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R 6004:2010 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 分類······························································································································· 1 

3 用語,記号及び定義 ·········································································································· 1 

附属書A(参考)参考文献 ····································································································· 9 

R 6004:2010 

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,研削砥石工業会(GIS)

及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があ

り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS R 6004:2005は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

R 6004:2010 

研削材及び研磨材,といし並びに研磨布紙− 

用語及び記号 

Abrasives, bonded abrasive products and coated abrasives- 

Terms and marks 

序文 

この規格は,1961年に制定され,その後4回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2005年に

行われたが,その後,関連するJISが改正されて用語の追加,変更がなされ,また,用語の定義をより明

確にする必要性が求められ,これらに対応するために改正した。 

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。 

適用範囲 

この規格は,研削材及び研磨材,といし並びに研磨布紙の主な用語及び記号(以下,用語及び記号とい

う。)について規定する。 

分類 

用語及び記号は,次のとおり分類する。 

a) 研削材及び研磨材 

b) といし 

c) 研磨布紙 

用語,記号及び定義 

用語,記号及び定義は,次による。 

注記 定義欄で細別を付けて示したものは,その用語について複数の意味があることを示す。 

a) 研削材及び研磨材 

1) 用語及びその定義 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1001 

研削材 

金属,木材などを削り取るために使用する硬さの高い物質の総称。
一般的に粒度の粗いものをいう。 
(JIS R 6111参照) 

abrasives 

1002 

研磨材 

金属,木材などをすり減らし又は磨くために使用する硬さの高い
物質の総称。一般的に粒度の細かいものをいう。 
(JIS R 6111参照) 

abrasives 

1003 

人造研削材 

人工的に造った研削材。 
(JIS R 6111参照) 

artificial abrasives 

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R 6004:2010  

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1004 

天然研削材 

天然から得られる研削材。 

natural abrasives 

1005 

アルミナ質研

削材 

主成分がアルミナから成る褐色アルミナ研削材,白色アルミナ研
削材,淡紅色アルミナ研削材,解砕形アルミナ研削材,人造エメ
リー研削材及びアルミナジルコニア研削材の総称。 
(JIS R 6111参照) 

alumina abrasives 
 

1006 

褐色アルミナ

研削材 

主としてボーキサイトから成るアルミナ質原料をアーク式電気炉
で溶融還元し,凝固させ,主成分がアルミナから成り,適量の酸
化チタンを含む塊を粉砕整粒したもの。主として酸化チタンを固
溶したコランダム結晶から成り,全体として褐色を帯びている。 
(JIS R 6111参照) 

brown fused 

alumina 
abrasives 

1007 

白色アルミナ

研削材 

バイヤー法で精製したアルミナをアーク式電気炉で溶融し,凝固
させた塊を粉砕整粒したもの。コランダム結晶から成り,全体と
して白色を帯びている。 
(JIS R 6111参照) 

white fused 

alumina 
abrasives 

1008 

淡紅色アルミ

ナ研削材 

バイヤー法で精製したアルミナに適量の酸化クロム,必要によっ
て酸化チタンから成る原料を加え,アーク式電気炉で溶融し,凝
固させた塊を粉砕整粒したもの。コランダム結晶から成り,全体
として淡紅色を帯びている。 
(JIS R 6111参照) 

ruby fused alumina  

abrasives 

1009 

解砕形アルミ

ナ研削材 

ボーキサイト又はバイヤー法で精製したアルミナから成るアルミ
ナ質原料をアーク式電気炉で溶融し,凝固させた塊を解砕し,整
粒したもの。主としてコランダムの単一結晶から成る。 
(JIS R 6111参照) 

mono-crystalline 

fused alumina 
abrasives 

1010 

人造エメリー

研削材 

主としてボーキサイトから成るアルミナ質原料をアーク式電気炉
で溶融還元し,凝固させた塊を粉砕整粒したもの。主としてコラ
ンダム結晶とムライト結晶とから成り,全体として灰黒色を帯び
ている。 
(JIS R 6111参照) 

artificial emery 

abrasives 

1011 

アルミナジル

コニア研削
材 

主としてバイヤー法で精製したアルミナにジルコニア質原料を加
え,アーク式電気炉で溶融し,凝固させた塊を粉砕整粒したもの。
主としてコランダム結晶とアルミナジルコニア共晶部分とから成
り,全体としてねずみ色を帯びている。ジルコニア含有量の異な
るAZ(25)とAZ(40)とがある。 
(JIS R 6111参照) 

fused alumina 

zirconia 
abrasives 

1012 

炭化けい素質

研削材 

黒色炭化けい素研削材と緑色炭化けい素研削材との総称。 
(JIS R 6111参照) 

silicon carbide 

abrasives 

1013 

黒色炭化けい

素研削材 

主としてけい石,けい砂から成る酸化けい素質原料とコークスと
を抵抗式電気炉で反応生成させた塊を粉砕整粒したもの。α形炭
化けい素から成り,全体として黒色を帯びている。 
(JIS R 6111参照) 

black silicon 

carbide 
abrasives 

1014 

緑色炭化けい

素研削材 

主としてけい石,けい砂から成る酸化けい素質原料とコークスと
を抵抗式電気炉で反応生成させた塊を粉砕整粒したもの。α形炭
化けい素から成り,黒色炭化けい素研削材より高純度で,全体と
して緑色を帯びている。 
(JIS R 6111参照) 

green silicon 

carbide 
abrasives 

1015 

粗粒 

粒度がF4〜F220及びP12〜P220のと粒。 
(JIS R 6001及びJIS R 6010参照) 

macrogrits 

1016 

微粉 

粒度がF230〜F1200,#240〜#8000及びP240〜P2500のと粒。 
(JIS R 6001及びJIS R 6010参照) 

microgrits 

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R 6004:2010  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

1017 

と粒 

研削材及び研磨材の粒子。 

abrasive grain 

1018 

超と粒 

硬さがアルミナ,炭化けい素系のものに比較して極めて高いダイ
ヤモンド,CBN(立方晶窒化ほう素)などのと粒。 

super-abrasives 

1019 

磁性物 

製造工程中で研削材の中に混入してくる鉄合金及び鉄酸化物。 

magnetic matters 

1020 

粒度 

粒子の大きさを表す呼称。 
(JIS R 6001及びJIS R 6010参照) 

grain size, 
grit number 

1021 

研削材のかさ

密度 

研削材を一定容積に充てんしたときの単位体積当たりの質量。単
位は,グラム毎立方センチメートル(g/cm3)とする。 
(JIS R 6130参照) 

bulk density of 

abrasive 
macrograins 

1022 

親水性 

と粒の水又は他の液体に対するぬれやすさ。 

capillarity 

1023 

じん性 

外力に対すると粒の破砕抵抗をいい,一般的にと粒は,ボールミ
ル法などによる破砕に対する抵抗度で評価する。 

toughness 

1024 

破砕性 

と粒の破砕時の砕けやすさ。じん性の反対(語)。 

friability 

2) 記号及びその定義 

番号 

記号 

定義 

1101 

褐色アルミナ研削材及び研磨材の記号。 
(JIS R 6111参照) 

1102 

AE 

人造エメリー研削材及び研磨材の記号。 
(JIS R 6111参照) 

1103 

AZ 

アルミナジルコニア研削材及び研磨材の記号。 
(JIS R 6111参照) 

1104 

黒色炭化けい素研削材及び研磨材の記号。 
(JIS R 6111参照) 

1105 

GC 

緑色炭化けい素研削材及び研磨材の記号。 
(JIS R 6111参照) 

1106 

HA 

解砕形アルミナ研削材及び研磨材の記号。 
(JIS R 6111参照) 

1107 

PA 

淡紅色アルミナ研削材及び研磨材の記号。 
(JIS R 6111参照) 

1108 

WA 

白色アルミナ研削材及び研磨材の記号。 
(JIS R 6111参照) 

b) といし 

1) 用語及びその定義 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2001 

といし, 
結合研削材と

いし 

人造研削材を無機質結合剤又は有機質結合剤で結合させた研削工
具。 

bonded abrasive 

products 

2002 

研削といし 

回転させて使用するといし。 

grinding wheels 

2003 

ビトリファイ

ド研削とい
し 

無機物の混合物を磁器化又はガラス化したものを結合剤とした研
削といし。 
(JIS R 6210,JIS R 6217及びJIS R 6218参照) 

vitrified grinding 

wheels 

2004 

マグネシア研

削といし 

マグネシアセメント(マグネシアオキシクロライド)を結合剤と
した研削といし。 
(JIS R 6216及びJIS R 6219参照) 

magnesia grinding 

wheels 

2005 

レジノイド研

削といし 

熱硬化性合成樹脂又は熱可塑性合成樹脂を結合剤とした研削とい
し。 
(JIS R 6212,JIS R 6216,JIS R 6217及びJIS R 6218参照) 

resinoid grinding 

wheels 

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R 6004:2010  

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2006 

レジノイドオ

フセット研
削といし 

ガラス繊維などで補強した中央部をへこませた形のレジノイド研
削といし。ただし,レジノイドオフセット形切断といしは除く。 
(JIS R 6213参照) 

depressed center 

wheels with 
fabric 
reinforcement 

2007 

レジノイド切

断といし 

切断用のレジノイドといし。 
(JIS R 6214参照) 

resinoid cutting-off 

wheels 

2008 

レジノイドオ

フセット形
切断といし 

ガラス繊維などで補強した中央部をへこませた形の切断用のレジ
ノイドといし。 
(JIS R 6214参照) 

depressed center 

cutting-off 
wheels 

2009 

ゴム切断とい

し 

天然ゴム又は人造ゴムを結合剤とした切断用のといし。 
(JIS R 6215参照) 

rubber cutting-off 

wheels 

2010 

ナット付ディ

スク形研削
といし 

台板に取り付けるためのナットを埋め込んだディスク形研削とい
し。立軸平面研削又は対向二軸平面研削に使用する。 
(JIS R 6211-5,JIS R 6211-7,JIS R 6211-13及びJIS R 6216参照) 

disc wheels with 

inserted nuts 

2011 

ナット付リン

グ形研削と
いし 

台板に取り付けるためのナットを埋め込んだリング形研削とい
し。立軸平面研削又は対向二軸平面研削に使用する。 
(JIS R 6211-5,JIS R 6211-7及びJIS R 6216参照) 

cylinder wheels 

with inserted 
nuts 

2012 

超重研削用研

削といし 

自動ビレット研削盤及び自動スラブ研削盤に取り付け,鋼片のき
ず取りに使用する研削といし。 
(JIS R 6211-9参照) 

grinding wheels 

for 
high-pressure 
grinding 

2013 

ホーニングと

いし 

円筒内面,球面,平面及びその他の形状面をホーニング加工する
のに用いる,棒状,リング状及びカップ形のといし。 
(JIS R 6211-10参照) 

stones for honing 

2014 

超仕上げとい

し 

円筒内面,球面,平面及びその他の形状面を超仕上加工するのに
用いる,棒状,リング状及びカップ形のといし。 
(JIS R 6211-10参照) 

stones for 

superfinishings 

2015 

手研ぎといし 工具表面の加工及び刃研ぎ加工に使用するといし。 

(JIS R 6211-11参照) 

hand finishing 

sticks 

2016 

軸付といし 

といしを保持し回転させるための軸を付けた研削といし。 
(JIS R 6211-12及びJIS R 6217参照) 

mounted wheels 

2017 

セグメント研

削といし 

数個を組み合わせ,主として正面で研削する断片状のといし。 
(JIS R 6211-5及びJIS R 6218参照) 

segment grinding 

wheels 

2018 

結合剤 

といしの“と粒”と“と粒”とを結合する材料。 

bonds 

2019 

補強材 

研削といしの破壊回転強度及び衝撃強度を増すために用いる材
料。主にガラスクロスが用いられる。 
(JIS R 3414参照) 

reinforcement 

2020 

ブッシュ 

研削といしの孔の部分のライニングとして用いるもの。 
(JIS R 6211-14及びJIS R 6219参照) 

bushings 

2021 

縁形(ふちが

た) 

といしの研削使用面の形状。 
(JIS R 6242参照) 

grinding wheel 

profiles 

2022 

組織 

といしのと粒の粗密の状態。番号(0〜25)又は記号(1S〜5S)で
表す。 
(JIS R 6210,JIS R 6212,JIS R 6216,JIS R 6217,JIS R 6218,
JIS R 6219及びJIS R 6242参照) 

structure 

2023 

と粒率 

といしに占めると粒の容積比率。百分率で示す。 
(JIS R 6210,JIS R 6212,JIS R 6216,JIS R 6217,JIS R 6218,
JIS R 6219及びJIS R 6240参照) 

grain volume 

percentage 

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R 6004:2010  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2024 

軸付といしの

接着強さ 

軸とといし部との接着強さ。 
(JIS R 6217及びJIS R 6240参照) 

cementing strength 

of mounted 
wheels 

2025 

結合度 

といしのと粒の結合の度合い。記号(A〜Z)で表す。 
(JIS R 6240及びJIS R 6242参照) 

hardness grade 

2026 

平衡度 

研削といしの静的不平衡の程度。 
(JIS R 6243参照) 

unbalance 

2027 

面振れ 

研削といしの回転中心軸に垂直なといし面の振れ。 
(JIS R 6240及びJIS R 6244参照) 

axial run-out 

2028 
 

外周振れ 

研削といしの回転中心軸に平行なといし外周面の振れ。 
(JIS R 6240及びJIS R 6244参照) 

radial run-out 

2029 

最高使用周速

度 

研削といしが安全に使用できる最高限度の周速度(m/s)。 
(JIS R 6241及びJIS R 6242参照) 

maximum 

operating speed 

2030 

安全度 

研削といしの安全性を示す尺度。最高使用周速度,安全係数,破
壊回転周速度,衝撃強度及び軸付といしの接着強度で表す。 
(JIS R 6242参照) 

safety 
 

2031 

安全度試験 

安全度を測定する試験。回転試験,破壊回転試験,レジノイドオ
フセット研削といしの衝撃試験及び軸付といしの接着強さ試験が
ある。 

safety test 

2032 

回転試験 

最高使用周速度の1.5倍の周速度で破壊の有無を確認する試験。 
(JIS R 6210,JIS R 6212,JIS R 6213,JIS R 6214,JIS R 6215,
JIS R 6216,JIS R 6218,JIS R 6219及びJIS R 6240参照) 

注記 この定義は,といしの回転試験の定義であり,番号3026

に定義する“研磨布紙”の回転試験とは異なる。 

rotation test, 
speed test 

2033 

破壊回転試験 研削といしの破壊回転周速度を求めるための試験。 

(JIS R 6240及びJIS R 6242参照) 

breakage rotation 

test 

2034 

衝撃試験 

レジノイドオフセット研削といしの衝撃に対する強度を測定する
試験。ただし,レジノイドオフセット形切断といしは除く。 
(JIS R 6240参照) 

impact test 
 

2) 記号及びその定義 

番号 

記号 

定義 

2101 

アルミナ質研削材の記号の総称で,個別を表すときは前部に細分記号を付ける。ただ
し,褐色アルミナ研削材の場合は,細分記号を付けずAとする。 
(JIS R 6242参照) 

2102 

AZ 

アルミナジルコニア研削材の記号。 
(JIS R 6242参照) 

2103 

レジノイド及び熱硬化性樹脂結合剤の記号。 
(JIS R 6242参照) 

2104 

BF 

繊維補強付レジノイド及び熱硬化性樹脂結合剤の記号。 
(JIS R 6242参照) 

2105 

炭化けい素質研削材の記号の総称で,個別を表すときは前部に細分記号を付ける。た
だし,黒色炭化けい素研削材の場合は,細分記号を付けずCとする。 
(JIS R 6242参照) 

2106 

セラック結合剤の記号。 
(JIS R 6242参照) 

2107 

GC 

緑色炭化けい素研削材の記号。 
(JIS R 6242参照) 

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R 6004:2010  

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

記号 

定義 

2108 

HA 

解砕形アルミナ研削材の記号。 
(JIS R 6242参照) 

2109 

MG 

マグネシア結合剤の記号。 
(JIS R 6242参照) 

2110 

PA 

淡紅色アルミナ研削材の記号。 
(JIS R 6242参照) 

2111 

PL 

熱可塑性樹脂結合剤の記号。 
(JIS R 6242参照) 

2112 

ゴム結合剤の記号。 
(JIS R 6242参照) 

2113 

RF 

繊維補強付ゴム結合剤の記号。 
(JIS R 6242参照) 

2114 

ビトリファイド結合剤の記号。 
(JIS R 6242参照) 

2115 

WA 

白色アルミナ研削材の記号。 
(JIS R 6242参照) 

2116 

アルミナジルコニア質研削材の記号の総称で,個別を表すときは前部に細分記号を付
ける。 
(JIS R 6242参照) 

c) 研磨布紙 

1) 用語及びその定義 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3001 

研磨布紙 

研磨布,研磨紙,耐水研磨紙,研磨ベルト,研磨ディスクなどの
総称。 
(JIS R 6251,JIS R 6252,JIS R 6253,JIS R 6255及びJIS R 6256
参照) 

coated abrasives  

3002 

研磨布 

布の表面に研磨材を接着剤によって固着した研磨工具。 
(JIS R 6251参照) 

abrasive cloths 

3003 

研磨紙 

紙の表面に研磨材を接着剤によって固着した研磨工具。 
(JIS R 6252参照) 

abrasive papers 

3004 

耐水研磨紙 

耐水処理を施した紙の表面に研磨材を耐水接着剤によって固着し
た湿式研磨用の研磨工具。 
(JIS R 6253参照) 

waterproof 

abrasive papers 

3005 

研磨ベルト 

研磨布紙を接合して無端状にした研磨工具。 
(JIS R 6256参照) 

abrasive belts 

3006 

研磨ディスク ディスクサンダなどに取り付けて使用する主として円盤状の研磨

工具。 
(JIS R 6255参照) 

abrasive discs 

3007 

円筒研磨スリ

ーブ 

研磨布紙を接合して円筒状にした研磨工具。 
(JIS R 6257参照) 

cylindrical sleeves 

3008 

研磨フラップ

ディスク 

ディスクグラインダなどに取り付けて使用する短冊状の研磨布を
固着させた円盤状の研磨工具。 
(JIS R 6261参照) 

flap discs 
 

3009 

軸付研磨フラ

ップホイー
ル 

研磨布のフラップ片を放射状に軸対称に接着・固定し,把軸を設
けた小形の研磨工具。 
(JIS R 6258参照) 

flap wheels with 

shaft 

background image

R 6004:2010  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3010 

フランジ形研

磨フラップ
ホイール 

研磨布のフラップ片を放射状に軸対称に接着・固定し,フランジ
の軸孔を介して回転軸に装着する研磨工具。 
(JIS R 6259参照) 

flap wheels with 

flanges 

3011 

フランジ一体

形研磨フラ
ップホイー
ル 

回転軸孔を具備したフランジが結合された形態のリング状の研磨
フラップホイール。 
(JIS R 6259参照) 

flap wheels with 

incorporated 
flanges 

3012 

フランジ分離

形研磨フラ
ップホイー
ル 

回転軸に装着する場合,フランジを用いる形態のリング状の研磨
フラップホイール。 
(JIS R 6259参照) 

flap wheels with 

separate flanges 

3013 

ストレート形 円筒研磨スリーブにおいて接合線がストレートの形状。 

(JIS R 6257参照) 

straight type 

3014 

スパイラル形 円筒研磨スリーブにおいて接合線がスパイラルの形状。 

(JIS R 6257参照) 

spiral type 

3015 

シート 

長方形の研磨布紙の形状による呼称。 
(JIS R 6251,JIS R 6252及びJIS R 6253参照) 

abrasive sheets 

3016 

ロール 

帯状の研磨布紙の形状による呼称。 
(JIS R 6251,JIS R 6252及びJIS R 6253参照) 

abrasive rolls 

3017 

ラップジョイ

ント 

研磨ベルトの接合方式の一種で,重ね合わせて接着接合するタイ
プ。 
(JIS R 6256参照) 

lap joint 

3018 

バットジョイ

ント 

研磨ベルトの接合方式の一種で,突き合わせて裏当材によって補
強し,接着接合するタイプ。 
(JIS R 6256参照) 

butt joint 

3019 

基材 

研磨布紙などの研磨材を保持する布紙類。 
(JIS R 6251,JIS R 6252,JIS R 6253,JIS R 6255及びJIS R 6256
参照) 

backing 

3020 

接着剤 

1. 塗装用接着剤…研磨材を基材に接着する組成物。 
2. 接合用接着剤…研磨ベルトなどの接合部を接着する組成物。 
3. 裏打用接着剤…スパイラル形円筒研磨スリーブの裏打ちに使用

する組成物。 

(JIS R 6251,JIS R 6252,JIS R 6253,JIS R 6255及びJIS R 6256
参照) 

adhesive 

3021 

坪量 

研磨紙及び耐水研磨紙の基材に用いる紙の面積1平方メートル
(m2)当たりの質量をグラム(g)で表した値。 
(JIS R 6252及びJIS R 6253参照) 

grammage, 
basis weight 

3022 

周長 

研磨ベルトの回転方向の長さ。 
(JIS R 6256参照) 

peripheral length 
 

3023 

伸び率 

研磨ベルトの一定荷重時における伸びの度合い。 
(JIS R 6256参照) 

elongation 

percentage 

3024 

耐水性 

耐水研磨紙,耐水研磨布ベルト及び耐水研磨紙ベルトの水浸にお
ける研磨材の離脱の度合い。 
(JIS R 6253及びJIS R 6256参照) 

water resisiting 

property 

3025 

柔軟性 

研磨布紙の曲げに対する柔らかさの度合い。 
(JIS R 6251,JIS R 6252,JIS R 6253及びJIS R 6256参照) 

flexibility 

3026 

回転試験 

研磨ディスクの回転の速さに対する安全度を測定する試験。 
(JIS R 6255参照) 

注記 この定義は,研磨布紙の回転試験の定義であり,番号

2032に定義する“といし”の回転試験とは異なる。 

rotation test 
 

background image

R 6004:2010  

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2) 記号及びその定義 

番号 

記号 

定義 

3101 

褐色アルミナ質研磨材の記号。 
(JIS R 6251,JIS R 6252,JIS R 6253,JIS R 6255及びJIS R 6256参照) 

3102 

Aw 

1. 研磨紙の基材の坪量による種類を示す記号で,基材の坪量が95 g/m2未満のもの。 
2. 耐水研磨紙の基材の坪量による種類を示す記号で,基材の坪量が110 g/m2未満のも

の。 

(JIS R 6252及びJIS R 6253参照) 

3103 

AZ 

アルミナジルコニア研磨材の記号。 
(JIS R 6251,JIS R 6252,JIS R 6253,JIS R 6255及びJIS R 6256参照) 

3104 

黒色炭化けい素質研磨材の記号。 
(JIS R 6251,JIS R 6252,JIS R 6253,JIS R 6255及びJIS R 6256参照) 

3105 
 

Cw 

1. 研磨紙の基材の坪量による種類を示す記号で,基材の坪量が95 g/m2以上,140 g/m2

未満のもの。 

2. 耐水研磨紙の基材の坪量による種類を示す記号で,基材の坪量が110 g/m2以上,150 

g/m2未満のもの。 

(JIS R 6252及びJIS R 6253参照) 

3106 

Dw 

1. 研磨紙の基材の坪量による種類を示す記号で,基材の坪量が140 g/m2以上,200 g/m2

未満のもの。 

2. 耐水研磨紙の基材の坪量による種類を示す記号で,基材の坪量が150 g/m2以上のも

の。 

(JIS R 6252及びJIS R 6253参照) 

3107 

Ew 

研磨紙の基材の坪量による種類を示す記号で,基材の坪量が200 g/m2以上のもの。 
(JIS R 6252参照) 

3108 

けい石の記号。 
(JIS R 6252参照) 

3109 

ガーネットの記号。 
(JIS R 6251,JIS R 6252及びJIS R 6256参照) 

3110 

GC 

緑色炭化けい素研磨材の記号。 
(JIS R 6251,JIS R 6252,JIS R 6253,JIS R 6255及びJIS R 6256参照) 

3111 

HA 

解砕形アルミナ研磨材の記号。 
(JIS R 6251,JIS R 6252,JIS R 6253,JIS R 6255及びJIS R 6256参照) 

3112 

PA 

淡紅色アルミナ研磨材の記号。 
(JIS R 6251,JIS R 6252,JIS R 6253,JIS R 6255及びJIS R 6256参照) 

3113 

WA 

白色アルミナ研磨材の記号。 
(JIS R 6251,JIS R 6252,JIS R 6253,JIS R 6255及びJIS R 6256参照) 

R 6004:2010  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A 

(参考) 
参考文献 

a) 研削材及び研磨材 

JIS R 6001 研削といし用研磨材の粒度 

JIS R 6010 研磨布紙用研磨材の粒度 

JIS R 6111 人造研削材 

JIS R 6130 人造研削材のかさ密度試験方法 

b) といし 

JIS R 3414 ガラスクロス 

JIS R 6210 ビトリファイド研削といし 

JIS R 6211-5 結合研削材といし−寸法−第5部:立軸平面研削用及び対向二軸平面研削用研削とい

し 

JIS R 6211-7 結合研削材といし−寸法−第7部:卓上及び床上グラインダにおける一般用研削とい

し 

JIS R 6211-9 結合研削材といし−寸法−第9部:超重研削用研削といし 

JIS R 6211-10 結合研削材といし−寸法−第10部:ホーニングといし及び超仕上げといし 

JIS R 6211-11 結合研削材といし−寸法−第11部:手研ぎといし 

JIS R 6211-12 結合研削材といし−寸法−第12部:ストレートグラインダにおけるばり取り用研削

といし 

JIS R 6211-13 結合研削材といし−寸法−第13部:バーチカルグラインダにおけるばり取り用研削

といし 

JIS R 6211-14 結合研削材といし−寸法−第14部:アングルグラインダにおけるばり取り及びきず

取り用研削といし 

JIS R 6212 レジノイド研削といし 

JIS R 6213 レジノイドオフセット研削といし 

JIS R 6214 レジノイド切断といし 

JIS R 6215 ゴム切断といし 

JIS R 6216 ナット付ディスク形及びナット付リング形研削といし 

JIS R 6217 軸付といし 

JIS R 6218 セグメント研削といし 

JIS R 6219 マグネシア研削といし 

JIS R 6240 研削といしの試験方法 

JIS R 6241 研削といしの最高使用周速度 

JIS R 6242 結合研削材といし−一般的要求事項 

JIS R 6243 結合研削材といし−研削といしの静的平衡度試験 

JIS R 6244 結合研削材といし−寸法許容差及び振れ公差 

10 

R 6004:2010  

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

c) 研磨布紙 

JIS R 6251 研磨布 

JIS R 6252 研磨紙 

JIS R 6253 耐水研磨紙 

JIS R 6255 研磨ディスク 

JIS R 6256 研磨ベルト 

JIS R 6257 円筒研磨スリーブ 

JIS R 6258 軸付研磨フラップホイール 

JIS R 6259 フランジ形研磨フラップホイール 

JIS R 6261 研磨フラップディスク