1
R
9
3
0
1
-3
-6
:
1
9
9
9
(IS
O
8
0
5
:
1
9
7
3
)
解
説
JISと対応する国際規格との対比表
JIS R 9301-3-6 : 1999 アルミナ粉末−第3部:化
学分析方法−6:酸化鉄(III)の定量
ISO 805 : 1973 アルミニウム精錬を主用途とする酸化アルミニウム−鉄含有量の定量−1, 10‐フェナントロリン吸光光度分析法
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の対策
(1) 適用範囲
○ アルミナ粉末の酸化鉄(III)の
定量方法について規定する。
A法:1.10‐フェナントロリ
ン吸光光度分析法
B法:加圧硫酸分解‐ICP発
光分光分析法
B法は,酸化鉄(III)の含有率
が0.001mass%以上に適用す
る。
ISO 805 : 1973
○ アルミニウム精錬を主用途とす
る酸化アルミニウムの鉄含有量
の1, 10‐フェナントロリン吸光
光度法による定量方法を規定。
製品の鉄含有量が,酸化鉄(III)
として0.005mass%以上のとき適
用可。
= 国際規格はアルミナ粉末を
アルミニウム精錬用に限定
している。
ICP発光分光分析法追加。
我が国ではアルミニウム精
錬工業がほとんどないため。
(2) 引用規格
○
○
= 試薬のJISを追加。
(3) A法:1, 10
フェナントロリ
ン吸光光度分析
法
○ 1, 10‐フェナントロリン吸
光光度分析法。
○
= 試薬のJISを引用。
(4) B法:加圧硫
酸分解-ICP発光
分光分析法
○ 加圧硫酸分解‐ICP発光分光
分析法。
−
− ISOに規定なし。
B法は,操作が簡単で,安全
かつ精度も良好であるため
追加。
(5) 報告書
○
○
= 測定方法を追加。
備考1. 対比項目(I)及び(III)の小欄で,“○”は該当する項目を規定している場合,“−”は規定していない場合を示す。
2. 対比項目(IV)の小欄の記号の意味は,次による。
“=”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。
“−”:該当項目がない場合。