1
R
9
3
0
1
-3
-2
:
1
9
9
9
(IS
O
8
0
6
:
1
9
7
6
)
解
説
JISと対応する国際規格との対比表
JIS R 9301-3-2 : 1999 アルミナ粉末−第3部:化
学分析方法−2:強熱減量の
定量
ISO 806 : 1976 アルミニウム精錬を主用途とする酸化アルミニウム−1 000℃と1 200℃質量減少の定量
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の対策
(0) はじめに
○ 強熱温度の設定の説明
○
≡
(1) 適用範囲
○ アルミナ粉末の1 000℃,及
び1 200℃の強熱減量の定量
方法について規定。
○ アルミニウム精錬を主用途とす
る酸化アルミニウムの1 000℃,
及び1 200℃の強熱減量の定量方
法を規定。
= ISOはアルミニウム精錬用
のアルミナに限定。
我が国ではアルミニウム精
錬工業がほとんどないため。
(2) 引用規格
○
○
= JISは,JIS R 9301-3-1,JIS Z
8401を追加。
(3) 原理
○ あらかじめ300℃,又は110℃
で乾燥した同一の試料から,
二つの測定試料をはかりと
り,一つは1 000℃で,他方
は1 200℃で2時間強熱する。
乾燥後の試料の質量と強熱
後の試料の質量の差を求め
る。300℃乾燥に基づく方法
をH法,110℃乾燥に基づく
方法をL法とし,H法,L法
の選択基準を規定した。
○
= ISOはA法(300℃乾燥品使
用)だけ規定。
乾燥条件:日本では吸湿性
の少ないアルミナ粉末が取
り扱われていて,110℃乾燥
の試料を化学分析に使うの
が通法となっているので,
110℃(L法)乾燥を加えた。
吸湿性の試料の乾燥は,当然
300℃(H法)で行う。
2
R
9
3
0
1
-3
-2
:
1
9
9
9
(IS
O
8
0
6
:
1
9
7
6
)
解
説
JISと対応する国際規格との対比表(続き)
JIS R 9301-3-2 : 1999 アルミナ粉末−第3部:化
学分析方法−2:強熱減量の
定量
ISO 806 : 1976 アルミニウム精錬を主用途とする酸化アルミニウム−1 000℃と1 200℃質量減少の定量
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との整合
が困難な理由及び今後の対策
(4) H法による
定量
○
○
= JISは過塩素酸マグネシウム
を乾燥剤として追加。
JISは計算結果をJIS Z 8401
によって丸める。
軽微な技術上の差。
(5) L法による
定量
○
−
− ISOに規定なし。
(3)と同じ。
(6) 報告書
○
○
= 乾燥条件を追加
備考1. 対比項目(I)及び(III)の小欄で,“○”は該当する項目を規定している場合,“−”は規定していない場合を示す。
2. 対比項目(IV)の小欄の記号の意味は,次による。
“≡”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。
“=”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。
“−”:該当項目がない場合。