S 0101:2018
(1)
追補1のまえがき
このJIS S 0101の追補1は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣
がJIS S 0101:2000を改正した内容だけを示すものである。
JIS S 0101:2000は,この追補1の内容の改正がされ,JIS S 0101:2018となる。
日本工業規格 JIS
S 0101:2018
消費者用警告図記号
(追補1)
Graphical warning symbols for consumers
(Amendment 1)
JIS S 0101:2000を,次のように改正する。
附属書(この規格で規定したもの以外の消費者用警告図記号の例)の3.(指示図記号)の附属書表4(指
示図記号)の“番号4.3”及び“注(8)”を削除する。
附属書の3.(指示図記号)の次に,次の4. を追加する。
4. 石けん・洗剤・洗浄剤に関連する図記号
4.1
禁止図記号 消費者用警告図記号(禁止図記号)として使われているものの例を附属書表5に示す。
2
S 0101:2018
附属書表5 石けん・洗剤・洗浄剤に関連する禁止図記号の例
番号
名称
図記号
意味
備考
5.1
子供の手
が届くと
ころに置
かない
(8)
石けん・洗剤・洗浄剤を子供が手に取り,
子供の誤飲・誤食,皮膚及び/又は目へ
の暴露が生じるリスクへの適切な対応
法を示す。
5.2
目に入れ
ない
(8)
石けん・洗剤・洗浄剤を目に入れて,目
が負傷するリスクへの適切な対応法を
示す。
5.3
飲食する
な
(8)
石けん・洗剤・洗浄剤を飲食物と間違え
て,誤飲・誤食するリスクへの適切な対
応法を示す。
5.4
他の容器
に移し替
えない
(8)
石けん・洗剤・洗浄剤を指定外の容器へ
の移し替えによる事故(誤飲・液漏れ,
金属などの腐食によるガスの発生,製品
表示の欠損など)のリスクへの適切な対
応法を示す。
5.5
同時に使
用しない
(8)
異種の石けん・洗剤・洗浄剤を同時に使
用することによって,有害ガス発生のリ
スクへの適切な対応法を示す。
注(8) 日本石鹸洗剤工業会で規定されている。また,これらの図記号は商標登録されている。
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S 0101:2018
4.2
指示図記号 消費者用警告図記号(指示図記号)として使われているものの例を附属書表6に示す。
附属書表6 石けん・洗剤・洗浄剤に関連する指示図記号の例
番号
名称
図記号
意味
備考
6.1
使用後は
手を水で
洗え
(8)
石けん・洗剤・洗浄剤の使用後には手を
水で洗うことを指示する。
6.2
手袋を使
用せよ
(8)
石けん・洗剤・洗浄剤を使用する場合に
は手袋の使用を指示する。
6.3
マスク・手
袋を着用
せよ
(8)
アルカリ性,酸性又は揮発性がある石け
ん・洗剤・洗浄剤を使用する場合には,
マスク・手袋の着用を指示する。
6.4
目を洗浄
せよ
(8)
石けん・洗剤・洗浄剤が目に入った場合
は,水で十分洗い流すことを指示する。
6.5
必ず換気
せよ
(9)
使用中は必ず換気することを指示する。
注(9) 洗浄剤・漂白剤等安全対策協議会で規定されている。また,この指示図記号は商標登録されている。