R 9200:2016
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
用語索引(用語の分類) ······································································································· 11
英語索引(アルファベット順) ······························································································ 15
R 9200:2016
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,無機マテリアル学
会(IMJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS R 9200:1999は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
R 9200:2016
せっこう及び石灰に関する用語
Glossary of terms related to gypsum and lime
序文
この規格は,1969年に制定されて以来,改正,確認が行われてきた。せっこう及び石灰工業の技術革新
に伴い関連する日本工業規格にもかなりの改正,廃止,統合が繰り返され,これらをこの規格にどのよう
に反映させ,また近年の技術の動向を盛り込むかが大きな課題であった。
今回の改正に当たっては,せっこう及び石灰に関する用語並びに定義を全体的に見直すこととした。す
なわち,学会又は関係業界で使用されている用語,その慣用語,英語を中心とした外来語由来の用語につ
いて,実情に即した内容とするべく改正を行った。
1
適用範囲
この規格は,せっこう及び石灰に関連する主な用語及び定義について規定する。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 5008 舗装用石灰石粉
JIS A 6301 吸音材料
JIS A 6901 せっこうボード製品
JIS A 6902 左官用消石灰
JIS A 6903 ドロマイトプラスター
JIS A 6904 せっこうプラスター
JIS K 8617 炭酸カルシウム(試薬)
JIS K 8963 硫酸カルシウム二水和物(試薬)
JIS R 0305 石灰焼成用窯炉の熱勘定方式
JIS R 5201 セメントの物理試験方法
JIS R 9001 工業用石灰
JIS R 9101 セッコウの化学分析方法
JIS R 9111 陶磁器型材用せっこう
JIS R 9112 陶磁器型材用せっこうの物理試験方法
JIS R 9151 セメント用天然せっこう
JIS S 6009 白墨
JIS T 6604 歯科用焼石こう(膏)
2
R 9200:2016
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JIS T 6605 歯科用硬質石こう(膏)
3
用語及び定義
用語及び定義は,次による。また,参考のために対応英語を示す。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
001
圧縮強さ
a) 歯科用硬質せっこうの場合,
歯科用硬質せっこうと水を練和開始して60分±5分後の
供試体の圧縮強さ(JIS T 6605参照)。
b) 歯科用焼せっこうの場合,
歯科用焼せっこうと水を練和開始して60分±5分後の供
試体の圧縮強さ(JIS T 6604参照)。
compressive strength
002
アラゴナイト
CaCO3。斜方晶系。密度2.93 g/cm3。炭酸カルシウムの同質多
形の一つ。あられ石ともいう。
aragonite
003
アラバスター
CaSO4・2H2O。細かい結晶が集合した天然せっこうで,純度の
高いものをいうことが多い。外観は大理石に類似する。主に,
陶磁器型材用,模型用などの焼せっこう製品の原料である。雪
花せっこうともいう。
alabaster
004
あられ石
CaCO3。002アラゴナイトを参照。
aragonite
005
亜硫酸カルシウム
CaSO3の総称。天然には産出しない。四水和物(CaSO3・4H2O),
半水和物(CaSO3・1/2H2O),無水和物(CaSO3)の3種類が存
在する。四水和物は5 ℃以下で安定である。半水和物:斜方晶
系。密度2.50 g/cm3。室温では安定で,窒素中330〜360 ℃で
無水和物に脱水する。無水和物は水と練ると半水和物に水和,
硬化する。
calcium sulfite
006
α型半水せっこう
α-CaSO4・1/2H2O。三方晶系。密度2.76 g/cm3。二水せっこうを
加圧下で脱水し,1/2モルの化合水を保有した水和硬化性のあ
る硫酸カルシウム半水和物。主に水蒸気法,水溶液法などで得
られる。160硫酸カルシウム半水和物を参照。
α・gypsum hemihydrate
007
安定性試験
左官用消石灰,ドロマイトプラスターなどの左官施工後の安定
性を調べる試験(JIS A 6902及びJIS A 6903参照)。
soundness test
008
医療用せっこう
整形外科,美容整形などに用いられる半水せっこう。
medical (gypsum)
plaster
009
加圧消化
オートクレーブを用いて,加圧下で生石灰及び軽焼ドロマイト
を消化させる方法。短時間で消化できる。
pressure hydration
010
開孔率
吸音用あなあきせっこうボードの面積とそれに開けたあなの
合計面積との割合。百分率で表す(JIS A 6301参照)。
rate of hole area
011
貝灰
(かいばい)
貝殻をか焼した石灰。我が国では消石灰として,しっくい,食
品添加物などに用いられる。
shell lime
012
化学せっこう
天然せっこうの対語。各種工業で,中和又は複分解の化学反応
によって生成するせっこう。
chemical gypsum
013
(せっこうの)化
合水
硫酸カルシウムの結晶中に化合状態で含まれている水。硫酸カ
ルシウムに対して二水せっこうでは2モル,半水せっこうでは
1/2モル結合して結晶格子の安定化に寄与している水。
combined water
014
か焼
炭酸塩,水酸化物,水和物などを二酸化炭素若しくは水の一部,
又は全部が消失するまで焼く操作。
calcination,
calcining
015
型材用せっこう
陶磁器その他各種成形型に用いられる焼せっこう。
molding (gypsum)
plaster
3
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
016
硬焼生石灰
(かたやききせ
っかい)
石灰石を通常より高温で焼成した生石灰で,酸化カルシウムの
結晶が発達するため気孔率が少なく,反応性が低い。硬焼(こ
うしょう)生石灰ともいう。
hard-burned lime,
hard-burnt lime
017
可溶性無水せっこ
う
半水せっこうを加熱したときに初めに生成する無水せっこう
で,水和硬化性がある。組成式はIII・CaSO4。161硫酸カルシウ
ム無水和物を参照。
soluble anhydrite
018
カルサイト
CaCO3。菱面体晶系(三方晶系)。密度2.71 g/cm3。分解温度
898 ℃(101.3 kPa)。炭酸カルシウムの同質多形の一つ。方解
石ともいう。
calcite
019
カルシア
058酸化カルシウムを参照。
calcia
020
含水率
a) せっこうボードの場合,
せっこうボードに残存している水分量で,40 ℃±2 ℃
で蒸発する水分量の乾燥質量に対する割合(JIS A 6901参
照)。
b) 白墨の場合,
白墨の成形乾燥製品に残存している水分で,45 ℃±
5 ℃で蒸発する量。百分率で表す(JIS S 6009参照)。
water content
021
生石灰
(きせっかい)
石灰石をか焼したもので,主成分は酸化カルシウム。水を加え
ると水和して消石灰となる。生(せい)石灰ともいう。
quicklime
022
既調合プラスター
あらかじめ骨材,混和材料が混入されており,建築現場におい
て水を加えるだけで使用できるせっこうプラスター(JIS A
6904参照)。
plaster proportioned at
work site
023
吸音用あなあきせ
っこうボード
吸音を目的として所定のあなを表面から裏面まで貫通させた
せっこうボード。紙,不燃紙,ガラス繊維などで裏打ちしたも
のもある(JIS A 6301参照)。
perforated gypsum
board for acoustic
use
024
吸水性試験
シージングせっこうボートなどの吸水性を調べる試験で,全吸
水試験と表面吸水試験がある(JIS A 6901参照)。
water absorption test
025
吸放湿せっこうボ
ード
建築物室内の湿度を一定範囲内に保つために壁及び天井の下
地材及び仕上材として用いられる吸放湿性能をもつせっこう
ボード(JIS A 6901参照)。
gypsum
board-humidity
control type
026
吸油量
炭酸カルシウムの品質試験の一つで,流動パラフィンなどの最
大吸収量。
oil absorption
027
強化せっこうボー
ド
火災時の火炎に対して特に高い防火性能をもつせっこうボー
ド。せっこう芯に無機質繊維材料などを分散混入して防火性能
を高め,ひび割れ,脱落を防止する(JIS A 6901参照)。
fire-resistant gypsum
board
028
凝結時間
焼せっこう,せっこうプラスターなどの水和硬化性をもつ硫酸
カルシウムが水和の過程で固化する時間で,混水開始時から凝
結固化するまでの時間(JIS A 6904及びJIS R 9112参照)。
setting time
029
凝結促進剤
焼せっこう及び無水せっこうなどの水和反応を速め,凝結を促
進するために用いられる添加剤。
setting accelerator
030
凝結遅延剤
せっこうプラスターの水和反応を遅らせ,凝結に要する時間を
長くするために用いられる添加剤。例えば,たんぱく質の加水
分解物その他。凝結遅緩剤ともいう。
setting retarder
031
凝結調整剤
凝結時間の調整又は混練後のせっこうスラリーの性状の調整
などのために用いる添加剤の総称。
setting modifier
032
凝結膨張
焼せっこう,硬質せっこうなどが凝結するときの膨張現象。
setting expansion
033
キーンスセメント
無水せっこう系プラスターの一種で,二水せっこうを低温焼成
して半水せっこうとし,硬化促進液を加えた後,更に500 ℃以
上で焼成してII型無水せっこうとして微粉砕したもの。無水せ
っこう系プラスターの総称を意味することもある。
Keene's cement
4
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番号
用語
定義
対応英語(参考)
034
苦灰石
(くかいせき)
CaMg(CO3)2。114ドロマイトを参照。
dolomite
035
軽質炭酸カルシウ
ム
109沈降性炭酸カルシウムを参照。
precipitated calcium
carbonate,
light calcium carbonate
036
軽焼生石灰
(けいしょうき
せっかい)
多孔質で反応性が高い状態の生石灰をいう。軟焼(なんしょう)
生石灰ともいう。
soft-burned lime,
soft burnt lime
037
軽焼ドロマイト
(けいしょうど
ろまいと)
ドロマイトを反応性が高い状態にか焼したもの。製鋼用れんが
の溶損防止などに用いられる。
soft-burned dolomite,
dolomite quicklime,
soft-burnt dolomite
038
軽焼マグネシア
(けいしょうま
ぐねしあ)
マグネサイト又は水酸化マグネシウムを600〜800 ℃にか焼し
て得られる活性のある酸化マグネシウム。軽焼苦土ともいう。
soft-burned magnesia,
soft burnt magnesia
039
化粧硬質せっこう
ボード
普通硬質せっこうボードの性能を保持したまま,表面化粧を施
したもの。壁及び天井の仕上げ材などとして使用される(JIS A
6901参照)。
decorated gypsum
board-hard type
040
化粧せっこうボー
ド
せっこうボードの表面に印刷,オーバーレイ,塗装又は型押し
などで化粧加工し,そのまま仕上げ材料として建築物の内装に
用いられるせっこうボード(JIS A 6901参照)。
decorated gypsum
board
041
(消石灰の)結合
水
消石灰の結晶構造をつくるために必要な水をいう。付着水と区
別する。
combined water
042
現場調合プラスタ
ー
建築現場において骨材を調合の上,水と練り合わせて使用する
せっこうプラスター(JIS A 6904参照)。
preproportioned plaster
043
工業用石灰
鉄鋼,化学工業などの工業に用いる生石灰,軽焼ドロマイト及
び消石灰並びに水酸化ドロマイトで再生石灰及び副産石灰を
除く(JIS R 9001参照)。
industrial lime
044
工業用せっこう
型材用,医療用など建材用以外の用途に用いられる半水せっこ
う。
industrial (gypsum)
plaster
045
硬質せっこう
α型半水せっこうを多量に含むせっこうで,通常の焼せっこう
に比べ混水量が低く強度が高い。006 α型半水せっこうを参照。
hard (gypsum) plaster
046
膠質炭酸カルシウ
ム
(こうしつたん
さんかるしうむ)
053コロイド性炭酸カルシウムを参照。
colloidal precipitated
calcium carbonate
047
硬焼生石灰
(こうしょうき
せっかい)
016硬焼生石灰(かたやききせっかい)を参照。
hard-burned lime,
hard-burnt lime
048
合成ドロマイトク
リンカー
天然ドロマイトでつくるクリンカーに対して,耐火物に適切か
つ安定な品質になるように合成したマグネシア・カルシアクリ
ンカー。
synthetic dolomite
clinker
049
硬せっこう
(こうせっこう)
CaSO4。無水せっこうであるが,特にII型無水せっこうをいう。
天然でも産出する。161硫酸カルシウム無水和物を参照。
anhydrite
050
構造用せっこうボ
ード
強化せっこうボードの性能を保持したまま,くぎ側面抵抗を強
化したもので,側面抵抗によって,A種及びB種がある。耐力
壁用の面材(JIS A 6901参照)。
fire-resistant gypsum
board-structure type
051
硬度試験
プラスター類の硬化した表面の硬さを測定する試験(JIS A
6902,JIS A 6903及びJIS A 6904参照)。
hardness test,
pencil hardness test
052
ご粉
(ごふん)
日本画の絵の具の体質顔料その他に用いられる炭酸カルシウ
ムを主成分とする貝殻の微粉末。
whiting
5
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
053
コロイド性炭酸カ
ルシウム
沈降性炭酸カルシウムのうち,粒径が0.01〜0.1 μmと微細で,
立方体形をしたもの。膠質炭酸カルシウムともいう。
colloidal precipitated
calcium carbonate
054
混水量
半水せっこうを適当なスラリー状とするために要する水の量
(JIS R 9112参照)。
mixing water amount
055
混和材料
せっこうボードの性能を向上させるために用いられるガラス
繊維,ひる石などの補助材料の総称。
admixture
056
再生石灰
化学工業その他で使用した石灰を再利用するため,回収して再
か焼したもの。
reclaimed lime
057
左官用消石灰
しっくい塗りその他,建築物の左官工事に用いる消石灰で,上
塗り用と下塗り用とがある(JIS A 6902参照)。
plastering lime
058
酸化カルシウム
CaO。立方晶系。融点2 572 ℃。密度3.37 g/cm3。生石灰の主
成分。カルシアともいう。
calcium oxide
059
酸化マグネシウム
MgO。立方晶系。融点2 826 ℃。密度3.65 g/cm3。マグネシア
ともいう。
magnesium oxide
060
III型無水せっこう CaSO4。161硫酸カルシウム無水和物を参照。
III・anhydrite
061
残留CO2
石灰石をか焼したとき,生石灰中に炭酸カルシウムの形で残留
する二酸化炭素の量(JIS R 0305参照)。
rest carbon dioxide
062
塩焼石灰
(しおやきせっ
かい)
石灰石に対して0.1〜0.3 %の原塩などを添加してか焼した生石
灰。結晶が粗大化することで水和反応が緩やかに進行し,平板
状結晶が成長することでしっくい用途に適するなどの特徴が
ある。
quicklime calcined
with salt addition
063
歯科用硬質せっこ
う
歯科医療で用いる硬質せっこう。微粉砕された硫酸カルシウム
の半水和物を主成分とし,陰型,模型,又は歯型の作製及び義
歯埋没用に用いるもの(JIS T 6605参照)。
dental stone
064
歯科用焼せっこう
歯科医療で模型,印象などに用いる焼せっこう。微粉砕された
硫酸カルシウムの半水和物を主成分とし,口腔内印象,陰型,
模型,又は歯型の作製及び義歯埋没用に用いるもの(JIS T 6604
参照)。
dental plaster
065
シージング硬質せ
っこうボード
普通硬質せっこうボードの性質を保持したまま,防水処理を施
したもの。洗面所などの壁及び天井の下地材などとして用いら
れる(JIS A 6901参照)。
gypsum sheathing
board-hard type
066
シージングせっこ
うボード
水,湿分による強度劣化を防ぐため,防水処理したせっこうを
芯とし,防水加工した原紙で被覆成形したせっこうボード。主
として台所,洗面所などの壁及び天井の下地に用いる(JIS A
6901参照)。
gypsum sheathing
board
067
自然消化
生石灰が空気中の水分を吸収して自然に消化する現象。
air slaking
068
しっくい
消石灰(貝灰を含む。)に,すさ,砂,のり材などを混ぜ,練
ったもの。しっくい塗りは,我が国の伝統的な左官工法である。
Japanese lime plaster
069
始発時間
a) せっこうプラスターの場合,
せっこうプラスターの凝結過程の一つで,スラリーを流
し込み,硬化が始まるまでの時間の指標。ビカー針装置を
用いて測定する(JIS A 6904参照)。
b) 型材用せっこうの場合,
型材用せっこうの凝結過程の一つで,焼せっこうを水中
に投入し始めてから硬化が始まるまでの時間の指標。ビカ
ー針装置を用いて測定する(JIS R 9112参照)。
initial setting time
070
重質炭酸カルシウ
ム
石灰石を乾式又は湿式粉砕,分級した炭酸カルシウム。軽質炭
酸カルシウムと区別する。
ground calcium
carbonate,
heavy calcium
carbonate
6
R 9200:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
071
熟成
a) 消石灰の場合,
製造直後の消石灰を貯蔵して,残っている生石灰の水和
を完結させる操作。“ねかし”ともいう。
b) 焼せっこうの場合,
か焼した焼せっこう中のIII型無水せっこうをより安定
な形の半水せっこうにする操作。
aging
072
消化
生石灰又は軽焼ドロマイトに水を反応(水和)させる操作。工
業的には乾式及び湿式消化がある。
hydration,
slaking
073
消石灰
生石灰に水を反応させて得たもので,主成分は水酸化カルシウ
ム。
hydrated lime,
slaked lime
074
蒸気試験
左官用消石灰,ドロマイトプラスターなどの安定性試験の一つ
(JIS A 6902及びJIS A 6903参照)。
steaming test
075
終結時間
a) せっこうプラスターの場合,
せっこうプラスターの凝結過程の一つで,スラリーを流
し込み,物理的な硬化がほぼ終了するまでの時間の指標。
ビカー針装置を用いて測定する(JIS A 6904参照)。
b) 型材用せっこうの場合,
型材用せっこうの凝結過程の一つで,焼せっこうを水中
に投入し始めてから,せっこうの水和反応がほぼ終了した
と考えられるまでの時間。硬化体に差し込んだ温度計が最
高温度を示すようになるまでの時間を測定する(JIS R
9112参照)。
final setting time
076
水酸化カルシウム
Ca(OH)2。六方晶系。密度2.24 g/cm3。450〜550 ℃で脱水し酸
化カルシウムとなる。消石灰の主成分。
calcium hydroxide
077
水酸化ドロマイト
Ca(OH)2・Mg(OH)2。六方晶系。軽焼ドロマイトと水を反応させ
て得られる。フィラー,建材原料などに用いられる。
hydrated dolomitic
lime
078
水酸化マグネシウ
ム
Mg(OH)2。六方晶系。密度2.36 g/cm3。海水と石灰乳との反応
により生成する。耐火物などの原料に用いられる。
magnesium hydroxide
079
(せっこうの)水
分の付着率
せっこうに付着している水の割合をいい,試料を45 ℃で恒量
となるまで乾燥したときの減量を試料の質量で除した値(JIS
R 9101参照)。
free water
080
(せっこうの)水
溶性りん酸
一定量の水に溶出するりん酸分。五酸化りん(P2O5)換算値を
含有率で表す(JIS R 9101参照)。
water soluble
phosphoric acid
081
水和反応性試験
生石灰,軽焼ドロマイトの反応性を表す指標の一つ。断熱容器
に入れた所定温度の水中に,所定粒度の試料を投入,撹拌し,
水和による温度上昇速度を測定する試験。
slaking rate of
quicklime
082
生石灰
(せいせっかい)
021生(き)石灰を参照。
quicklime
083
製錬せっこう
銅,亜鉛,鉛などの製錬工場で副生するせっこう。
scouring gypsum
084
石灰
生石灰,消石灰の総称。石灰石も含める場合もある。
lime
085
石灰焼成用窯炉
(せっかいしょ
うせいようよう
ろ)
石灰石を焼成して生石灰をつくる窯炉の総称。竪窯,回転窯な
どがある(JIS R 0305参照)。石灰焼成炉,石灰炉,石灰窯な
どともいう。
lime kiln
086
石灰石
石灰岩の工業用語。方解石,あられ石などを主な構成鉱物とす
る堆積岩。主成分は炭酸カルシウムである。窯業,製鉄業,各
種化学工業などの主要な石灰原料として用いられる。
limestone
087
石灰乳
生石灰を多量の水で消化し,又は消石灰を水に分散させて,乳
状の懸濁液としたもの。
milk of lime
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R 9200:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
088
雪花せっこう
(せっかせっこ
う)
CaSO4・2H2O。003アラバスターを参照。
alabaster
089
せっこう
硫酸カルシウムの総称で,通常は二水せっこうをいう。158硫
酸カルシウムを参照。
gypsum
090
せっこうプラスタ
ー
焼せっこうの硬化性を利用したプラスター。現場調合プラスタ
ーと既調合プラスターがある(JIS A 6904参照)。
gypsum plaster
091
せっこうボード
半水せっこう,混和材料などに適量の水を加えてよく練り混ぜ
たものを芯とし,その両面をせっこうボード用原紙で被覆成形
した板で,建築物の内装その他に広く用いられる(JIS A 6301
及びJIS A 6901参照)。
gypsum board,
gypsum plaster board
092
せっこうボード用
原紙
せっこうボードの製造に用いる板紙。表紙と裏紙とがあり,い
ずれも古紙を主原料とし3〜6層に抄紙される。
lining paper for
gypsum board
093
せっこうラスボー
ド
和風建築においてせっこうプラスターによる塗壁の下地材と
して用いられるせっこうボード。製品の表面にプラスターとの
付着性を向上させるために接触面積を増すためのくぼみが均
一に加工されている(JIS A 6901参照)。
gypsum lath board
094
(白墨の)折損強
度
(せっそんきょ
うど)
白墨の折曲げ荷重に対する抵抗の程度を測定した強度(JIS S
6009参照)。
bending strength
095
接着増強剤
せっこうボードの芯とせっこうボード用原紙との接着性を増
すために用いる添加剤。
−
096
セメント用せっこ
う
ポルトランドセメント及び混合ポルトランドセメントの凝結
時間を調節する目的で用いるせっこう(JIS R 9151参照)。
gypsum for Portland
cement retarder
097
セレナイト
CaSO4・2H2O。112透(とう)せっこうを参照。
selenite
098
繊維せっこう
CaSO4・2H2O。繊維状に細長く結晶が発達し,破面が絹糸状を
示す天然せっこう。絹糸状せっこうともいう。
satin spar
099
全吸水率
シージングせっこうボードなどを水中に2時間浸したときの吸
水量と乾燥質量との割合。百分率で表す(JIS A 6901参照)。
water absorption
content
100
増粘剤
せっこうプラスターのこて塗り作業性及び保水性を向上させ
るのに用いる添加剤。メチルセルロースその他がある。
viscosity improver
101
粗粒滴定試験
所定の粒度の試料を所定の水温,水量に投入,撹拌しながら塩
酸を連続滴定し,消費速度を測定する試験。生石灰,軽焼ドロ
マイトの反応性を表す指標の一つ。
coarse grain titration
102
耐火炎性試験
強化せっこうボードの耐火性,特に火炎に対する抵抗性を調べ
る試験。試験片を2台のガスバーナーの炎の中間位置につるし,
所定の時間加熱して試験片が破断するかどうかを観察する
(JIS A 6901参照)。
flame resistance test
103
耐衝撃性試験
化粧せっこうボード,強化せっこうボード,不燃積層せっこう
ボード,硬質せっこうボードなどに所定のおもりを落下させた
ときのくぼみ,亀裂などを調べる試験(JIS A 6901参照)。
impact resistance test
104
大理石
CaCO3。菱面体晶方解石型のよく発達した炭酸カルシウム結晶
が集合した岩石。白色又は美しい色彩,はん紋のあるものが多
い。研磨すると光沢を示し,建築及び彫刻などの装飾用石材に
用いる。
marble
105
竪窯
(たてがま)
代表的な石灰焼成炉で,上部から原料を入れ,下部から焼成物
を取り出す竪型の窯である。
shaft kiln,
vertical kiln
106
炭カル
炭酸カルシウム製品の総称。重質炭酸カルシウムと軽質炭酸カ
ルシウムとがある。
calcium carbonate
8
R 9200:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
107
炭酸カルシウム
CaCO3。密度2.71 g/cm3(カルサイト型),2.94 g/cm3(アラゴナ
イト型),2.54 g/cm3(バテライト型)。898 ℃,101.3 kPaで分
解して酸化カルシウムとなる(JIS K 8617参照)。
calcium carbonate
108
チタンせっこう
硫酸法による酸化チタンの製造過程から副生する化学せっこ
う。
titanogypsum
109
沈降性炭酸カルシ
ウム
石灰乳に二酸化炭素を作用させるなど,カルシウムイオンに炭
酸イオンを反応させて,沈殿反応によって製造した炭酸カルシ
ウム。
precipitated calcium
carbonate
110
天然せっこう
天然に産出するせっこう。CaSO4・2H2Oの形のものが多い。II
型無水せっこうの形で産出する場合もある。
natural gypsum
111
陶磁器型材用せっ
こう
陶磁器の製造に使用する型材用せっこう。原料せっこう(天然
せっこう,化学せっこう及びふるがたせっこう)から焼成した
焼せっこう。015型材用せっこうを参照(JIS R 9111参照)。
plaster of Paris mold
for pottery
112
透せっこう
(とうせっこう)
CaSO4・2H2O。純白結晶性のほとんど透明な天然せっこう。セ
レナイトともいう。
selenite
113
土中窯
(どちゅうがま)
山などの傾斜面に石積みで炉を形成し,周囲を土で埋めてつく
る石灰立窯。
Japanese early lime
kiln,
conventional lime kiln
114
ドロマイト
CaMg(CO3)2。菱面体(三方晶)系。密度2.87 g/cm3。1次分解
温度約800 ℃,2次分解温度約900 ℃。CaMg(CO3)2の複塩を
主成分とする岩石で,苦灰石,白雲石ともいう。
dolomite
115
ドロマイトクリン
カー
天然ドロマイトを高温焼成したもので,製鋼用耐火物の原料。 dolomite clinker,
dead-burned dolomite
116
ドロマイトプラス
ター
ドロマイトを軽焼,消化,粉砕してつくる左官材料。上塗り用
と下塗り用とがある(JIS A 6903参照)。
dolomite plaster,
dolomitic lime plaster
117
流し込み開始時間
焼せっこうを水に投入し始めてから流し込み成形ができる適
度な粘性のスラリーになるまでの時間(JIS R 9112参照)。
−
118
生焼け
151未分解物を参照。
half-burned
119
軟焼生石灰
(なんしょうき
せっかい)
036軽焼生石灰を参照。
soft-burned lime,
soft burnt lime
120
II型無水せっこう
CaSO4。161硫酸カルシウム無水和物を参照。
II・anhydrite
121
二水せっこう
CaSO4・2H2O。159硫酸カルシウム二水和物を参照。
gypsum dihydrate
122
ぬれ引張強さ
焼せっこうを水に投入し始めてから2時間後の試験片の引張強
さ(JIS R 9112参照)。
wet tensile strength
123
粘度係数
左官用消石灰,ドロマイトプラスターなどの塗りやすさを示す
係数(JIS A 6902及びJIS A 6903参照)。
viscosity coefficient
124
排煙脱硫せっこう
硫黄酸化物公害を防止するため発電所,工場などに設けた排脱
装置から副生する化学せっこう。排脱せっこう又は脱硫せっこ
うともいう。
flue-gas gypsum,
desulfogypsum
125
白雲石
(はくうんせき)
CaMg(CO3)2。114ドロマイトを参照。
dolomite
126
白墨
焼せっこう又は炭酸カルシウムを主材として成形し,黒板その
他に使用する用品。チョークともいう(JIS S 6009参照)。
chalk
127
バテライト
CaCO3。六方晶系。密度2.54 g/cm3。炭酸カルシウムの同質多
形の一つ。天然鉱物としては見い出されず,一般的にはカルサ
イトを合成する際に見い出されるが,単一相として合成するこ
とは極めて難しい。
vaterite
128
半水せっこう
CaSO4・1/2H2O。160硫酸カルシウム半水和物を参照。
gypsum hemihydrate
9
R 9200:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
129
ビカー針装置
焼せっこうその他の凝結時間を測定する装置(JIS A 6902,JIS
A 6903,JIS A 6904,JIS R 5201及びJIS R 9112参照)。
Vicat (needle)
apparatus
130
標準混水比
プラスター類を適量の水と練ることで標準軟度とするに要す
る水とプラスターとの質量割合。標準軟度は,ビカー針装置の
軟度測定用棒を降ろして針入り深さを測定する。標準混水量と
もいう(JIS A 6902,JIS A 6903及びJIS A 6904参照)。
mixing water amount
for normal
consistency
131
標準軟度
左官用消石灰,ドロマイトプラスター,せっこうプラスターの
凝結,安定性,粘度,強さなどの試験を行う場合のペースト及
びモルタルの標準の軟らかさ(JIS A 6902,JIS A 6903及びJIS
A 6904参照)。
normal consistency
132
表面吸水量
シージングせっこうボードなどの表面吸水試験において3時間
後の表面から吸水した水の質量(JIS A 6901参照)。
surface water
absorption
133
副産石灰
アセチレン製造の際に副生するカーバイド石灰その他各種工
業から副生する石灰の総称。
by-product lime
134
副産せっこう
各種工業の中和又は複分解の過程から副生する化学せっこう。 by-product gypsum
135
ふけ
左官用消石灰,ドロマイトプラスターなどの左官施工後,未消
化物が消化して噴出するもの。蒸気試験によって調べる(JIS A
6902及びJIS A 6903参照)。
popping and pitting
136
(消石灰の)付着
水
消石灰の結晶構造内に取り込まれていない水。
free moisture
137
普通硬質せっこう
ボード
耐衝撃性が強化せっこうボードの1.2倍以上,曲げ破壊荷重が
せっこうボードの1.3倍以上硬質なもの。間仕切・通路・廊下
などの壁・腰壁などに用いられる(JIS A 6901参照)。
gypsum
board-regular-hard
type
138
ふっ酸せっこう
ホタル石と濃硫酸を用いてふっ化水素を発生させる過程から
副生する化学せっこう。
fluorogypsum
139
不燃積層せっこう
ボード
せっこうボードの表紙に不燃性の原紙を用い製造したせっこ
うボード。壁及び天井の下地材に用いる。また,仕上げ材用と
して不燃性表紙に化粧を施したものもある(JIS A 6901参照)。
non combustible
laminated gypsum
board
140
ふるがたせっこう
陶磁器成形のせっこう型で摩耗又は欠損などによって型とし
て使用不可能になったもの。せっこう原料として再利用される
こともある。
waste mold gypsum
141
β型半水せっこう
β・CaSO4・1/2H2O。160硫酸カルシウム半水和物を参照。
β・gypsum hemihydrate
142
方解石
CaCO3。018カルサイトを参照。
calcite
143
防水剤
せっこうボードの水,湿分による強度劣化に抵抗性をもたせる
ために用いる防水性又ははっ水性を与える添加剤。アスファル
ト・ワックスエマルジョンその他がある。
waterproofing agent
144
ぼう硝せっこう
塩化カルシウムにぼう硝(硫酸ナトリウム+水和物)を反応さ
せる過程から副生する化学せっこう。
sodagypsum
145
膨張性亀裂
左官用消石灰,ドロマイトプラスターなどの左官施工後,未消
化物の消化膨張によって生じる亀裂。安定性試験によって調べ
る(JIS A 6902及びJIS A 6903参照)。
expansion crack
146
舗装用石灰石粉
(ほそうようせ
っかいせきふん)
アスファルト舗装などのれき(瀝)青舗装にフィラーとして用
いられる石灰石粉(JIS A 5008参照)。
limestone filler for
bituminous paving
mixtures
147
マグネシア
059酸化マグネシウムを参照。
magnesia
148
曲げ破壊荷重
せっこうボードの上部から集中荷重をスパン中央の全幅に
徐々に加え,試験片が破壊したときの荷重(JIS A 6901参照)。
breaking load at
bending
149
マルテンス型引っ
かき硬度計
プラスター類の硬化した表面の硬度を調べる試験装置(JIS A
6902及びJIS A 6903参照)。
scratch tester of
Martens type
10
R 9200:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
番号
用語
定義
対応英語(参考)
150
(型材用せっこう
の)見掛の終結
時間
型材用せっこうの凝結過程の一つで,焼せっこうを水中に投入
し始めてから物理的な硬化がほぼ終了するまでの時間の指標。
ビカー針装置を用いて測定する(JIS R 9112参照)。
apparent final setting
time
151
未分解物
石灰石又はドロマイトをか焼したとき,か焼産物中に未分解の
まま残ったもの(JIS R 0305参照)。
undecomposed residue
152
無水せっこう
CaSO4。161硫酸カルシウム無水和物を参照。
anhydrite
153
焼せっこう
二水せっこうを120〜200 ℃程度の温度でか焼して得られる水
和硬化性粉状物で,半水せっこうを主成分とする物質名。
calcined gypsum,
plaster of Paris,
stucco
154
焼出量
(やきだしりょ
う)
炉から出てくる生石灰及び軽焼ドロマイトなどの量。t/日の単
位で表すことが多い。
out-put
155
有効石灰
石灰中に含まれる有効な酸化カルシウムの含有量。使用目的に
よって各種の試験方法がある。
available lime
156
(せっこうの)遊
離酸
一定量の水に溶出する酸分。H2SO4換算値を含有率で表す(JIS
R 9101参照)。
free acid,
acidity
157
硫安せっこう
硫安に消石灰を反応させてアンモニアを回収する過程から副
生する化学せっこう。
reammonogypsum
158
硫酸カルシウム
CaSO4の総称。水和形式ではCaSO4・2H2O(二水せっこう),
CaSO4・1/2H2O(半水せっこう),CaSO4(無水せっこう)の3
種類がある。試薬(JIS K 8963)ではその二水和物(CaSO4・2H2O)
だけを指す。せっこうともいう。
calcium sulfate
159
硫酸カルシウム二
水和物
CaSO4・2H2O。単斜晶系。天然に産出する。各種工業で副生さ
れるものもあり,含有成分により色相が異なることがある。密
度2.31〜2.33 g/cm3。二水せっこうともいう。
calcium sulfate
dihydrate
160
硫酸カルシウム半
水和物
CaSO4・1/2H2O。三方晶系。結晶状態の差異によってα型(密
度2.76 g/cm3)とβ型(密度2.64 g/cm3)とがある。半水せっこ
うともいう。また,これを主成分とするものを焼せっこうとも
いう。
calcium sulfate
hemihydrate
161
硫酸カルシウム無
水和物
CaSO4。III型(六方晶系,密度α型2.59 g/cm3,β型2.48 g/cm3),
II型(斜方晶系,密度2.96 g/cm3),I型(立方晶系)の3種類
がある。天然に産出するのはII型で,硬せっこう又は無水せっ
こうともいう。工業的には硫酸カルシウム半水和物を加熱して
得られるが,低温側からIII型,II型,I型の順に転移する。
anhydrous calcium
sulfate
162
りん酸せっこう
湿式りん酸の製造過程から副生する化学せっこう。
phosphogypsum
11
R 9200:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
用語索引(用語の分類)
用語
番号
英語
鉱物
アラゴナイト
002
aragonite
アラバスター
003
alabaster
カルサイト
018
calcite
セレナイト
097
selenite
ドロマイト
114
dolomite
バテライト
127
vaterite
鉱物(和名)
あられ石
004
aragonite
苦灰石(くかいせき)
034
dolomite
雪花せっこう(せっかせっこう)
088
alabaster
繊維せっこう
098
satin spar
天然せっこう
110
natural gypsum
透せっこう(とうせっこう)
112
selenite
白雲石(はくうんせき)
125
dolomite
方解石
142
calcite
化合物名
亜硫酸カルシウム
005
calcium sulfite
酸化カルシウム
058
calcium oxide
酸化マグネシウム
059
magnesium oxide
水酸化カルシウム
076
calcium hydroxide
水酸化ドロマイト
077
hydrated dolomitic lime
水酸化マグネシウム
078
magnesium hydroxide
炭酸カルシウム
107
calcium carbonate
硫酸カルシウム
158
calcium sulfate
硫酸カルシウム二水和物
159
calcium sulfate dihydrate
硫酸カルシウム半水和物
160
calcium sulfate hemihydrate
硫酸カルシウム無水和物
161
anhydrous calcium sulfate
慣用名
カルシア
019
calcia
マグネシア
147
magnesia
試験及び性能値
圧縮強さ
001
compressive strength
安定性試験
007
soundness test
吸水性試験
024
water absorption test
凝結時間
028
setting time
硬度試験
051
hardness test,
pencil hardness test
始発時間
069
initial setting time
蒸気試験
074
steaming test
終結時間
075
final setting time
水和反応性試験
081
slaking rate of quicklime
全吸水率
099
water absorption content
粗粒滴定試験
101
coarse grain titration
耐火炎性試験
102
flame resistance test
耐衝撃性試験
103
impact resistance test
流し込み開始時間
117
−
ぬれ引張強さ
122
wet tensile strength
ビカー針装置
129
Vicat (needle) apparatus
表面吸水量
132
surface water absorption
12
R 9200:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
用語
番号
英語
曲げ破壊荷重
148
breaking load at bending
マルテンス型引っかき硬度計
149
scratch tester of Martens type
(型材用せっこうの)見掛の終結時間
150
apparent final setting time
品質特性
開孔率
010
rate of hole area
(せっこうの)化合水
013
combined water
含水率
020
water content
吸油量
026
oil absorption
凝結膨張
032
setting expansion
混水量
054
mixing water amount
残留CO2
061
rest carbon dioxide
(せっこうの)水分の付着率
079
free water
(せっこうの)水溶性りん酸
080
water soluble phosphoric acid
(白墨の)折損強度(せっそんきょうど)
094
bending strength
生焼け
118
half-burned
粘度係数
123
viscosity coefficient
標準混水比
130
mixing water amount for normal consistency
標準軟度
131
normal consistency
ふけ
135
popping and pitting
膨張性亀裂
145
expansion crack
未分解物
151
undecomposed residue
有効石灰
155
available lime
(せっこうの)遊離酸
156
free acid,
acidity
製造プロセス
加圧消化
009
pressure hydration
か焼
014
calcination,
calcining
(消石灰の)結合水
041
combined water
混和材料
055
admixture
自然消化
067
air slaking
熟成
071
aging
消化
072
hydration,
slaking
石灰焼成用窯炉(せっかいしょうせいようようろ)
085
lime kiln
竪窯(たてがま)
105
shaft kiln,
vertical kiln
土中窯(どちゅうがま)
113
Japanese early lime kiln,
conventional lime kiln
(消石灰の)付着水
136
free moisture
焼出量(やきだしりょう)
154
out-put
せっこう製品の原材料
α型半水せっこう
006
α・gypsum hemihydrate
化学せっこう
012
chemical gypsum
可溶性無水せっこう
017
soluble anhydrite
凝結促進剤
029
setting accelerator
凝結遅延剤
030
setting retarder
凝結調整剤
031
setting modifier
硬せっこう(こうせっこう)
049
anhydrite
III型無水せっこう
060
III・anhydrite
製錬せっこう
083
scouring gypsum
せっこう
089
gypsum
せっこうボード用原紙
092
lining paper for gypsum board
接着増強剤
095
−
セメント用せっこう
096
gypsum for Portland cement retarder
13
R 9200:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
用語
番号
英語
増粘剤
100
viscosity improver
チタンせっこう
108
titanogypsum
II型無水せっこう
120
II・anhydrite
二水せっこう
121
gypsum dihydrate
排煙脱硫せっこう
124
flue-gas gypsum,
desulfogypsum
半水せっこう
128
gypsum hemihydrate
副産せっこう
134
by-product gypsum
ふっ酸せっこう
138
fluorogypsum
ふるがたせっこう
140
waste mold gypsum
β型半水せっこう
141
β・gypsum hemihydrate
防水剤
143
waterproofing agent
ぼう硝せっこう
144
sodagypsum
無水せっこう
152
anhydrite
焼せっこう
153
calcined gypsum,
plaster of Paris,
stucco
硫安せっこう
157
reammonogypsum
りん酸せっこう
162
phosphogypsum
せっこうボード・プラスター等
医療用せっこう
008
medical (gypsum) plaster
型材用せっこう
015
molding (gypsum) plaster
既調合プラスター
022
plaster proportioned at work site
吸音用あなあきせっこうボード
023
perforated gypsum board for acoustic use
吸放湿せっこうボード
025
gypsum board-humidity control type
強化せっこうボード
027
fire-resistant gypsum board
キーンスセメント
033
Keene's cement
化粧硬質せっこうボード
039
decorated gypsum board-hard type
化粧せっこうボード
040
decorated gypsum board
現場調合プラスター
042
preproportioned plaster
工業用せっこう
044
industrial (gypsum) plaster
硬質せっこう
045
hard (gypsum) plaster
構造用せっこうボード
050
fire-resistant gypsum board-structure type
歯科用硬質せっこう
063
dental stone
歯科用焼せっこう
064
dental plaster
シージング硬質せっこうボード
065
gypsum sheathing board-hard type
シージングせっこうボード
066
gypsum sheathing board
せっこうプラスター
090
gypsum plaster
せっこうボード
091
gypsum board,
gypsum plaster board
せっこうラスボード
093
gypsum lath board
陶磁器型材用せっこう
111
plaster of Paris mold for pottery
普通硬質せっこうボード
137
gypsum board-regular-hard type
不燃積層せっこうボード
139
non combustible laminated gypsum board
石灰石等
ご粉(ごふん)
052
whiting
重質炭酸カルシウム
070
ground calcium carbonate,
heavy calcium carbonate
石灰石
086
limestone
大理石
104
marble
炭カル
106
calcium carbonate
白墨
126
chalk
舗装用石灰石粉(ほそうようせっかいせきふん)
146
limestone filler for bituminous paving mixtures
生石灰
貝灰(かいばい)
011
shell lime
14
R 9200:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
用語
番号
英語
硬焼生石灰(かたやききせっかい)
016
hard-burned lime,
hard-burnt lime
生石灰(きせっかい)
021
quicklime
軽焼生石灰(けいしょうきせっかい)
036
soft-burned lime,
soft burnt lime
工業用石灰
043
industrial lime
硬焼生石灰(こうしょうきせっかい)
047
hard-burned lime,
hard-burnt lime
再生石灰
056
reclaimed lime
塩焼石灰(しおやきせっかい)
062
quicklime calcined with salt addition
生石灰(せいせっかい)
082
quicklime
石灰
084
lime
軟焼生石灰(なんしょうきせっかい)
119
soft-burned lime,
soft burnt lime
副産石灰
133
by-product lime
消石灰
左官用消石灰
057
plastering lime
しっくい
068
Japanese lime plaster
消石灰
073
hydrated lime,
slaked lime
石灰乳
087
milk of lime
軽質炭酸カルシウム
軽質炭酸カルシウム
035
precipitated calcium carbonate,
light calcium carbonate
膠質炭酸カルシウム(こうしつたんさんかるしうむ)
046
colloidal precipitated calcium carbonate
コロイド性炭酸カルシウム
053
colloidal precipitated calcium carbonate
沈降性炭酸カルシウム
109
precipitated calcium carbonate
ドロマイト・マグネシア
軽焼ドロマイト(けいしょうどろまいと)
037
soft-burned dolomite,
dolomite quicklime,
soft-burnt dolomite
軽焼マグネシア(けいしょうまぐねしあ)
038
soft-burned magnesia,
soft burnt magnesia
合成ドロマイトクリンカー
048
synthetic dolomite clinker
ドロマイトクリンカー
115
dolomite clinker,
dead-burned dolomite
ドロマイトプラスター
116
dolomite plaster,
dolomitic lime plaster
白墨
白墨
126
chalk
15
R 9200:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
英語索引(アルファベット順)
英語
番号
用語
【A】
acidity
156
(せっこうの)遊離酸
admixture
055
混和材料
aging
071
熟成
air slaking
067
自然消化
alabaster
003
アラバスター
alabaster
088
雪花せっこう(せっかせっこう)
anhydrite
049
硬せっこう(こうせっこう)
anhydrite
152
無水せっこう
II・anhydrite
120
II型無水せっこう
III・anhydrite
060
III型無水せっこう
anhydrous calcium sulfate
161
硫酸カルシウム無水和物
apparent final setting time
150
(型材用せっこうの)見掛の終結時間
aragonite
002
アラゴナイト
aragonite
004
あられ石
available lime
155
有効石灰
【B】
bending strength
094
(白墨の)折損強度(せっそんきょうど)
breaking load at bending
148
曲げ破壊荷重
by-product gypsum
134
副産せっこう
by-product lime
133
副産石灰
【C】
calcia
019
カルシア
calcination
014
か焼
calcined gypsum
153
焼せっこう
calcining
014
か焼
calcite
018
カルサイト
calcite
142
方解石
calcium carbonate
106
炭カル
calcium carbonate
107
炭酸カルシウム
calcium hydroxide
076
水酸化カルシウム
calcium oxide
058
酸化カルシウム
calcium sulfate
158
硫酸カルシウム
calcium sulfate dihydrate
159
硫酸カルシウム二水和物
calcium sulfate hemihydrate
160
硫酸カルシウム半水和物
calcium sulfite
005
亜硫酸カルシウム
chalk
126
白墨
chemical gypsum
012
化学せっこう
coarse grain titration
101
粗粒滴定試験
colloidal precipitated calcium carbonate
053
コロイド性炭酸カルシウム
colloidal precipitated calcium carbonate
046
膠質炭酸カルシウム(こうしつたんさんかるしうむ)
combined water
013
(せっこうの)化合水
combined water
041
(消石灰の)結合水
compressive strength
001
圧縮強さ
conventional lime kiln
113
土中窯(どちゅうがま)
【D】
dead-burned dolomite
115
ドロマイトクリンカー
decorated gypsum board
040
化粧せっこうボード
decorated gypsum board-hard type
039
化粧硬質せっこうボード
dental plaster
064
歯科用焼せっこう
dental stone
063
歯科用硬質せっこう
16
R 9200:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
英語
番号
用語
desulfogypsum
124
排煙脱硫せっこう
dolomite
034
苦灰石(くかいせき)
dolomite
114
ドロマイト
dolomite
125
白雲石(はくうんせき)
dolomite clinker
115
ドロマイトクリンカー
dolomite plaster
116
ドロマイトプラスター
dolomite quicklime
037
軽焼ドロマイト(けいしょうどろまいと)
dolomitic lime plaster
116
ドロマイトプラスター
【E】
expansion crack
145
膨張性亀裂
【F】
final setting time
075
終結時間
fire-resistant gypsum board-structure type
050
構造用せっこうボード
fire-resistant gypsum board
027
強化せっこうボード
flame resistance test
102
耐火炎性試験
flue-gas gypsum
124
排煙脱硫せっこう
fluorogypsum
138
ふっ酸せっこう
free acid
156
(せっこうの)遊離酸
free moisture
136
(消石灰の)付着水
free water
079
(せっこうの)水分の付着率
【G】
ground calcium carbonate
070
重質炭酸カルシウム
gypsum
089
せっこう
gypsum board
091
せっこうボード
gypsum board-humidity control type
025
吸放湿せっこうボード
gypsum board-regular-hard type
137
普通硬質せっこうボード
gypsum dihydrate
121
二水せっこう
gypsum for Portland cement retarder
096
セメント用せっこう
gypsum hemihydrate
128
半水せっこう
α・gypsum hemihydrate
006
α型半水せっこう
β・gypsum hemihydrate
141
β型半水せっこう
gypsum lath board
093
せっこうラスボード
gypsum plaster
090
せっこうプラスター
gypsum plaster board
091
せっこうボード
gypsum sheathing board
066
シージングせっこうボード
gypsum sheathing board-hard type
065
シージング硬質せっこうボード
【H】
half-burned
118
生焼け
hard-burned lime
016
硬焼生石灰(かたやききせっかい)
hard-burned lime
047
硬焼生石灰(こうしょうきせっかい)
hard-burnt lime
016
硬焼生石灰(かたやききせっかい)
hard-burnt lime
047
硬焼生石灰(こうしょうきせっかい)
hard (gypsum) plaster
045
硬質せっこう
hardness test
051
硬度試験
heavy calcium carbonate
070
重質炭酸カルシウム
hydrated dolomitic lime
077
水酸化ドロマイト
hydrated lime
073
消石灰
hydration
072
消化
【I】
impact resistance test
103
耐衝撃性試験
industrial (gypsum) plaster
044
工業用せっこう
industrial lime
043
工業用石灰
17
R 9200:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
英語
番号
用語
initial setting time
069
始発時間
【J】
Japanese early lime kiln
113
土中窯(どちゅうがま)
Japanese lime plaster
068
しっくい
【K】
Keene's cement
033
キーンスセメント
【L】
light calcium carbonate
035
軽質炭酸カルシウム
lime
084
石灰
lime kiln
085
石灰焼成用窯炉(せっかいしょうせいようようろ)
limestone
086
石灰石
limestone filler for bituminous paving mixtures
146
舗装用石灰石粉(ほそうようせっかいせきふん)
lining paper for gypsum board
092
せっこうボード用原紙
【M】
magnesia
147
マグネシア
magnesium hydroxide
078
水酸化マグネシウム
magnesium oxide
059
酸化マグネシウム
marble
104
大理石
medical (gypsum) plaster
008
医療用せっこう
milk of lime
087
石灰乳
mixing water amount
054
混水量
mixing water amount for normal consistency
130
標準混水比
molding (gypsum) plaster
015
型材用せっこう
【N】
natural gypsum
110
天然せっこう
non combustible laminated gypsum board
139
不燃積層せっこうボード
normal consistency
131
標準軟度
【O】
oil absorption
026
吸油量
out-put
154
焼出量(やきだしりょう)
【P】
pencil hardness test
051
硬度試験
perforated gypsum board for acoustic use
023
吸音用あなあきせっこうボード
phosphogypsum
162
りん酸せっこう
plastering lime
057
左官用消石灰
plaster of Paris
153
焼せっこう
plaster of Paris mold for pottery
111
陶磁器型材用せっこう
plaster proportioned at work site
022
既調合プラスター
popping and pitting
135
ふけ
precipitated calcium carbonate
035
軽質炭酸カルシウム
precipitated calcium carbonate
109
沈降性炭酸カルシウム
preproportioned plaster
042
現場調合プラスター
pressure hydration
009
加圧消化
【Q】
quicklime
021
生石灰(きせっかい)
quicklime
082
生石灰(せいせっかい)
quicklime calcined with salt addition
062
塩焼石灰(しおやきせっかい)
18
R 9200:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
英語
番号
用語
【R】
rate of hole area
010
開孔率
reammonogypsum
157
硫安せっこう
reclaimed lime
056
再生石灰
rest carbon dioxide
061
残留CO2
【S】
satin spar
098
繊維せっこう
scouring gypsum
083
製錬せっこう
scratch tester of Martens type
149
マルテンス型引っかき硬度計
selenite
097
セレナイト
selenite
112
透せっこう(とうせっこう)
setting accelerator
029
凝結促進剤
setting expansion
032
凝結膨張
setting modifier
031
凝結調整剤
setting retarder
030
凝結遅延剤
setting time
028
凝結時間
shaft kiln
105
竪窯(たてがま)
shell lime
011
貝灰(かいばい)
slaked lime
073
消石灰
slaking
072
消化
slaking rate of quicklime
081
水和反応性試験
sodagypsum
144
ぼう硝せっこう
soft-burned dolomite
037
軽焼ドロマイト(けいしょうどろまいと)
soft-burned lime
036
軽焼生石灰(けいしょうきせっかい)
soft-burned lime
119
軟焼生石灰(なんしょうきせっかい)
soft-burned magnesia
038
軽焼マグネシア(けいしょうまぐねしあ)
soft-burnt dolomite
037
軽焼ドロマイト(けいしょうどろまいと)
soft burnt lime
036
軽焼生石灰(けいしょうきせっかい)
soft burnt lime
119
軟焼生石灰(なんしょうきせっかい)
soft burnt magnesia
038
軽焼マグネシア(けいしょうまぐねしあ)
soluble anhydrite
017
可溶性無水せっこう
soundness test
007
安定性試験
steaming test
074
蒸気試験
stucco
153
焼せっこう
surface water absorption
132
表面吸水量
synthetic dolomite clinker
048
合成ドロマイトクリンカー
【T】
titanogypsum
108
チタンせっこう
【U】
undecomposed residue
151
未分解物
【V】
vaterite
127
バテライト
vertical kiln
105
竪窯(たてがま)
Vicat (needle) apparatus
129
ビカー針装置
viscosity coefficient
123
粘度係数
viscosity improver
100
増粘剤
【W】
waste mold gypsum
140
ふるがたせっこう
water absorption content
099
全吸水率
water absorption test
024
吸水性試験
water content
020
含水率
19
R 9200:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
英語
番号
用語
waterproofing agent
143
防水剤
water soluble phosphoric acid
080
(せっこうの)水溶性りん酸
wet tensile strength
122
ぬれ引張強さ
whiting
052
ご粉(ごふん)