R 6211-3:2014
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 種類······························································································································· 1
4 JIS形の寸法···················································································································· 2
4.1 1号平形研削といし ········································································································ 2
4.2 5号片へこみ形研削といし ······························································································· 3
5 寸法許容差 ······················································································································ 5
附属書JA(規定)ISO形の寸法 ······························································································ 6
附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 8
R 6211-3:2014
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,研削砥石工業会(GIS)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによって,
JIS R 6211-3:2003は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS R 6211の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS R 6211-1 第1部:円筒研削用研削といし
JIS R 6211-2 第2部:外面心無し研削用研削といし
JIS R 6211-3 第3部:内面研削用研削といし
JIS R 6211-4 第4部:横軸平面研削用研削といし
JIS R 6211-5 第5部:立軸平面研削用及び対向二軸平面研削用研削といし
JIS R 6211-6 第6部:工具研削用研削といし
JIS R 6211-7 第7部:卓上及び床上グラインダにおける一般用研削といし
JIS R 6211-8 第8部:ばり取り及びきず取り用研削といし
JIS R 6211-9 第9部:超重研削用研削といし
JIS R 6211-10 第10部:ホーニングといし及び超仕上げといし
JIS R 6211-11 第11部:手研ぎといし
JIS R 6211-12 第12部:ストレートグラインダにおけるばり取り用研削といし
JIS R 6211-13 第13部:バーチカルグラインダにおけるばり取り用研削といし
JIS R 6211-14 第14部:アングルグラインダにおけるばり取り及びきず取り用研削といし
JIS R 6211-15 第15部:定置型又は可搬型切断機における切断といし
JIS R 6211-16 第16部:手持式切断機における切断といし
JIS R 6211-17 第17部:軸付といし(予定)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
R 6211-3:2014
といし−寸法−
第3部:内面研削用研削といし
Bonded abrasive products-Dimensions-
Part 3: Grinding wheels for internal cylindrical grinding
序文
この規格は,1999年に第1版として発行されたISO 603-3を基とし,日本市場に流通している寸法を追
加するため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で側線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一覧表に
その説明を付けて,附属書JBに示す。
1
適用範囲
この規格は,次に示す内面研削用研削といし(以下,研削といしという。)の寸法について規定する。
− 1号 平形研削といし
− 5号 片へこみ形研削といし
注記1 この規格に規定する研削といしは,回転している加工物の内面の研削に使用する。加工物及
び研削といしは機械的に送る。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 603-3:1999,Bonded abrasive products−Dimensions−Part 3: Grinding wheels for internal
cylindrical grinding(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS R 6244 結合研削材といし−寸法許容差及び振れ公差
注記 対応国際規格:ISO 13942:2000,Bonded abrasive products−Limit deviations and run-out
tolerances(MOD)
3
種類
種類は,次によって区分する。
a) JIS形 箇条4による。
b) ISO形 JA.1による。
2
R 6211-3:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4
JIS形の寸法
4.1
1号平形研削といし
1号平形研削といしの寸法は,表1による。
表1−1号平形研削といし
:研削といしの使用面
単位 mm
D
T
H
10
6
10 13 − − − − − − 3 3.18a) 4
−
−
−
−
−
−
−
−
−
13
6
10 13 − − − − − − − 3.18 − 4.77/
5
6
−
−
−
−
−
−
−
16
6
10 13 16 19 25 − − − − 3.18 − 4.77 a)/
5
6/
6.35
−
−
−
−
−
−
−
19
6
10 13 16 19 25 − − − − − − 4.77 a)/
5
6/
6.35 9.53 a) −
−
−
−
−
−
22
6
10 13 16 19 25 − − − − − − 4.77 a)
6/
6.35
9.53 a)/
10
−
−
−
−
−
−
25
6
10 13 16 19 25 − − − − − − 4.77 a)
6/
6.35
9.53/
10
−
−
−
−
−
−
28
6
10 13 16 19 25 32 − − − − − 4.77 a)
6/
6.35
9.53/
10
−
−
−
−
−
−
32
6
10 13 16 19 25 32 − − − − −
−
6
9.53/
10
12.7 15.88 a) −
−
−
−
35
6
10 13 16 19 25 32 − − − − −
−
6
9.53/
10
12.7 15.88 a) −
−
−
−
38
− 10 13 16 19 25 32 38 − − − −
−
−
9.53/
10
12.7 15.88/
16
−
−
−
−
40
− 10 13 16 19 25 32 38 − − − −
−
−
9.53/
10
12.7 15.88/
16
−
−
−
−
45
− 10 13 16 19 25 32 38 − − − −
−
−
9.53/
10
12.7 15.88/
16
−
−
−
−
50
− 10 13 16 19 25 32 38 − − − −
−
−
9.53/
10
12.7 15.88/
16
−
−
−
−
55
− 10 13 16 19 25 32 38 − − − −
−
−
10
12.7 15.88/
16
−
−
−
−
60
− 10 13 16 19 25 32 38 − − − −
−
−
10
12.7 15.88/
16
− 22.23 −
−
65
− 10 13 16 19 25 32 38 − − − −
−
−
−
12.7 15.88/
16
19.05 22.23 −
−
70
− 10 13 16 19 25 32 38 − − − −
−
−
−
12.7 15.88/
16
19.05 22.23 −
−
75
− 10 13 16 19 25 32 38 − − − −
−
−
−
12.7 15.88/
16
19.05 22.23 −
−
3
R 6211-3:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1−1号平形研削といし(続き)
単位 mm
D
T
H
80
− − 13 16 19 25 32 38 − − −
−
−
−
−
−
15.88/
16
19.05 22.23 −
−
90
− − 13 16 19 25 32 38 50 − −
−
−
−
−
−
15.88/
16
19.05 22.23 −
−
100 − − 13 16 19 25 32 38 50 − −
−
−
−
−
−
15.88 19.05 22.23 31.75 38.1
115 a) − − 13 16 19 25 32 38 50 − −
−
−
−
−
−
15.88 19.05 22.23 −
−
125 − − 13 16 19 25 32 38 50 − −
−
−
−
−
−
15.88 19.05 22.23 31.75 38.1
150 − − 13 16 19 25 32 38 50 − −
−
−
−
−
− 15.88 a) 19.05 22.23 31.75 38.1
注記1 総形研削,プランジカットなどを行う場合には,受渡当事者間の協定によって規定以外の厚さT及び縁形を
採用することができる。
注記2 表に2種類の寸法が併記されているものがあるが,表中の“/”は“又は”を意味する。
注a) 受渡当事者間の協定によって採用することができる。
4.2
5号片へこみ形研削といし
5号片へこみ形研削といしの寸法は,表2による。
表2−5号片へこみ形研削といし
:研削といしの使用面
単位 mm
D
T
H
P
E
(F)
16
13
6/6.35
10
10
3
16
6/6.35
10
13
19
6/6.35
10
16
19
16
6/6.35
10
13
3
19
6/6.35
10
16
25
6/6.35
10
19
6
22
16
6/6.35
10
13
3
19
6/6.35
10
16
25
6/6.35
10
19
6
25
16
6/6.35
10
13
3
19
6/6.35
10
16
25
6/6.35
10
19
6
16
9.53
16
13
3
19
9.53
16
16
25
9.53
16
19
6
4
R 6211-3:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2−5号片へこみ形研削といし(続き)
単位 mm
D
T
H
P
E
(F)
28
16
6/9.53
16
13
3
19
6/9.53
16
16
25
6/9.53
16
19
6
32
19
9.53/10
18
16
3
25
9.53/10
18
19
6
32
9.53/10
18
25
7
35
25
9.53/10
18
19
6
32
9.53/10
18
25
7
38
9.53/10
18
25
13
38
25
9.53/10
18
19
6
32
9.53/10
18
25
7
38
9.53/10
18
25
13
40
25
10
18
19
6
32
10
18
25
7
38
10
18
25
13
25
15.88
25
19
6
32
15.88
25
25
7
38
15.88
25
25
13
45
25
12.7/15.88/16
25
19
6
32
12.7/15.88/16
25
25
7
38
12.7/15.88/16
25
25
13
50
25
12.7/15.88/16
25
19
6
32
12.7/15.88/16
25
25
7
38
12.7/15.88/16
25
25
13
55
25
15.88/16
28
19
6
32
15.88/16
28
25
7
38
15.88/16
28
25
13
60
25
15.88/16
28
19
9
32
15.88/16
28
25
10
38
15.88/16
28
25
13
25
22.23
35
19
9
32
22.23
35
25
10
38
22.23
35
25
13
65
25
15.88/16
30
16
9
32
15.88/16
30
22
10
38
15.88/16
30
25
13
25
22.23
35
16
9
32
22.23
35
22
10
38
22.23
35
25
13
70
25
15.88/16
30
16
9
32
15.88/16
30
22
10
38
15.88/16
30
25
13
25
22.23
40
16
9
32
22.23
40
22
10
38
22.23
40
25
13
5
R 6211-3:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2−5号片へこみ形研削といし(続き)
単位 mm
D
T
H
P
E
(F)
75
25
15.88/16
30
16
9
32
15.88/16
30
22
10
38
15.88/16
30
25
13
25
22.23
40
16
9
32
22.23
40
22
10
38
22.23
40
25
13
80
25
15.88/16/22.23
40
16
9
32
15.88/16/22.23
40
22
10
38
15.88/16/22.23
40
25
13
90
25
15.88/22.23
40
16
9
32
15.88/22.23
40
22
10
38
15.88/22.23
40
25
13
50
15.88/22.23
40
38
12
100
25
19.05/22.23
40
16
9
32
19.05/22.23
40
22
10
38
19.05/22.23
40
25
13
50
19.05/22.23
40
38
12
115 a)
25
19.05
45
16
9
32
19.05
45
22
10
38
19.05
45
25
13
50
19.05
45
38
12
125
25
22.23/38.1
80
16
9
32
22.23/38.1
80
22
10
38
22.23/38.1
80
25
13
50
22.23/38.1
80
38
12
150
25
22.23/38.1
80
16
9
32
22.23/38.1
80
22
10
38
22.23/38.1
80
25
13
50
22.23/38.1
80
38
12
注記1 総形研削,プランジカットなどを行う場合には,受渡当事者間の協定によって規定以外の厚さT及び縁形
を採用することができる。
注記2 ( )は参考値とする。F=T−E
注記3 表に2種類の寸法が併記されているものがあるが,表中の“/”は“又は”を意味する。
注a) 受渡当事者間の協定によって採用することができる。
5
寸法許容差
寸法許容差は,JIS R 6244による。
6
R 6211-3:2014
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附属書JA
(規定)
ISO形の寸法
JA.1 ISO形の寸法
ISO 603-3に規定する内面研削用研削といしの寸法は,次による。
a) 1号平形研削といし 1号平形研削といしの寸法は,表JA.1による。
表JA.1−1号平形研削といし
:研削といしの使用面
単位 mm
D
T
H
6
6
−
−
−
−
−
−
−
−
−
2.5
10
6
10
13
16
−
−
−
−
−
−
4
13
6
10
13
16
20
−
−
−
−
−
16
6
10
13
16
20
−
−
−
−
−
6
20
6
10
13
16
20
25
32
−
−
−
25
6
10
13
16
20
25
32
−
−
−
10
32
6
10
13
16
20
25
32
40
50
−
40
6
10
13
16
20
25
32
40
50
−
13
50
−
10
13
16
20
25
32
40
50
63
20
63
−
−
13
16
20
25
32
40
50
63
80
−
−
−
−
20
25
32
40
50
63
100
−
−
−
−
20
25
32
40
50
63
32
125
−
−
−
−
−
25
32
40
50
63
150
−
−
−
−
−
−
32
40
50
63
200
−
−
−
−
−
−
32
40
50
63
b) 5号片へこみ形研削といし 5号片へこみ形研削といしの寸法は,表JA.2による。
7
R 6211-3:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表JA.2−5号片へこみ形研削といし
:研削といしの使用面
単位 mm
D
T
H
P
F
Rmax
13
13
4
8
6
0.3
16
10
6
10
4
16
6
10
6
20
13
6
13
6
20
6
13
8
25
10
6/10
16
4
16
6/10
16
6
25
6/10
16
10
32
13
10
16
6
20
10
16
8
32
10
16
12
40
16
13
20
6
25
13
20
8
40
13
20
12
50
16
20
32
6
25
20
32
10
40
20
32
15
63
25
20
40
10
40
20
40
15
50
20
40
20
80
40
20
45
15
50
20
45
20
63
20
45
25
100
40
32
50
15
50
32
50
20
63
32
50
25
125
40
32
63
15
1
50
32
63
20
63
32
63
25
150
40
32
80
15
50
32
80
20
63
32
80
25
200
50
32
100
20
3.2
63
32
100
25
注記 表に2種類の寸法が併記されているものがあるが,表中の“/”は“又は”を意味する。
8
R 6211-3:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS R 6211-3:2014 といし−寸法−第3部:内面研削用研削といし
ISO 603-3:1999,Bonded abrasive products−Dimensions−Part 3: Grinding wheels for
internal cylindrical grinding
(I)JISの規定
(II)
国際規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 種類
JIS形とISO形とを
規定
−
−
選択
JIS形を選択できるようにし
た。
我が国の使用実態に合わせ選択と
した。
4 JIS形の
寸法
JIS形の寸法を規定
3
寸法(外径・厚さ・孔径)
を規定。
変更
国内で使用されている寸法に
限定した。
ISO規格は本体から附属書JA
に移した。
我が国の使用実態に合わせた。
5寸法許
容差
寸法許容差を規定
5
仕様,寸法公差,バラン
ス表示を規定。
削除
追加
ISO規格の箇条5は,JIS R
6212及びJIS R 6242の規定と
重複するため,5.1を除き削除
した。5.1は箇条5に移した。
JISの規定を追加した。
我が国の使用実態に合わせた。
附属書JA
(規定)
ISO形の寸法を規定
−
−
追加
変更
ISO規格の箇条3の規定を記
載した。
ISO規格の内容を記載。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 603-3:1999,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。
− 選択……………… 国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD…………… 国際規格を修正している。
2
R
6
2
11
-3
:
2
0
1
4