S 2016:2020
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追補1のまえがき
このJIS S 2016の追補1は,産業標準化法に基づき,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣
がJIS S 2016:2009を改正した内容だけを示すものである。
JIS S 2016:2009は,この追補1の内容の改正がされ,JIS S 2016:2020となる。
日本産業規格 JIS
S 2016:2020
石油こんろ
(追補1)
Oil burning cooking stoves
(Amendment 1)
JIS S 2016:2009を,次のように改正する。
箇条2(引用規格)の“JIS C 4003 電気絶縁の耐熱クラス及び耐熱性評価”を,“JIS C 4003 電気絶縁
−熱的耐久性評価及び呼び方”に置き換える。
箇条2(引用規格)の“JIS H 3100 銅及び銅合金の板並びに条”を,“JIS H 3100 銅及び銅合金の板及
び条”に置き換える。
箇条2(引用規格)の“JIS H 3270 ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒並びに線”を,“JIS H 3270 ベ
リリウム銅,りん青銅及び洋白の棒及び線”に置き換える。
箇条2(引用規格)の“JIS K 6380 ゴムパッキン材料”を,“JIS K 6380 ゴムパッキン材料−性能区分”
に置き換える。
箇条2(引用規格)の“JIS S 0011 高齢者・障害者配慮設計指針−消費生活製品の凸記号表示”を,“JIS
S 0011 高齢者・障害者配慮設計指針−消費生活用製品における凸点及び凸バー”に置き換える。
箇条2(引用規格)の“JIS S 0012 高齢者・障害者配慮設計指針−消費生活製品の操作性”を,“JIS S 0012
アクセシブルデザイン−消費生活用製品のアクセシビリティ一般要求事項”に置き換える。
箇条2(引用規格)に“JIS G 3521 硬鋼線”,“JIS G 3522 ピアノ線”,“JIS G 4314 ばね用ステンレス
鋼線”及び“JIS T 0921 アクセシブルデザイン−標識,設備及び機器への点字の適用方法”を追加する。
12.3(コック,つまみなどの表示)及び12.4(点火・消火又は運転・停止のスイッチの表示)の“JIS S 0011
及びJIS S 0012”を,“JIS S 0011,JIS S 0012及びJIS T 0921”に置き換える。
12.5(油量計の表示)を,次に置き換える。
12.5
油量計の表示
こんろの油量計には,容易に消えない方法で,空量,満量,危険範囲などを表示する。ただし,気密油
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S 2016:2020
タンクの場合は,この限りでない。
なお,満量の表示には,“満”又は“F”を用い,見やすくするため,JIS Z 8305に規定する活字の10.5
ポイント以上の大きさのものを使用する。
表2(材料)の,構成部品名称が“気密油タンクの口金”の欄全体(材料名を含む)を,次に置き換える。
構成部品名称
材料名
気密油タンクの給油口口金
口金
JIS G 3141
ピン
JIS H 3260
ばね
JIS G 3521,JIS G 3522,JIS G 4314,JIS H 3270
弁
耐油性ゴム又はJIS H 3260
表3[材料の板厚(参考)]を,次に置き換える。
表3−材料の板厚及び直径(参考)
単位 mm
構成部品名称
材料の板厚及び直径a)
燃焼筒
(しん式に限る。)
外炎筒
0.6以上(JIS G 3141)
0.3以上(JIS G 4305,JIS H 3100)
内炎筒
0.6以上(JIS G 3141)
0.3以上(JIS G 4305,JIS H 3100)
クロスピン
の直径
φ4.0以上(JIS G 3505)
φ3.0以上(JIS G 4309)
油タンク及びしん案内筒
開放油タンク及び気密油タン
クを用いたもの
加圧油タンクを用いたもの
5 L以下
0.6(0.5)b) 以上(JIS G 3141)
0.5以上(JIS G 4305)
5 Lを超え
0.8(0.7)b) 以上(JIS G 3141)
0.7以上(JIS G 4305)
5 L以下
1.0以上(JIS G 3141)
5 Lを超え
1.2以上(JIS G 3141)
送油管
0.6以上(JIS H 4080)
0.4以上(JIS H 3300)
気密油タンクの給油口口金
0.3以上
注a) 厚さ及びクロスピンの直径は,±10 %の許容差を認める。
b) 括弧内の数値は,ほうろう引きのものの素材厚さを示す。