R 6258:2006
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,研磨布紙協会(ACPA)
/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日
本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS R 6258:1999は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 3919:2005,Coated abrasives−Flap
wheels with shaftを基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS R 6258には,次に示す附属書がある。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
R 6258:2006
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 引用規格 ························································································································ 1
3. 形状,寸法及び寸法許容差 ································································································ 1
3.1 形状及び寸法 ················································································································ 1
3.2 寸法許容差 ··················································································································· 2
4. 寸法の測定方法 ··············································································································· 2
5. 製品の呼び方 ·················································································································· 2
6. 製品又は包装表示 ············································································································ 3
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ····································································· 4
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
R 6258:2006
軸付研磨フラップホイール
Coated abrasives-Flap wheels with shaft
序文 この規格は,2005年に発行されたISO 3919,Coated abrasives−Flap wheels with shaftを翻訳し,技
術的内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変
更の一覧表をその説明を付けて,附属書(参考)に示す。
1. 適用範囲 この規格は,ハンドグラインダなどに付けて金属,木材などの研削・研磨加工に使用する
軸付研磨フラップホイールの形状,寸法及び表示について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 3919:2005,Coated abrasives−Flap wheels with shaft (MOD)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0401 寸法公差及びはめあいの方式
JIS B 7507 ノギス
JIS R 6010 研磨布紙用研磨材の粒度
3. 形状,寸法及び寸法許容差
3.1
形状及び寸法 軸付研磨フラップホイールの形状及び寸法は,図1及び表1による。
2
R 6258:2006
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φ
D
T
L
φ
S
d
T
L
φD
φ
Sd
図 1 軸付研磨フラップホイールの形状
表 1 軸付研磨フラップホイールの寸法
単位 mm
外径 D
幅 T
軸径 Sd
軸長 L
10
10,20
3
25,30,35,40
15
20
25
10,15,20,25
3,6
30
3,3.15,6
40
10,15,20,25,30
50
15,20,25,30
6,6.3
60
15,20,25,30,40
80
15,20,25,30,40,50
100
15,20,25,30,40,50
備考 外径は,フラップ片を法線方向に伸ばしたときの寸法とする。
3.2
寸法許容差 軸付研磨フラップホイールの寸法許容差は,表2による。なお, 外径及び幅の寸法許容差
は,受渡当事者間の協定による。
表2 軸付研磨フラップホイールの寸法許容差
単位 mm
軸径 Sd
軸長 L
h11
±3
備考 h11は,JIS B 0401の規定による。
4. 寸法の測定方法 軸付研磨フラップホイールの寸法は,JIS B 7507に規定するノギスを用いて測定す
る。
5. 製品の呼び方 軸付研磨フラップホイールの呼び方は,次のとおりとする。
軸付研磨フラップホイール 外径D×幅T×軸径Sd×軸長L
例 軸付研磨フラップホイール 60×20×6×40
3
R 6258:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
6. 製品又は包装表示 製品又は包装には,次の事項を表示する。
a) 研磨材の粒度による種類(1)
b) 寸法(外径×幅×軸径×軸長)
c) 製造業者名若しくはその略号又は供給業者名若しくはその略号
d) 最高使用回転数又は最高使用周速度
注(1) 研磨材の粒度は,JIS R 6010の規定による。
4
R 6258:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS R 6258:2006 軸付研磨フラップホイール
ISO 3919:2005 研磨布紙−軸付フラップホイール
(Ⅰ) JISの規定
(Ⅱ)
国際
規格
番号
(Ⅲ) 国際規格の規定
(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:側線又は点線の下線
(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の理
由及び今後の対策
項目番号
内容
項目
番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
1.適用範囲
研削・研磨加工に使用する
軸付研磨フラップホイー
ルの形状,寸法及び表示に
ついて規定。
ISO
3919
1
フラップホイールの寸
法について規定。
MOD/変更
−
表現は異なるが,実質的に同じ。
2.引用規格
JIS B 0401
JIS B 7507
JIS R 6010
−
MOD/追加
寸法公差及びはめあいの
方式,ノギス及び研磨布紙
用研磨材の粒度の規格を
引用。
JISとして必要な規格を引用した。
ISO規格の改正時に,提案の検討を
行う。
3.形状,寸法
及び寸法許
容差
形状
2
JISと同じ。
IDT
−
−
寸法
JISとほぼ同じ。
MOD/追加
次の寸法を追加。
外径:10, 15, 20, 25 mm,
幅 :25 mm
軸径:3.15, 6.3 mm
軸長:35 mm
JISとして必要な寸法の追加,寸法許
容差の変更,必要な項目を追加した。
ISO規格の改正時に,提案の検討を
行う。
寸法許容差
JISとほぼ同じ。
MOD/変更
軸径の公差をh9からh11
に変更。
4.寸法の測
定方法
寸法の測定方法を規定。
−
MOD/追加
寸法測定方法を明記。
JISとして必要な項目を追加した。
5.製品の呼
び方
製品の呼び方を規定。
3
JISとほぼ同じ。
MOD/削除
ISO規格に規定の構成要素
から,規格名称を削除。
表現は異なるが,実質的に同じ。
6.製品又は
包装表示
製品又は包装に表示する
項目について規定。
4
JISと同じ。
IDT
−
−
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD
3
R
6
2
5
8
:
2
0
0
6
5
R 6258:2006
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― IDT……………… 技術的差異がない。
― MOD/削除……… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
― MOD/追加……… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
― MOD/変更……… 国際規格の規定内容を変更している。
2.
JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
― MOD…………… 国際規格を修正している。
4
R
6
2
5
8
:
2
0
0
6