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S 6028:2007 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 色名······························································································································· 2 

4 品質······························································································································· 2 

5 チューブ及びキャップの材質と構造 ····················································································· 3 

6 容器・包装の材料 ············································································································· 4 

7 試験方法························································································································· 4 

7.1 試験条件 ······················································································································ 4 

7.2 数値の丸め方 ················································································································ 4 

7.3 色度試験 ······················································································································ 4 

7.4 耐光性試験 ··················································································································· 4 

7.5 粒子試験 ······················································································································ 4 

7.6 残留染料試験 ················································································································ 5 

7.7 耐熱性試験 ··················································································································· 5 

7.8 有害物質試験 ················································································································ 5 

8 検査······························································································································· 6 

8.1 形式検査 ······················································································································ 6 

8.2 製品検査 ······················································································································ 6 

9 表示······························································································································· 6 

9.1 チューブの表示 ············································································································· 6 

9.2 セット箱の表示 ············································································································· 6 

S 6028:2007 

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本絵具クレヨン

工業協同組合及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの

申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS S 6028:2001は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。 

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

S 6028:2007 

水彩絵の具 

Water colour paints 

適用範囲 

この規格は,顔料に水溶性展色剤(グリセリン,アラビアゴム,にかわなど)を混和して練り合わせた

一般に使用する水彩絵の具(以下,絵の具という。)の品質,試験方法及び表示について規定する。ただし,

専門家用水彩絵の具,固形状絵の具,粉末状絵の具及び合成樹脂エマルジョン絵の具(アクリル絵の具な

ど)は除く。  

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS K 0050 化学分析方法通則 

JIS K 0116 発光分光分析通則 

JIS K 0121 原子吸光分析通則 

JIS K 5600-2-5 塗料一般試験方法−第2部:塗料の性状・安定性−第5節:分散度 

JIS L 0801 染色堅ろう度試験方法通則 

JIS L 0804 変退色用グレースケール 

JIS L 0841 日光に対する染色堅ろう度試験方法 

JIS L 0842 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法 

JIS L 0843 キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法 

JIS Z 8102 物体色の色名 

JIS Z 8401 数値の丸め方 

JIS Z 8703 試験場所の標準状態 

JIS Z 8722 色の測定方法−反射及び透過物体色 

JIS Z 8723 表面色の視感比較方法 

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S 6028:2007 

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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色名 

絵の具の色名は,表1の36色及びその他の色とする。ただし,その他の色の色名は, 通常 JIS Z 8102 に

よる。  

表1−色名 

色名 

対応英語(参考) 

色名 

対応英語(参考) 

こうばいいろ 

rose madder 

エメラルドグリーン 

emerald green 

あか 

red 

コバルトグリーン 

cobalt green 

しゅいろ 

vermilion 

ふかみどり 

deep green 

ちゃいろ 

brown 

ビリジアン 

viridian 

こげちゃ 

vandyke brown 

あおみどり 

blue green 

きちゃ 

raw sienna 

そらいろ 

sky blue 

だいだいいろ 

orange 

セルリアンブルー 

cerulean blue 

バーントアンバー 

burnt umber 

あお 

cobalt blue 

おうどいろ 

yellow ochre 

あいいろ 

prussian blue 

やまぶきいろ 

chrome yellow 

うすぐんじょう 

ultramarine light 

ぞうげいろ 

naples yellow 

ぐんじょう 

ultramarine 

きいろ 

yellow 

あおむらさき 

violet 

オリーブいろ 

olive 

あかるいむらさき 

light purple 

レモンいろ 

lemon yellow 

むらさき 

purple 

うぐいすいろ 

olive green 

あかむらさき 

red purple 

きみどり 

yellow green 

しろ 

white 

くさいろ 

grass green 

はいいろ 

gray 

みどり 

green 

くろ 

black 

品質 

絵の具の品質は,箇条7によって試験したとき,表2に適合しなければならない。 

表2−品質 

項 目 

品   質 

試験方法 

色度 

表1の36色は表3に適合しなければならない。ただし,表3に規定されて

いない色(例えば,JIS Z 8102 による色)については,受渡当事者間の協
定による。 

7.3 

耐光性 

検色紙の変退色がJIS L 0804の3号以上とする。 

7.4 

粒子 

50 μm以下とする。 

7.5 

残留染料 

にじみ出された色素で,甚だしく染められないものとする。 

7.6 

耐熱性 

使用上支障のある硬化,固化,分離,ガス発生,変色及びチューブからの絵
の具の漏れがあってはならない。 

7.7 

有害物質        

アンチモンが60 mg/kg以下,ひ素が25 mg/kg以下,バリウムが1 000 mg/kg
以下,カドミウムが75 mg/kg以下,クロムが60 mg/kg以下,鉛が90 mg/kg
以下,水銀が60 mg/kg以下及びセレンが500 mg/kg以下とする。 

7.8 

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S 6028:2007 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表3−色度 

色名 

H   V/C 

許容範囲 

こうばいいろ 

9RP 

6.0/13  

±1.5 

±0.5 

±2.0 

あか 

5R 

4.5/14  

±1.0 

13以上 

しゅいろ 

7R 

5.0/14  

ちゃいろ 

8R 

4.0/ 7  

±2.5 

±2.0 

こげちゃ 

5.5YR 

3.0/ 3  

±1.5 

きちゃ 

4YR 

5.0/ 9  

±2.0 

だいだいいろ 

10R 

6.5/13  

±1.0 

12以上 

バーントアンバー 

2.5YR 

3.0/ 3  

±1.5 

±2.0 

おうどいろ 

9YR 

6.0/ 9  

±2.0 

やまぶきいろ 

3Y 

8.0/14  

±1.0 

13以上 

ぞうげいろ           

1.5Y 

8.5/ 7  

±2.5 

±2.0 

きいろ 

5Y 

8.5/14  

±1.0 

13以上 

オリーブいろ 

9Y 

5.0/ 6  

±2.0 

±2.0 

レモンいろ 

10Y 

9.0/12  

±1.0 

11以上 

うぐいすいろ 

6GY 

4.0/ 5  

±2.5 

±2.0 

きみどり 

8.5GY 

7.0/11  

±1.0 

10以上 

くさいろ 

7.5GY 

5.5/ 8  

±2.0 

±2.0 

みどり 

2.5G 

5.0/10  

±1.0 

9以上 

エメラルドグリーン 

3.5G 

6.0/10  

±2.0 

±2.0 

コバルトグリーン 

7.5G 

6.0/ 8  

ふかみどり 

5G 

3.0/ 4  

ビリジアン 

8.5G 

3.5/ 9  

あおみどり 

6.5BG 

4.5/ 8  

±2.5 

そらいろ 

10B 

6.0/ 9  

±2.0 

セルリアンブルー 

7.5B 

5.0/10  

±2.5 

あお 

5PB 

4.0/12  

±1.0 

11以上 

あいいろ 

6PB 

2.5/ 6  

±2.5 

±2.0 

うすぐんじょう 

7PB 

5.0/12  

±1.5 

ぐんじょう 

8PB 

3.0/14  

±1.0 

13以上 

あおむらさき 

10PB 

3.0/11  

10以上 

あかるいむらさき 

6P 

5.0/12  

±1.5 

±2.0 

むらさき 

5P 

3.0/10  

±2.5 

9以上 

あかむらさき 

5RP 

4.5/14  

±1.0 

13以上 

しろ 

N9.3 

− 

N9.0以上 

1.0以下 

はいいろ 

N6.5 

±0.5 

くろ 

N2.0 

N2.5以下 

注記 色の表示記号H及びV/Cの定め方は, JIS Z 8721の6.(1) (Yc,xc,ycの値から定める方法)に規定

する方法による。 

チューブ及びキャップの材質と構造 

a) チューブ及びキャップは,絵の具によって化学変化を起こすおそれがなく,使用上支障がないものと

する。 

b) キャップは,チューブとのはめあいがよく,使用時に着脱可能な構造であるものとする。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

容器・包装の材料 

絵の具の容器・包装の材料は,環境面及び安全性について配慮する。 

試験方法 

7.1 

試験条件 

試験条件は,特に規定がない限りJIS Z 8703に規定する温度20±15 ℃,相対湿度(65±20) %とする。

また,化学分析に共通する一般事項は,JIS K 0050による。 

7.2 

数値の丸め方 

試験結果は,規定の数値よりも一けた下の位まで求めてJIS Z 8401 によって丸める。 

7.3 

色度試験 

色度試験は,図画用紙1)に手塗りして作成した検色紙2)をJIS Z 8722によって測定するか,又は標準見

本3)並びにJIS Z 8723とによって目視で比較する。 

注1) 図画用紙は,JIS P 8124に規定する坪量が73.3〜210 g/m2で,かつ,JIS P 8148に規定する ISO

白色度が75 %以上のものを使用する。 

2) 検色紙は,図画用紙1)に通常水を含んだ画筆を用いて左右方向,上下方向に塗り,その塗面が

均一になるように反復して行い作成する。この場合,紙面の下敷きに,平らなガラス板などを

用いるとよい。 

3) 標準見本は,検色紙と同様な方法で作成したものを,JIS Z 8722に規定する分光測光器又は同等

以上の性能がある測光器によって測定し,JIS Z 8721の6.(1)(Yc,xc,ycの値から定める方法)に

よって色の表示記号H 及びV/Cを算出し,箇条4の表3に適合するものでなければならない。 

7.4 

耐光性試験 

耐光性試験は,検色紙をJIS L 0841,JIS L 0842又はJIS L 0843に従って露光する。ただし,露光方法

は,JIS L 0841に規定する第3露光法によってブルースケールの2級が標準退色(JIS L 0804の変退色用グ

レースケールの4号)するまで露光する。露光した検色紙は,JIS L 0801の10. a) 1) (観察及び照明条件) の

方法で観察し,JIS L 0804の変退色用グレースケールによって判定する。JIS L 0842及びJIS L 0843にお

ける露光の条件としては,ブラックパネル温度37±5 ℃,相対湿度50 %以下とする。 

7.5 

粒子試験 

粒子試験は,JIS K 5600-2-5 の4. 1 (ゲージ)に規定するゲージ(100 μm)及びJIS K 5600-2-5 の4. 2 (スク

レーパ)に規定するスクレーパを用い, 次によって行う。 

a) 水平で丈夫な台の上に清浄にしたゲージ4) を, 試験者に対して最大目盛が先方で, 目盛0が手前にな

るように固定する。 

b) 試料をよく混ぜた後, 直ちにゲージの溝の最も深い位置に, 溝からわずかにあふれる程度に流し込む。

試料を流し込むときに, 空気を巻き込まないように注意する。 

c) スクレーパを両手の親指と他の指との間で挟み, スクレーパの長辺がゲージの幅方向と平行になり, 

ゲージの溝の長辺方向に対して直角に, ゲージの表面を均等な速度で, 溝の深さ0まで1〜2秒間かけ

て引く。溝が試料で満たされ, 余分のものは除かれるようにスクレーパに十分な力を加えて行う。 

d) スクレーパを引き終わってから5秒間以内に, 試料中の粗粒子による線条を, ゲージの長辺に対し   

て直角方向で, 上面に対して20〜30度斜め上から観察する。 

e) 試料面に10 mm以上連続した線条が,一つの溝について3本以上並んで現れた箇所の目盛を読み取る。

ただし,3本以上並んで現れた箇所が目盛と目盛との中間に現れたときは,数値の大きい方を読み取る。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

f) 

測定後, ゲージの上面を柔らかいはけを用いて水洗し, 清浄にする。 

g) 以上の測定を, 3回繰り返す。3回の測定値の中央値を試料の粒子とする。 

注4) 通常, ゲージの表面には防せい用の鉱油が塗られているので,これをアルコールなどでふき

取り清浄にする。 

7.6 

残留染料試験 

残留染料試験は,絵の具を図画用紙1)に厚みをもたせて塗り,生乾きのうちに“しろ”の絵の具をその

一部に重ね,1時間 経過後“しろ”の絵の具へのにじみの程度をみる。 

7.7 

耐熱性試験 

耐熱性試験は,絵の具の入っているチューブを50±2 ℃に調節した恒温槽中に入れ,3時間後に硬化,

固化,分離,ガス発生,変色及びチューブからの絵の具の漏れなど使用に支障のある変化の有無を調べる。 

7.8 

有害物質試験 

有害物質試験は,次による。 

a) チューブ内の絵の具をすべて時計皿などにしぼり出し,かくはん棒でかくはんし,適切な大きさの容

器5)にその1 g以上を0.1 mgまで正しくはかりとったものを試料とする。 

注5) 適切な大きさの容器とは,総容量が塩酸抽出液の1.6〜5.0倍の容器。 

b) a)で採取した試料に質量の50倍に相当する0.07 mol/L塩酸溶液6) (温度37±2 ℃)を加え,約1分間振

り混ぜる。混合液の酸性度をpH計7)で調べ,pHが1.5を超えるときは,2 mol/L の塩酸溶液6) をpH

が1.0〜1.5となるまで振り混ぜながら1滴ずつ加える。 

注6) JIS K 8180に規定する塩酸を用いて調製する。 

7) pH計は,最小目盛0.2 pHの目盛をもつ計器を使用する。 

c) 混合液に光が当たらないようにして混合液を37±2 ℃で1時間連続して振り混ぜた後,その温度状態

で1時間放置する。 

d) 混合液をろ過し,得られた溶液を原子吸光光度計又は誘導結合プラズマ発光分析法(以下,ICP発光分

析法という。) の試験装置を用いて,原子吸光法は,JIS K 0121,ICP発光分析法は,JIS K 0116によ

って分析する。 

      なお,ろ過する場合は,0.45 μm孔サイズの膜フィルターを用いてろ過し,必要によって加速度49 000 

m/s2 以下の遠心力で固形物を効率よく分離し除去する。 

e) 分析結果は,表4の補正値を用い,次の式によって補正する。 

               

100

2

E

1

E

1

E

E 

ρ

ρ

ρ

ρ

×

ここに, 

E

ρ: 分析結果の補正後の値 (mg/kg) 

E1

ρ: 分析結果 (mg/kg) 

E2

ρ: 分析元素の補正値(%) 

  

表4−補正値 

単位 % 

元素 

アンチモン 

ひ素 

バリウム 

カドミウム 

クロム 

鉛 

水銀 

セレン 

補正値  

60 

60 

30 

30 

30 

30 

50 

60 

検査 

8.1 

形式検査 

S 6028:2007 

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

8.1.1 

検査の条件 

絵の具は,次の場合には,形式検査を行わなければならない。 

a) 新しい配合原料を使用したとき 

b) 配合原料の製造業者を変更したとき 

c) 配合原料の生産技術条件が変更されたとき8)  

d) 少なくとも5年に一度 

ただし,a),b) 及びc)において,その配合原料を多くの色に共通して使用する場合は,3色以上の色で

行った形式検査が合格であるなら,その他の色の形式検査を省略することができる。 

注8) 配合時使用する顔料などの原料を変更したときを含む。 

8.1.2 

検査方法 

形式検査の方法は,次による。 

a) 試料の採取方法及び大きさ 最初の製造ロットからランダムに1本以上の試料をとる。 

b) 試験方法 箇条5及び箇条7による。 

c) 合否の判定基準 試料のすべてが箇条4の表2の規定及び箇条5に適合したとき合格とする。 

8.2 

製品検査 

絵の具の製品検査は,各製品ごとに 7.3及び7.5によって試験を行い,箇条4の表2の色度及び粒子の

規定に適合しなければならない。ただし,受渡し時のロットに対する抜取検査方式は,受渡当事者間の協

定による。 

表示 

9.1 

チューブの表示 

絵の具のチューブには,次の事項を表示しなければならない。 

なお,次の事項を記載したシールを1セット箱9)ごとに添付し,購入者がチューブにシールをはるよう

にしてもよい。 

a) 容量 

b) 色名10) 

注9) セット箱とは,複数又は異なる色を詰め合わせた箱のことをいう。 

注10) やむを得ない場合は,色名の代わりにキャップ又はチューブのいずれかに色名の色彩を施して

表示してもよい。 

9.2 

セット箱の表示 

セット箱には,次の事項を表示しなければならない。 

a) 名称及び規格番号 

b) 色の数 

c) 色名 

d) 製造業者名又はその略号 

e) 製造年月又はその略号 

参考文献 JIS K 8180 塩酸(試薬) 

JIS P 8124 紙及び板紙−坪量測定方法 

JIS P 8148 紙,板紙及びパルプ−ISO白色度(拡散青色光反射率)の測定方法 

S 6028:2007 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS Z 8721 色の表示方法−三属性による表示