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T 1704:2008  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲 ························································································································· 1 

2 引用規格 ························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 2 

4 構成······························································································································· 3 

5 要求事項 ························································································································· 3 

5.1 生物学的特性 ················································································································ 3 

5.2 物理的特性 ··················································································································· 3 

5.3 性能特性 ······················································································································ 4 

6 試験方法 ························································································································· 4 

6.1 一般事項 ······················································································································ 4 

6.2 生物学的特性 ················································································································ 4 

6.3 物理的特性 ··················································································································· 4 

6.4 性能特性 ······················································································································ 5 

7 表示······························································································································· 6 

7.1 製品 ···························································································································· 6 

7.2 包装に表示する情報 ······································································································· 6 

7.3 添付文書に記載する情報 ································································································· 7 

7.4 添付文書で目立つように提供しなければならない情報 ··························································· 8 

8 包装······························································································································· 8 

8.1 一次包装 ······················································································································ 8 

8.2 二次包装 ······················································································································ 8 

附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ································································· 9 

T 1704:2008  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本医療器材工業会 (JMED) 及び財団法人

日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標

準調査会の審議を経て,厚生労働大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

T 1704:2008 

人工心肺用熱交換器 

Heat exchanger for heart-lung bypass 

序文 

この規格は,1996年に第1版として発行されたISO 7199,Cardiovascular implants and artificial organs−

Blood-gas exchangers (oxygenators) を基に作成した日本工業規格であるが,国内事情を考慮し,技術的内容

を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。 

適用範囲 

この規格は,滅菌済みで単回使用の,血液又は心筋保護を目的とした液への熱交換を目的とする体外循

環用(人工心肺用)熱交換器(以下,熱交換器という。)の要求事項について規定する。ただし,この規格

は,次の機器には適用しない。 

− 植込み形人工肺(血管内膜形人工肺) 

− 体外循環用血液ガス交換器(人工肺) 

− 液体人工肺 

− 体外循環回路(血液チューブ) 

− 個別の附属機器 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 7199 : 1996,Cardiovascular implants and artificial organs−Blood-gas exchangers (oxygenators) 

(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号 (MOD) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを

示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS T 0993-1 医療機器の生物学的評価−第1部:評価及び試験 

注記 対応国際規格:ISO 10993-1 Biological evaluation of medical devices−Part 1 : Evaluation and 

testing (IDT) 

ISO 10993-11,Biological evaluation of medical devices−Part 11 : Tests for systemic toxicity 

T 1704:2008  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 

3.1 

血液経路 

臨床で使用する間,熱交換器の血液又は心筋保護を目的とした液が通過する部分。 

3.2 

試験用血液 

ウシ又はブタから採取してヘパリン処理した全血又は生理食塩液で希釈した血液。 

3.3 

熱交換器 

循環中の血液又は心筋保護を目的とした液の温度を制御する部分。 

3.4 

熱交換性能係数,R 

熱交換器の水流入口と血液流入口との温度差に対する熱交換器の血液流入口と血液流出口との血液の温

度差の比率。熱交換性能係数は,次の式によって算出する。 

Ti

Ti

Ti

To

B

W

B

B

R

=

ここに, 

R: 熱交換性能係数 

To

B: 熱交換器の血液流出口における血液の温度(℃) 

Ti

B: 熱交換器の血液流入口における血液の温度(℃) 

Ti

W: 熱交換器の水流入口における水の温度(℃) 

3.5 

構成部品 

熱交換器に接続され,通常,使用者によって分離できない部品。 

3.6 

操作可変範囲 

機器の機能に影響を及ぼす制御部分の設定。 

3.7 

血小板減少率 

熱交換器を組み込んでいる回路に含まれている血小板の減少率から,熱交換器を使わない同様の対照回

路での減少率を差し引いた数値の経時変化。 

3.8 

血しょう(漿)遊離ヘモグロビン生成 

熱交換器を組み込んでいる回路の血しょう(漿)遊離ヘモグロビン濃度と,熱交換器を使わない同様の

対照回路での濃度との差異の経時変化。 

3.9 

白血球減少率 

熱交換器を組み込んでいる回路の白血球の減少率から,熱交換器を使わない同様の対照回路での減少率

を差し引いた数値の経時変化。 

background image

T 1704:2008  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

構成 

熱交換器は,主として流入口,血液経路,熱交換器及び流出口からなる。図1は一般的な熱交換器を図

示した一例であり,構成要素などは要求事項ではない。 

図1−熱交換器概略 

要求事項 

5.1 

生物学的特性 

5.1.1 

無菌性及び非発熱性 

血液経路は滅菌済みで,非発熱性でなければならない。この適合性は,6.2.1によって確認する。 

5.1.2 

生物学的安全性 

血液経路の構成部品は,意図した使用目的に対して生物学的安全性がなくてはならない。この適合性は,

6.2.2によって確認する。 

5.2 

物理的特性 

5.2.1 

血液経路の耐圧性 

血液経路の耐圧性は,6.3.1によって試験をしたとき,血液経路で漏れがあってはならない。 

5.2.2 

熱交換器の水路の耐圧性 

熱交換器の水路の耐圧性は,6.3.2によって試験をしたとき,熱交換器の水路から漏れがあってはならな

い。 

5.2.3 

血液容量 

6.3.3によって試験を行ったとき,血液経路の容量は製造業者が指定する許容範囲内(7.3参照)でなけ

ればならない。 

5.2.4 

コネクタ 

血液経路に接続するコネクタは,6.3.4によって試験を行ったとき,確実に接続されていなければならな

1 流入口 

2 血液経路 

3 熱交換器 

4 流出口 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

い。 

注記 チューブ内径4.8 mm,6.3 mm,9.5 mm,若しくは12.7 mmに接続できるコネクタ,又はJIS T 

3250の図1若しくはISO 594-2に対応するコネクタは適合するものとして認められる。 

熱交換器の水路用のコネクタはファスト・カップリングを使用して接続が可能でなければならない。 

注記 JIS T 3250の図2に対応するコネクタは,この要求事項に適合する方法の一つとして考えられ

る。 

5.3 

性能特性 

5.3.1 

熱交換性能係数 

6.4.1によって測定したとき,熱交換性能係数は製造業者が指定する許容範囲内(7.3参照)でなければ

ならない。 

5.3.2 

血球損傷 

6.4.2によって測定したとき,血しょう(漿)遊離ヘモグロビン濃度の上昇,血小板及び白血球比率の減

少は製造業者が指定する許容範囲内(7.3参照)でなければならない。 

試験方法 

6.1 

一般事項 

一般的事項は,次による。 

a) 臨床使用を目的として製造業者の指示に従い準備された熱交換器を用いて試験を行い,測定する。 

b) 特に指示がない場合,操作可変範囲は臨床使用を目的として製造業者が指定した使用条件とする。 

c) 特に指示がない場合,試験液の温度は37±1 ℃とする。 

d) もし,変数間の関係が非線形である場合,測定点間の補間が可能となるように,十分な測定を行う。 

e) この箇条に示す試験手順又は測定手順は,参照手順とみなす。精度及び再現性が現行手順と比較でき

ることが実証されている場合は,他の手順でもよい。 

6.2 

生物学的特性 

6.2.1 

無菌性及び非発熱性 

滅菌バリデーション基準又はこれと同等以上の基準に基づき,無菌性の担保を行う。また,ISO 10993-11

に基づき,非発熱性の評価を行う。 

注記 滅菌バリデーション基準は,薬食監麻発第0330001号,平成17年3月30日,“薬事法及び採血

及び供血あつせん業取締法の一部を改正する法律の施行に伴う医薬品,医療機器等の製造管理

及び品質管理 (GMP/QMS) に係る省令及び告示の制定及び改廃について 第四章 第4 滅菌バ

リデーション基準”による。 

6.2.2 

生物学的適合性 

JIS T 0993-1に規定する生物学的安全性評価を行う。 

6.3 

物理的特性 

6.3.1 

血液経路の耐圧性の測定 

6.3.1.1 

試験液 

試験液として,水を使用する。 

6.3.1.2 

手順 

熱交換器を適切な試験回路に組み込み,機器の血液経路に臨床使用を目的として製造業者が指定した最

大の圧又は流量(7.3参照)の1.5倍を,最大圧又は流量が指定されていない場合には40 kPaの圧をかけ

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

る。 

この圧を,6時間保持し,水漏れを目視によって検査する。 

6.3.2 

熱交換器の水路の耐圧性 

6.3.2.1 

試験液 

試験液として,水を使用する。 

6.3.2.2 

手順 

熱交換器を適切な試験回路に組み込み,熱交換器の水路に臨床使用を目的として製造業者が指定した最

大圧(7.3参照)の1.5倍を,最大圧が指定されていない場合には350 kPaの圧をかける。この圧を,6時

間保持し,水漏れを目視によって検査する。 

6.3.3 

血液容量 

6.3.3.1 

試験液 

試験液として,ウシ若しくはブタから採取してヘパリン処理した血液を使用する。 

6.3.3.2 

手順 

血液容量は,臨床使用を目的として製造業者が指定した操作可変範囲(7.3参照)で測定する。 

6.3.4 

コネクタ 

製造業者の指示に従って接続を行う。接続部は15 Nの引張り強度を加えたとき,15秒間外れてはなら

ない。 

6.4 

性能特性 

6.4.1 

熱交換性能係数 

6.4.1.1 

試験液 

血液経路の試験液にはウシ若しくはブタから採取してヘパリン処理した血液,又は水を使用する。 

6.4.1.2 

手順 

熱交換器を適切な試験回路に組み込み,次の条件でインビトロ試験を行う。 

− 血液流入口の温度,(BTi) : 30±1 ℃ 

− 水流入口の温度,(WTi) : 40±1 ℃ 

熱交換性能係数は,臨床使用を目的として製造業者が指定した操作可変範囲(7.3参照)で測定する。 

6.4.2 

血球損傷 

6.4.2.1 

試験媒体 

血液経路の試験液にはウシ又はブタから採取してヘパリン処理した血液を使用する。 

6.4.2.2 

手順 

ポンプ,接続チューブ,貯血槽(製造業者によって指定され,当該熱交換器に対して適切なサイズのも

の)及び人工肺を含めた適切かつ同一の回路を2セット組み立て,いずれか1セットに熱交換器を組み込

む。試験開始時,血液経路に両セット間の血液容量の差が1 %以内となるようにし,表1の条件下でイン

ビトロ試験を行う。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表1−血球損傷のインビトロ試験条件 

項目 

レベル 

許容誤差 

血液流量 

臨床使用を目的として製造業者が指定した
最大流量(7.3参照),又は6 L/minのうち,
低い方のレベル 

±5 % 

ガス流量 

臨床使用を目的として製造業者が指定した
最大流量(7.3参照) 

±5 % 

二酸化炭素分圧 

5.3 kPa 

±0.7 kPa 

過剰塩基 

±5 mmol/dL 

血糖 

10 mmol/dL 

±5 mmol/dL 

ヘモグロビン 

12 g/dL 

±1 g/dL 

測定スケジュールは,表2による。 

表2−測定スケジュール 

パラメータ 

試験前 

試験開始後 

10分 

30分 

180分 

360分 

血しょう(漿)遊離ヘモグロビン 

× 

− 

× 

× 

× 

白血球 

× 

− 

× 

× 

× 

血小板 

× 

− 

× 

× 

× 

血液ガス: 

− 

× 

× 

× 

× 

 二酸化炭素分圧 

 酸素分圧 

 pH 

 過剰塩基 

ヘモグロビン 

× 

× 

× 

× 

× 

血糖 

× 

− 

− 

− 

− 

ACT 

× 

− 

− 

− 

− 

温度 

× 

× 

× 

× 

× 

血流量 

× 

× 

× 

× 

× 

表示 

7.1 

製品 

熱交換器には,次の事項を表示する。 

a) 血液及び水の流れ方向(必要な場合) 

7.2 

包装に表示する情報 

7.2.1 

一次包装 

一次包装には,次の事項を表示する。 

a) 内容物 

b) 品番 

c) 無菌性及び非発熱性に関する記載 

d) 有効期限 

e) バッチ,ロット又はシリアル番号 

f) 

“使用前に取扱説明書をお読み下さい”の記載,又は同等の内容の記載 

g) 特別な取扱い又は保管条件 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

h) “再使用禁止”の旨 

7.2.2 

二次包装 

二次包装の場合には,次の事項を表示する。ただし,二次包装を用いないで,一次包装を最小販売単位

の包装として用いる場合は,一次包装に表示する。 

a) 製造販売業者の氏名及び住所 

b) 内容物(入数を含む) 

c) 品番 

d) 無菌性及び非発熱性に関する記載 

e) 有効期限 

f) 

特別な取扱い,保管条件又は開こん(梱)に関する指示 

7.3 

添付文書に記載する情報 

流通単位ごとに,次の情報を記載した“添付文書”を附属する。 

a) 製造販売業者の氏名,住所及び電話番号又はファックス番号 

b) 品番 

c) 必要な附属機器 

d) 必要な特別又は独自の手順に関する指示(該当する場合) 

e) 補助又は操作用装置での熱交換器の設置方向 

f) 

チューブ接続の設置,種類,及び締付け 

g) 追加の入口ポート又は出口ポートの位置及び目的 

h) 操作手順 

i) 

プライミング手順 

j) 

血液,水の流れ方向 

k) 通常使用時の一般的な操作手順 

l) 

熱交換器の術中交換に関する推奨手順 

m) 最高推奨血液流量及び最低推奨血液流量 

n) 血液経路における最大及び使用時最小血液容量 

o) 熱交換性能係数 

p) 残血量 

q) 血液経路及び水経路における圧力限度 

r) 要求に応じて,次の事項を提供できるという記載 

1) 滅菌方法 

2) 血液経路に使用されている原材料リスト 

3) 臨床使用を目的として製造業者が指定した最大血液流量における血液経路の圧力損失 

4) 血球損傷に関する情報 

5) 熱交換器からの微粒子放出に関する情報 

6) 提供されたデータの許容範囲 

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T 1704:2008  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

注記1 7.1〜7.3の要件は,JIS T 0307に指定する適切な記号を使用することによって,これに替え

てもよい。 

注記2 JIS T 0307に規定する主な記号の例を参考表1に示す。 

参考表1−JIS T 0307に規定する主な記号の例 

7.4 

添付文書で目立つように提供しなければならない情報 

次の情報は,添付文書で,目立つように記載する。 

a) 圧力限度 

b) 流量限度 

c) 血液量限度 

d) 他の機器の制限 

包装 

8.1 

一次包装 

一次包装は,使用前に容易に破れるおそれがなく,微生物の侵入を防止することができ,通常の取扱い,

輸送及び保管中に内容製品を適切に保護できるものとする。一度開封したら包装は簡単に再シールできず,

開封されたことが容易に分からなければならない。 

8.2 

二次包装 

二次包装は,通常の取扱い,輸送及び保管中に内容製品を保護できる強度をもつものとする。 

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T 1704:2008  

附属書JA 

(参考) 

JISと対応する国際規格との対比表 

JIS T 1704 : 2008 人工心肺用熱交換器 

ISO 7199 : 1996 Cardiovascular implants and artificial organs−Blood-gas exchangers 
(oxygenators) 

(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ) 
国際規格
番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び名称 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範
囲 

変更 

心筋保護を目的とした液を使
用する場合があるため,血液又
は心筋保護を目的とした液に
変更した。 
熱交換器に関係ない部分を削
除し,熱交換器の内容に合わせ
るように文面を修正した。 
規格適用外内容において括弧
書きでの補足説明と体外循環
用血液ガス交換器(人工肺)を
追加した。 

実質的な差異はない。 

2 引用規
格 

JIS T 0993-1 
ISO 10993-11 
 
JIS 1規格及び 
ISO 1規格 

ISO 10993-1 
ISO 10993-7 
ISO 10993-11 
ISO 11134 
ISO 11135 
ISO 13485 
ISO 13488 
 
ISO 7規格 

変更 

国内基準と同等の引用規格は,
国内基準を優先させるため削
除した。 
本文中に引用のない規格につ
いては削除し,引用している規
格を追加した。 

実質的な差異はない。 

3 用語及
び定義 


3.1 

変更 

 
熱交換器に関係ない部分を削
除した。 

 
実質的な差異はない。 

4

T

 1

7

0

4

2

0

0

8

4

T

 1

7

0

4

2

0

0

8

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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10 

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(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ) 
国際規格
番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び名称 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

3.1 血液経
路 

3.2 

変更 

心筋保護を目的とした液を使
用する場合があるため,血液又
は心筋保護を目的とした液に
変更した。 
熱交換器に関係ない部分を削
除し,熱交換器の内容に合わせ
るように文面を修正した。 

実質的な差異はない。 

3.2 試験用
血液 

3.3 
 
 
 
3.4 

ウシの血 

変更 
 
 
 
削除 

試験用血液と称した方がふさ
わしいため名称を変更した。試
験媒体について,ブタを追加し
血液とした。 
熱交換器に関係ない部分を削
除した。 

実質的な差異はない。 

3.3 熱交換
器 

3.5 

変更 

心筋保護を目的とした液を使
用する場合があるため,血液又
は心筋保護を目的とした液に
変更した。 

実質的な差異はない。 

3.4 熱交換
性能係数,

3.6 

変更 

熱交換器に関係ない部分を削
除し,熱交換器の内容に合わせ
るように文面を修正した。 

実質的な差異はない。 

3.5 構成部
品 

3.7 

3.6 操作可
変範囲 

3.8 

3.7 血小板
減少率 

3.9 

3.8 血しょ
う(漿)遊離 
ヘモグロ
ビン生成 

3.10 

4

T

 1

7

0

4

2

0

0

8

4

T

 1

7

0

4

2

0

0

8

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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11 

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(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ) 
国際規格
番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び名称 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

3.9 白血球
減少率 

3.11 

4 構成 

− 

追加 

概略図を追加した。 

実質的な差異はない。 

5 要求事
項 
5.2.4 コネ
クタ 

 
 
JIS T 3250を引用。 


 
4.2.4 
 
 
4.3 
4.3.1 
 
4.3.4 

変更 
 
 
 
 
削除 

国内基準と同等の引用規格は
国内基準を優先した。 
熱交換器に関係ない部分を削
除し,熱交換器の内容に合わせ
るように文面を修正した。 
熱交換器に関係ない部分を削
除した。 

実質的な差異はない。 
 
 
 
 
実質的な差異はない。 

6 試験方
法 
6.2.1 無菌
性及び非
発熱性 

 
 
無菌性については,
滅菌バリデーショ
ン基準を基とした。 


 
5.1.1 

JISにほぼ同じ 

変更 

 
 
国内基準を優先し,同等の箇所
は削除して記載表現を整備し
た。 

実質的な差異はない。 

6.3 物理的
特性 
6.3.1.2 手
順 

5.2.1.2 
 

JISにほぼ同じ 

変更 

試験時間を6時間までとした。 実質的な差異はない。 

6.3.2.2 手
順 

5.2.2.2 

JISにほぼ同じ 

変更 

試験時間を6時間までとした。 実質的な差異はない。 

6.3.3.1 試
験液 

熱交換性能係数の
測定に用いる試験
液。 

5.2.3 
5.2.3.1 

JISにほぼ同じ 

追加 
変更 

ブタを追加した。 
試験液を血液のみとした。 

実質的な差異はない。 

6.4 性能特
性 
 

5.3 
5.3.1 
5.3.1.1 
5.3.1.2 

削除 

熱交換器に関係ない部分を削
除した。 

実質的な差異はない。 

4

T

 1

7

0

4

2

0

0

8

4

T

 1

7

0

4

2

0

0

8

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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12 

T 1704:2008  

(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ) 
国際規格
番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び名称 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

6.4.1 熱交
換性能係
数 
6.4.1.1 試
験液 

5.3.2 
 
 
5.3.2.1 

 
 
 
追加 

 
 
 
ブタを追加した。 

 
 
 
実質的な差異はない。 

6.4.1.2 手
順 

5.3.2.2 

変更 

熱交換器に関係ない部分を削
除し,熱交換器の内容に合わせ
るように文面を修正した。 

実質的な差異はない。 

6.4.2 血球
損傷 
6.4.2.1 試
験媒体 

5.3.3 
 
5.3.3.1 

 
 
JISにほぼ同じ 
 

変更 

ブタを追加した。また,熱交換
器に関係ない部分を削除し,熱
交換器の内容に合わせるよう
に文面を修正した。 

実質的な差異はない。 

6.4.2.2 手
順 

5.3.3.2 

変更 

熱交換器に関係ない部分を削
除し,熱交換器の内容に合わせ
るように文面を修正した。 

実質的な差異はない。 

7 表示 
7.1 製品 


6.1 

JISにほぼ同じ 

変更 

製造元,バッチ,ロット又はシ
リアル番号,及び品番を削除し
た。また,熱交換器に関係ない
部分を削除し,熱交換器の内容
に合わせるように文面を修正
した。 

一次包装と重複するため。 
実質的差異はない。 

7.2 包装に
表示する
情報 
7.2.1 一次
包装 

6.2 
 
 
6.2.1 

 
 
 
JISにほぼ同じ 

削除 

製造元の氏名及び住所を削除
した。 
 
記号の使用についての記述を
削除した。 

二次包装と重複するため。 
実質的差異はない。 
 
6.3 に注記として記載した。 

7.2.2 二次
包装 

6.2.3 

JISにほぼ同じ 

追加 

二次包装を用いない場合の扱
いを追加した。 

実質的差異はない。 

7.3 添付文
書に記載
する情報 

7.1〜7.3における
記号の使用を規定。 

6.3 

変更 

熱交換器に関係ない部分を削
除し,熱交換器の内容に合わせ
るように文面を修正した。 

4

T

 1

7

0

4

2

0

0

8

4

T

 1

7

0

4

2

0

0

8

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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13 

T 1704:2008  

(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ) 
国際規格
番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び名称 

内容 

箇条番号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

8 包装 
8.1 一次包
装 
8.2 二次包
装 

追加 

一次包装と二次包装を区別し,
明確に規定した。 

理解を容易にした。 
実質的差異はない。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 7199 : 1996,MOD 

被引用法規 

薬事法 

 
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

  − 削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
  − 追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
  − 変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

  − MOD…………… 国際規格を修正している。 

4

T

 1

7

0

4

2

0

0

8

4

T

 1

7

0

4

2

0

0

8

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。