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R 9200:2016  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 2 

用語索引(用語の分類) ······································································································· 11 

英語索引(アルファベット順) ······························································································ 15 

R 9200:2016  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,無機マテリアル学

会(IMJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき

との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS R 9200:1999は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

R 9200:2016 

せっこう及び石灰に関する用語 

Glossary of terms related to gypsum and lime 

序文 

この規格は,1969年に制定されて以来,改正,確認が行われてきた。せっこう及び石灰工業の技術革新

に伴い関連する日本工業規格にもかなりの改正,廃止,統合が繰り返され,これらをこの規格にどのよう

に反映させ,また近年の技術の動向を盛り込むかが大きな課題であった。 

今回の改正に当たっては,せっこう及び石灰に関する用語並びに定義を全体的に見直すこととした。す

なわち,学会又は関係業界で使用されている用語,その慣用語,英語を中心とした外来語由来の用語につ

いて,実情に即した内容とするべく改正を行った。 

適用範囲 

この規格は,せっこう及び石灰に関連する主な用語及び定義について規定する。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS A 5008 舗装用石灰石粉 

JIS A 6301 吸音材料 

JIS A 6901 せっこうボード製品 

JIS A 6902 左官用消石灰 

JIS A 6903 ドロマイトプラスター 

JIS A 6904 せっこうプラスター 

JIS K 8617 炭酸カルシウム(試薬) 

JIS K 8963 硫酸カルシウム二水和物(試薬) 

JIS R 0305 石灰焼成用窯炉の熱勘定方式 

JIS R 5201 セメントの物理試験方法 

JIS R 9001 工業用石灰 

JIS R 9101 セッコウの化学分析方法 

JIS R 9111 陶磁器型材用せっこう 

JIS R 9112 陶磁器型材用せっこうの物理試験方法 

JIS R 9151 セメント用天然せっこう 

JIS S 6009 白墨 

JIS T 6604 歯科用焼石こう(膏) 

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R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS T 6605 歯科用硬質石こう(膏) 

用語及び定義 

用語及び定義は,次による。また,参考のために対応英語を示す。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

001 

圧縮強さ 

a) 歯科用硬質せっこうの場合, 

歯科用硬質せっこうと水を練和開始して60分±5分後の

供試体の圧縮強さ(JIS T 6605参照)。 

b) 歯科用焼せっこうの場合, 

歯科用焼せっこうと水を練和開始して60分±5分後の供

試体の圧縮強さ(JIS T 6604参照)。 

compressive strength 

002 

アラゴナイト 

CaCO3。斜方晶系。密度2.93 g/cm3。炭酸カルシウムの同質多
形の一つ。あられ石ともいう。 

aragonite 

003 

アラバスター 

CaSO4・2H2O。細かい結晶が集合した天然せっこうで,純度の
高いものをいうことが多い。外観は大理石に類似する。主に,
陶磁器型材用,模型用などの焼せっこう製品の原料である。雪
花せっこうともいう。 

alabaster 

004 

あられ石 

CaCO3。002アラゴナイトを参照。 

aragonite 

005 

亜硫酸カルシウム 

CaSO3の総称。天然には産出しない。四水和物(CaSO3・4H2O),
半水和物(CaSO3・1/2H2O),無水和物(CaSO3)の3種類が存
在する。四水和物は5 ℃以下で安定である。半水和物:斜方晶
系。密度2.50 g/cm3。室温では安定で,窒素中330〜360 ℃で
無水和物に脱水する。無水和物は水と練ると半水和物に水和,
硬化する。 

calcium sulfite 

006 

α型半水せっこう 

α-CaSO4・1/2H2O。三方晶系。密度2.76 g/cm3。二水せっこうを
加圧下で脱水し,1/2モルの化合水を保有した水和硬化性のあ
る硫酸カルシウム半水和物。主に水蒸気法,水溶液法などで得
られる。160硫酸カルシウム半水和物を参照。 

α・gypsum hemihydrate 

007 

安定性試験 

左官用消石灰,ドロマイトプラスターなどの左官施工後の安定
性を調べる試験(JIS A 6902及びJIS A 6903参照)。 

soundness test 

008 

医療用せっこう 

整形外科,美容整形などに用いられる半水せっこう。 

medical (gypsum) 

plaster 

009 

加圧消化 

オートクレーブを用いて,加圧下で生石灰及び軽焼ドロマイト
を消化させる方法。短時間で消化できる。 

pressure hydration 

010 

開孔率 

吸音用あなあきせっこうボードの面積とそれに開けたあなの
合計面積との割合。百分率で表す(JIS A 6301参照)。 

rate of hole area 

011 

貝灰 

(かいばい) 

貝殻をか焼した石灰。我が国では消石灰として,しっくい,食
品添加物などに用いられる。 

shell lime 

012 

化学せっこう 

天然せっこうの対語。各種工業で,中和又は複分解の化学反応
によって生成するせっこう。 

chemical gypsum 

013 

(せっこうの)化

合水 

硫酸カルシウムの結晶中に化合状態で含まれている水。硫酸カ
ルシウムに対して二水せっこうでは2モル,半水せっこうでは
1/2モル結合して結晶格子の安定化に寄与している水。 

combined water 

014 

か焼 

炭酸塩,水酸化物,水和物などを二酸化炭素若しくは水の一部,
又は全部が消失するまで焼く操作。 

calcination,  
calcining 

015 

型材用せっこう 

陶磁器その他各種成形型に用いられる焼せっこう。 

molding (gypsum) 

plaster 

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R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

016 

硬焼生石灰 

(かたやききせ
っかい) 

石灰石を通常より高温で焼成した生石灰で,酸化カルシウムの
結晶が発達するため気孔率が少なく,反応性が低い。硬焼(こ
うしょう)生石灰ともいう。 

hard-burned lime,  
hard-burnt lime 

017 

可溶性無水せっこ

う 

半水せっこうを加熱したときに初めに生成する無水せっこう
で,水和硬化性がある。組成式はIII・CaSO4。161硫酸カルシウ
ム無水和物を参照。 

soluble anhydrite 

018 

カルサイト 

CaCO3。菱面体晶系(三方晶系)。密度2.71 g/cm3。分解温度
898 ℃(101.3 kPa)。炭酸カルシウムの同質多形の一つ。方解
石ともいう。 

calcite 

019 

カルシア 

058酸化カルシウムを参照。 

calcia 

020 

含水率 

a) せっこうボードの場合, 

せっこうボードに残存している水分量で,40 ℃±2 ℃

で蒸発する水分量の乾燥質量に対する割合(JIS A 6901参
照)。 

b) 白墨の場合, 

白墨の成形乾燥製品に残存している水分で,45 ℃±

5 ℃で蒸発する量。百分率で表す(JIS S 6009参照)。 

water content 

021 

生石灰 

(きせっかい) 

石灰石をか焼したもので,主成分は酸化カルシウム。水を加え
ると水和して消石灰となる。生(せい)石灰ともいう。 

quicklime 

022 

既調合プラスター 

あらかじめ骨材,混和材料が混入されており,建築現場におい
て水を加えるだけで使用できるせっこうプラスター(JIS A 
6904参照)。 

plaster proportioned at 

work site 

023 

吸音用あなあきせ

っこうボード 

吸音を目的として所定のあなを表面から裏面まで貫通させた
せっこうボード。紙,不燃紙,ガラス繊維などで裏打ちしたも
のもある(JIS A 6301参照)。 

perforated gypsum 

board for acoustic 
use 

024 

吸水性試験 

シージングせっこうボートなどの吸水性を調べる試験で,全吸
水試験と表面吸水試験がある(JIS A 6901参照)。 

water absorption test 

025 

吸放湿せっこうボ

ード 

建築物室内の湿度を一定範囲内に保つために壁及び天井の下
地材及び仕上材として用いられる吸放湿性能をもつせっこう
ボード(JIS A 6901参照)。 

gypsum 

board-humidity 
control type 

026 

吸油量 

炭酸カルシウムの品質試験の一つで,流動パラフィンなどの最
大吸収量。 

oil absorption 

027 

強化せっこうボー

ド 

火災時の火炎に対して特に高い防火性能をもつせっこうボー
ド。せっこう芯に無機質繊維材料などを分散混入して防火性能
を高め,ひび割れ,脱落を防止する(JIS A 6901参照)。 

fire-resistant gypsum 

board 

028 

凝結時間 

焼せっこう,せっこうプラスターなどの水和硬化性をもつ硫酸
カルシウムが水和の過程で固化する時間で,混水開始時から凝
結固化するまでの時間(JIS A 6904及びJIS R 9112参照)。 

setting time 

029 

凝結促進剤 

焼せっこう及び無水せっこうなどの水和反応を速め,凝結を促
進するために用いられる添加剤。 

setting accelerator 

030 

凝結遅延剤 

せっこうプラスターの水和反応を遅らせ,凝結に要する時間を
長くするために用いられる添加剤。例えば,たんぱく質の加水
分解物その他。凝結遅緩剤ともいう。 

setting retarder 

031 

凝結調整剤 

凝結時間の調整又は混練後のせっこうスラリーの性状の調整
などのために用いる添加剤の総称。 

setting modifier 

032 

凝結膨張 

焼せっこう,硬質せっこうなどが凝結するときの膨張現象。 

setting expansion 

033 

キーンスセメント 

無水せっこう系プラスターの一種で,二水せっこうを低温焼成
して半水せっこうとし,硬化促進液を加えた後,更に500 ℃以
上で焼成してII型無水せっこうとして微粉砕したもの。無水せ
っこう系プラスターの総称を意味することもある。 

Keene's cement 

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R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

034 

苦灰石 

(くかいせき) 

CaMg(CO3)2。114ドロマイトを参照。 

dolomite 

035 

軽質炭酸カルシウ

ム 

109沈降性炭酸カルシウムを参照。 

precipitated calcium 

carbonate,  

light calcium carbonate 

036 

軽焼生石灰 

(けいしょうき
せっかい) 

多孔質で反応性が高い状態の生石灰をいう。軟焼(なんしょう)
生石灰ともいう。 

soft-burned lime,  
soft burnt lime 

037 

軽焼ドロマイト 

(けいしょうど
ろまいと) 

ドロマイトを反応性が高い状態にか焼したもの。製鋼用れんが
の溶損防止などに用いられる。 

soft-burned dolomite,  
dolomite quicklime,  
soft-burnt dolomite 

038 

軽焼マグネシア 

(けいしょうま
ぐねしあ) 

マグネサイト又は水酸化マグネシウムを600〜800 ℃にか焼し
て得られる活性のある酸化マグネシウム。軽焼苦土ともいう。 

soft-burned magnesia,  
soft burnt magnesia 

039 

化粧硬質せっこう

ボード 

普通硬質せっこうボードの性能を保持したまま,表面化粧を施
したもの。壁及び天井の仕上げ材などとして使用される(JIS A 
6901参照)。 

decorated gypsum 

board-hard type 

040 

化粧せっこうボー

ド 

せっこうボードの表面に印刷,オーバーレイ,塗装又は型押し
などで化粧加工し,そのまま仕上げ材料として建築物の内装に
用いられるせっこうボード(JIS A 6901参照)。 

decorated gypsum 

board 

041 

(消石灰の)結合

水 

消石灰の結晶構造をつくるために必要な水をいう。付着水と区
別する。 

combined water 

042 

現場調合プラスタ

ー 

建築現場において骨材を調合の上,水と練り合わせて使用する
せっこうプラスター(JIS A 6904参照)。 

preproportioned plaster 

043 

工業用石灰 

鉄鋼,化学工業などの工業に用いる生石灰,軽焼ドロマイト及
び消石灰並びに水酸化ドロマイトで再生石灰及び副産石灰を
除く(JIS R 9001参照)。 

industrial lime 

044 

工業用せっこう 

型材用,医療用など建材用以外の用途に用いられる半水せっこ
う。 

industrial (gypsum) 

plaster 

045 

硬質せっこう 

α型半水せっこうを多量に含むせっこうで,通常の焼せっこう
に比べ混水量が低く強度が高い。006 α型半水せっこうを参照。 

hard (gypsum) plaster 

046 

膠質炭酸カルシウ

ム 
(こうしつたん
さんかるしうむ)

053コロイド性炭酸カルシウムを参照。 

colloidal precipitated 

calcium carbonate 

047 

硬焼生石灰 

(こうしょうき
せっかい) 

016硬焼生石灰(かたやききせっかい)を参照。 

hard-burned lime,  
hard-burnt lime 

048 

合成ドロマイトク

リンカー 

天然ドロマイトでつくるクリンカーに対して,耐火物に適切か
つ安定な品質になるように合成したマグネシア・カルシアクリ
ンカー。 

synthetic dolomite 

clinker 

049 

硬せっこう 

(こうせっこう)

CaSO4。無水せっこうであるが,特にII型無水せっこうをいう。
天然でも産出する。161硫酸カルシウム無水和物を参照。 

anhydrite 

050 

構造用せっこうボ

ード 

強化せっこうボードの性能を保持したまま,くぎ側面抵抗を強
化したもので,側面抵抗によって,A種及びB種がある。耐力
壁用の面材(JIS A 6901参照)。 

fire-resistant gypsum 

board-structure type 

051 

硬度試験 

プラスター類の硬化した表面の硬さを測定する試験(JIS A 
6902,JIS A 6903及びJIS A 6904参照)。 

hardness test,  
pencil hardness test 

052 

ご粉 

(ごふん) 

日本画の絵の具の体質顔料その他に用いられる炭酸カルシウ
ムを主成分とする貝殻の微粉末。 

whiting 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

053 

コロイド性炭酸カ

ルシウム 

沈降性炭酸カルシウムのうち,粒径が0.01〜0.1 μmと微細で,
立方体形をしたもの。膠質炭酸カルシウムともいう。 

colloidal precipitated 

calcium carbonate 

054 

混水量 

半水せっこうを適当なスラリー状とするために要する水の量
(JIS R 9112参照)。 

mixing water amount 

055 

混和材料 

せっこうボードの性能を向上させるために用いられるガラス
繊維,ひる石などの補助材料の総称。 

admixture 

056 

再生石灰 

化学工業その他で使用した石灰を再利用するため,回収して再
か焼したもの。 

reclaimed lime 

057 

左官用消石灰 

しっくい塗りその他,建築物の左官工事に用いる消石灰で,上
塗り用と下塗り用とがある(JIS A 6902参照)。 

plastering lime 

058 

酸化カルシウム 

CaO。立方晶系。融点2 572 ℃。密度3.37 g/cm3。生石灰の主
成分。カルシアともいう。 

calcium oxide 

059 

酸化マグネシウム 

MgO。立方晶系。融点2 826 ℃。密度3.65 g/cm3。マグネシア
ともいう。 

magnesium oxide 

060 

III型無水せっこう CaSO4。161硫酸カルシウム無水和物を参照。 

III・anhydrite 

061 

残留CO2 

石灰石をか焼したとき,生石灰中に炭酸カルシウムの形で残留
する二酸化炭素の量(JIS R 0305参照)。 

rest carbon dioxide 

062 

塩焼石灰 

(しおやきせっ
かい) 

石灰石に対して0.1〜0.3 %の原塩などを添加してか焼した生石
灰。結晶が粗大化することで水和反応が緩やかに進行し,平板
状結晶が成長することでしっくい用途に適するなどの特徴が
ある。 

quicklime calcined 

with salt addition 

063 

歯科用硬質せっこ

う 

歯科医療で用いる硬質せっこう。微粉砕された硫酸カルシウム
の半水和物を主成分とし,陰型,模型,又は歯型の作製及び義
歯埋没用に用いるもの(JIS T 6605参照)。 

dental stone 

064 

歯科用焼せっこう 

歯科医療で模型,印象などに用いる焼せっこう。微粉砕された
硫酸カルシウムの半水和物を主成分とし,口腔内印象,陰型,
模型,又は歯型の作製及び義歯埋没用に用いるもの(JIS T 6604
参照)。 

dental plaster 

065 

シージング硬質せ

っこうボード 

普通硬質せっこうボードの性質を保持したまま,防水処理を施
したもの。洗面所などの壁及び天井の下地材などとして用いら
れる(JIS A 6901参照)。 

gypsum sheathing 

board-hard type 

066 

シージングせっこ

うボード 

水,湿分による強度劣化を防ぐため,防水処理したせっこうを
芯とし,防水加工した原紙で被覆成形したせっこうボード。主
として台所,洗面所などの壁及び天井の下地に用いる(JIS A 
6901参照)。 

gypsum sheathing 

board 

067 

自然消化 

生石灰が空気中の水分を吸収して自然に消化する現象。 

air slaking 

068 

しっくい 

消石灰(貝灰を含む。)に,すさ,砂,のり材などを混ぜ,練
ったもの。しっくい塗りは,我が国の伝統的な左官工法である。 

Japanese lime plaster 

069 

始発時間 

a) せっこうプラスターの場合, 

せっこうプラスターの凝結過程の一つで,スラリーを流

し込み,硬化が始まるまでの時間の指標。ビカー針装置を
用いて測定する(JIS A 6904参照)。 

b) 型材用せっこうの場合, 

型材用せっこうの凝結過程の一つで,焼せっこうを水中

に投入し始めてから硬化が始まるまでの時間の指標。ビカ
ー針装置を用いて測定する(JIS R 9112参照)。 

initial setting time 

070 

重質炭酸カルシウ

ム 

石灰石を乾式又は湿式粉砕,分級した炭酸カルシウム。軽質炭
酸カルシウムと区別する。 

ground calcium 

carbonate,  

heavy calcium 

carbonate 

background image

R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

071 

熟成 

a) 消石灰の場合, 

製造直後の消石灰を貯蔵して,残っている生石灰の水和

を完結させる操作。“ねかし”ともいう。 

b) 焼せっこうの場合, 

か焼した焼せっこう中のIII型無水せっこうをより安定

な形の半水せっこうにする操作。 

aging 

072 

消化 

生石灰又は軽焼ドロマイトに水を反応(水和)させる操作。工
業的には乾式及び湿式消化がある。 

hydration,  
slaking 

073 

消石灰 

生石灰に水を反応させて得たもので,主成分は水酸化カルシウ
ム。 

hydrated lime,  
slaked lime 

074 

蒸気試験 

左官用消石灰,ドロマイトプラスターなどの安定性試験の一つ
(JIS A 6902及びJIS A 6903参照)。 

steaming test 

075 

終結時間 

a) せっこうプラスターの場合, 

せっこうプラスターの凝結過程の一つで,スラリーを流

し込み,物理的な硬化がほぼ終了するまでの時間の指標。
ビカー針装置を用いて測定する(JIS A 6904参照)。 

b) 型材用せっこうの場合, 

型材用せっこうの凝結過程の一つで,焼せっこうを水中

に投入し始めてから,せっこうの水和反応がほぼ終了した
と考えられるまでの時間。硬化体に差し込んだ温度計が最
高温度を示すようになるまでの時間を測定する(JIS R 
9112参照)。 

final setting time 

076 

水酸化カルシウム 

Ca(OH)2。六方晶系。密度2.24 g/cm3。450〜550 ℃で脱水し酸
化カルシウムとなる。消石灰の主成分。 

calcium hydroxide 

077 

水酸化ドロマイト 

Ca(OH)2・Mg(OH)2。六方晶系。軽焼ドロマイトと水を反応させ
て得られる。フィラー,建材原料などに用いられる。 

hydrated dolomitic 

lime 

078 

水酸化マグネシウ

ム 

Mg(OH)2。六方晶系。密度2.36 g/cm3。海水と石灰乳との反応
により生成する。耐火物などの原料に用いられる。 

magnesium hydroxide 

079 

(せっこうの)水

分の付着率 

せっこうに付着している水の割合をいい,試料を45 ℃で恒量
となるまで乾燥したときの減量を試料の質量で除した値(JIS 
R 9101参照)。 

free water 

080 

(せっこうの)水

溶性りん酸 

一定量の水に溶出するりん酸分。五酸化りん(P2O5)換算値を
含有率で表す(JIS R 9101参照)。 

water soluble 

phosphoric acid 

081 

水和反応性試験 

生石灰,軽焼ドロマイトの反応性を表す指標の一つ。断熱容器
に入れた所定温度の水中に,所定粒度の試料を投入,撹拌し,
水和による温度上昇速度を測定する試験。 

slaking rate of 

quicklime 

082 

生石灰 

(せいせっかい)

021生(き)石灰を参照。 

quicklime 

083 

製錬せっこう 

銅,亜鉛,鉛などの製錬工場で副生するせっこう。 

scouring gypsum 

084 

石灰 

生石灰,消石灰の総称。石灰石も含める場合もある。 

lime 

085 

石灰焼成用窯炉

(せっかいしょ
うせいようよう
ろ) 

石灰石を焼成して生石灰をつくる窯炉の総称。竪窯,回転窯な
どがある(JIS R 0305参照)。石灰焼成炉,石灰炉,石灰窯な
どともいう。 

lime kiln 

086 

石灰石 

石灰岩の工業用語。方解石,あられ石などを主な構成鉱物とす
る堆積岩。主成分は炭酸カルシウムである。窯業,製鉄業,各
種化学工業などの主要な石灰原料として用いられる。 

limestone 

087 

石灰乳 

生石灰を多量の水で消化し,又は消石灰を水に分散させて,乳
状の懸濁液としたもの。 

milk of lime 

background image

R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

088 

雪花せっこう 

(せっかせっこ
う) 

CaSO4・2H2O。003アラバスターを参照。 

alabaster 

089 

せっこう 

硫酸カルシウムの総称で,通常は二水せっこうをいう。158硫
酸カルシウムを参照。 

gypsum 

090 

せっこうプラスタ

ー 

焼せっこうの硬化性を利用したプラスター。現場調合プラスタ
ーと既調合プラスターがある(JIS A 6904参照)。 

gypsum plaster 

091 

せっこうボード 

半水せっこう,混和材料などに適量の水を加えてよく練り混ぜ
たものを芯とし,その両面をせっこうボード用原紙で被覆成形
した板で,建築物の内装その他に広く用いられる(JIS A 6301
及びJIS A 6901参照)。 

gypsum board,  
gypsum plaster board 

092 

せっこうボード用

原紙 

せっこうボードの製造に用いる板紙。表紙と裏紙とがあり,い
ずれも古紙を主原料とし3〜6層に抄紙される。 

lining paper for 

gypsum board 

093 

せっこうラスボー

ド 

和風建築においてせっこうプラスターによる塗壁の下地材と
して用いられるせっこうボード。製品の表面にプラスターとの
付着性を向上させるために接触面積を増すためのくぼみが均
一に加工されている(JIS A 6901参照)。 

gypsum lath board 

094 

(白墨の)折損強

度 
(せっそんきょ
うど) 

白墨の折曲げ荷重に対する抵抗の程度を測定した強度(JIS S 
6009参照)。 

bending strength 

095 

接着増強剤 

せっこうボードの芯とせっこうボード用原紙との接着性を増
すために用いる添加剤。 

− 

096 

セメント用せっこ

う 

ポルトランドセメント及び混合ポルトランドセメントの凝結
時間を調節する目的で用いるせっこう(JIS R 9151参照)。 

gypsum for Portland 

cement retarder 

097 

セレナイト 

CaSO4・2H2O。112透(とう)せっこうを参照。 

selenite 

098 

繊維せっこう 

CaSO4・2H2O。繊維状に細長く結晶が発達し,破面が絹糸状を
示す天然せっこう。絹糸状せっこうともいう。 

satin spar 

099 

全吸水率 

シージングせっこうボードなどを水中に2時間浸したときの吸
水量と乾燥質量との割合。百分率で表す(JIS A 6901参照)。 

water absorption 

content 

100 

増粘剤 

せっこうプラスターのこて塗り作業性及び保水性を向上させ
るのに用いる添加剤。メチルセルロースその他がある。 

viscosity improver 

101 

粗粒滴定試験 

所定の粒度の試料を所定の水温,水量に投入,撹拌しながら塩
酸を連続滴定し,消費速度を測定する試験。生石灰,軽焼ドロ
マイトの反応性を表す指標の一つ。 

coarse grain titration 

102 

耐火炎性試験 

強化せっこうボードの耐火性,特に火炎に対する抵抗性を調べ
る試験。試験片を2台のガスバーナーの炎の中間位置につるし,
所定の時間加熱して試験片が破断するかどうかを観察する
(JIS A 6901参照)。 

flame resistance test 

103 

耐衝撃性試験 

化粧せっこうボード,強化せっこうボード,不燃積層せっこう
ボード,硬質せっこうボードなどに所定のおもりを落下させた
ときのくぼみ,亀裂などを調べる試験(JIS A 6901参照)。 

impact resistance test 

104 

大理石 

CaCO3。菱面体晶方解石型のよく発達した炭酸カルシウム結晶
が集合した岩石。白色又は美しい色彩,はん紋のあるものが多
い。研磨すると光沢を示し,建築及び彫刻などの装飾用石材に
用いる。 

marble 

105 

竪窯 

(たてがま) 

代表的な石灰焼成炉で,上部から原料を入れ,下部から焼成物
を取り出す竪型の窯である。 

shaft kiln,  
vertical kiln 

106 

炭カル 

炭酸カルシウム製品の総称。重質炭酸カルシウムと軽質炭酸カ
ルシウムとがある。 

calcium carbonate 

background image

R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

107 

炭酸カルシウム 

CaCO3。密度2.71 g/cm3(カルサイト型),2.94 g/cm3(アラゴナ
イト型),2.54 g/cm3(バテライト型)。898 ℃,101.3 kPaで分
解して酸化カルシウムとなる(JIS K 8617参照)。 

calcium carbonate 

108 

チタンせっこう 

硫酸法による酸化チタンの製造過程から副生する化学せっこ
う。 

titanogypsum 

109 

沈降性炭酸カルシ

ウム 

石灰乳に二酸化炭素を作用させるなど,カルシウムイオンに炭
酸イオンを反応させて,沈殿反応によって製造した炭酸カルシ
ウム。 

precipitated calcium 

carbonate 

110 

天然せっこう 

天然に産出するせっこう。CaSO4・2H2Oの形のものが多い。II
型無水せっこうの形で産出する場合もある。 

natural gypsum 

111 

陶磁器型材用せっ

こう 

陶磁器の製造に使用する型材用せっこう。原料せっこう(天然
せっこう,化学せっこう及びふるがたせっこう)から焼成した
焼せっこう。015型材用せっこうを参照(JIS R 9111参照)。 

plaster of Paris mold 

for pottery 

112 

透せっこう 

(とうせっこう)

CaSO4・2H2O。純白結晶性のほとんど透明な天然せっこう。セ
レナイトともいう。 

selenite 

113 

土中窯 

(どちゅうがま)

山などの傾斜面に石積みで炉を形成し,周囲を土で埋めてつく
る石灰立窯。 

Japanese early lime 

kiln,  

conventional lime kiln 

114 

ドロマイト 

CaMg(CO3)2。菱面体(三方晶)系。密度2.87 g/cm3。1次分解
温度約800 ℃,2次分解温度約900 ℃。CaMg(CO3)2の複塩を
主成分とする岩石で,苦灰石,白雲石ともいう。 

dolomite 

115 

ドロマイトクリン

カー 

天然ドロマイトを高温焼成したもので,製鋼用耐火物の原料。 dolomite clinker,  

dead-burned dolomite 

116 

ドロマイトプラス

ター 

ドロマイトを軽焼,消化,粉砕してつくる左官材料。上塗り用
と下塗り用とがある(JIS A 6903参照)。 

dolomite plaster,  
dolomitic lime plaster 

117 

流し込み開始時間 

焼せっこうを水に投入し始めてから流し込み成形ができる適
度な粘性のスラリーになるまでの時間(JIS R 9112参照)。 

− 

118 

生焼け 

151未分解物を参照。 

half-burned 

119 

軟焼生石灰 

(なんしょうき
せっかい) 

036軽焼生石灰を参照。 

soft-burned lime,  
soft burnt lime 

120 

II型無水せっこう 

CaSO4。161硫酸カルシウム無水和物を参照。 

II・anhydrite 

121 

二水せっこう 

CaSO4・2H2O。159硫酸カルシウム二水和物を参照。 

gypsum dihydrate 

122 

ぬれ引張強さ 

焼せっこうを水に投入し始めてから2時間後の試験片の引張強
さ(JIS R 9112参照)。 

wet tensile strength 

123 

粘度係数 

左官用消石灰,ドロマイトプラスターなどの塗りやすさを示す
係数(JIS A 6902及びJIS A 6903参照)。 

viscosity coefficient 

124 

排煙脱硫せっこう 

硫黄酸化物公害を防止するため発電所,工場などに設けた排脱
装置から副生する化学せっこう。排脱せっこう又は脱硫せっこ
うともいう。 

flue-gas gypsum,  
desulfogypsum 

125 

白雲石 

(はくうんせき)

CaMg(CO3)2。114ドロマイトを参照。 

dolomite 

126 

白墨 

焼せっこう又は炭酸カルシウムを主材として成形し,黒板その
他に使用する用品。チョークともいう(JIS S 6009参照)。 

chalk 

127 

バテライト 

CaCO3。六方晶系。密度2.54 g/cm3。炭酸カルシウムの同質多
形の一つ。天然鉱物としては見い出されず,一般的にはカルサ
イトを合成する際に見い出されるが,単一相として合成するこ
とは極めて難しい。 

vaterite 

128 

半水せっこう 

CaSO4・1/2H2O。160硫酸カルシウム半水和物を参照。 

gypsum hemihydrate 

background image

R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

129 

ビカー針装置 

焼せっこうその他の凝結時間を測定する装置(JIS A 6902,JIS 
A 6903,JIS A 6904,JIS R 5201及びJIS R 9112参照)。 

Vicat (needle) 

apparatus 

130 

標準混水比 

プラスター類を適量の水と練ることで標準軟度とするに要す
る水とプラスターとの質量割合。標準軟度は,ビカー針装置の
軟度測定用棒を降ろして針入り深さを測定する。標準混水量と
もいう(JIS A 6902,JIS A 6903及びJIS A 6904参照)。 

mixing water amount 

for normal 
consistency 

131 

標準軟度 

左官用消石灰,ドロマイトプラスター,せっこうプラスターの
凝結,安定性,粘度,強さなどの試験を行う場合のペースト及
びモルタルの標準の軟らかさ(JIS A 6902,JIS A 6903及びJIS 
A 6904参照)。 

normal consistency 

132 

表面吸水量 

シージングせっこうボードなどの表面吸水試験において3時間
後の表面から吸水した水の質量(JIS A 6901参照)。 

surface water 

absorption 

133 

副産石灰 

アセチレン製造の際に副生するカーバイド石灰その他各種工
業から副生する石灰の総称。 

by-product lime 

134 

副産せっこう 

各種工業の中和又は複分解の過程から副生する化学せっこう。 by-product gypsum 

135 

ふけ 

左官用消石灰,ドロマイトプラスターなどの左官施工後,未消
化物が消化して噴出するもの。蒸気試験によって調べる(JIS A 
6902及びJIS A 6903参照)。 

popping and pitting 

136 

(消石灰の)付着

水 

消石灰の結晶構造内に取り込まれていない水。 

free moisture 

137 

普通硬質せっこう

ボード 

耐衝撃性が強化せっこうボードの1.2倍以上,曲げ破壊荷重が
せっこうボードの1.3倍以上硬質なもの。間仕切・通路・廊下
などの壁・腰壁などに用いられる(JIS A 6901参照)。 

gypsum 

board-regular-hard 
type 

138 

ふっ酸せっこう 

ホタル石と濃硫酸を用いてふっ化水素を発生させる過程から
副生する化学せっこう。 

fluorogypsum 

139 

不燃積層せっこう

ボード 

せっこうボードの表紙に不燃性の原紙を用い製造したせっこ
うボード。壁及び天井の下地材に用いる。また,仕上げ材用と
して不燃性表紙に化粧を施したものもある(JIS A 6901参照)。 

non combustible 

laminated gypsum 
board 

140 

ふるがたせっこう 

陶磁器成形のせっこう型で摩耗又は欠損などによって型とし
て使用不可能になったもの。せっこう原料として再利用される
こともある。 

waste mold gypsum 

141 

β型半水せっこう 

β・CaSO4・1/2H2O。160硫酸カルシウム半水和物を参照。 

β・gypsum hemihydrate  

142 

方解石 

CaCO3。018カルサイトを参照。 

calcite 

143 

防水剤 

せっこうボードの水,湿分による強度劣化に抵抗性をもたせる
ために用いる防水性又ははっ水性を与える添加剤。アスファル
ト・ワックスエマルジョンその他がある。 

waterproofing agent 

144 

ぼう硝せっこう 

塩化カルシウムにぼう硝(硫酸ナトリウム+水和物)を反応さ
せる過程から副生する化学せっこう。 

sodagypsum 

145 

膨張性亀裂 

左官用消石灰,ドロマイトプラスターなどの左官施工後,未消
化物の消化膨張によって生じる亀裂。安定性試験によって調べ
る(JIS A 6902及びJIS A 6903参照)。 

expansion crack 

146 

舗装用石灰石粉 

(ほそうようせ
っかいせきふん)

アスファルト舗装などのれき(瀝)青舗装にフィラーとして用
いられる石灰石粉(JIS A 5008参照)。 

limestone filler for 

bituminous paving 
mixtures 

147 

マグネシア 

059酸化マグネシウムを参照。 

magnesia 

148 

曲げ破壊荷重 

せっこうボードの上部から集中荷重をスパン中央の全幅に
徐々に加え,試験片が破壊したときの荷重(JIS A 6901参照)。 

breaking load at 

bending 

149 

マルテンス型引っ

かき硬度計 

プラスター類の硬化した表面の硬度を調べる試験装置(JIS A 
6902及びJIS A 6903参照)。 

scratch tester of 

Martens type 

background image

10 

R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

150 

(型材用せっこう

の)見掛の終結
時間 

型材用せっこうの凝結過程の一つで,焼せっこうを水中に投入
し始めてから物理的な硬化がほぼ終了するまでの時間の指標。
ビカー針装置を用いて測定する(JIS R 9112参照)。 

apparent final setting 

time 

151 

未分解物 

石灰石又はドロマイトをか焼したとき,か焼産物中に未分解の
まま残ったもの(JIS R 0305参照)。 

undecomposed residue 

152 

無水せっこう 

CaSO4。161硫酸カルシウム無水和物を参照。 

anhydrite 

153 

焼せっこう 

二水せっこうを120〜200 ℃程度の温度でか焼して得られる水
和硬化性粉状物で,半水せっこうを主成分とする物質名。 

calcined gypsum,  
plaster of Paris,  
stucco 

154 

焼出量 

(やきだしりょ
う) 

炉から出てくる生石灰及び軽焼ドロマイトなどの量。t/日の単
位で表すことが多い。 

out-put 

155 

有効石灰 

石灰中に含まれる有効な酸化カルシウムの含有量。使用目的に
よって各種の試験方法がある。 

available lime 

156 

(せっこうの)遊

離酸 

一定量の水に溶出する酸分。H2SO4換算値を含有率で表す(JIS 
R 9101参照)。 

free acid,  
acidity 

157 

硫安せっこう 

硫安に消石灰を反応させてアンモニアを回収する過程から副
生する化学せっこう。 

reammonogypsum 

158 

硫酸カルシウム 

CaSO4の総称。水和形式ではCaSO4・2H2O(二水せっこう),
CaSO4・1/2H2O(半水せっこう),CaSO4(無水せっこう)の3
種類がある。試薬(JIS K 8963)ではその二水和物(CaSO4・2H2O)
だけを指す。せっこうともいう。 

calcium sulfate 

159 

硫酸カルシウム二

水和物 

CaSO4・2H2O。単斜晶系。天然に産出する。各種工業で副生さ
れるものもあり,含有成分により色相が異なることがある。密
度2.31〜2.33 g/cm3。二水せっこうともいう。 

calcium sulfate 

dihydrate 

160 

硫酸カルシウム半

水和物 

CaSO4・1/2H2O。三方晶系。結晶状態の差異によってα型(密
度2.76 g/cm3)とβ型(密度2.64 g/cm3)とがある。半水せっこ

うともいう。また,これを主成分とするものを焼せっこうとも
いう。 

calcium sulfate 

hemihydrate 

161 

硫酸カルシウム無

水和物 

CaSO4。III型(六方晶系,密度α型2.59 g/cm3,β型2.48 g/cm3),
II型(斜方晶系,密度2.96 g/cm3),I型(立方晶系)の3種類
がある。天然に産出するのはII型で,硬せっこう又は無水せっ
こうともいう。工業的には硫酸カルシウム半水和物を加熱して
得られるが,低温側からIII型,II型,I型の順に転移する。 

anhydrous calcium 

sulfate 

162 

りん酸せっこう 

湿式りん酸の製造過程から副生する化学せっこう。 

phosphogypsum 

background image

11 

R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

用語索引(用語の分類) 

用語 

番号 

英語 

鉱物 

アラゴナイト 

002 

aragonite 

アラバスター 

003 

alabaster 

カルサイト 

018 

calcite 

セレナイト 

097 

selenite 

ドロマイト 

114 

dolomite 

バテライト 

127 

vaterite 

鉱物(和名) 

あられ石 

004 

aragonite 

苦灰石(くかいせき) 

034 

dolomite 

雪花せっこう(せっかせっこう) 

088 

alabaster 

繊維せっこう 

098 

satin spar 

天然せっこう 

110 

natural gypsum 

透せっこう(とうせっこう) 

112 

selenite 

白雲石(はくうんせき) 

125 

dolomite 

方解石 

142 

calcite 

化合物名 

亜硫酸カルシウム 

005 

calcium sulfite 

酸化カルシウム 

058 

calcium oxide 

酸化マグネシウム 

059 

magnesium oxide 

水酸化カルシウム 

076 

calcium hydroxide 

水酸化ドロマイト 

077 

hydrated dolomitic lime 

水酸化マグネシウム 

078 

magnesium hydroxide 

炭酸カルシウム 

107 

calcium carbonate 

硫酸カルシウム 

158 

calcium sulfate 

硫酸カルシウム二水和物 

159 

calcium sulfate dihydrate 

硫酸カルシウム半水和物 

160 

calcium sulfate hemihydrate 

硫酸カルシウム無水和物 

161 

anhydrous calcium sulfate 

慣用名 

カルシア 

019 

calcia 

マグネシア 

147 

magnesia 

試験及び性能値 

圧縮強さ 

001 

compressive strength 

安定性試験 

007 

soundness test 

吸水性試験 

024 

water absorption test 

凝結時間 

028 

setting time 

硬度試験 

051 

hardness test,  
pencil hardness test 

始発時間 

069 

initial setting time 

蒸気試験 

074 

steaming test 

終結時間 

075 

final setting time 

水和反応性試験 

081 

slaking rate of quicklime 

全吸水率 

099 

water absorption content 

粗粒滴定試験 

101 

coarse grain titration 

耐火炎性試験 

102 

flame resistance test 

耐衝撃性試験 

103 

impact resistance test 

流し込み開始時間 

117 

− 

ぬれ引張強さ 

122 

wet tensile strength 

ビカー針装置 

129 

Vicat (needle) apparatus 

表面吸水量 

132 

surface water absorption 

background image

12 

R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

用語 

番号 

英語 

曲げ破壊荷重 

148 

breaking load at bending 

マルテンス型引っかき硬度計 

149 

scratch tester of Martens type 

(型材用せっこうの)見掛の終結時間 

150 

apparent final setting time 

品質特性 

開孔率 

010 

rate of hole area 

(せっこうの)化合水 

013 

combined water 

含水率 

020 

water content 

吸油量 

026 

oil absorption 

凝結膨張 

032 

setting expansion 

混水量 

054 

mixing water amount 

残留CO2 

061 

rest carbon dioxide 

(せっこうの)水分の付着率 

079 

free water 

(せっこうの)水溶性りん酸 

080 

water soluble phosphoric acid 

(白墨の)折損強度(せっそんきょうど) 

094 

bending strength 

生焼け 

118 

half-burned 

粘度係数 

123 

viscosity coefficient 

標準混水比 

130 

mixing water amount for normal consistency 

標準軟度 

131 

normal consistency 

ふけ 

135 

popping and pitting 

膨張性亀裂 

145 

expansion crack 

未分解物 

151 

undecomposed residue 

有効石灰 

155 

available lime 

(せっこうの)遊離酸 

156 

free acid,  
acidity 

製造プロセス 

加圧消化 

009 

pressure hydration 

か焼 

014 

calcination,  
calcining 

(消石灰の)結合水 

041 

combined water 

混和材料 

055 

admixture 

自然消化 

067 

air slaking 

熟成 

071 

aging 

消化 

072 

hydration,  
slaking 

石灰焼成用窯炉(せっかいしょうせいようようろ) 

085 

lime kiln 

竪窯(たてがま) 

105 

shaft kiln,  
vertical kiln 

土中窯(どちゅうがま) 

113 

Japanese early lime kiln,  
conventional lime kiln 

(消石灰の)付着水 

136 

free moisture 

焼出量(やきだしりょう) 

154 

out-put 

せっこう製品の原材料 

α型半水せっこう 

006 

α・gypsum hemihydrate 

化学せっこう 

012 

chemical gypsum 

可溶性無水せっこう 

017 

soluble anhydrite 

凝結促進剤 

029 

setting accelerator 

凝結遅延剤 

030 

setting retarder 

凝結調整剤 

031 

setting modifier 

硬せっこう(こうせっこう) 

049 

anhydrite 

III型無水せっこう 

060 

III・anhydrite 

製錬せっこう 

083 

scouring gypsum 

せっこう 

089 

gypsum 

せっこうボード用原紙 

092 

lining paper for gypsum board 

接着増強剤 

095 

− 

セメント用せっこう 

096 

gypsum for Portland cement retarder 

background image

13 

R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

用語 

番号 

英語 

増粘剤 

100 

viscosity improver 

チタンせっこう 

108 

titanogypsum 

II型無水せっこう 

120 

II・anhydrite 

二水せっこう 

121 

gypsum dihydrate 

排煙脱硫せっこう 

124 

flue-gas gypsum,  
desulfogypsum 

半水せっこう 

128 

gypsum hemihydrate 

副産せっこう 

134 

by-product gypsum 

ふっ酸せっこう 

138 

fluorogypsum 

ふるがたせっこう 

140 

waste mold gypsum 

β型半水せっこう 

141 

β・gypsum hemihydrate 

防水剤 

143 

waterproofing agent 

ぼう硝せっこう 

144 

sodagypsum 

無水せっこう 

152 

anhydrite 

焼せっこう 

153 

calcined gypsum,  
plaster of Paris,  
stucco 

硫安せっこう 

157 

reammonogypsum 

りん酸せっこう 

162 

phosphogypsum 

せっこうボード・プラスター等 

医療用せっこう 

008 

medical (gypsum) plaster 

型材用せっこう 

015 

molding (gypsum) plaster 

既調合プラスター 

022 

plaster proportioned at work site 

吸音用あなあきせっこうボード 

023 

perforated gypsum board for acoustic use 

吸放湿せっこうボード 

025 

gypsum board-humidity control type 

強化せっこうボード 

027 

fire-resistant gypsum board 

キーンスセメント 

033 

Keene's cement 

化粧硬質せっこうボード 

039 

decorated gypsum board-hard type 

化粧せっこうボード 

040 

decorated gypsum board 

現場調合プラスター 

042 

preproportioned plaster 

工業用せっこう 

044 

industrial (gypsum) plaster 

硬質せっこう 

045 

hard (gypsum) plaster 

構造用せっこうボード 

050 

fire-resistant gypsum board-structure type 

歯科用硬質せっこう 

063 

dental stone 

歯科用焼せっこう 

064 

dental plaster 

シージング硬質せっこうボード 

065 

gypsum sheathing board-hard type 

シージングせっこうボード 

066 

gypsum sheathing board 

せっこうプラスター 

090 

gypsum plaster 

せっこうボード 

091 

gypsum board,  
gypsum plaster board 

せっこうラスボード 

093 

gypsum lath board 

陶磁器型材用せっこう 

111 

plaster of Paris mold for pottery 

普通硬質せっこうボード 

137 

gypsum board-regular-hard type 

不燃積層せっこうボード 

139 

non combustible laminated gypsum board 

石灰石等 

ご粉(ごふん) 

052 

whiting 

重質炭酸カルシウム 

070 

ground calcium carbonate,  
heavy calcium carbonate 

石灰石 

086 

limestone 

大理石 

104 

marble 

炭カル 

106 

calcium carbonate 

白墨 

126 

chalk 

舗装用石灰石粉(ほそうようせっかいせきふん) 

146 

limestone filler for bituminous paving mixtures 

生石灰 

貝灰(かいばい) 

011 

shell lime 

background image

14 

R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

用語 

番号 

英語 

硬焼生石灰(かたやききせっかい) 

016 

hard-burned lime,  
hard-burnt lime 

生石灰(きせっかい) 

021 

quicklime 

軽焼生石灰(けいしょうきせっかい) 

036 

soft-burned lime,  
soft burnt lime 

工業用石灰 

043 

industrial lime 

硬焼生石灰(こうしょうきせっかい) 

047 

hard-burned lime,  
hard-burnt lime 

再生石灰 

056 

reclaimed lime 

塩焼石灰(しおやきせっかい) 

062 

quicklime calcined with salt addition 

生石灰(せいせっかい) 

082 

quicklime 

石灰 

084 

lime 

軟焼生石灰(なんしょうきせっかい) 

119 

soft-burned lime,  
soft burnt lime 

副産石灰 

133 

by-product lime 

消石灰 

左官用消石灰 

057 

plastering lime 

しっくい 

068 

Japanese lime plaster 

消石灰 

073 

hydrated lime,  
slaked lime 

石灰乳 

087 

milk of lime 

軽質炭酸カルシウム 

軽質炭酸カルシウム 

035 

precipitated calcium carbonate,  
light calcium carbonate 

膠質炭酸カルシウム(こうしつたんさんかるしうむ) 

046 

colloidal precipitated calcium carbonate 

コロイド性炭酸カルシウム 

053 

colloidal precipitated calcium carbonate 

沈降性炭酸カルシウム 

109 

precipitated calcium carbonate 

ドロマイト・マグネシア 

軽焼ドロマイト(けいしょうどろまいと) 

037 

soft-burned dolomite,  
dolomite quicklime,  
soft-burnt dolomite 

軽焼マグネシア(けいしょうまぐねしあ) 

038 

soft-burned magnesia,  
soft burnt magnesia 

合成ドロマイトクリンカー 

048 

synthetic dolomite clinker 

ドロマイトクリンカー 

115 

dolomite clinker,  
dead-burned dolomite 

ドロマイトプラスター 

116 

dolomite plaster,  
dolomitic lime plaster 

白墨 

白墨 

126 

chalk 

background image

15 

R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

英語索引(アルファベット順) 

英語 

番号 

用語 

【A】 

acidity 

156 

(せっこうの)遊離酸 

admixture 

055 

混和材料 

aging 

071 

熟成 

air slaking 

067 

自然消化 

alabaster 

003 

アラバスター 

alabaster 

088 

雪花せっこう(せっかせっこう) 

anhydrite 

049 

硬せっこう(こうせっこう) 

anhydrite 

152 

無水せっこう 

II・anhydrite 

120 

II型無水せっこう 

III・anhydrite 

060 

III型無水せっこう 

anhydrous calcium sulfate 

161 

硫酸カルシウム無水和物 

apparent final setting time 

150 

(型材用せっこうの)見掛の終結時間 

aragonite 

002 

アラゴナイト 

aragonite 

004 

あられ石 

available lime 

155 

有効石灰 

【B】 

bending strength 

094 

(白墨の)折損強度(せっそんきょうど) 

breaking load at bending 

148 

曲げ破壊荷重 

by-product gypsum 

134 

副産せっこう 

by-product lime 

133 

副産石灰 

【C】 

calcia 

019 

カルシア 

calcination 

014 

か焼 

calcined gypsum 

153 

焼せっこう 

calcining 

014 

か焼 

calcite 

018 

カルサイト 

calcite 

142 

方解石 

calcium carbonate 

106 

炭カル 

calcium carbonate 

107 

炭酸カルシウム 

calcium hydroxide 

076 

水酸化カルシウム 

calcium oxide 

058 

酸化カルシウム 

calcium sulfate 

158 

硫酸カルシウム 

calcium sulfate dihydrate 

159 

硫酸カルシウム二水和物 

calcium sulfate hemihydrate 

160 

硫酸カルシウム半水和物 

calcium sulfite 

005 

亜硫酸カルシウム 

chalk 

126 

白墨 

chemical gypsum 

012 

化学せっこう 

coarse grain titration 

101 

粗粒滴定試験 

colloidal precipitated calcium carbonate 

053 

コロイド性炭酸カルシウム 

colloidal precipitated calcium carbonate 

046 

膠質炭酸カルシウム(こうしつたんさんかるしうむ) 

combined water 

013 

(せっこうの)化合水 

combined water 

041 

(消石灰の)結合水 

compressive strength 

001 

圧縮強さ 

conventional lime kiln 

113 

土中窯(どちゅうがま) 

【D】 

dead-burned dolomite 

115 

ドロマイトクリンカー 

decorated gypsum board 

040 

化粧せっこうボード 

decorated gypsum board-hard type 

039 

化粧硬質せっこうボード 

dental plaster 

064 

歯科用焼せっこう 

dental stone 

063 

歯科用硬質せっこう 

background image

16 

R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

英語 

番号 

用語 

desulfogypsum 

124 

排煙脱硫せっこう 

dolomite 

034 

苦灰石(くかいせき) 

dolomite 

114 

ドロマイト 

dolomite 

125 

白雲石(はくうんせき) 

dolomite clinker 

115 

ドロマイトクリンカー 

dolomite plaster 

116 

ドロマイトプラスター 

dolomite quicklime 

037 

軽焼ドロマイト(けいしょうどろまいと) 

dolomitic lime plaster 

116 

ドロマイトプラスター 

【E】 

expansion crack 

145 

膨張性亀裂 

【F】 

final setting time 

075 

終結時間 

fire-resistant gypsum board-structure type 

050 

構造用せっこうボード 

fire-resistant gypsum board 

027 

強化せっこうボード 

flame resistance test 

102 

耐火炎性試験 

flue-gas gypsum 

124 

排煙脱硫せっこう 

fluorogypsum 

138 

ふっ酸せっこう 

free acid 

156 

(せっこうの)遊離酸 

free moisture 

136 

(消石灰の)付着水 

free water 

079 

(せっこうの)水分の付着率 

【G】 

ground calcium carbonate 

070 

重質炭酸カルシウム 

gypsum 

089 

せっこう 

gypsum board 

091 

せっこうボード 

gypsum board-humidity control type 

025 

吸放湿せっこうボード 

gypsum board-regular-hard type 

137 

普通硬質せっこうボード 

gypsum dihydrate  

121 

二水せっこう 

gypsum for Portland cement retarder 

096 

セメント用せっこう 

gypsum hemihydrate 

128 

半水せっこう 

α・gypsum hemihydrate 

006 

α型半水せっこう 

β・gypsum hemihydrate 

141 

β型半水せっこう 

gypsum lath board 

093 

せっこうラスボード 

gypsum plaster 

090 

せっこうプラスター 

gypsum plaster board 

091 

せっこうボード 

gypsum sheathing board 

066 

シージングせっこうボード 

gypsum sheathing board-hard type 

065 

シージング硬質せっこうボード 

【H】 

half-burned 

118 

生焼け 

hard-burned lime 

016 

硬焼生石灰(かたやききせっかい) 

hard-burned lime 

047 

硬焼生石灰(こうしょうきせっかい) 

hard-burnt lime 

016 

硬焼生石灰(かたやききせっかい) 

hard-burnt lime 

047 

硬焼生石灰(こうしょうきせっかい) 

hard (gypsum) plaster 

045 

硬質せっこう 

hardness test 

051 

硬度試験 

heavy calcium carbonate 

070 

重質炭酸カルシウム 

hydrated dolomitic lime 

077 

水酸化ドロマイト 

hydrated lime 

073 

消石灰 

hydration 

072 

消化 

【I】 

impact resistance test 

103 

耐衝撃性試験 

industrial (gypsum) plaster 

044 

工業用せっこう 

industrial lime 

043 

工業用石灰 

background image

17 

R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

英語 

番号 

用語 

initial setting time 

069 

始発時間 

【J】 

Japanese early lime kiln 

113 

土中窯(どちゅうがま) 

Japanese lime plaster 

068 

しっくい 

【K】 

Keene's cement 

033 

キーンスセメント 

【L】 

light calcium carbonate 

035 

軽質炭酸カルシウム 

lime 

084 

石灰 

lime kiln 

085 

石灰焼成用窯炉(せっかいしょうせいようようろ) 

limestone 

086 

石灰石 

limestone filler for bituminous paving mixtures 

146 

舗装用石灰石粉(ほそうようせっかいせきふん) 

lining paper for gypsum board 

092 

せっこうボード用原紙 

【M】 

magnesia 

147 

マグネシア 

magnesium hydroxide 

078 

水酸化マグネシウム 

magnesium oxide 

059 

酸化マグネシウム 

marble 

104 

大理石 

medical (gypsum) plaster 

008 

医療用せっこう 

milk of lime 

087 

石灰乳 

mixing water amount 

054 

混水量 

mixing water amount for normal consistency 

130 

標準混水比 

molding (gypsum) plaster 

015 

型材用せっこう 

【N】 

natural gypsum 

110 

天然せっこう 

non combustible laminated gypsum board 

139 

不燃積層せっこうボード 

normal consistency 

131 

標準軟度 

【O】 

oil absorption 

026 

吸油量 

out-put 

154 

焼出量(やきだしりょう) 

【P】 

pencil hardness test 

051 

硬度試験 

perforated gypsum board for acoustic use 

023 

吸音用あなあきせっこうボード 

phosphogypsum 

162 

りん酸せっこう 

plastering lime 

057 

左官用消石灰 

plaster of Paris 

153 

焼せっこう 

plaster of Paris mold for pottery 

111 

陶磁器型材用せっこう 

plaster proportioned at work site 

022 

既調合プラスター 

popping and pitting 

135 

ふけ 

precipitated calcium carbonate 

035 

軽質炭酸カルシウム 

precipitated calcium carbonate 

109 

沈降性炭酸カルシウム 

preproportioned plaster 

042 

現場調合プラスター 

pressure hydration 

009 

加圧消化 

【Q】 

quicklime 

021 

生石灰(きせっかい) 

quicklime 

082 

生石灰(せいせっかい) 

quicklime calcined with salt addition 

062 

塩焼石灰(しおやきせっかい) 

background image

18 

R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

英語 

番号 

用語 

【R】 

rate of hole area 

010 

開孔率 

reammonogypsum 

157 

硫安せっこう 

reclaimed lime 

056 

再生石灰 

rest carbon dioxide 

061 

残留CO2 

【S】 

satin spar 

098 

繊維せっこう 

scouring gypsum 

083 

製錬せっこう 

scratch tester of Martens type 

149 

マルテンス型引っかき硬度計 

selenite 

097 

セレナイト 

selenite 

112 

透せっこう(とうせっこう) 

setting accelerator 

029 

凝結促進剤 

setting expansion 

032 

凝結膨張 

setting modifier 

031 

凝結調整剤 

setting retarder 

030 

凝結遅延剤 

setting time 

028 

凝結時間 

shaft kiln 

105 

竪窯(たてがま) 

shell lime 

011 

貝灰(かいばい) 

slaked lime 

073 

消石灰 

slaking 

072 

消化 

slaking rate of quicklime 

081 

水和反応性試験 

sodagypsum 

144 

ぼう硝せっこう 

soft-burned dolomite 

037 

軽焼ドロマイト(けいしょうどろまいと) 

soft-burned lime 

036 

軽焼生石灰(けいしょうきせっかい) 

soft-burned lime 

119 

軟焼生石灰(なんしょうきせっかい) 

soft-burned magnesia 

038 

軽焼マグネシア(けいしょうまぐねしあ) 

soft-burnt dolomite 

037 

軽焼ドロマイト(けいしょうどろまいと) 

soft burnt lime 

036 

軽焼生石灰(けいしょうきせっかい) 

soft burnt lime 

119 

軟焼生石灰(なんしょうきせっかい) 

soft burnt magnesia 

038 

軽焼マグネシア(けいしょうまぐねしあ) 

soluble anhydrite 

017 

可溶性無水せっこう 

soundness test 

007 

安定性試験 

steaming test 

074 

蒸気試験 

stucco 

153 

焼せっこう 

surface water absorption 

132 

表面吸水量 

synthetic dolomite clinker 

048 

合成ドロマイトクリンカー 

【T】 

titanogypsum 

108 

チタンせっこう 

【U】 

undecomposed residue 

151 

未分解物 

【V】 

vaterite 

127 

バテライト 

vertical kiln 

105 

竪窯(たてがま) 

Vicat (needle) apparatus 

129 

ビカー針装置 

viscosity coefficient 

123 

粘度係数 

viscosity improver 

100 

増粘剤 

【W】 

waste mold gypsum 

140 

ふるがたせっこう 

water absorption content 

099 

全吸水率 

water absorption test 

024 

吸水性試験 

water content 

020 

含水率 

background image

19 

R 9200:2016  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

英語 

番号 

用語 

waterproofing agent 

143 

防水剤 

water soluble phosphoric acid 

080 

(せっこうの)水溶性りん酸 

wet tensile strength 

122 

ぬれ引張強さ 

whiting 

052 

ご粉(ごふん)