R 3203:2017
(1)
追補1のまえがき
このJIS R 3203の追補1は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣
がJIS R 3203:2009を改正した内容だけを示すものである。
JIS R 3203:2009は,この追補1の内容の改正がされ,JIS R 3203:2017となる。
日本工業規格 JIS
R 3203:2017
型板ガラス
(追補1)
Patterned glass
(Amendment 1)
JIS R 3203:2009を,次のように改正する。
箇条4(種類)に5ミリを追加し,次に置き換える。
4
種類
種類は,厚さによって次の5種類とする。
a) 2ミリ
b) 3ミリ
c) 4ミリ
d) 5ミリ
e) 6ミリ
箇条5(品質)の表1(型板ガラスの品質)の切り口欠点の品質欄に5.0 mm(5ミリ厚さ)を追加し,次
の表に置き換える。
表1−型板ガラスの品質
項目
品質
模様不良
顕著な模様不良があってはならない。
泡
最大外径
2.0 mm 以上
5.0 mm 未満
5.0 mm 以上
10.0 mm 未満
10.0 mm 以上
許容個数
6.0×S a)
3.0×S a)
0
異物
最大外径
2.0 mm 以上
3.0 mm 未満
3.0 mm 以上
許容個数
1.0×S a)
0
点状欠点密集度
径が5.0 mm以上の泡及び径が2.0 mm以上の異物について,2個以上の泡と泡,
異物と異物,又は泡と異物との距離が150 mm以上とする。
線状・帯状欠点
目視で識別できるものがあってはならない。
ひび
目視で識別できるものがあってはならない。
切り口欠点
切り口の欠け,はま欠け,つの,そげ,逃げなどの形状欠点(図1参照)は,
ガラス板の面に垂直に見るときの切りすじ線からの偏差が,次の値以下とす
る。
2.0 mm(2ミリ厚さ),3.0 mm(3ミリ厚さ),4.0 mm(4ミリ厚さ),5.0 mm(5
ミリ厚さ),6.0 mm(6ミリ厚さ)
2
R 3203:2017
表1−型板ガラスの品質(続き)
注a) 表中の計算式において,Sは,m2を単位とするガラス板の面積であり,JIS Z 8401によって
小数点以下2桁に丸めた数値とする。
泡及び異物の許容個数は,Sに係数を乗じて得られた値の小数点以下を切り捨てた整数値
とする。
6.3(厚さ及びその許容差)の表2(厚さ及びその許容差)の種類欄に5ミリ及び厚さ欄に5.0を追加し,
次の表に置き換える。
表2−厚さ及びその許容差
単位 mm
種類
厚さ
許容差
2ミリ
2.2
±0.3
3ミリ
3.0
4ミリ
4.0
±0.4
5ミリ
5.0
6ミリ
6.0
±0.5
6.4(長さ及び幅並びにその許容差)の表3(長さ及び幅の許容差)の種類欄に5ミリを追加し,次の表に
置き換える。
表3−長さ及び幅の許容差
単位 mm
種類
許容差
2ミリ
+1
−2
3ミリ
4ミリ
5ミリ
6ミリ
±2