R 9111:2015
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
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1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 種類······························································································································· 1
4 品質······························································································································· 1
5 試験方法························································································································· 2
5.1 化学成分 ······················································································································ 2
5.2 物理的特性 ··················································································································· 2
6 検査······························································································································· 2
7 包装······························································································································· 2
8 表示······························································································································· 2
R 9111:2015
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,無機マテリアル学
会(IMJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS R 9111:2009は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成28年3月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS R 9111:2009によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
R 9111:2015
陶磁器型材用せっこう
Plaster of paris mold for pottery
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適用範囲
この規格は,陶磁器製造に使用する型材用せっこう(以下,型材用せっこうという。)について規定する。
なお,型材用せっこうとは,原料せっこう(天然せっこう,化学せっこう及びふるがたせっこう)を焼
成した焼せっこうである。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0102 工場排水試験方法
JIS R 9101 セッコウの化学分析方法
JIS R 9112 陶磁器型材用せっこうの物理試験方法
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部:金属製網ふるい
3
種類
型材用せっこうは,その品質によって,次の3種に区分する。
a) 特級
b) A級
c) B級
4
品質
型材用せっこうの品質は,表1による。
2
R 9111:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1−型材用せっこうの品質
特級
A級
B級
化学成分a)
酸化鉄
%
0.1 以下
0.3 以下
0.4 以下
化合水
%
5.6 以上
5.6 以上
5.3 以上
二酸化炭素
%
3
以下
3
以下
6
以下
酸化カルシウム
%
36.5 以上
36.5 以上
35.0 以上
酸化マグネシウム
%
3.5 以下
3.5 以下
4.7 以下
三酸化硫黄
%
52.0 以上
52.0 以上
49.8 以上
物理的特性
混水量b)
%
75
以下
78
以下
82
以下
凝結時間
始発
分
8
以上
8
以上
8
以上
終結
分
35
以下
35
以下
35
以下
ぬれ引張強さ
MPa
0.93 以上
0.83 以上
0.74 以上
粉末度残分
%
試験用ふるい
425 μmc)
0
0
0
試験用ふるい
150 μmc)
7
以下
7
以下
10
以下
注a) 数値は,参考値とする。
b) 数値は,参考値とする。
c) 公称目開きは,JIS Z 8801-1の付表2[ふるい網の目開き及び線径(公称目開き1 mm未満)]に
よる。
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試験方法
5.1
化学成分
型材用せっこうの化学分析方法は,JIS R 9101による。ただし,酸化鉄,酸化カルシウム及び酸化マグ
ネシウムの化学分析には,JIS K 0102によるICP発光分光分析方法を用いても差し支えない。
5.2
物理的特性
型材用せっこうの物理試験方法は,JIS R 9112による。
6
検査
検査は,合理的な抜取検査方式によって試料を抜き取り,箇条5によって試験したとき,箇条4の規定
に適合したものを合格とする。
7
包装
型材用せっこうは,紙袋入りとし,正味質量は25 kgとする。
なお,これ以外の包装及び質量は,受渡当事者間の協定による。
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表示
この規格の全ての要求事項に適合した型材用せっこうの包装材には,次の事項を表示しなければならな
い。
a) 日本工業規格の番号
b) 型材用せっこうの種類
c) 製造年月日又はその略号
d) 製造業者名又はその略号