1
R
6124 :
19
98
解
説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS R 6124
: 1998
炭化けい素質研削材の化学分析
方法
ISO 9286
: 1997
研磨材−炭化けい素の化学分析方法
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(1)
適用範囲
○ 化学分析方法及び蛍光
X
線
分析方法について規定
○ 化学分析方法について規定
ADP
JIS
では,
ISO
の規定にない
蛍光
X
線分析方法について
も規定している。
蛍光
X
線分析方法は我が国
では一般的に使われている
(
ISO
でも
Annex
に記載さ
れており実質的には同等。
)
。
(2)
化 学 分 析 の
項 目 及 び 方
法
○
○
−
JIS
独自に採用した規定に
ついては,今後,
ISO
に提案
する予定。
(2.1)
表面鉄
○
−
○
−
=
(2.2)
表 面 酸 化
ア ル ミ ニ ウ
ム
○ 吸光光度法,原子吸光法及び
滴定法について規定
○ 吸光光度法及び原子吸光法につ
いて規定。
=
JIS
では,
ISO
に規定のない
滴定法についても規定して
いる。
簡単に分析でき,我が国では
一般的に使われているので
JIS
に追加した。
(2.3)
表 面 酸 化
カルシウム
○
−
○
−
=
(2.4)
表 面 酸 化
マ グ ネ シ ウ
ム
○
−
○
−
=
(2.5)
全炭素
○ 燃焼容量法,燃焼重量法及び
電量測定法について規定
○ 燃焼重量法及び電量測定法につ
いて規定
=
JIS
では,
ISO
に規定のない
燃焼容量法についても規定
している。
重量法より迅速性が高く,精
度がよいので,容量法も
JIS
に採用した。
(2.6)
遊 離 炭 素
(表面炭素)
○ 燃焼容量法,燃焼重量法及び
電量測定法について規定
○ 燃焼重量法及び電量測定法につ
いて規定
=
JIS
では,
ISO
に規定のない
燃焼容量法についても規定
している。
重量法より迅速性が高く,精
度がよいので,容量法も
JIS
に採用した。
(2.7)
炭 化 け い
素
○
−
○
−
=
(2.8)
表 面 け い
酸
○ 吸光光度法及び中和滴定法
について規定
○ 中和滴定法について規定
=
JIS
では,
ISO
に規定のない
吸光光度法についても規定
している。
中和滴定法以外に,吸光光度
法 も 使 用 さ れ て い る の で
JIS
に採用した。
2
R
6124 :
19
98
解
説
解説付表
1
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との整合
が困難な理由及び今後の
対策
(2.9)
表 面 け い
素
○ 吸光光度法,中和滴定法及び
ガス容量法について規定
○ ガス容量法について規定
=
JIS
では,
ISO
に規定のない
中和滴定法及び吸光光度法
についても規定している。
中和滴定法,吸光光度法も一
般的に使用されているので
JIS
に採用した。
(2.10)
全けい素
○ 重量法
−
−
JIS
では
ISO
にない全けい素
を追加している。
我が国では,全けい素を分析
することも多いので
JIS
に
追加した。
(3)
蛍光
X
線分
析 の 項 目 及
び方法
○ 鉄,アルミニウム,カルシウ
ム及びマグネシウムについ
て規定
−
Annex
に,蛍光
X
線分析によるこ
ともできると記述がある。
−
JIS
では,
ISO
にない蛍光
X
線分析を採用し,鉄,アルミ
ニウム,カルシウム,マグネ
シウムを分析項目として入
れている。
簡便に分析でき,我が国では
一般的に使われているので
JIS
に追加した。
備考
1.
表中の
(I)
及び
(III)
にある
○
は,該当する規定項目を規定していることを示し, −
は,規定していないことを示す。
2.
表中の
(IV)
欄にある
=
は,
JIS
と国際規格との技術的内容が同等であることを示す。
ADP
は,
JIS
は国際規格を技術的内容の変更なしで採用している
が,
JIS
として必要な規定内容を追加していることを示す。