R 6211-15:2014
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 種類······························································································································· 2
4 JIS形の寸法···················································································································· 2
4.1 41号平形切断といし(繊維補強なし) ··············································································· 2
4.2 41号平形切断といし(繊維補強付) ·················································································· 3
5 寸法許容差 ······················································································································ 3
附属書JA(規定)ISO形の寸法 ······························································································ 4
附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 6
R 6211-15:2014
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,研削砥石工業会(GIS)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによって,
JIS R 6211-15:2003は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS R 6211の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS R 6211-1 第1部:円筒研削用研削といし
JIS R 6211-2 第2部:外面心無し研削用研削といし
JIS R 6211-3 第3部:内面研削用研削といし
JIS R 6211-4 第4部:横軸平面研削用研削といし
JIS R 6211-5 第5部:立軸平面研削用及び対向二軸平面研削用研削といし
JIS R 6211-6 第6部:工具研削用研削といし
JIS R 6211-7 第7部:卓上及び床上グラインダにおける一般用研削といし
JIS R 6211-8 第8部:ばり取り及びきず取り用研削といし
JIS R 6211-9 第9部:超重研削用研削といし
JIS R 6211-10 第10部:ホーニングといし及び超仕上げといし
JIS R 6211-11 第11部:手研ぎといし
JIS R 6211-12 第12部:ストレートグラインダにおけるばり取り用研削といし
JIS R 6211-13 第13部:バーチカルグラインダにおけるばり取り用研削といし
JIS R 6211-14 第14部:アングルグラインダにおけるばり取り及びきず取り用研削といし
JIS R 6211-15 第15部:定置型又は可搬型切断機における切断といし
JIS R 6211-16 第16部:手持式切断機における切断といし
JIS R 6211-17 第17部:軸付といし(予定)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
R 6211-15:2014
といし−寸法−
第15部:定置型又は可搬型切断機における
切断といし
Bonded abrasive products-Dimensions-Part 15: Grinding wheels for
cutting-off on stationary or mobile cutting-off machines
序文
この規格は,1999年に第1版として発行されたISO 603-15を基とし,日本市場に流通している寸法を
追加するため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。
1
適用範囲
この規格は,次に示す定置型又は可搬型切断機における切断といし(以下,切断といしという。)の寸法
について規定する。
− 41号 平形切断といし
− 42号 オフセット形切断といし
注記1 この規格に規定する切断といしは,加工物の切断又は溝入れに使用する。加工物は自重で安
定しているか又はしっかり固定する。切断といしを手動で送る場合は加工物を固定し,加工
物を手動で送る場合は切断といしを固定する。加工中,切断機は固定する。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 603-15:1999,Bonded abrasive products−Dimensions−Part 15: Grinding wheels for cutting-off
on stationary or mobile cutting-off machines(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
注記3 41号平形切断といしは,JIS R 6214及びJIS R 6215で規定された切断といしのことである。
42号オフセット形切断といしは,JIS R 6213で規定されたといしとは異なるので,注意が必
要である。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS R 6244 結合研削材といし−寸法許容差及び振れ公差
2
R 6211-15:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
注記 対応国際規格:ISO 13942:2000,Bonded abrasive products−Limit deviations and run-out
tolerances(MOD)
3
種類
種類は,次によって区分する。
a) JIS形 箇条4による。
b) ISO形 JA.1による。
4
JIS形の寸法
4.1
41号平形切断といし(繊維補強なし)
41号平形切断といし(繊維補強なし)の寸法は,表1による。
表1−41号平形切断といし(繊維補強なし)
:切断といしの使用面
単位 mm
D
T
H
75
0.5
1
1.5
−
−
−
−
−
9.53
12.7
−
−
−
−
−
−
−
100
0.5
1
1.5
−
−
−
−
−
9.53
12.7
−
−
−
−
−
−
−
125
0.5
1
1.5
−
−
−
−
−
−
12.7
15.88 19.05
−
−
−
−
−
150
0.5
1
1.5
−
−
−
−
−
−
12.7
15.88 19.05
−
−
−
−
−
180
0.5
1
1.5
−
−
−
−
−
−
−
−
19.05
25.4
−
−
−
−
205
−
1
1.5
−
−
−
−
−
−
−
−
19.05
25.4
−
−
−
−
230
−
1
1.5
2
−
−
−
−
−
−
−
−
25.4
30 31.75
−
−
255
−
1
1.5
2
−
−
−
−
−
−
−
−
25.4
30 31.75
−
−
305
−
−
1.5
2
2.5
−
−
−
−
−
−
−
25.4
30 31.75
−
−
355
−
−
1.5
2
2.5
−
−
−
−
−
−
−
25.4
30 31.75
−
−
405
−
−
−
2
2.5
3
3.5
−
−
−
−
−
25.4
30 31.75
−
−
455
−
−
−
−
2.5
3
3.5
4
−
−
−
−
25.4
30 31.75
−
−
510
−
−
−
−
−
3
3.5
4
−
−
−
−
−
30
−
38.1
50.8
3
R 6211-15:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.2
41号平形切断といし(繊維補強付)
41号平形切断といし(繊維補強付)の寸法は,表2による。
表2−41号平形切断といし(繊維補強付)
:切断といしの使用面
単位 mm
D
T
H
75 1.5
2
2.5 − − − − − − − − 9.53 12.7 −
−
−
−
−
−
−
100 1.5
2
2.5 − − − − − − − −
−
12.7 15
−
−
−
−
−
−
125 1.5
2
2.5 − − − − − − − −
−
−
15 19.05 22
−
−
−
−
150 1.5
2
2.5 − − − − − − − −
−
−
− 19.05 22
−
−
−
−
180 1.5
2
2.5 − − − − − − − −
−
−
− 19.05 22
−
−
−
−
205 −
2
2.5
3
− − − − − − −
−
−
− 19.05 22 25.4 −
−
−
255 − − 2.5
3
3.5 − − − − − −
−
−
−
−
22 25.4 −
−
−
305 − − 2.5
3
3.5 − − − − − −
−
−
−
−
− 25.4 30
−
−
355 − − 2.5
3
3.5 − − − − − −
−
−
−
−
− 25.4 30
−
−
405 − − −
3
3.5
4
− − − − −
−
−
−
−
− 25.4 30
−
−
455 − − − − 3.5
4
4.5 − − − −
−
−
−
−
− 25.4 30
−
−
510 − − − − −
4
4.5
5
− − −
−
−
−
−
− 25.4 30
38.1
−
585 − − − − −
4
4.5
5
− − −
−
−
−
−
−
−
30
38.1
−
610 − − − − − − 4.5
5
6
− −
−
−
−
−
−
−
30
38.1
−
660 − − − − − − −
5
6
7
−
−
−
−
−
−
−
−
38.1
−
760 − − − − − − − −
6
7
8
−
−
−
−
−
−
−
38.1
50.8
860 − − − − − − − − −
7
8
−
−
−
−
−
−
−
38.1
50.8
5
寸法許容差
寸法許容差は,JIS R 6244による。
4
R 6211-15:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JA
(規定)
ISO形の寸法
JA.1 ISO形の寸法
ISO 603-15に規定する切断といしの寸法は,次による。
a) 41号平形切断といし 41号平形切断といしの寸法は,表JA.1による。
表JA.1−41号平形切断といし
:切断といしの使用面
単位 mm
D
T
H
63
0.6 0.8 1.25 1.6 2 − − − − − − − − − 10 13 − − − − − − − −
−
−
80
0.6 0.8 1.25 1.6 2 − − − − − − − − − 10 13 − − − − − − − −
−
−
100
0.6 0.8 1.25 1.6 2 − − − − − − − − − 10 13 20 − − − − − − −
−
−
125
0.6 0.8 1.25 1.6 2 2.5 − − − − − − − − − 13 20 − − − − − − −
−
−
150
0.6 0.8 1.25 1.6 2 2.5 − − − − − − − − − 13 20 − − − − − − −
−
−
200
− − − 1.6 2 2.5 3.2 − − − − − − − − − 20 − 32 − − − − −
−
−
250
− − − 1.6 2 2.5 3.2 − − − − − − − − − 20 25.4 32 − −
− − −
−
−
300
− − − − − 2.5 3.2 4 − − − − − − − − − 25.4 32 40 − − − −
−
−
350/356 − −
− − − 2.5 3.2 4 − − − − − − − − − 25.4 32 40 − − − −
−
−
400/406 − −
− − − − 3.2 4
5 − − − − − − − − 25.4 32 40 60
− − −
−
−
450/457 − −
− − − − 3.2 4
5 − − − − − − − − 25.4 32 40 60
− − −
−
−
500/508 − −
− − − − − 4
5
6 − − − − − − − − 32 40 60 − − −
−
−
600/610 − −
− − − − − − 5
6
8 − − − − − − − − 40 60 76.2 − −
−
−
750/762 − −
− − − − − − − 6
8 − − − − − − − − − 60 − 80 100 152.4
−
800
− − − − − − − − − 6
8 10 − − − − − − − − 60 − 80 100
−
−
1000
− − − − − − − − − − 8 10 13 − − − − − − − − − 80 100 152.4
−
1250
− − − − − − − − − − − 10 13 − − − − − − − − − − 100 152.4 203.2
1500
− − − − − − − − − − − − 13 16 − − − − − − − − − − 152.4 203.2
注記1 対応国際規格には,外径1 800 mmが規定されているが,労働安全衛生法第42条に定められた研削盤等構
造規格第14条に抵触するため(D≦1 500 mm),この規格から削除している。
注記2 350 mm以上の外径寸法(D)で,表に2種類の寸法が併記されているものがあるが,表中の“/”は“又
は”を意味する。
5
R 6211-15:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
b) 42号オフセット形切断といし 42号オフセット形切断といしの寸法は,表JA.2による。
表JA.2−42号オフセット形切断といし
:切断といしの使用面
単位 mm
D
U
H
K
Fmin
Rmax
400/406
4
5
6
−
−
−
−
40
122
7.5
10
450/457
4
5
6
−
−
−
−
40
122
7.5
10
500/508
−
5
6
−
−
−
−
40
122
7.5
10
−
5
6
−
−
−
−
60
122
7.5
10
600/610
−
−
6
8
−
−
−
60
210
13
10
−
−
6
8
−
−
−
76.2
210
13
10
800
−
−
−
8
10
−
−
60
210
13
10
−
−
−
8
10
−
−
80
210
13
10
−
−
−
8
10
−
−
100
210
13
10
1000
−
−
−
−
10
13
−
127
325
18
12
1250
−
−
−
−
−
13
16
127
325
18
12
注記 400 mm以上の外径寸法(D)で,表に2種類の寸法が併記されているものがあるが,表中の“/”
は“又は”を意味する。
参考文献 JIS R 6213 レジノイドオフセット研削といし
JIS R 6214 レジノイド切断といし
JIS R 6215 ゴム切断といし
6
R 6211-15:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS R 6211-15:2014 といし−寸法−第15部:定置型又は可搬型切断機における
切断といし
ISO 603-15:1999,Bonded abrasive products−Dimensions−Part 15: Grinding wheels for
cutting-off on stationary or mobile cutting-off machines
(I)JISの規定
(II)
国際
規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの評価
及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条
番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
3 種類
JIS形とISO形とを
規定
−
−
選択
JIS形を選択できるようにした。
我が国の使用実態に合わせ選択とし
た。
4 JIS形の
寸法
JIS形の寸法を規定
3
寸法(外径・厚さ・
孔径など)を規定
変更
国内で使用されている寸法に限定した。
ISO規格は,本体から附属書JAに移した。
繊維補強なしと繊維補強付に分別し,
我が国の強制法規が遵守できるよう
にした。
−
4
製品及び明細の呼
び方を規定
削除
ISO規格の箇条4は,JIS R 6210,JIS R 6212
及びJIS R 6242の規定と重複するため削除
した。
我が国の使用実態に合わせた。
5 寸法許
容差
寸法許容差を規定
5
仕様,寸法公差,
バランス,表示を
規定
削除
追加
ISO規格の箇条5は,JIS R 6210,JIS R 6212
及びJIS R 6242の規定と重複するため5.1
を除き削除した。5.1は箇条5に移した。
JISの規定を追加した。
我が国の使用実態に合わせた。
附属書JA
(規定)
ISO形の寸法を規定
−
−
追加
変更
ISO規格の箇条3の規定を記載し,注記で
国内法で規定する遵守事項を追加した。
我が国の使用実態に合わせ,我が国の
強制法規が遵守できるようにした。
2
R
6
2
11
-1
5
:
2
0
1
4
7
R 6211-15:2014
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 603-15:1999,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 削除 ················ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 ················ 国際規格の規定内容を変更している。
− 選択 ················ 国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD ··············· 国際規格を修正している。
2
R
6
2
11
-1
5
:
2
0
1
4