R6261:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,研磨布紙協会(ACPA)/財団法人日本規格協
会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審
議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 15635:2001,Coated abrasives−Flap
discsを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS R 6261には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
R6261:2006
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目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 1
3. 形状,寸法及び寸法許容差 ································································································ 1
3.1 形状及び寸法 ················································································································ 1
3.2 寸法許容差 ··················································································································· 2
4. 寸法の測定方法 ··············································································································· 2
5. 製品の呼び方 ·················································································································· 2
6. 製品又は包装表示 ············································································································ 2
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ····································································· 4
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日本工業規格 JIS
R 6261:2006
研磨フラップディスク
Coated abrasives-Flap discs
序文 この規格は,2001年に第1版として発行されたISO 15635,Coated abrasives−Flap discsを翻訳し,
技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。
1. 適用範囲 この規格は,ディスクグラインダなどに付けて金属,木材などの研削・研磨加工に使用す
る研磨フラップディスクの形状、寸法及び表示について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 15635:2001,Coated abrasives−Flap discs (MOD)
2. 引用規格 次に掲げる規格は、この規格に引用されることによって、この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は、その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7507 ノギス
JIS R 6010 研磨布紙用研磨材の粒度
3. 形状,寸法及び寸法許容差
3.1
形状及び寸法 研磨フラップディスクの形状及び寸法は,それぞれ図1及び表1による。
2
R6261:2006
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タイプ-A タイプ-B
図 1 研磨フラップディスクの形状
表 1 研磨フラップディスクの寸法
単位 mm
外径D
孔径H
50 58 75 100 115 125 150 180 200 230
10
○ ○
15
○ ○
16
○ ○ ○ ○
22
○ ○ ○ ○ ○ ○
3.2
寸法許容差 研磨フラップディスクの寸法許容差は,表2による。
表 2 研磨フラップディスクの寸法許容差
単位 mm
外径 D
孔径 H
±3
+0.3
0
4. 寸法の測定方法 研磨フラップディスクの寸法は,JIS B 7507に規定するノギスを用いて測定する。
5. 製品の呼び方 研磨フラップディスクの呼び方は,次のとおりとする。
研磨フラップディスク 外形D×孔径H
例 研磨フラップディスク 100×15
6. 製品又は包装表示 製品又は包装には,次の事項を表示する。
a) 研磨材の粒度による種類(1)
φH
φD
φH
φD
3
R 6261:2006
(5)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
b) 寸法(外径×孔径)
c) 製造業者名若しくはその略号又は供給業者名若しくはその略号
d) 最高使用回転数又は最高使用周速度
注(1) 研磨材の粒度は、JIS R6010の規定による。
4
R6261:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS R 6261:2006 研磨フラップディスク
ISO 15635:2001 研磨布紙−フラップディスク
(Ⅰ) JISの規定
(Ⅱ)
国際
規格
番号
(Ⅲ) 国際規格の規定
(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項目ごとの評価及
びその内容
表示箇所:本体
表示方法:側線又は点線の下線
(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策
項目番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
1.適用範囲
研削・研磨加工に使用
する研磨フラップデ
ィスクの形状,寸法及
び表示について規定。
ISO
15635
1
研磨フラップディス
クの寸法,許容差及び
製品の呼び方につい
て規定。
MOD/変更
−
表現は異なるが,実質的な差異は
ない。
2.引用規格
JIS B 7507
JIS R 6010
−
−
MOD/追加 ノギス及び研磨布紙用研磨材の粒度の
規格を引用。
JISとして必要な規格を引用し
た。ISO規格の改正時に,提案の
検討を行う。
3.形状,寸
法及び寸法
許容差
形状
3.1
JISと同じ。
IDT
−
−
寸法(外径)
JISとほぼ同じ。
MOD/追加 寸法追加(50,58及び75 mm)。
JISとして必要な寸法を追加,変
更及び必要な項目を追加した。
孔径寸法許容差については、ISO
へ修正提案中。
寸法(孔径)
JISとほぼ同じ
MOD/追加 寸法追加(10及び15 mm)。
寸法許容差
JISとほぼ同じ
MOD/変更 ISO規格の孔径寸法許容差+0.16 mmか
ら+0.3 mmに変更。
4.寸法の測
定方法
寸法の測定方法を規
定
−
MOD/追加 寸法測定方法を明記。
5.製品の呼
び方
製品の呼び方を規定。
4
JISとほぼ同じ。
MOD/削除 ISO規格に規定の構成要素から,種類及
び規格名称を削除。
表現は異なるが,実質的な差異は
ない。
6.製品又は
包装表示
製品又は包装に表示
する項目について規
定。
5
JISと同じ。
IDT
−
−
−
−
2
引用規格:ISO 554
MOD/削除
ISO規格の引用規格は,JISとし
て不要である。
−
−
3.2
寸法許容差測定時の
試験環境(温度及び湿
度)を規定。
MOD/削除
ISO規格の試験環境は,我が国の
実際とはかい(乖)離が大きいの
で採用せず。次回改正時に再検討
する。
4
R
6
2
6
1
:
2
0
0
6
3
R 6261:2006
(5)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― IDT……………… 技術的差異がない。
― MOD/削除……… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
― MOD/追加……… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
― MOD/変更……… 国際規格の規定内容を変更している。
2.
JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― MOD…………… 国際規格を修正している。
5
R
6
2
6
1
:
2
0
0
6
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD