S 1037:2020
(1)
追補1のまえがき
このJIS S 1037の追補1は,産業標準化法に基づき,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣
がJIS S 1037:2013を改正した内容だけを示すものである。
JIS S 1037:2013は,この追補1の内容の改正がされ,JIS S 1037:2020となる。
なお,令和2年9月22日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS S 1037:2013を適用してもよい。
日本産業規格 JIS
S 1037:2020
耐火金庫
(追補1)
Fire-resistive containers
(Amendment 1)
JIS S 1037:2013を,次のように改正する。
箇条6(構造)のi)の後に,次の細別を追加する。これに伴い,図1(引出し及びランナの強度試験)〜図
9(床の外観)の図番号を,それぞれ図2(引出し及びランナの強度試験)〜図10(床の外観)に置き換
えるとともに,これらの図を引用・参照している本文の図番号も同様に置き換える。
j)
本体枠及び扉枠(図1参照)は,板厚が1.0 mm以上で,四隅が一体構造のものか又は溶接接合した
ものとする。
なお,溶接接合の場合は,全長に渡る溶接又は部分的な溶接のいずれでもよい。
k) 開扉を妨げる力が作用するかんぬきの部分(図1参照)の断面積は,2.0 cm2以上とする。
なお,かんぬきに中空部分がある場合,その中空部分の断面積は,その部分への充塡材の有無にか
かわらず,かんぬきの断面積には含まない。
図1−本体枠,扉枠及び開扉を妨げる力が作用するかんぬきの部分