サイトトップへこのカテゴリの一覧へ

T 0101:2015  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 用語の分類 ······················································································································ 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 2 

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································ 64 

T 0101:2015  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本

義肢装具学会(JSPO)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格

を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格

である。これによって,JIS T 0101:1997は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

T 0101:2015 

福祉関連機器用語−義肢・装具部門 

Glossary of terms used in prosthetics and orthotics 

序文 

この規格は,1989年に第1版として発行されたISO 8549-1,ISO 8549-2,ISO 8549-3,1996年に第1版

として発行されたISO 13405-1,ISO 13405-2及びISO 13405-3,並びに2007年に第1版として発行された

ISO 13404を基とし,日本の使用状況に応じて技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。 

適用範囲 

この規格は,義肢・装具に関する主な用語及び定義,並びに製作等における専門用語について規定する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 8549-1:1989,Prosthetics and orthotics−Vocabulary−Part 1: General terms for external limb 

prostheses and external orthoses 

ISO 8549-2:1989,Prosthetics and orthotics−Vocabulary−Part 2: Terms relating to external limb 

prostheses and wearers of these prostheses 

ISO 8549-3:1989,Prosthetics and orthotics−Vocabulary−Part 3: Terms relating to external orthoses 

ISO 13404:2007,Prosthetics and orthotics−Categorization and description of external orthoses and 

orthotic components 

ISO 13405-1:1996,Prosthetics and orthotics−Classification and description of prosthetic components

−Part 1: Classification of prosthetic components 

ISO 13405-2:1996,Prosthetics and orthotics−Classification and description of prosthetic components

−Part 2: Description of lower-limb prosthetic components 

ISO 13405-3:1996,Prosthetics and orthotics−Classification and description of prosthetic components

−Part 3: Description of upper-limb prosthetic components(全体評価:MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

用語の分類 

用語は,次のとおり分類する。 

a) 義肢・装具に関する一般用語 

1) 一般用語 

2) 採寸・採型に関する用語 

3) アライメントに関する用語 

background image

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4) 義肢・装具の処方に関する用語 

5) 製作に関する用語 

6) 材料に関する用語 

b) 義肢に関する用語 

1) 切断に関する名称 

2) 義肢に関する一般用語 

3) 義足に関する用語 

4) 義手に関する用語 

c) 装具に関する用語 

1) 装具の分類名称 

2) 部位別名称 

3) 構成要素(インターフェイスなど) 

4) 構成要素(継手,支持部など) 

用語及び定義 

番号,用語及び定義は,次による。番号は,原則として大分類 中分類 項目 細目を示す。また,対

応外国語(英語,独語又は仏語)を参考として示し,(独)は対応独語,(仏)は対応仏語,国を示す括弧

書きのないものは対応英語をそれぞれ示す。 

なお,対応外国語の欄が空欄のものは,対応外国語がないことを示し,ISO番号が空欄のものは,対応

国際規格で規定されていないことを示す。 

a) 義肢・装具に関する一般用語 

1) 一般用語 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

1 1 00 01 義肢 

欠失した四肢の一部の形態又は機能を代償する
ために装着,使用する人工の手足。 

prosthesis 

8549-1 
2.1.1 

1 1 00 02 装具 

四肢・体幹の機能障害の軽減を目的として体表に
装着して,機能を補助する器具。 

orthosis 

8549-1 
2.1.2 

1 1 00 03 義肢学 

治療又は生活に必要とされる義肢についての学
問。 

prosthetics 

8549-1 
2.1.3 

1 1 00 04 装具学 

治療又は生活に必要とされる装具についての学
問。 

orthotics 

8549-1 
2.1.4 

1 1 00 05 義肢装具士 

指定された養成施設において義肢装具製作に必
要な義肢学,装具学,その他の学問を修了し国家
資格をもつ者。 

prosthetist and orthotist 

8549-1 
2.3.3 

2) 採寸・採型に関する用語 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

1 2 01 01 採寸 

義肢・装具の製作に必要な寸法,角度の計測を行
うこと。 

measurement 

8549-1 
2.3.7 

1 2 01 02 採型 

ギプス包帯その他の印象材を用いて,肢体の外形
の型取りをすること。 

casting 

8549-1 
2.3.7 

background image

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

1 2 01 03 採型手技 

採型時に,巻き終わったギプス包帯の上から手指
によって形状を形作る技術。 

casting technique 

1 2 01 04 情報カード 

義肢・装具を製作する際に,肢体,断端などの状
況・状態を記録し参考・管理するカード。 

information card 

1 2 01 05 陰性モデル 

採型によって得た肢体の型。 

negative mold 

1 2 01 06 陽性モデル 

陰性モデルにギプス泥を注形し,硬化後に陰性モ
デルを除去して得た石こう型。 

positive mold 

1 2 01 07 陽性モデル修正 

骨突起部などの圧力に敏感な箇所にギプスを盛
ったり,軟部組織の圧力を加えるべき部位のギプ
スを削り,長さ,太さの修正を行い,義肢・装具
のための型となるように陽性モデルに修正を施
すこと。 

cast modification 

8549-1 
2.3.8 

1 2 01 08 トレース 

肢体,断端の輪郭を平面上に投影すること。 

tracing 

1 2 02 01 内周計測器 

主として大たい(腿)ソケットの内周を測定する
器具(図1 2 02 01参照)。 

inside perimeter 

1 2 02 02 A-P・M-Lゲー

ジ 

肢体,断端の前後,内外側の幅を計測する器具(図
1 2 02 02参照)。 

A-P・M-L gauge 

1 2 02 03 下たい(腿)用

キャリパー 

下たい(腿)切断端の前後,内外側の幅を測るキ
ャリパー状の器具。M-L計測器及びA-P計測器
がある(図1 2 02 03参照)。 

trans-tibial calipers 

1 2 02 04 骨盤水準器 

義肢長及び下肢長の左右差を確認するために,立
位での骨盤の水平度を確認する測定器(図1 2 02 
04参照)。 

pelvic obliquity level 

1 2 02 05 断端長計測器 

断端長を計測する器具。下たい(腿)用及び大た
い(腿)用がある(図1 2 02 05参照)。 

stump length gauge 

1 2 02 06 差高板 

起立位で両脚の脚長差を見るため,足の下に敷く
種々の厚さの板(図1 2 02 06参照)。 

3) アライメントに関する用語 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

1 3 01 

アライメント 

義肢・装具の機能を発揮できるような,全体を構
成する部品間の相対的位置関係(角度も含める)。 

alignment 

8549-1 
2.3.10 

1 3 01 01 基準線 

義肢・装具のアライメント設定において継手,部
品間の位置,角度を決めるための基準となる線。 

reference line 

1 3 01 02 初期屈曲角 

断端の最大伸展範囲に応じて,あらかじめ断端が
屈曲位に納まるように,製作段階で義足の基準軸
に対してソケットに付ける角度(図1 3 01 02参
照)。 

initial flexion angle 

1 3 01 03 ベンチアライメ

ント 

採寸・採型時の情報に基づき,作業台上で仮組立
を行う際の義足構成部品間の相対的位置関係。 

bench alignment 

8549-1 
2.3.11 

1 3 01 04 スタティックア

ライメント 

義足を装着させ,立位又はそれに近い状態で,安
定性を主眼として調整される義足構成部品間の
相対的位置関係。 

static alignment 

8549-1 
2.3.12 

1 3 01 05 ダイナミックア

ライメント 

義足を装着して,歩行時に調整される義足構成部
品間の相対的位置関係。 

dynamic alignment 

8549-1 
2.3.13 

1 3 02 01 アライメントカ

ップリング 

角度調整及び水平移動が可能なアライメント調
節用器具(図1 3 02 01参照)。 

alignment coupling 

background image

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

1 3 02 02 アライメント復

元装置 

アライメントカップリングを取り外した後,決定
したアライメントを復元するためのジグ(図1 3 
02 02参照)。 

alignment duplicating jig 

4) 義肢・装具の処方に関する用語 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

1 4 00 01 チェックアウト 

義肢・装具の適合状態を調べること。 

check-out 

8549-1 
2.3.15 

1 4 00 02 ソケット適合 

義肢のソケットと断端との間のはめあい状態。機
能解剖学的,生理学的及び生体力学的に適切なは
めあい。 

socket fitting 

5) 製作に関する用語 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

1 5 01 02 樹脂注型 

陽性モデルに積層材をかぶ(被)せ,減圧下で液
体状のプラスチック樹脂を流し込む方法。 

lamination 

1 5 01 03 脱泡 

樹脂注型の前に液状樹脂中に混入している空気
その他の気泡を除くこと。 

degassing 

1 5 01 04 真空成形 

熱可塑性プラスチック板をオーブンなどで適当
な温度に熱し,軟化した時点で陽性モデルに覆
い,真空ポンプで空気を抜き,モデルに密着させ
てソケットなどを作る方法。 

vacuum forming 

1 5 01 09 トリムライン 

プラスチック成形した製品を肢体に装着できる
ように,余分な部分をカットするためのライン。 

trim line 

1 5 01 10 トリミング 

トリムラインで決定されたラインに沿ってきれ
いに仕上げ加工する作業。 

trimming 

1 5 02 01 ハッカー受け 

万力に固定し,ハッカーベンダーとともに金属支
柱などの曲げ加工に用いる工具。 

bending forks 

1 5 02 02 ハッカーベンダ

ー 

金属支柱,筋金の曲げ加工用の工具。 

bending irons 

1 5 02 03 ギプスばさみ

(鋏) 

硬化した陰性モデルなどを切るはさみ(鋏)。 

bandage scissors 

1 5 02 05 キャストスプレ

ッダー 

硬化したギプス包帯に刃物で割を入れ,肢体又は
陽性モデルから簡単に外せるように開排させる
工具(図1 5 02 05参照)。 

cast spreader 

1 5 02 06 サクションチュ

ーブ 

強化プラスチックソケットなどの樹脂注型時に
用いるパイプ。陽性モデルの中心に埋め込んで用
いる。 

suction tube 

1 5 02 07 芯出し 

義肢ソケット及び支柱付き装具の内・外側ヒンジ
継手の芯合せ用器具。 

joint aligning jig 

1 5 02 08 あぶみ曲げ具 

あぶみを寸法に合わせて曲げ加工する工具(図1 
5 02 08参照)。 

stirrup bender 

background image

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

1 5 03 01 カービングマシ

ン 

義肢のソケット,装具のシェルなどの切削・研削
を行うための加工機械。作業内容に応じて,回転
軸先端に種々の形状の刃物,サンディングコーン
などを取り付けて目的とする作業を行う(図1 5 
03 01参照)。 

carving machine, 
carver 

1 5 03 02 真空成形器 

熱可塑性プラスチック板をオーブンで熱し,軟化
した材料を真空吸引によって成形し,陽性モデル
に密着させる機械。 

vacuum forming machine 

1 5 03 03 吸引ポンプ 

樹脂注型のとき,PVA(polyvinyl alcohol)バッグ
内の空気を吸引して強化プラスチックを硬化さ
せるときに使う真空ポンプ。 

vacuum pump 

1 5 03 04 オーブン 

ギプスモデルなどの乾燥,熱可塑性プラスチック
の軟化などを目的とする恒温炉。 

bench oven, 
oven 

1 5 03 05 バイブレーショ

ンカッター 

円板状ののこぎり(鋸)刃が微小角を高速で揺動
し,硬化したギプス包帯を切るのに用いる電動工
具。 

cast cutting saw 

1 5 03 06 革すき機 

皮革のへりすき(梳),裏革すきを行う電動式加
工機械。 

leather skiving machine 

1 5 03 07 ヒートガン 

携帯式熱風器の一種で,成形した熱可塑性プラス
チック板などの局部加熱に用いる工具。 

heat gun 

1 5 03 08 PVAこて 

PVAフィルム溶着用の電気こて。こての表面は溶
着防止のための四ふっ化エチレンクロスで被覆
し,温度調節用つまみが付いている(図1 5 03 08
参照)。 

PVA bag sealer 

1 5 03 09 PVAジグ 

PVAシートを円すい(錐)状のバッグに製作する
ために用いる枠型(図1 5 03 09参照)。 

PVA bag jig 

1 5 03 10 ベルトサンダー 

柔らかい金属,木材,スポンジなどを切削・仕上
げ加工をする機械。 

belt sander 

1 5 03 11 

ドラムサンダー 

木材,プラスチックなどの荒削り加工を行う機
械。 

drum sander 

1 5 03 12 ディスクサンダ

ー 

木材の平面削り加工を行う機械。 

disc sander 

1 5 03 13 サンドブラスタ

ー 

金属の表面仕上げ加工を行う機械。 

sand blaster 

1 5 03 14 プラスチックカ

ッター 

プラスチック材を切削する工具。 

plastic cutter 

1 5 03 15 パイプホルダー 

陽性モデルのパイプなどを固定するジグ。 

pipe holder 

6) 材料に関する用語 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

1 6 00 01 ギプスシーネ 

ギプス包帯を板状に数層重ねたもの。 

plaster slab 

1 6 00 02 ギプス泥 

微温湯に適量の石こうを入れ,混和して泥状にし
たもの。 

plaster sludge 

1 6 00 03 ギプス包帯 

石こうをガーゼ,その他の生地に焼き付けて,石
こうの脱落を止めたもの。 

plaster bandage 

1 6 00 04 弾性ギプス包帯 

弾性のある織布などを用いた伸縮性のあるギプ
ス包帯。 

elastic plaster bandage 

background image

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

1 6 00 05 ストッキネット

(採型用) 

綿糸,化学繊維の糸でメリヤス編みした筒状の
布。 

stockinette, 
stockinet 

1 6 00 06 PVAバッグ 

PVAフィルムを円すい(錐)状にし,強化プラス
チックソケットを積層するときの離型膜又は加
圧バッグ。 

PVA sleeve, 
PVA bag 

b) 義肢に関する用語 

1) 切断に関する名称 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 1 01 

切断高位 

切断された四肢(肩甲帯及び骨盤を含む。)の部
位を示す分類名。切断された骨又は関節の部位の
名称を用いて表す。 

level of amputation 

8549-2 
2.1 

2 1 01 01 片側骨盤切断 

片側の骨盤の腸骨部での下肢切断。 

trans-pelvic amputation, 
hemipelvectomy 

8549-2 
2.1.7 

2 1 01 02 股離断 

股関節部での離断。 

hip disarticulation 

8549-2 
2.1.6 

2 1 01 03 大たい(腿)切

断 

大たい(腿)部での切断。 

trans-femoral (above-knee) 

amputation 

8549-2 
2.1.5 

2 1 01 04 膝離断 

膝関節部での離断。 

knee disarticulation 

8549-2 
2.1.4 

2 1 01 05 下たい(腿)切

断 

下たい(腿)部での切断。 

trans-tibial (below-knee) 

amputation 

8549-2 
2.1.3 

2 1 01 06 足関節離断 

足関節部での離断。下たい(腿)骨両果を切除す
る場合がある。 

ankle disarticulation 

8549-2 
2.1.2 

2 1 01 07 足部切断 

足根部から中足骨までの範囲の切断。 

partial foot amputation 

8549-2 
2.1.1 

2 1 01 08 足し(趾)切断 

足し(趾)の範囲の切断。 

toe amputation 

 
 

2 1 01 09 肩甲胸郭間切断 

肩甲骨を含む上肢全体の切断。 

forequarter amputation 

8549-2 
2.1.14 

2 1 01 10 肩離断 

肩関節部での離断。 

shoulder disarticulation 

8549-2 
2.1.13 

2 1 01 11 

上腕切断 

上腕部での切断。 

trans-humeral 

(above-elbow) 
amputation 

8549-2 
2.1.12 

2 1 01 12 肘離断 

肘関節部での離断。 

elbow disarticulation 

8549-2 
2.1.11 

2 1 01 13 前腕切断 

前腕部での切断。 

trans-radial (below-elbow) 

amputation 

8549-2 
2.1.10 

2 1 01 14 手関節離断 

手関節部での離断。 

wrist disarticulation 

8549-2 
2.1.9 

2 1 01 15 手部切断 

手根部から中手骨までの範囲の切断。 

partial hand amputation 

8549-2 
2.1.8 

2 1 01 16 手指切断 

手指部の切断。 

finger amputation 

 
 

2 1 02 

先天性欠損 

先天性の四肢の欠損。 

Limb deficiencies present 

at birth 

8549-2 
2.2 

background image

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 1 02 01 欠損 

四肢の一部が欠失した状態。 

deficiency 

8549-2 
2.2.1 

2 1 02 02 横軸性欠損 

長管骨を横断する形の先天性肢欠損。欠損部より
近位の解剖学的構造は正常。 

transverse deficiency 

8549-2 
2.2.2 

2 1 02 03 長軸性欠損 

横軸性欠損に当てはまらない形の先天性肢欠損。
肢の長軸の解剖学的構造の消失。欠損部より遠位
は正常構造をもつこともある。 

longitudinal deficiency 

8549-2 
2.2.3 

2 1 02 04 低形成 

四肢の一部又は全体の形成不全。 

hypoplasia 

8549-2 
2.2.4 

2 1 02 05 指列・し(趾)

列欠損 

先天性の手指,足し(趾)の欠損。 

ray deficiency 

8549-2 
2.2.5 

2) 義肢に関する一般用語 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 2 01 01 殻構造義肢 

義肢に働く外力を殻で負担し,同時に,この殻の
外形が手足の外観を整える構造の義肢(図2 2 01 
01参照)。 

exoskeletal prosthesis 

13405-1 
4.5 

2 2 01 02 骨格構造義肢 

義肢に働く外力を義肢の中心軸にあるパイプ,支
柱などの骨格部で負担し,プラスチックフォーム
などの軟材料の成形品をかぶ(被)せて外観を整
える構造の義肢(図2 2 01 02参照)。 

endoskeletal prosthesis 

13405-1 
4.5 

2 2 01 03 練習用(仮)義

肢 

装着して動作を行うための練習(訓練)を目的と
する義肢。 

temporary prosthesis 

2 2 01 04 本義肢 

ソケット,力の伝達系,外装など長時間の使用に
耐えるように製作した日常生活での使用を目的
とする義肢。練習用(仮)義肢に対応する用語。 

permanent prosthesis 

2 2 02 

義手 

上肢を欠失した者に用いる義肢。 

upper limb prosthesis 

8549-1 
2.1.7 

2 2 02 01 装飾用義手 

外観の復元を第一義に考え,軽量化及び見掛けの
よさを図った義手。 

cosmetic upper limb 

prosthesis 

2 2 02 02 作業用義手 

農耕山林作業,又は工業等の重作業などにも適す
るように,特定の機能を優先して製作した義手。
作業に応じて専用の手先具を交換して使用する
こともある。 

work arm prosthesis 

2 2 02 03 能動義手 

主として上肢帯及び体幹の運動を,義手の制御の
ための力源に利用し,コントロールケーブルを介
して継手,手先具を操作する構造の義手。 

body-powered upper limb 

prosthesis 

2 2 02 04 電動義手 

義手の継手,手先具の操作力源にモータを用いる
義手。 

electric upper limb 

prosthesis 

2 2 02 05 筋電電動義手 

筋電位によって動作を制御する電動義手。 

myoelectric upper limb 

prosthesis 

2 2 02 06 スイッチ式電動

義手 

スイッチによって動作を制御する電動義手。 

switch controlled electric 

upper limb prosthesis 

2 2 02 07 ハイブリッド義

手 

動力源として,切断者自身の残存筋力とモータな
どの外部動力とを併用する義手。 

hybrid upper limb 

prosthesis 

2 2 03 

義足 

下肢を欠失した者に用いる義肢。 

lower limb prosthesis 

8549-1 
2.1.8 

background image

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 2 04 

ソケット 

義肢の構成要素の一つで,断端を収納し,かつ,
義肢に力を伝える部品。 

socket 

13405-2 
5.1 

2 2 04 01 チェックソケッ

ト 

断端との適合状態を確認し,調整が可能なソケッ
ト。 

temporary socket 

2 2 04 02 二重ソケット 

外力を支持する外側のハードソケットと断端に
接する内側のフレキシブルソケットとの二重構
造となっているソケット。 

double wall socket 

13405-2 
5.1.5 

2 2 04 03 差込式ソケット 

断端とソケットとの間に余裕をもたせて適合さ
せたソケット。ソケット底を解放した形式(オー
プンエンドソケット)のものも含む。 

plug-fit socket 

2 2 04 04 吸着式ソケット 

断端又はライナーを適度に圧迫し,密閉すること
によって,ソケットと断端又はライナー表面との
間に吸着作用を生じさせたソケット。 

suction socket 

13405-2 
5.1.3.3 

2 2 04 05 ライナー式ソケ

ット 

ライナーを用いて装着するソケット。 

liner socket 

13405-2 
5.1.6 

2 2 04 06 全面接触ソケッ

ト 

断端とソケットとの隙間をなくし,断端全体がソ
ケットと緊密に接触するように適合させたソケ
ット。 

total contact socket 

13405-2 
5.1.4 

2 2 04 07 有窓式ソケット 

ソケットに窓状の開口部を設けたソケット。か
(顆)部をもった断端に用いるソケットで,断端
の出し入れを容易にし,装着後のか(顆)部によ
る懸垂を可能とする。 

2 2 04 08 ハードソケット 

プラスチック,木材,アルミニウム合金などで製
作した硬性のソケット。 

hard socket, 
rigid socket 

13405-2 
5.1.5 

2 2 04 09 ソフトインサー

ト 

スポンジ,ゴム,皮革などで製作し,断端とハー
ドソケットとの間に入れて,断端にかかる圧力を
分散するために用いるもの。 

soft insert, 
soft liner 

2 2 04 10 フレキシブルソ

ケット 

柔軟性のあるプラスチックで製作したソケット。
体重などの外力はハードソケットによって支持
する。 

flexible socket 

13405-2 
5.1.5 

2 2 04 11 

ライナー 

断端に装着し,皮膚の保護及び圧力の分散をもた
らすインナーソケット。シリコーンなどの弾性材
料で,懸垂機能をもつものもある。 

liner 

13405-2 
5.1.6 

2 2 04 12 断端袋 

断端又はライナーに装着する布製の袋。荷重の緩
衝及びソケットの適合調整に用いる。 

stump sock 

2 2 04 13 自己懸垂式ソケ

ット 

ソケット自体に懸垂作用をもつソケット。 

selfsuspension socket 

2 2 04 14 ソケットのコン

プレッション
値 

ソケット装着によって断端を圧縮する割合。断端
周径と陽性モデル周径との差分,又はその割合。 

socket compression value 

2 2 04 15 断端周径 

断端を一周する長さで,太さを表すための寸法。 stump girth, 

stump circumference 

2 2 05 

懸垂 

義肢・装具が,断端又は四肢体幹と緊密な接合状
態を保つように結合し,下垂しないようにするこ
と。 

suspension 

13405-2 
5.1.3.3 

2 2 05 01 解剖学的懸垂 

生体の骨格的形状を利用して懸垂力を得る方法。 anatomical suspension 

13405-2 
5.1.3.3 

2 2 05 02 機械的懸垂 

ラチェット機構などで機械的に懸垂力を得る方
法。 

mechanical suspension 

background image

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 2 05 03 懸垂装置 

義肢・装具が,断端又は四肢体幹と緊密な接合状
態を保つように結合し,下垂しないようにするた
めの装置。 

suspension system 

13405-1 
4.2 

2 2 05 04 吸着 

断端とソケットとの間に摩擦及び圧力差を作り
出して懸垂する方法。 

suction 

13405-2 
5.1.3.3 

2 2 05 05 吸着用バルブ 

吸着式ソケットに使用し,空気の流出入を制御す
る弁。 

suction valve 

2 2 06 

(義肢の)継手 

人体の関節運動を代償するために,屈曲・伸展,
内・外転,回旋などの運動が可能な構造をもった
義肢の部品。 

joint 

13405-1 
4.3 

2 2 06 01 単軸継手 

関節角度によらず回転軸が一定の継手。 

single-axis joint 

2 2 06 02 多軸継手 

関節角度によって回転軸が変化する継手。 

polycentric joint 

2 2 06 03 ヒンジ継手 

丁番構造をもつ継手部品。 

hinge joint 

2 2 06 04 ブロック継手 

継手その他の構造部品と関節形状を形作る部分
とがユニットとなった継手。 

2 2 06 05 動力継手 

モータなどで動く継手。 

powered Joint 

2 2 07 

アライメント調

節部品 

義肢の構成部品としてアライメント調節機能を
もった部品。 

alignment component 

13405-1 
4.4 

2 2 08 

(義肢の)支持部 義肢のソケットと遠位部の継手又は継手部品と

の間を結合し,部品間の距離の維持と,外力の負
担,伝達を受けもつ部分。 

support system, 
support parts 

13405-1 
4.5 

2 2 08 01 ブロック 

ソケット(支持部を含む)とコネクタ,アダプタ
などとを結合するために土台となる部品。 

block 

2 2 08 02 チューブ 

骨格構造義肢の支持部材に用いるパイプ。 

tube 

2 2 08 03 コネクタ 

骨格構造義肢を構成する部品間を接続(連結)又
は固定するために用いる部品の総称。 

connector 

2 2 08 04 ターンテーブル 

義肢の回旋運動を可能にする補助装置。 

turntable 

2 2 08 05 ショックアブソ

ーバー 

義肢の長軸方向の衝撃を吸収するための補助装
置。 

shock absorber 

2 2 08 06 トルクアブソー

バー 

主に義足に用いる,義肢の回旋力を減衰させるた
めの補助装置。 

torque absorber, 
torque reducer 

13405-2 
6.6 

2 2 09 

外装用部品 

義肢の外観を整えるための部品。 

cosmetic components 

13405-1 
4.6 

2 2 09 01 フォームカバー 

骨格構造義肢の外装用プラスチックフォーム製
のカバー。 

foam cover 

2 2 09 02 装飾カバー 

義肢に用いる装飾用のカバー。 

cosmetic cover 

2 2 09 03 コネクションプ

レート 

手先具,足部などとフォームカバーとをつなぐ部
品。 

connection plate 

2 2 09 04 ストッキネット

(外装用) 

ソケットの積層材又は外装用カバーに用いる円
筒状の布。 

stockinet 

2 2 09 05 ストッキング 

義肢にかぶ(被)せる布製の装飾用の靴下。 

stocking 

3) 義足に関する用語 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 3 01 01 片側骨盤切断用

義足 

片側骨盤切断に用いる義足。 

trans-pelvic amputation 

prosthesis, 

hemipelvectomy prosthesis 

background image

10 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 3 01 02 股義足 

股離断,大たい(腿)極短断端切断に用いる義足。 hip disarticulation 

prosthesis 

2 3 01 03 カナダ式股義足 

自己懸垂機能をもったカナダ式股ソケットを使
用し,股継手の位置をソケットの前下部に設定し
た股義足(図2 3 01 03参照)。 

Canadian-type hip 

disarticulation prosthesis 

2 3 01 04 大たい(腿)義

足 

主として大たい(腿)切断に用いる義足。 

trans-femoral (above-knee) 

prosthesis 

2 3 01 05 膝義足 

膝離断に用いる義足。 

knee disarticulation 

prosthesis 

2 3 01 06 下たい(腿)義

足 

下たい(腿)切断に用いる義足(図2 3 01 06参
照)。 

trans-tibial (below-knee) 

prosthesis 

2 3 01 07 足関節義足 

主として足関節離断に用いる義足(図2 3 01 07
参照)。 

ankle disarticulation 

prosthesis 

2 3 01 08 足部義足 

ピロゴフ切断,ボイド切断,ショパール切断など
に用いる下たい(腿)部を覆う殻構造部分をもつ
義足,又はリスフラン切断,中足骨切断などに用
いる足袋式の義足。 

partial foot prosthesis 

2 3 01 09 足し(趾)義足 

足し(趾)の切断に用いる義足。 

toe prosthesis 

2 3 01 10 差込式大たい

(腿)義足 

差込式ソケットを用いて,懸垂装置によって懸垂
して使用する大たい(腿)義足(図2 3 01 10参
照)。 

plug-fit trans-femoral 

prosthesis 

2 3 01 11 

吸着式大たい

(腿)義足 

吸着式ソケットを用いた自己懸垂機能のある大
たい(腿)義足。 

suction type trans-femoral 

(above-knee) prosthesis 

2 3 01 12 ライナー式大た

い(腿)義足 

ライナー式ソケットを用いた大たい(腿)義足。
懸垂機能はライナー自体又は機械的懸垂装置を
取り付けることによって得る。 

2 3 01 13 スタビー 

両大たい(腿)切断に用いる,安定性を重視した
短い義足(図2 3 01 13参照)。 

stubbies 

2 3 01 14 PTB式下たい

(腿)義足 

PTBソケット及びPTBカフベルトをもつ下たい
(腿)義足。 

PTB (patellar 

tendon-bearing) 
trans-tibial (below-knee) 
prosthesis 

2 3 01 15 PTS式下たい

(腿)義足 

PTSソケットをもつ下たい(腿)義足。 

supra-patellar 

supracondylar 
trans-tibial prosthesis, 

(仏)PTS (prothèse tibiale à 

emoîtage supracondylien) 

2 3 01 16 KBM式下たい

(腿)義足 

KBMソケットをもつ下たい(腿)義足。 

supracondylar trans-tibial 

prosthesis 

(独)KBM (Kondylen- 

Bettung-Münster) Prothese 

2 3 01 17 TSB式下たい

(腿)義足 

TSBソケットをもつ下たい(腿)義足(図2 3 01 
17参照)。 

TSB (total surface bearing) 

trans-tibial (below-knee) 
prosthesis 

2 3 01 18 吸着式下たい

(腿)義足 

吸着式ソケットを用いた自己懸垂機能のある下
たい(腿)義足。 

suction trans-tibial 

prosthesis 

2 3 01 19 ライナー式下た

い(腿)義足 

ライナー式ソケットを用いた下たい(腿)義足。
懸垂機能はライナー自体又は機械的懸垂装置を
取り付けることによって得る。 

background image

11 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 3 01 20 差込式下たい

(腿)義足 

差込式ソケットをもち,懸垂装置によって懸垂し
て使用する下たい(腿)義足。 

plug-fit trans-tibial 

prosthesis 

2 3 01 21 膝屈曲義足 

下たい(腿)短断端切断で,膝関節に屈曲拘縮の
ある場合に用いる義足。 

bent knee prosthesis 

2 3 01 22 近位支持 

主な体重支持を断端の近位部で行うもの(図2 3 
01 22参照)。 

proximal support 

13405-2 
5.1.3.1 

2 3 01 23 断端末支持 

主な体重支持を断端の末部で行うもの(図2 3 01 
23参照)。 

distal support 

13405-2 
5.1.3.1 

2 3 02 01 カナダ式股ソケ

ット 

合成樹脂製で,両側の腸骨りょう(稜)で懸垂し,
ソケット底部で体重を支持する股義足に用いる
ソケット。 

Canadian-type hip 

disarticulation socket 

2 3 02 02 ダイアゴナルソ

ケット 

カナダ式股ソケットの切断側の腸骨りょう(稜)
の部分を取り去り,骨盤に斜めにたすきを掛けた
形のソケット(図2 3 02 02参照)。 

diagonal socket 

2 3 02 03 ざ(坐)骨収納

型ソケット 

前後径を長く,内外径を短くし,ざ(坐)骨結節
をソケット内に収納するソケット(図2 3 02 03
参照)。 

ischial-ramal-containment 

socket, 

IRC socket 

2 3 02 04 四辺形ソケット 

前後径を短く,内外径を長くし,ざ(坐)骨結節
をソケット後壁の棚で支えるソケット。 

quadrilateral socket 

2 3 02 05 PTBソケット 

PTB式下たい(腿)義足に用いる,機能解剖学的
適合をもち,膝蓋じん(靭)帯部での体重支持機
能をもったソケット(図2 3 02 05参照)。 

PTB socket 

2 3 02 06 TSBソケット 

TSB式下たい(腿)義足に用いる全面接触式ソケ
ット。 

TSB Socket 

2 3 02 07 PTSソケット 

PTS式下たい(腿)義足に用いる,膝蓋骨及び大
たい(腿)骨か(顆)部を収納し,自己懸垂機能
をもつソケット(図2 3 02 07参照)。 

PTS socket 

2 3 02 08 KBMソケット 

KBM式下たい(腿)義足に用いる,大たい(腿)
骨か(顆)部を収納して自己懸垂機能をもつソケ
ット(図2 3 02 08参照)。 

KBM socket 

2 3 03 01 大たい(腿)コ

ルセット 

下たい(腿)義足に用いる,膝継手及び支柱をも
った大たい(腿)部を覆うカフ。 

thigh corset (thigh cuff) 

2 3 03 02 肩つ(吊)り帯 

股義足,大たい(腿)義足に用いる懸垂バンド。
健側の肩から斜めに掛け,股つり革によって義足
に連結する。 

shoulder suspension belt 

2 3 03 03 腰バンド 

義足を懸垂する腰を一周するバンド。 

waist band 

2 3 03 04 シレジアバンド 

大たい(腿)義足に用いる懸垂バンド。 

Silesian band 

2 3 03 05 PTBカフベルト PTBソケットに用いる懸垂用のバンド。 

PTB cuff belt 

2 3 03 06 スリーブ 

下たい(腿)義足に用いる筒状の懸垂用部品。 

sleeve 

2 3 04 

足部 

人の足の外観,機能を代償補塡する義足の部品。 foot ankle assembly 

13405-2 
6.2 

2 3 04 01 足継手 

足部と下たい(腿)部とを連結し,欠失した足関
節を代償する継手の総称。 

ankle joint 

2 3 04 02 単軸足部 

単軸継手をもつ足部(図2 3 04 02参照)。 

single-axis foot 

2 3 04 03 多軸足部 

多軸継手をもつ足部。 

polycentric foot 

2 3 04 04 固定足部 

足継手がなく,動きのない足部。 

solid ankle foot 

2 3 04 05 足関節角度調節

機能 

足関節の中立角度を歩行中に半自動的,又は自動
的に変化させることができる足継手の機能。 

neutral angle adjustable 

function 

background image

12 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 3 04 06 差高調節機能 

足関節の中立角度を手動で変化させ,足部の差高
を変化させることができる機能。 

heel height adjustable 

function 

2 3 04 07 ドリンガー足部 

主として水田作業に用いる舟底形の足底をもっ
た固定足部(図2 3 04 07参照)。 

(独)Dollingerfuß 

2 3 04 08 板ばね式足部 

下たい(腿)部とのコネクタから足先までを板ば
ね状の構造物で構成した足部。 

leaf spring type foot 

2 3 04 09 差高 

靴のかかとの高さに対応する,足部前後の高さの
差(図2 3 04 09参照)。 

heel height 

2 3 04 10 SACH足部 

足関節の機能を代償する継手はないが,かかと
(踵)部のくさび状のフォームラバーのクッショ
ンを利用して底屈機能を代償させる足部。普通
は,靴に合わせたかかと(踵)の差高が設けてあ
る(図2 3 04 10参照)。 

SACH (Solid Ankle 

Cushion Heel) foot 

2 3 05 

(義足の)膝継手 大たい(腿)部と下たい(腿)部とを連結し,欠

失した膝関節を代償する継手の総称。 

knee joint 

13405-2 
6.3 

2 3 05 01 単軸膝継手 

単軸の膝継手。 

single axis knee joint 

13405-2 
6.3.2 

2 3 05 02 単軸ヒンジ膝継

手 

義足の内外側に1本の回転軸をもつ支柱を設け,
その回転軸が支柱の中心線上にある単軸膝継手。
ストレート及びオフセットがある。 

single pivot axis hinge 

knee joint 

2 3 05 03 単軸ブロック膝

継手 

単軸のブロック膝継手。 

single axis knee unit 

2 3 05 04 多軸膝継手 

多軸の膝継手。 

polycentric knee joint 

13405-2 
6.3.2 

2 3 05 05 膝継手の随意制

御 

股関節伸展筋を随意的に働かせ,立脚時の膝折れ
を制御すること。 

voluntary control of knee 

joint 

2 3 05 06 立脚相制御膝継

手 

義足歩行の立脚相において,義足の安定性を制御
する機能をもつ膝継手。 

stance phase control knee 

joint 

13405-2 
6.3.3.1 

2 3 05 07 電子制御膝継手 

義足歩行において膝の動きを電子的に制御する
膝継手。 

electric control knee joint 

2 3 05 08 油圧制御膝継手 

義足歩行において膝の動きを油圧シリンダーを
用いて制御する膝継手。 

hydraulic control knee joint  

2 3 05 09 空圧制御膝継手 

義足歩行において膝の動きを空圧シリンダーを
用いて制御する膝継手。 

pneumatic control knee 

joint 

2 3 05 10 固定膝継手 

歩行時に可動性をもたない膝継手。 

knee joint with motion hold  

2 3 05 11 

遊動膝継手 

歩行時に可動性をもつ膝継手。 

free motion knee joint 

2 3 05 12 荷重ブレーキ膝

継手 

立脚相に,荷重によって摩擦力が働き,膝折れを
防止する機構をもった膝継手。 

weight bearing brake knee 

joint 

13405-2 
6.3.3.1 

2 3 05 13 油圧立脚相制御

膝継手 

立脚相の制御に油圧を用いた膝継手。 

hydraulic stance phase 

control knee 

2 3 05 14 バウンシング 

体重がかかったときに一定の角度まで屈曲角度
が増加する膝継手の構造。 

bouncing 

2 3 05 15 イールディング 

体重がかかっているときに徐々に屈曲角度が増
加していく膝継手の機能。 

yielding 

2 3 05 16 遊脚相制御膝継

手 

義足歩行の遊脚相において,義足の振りを制御す
る機能をもつ膝継手。 

swing phase control knee 

joint 

13405-2 
6.3.3.2 

2 3 05 17 定摩擦膝継手 

遊脚相で一定の摩擦力がかかる膝継手。 

constant friction knee joint 

13405-2 
6.3.3.2 

background image

13 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 3 05 18 可変摩擦膝継手 

遊脚相で摩擦力が変化する膝継手。 

variable friction knee joint 

13405-2 
6.3.3.2 

2 3 05 19 伸展補助装置 

義足膝継手の伸展を補助する装置。 

extension assist device 

2 3 05 20 油空圧制御膝継

手 

空気又は油の流動抵抗を利用したシリンダーで,
遊脚相の膝の動きを制御する機構をもった膝継
手。 

pneumatic and/or hydraulic 

controlled knee joint 

2 3 05 21 前止め式固定膝

継手 

伸展位では固定し,膝を屈曲するために大たい
(腿)前面の押しボタンを押して固定を解除する
機構の膝継手。 

2 3 05 22 油圧遊脚相制御

膝継手 

義足歩行の遊脚相において膝継手の調節に油圧
を用いる膝継手。 

hydraulic swing phase 

control knee joint 

2 3 05 23 横引き式固定膝

継手 

伸展位では固定し,膝を屈曲するために大たい
(腿)外側部にあるレバーの操作によって固定を
解除する機構の膝継手。 

2 3 05 24 機能性流体制御

膝継手 

磁気又は電界をかけることで粘度が変化する流
体によって膝の立脚相及び遊脚相を制御する機
構をもった膝継手。 

smart fluid control knee 

joint 

2 3 06 

(義足の)股継手 体幹部と大たい(腿)部とを連結し,欠失した股

関節を代償する継手の総称。 

hip joint 

13405-2 
6.4 

2 3 06 01 ヒンジ股継手 

股継手に用いるヒンジ継手。 

hinge hip joint 

2 3 06 02 カナダ式股継手 

カナダ式股義足の股継手。 

Canadian hip joint 

2 3 06 03 固定股継手 

歩行時に可動性をもたない股継手。 

hip joint with motion hold 

2 3 06 04 遊動股継手 

歩行時に可動性をもつ股継手。 

free motion hip joint 

2 3 06 05 油圧制御股継手 

制御に油圧を用いた股継手。 

hydraulic control hip joint 

2 3 06 06 ストライドコン

トロール 

股継手の屈曲角度に制限をかけることによって,
適切な歩幅を確保する機構。 

stride control 

2 3 07 01 フットカバー 

足部の外形を補う足型をしたカバー。 

foot cover 

13405-2 
箇条9 

2 3 08 

義足歩行の異常 

切断者側又は義足側の状態不良によって起こる
異常な義足歩行。 

prosthetic gait deviation 

2 3 08 01 膝の不安定 

義足側立脚相で膝折れを起こしそうになる現象
(図2 3 08 01参照)。 

knee instability, 
drop off 

2 3 08 02 過度の膝安定 

義足側の立脚相後半に膝が後方に押され,坂を上
るような,又は乗り越えるような現象(図2 3 08 
02参照)。 

excessive knee stability 

from mid-stance to 
toe-off 

2 3 08 03 側方不安定性 

義足歩行で,義足側の立脚中期に起こる身体の左
右に不安定な現象(図2 3 08 03参照)。 

medio-lateral instability 

2 3 08 04 外転歩行 

進行方向に対して,義足のかかと(踵)が著しく
外側方に外れて接地する現象。しばしば骨盤の著
しい側方移動及び体幹の側屈を伴う(図2 3 08 04
参照)。 

abduction gait 

2 3 08 05 分回し歩行 

義足側遊脚相に,義足が外側に円弧を描く歩行
(図2 3 08 05参照)。 

circumduction gait 

2 3 08 06 体幹の側屈 

義足側立脚相に,上体が義足側に傾斜する現象
(図2 3 08 06参照)。 

lateral bending of trunk 

2 3 08 07 伸び上がり歩行 

義足側遊脚中期に,健側で爪先立ちして伸び上が
る歩行(図2 3 08 07参照)。 

vaulting gait 

background image

14 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 3 08 08 過度の腰椎前わ

ん(弯) 

義足側立脚相に,腰椎前わん(弯)が過度に増強
する現象(図2 3 08 08参照)。 

excessive lumbar lordosis 

2 3 08 09 かかと(踵)接

地時の回旋 

義足側かかと(踵)接地時に生じる足部の外旋(図
2 3 08 09参照)。 

rotation at heel contact 

2 3 08 10 フットスラップ 

義足側かかと(踵)接地後,体重負荷によって足
部が急速に底屈して地面をたたくように接地す
る状態(図2 3 08 10参照)。 

foot slap 

2 3 08 11 

膝のターミナル

インパクト 

義足側遊脚終期に,膝継手が急速に伸展し,伸び
切ったときに発生する衝撃(音)(図2 3 08 11参
照)。 

terminal impact 

2 3 08 12 蹴り上げの不同 

踏切り後に,跳ね上がった義足のかかと(踵)が
健側のかかと(踵)と高さがそろわない現象(図
2 3 08 12参照)。 

uneven heel raise 

2 3 08 13 内側ホイップ 

義足側の遊脚初期に,かかと(踵)が内側に蹴り
上がる現象(図2 3 08 13参照)。 

medial whip 

2 3 08 14 外側ホイップ 

義足側の遊脚初期に,かかと(踵)が外側に蹴り
上がる現象(図2 3 08 14参照)。 

lateral whip 

2 3 08 15 歩幅の不同 

義足側と健側との歩幅が不均等な歩行(図2 3 08 
15参照)。 

uneven step length 

2 3 08 16 ピストン運動 

ソケットと断端との間に生じる上下方向の相対
的な滑り運動。 

piston action 

4) 義手に関する用語 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 4 01 01 肩甲胸郭間切断

用義手 

肩甲胸郭間切断に用いる義手。 

forequarter amputation 

prosthesis 

2 4 01 02 肩義手 

肩関節離断,及び上腕短断端切断に用いる義手。 shoulder disarticulation 

prosthesis 

2 4 01 03 上腕義手 

上腕切断に用いる義手。 

trans-humeral 

(above-elbow) prosthesis 

2 4 01 04 肘義手 

主として肘離断に用いる義手。 

elbow disarticulation 

prosthesis 

2 4 01 05 前腕義手 

前腕切断に用いる義手。 

trans-radial (below-elbow) 

prosthesis 

2 4 01 06 手関節義手 

主として手関節離断に用いる義手。 

wrist disarticulation 

prosthesis 

2 4 01 07 手部義手 

主として手部切断に用いる義手。 

partial hand prosthesis 

2 4 01 08 手指義手 

手指の切断に用いる義手。 

finger prosthesis 

 
 

2 4 02 01 オープンショル

ダー式上腕切
断用ソケット 

全面接触式上腕ソケットの一種で,ソケット上部
の前後壁は肩部を深く覆って支持性を高め,ソケ
ット上部外側壁は肩峰部を露出するように切除
して,肩の可動域を拡大するように工夫したソケ
ット(図2 4 02 01参照)。 

open shoulder 

trans-humeral 
(above-elbow) socket 

background image

15 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 4 02 02 か(顆)上懸垂

式ソケット 

懸垂方法として上腕骨か(顆)部の解剖学的形態
を利用した前腕切断用ソケット。ミュンスター
式,ノースウェスタン式がある(図2 4 02 02参
照)。 

supracondylar 

self-suspension 
trans-radial 
(below-elbow) socket 

2 4 02 03 スプリットソケ

ット 

前腕切断短断端に用い,ソケットと前腕支持部と
が分離された構造。 

split socket 

2 4 03 

手先具 

人の手の外観,機能を代償する義手の部品。 

terminal device 

13405-3 
6.2 

2 4 03 01 ハンド 

人の手に似た外観,形態をもつ手先具の総称。 

hand 

13405-3 
6.2.1 

2 4 03 02 部分ハンド 

手部切断に用いる手先具。 

partial hand 

2 4 03 03 能動ハンド 

コントロールケーブルを操作することによって
手指の開閉動作ができる構造のハンド(図2 4 03 
03参照)。 

utility hand 

13405-3 
6.2.1 

2 4 03 04 電動ハンド 

モータによって手指の開閉動作を行う構造のハ
ンド。 

electric hand 

13405-3 
6.2.2 

2 4 03 05 フック 

こう(鉤)状にわん(弯)曲した金属棒からなる
手先具。 

hook 

13405-3 
6.2.1 

2 4 03 06 能動フック 

コントロールケーブルを操作することによって
開閉動作ができる構造のフック(図2 4 03 06参
照)。 

utility hook 

13405-3 
6.2.1 

2 4 03 07 電動フック 

モータによって開閉動作ができる構造のフック。 electric hook 

13405-3 
6.2.2 

2 4 03 08 作業用手先具 

特定の作業に使用する専用の手先具。双しこう
(嘴鉤),曲こう(鉤),鎌持ち金具,すき(鍬)
持ち金具,手こう(鉤),丸環,物押さえなどが
ある(図2 4 03 08参照)。 

working device 

2 4 03 09 随意開き式手先

具 

コントロールケーブルを引っ張ると,能動ハンド
の可動指又は能動フックの指こう(鉤)が開くよ
うに作動する手先具。 

voluntary opening type 

(V.O. type) terminal 
device 

13405-3 
6.2.2 

2 4 03 10 随意閉じ式手先

具 

コントロールケーブルを引っ張ると,能動ハンド
の可動指又は能動フックの指こう(鉤)が閉じる
ように作動する手先具。 

voluntary closing type 

(V.C. type) terminal 
device 

13405-3 
6.2.2 

2 4 04 01 作業用幹部 

作業用義手専用の金属製パイプの支持部材及び
手動式の継手が一体構造で構成された部品。前腕
用と上腕用とがある(図2 4 04 01参照)。 

2 4 05 

ハーネス 

義手を懸垂し,また,上肢帯及び体幹の運動をケ
ーブルのけん(牽)引力に変換する目的で,肩,
胸郭などに装着する装置。 

harness 

2 4 05 01 胸郭バンド式肩

ハーネス 

主として肩義手に用いるハーネス。非切断側のえ
きか(腋窩)を一周するバンドで構成する(図2 
4 05 01参照)。 

shoulder chest strap 

harness 

2 4 05 02 8字ハーネス 

8字型に背中で交差したハーネス(図2 4 05 02参
照)。 

figure-eight harness 

2 4 05 03 胸郭バンド式上

腕ハーネス 

上腕義手に用いるハーネス。非切断側のえきか
(腋窩)を一周するバンドで構成する(図2 4 05 
03参照)。 

transhumeral chest strap 

harness 

2 4 05 04 胸郭バンド式前

腕ハーネス 

前腕義手に用いるハーネス。非切断側のえきか
(腋窩)を一周するバンドで構成する。 

forearm chest strap harness 

background image

16 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 4 05 05 9字ハーネス 

主として前腕義手に用いる9字型をしたハーネ
ス(図2 4 05 05参照)。 

figure-nine harness 

2 4 05 06 複環式ハーネス 

両側のえきか(腋窩)にループを装着し,背中の
接点でコントロールケーブルを操作する形式の
ハーネス。手関節義手,手部義手などに用いる(図
2 4 05 06参照)。 

double axillar harness 

2 4 05 07 上腕カフ 

主として前腕義手に用いる懸垂装置の部品。上腕
部を支持する。 

triceps pad 

2 4 05 08 コントロールケ

ーブルシステ
ム 

能動義手の手先具又は肘継手とハーネスとの間
を結び,上肢帯又は体幹の運動を有効に伝達する
システム。 

control cable system 

13405-3 
6.2.3 

2 4 05 09 単式コントロー

ルケーブルシ
ステム 

1本のケーブルで単一のコントロール機能を果た
すシステム。前腕能動義手のケーブルシステムが
代表的である(図2 4 05 09参照)。 

single control cable system 

2 4 05 10 複式コントロー

ルケーブルシ
ステム 

1本のケーブルで二系統のコントロール機能をも
ったシステム。肘の屈曲及び手先具の開閉を操作
する(図2 4 05 10参照)。 

dual control cable system, 
fair lead control system 

2 4 06 

手継手 

手先具と前腕部とを連結し,欠失した手関節を代
償する継手の総称。 

wrist unit 

13405-3 
6.3 

2 4 06 01 面摩擦式手継手 

手先具をねじ込むことによってゴムワッシャー
を圧縮し,その摩擦を利用して必要な角度に手先
具を固定できる手継手(図2 4 06 01参照)。 

plate friction type wrist unit  

2 4 06 02 軸摩擦式手継手 

手先具をねじ込むスリーブにナイロン,プラスチ
ックなどを用い,その摩擦を利用して必要な角度
に手先具を固定できる手継手(図2 4 06 02参照)。 

axial friction type wrist unit  

2 4 06 03 迅速交換式手継

手 

手先具の交換を迅速に行えるようにした手継手
(図2 4 06 03参照)。 

quick-disconnect wrist unit 

2 4 06 04 ユニバーサル式

手継手 

手先具との結合部にボールジョイントを応用し,
手先具を半球面の任意の位置で固定できるよう
にした手継手(図2 4 06 04参照)。 

universal wrist unit 

2 4 06 05 手屈曲式手継手 

手先具との結合部が手動式で屈曲し,角度を選ん
で固定できる構造の手継手(図2 4 06 05参照)。 

wrist flexion unit 

2 4 06 06 電動手継手 

モータによって動く手継手。 

electric wrist joint 

13405-3 
6.3.4.2 

2 4 07 

(義手の)肘継手 前腕部と上腕部とを連結し,欠失した肘関節を代

償する継手の総称。 

elbow joint 

13405-3 
6.4 

2 4 07 01 たわみ肘継手 

前腕義手のソケットと上腕カフとを連結し,肘関
節の屈曲伸展に伴ってたわむ肘継手。 

flexible elbow joint 

2 4 07 02 軟性たわみ肘継

手 

皮革ベルト又はナイロンベルトを用いたたわみ
肘継手。 

flexible elbow hinge 

2 4 07 03 硬性たわみ肘継

手 

鋼製ケーブルをコイルばね製のケーブルハウジ
ングで保護したたわみ肘継手。 

wire cable elbow hinge 

2 4 07 04 単軸ヒンジ肘継

手 

2本の支柱を単軸継手で結合し,屈曲伸展運動を
可能にした肘継手(図2 4 07 04参照)。 

single pivot axis hinge 

elbow joint 

2 4 07 05 倍動ヒンジ肘継

手 

歯車機構又はリンク機構を用いて,肘関節の屈曲
角を拡大して義手前腕部を動かす構造の肘継手
(図2 4 07 05参照)。 

step-up elbow hinge 

2 4 07 06 手動単軸ヒンジ

肘継手 

肘屈曲角の固定・解除が手動式に調節できる構造
の肘継手(図2 4 07 06参照)。 

hinge elbow joint 

background image

17 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

2 4 07 07 能動単軸ヒンジ

肘継手 

コントロールケーブルを操作することによって,
肘継手の固定・解除を行う機構をもった肘継手
(図2 4 07 07参照)。 

outside locking hinge 

elbow joint 

2 4 07 08 肘プーリーユニ

ット 

能動単軸ヒンジ肘継手の継手軸にプーリーを取
り付けて,肘を大きく屈曲した際に,コントロー
ルケーブルの効率が低下しないようにしたユニ
ット(図2 4 07 08参照)。 

pulley unit 

2 4 07 09 単軸ブロック肘

継手 

屈曲角の固定ができない単軸のブロック肘継手。 single axis elbow unit 

2 4 07 10 手動単軸ブロッ

ク肘継手 

屈曲角の固定・解除を手動で行う構造の単軸ブロ
ック肘継手。 

manual locking elbow unit 

2 4 07 11 

能動単軸ブロッ

ク肘継手 

コントロールケーブルを操作することによって,
肘の屈曲角の固定・解除を行う機構をもった単軸
ブロック肘継手(図2 4 07 11参照)。 

functional elbow unit 

2 4 07 12 多軸ヒンジ肘継

手 

多軸ヒンジを用いた肘継手(図2 4 07 12参照)。 polycentric hinge elbow 

joint 

2 4 07 13 電動肘継手 

モータによって動く肘継手。 

electric elbow joint 

13405-3 
6.4 

2 4 08 

(義手の)肩継手 体幹部と上腕部とを連結し,欠失した肩関節を代

償する継手の総称。 

shoulder joint 

13405-3 
6.5 

2 4 08 01 隔板式肩継手 

2枚の板を重ねた構造によって屈曲・伸展を可能
とする肩継手(図2 4 08 01参照)。 

sectional plate shoulder 

joint 

2 4 08 02 外転式肩継手 

外転・内転を可能とした肩継手。 

abduction shoulder joint 

2 4 08 03 屈曲外転式肩継

手 

屈曲・伸展,外転・内転を可能とした肩継手(図
2 4 08 03参照)。 

flexion-abduction shoulder 

joint 

2 4 08 04 ユニバーサル式

肩継手 

屈曲・伸展,外転・内転,回旋を可能とした肩継
手(図2 4 08 04参照)。 

universal shoulder joint 

2 4 09 01 装飾ハンド 

手の外観の復元を目的とする装飾性に優れた手
先具(図2 4 09 01参照)。 

cosmetic hand, 
passive hand 

13405-3 
箇条9 

2 4 09 02 装飾手袋 

主にハンドにかぶせて用いる人の手の外観をで
きるだけ復元した手袋(図2 4 09 02参照)。 

cosmetic glove 

13405-3 
箇条9 

2 4 09 03 インナーグロー

ブ 

能動ハンド,電動ハンドで,開閉機能をもった3
〜5本指機構の骨格にかぶせて,人の手としての
輪郭を整えるために用いる手袋状のもの。 

inner glove 

13405-3 
箇条9 

2 4 10 

義手の適合検査 

義手の完成時に行う検査。ソケットの適合,コン
トロールケーブルの効率など,必要な全ての検査
を含む。 

final check-out 

2 4 10 01 コントロールケ

ーブルの効率 

義手の手先具の操作に要する力に対して,コント
ロールケーブルを介して手先具を操作するのに
要する力の比率(%)。 

control cable efficiency 

2 4 10 02 引張り安定性テ

スト 

義手を装着し,下垂した状態で手先具に引張荷重
をかけ,ソケットの適合及びハーネスの適合を調
べるテスト。 

tension stability 

2 4 10 03 ねじれ安定性テ

スト 

上腕能動義手を装着し,肘を90度屈曲した状態
で,前腕部に水平回旋方向の力を加えたときの上
腕部の回旋に対する抵抗力を調べるテスト。 

stability of socket against 

torque 

background image

18 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

c) 装具に関する用語 

1) 装具の分類名称 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

3 1 01 01 治療用装具 

治療を目的として使用する装具。 

orthosis for medical 

treatment 

3 1 01 02 更生用装具 

医学的治療が終わり,変形又は機能障害が固定し
た後に日常生活動作などの向上のため使用する
装具。 

permanent orthosis 

3 1 01 03 免荷装具 

体重負荷の軽減を目的とする装具。 

non-weight bearing orthosis  

3 1 01 04 歩行用装具 

歩行のために使用する装具。 

3 1 01 05 交互歩行装具 

対麻ひ(痺)者の交互歩行を援助(補助)する装
具の総称。 

reciprocating gait orthosis 

3 1 01 06 立位保持装具 

起立の安定化を目的として使用する装具。移動が
可能なものもある。 

standing orthosis 

3 1 01 07 プラスチック装

具 

プラスチックを主材料とした装具。 

plastic orthosis 

3 1 01 08 金属枠装具 

金属フレーム構造を主体とした装具。主として体
幹装具に用いる。 

metal frame orthosis 

3 1 01 09 軟性装具 

軟性材料で製作した装具の総称。 

soft orthosis 

3 1 01 10 硬性装具 

硬性材料で製作した装具の総称。 

rigid orthosis 

3 1 01 11 

モールド装具 

陽性モデルを用いてプラスチックシート材をモ
ールド成形した装具。 

molded orthosis 

3 1 01 12 機能的骨折装具 

骨折治療に用いる装具で,骨折部位近位・遠位の
関節運動が可能なもの。 

functional brace 

3 1 01 13 動力装具 

外部力源によって作動する装具。力源として電
気,空圧,油圧などを利用する。 

externally powered orthosis  

3 1 01 14 固定保持用装具 

身体の一部を一定の肢位に固定又は保持するた
めに使用する装具。 

3 1 01 15 矯正用装具 

変形の矯正を目的とする装具。 

corrective orthosis 

3 1 01 16 静的装具 

対象部位の固定及び局所安静を目的とする装具。 static splint 

3 1 01 17 動的装具 

主として拘縮予防,改善を目的とし,対象部位の
動きをもたせた装具。 

dynamic splint 

3 1 01 18 カスタムメイド

装具 

利用者の機能的需要を満たすために個別に設計
し製作した装具。 

custom fabricated orthosis 

13404 
3.1 

3 1 01 19 既製装具 

利用者の特定の機能的需要を満たし,ある程度の
範囲で適応できるように設計した既製の装具。 

prefabricated orthosis 

13404 
3.2 

3 1 02 01 ペルテス病装具 

ペルテス病の治療に用いる下肢装具。り(罹)患
部を臼蓋へ収納し,免荷するものとしないものが
ある。トロント型,三辺形ソケット型,ポーゴス
チック型などがある(図3 1 02 01参照)。 

orthosis for Legg-Perthes 

disease 

3 1 02 02 先天股脱装具 

先天性股関節脱臼の治療に用いる装具。リーメン
ビューゲル型,フォンローゼン型,バチェラー型,
ローレンツ型,ランゲ型などがある(図3 1 02 02
参照)。 

orthosis for congenital 

dislocation of the hip 

3 1 02 03 側わん(弯)症

装具 

脊柱側わん(弯)症に用いられる矯正装具の総称。
ミルウォーキー型,アンダーアーム型などがあ
る。 

orthosis for scoliosis 

3 1 03 01 上肢装具 

上肢に装着する装具の総称。 

upper extremity (limb) 

orthosis 

8549-1 
2.1.5 

background image

19 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

3 1 03 02 下肢装具 

下肢に装着する装具の総称。 

lower extremity (limb) 

orthosis 

8549-1 
2.1.6 

3 1 03 03 体幹装具 

体幹に装着する装具の総称。 

spinal orthosis 

8549-1 
2.1.9 

3 1 03 04 頭部装具 

頭部に装着する装具の総称。 

cranial orthosis 

2) 部位別名称 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

3 2 01 

足装具 

足部に装着する装具の総称。 

foot orthosis (FO) 

8549-3 
2.1 

3 2 01 01 足底装具 

足アーチの支持,足部変形の防止及び矯正などを
目的とする装具。ただし,靴を除く。 

foot orthosis 

3 2 01 02 靴インサート 

履物の中に挿入して用いる装具。 

shoe insert 

3 2 01 03 アーチサポート 

足部の生理的アーチを支持する装具。 

arch support 

3 2 01 04 整形靴 

医師の処方に基づき,変形の矯正,圧力分散によ
るとう(疼)痛除去などの特定の目的のために,
足部に適合させた靴。靴型を基に製作し,アッパ
ーの付いたもの。 

orthopedic shoes 

3 2 01 05 短靴 

腰革の高さが果部より2〜3 cm低い靴(図3 2 01 
05参照)。 

half shoes 

3 2 01 06 チャッカ靴 

腰革の高さがほぼ果部までの靴(図3 2 01 06参
照)。 

chukka boots 

3 2 01 07 半長靴 

腰革の高さが果部を覆う靴(図3 2 01 07参照)。 half boots 

3 2 01 08 長靴 

腰革の高さが下たい(腿)の2/3までかかる靴(図
3 2 01 08参照)。 

boots 

3 2 01 09 特殊深靴 

靴インサートなどを挿入するために,深さを必要
な実寸よりも深く製作した靴(図3 2 01 09参照)。 

extra-depth shoes 

3 2 01 10 靴の補正 

医師の処方に基づき,変形の矯正,圧力分散によ
るとう(疼)痛除去などの特定の目的のために,
既製靴に対して施す種々の補正。 

shoe modification 

3 2 02 

短下肢装具 

下たい(腿)部から足底に及ぶ構造をもち,足関
節の動きを制御する装具の総称。 

ankle foot orthosis (AFO) 

8549-3 
2.2 

3 2 02 01 支柱付き短下肢

装具 

下たい(腿)部に支柱をもち,足継手などで連結
した短下肢装具(図3 2 02 01参照)。 

metal upright ankle foot 

orthosis 

3 2 02 02 プラスチック短

下肢装具 

プラスチックを主材料とした短下肢装具の総称。
後方支柱が主体で,継手付きのものもある。 

plastic ankle foot orthosis 

3 2 02 03 足継手付きプラ

スチック短下
肢装具 

プラスチック短下肢装具のうち,プラスチック製
又は金属製足継手をもつもの(図3 2 02 03参照)。 

articulated plastic ankle 

foot orthosis 

3 2 02 04 モールド足部付

き短下肢装具 

足部がプラスチック製靴インサートの短下肢装
具(図3 2 02 04参照)。 

ankle foot orthosis with 

plastic shoe insert 

3 2 02 05 軟性短下肢装具 

軟性材料を主構造とした短下肢装具。 

3 2 02 06 PTB免荷装具 

膝蓋じん(靭)帯部で体重を支持する短下肢装具。
足底を浮かせることで下たい(腿)部への体重負
荷が減免される。 

PTB ankle foot orthosis 

background image

20 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

3 2 03 

膝装具 

大たい(腿)部から下たい(腿)部に及ぶ構造を
もち,膝関節の動きを制御する装具の総称(図3 
2 03参照)。 

knee orthosis (KO) 

8549-3 
2.3 

3 2 03 01 支柱付き膝装具 

大たい(腿)部及び下たい(腿)部に支柱をもち,
膝継手などで連結した膝装具。 

metal upright knee orthosis 

3 2 03 02 軟性膝装具 

弾性のある織布を主材料に用いた膝装具。平ば
ね,支柱などをもつものもある。 

elastic knee orthosis 

3 2 03 03 プラスチック膝

装具 

プラスチックを主材料をとした膝装具の総称。 

plastic knee orthosis 

3 2 04 

長下肢装具 

大たい(腿)部から足底に及ぶ構造をもち,膝関
節と足関節との動きを制御する装具の総称。 

knee ankle foot orthosis 

(KAFO) 

8549-3 
2.4 

3 2 04 01 支柱付き長下肢

装具 

大たい(腿)部,下たい(腿)部及び足部に支柱
をもち,膝継手,足継手などで連結した長下肢装
具(図3 2 04 01参照)。 

metal upright knee ankle 

foot orthosis 

3 2 04 02 プラスチック長

下肢装具 

プラスチックを主材料とした長下肢装具の総称。 plastic knee ankle foot 

orthosis 

3 2 04 03 ざ(坐)骨支持

免荷装具 

ざ(坐)骨結節で体重を支持する長下肢装具。足
底を浮かせることで下肢への体重負荷が減免さ
れる。 

ischial weight-bearing knee 

ankle foot orthosis 

3 2 05 

股装具 

骨盤から大たい(腿)部に及ぶ構造をもち,股関
節の動きを制御する装具の総称(図3 2 05参照)。 

hip orthosis (HpO) 

8549-3 
2.5 

3 2 07 

骨盤帯長下肢装

具 

骨盤から足底に及ぶ構造をもち,股関節・膝関
節・足関節の動きを制御する装具の総称(図3 2 07
参照)。 

hip knee ankle foot orthosis 

(HKAFO) 

8549-3 
2.7 

3 2 07 01 内側股継手付き

長下肢装具 

両側長下肢装具を内側股継手で結合し,股関節の
屈曲伸展以外の動きを抑制した装具。対麻ひ(痺)
者の歩行に用いる。 

knee-ankle-foot orthosis 

(KAFO) with medial 
single hip joint 

3 2 08 

指装具 

指関節の動きを制御する装具の総称。 

finger orthosis (FO) 

8549-3 
2.8 

3 2 08 01 指固定装具 

IP関節を固定するための装具。 

finger immobilization 

orthosis 

3 2 08 02 IP屈曲補助装具 指のIP関節に伸展拘縮のある場合などに用い,

ゴムバンドなどによってIP関節を屈曲させる装
具(図3 2 08 02参照)。 

IP flexion assist orthosis, 
finger bender splint 

3 2 08 03 IP伸展補助装具 指のIP関節に屈曲拘縮のある場合などに用いら

れ,ゴムバンドなどによってIP関節を伸展させ
る装具(図3 2 08 03参照)。 

IP extension assist orthosis 

3 2 09 

手装具 

手部及びMP関節の動きを制御する装具の総称。 hand orthosis (HdO) 

8549-3 
2.9 

3 2 09 01 MP固定装具 

MP関節を固定するための装具(図3 2 09 01参
照)。 

MP immobilization 

orthosis 

3 2 09 02 MP屈曲補助装

具 

ゴムバンドなどを用いてMP関節を屈曲させる
装具。MP関節に伸展拘縮などがある場合に用い
る(図3 2 09 02参照)。 

MP flexion assist hand 

orthosis, 

knuckle bender 

3 2 09 03 MP伸展補助装

具 

ゴムバンドなどを用いてMP関節を伸展させる
装具。MP関節に屈曲拘縮などがある場合に用い
る(図3 2 09 03参照)。 

MP extension assist hand 

orthosis, 

reverse knuckle bender 

3 2 10 

手関節装具 

手関節の動きを制御する装具の総称。 

wrist hand orthosis (WHO) 

8549-3 
2.10 

background image

21 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

3 2 10 01 手関節固定装具 

手関節を固定するための装具(図3 2 10 01参照)。 wrist immobilization 

orthosis 

3 2 10 02 手関節背屈保持

装具 

手関節を軽度背屈して良肢位に保持するための
装具。 

cock-up wrist hand orthosis, 
Bunnell type cock up splint 

3 2 11 

手関節指装具 

手関節及び全指を一定の肢位に固定する装具の
総称。プラットホーム型,サンドイッチ型,パン
ケーキ型などがある(図3 2 11参照)。 

wrist hand finger 

immobilization orthosis 

3 2 11 01 

対立装具 

母指を対立位に保持するために用いる装具の総
称。短対立装具及び長対立装具がある。 

opponens orthosis 

3 2 11 02 

短対立装具 

手関節部を抑制しない対立装具。ランチョ型,エ
ンゲン型などがある(図3 2 11 02参照)。 

short opponens hand 

orthosis 

3 2 11 03 

長対立装具 

手関節の動きを制御する対立装具。ランチョ型,
エンゲン型,ベネット型などがある(図3 2 11 03
参照)。 

long opponens wrist hand 

orthosis 

3 2 11 04 

把持装具 

筋力低下のためにつまみ動作ができない場合に,
これを可能とする装具の総称。母指と示指・中指
とで3点つまみを行う。手関節駆動式,電動式な
どがある。 

prehension orthosis, 
flexor hinge splint 

3 2 12 

肘装具 

肘関節の動きを制御する装具の総称。 

elbow orthosis (EO) 

8549-3 
2.12 

3 2 12 01 肘固定装具 

肘関節の固定のために用いる装具(図3 2 12 01
参照)。 

elbow immobilization 

orthosis 

3 2 12 02 肘屈曲補助装具 

肘関節の屈曲を補助する装具。ゴムバンド,コイ
ルスプリングなどで屈曲を補助する(図3 2 12 02
参照)。 

elbow flexion assist 

orthosis 

3 2 12 03 肘伸展補助装具 

肘関節の伸展を補助する装具。ゴムバンド,コイ
ルスプリングなどで伸展を補助する(図3 2 12 03
参照)。 

elbow extension assist 

orthosis 

3 2 13 

肘手関節装具 

肘関節及び手関節の動きを制御する装具の総称。 elbow-wrist-hand orthosis 

(EWHO) 

8549-3 
2.13 

3 2 14 

肩装具 

肩関節の動きを制御する装具の総称。 

shoulder orthosis (SO) 

8549-3 
2.14 

3 2 15 

肩肘装具 

肩関節及び肘関節の動きを制御する装具の総称。 shoulder-elbow orthosis 

(SEO) 

8549-3 
2.15 

3 2 15 01 アームスリング 

上肢全体をつ(吊)り下げる装具で,主に布製の
材料で上腕骨頭を肩関節求心位に保持するもの
(図3 2 15 01参照)。 

arm sling 

3 2 16 

肩肘手関節装具 

肩関節及び肘関節の動きを制御する装具の総称。 shoulder-elbow-wrist-hand 

orthosis (SEWHO) 

8549-3 
2.16 

3 2 16 01 肩外転装具 

肩関節を外転位に保持する装具(図3 2 16 01参
照)。 

shoulder abduction orthosis, 
airplane splint 

3 2 16 02 BFO 

肘及び前腕を支え,二つのボールベアリング及び
軸を利用して,僅かな筋力で上肢の動きを制御す
る装具。通常,車いすに取り付けて使用する(図
3 2 16 02参照)。 

balanced forearm orthosis, 
ball-bearing feeder orthosis 

3 2 16 03 モバイルアーム

サポート 

肘及び前腕を懸垂して,僅かな筋力で上肢の動き
を制御する装具。机,車いすなどに取り付けて用
いる。 

mobile arm support 

background image

22 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

3 2 17 

仙腸装具 

骨盤を包み,仙腸関節の動きを制御する装具の総
称。 

sacro-iliac orthosis (SIO) 

8549-3 
2.17 

3 2 18 

腰仙椎装具 

骨盤から腰部に,及び腰椎及び仙腸関節の動きを
制御する装具の総称。 

lumbo-sacral orthosis (LSO) 8549-3 

2.18 

3 2 18 01 軟性腰仙椎装具 

腰仙椎装具のうち,主に布製の材料で体幹の輪郭
に合わせて製作したもの。腹くう(腔)内圧を上
昇させることによって,椎体及び椎間板の負荷を
減少させる(図3 2 18 01参照)。 

lumbo-sacral corset 

3 2 18 02 硬性腰仙椎装具 

腰仙椎装具のうち金属枠及びプラスチック,布製
の材料などで体幹の輪郭に合わせて製作したも
の。ナイト型,ウィリアムズ型,チェアバック型,
モールド型などがある。 

rigid lumbosacral orthosis 

3 2 19 

胸腰仙椎装具 

骨盤から胸背部に,及び胸椎・腰椎・仙腸関節の
動きを制御する装具の総称。 

thoraco-lumbo-sacral 

orthosis (TLSO) 

8549-3 
2.19 

3 2 19 01 軟性胸腰仙椎装

具 

胸腰仙椎装具のうち,主に布製の材料で体幹の輪
郭に合わせて製作したもの。腹くう(腔)及び胸
くう(腔)内圧を上昇させることによって,椎体
及び椎間板の負荷を減少させる。 

thoraco-lumbo-sacral corset  

3 2 19 02 硬性胸腰仙椎装

具 

腰仙椎装具のうち金属枠及びプラスチック,布製
の材料などで体幹の輪郭に合わせて製作したも
の。胸腰椎の前屈・後屈・側屈及び回旋を制御す
る。ジュエット型,テーラー型,ナイトテーラー
型,スタインドラー型,モールド型などがある(図
3 2 19 02参照)。 

molded type 

thoraco-lumbo-sacral 
orthosis 

3 2 20 

けい(頸)椎装

具 

胸郭上部から頭蓋に,及びけい(頸)椎の動きを
制御する装具の総称。 

cervical orthosis (CO) 

8549-3 
2.20 

3 2 20 01 けい(頸)椎カ

ラー 

けい(頸)椎装具のうち,けい(頸)部を取り囲
み,けい(頸)椎の運動を制御するもの(図3 2 20 
01参照)。 

cervical collar 

3 2 21 

けい(頸)胸椎

装具 

胸郭から頭蓋に及び,けい(頸)椎及び胸椎の動
きを制御する装具の総称。 

cervico-thoracic orthosis 

(CTO) 

8549-3 
2.21 

3 2 21 01 ヘイロー式装具 

けい(頸)胸椎装具のうち,頭蓋骨にピンで固定
したヘイローを胸椎装具に連結したもの(図3 2 
21 01参照)。 

halo type cervico-thoracic 

orthosis 

3 2 22 

けい(頸)胸腰

仙椎装具 

骨盤から腰部・胸背部・けい(頸)部まで,及び
けい(頸)椎・胸椎・腰椎・仙腸関節の動きを制
御する装具の総称。 

cervico-thoraco-lumbo-sacr

al orthosis (CTLSO) 

8549-3 
2.22 

3) 構成要素(インターフェイスなど) 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

3 3 01 01 シェル 

身体部位の全体又は一部分を覆って支持する構
成要素。 

shell 

13404 
5.2 

3 3 01 02 骨盤帯 

両腸骨りょう(稜)と両大転子との中間を通る金
属製又はプラスチック製のバンド(図3 3 01 02
参照)。 

pelvic band 

3 3 01 03 ペルビックガー

ドル 

側わん(弯)症装具の下部の構成部分で骨盤及び
腹部を包むプラスチック製又は革製のシェル。 

pelvic girdle 

background image

23 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

3 3 01 04 カフベルト 

体表に接して支持力を与える幅が狭い帯状部品。 cuff belt 

13404 
5.2 

3 3 01 05 パッド 

身体部位の表面又は関節に直角の限局した力を
加えるための構造物。効果発揮のためにストラッ
プが必要なことがある。 

pad 

13404 
5.2 

3 3 01 06 Cバー 

母指・示指の指間部を保持するためのC字型の構
造物(図3 3 01 06参照)。 

C bar 

3 3 01 07 対立バー 

母指を対立位に保持するための構造物(図3 3 01 
07参照)。 

opponens bar 

3 3 01 08 虫様筋バー 

示指〜小指のMP関節を設定した角度で伸展制
限する構造物(図3 3 01 08参照)。 

lumbrical bar, 
MP extension stop 

3 3 01 09 腹部前当て 

腹部を覆う軟性の当て布(図3 3 01 09参照)。 

abdominal support, 
apron 

3 3 01 10 胸椎パッド 

側わん(弯)症装具に用い,ろっ(肋)骨隆起部
に当てる矯正用パッド。 

thoracic pad 

3 3 01 11 

腰椎パッド 

側わん(弯)症装具に用い,腰部隆起部に当てる
矯正用パッド。 

lumbar pad 

3 3 01 12 ストラップ 

装具,支柱,支持部などに取り付けるひも状のも
ので,身体の一部を引き寄せて矯正するもの。 

strap 

13404 
5.2 

3 3 01 13 Tストラップ 

足関節の内反変形を矯正する目的で,支柱に向か
って足関節部を引き寄せるT字形のストラップ
(図3 3 01 13参照)。 

T strap 

3 3 01 14 Yストラップ 

足関節の外反変形を矯正する目的で,支柱に向か
って足関節部を引き寄せるY字形のストラップ
(図3 3 01 14参照)。 

Y strap 

3 3 01 15 足背バンド 

主としてせん(尖)足の患足を,靴又は足底装具
への収納性を高めるために足背部を固定するス
トラップ。 

instep strap 

3 3 01 16 膝当て 

装具の支柱に取り付け,膝蓋骨を前から後ろへ圧
迫し固定するパッド(図3 3 01 16参照)。 

knee cap 

3 3 01 17 足部覆い 

皮革製の足部支持要素で先たまがないもの(図3 
3 01 17参照)。 

3 3 01 18 モールド足部 

プラスチック材料などでモールド成形した足部
構成要素。 

molded foot component 

3 3 02 01 アッパー 

靴の構造のうち,靴の底部より上の足の甲部を覆
う部分の総称(図3 3 02 01参照)。 

upper 

3 3 02 02 月形芯(カウン

ター) 

靴の型くずれを防ぎ,後足部を安定させるために
靴後部の表革と裏革との間に挿入する補強材(図
3 3 02 02参照)。 

counter 

3 3 02 03 ロングカウンタ

ー 

靴の支持性を高めるため通常より前方まで延長
した月形芯(カウンター)。 

long counter 

3 3 02 04 ヒールシート 

靴型及び靴の底面にヒールを取り付ける部分(図
3 3 02 02参照)。 

heel seat 

3 3 02 05 踏まず芯 

ヒールシート部分から前方にかけて,中底と表底
との間に入れる帯状部品(図3 3 02 02参照)。 

shank 

3 3 02 06 トウスプリング 

靴型に適切な高さのヒールを付けて水平に置い
たとき,靴型前部底面と床面とのなす角度。 

toe spring 

background image

24 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

3 3 02 07 中足(骨)パッ

ド 

足の横アーチ保持などのため,中底の中足骨頭部
に取り付けるパッド(図3 3 02 07参照)。 

metatarsal pad 

3 3 02 08 舟状(骨)パッ

ド 

足の内側縦アーチ保持などのため,中底の舟状骨
部に取り付けるパッド(図3 3 02 08参照)。 

navicular pad, 
scaphoid pad 

3 3 02 09 ウェッジ 

表底又は中底に取り付けるくさび。足底の一部を
傾斜させるために用いる。内側ウェッジ,外側ウ
ェッジ,かかとウェッジ,靴底ウェッジなどがあ
る(図3 3 02 09参照)。 

wedge 

3 3 02 10 ロッカーバー 

靴底を舟底のように加工したもの。歩行中にMP
関節を動かさなくても踏切りをしやすくするた
めに用いる(図3 3 02 10参照)。 

rocker bar, 
metatarsal rocker bar 

3 3 02 11 

メタターサルバ

ー 

てい(梯)形の断面をもつ細長い革を,靴底の中
足骨頭のやや近位に取り付けたもの。歩行中の中
足骨頭の免荷に用いる(図3 3 02 11参照)。 

metatarsal bar 

3 3 02 12 フレアヒール 

歩行中の足関節の不安定を予防するために接地
面に向かって幅を広くしたかかと(図3 3 02 12
参照)。 

flare heel 

3 3 02 13 くりぬきかかと 

しょう(踵)骨きょく(棘)などの局所の除圧の
ために,かかと部の中底を一部切り取ったもの
(図3 3 02 13参照)。 

cut off insole 

3 3 02 14 靴の補高 

脚長差を補うために,かかと又は靴底の厚さを増
したもの。 

shoe lift 

3 3 02 15 トーマスヒール 

かかとの内側を舟状骨直下まで前方に約1.5 cm
程度延長したもの。 

Thomas heel 

4) 構成要素(継手,支持部など) 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

3 4 01 

(装具の)継手 

人体の関節運動を代償するために,屈曲・伸展,
内・外転,回旋などの運動が可能な構造をもった
装具の部品。 

joint 

13404 
5.3 

3 4 01 01  体幹装具用継手 

体幹装具において体幹の動きに共同して動く継
手の総称。 

joint for spinal orthosis 

13404 
5.3.2 

3 4 01 02 (装具の)股継手 股関節の動きに協同して動く継手の総称。屈伸遊

動式,伸展制限付き,内外転丁番継手付き,ロッ
ク式などがある(図3 4 01 02参照)。 

hip joint 

13404 
5.3.2 

3 4 01 03 (装具の)膝継手 膝関節の動きに協同して動く継手の総称。遊動

式,伸展制限付き,オフセット式及びロック式な
どがある(図3 4 01 03参照)。 

knee joint 

13404 
5.3.2 

3 4 01 04 (装具の)足継手 足関節の動きに協同して動く継手の総称。遊動

式,一方向制御付き,二方向制御付きなどがある
(図3 4 01 04参照)。 

ankle joint 

13404 
5.3.2 

3 4 01 05 (装具の)肩継手 (装具の)上腕部と体幹部とを連結し,肩関節の

動きに共同して動く継手の総称。 

shoulder joint 

13404 
5.3.2 

3 4 01 06 (装具の)肘継手 (装具の)前腕部と上腕部とを連結し,肘関節の

動きに共同して動く継手の総称。 

elbow joint 

13404 
5.3.2 

3 4 01 07  手関節継手 

(装具の)手部と前腕部とを連結し,手関節の動
きに共同して動く継手の総称。 

wrist joint 

13404 
5.3.2 

background image

25 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

3 4 01 08  MP関節継手,

指継手 

(装具の)中手骨部と基節骨部とを連結し,中手
指節関節(MP関節)の動きに共同して動く継手。 

hand/finger joint 

13404 
5.3.2 

3 4 01 11 

遊動式継手 

継手のうち,関節運動を制限しないもの(図3 4 01 
11参照)。 

free motion joint 

13404 
5.3.4 

3 4 01 12  たわみ式継手 

継手のうち,プラスチックなどのたわみによって
動作するもの(図3 4 01 12参照)。 

bending joint (unit) 

3 4 01 13  固定式継手 

継手のうち,一定の角度で固定したもの(図3 4 01 
13参照)。 

fixed joint 

13404 
5.3.6 

3 4 01 14  ロック式継手 

継手にロック機構を付けたもの。輪止め式,スイ
スロックなどがある(図3 4 01 14参照)。 

joint with lock 

13404 
5.3.6 

3 4 01 15  制限式継手 

継手のうち,特定の関節運動を制限したもの。1
方向制限付き,2方向制限付きなどがある(図3 4 
01 15参照)。 

joint with motion stop 

13404 
5.3.6 

3 4 01 16  補助式継手 

継手のうち,特定の関節運動を補助するもの。1
方向補助付き,2方向補助付きなどがある。運動
補助には,ばねなどを用いる(図3 4 01 16参照)。 

joint with motion assist 

13404 
5.3.6 

3 4 01 17  ツイスター 

布ひも,ゴムひも,鋼索入りコイルばねなどによ
って主として下肢の回旋変形を矯正するもの(図
3 4 01 17参照)。 

twister 

3 4 02 

支柱 

装具に用いる金属製又はプラスチック製の柱状
部材。身体に沿って形作り,装具への外力,及び
変形矯正,予防の力を負担し,継手など他の部品
又は附属品の土台となる部品。 

upright, 
bar 

13404 
5.4 

3 4 02 01  側方支柱 

対象部位の側方に位置する支柱。体幹装具におけ
る体幹側方の支柱などがある(図3 4 02 01参照)。 

lateral upright 

13404 
5.4 

3 4 02 02  前方支柱 

対象部位の前方に位置する支柱。体幹前方の支柱
などがある。 

anterior upright 

13404 
5.4 

3 4 02 03  後方支柱 

対象部位の後方に位置する支柱。腰仙椎支柱,下
肢装具の後方支柱などがある。 

posterior upright 

13404 
5.4 

3 4 03 01  半月 

装具の支柱の後面又は前面を半周する半円状の
帯状部品。カフベルト,シェルなどを介して体表
に接する(図3 4 03 01参照)。 

cuff 

13404 
5.4 

3 4 03 02  アウトリガー 

装具から張り出した装置で,ゴムバンド又はスト
ラップなどによる力の作用方向を変えるもの(図
3 4 03 02参照)。 

outrigger 

3 4 03 03  足板 

足底部を支持するプラスチック製又は金属製の
板状の部品。あぶみ又はキャリパーで足継手に連
結する(図3 4 03 03参照)。 

foot plate 

3 4 03 04  あぶみ 

足板又は靴と装具とを連結するもの。両側支柱の
足継手以下の部分で通常金属製である(図3 4 03 
04参照)。 

stirrup 

3 4 03 05  歩行あぶみ 

免荷下肢装具に用い,両側支柱下端を連結する水
平部材に取り付けた歩行用のかかと。パッテン底
ともいう。 

Patten bottom 

3 4 03 06  補高足部 

脚長差を補正するため,下肢装具の足部の下方に
取り付けた義足足部(図3 4 03 06参照)。 

3 4 03 07  胸椎バンド 

下部胸椎後方部に付ける水平方向のバンド(図3 
4 03 07参照)。 

thoracic band 

background image

26 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応外国語 

ISO番号 

3 4 03 08  肩甲間バンド 

肩甲骨の高さで水平方向のバンド(図3 4 03 08
参照)。 

interscapular band 

図1 2 02 01−内周計測器 

図1 2 02 02−A-P・M-Lゲージ 

図1 2 02 03−下たい(腿)用キャリパー 

background image

27 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図1 2 02 04−骨盤水準器 

a) 下たい(腿)用 

b) 大たい(腿)用 

図1 2 02 05−断端長計測器 

background image

28 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図1 2 02 06−差高板 

図1 3 01 02−初期屈曲角 

background image

29 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

a) ソケットに取り付ける上部の円板 

b) 足部ブロックに取り付ける下部の円板 

図1 3 02 01−アライメントカップリング 

図1 3 02 02−アライメント復元装置 

background image

30 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図1 5 02 05−キャストスプレッダー 

図1 5 02 08−あぶみ曲げ具 

図1 5 03 01−カービングマシン 

図1 5 03 08−PVAこて 

図1 5 03 09−PVAジグ 

background image

31 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図2 2 01 01−殻構造義肢 

図2 2 01 02−骨格構造義肢 

図2 3 01 03−カナダ式股義足 

background image

32 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

A 殻構造 

(内部がつ
まっている) 

B 殻構造 

(内部が中空)

C 骨格構造 

図2 3 01 06−下たい(腿)義足 

a) 有窓式ソケット 

b) 全面接着式ソケット 

図2 3 01 07−足関節義足 

background image

33 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図2 3 01 10−差込式大たい(腿)

義足 

図2 3 01 13−スタビー 

図2 3 01 17−TSB式下たい(腿)

義足 

図2 3 01 22−近位支持 

図2 3 01 23−断端末支持 

background image

34 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図2 3 02 02−ダイアゴナルソケット 

図2 3 02 03−ざ(坐)骨収納型ソケット 

図2 3 02 05−PTBソケット 

図2 3 02 07−PTSソケット 

図2 3 02 08−KBMソケット 

図2 3 04 02−単軸足部 

background image

35 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図2 3 04 07−ドリンガー足部 

図2 3 04 09−差高 

図2 3 04 10−SACH足部 

かかとウェッジ 

background image

36 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図2 3 08 01−膝の不安定 

図2 3 08 02−過度の膝安定 

図2 3 08 03−側方不安定性 

隙間 

隙間 

background image

37 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図2 3 08 04−外転歩行 

図2 3 08 05−分回し歩行 

図2 3 08 06−体幹の側屈 

図2 3 08 07−伸び上がり歩行 

図2 3 08 08−過度の腰椎前わん

(弯) 

図2 3 08 09−かかと(踵)接地時

の回旋 

図2 3 08 10−フットスラップ 

図2 3 08 11−膝のターミナルイン

パクト 

図2 3 08 12−蹴り上げの不同 

background image

38 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図2 3 08 13−内側ホイップ 

図2 3 08 14−外側ホイップ 

図2 3 08 15−歩幅の不同 

図2 4 02 01−オープンショルダー式上腕切断用ソケット 

短断端用 
ミュンスター式
ソケット 

図2 4 02 02−か(顆)上懸垂式ソケット 

A. か(顆)上部支持式

ソケット 
(ミュンスター式)

B. か(顆)上部支持式

ソケット 
(ノースウェスタ
ン式) 

中,長断端用 
ノースウェスタン式
ソケット 

極短断端用 
ミュンスター式
ソケット 

background image

39 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図2 4 03 03−能動ハンド 

図2 4 03 06−能動フック 

background image

40 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

a) 曲こう(鉤) 

b) 物押さえ 

c) 鎌持ち金具 

d) 双しこう(嘴鉤) 

e) くわ(鍬)持ち金具 

図2 4 03 08−作業用手先具 

a) 前腕用 

b) 上腕用 

図2 4 04 01−作業用幹部 

図2 4 05 01−胸郭バンド式肩ハーネス 

background image

41 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

a) 上腕用 

b) 前腕用 

図2 4 05 02−8字ハーネス 

図2 4 05 03−胸郭バンド式上腕ハーネス 

background image

42 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図2 4 05 05−9字ハーネス 

図2 4 05 06−複環式ハーネス 

図2 4 05 09−単式コントロールケーブルシステム 

図2 4 05 10−複式コントロールケーブルシステム 

background image

43 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図2 4 06 01−面摩擦式手継手 

図2 4 06 02−軸摩擦式手継手 

図2 4 06 03−迅速交換式手継手 

図2 4 06 04−ユニバーサル式手継手 

図2 4 06 05−手屈曲式手継手 

a) リンク式 

b) 歯車式 

図2 4 07 04−単軸ヒンジ肘継手 

図2 4 07 05−倍動ヒンジ肘継手 

background image

44 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

a) 筋金式 

b) 骨格構造 

図2 4 07 06−手動単軸ヒンジ肘継手 

図2 4 07 07−能動単軸ヒンジ肘継手 

図2 4 07 08−肘プーリーユニット 

肘 

プーリ―ユニット 

background image

45 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図2 4 07 11−能動単軸ブロック肘継手 

図2 4 07 12−多軸ヒンジ肘継手 

図2 4 08 01−隔板式肩継手 

図2 4 08 03−屈曲外転式肩継手 

図2 4 08 04−ユニバーサル式肩 

継手 

図2 4 09 01−装飾ハンド 

図2 4 09 02−装飾手袋 

background image

46 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

b) 三辺形ソケット型 

c) ポーゴスチック型 

図3 1 02 01−ペルテス病装具 

a) トロント型 

background image

47 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

e) ランゲ型 

図3 1 02 02−先天股脱装具 

a) リーメンビューゲル型 

b) フォンローゼン型 

c) バチェラー型 

d) ローレンツ型 

background image

48 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図3 2 01 05−短靴 

図3 2 01 06−チャッカ靴 

図3 2 01 07−半長靴 

図3 2 01 08−長靴 

図3 2 01 09−特殊深靴 

図3 2 02 01−支柱付き短下肢装具 

図3 2 02 03−足継手付きプラス 

チック短下肢装具 

図3 2 02 04−モールド足部付き 

短下肢装具 

background image

49 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図3 2 03−膝装具 

図3 2 04 01−支柱付き長下肢装具 

図3 2 05−股装具 

図3 2 07−骨盤帯長下肢装具 

図3 2 08 02−IP屈曲補助装具 

図3 2 08 03−IP伸展補助装具 

background image

50 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図3 2 09 01−MP固定装具 

図3 2 09 02−MP屈曲補助装具 

図3 2 09 03−MP伸展補助装具 

図3 2 10 01−手関節固定装具 

background image

51 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

c) パンケーキ型 

図3 2 11−手関節指装具 

a) ランチョ型 

c) ベネット型 

図3 2 11 02−短対立装具 

a) プラットホーム型 

b) サンドイッチ型 

b) エンゲン型 

background image

52 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

c) ベネット型 

図3 2 11 03−長対立装具 

図3 2 12 01−肘固定装具 

図3 2 12 02−肘屈曲補助装具 

図3 2 12 03−肘伸展補助装具 

a) ランチョ型 

b) エンゲン型 

background image

53 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

a) 屈曲型 

b) 伸展型 

図3 2 15 01−アームスリング 

図3 2 16 01−肩外転装具 

図3 2 16 02−BFO 

図3 2 18 01−軟性腰仙椎装具 

background image

54 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図3 2 19 02−硬性胸腰仙椎装具 

図3 2 20 01−けい(頸)椎カラー 

図3 2 21 01−ヘイロー式装具 

background image

55 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図3 3 01 02−骨盤帯 

図3 3 01 06−Cバー 

図3 3 01 07−対立バー 

図3 3 01 08−虫様筋バー 

a) レース開き 

b) パッド式 

図3 3 01 09−腹部前当て 

background image

56 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図3 3 01 13−Tストラップ 

図3 3 01 14−Yストラップ 

図3 3 01 16−膝当て 

図3 3 01 17−足部覆い 

膝当て 

background image

57 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図3 3 02 01−アッパー 

図3 3 02 02−月形芯(カウンター),ヒールシート及び踏まず芯 

図3 3 02 07−中足(骨)パッド 

図3 3 02 08−舟状(骨)パッド 

図3 3 02 09−ウェッジ 

内側 

かかとウェッジ 

background image

58 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図3 3 02 10−ロッカーバー 

図3 3 02 11−メタターサルバー 

図3 3 02 12−フレアヒール 

図3 3 02 13−くりぬきかかと 

background image

59 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

e) ロック式外転ちょう(蝶)番継手付き 

図3 4 01 02−(装具の)股継手 

a) 伸展制限付き 

b) オフセット式 

c) ロック式 

図3 4 01 03−(装具の)膝継手 

a) 遊動式 

 b) 伸展制限付き 

c) ロック式 

d) 伸展制限付内外転ちょう

(蝶)番継手付き 

background image

60 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

d) 一方向ばね制御付き 

e) 二方向ばね制御付き 

図3 4 01 04−(装具の)足継手 

図3 4 01 11−遊動式継手 

図3 4 01 12−たわみ式継手 

図3 4 01 13−固定式継手 

a) 遊動式 

b) 一方向制御付き 

c) 二方向制御付き 

background image

61 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図3 4 01 14−ロック式継手 

図3 4 01 15−制限式継手 

図3 4 01 16−補助式継手 

a) 布ひも 

b) 鋼索入りコイルばね 

図3 4 01 17−ツイスター 

図3 4 02 01−側方支柱 

background image

62 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図3 4 03 01−半月 

図3 4 03 02−アウトリガー 

図3 4 03 03−足板 

background image

63 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

a) あぶみ 

b) あぶみを曲げたところ 

c) あぶみを靴底に

付けたところ 

図3 4 03 04−あぶみ 

図3 4 03 06−補高足部 

図3 4 03 07−胸椎バンド 

図3 4 03 08−肩甲間バンド 

background image

64 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書JA 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

JIS T 0101:2015 福祉関連機器用語−義肢・装具部門 

対応国際規格は,注記3に示す。 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の
箇条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごとの
評価 

技術的差異の内容 

2 a) 

義肢・装具に関す
る一般用語 

ISO 8549-1 

Prostheses and orthoses 

変更・追加 JISとして必要な用語を

追加し,日本語の専門用
語に整合させて一部変更 

我が国の呼称を優先する。 

2 b) 1) 

切断に関する名
称 

ISO 8549-2 

2.1 
 
2.2 

Levels of amputation of limbs in acquired 
amputees 
Limb deficiencies present at birth 

変更・追加 同上 

我が国の呼称を優先する。 

2 b) 2) 

義肢に関する一
般用語 

ISO 8549-1 
ISO 13405-1 

2.1.1 
4.2 
4.3 
4.4 
4.5 
 
4.6 

prosthesis; prosthetic device 
Interface components 
Functional components 
Alignment components 
Structural 

components 

(prosthesis 

construction) 
Cosmetic (finishing) components 

変更・追加 同上 

我が国の呼称を優先する。 

2 b) 3) 

義足に関する用
語 

ISO 13405-2 5 



Interface components 
Functional components 
Alignment components 
Structural components 

変更・追加 同上 

我が国の呼称を優先する。 

2 b) 4) 

義手に関する用
語 

ISO 13405-3 5 



Interface components 
Functional component 
Alignment components 
Structural components 

変更・追加 同上 

我が国の呼称を優先する。 

2 c) 1) 

装具の分類名称 

ISO 8549-1 

2.1.2 

orthosis 

変更・追加 同上 

我が国の呼称を優先する。 

2 c) 2) 

部位別名称 

ISO 8549-3 

Terms, abbreviations and definitions 

変更・追加 同上 

我が国の呼称を優先する。 

6

4

T

 0

1

0

1

2

0

1

5

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

65 

T 0101:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の
箇条ごとの評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごとの
評価 

技術的差異の内容 

2 c) 3),4) 構成要素に関す

る用語 

ISO 13404 

Classification of orthotic components 

変更・追加 同上 

我が国の呼称を優先する。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:(注記3の対応国際規格,MOD) 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 
 

− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 

− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 
 

− MOD ··············· 国際規格を修正している。 

注記3 対応国際規格: 

ISO 8549-1:1989,Prosthetics and orthotics−Vocabulary−Part 1: General terms for external limb prostheses and external orthoses 
ISO 8549-2:1989,Prosthetics and orthotics−Vocabulary−Part 2: Terms relating to external limb prostheses and wearers of these prostheses 
ISO 8549-3:1989,Prosthetics and orthotics−Vocabulary−Part 3: Terms relating to external orthoses 
ISO 13404:2007,Prosthetics and orthotics−Categorization and description of external orthoses and orthotic components 
ISO 13405-1:1996,Prosthetics and orthotics−Classification and description of prosthetic components−Part 1: Classification of prosthetic components 
ISO 13405-2:1996,Prosthetics and orthotics−Classification and description of prosthetic components−Part 2: Description of lower-limb prosthetic components 
ISO 13405-3:1996,Prosthetics and orthotics−Classification and description of prosthetic components−Part 3: Description of upper-limb prosthetic components 

6

5

T

 0

1

0

1

2

0

1

5

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。