1
R
7
6
0
5
:
1
9
9
9
解
説
JISと対応する国際規格との対比表
JIS R 7605 : 1999 炭素繊維−線密度の試験方法
ISO 10120 : 1991 Carbon fibre−Determination of linear density(炭素繊維−線密度の試験方法)
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との一致
が困難な理由及び今後の
対策
(1) 適用範囲
○ 炭素繊維糸の線密度の試験
方法
ISO 10120 : 1991 ○ (I)に同じ
≡ 相違なし
なし
(2) 用語・記号 ○ サイジング剤
同上
○ (I)に同じ
≡ 相違なし
なし
○ サイジング剤付着率
○ (I)に同じ
≡ 相違なし
なし
○ 線密度
○ (I)に同じ
≡ 相違なし
なし
○ 初荷重
○ 予張力
= prj-tensionの訳の選択問題,
preは無意味な接頭語であ
る。
JIS L 1017タイヤコード試
験方法に使用の用語“初荷
重”を採用したが適切な用語
に変更することは問題ない。
○ 記号
○ (I)に同じ
≡ 相違なし
なし
(3) 試験の種類 ○ 線密度の試験
同上
○ (I)に同じ
≡ 相違なし
なし
(4) 試験の項目 ○ 線密度
同上
○ (I)に同じ
≡ 相違なし
なし
(5) 共通的条件
(試験状態,試験
条件)
○ ISO 291 : 1977
及びJIS K 7100
同上
○ ISO 291 : 1977
ADP ISO 291 : 1971の望ましい条
件として23℃±2℃ (50±
5) %RHを規定。
また,JIS K 7100の23℃±
5℃,50%+20%,−10%RH
の使用も可能
ISO 291の規定だけでは任
意であり他の炭素繊維糸の
試験方法ISO 10119に規定
する詳細条件と整合をはか
った。ISO修正を提案する。
現在JIS K 7100が使用され
ておりISO 291とは条件が
違うためISO 291の適用は
困難である。JIS K 7100と
ISO 291の整合化の動向及
び試験設備の整備状況をみ
て判断する。
2
R
7
6
0
5
:
1
9
9
9
解
説
JISと対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との一致
が困難な理由及び今後の
対策
(6) 装置・器具 ○ はかり
同上
○ (I)に同じ
≡ 相違なし
なし
○ 切断用刃物
○ 同上
≡ 相違なし
なし
○ 熱風乾燥機
○ 105℃±5℃
= ISO 10548 : 1994と整合のた
め
ISOの修正を提案する。
110℃±5℃に調節できるも
の
○ デシケー夕ー
シリカゲル,塩化カルシウ
ム,酸化リン(V)など
○ 塩化カルシウムなど
= ISO 10548 : 1994と整合のた
め
ISOの追加を提案する。
○
○
巻取りリール
長さ計
○
−
(I)に同じ
≡
−
相違なし
操作上必要のため追加
なし
ISOの追加を提案する。
(7) 材料・試料 ○ 水を吸収しない試料の取り
扱い
同上
○ (I)に同じ
≡ 相違なし
なし
(8) 手順・方法 ○ 110℃±5℃で乾燥
同上
○ 105℃±5℃で乾燥
= ISO 10119 : 1992と整合のた
め
ISOの修正を提案する。
(ISO 10119の方が,後で審
議されている。)
(9) 記録方法・様
式
9. 計算及び結
果の表示
11. 報告
○
○
○
○
○
○
小数点下1けたまでJIS
28401によって1けたに丸め
る。
計算式
規格の番号
試料の明細
線密度の平均値
特記事項
同上
−
○
○
−
○
○
計算式
規格の番号
線密度平均値
特記事項
−
≡
≡
−
≡
≡
計算上必要のため追加
相違なし
相違なし
ISO 10548と整合のため
相違なし
相違なし
ISOの追加を提案する。
なし
なし
ISOの追加を提案する。
なし
なし
3
R
7
6
0
5
:
1
9
9
9
解
説
JISと対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I) JISの規定内容
(II) 国際規格番
号
(III) 国際規格の規定内容
(IV) JISと国際規格との相違点
(V) JISと国際規格との一致
が困難な理由及び今後の
対策
(10) その他
備考1. 対比項目(I)及び(III)の小欄で,“○”は該当する項目を規定している場合,“−”は規定していない場合を示す。
2. 対比項目(IV)の小欄の記号の意味は,次による。
“≡”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。
“=”:JISと国際規格との技術的内容は同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。
“ADP”(ADOPTIONの略):JISは,国際規格と対応する部分を国際規格をそのまま変更なしで採用している。ただし,採用した部分において,JISとして
必要な規定内容を追加し,又は適用範囲,規定項目及び/又は規定内容の一部を不採用としている。
“−”:該当項目がない場合。