R 6259:2006
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,研磨布紙協会(ACPA)
/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日
本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS R 6259:1994は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 5429:2005,Coated abrasives−Flap
wheels with incorporated flanges or separate flangesを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS R 6259には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
R 6259:2006
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 1
3. 形状,寸法及び寸法許容差 ································································································ 1
3.1 形状及び寸法 ················································································································ 1
3.2 寸法許容差 ··················································································································· 2
4. 寸法の測定方法 ··············································································································· 2
5. 製品の呼び方 ·················································································································· 2
6. 製品又は包装表示 ············································································································ 3
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ····································································· 4
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
R 6259:2006
フランジ形研磨フラップホイール
Coated abrasives-Flap wheels with incorporated flanges or separate flanges
序文 この規格は,2005年に発行されたISO 5429,Coated abrasives−Flap wheels with incorporated flanges or
separate flangesを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。
1. 適用範囲 この規格は,金属,木材などの研削・研磨加工に使用するフランジ形研磨フラップホイー
ルの形状,寸法及び表示について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 5429:2005,Coated abrasives−Flap wheels with incorporated flanges or separate flanges (MOD)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7507 ノギス
JIS B 7516 金属製直尺
JIS R 6010 研磨布紙用研磨材の粒度
3. 形状,寸法及び寸法許容差
3.1
形状及び寸法 形状及び寸法は,次による。
a) フランジ一体形研磨フラップホイールの形状及び寸法は,図1及び表1のとおりとする。
b) フランジ分離形研磨フラップホイールの形状及び寸法は,図2及び表1のとおりとする。
2
R 6259:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
φH
φD
φH
φD
T
T
φD
φD
T
T
φH
φH
図 1 フランジ一体形
図 2 フランジ分離形
表 1 フランジ形研磨フラップホイールの寸法
単位 mm
外径 D
幅 T
フランジ孔径 H
100
25,50
12.7,15.9
125
150
25,50,75
15.9,19.1,32
165
180
200
250
25.4,32,40
300
25,50,75,100
350
50,75,100
400
500
100
備考 外径は,フラップ片を法線方向に伸ばしたときの寸法とする。
3.2 寸法許容差 フランジ形研磨フラップホイールの寸法許容差は表2による。なお, 外径及びフランジ
孔径の寸法許容差は,受渡当事者間の協定による。
表2 フランジ形フラップホイールの寸法許容差
単位 mm
幅 T
±1
4. 寸法の測定方法 フランジ形研磨フラップホイールの寸法は,JIS B 7507に規定するノギス又はJIS B
7516に規定する等級が1級の金属製直尺を用いて測定する。
5. 製品の呼び方 フランジ形研磨フラップホイールの呼び方は,次のとおりとする。
フランジ形(一体形又は分離形)研磨フラップホイール 外径D×幅T×フランジ孔径H
3
R 6259:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例 フランジ形(一体形)研磨フラップホイール 150×25×15.9
6. 製品又は包装表示 製品又は包装には,次の事項を表示する。
a) 研磨材の粒度による種類(1)
b) 寸法(外径×幅×フランジ孔径)
c) 製造業者名若しくはその略号又は供給業者名若しくはその略号
d) 最高使用回転数又は最高使用周速度
注(1) 研磨材の粒度は,JIS R 6010の規定による。
4
R 6259:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS R 6259:2005 フランジ形研磨フラップホイール
ISO 5429:2005 研磨布紙−フランジ形フラップホイール
(Ⅰ) JISの規定
(Ⅱ)
国際
規格
番号
(Ⅲ) 国際規格の規定
(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項目ごとの評
価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:側線又は点線の下線
(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
項目番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
1.適用範囲
研削・研磨加工に使用する
フランジ形研磨フラップ
ホイールの形状,寸法及び
表示について規定。
ISO
5429
1
フランジ形フラッ
プホイールの寸法
について規定。
MOD/変更
−
表現は異なるが,実質的な差
異はない。
2.引用規格
JIS B 7507
JIS B 7516
JIS R 6010
−
MOD/追加
ノギス,金属製直尺及び研磨布紙用
研磨材の粒度の規格を引用。
JISとして必要な規格を引用
した。
ISO規格の改正時に,提案の
検討を行う。
3.形状,寸法
及び寸法許
容差
形状
2
JISと同じ。
IDT
−
−
寸法(外径及び幅)
JISとほぼ同じ。
MOD/追加
・外径寸法を追加(125及び180
mm)。
・外径300 mm用の幅に100 mmを
追加。
JISとして必要な寸法を追加
した。
ISO規格の改正時に,提案の
検討を行う。
寸法(フランジ孔径)
−
MOD/追加
孔径の数値は,ISO規格では製造業
者の裁量に一任。
JISは,独自の寸法を規定。
寸法許容差
JISとほぼ同じ
MOD/削除
外径の寸法許容差記号 ≈を削除。
実質的な差異はない。
4. 寸法の測
定方法
寸法の測定方法を規定
−
MOD/追加
寸法測定方法を明記。
JISとして必要な項目を追加
した。
5.製品の呼
び方
フランジ形研磨フラップ
ホイールの呼び方を規定。
3
JISとほぼ同じ。
MOD/削除
ISO規格に規定の構成要素から,規
格名称を削除。
表現は異なるが,実質的な差
異はない。
6.製品又は
包装表示
製品又は包装に表示する
項目について規定。
4
JISと同じ。
IDT
−
−
4
R
6
2
5
9
:
2
0
0
6
5
R 6259:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
− IDT………………
技術的差異がない。
− MOD/削除………
国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− MOD/追加………
国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− MOD/変更………
国際規格の規定内容を変更している。
2.
JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
− MOD……………
国際規格を修正している。
5
R
6
2
5
9
:
2
0
0
6