1
R
9
3
0
1
-3
-4
:
1
9
9
9
(IS
O
2
0
7
3
:
1
9
7
6
)
解
説
JISと対応する国際規格との対比表
JIS R 9301-3-4 : 1999 アルミナ粉末−第3部:化
学分析方法−4:加圧酸分解
ISO 2073 : 1976 アルミニウム精錬を主用途とする酸化アルミニウム−分析用溶液の調製−加圧塩酸分解法
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の対策
(1) 適用範囲
○ アルミナ粉末に含まれる各
種成分を分析するための試
料溶液の調製方法(A法,B
法)について規定。
ISO 2073
○ ある種の化学成分の定量用の試
料溶液を得るため,密封ほうけい
酸ガラス管中での加圧塩酸によ
る侵食によって,アルミニウム精
錬を主用途とする酸化アルミニ
ウムの溶解方法を規定。
= 国際規格はアルミニウム精
錬用に限定。
JISには,加圧分解法(B法)
を追加して規定している。
我が国ではアルミニウム精
錬工業がほとんどないため。
(2) 引用規格
○
○
= B法に必要なJISを追加。
(3) 加圧塩酸分
解法(A法)
○ ほうけい酸ガラス管中に試
料と塩酸を入れ,加圧塩酸分
解。
○
≡
(4) 加圧硫酸分
解法(B法)
○ 四ふっ化エチレン容器に試
料と硫酸を入れ,圧力容器に
入れて加熱。
−
− ISOに規定されていない(規
定項目の追加)。
A法では,ほうけい酸ガラス
を用い,ガラス成分が溶出す
るので,ISOでは,けい素,
ナトリウム,及びほう素の分
析には不適としている。また
ガラス管が爆発のおそれが
あり,より安全で,正確な方
法を追加した。
備考1. 対比項目(I)及び(III)の小欄で,“○”は該当する項目を規定している場合,“−”は規定していない場合を示す。
2. 対比項目(IV)の小欄の記号の意味は,次による。
“≡”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。
“=”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。
“−”:該当項目がない場合。