及び材料 種類,性能,寸法及び材料は,次のとおりとする。
種類
性能
全長
mm
材料
振動数毎
秒〜
振動数公
差〜
振動持続
時 間 秒
低調音さ(叉)
C
128
±0.5
30以上
180
機械構造用炭素鋼を用い,ニ
ッケルめっきを施したもの,
負荷は黄銅鋳物を用い,ニッ
ケルめっきを施したもの,座
は硬質ゴム又は黄銅鋳物を
用い,ニッケルめっきを施し
たもの。
高調音さ(叉)
g4
3068
±0.5
30以上
120
C列音さ(叉)
C
128
±0.5
30以上
167
C1
256
±0.5
30以上
123
C2
512
±0.5
30以上
156
C3
1024
±0.5
30以上
122
C4
2048
±0.5
30以上
133
C5
4096
±0.5
15以上
133
備考1. 振動数は,15℃を基準温度として規定する。
2. 振動持続時間は,静寂な室内において正常な耳で判定するものとする。
3. 機械構造用炭素鋼は,JIS G 4051(機械構造用炭素鋼鋼材)のS35Cによる。
4. 黄銅鋳物は,JIS H 5101(黄銅鋳物)による。
5. 全長の寸法は,標準値を示す。
3. 構造 音さ(叉)は,次の各号に適合しなければならない。
(1) 低調音さ(叉)Cには負荷をつけ,足には径12mmの座をつけること。
(2) C列音さ(叉)のC及びC1には負荷をつけ,座をつけることが望ましい。
4. 試験方法 振動数の測定はオシログラフ又は共鳴法による。オシログラフによる場合には,3回撮影
してその平均値をとる。共鳴法による場合には,振動数の判明している音さ(叉)と共鳴させて測定する。
5. 表示 音さ(叉)には,振動数 (Hz) 又は音記号を,その包装には,次の事項を表示しなければなら
ない。
(1) 名称
(2) 製造業者名及び住所
2
T 4901-1976
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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(3) 振動数 (Hz)
(4) 音記号
6. 製品の呼び方 製品の呼び方は,名称及び種類による。
例: 医療用音さ(叉)g4