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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

S 2304-1974 

炭酸飲料用ガラスびんの熱衝撃試験方法 

Method of Thermal Shock Test for Carbonated Beverage Bottles 

1. 適用範囲 この規格は,炭酸飲料用ガラスびんの耐熱衝撃強度の測定方法について規定する。 

2. 試験装置 

2.1 

試験装置は,次の条件を備えていなければならない(図 参照)。 

図 

(1) 温水そう(槽)と冷水そう(槽)があること。 

(2) 各そうの水の容量は,試験するびんの重量1kg当たり15l以上であること。 

(3) びんを常に垂直に保つことのできる試料かごがあること。 

(4) 水の深さは,びん全体が没するのにじゅうぶんな深さであること。 

(5) 試料かごは,びんとびんとの間隔が2mm以上に保たれ環流を妨げない構造であること。 

(6) 温水そうに浸す時間,温水そうから冷水そうへの移動時間,冷水そうに浸す時間を自動的に制御でき

る装置があること。 

(7) 温水そうは,そう内の任意の点の温度がびんを冷水そうへ移動する直前で±1.0℃に保持できるもので

あること。 

2.2 

試験装置の作動条件は,次によらなければならない。 

(1) 始動スイッチを入れると試料かごは温水そうに入り,定位置で停止する。 

(2) その結果タイマーが作動し,5分間経過するとモーターが作動する。 

(3) 次に試料かごは一定の速度で冷水そうに移動し,定位置で停止する。 

(4) 同時にタイマーが作動し,30秒経過するとモーターが作動し,再び一定の速度で移動し,温水そうと

冷水そうの中間点で停止する。 

S 2304-1974  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3. 試験方法 熱衝撃の試験方法は,次の2種類とする。 

(1) 通過試験(1) 

(2) 累進試験 

注(1) 通過試験は,パステスト (Pass Test) ともいう。 

3.1 

通過試験 通過試験は次による。 

(1) 冷水そうの温度を25±1℃とする。 

(2) 温水そうは,あらかじめ25℃に定められた温度差を加えた温度にして±1.0℃に保つ。 

(3) 試料かごにびんを入れ,温水そうに浸して,びんに温水を満たす。 

(4) 試験中は,びんに風を当てないようにする。 

(5) 温水そうに5分間浸した後,びんから温水を出さずに30±1秒で冷水そうへ移動し,30秒間冷水そう

に浸した後,試料かごを取出す。 

(6) 以上の動作は,常にびんが垂直に保持された状態で行われること。 

(7) 試料かごからびんを1本ずつ取出し,熱衝撃による破壊びんを仕分ける。 

3.2 

累進試験 累進試験は次による。 

(1) 冷水そうの温度を25±1℃とする。 

(2) 温水そうの温度を3〜5℃間隔の一定の割合で上げていき,それぞれの温度差で3.1通過試験と同じ試

験を繰返す。 

(3) 複数段階の温度水準を指定し,順次水準を上げ,破損するか否かを試験する。 

4. 記録 記録には,次の事項を含まなければならない。 

(1) 試験年月日 

(2) 試料びん名 

(3) 試料本数 

(4) 試験結果 

通過試験の場合 

(a) 試験温度 

(b) 破損本数 

累進試験の場合 

(a) 試験をした各温度 

(b) 各温度差における破損本数 

日用品部会 炭酸飲料用ガラスびん試験方法専門委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員会長) 

境 野 照 雄 

東京工業大学工学部 

(委  員) 

和 田 正三郎 

キングレコード株式会社 

(臨時委員) 

吉 田 鉄太郎 

農林省食品流通局 

及 川 潤 三 

国税庁間税部 

日下部 光 昭 

通商産業省生活産業局 

岡 村 安 雄 

通商産業省工業品検査所 

久保田 勝 也 

工業技術院製品科学研究所 

宮 沢 和 夫 

工業技術院標準部 

有 馬 一 喜 

麒麟麦酒株式会社製造部 

S 2304-1974  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

氏名 

所属 

竹 内 増 親 

朝日麦酒株式会社製造部 

井ノ口 賢 二 

サッポロビール株式会社技術部 

椎 名   格 

日本コカコーラ株式会社技術総本部 

柚 木   武 

日本ペプシコーラ株式会社技術部 

相 波   武 

山村硝子株式会社技術本部 

五十嵐 才 吉 

日本硝子株式会社製造本部 

多 田 好 視 

石塚硝子株式会社本社工場 

見 掛   彰 

新日本硝子株式会社製造部 

大 和 芳 宏 

東洋ガラス株式会社技術部 

小 川 忠 久 

社団法人全国清涼飲料工業会 

森 田   滋 

日本製壜協会 

門 松 はま子 

主婦連合会 

川 又 幸 子 

全国地域婦人団体連絡協議会 

河 原 久 世 

関西主婦連合会東京支部 

三 枝   誠 

日本生活協同組合連合会 

(専門委員) 

大 野 登美蔵 

通商産業省生活産業局日用品課 

山 本 繁 文 

工業技術院標準部電気規格課 

(事 務 局) 

土 屋   隆 

工業技術院標準部電気規格課 

内 田 秋 雄 

工業技術院標準部電気規格課